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真鍋ラスの倉庫
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堕天使ヨハネ、最も恥ずかしき堕天の刻

 昼下がりの廊下に、突如として鋭い音が響いた。

ギュルルルルル……ッ!

 善子の下腹部を容赦なく掻き回すような衝撃音。彼女は反射的に制服の上からお腹を押さえ、壁に寄りかかる。

「くっ……!こ、これは……堕天の儀式に課せられた、試練……だというのっ……!?」

 歯を食いしばり、目を見開きながら必死に“ヨハネ”を演じる。だが、その声は震えていた。額からは大粒の汗がダラダラと流れ落ち、頬は赤く染まり、目尻には涙が滲んでいる。

キリキリッ……ズキズキッ!

「ぅぐっ……!だ、誰か……リトルデーモン……力を……!」

 絞り出すような声はもう芝居ではなく、苦しみに追い詰められた少女のものだった。

 廊下にひとり、善子の呼吸だけが響く。

ハァッ……ハァッ……!

「ち、違うのよ……ただの……お腹痛じゃ……っ。ヨ、ヨハネは……そんな弱くない……!」

 自分に言い聞かせるように必死で言葉を紡ぐ。しかし次の瞬間、彼女の顔は耐えきれず歪んだ。

「い……痛い……ほんとに……やばい……!」

 その声は、もう“ヨハネ”ではなかった。弱々しくも必死に堪える少女――津島善子の素の声が、空気を震わせていた。

 狭い個室の中、和式便器にしゃがみ込んだ善子の顔は真っ赤に染まり、額からは滝のような汗が滴っていた。

制服のリボンは乱れ、両手はお腹を押さえながら、かろうじて姿勢を保っている。

ギュルルルルル……ッ!

 鳴り響くお腹の音と同時に、堰を切ったように下腹部から勢いが迸る。

「ビチビチビチッ!バシャァッ!」

 茶色く水っぽい下痢が激しく便器へと叩きつけられ、その音が狭い個室に反響した。

「くっ……!こ、これは……ヨ、ヨハネに課せられし……堕天の試練……っ!」

 必死に“ヨハネ”を演じようと声を張り上げるが、その声は涙声に震えていた。

息は荒く、「ハァッ、ハァッ……!」と乱れ、頬を伝う冷や汗が制服を濡らす。

「ジュルルルルルッ……!ボチャッ!ボチャンッ!」

 途切れることなく流れ出る下痢の音が止まらない。

その度に善子の身体はびくんと震え、両膝は力なく震えていた。

「ぅぐっ……だ、誰にも見られちゃ……だめ……!リトルデーモンに知られたら……っ」

 声に混じるのは羞恥と恐怖。いつものように格好つけて「ヨハネ」と名乗ろうとしても、下痢の奔流は彼女から余裕を奪っていく。

「よ、善子じゃない……!ヨハネ……なのに……こ、こんな……!」

 必死に否定を口にするが、声は涙に濡れて弱々しかった。

個室の中には、絶え間なく続く排泄音と、少女の荒い呼吸、そして嗚咽が入り混じっていた。

「ビチビチッ!バシャバシャッ!……ジュルルル……!」

「い……痛い……もう……止まらない……っ」

 それは“堕天使ヨハネ”の言葉ではなく、腹痛に苦しむひとりの少女――津島善子の、本当の声だった。

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