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真鍋ラスの倉庫
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上原歩夢、限界の廊下

 虹ヶ咲学園を代表して、歩夢は近隣の他校にやってきていた。合同で行うスクールアイドルの交流会、会議室での打ち合わせは緊張感に包まれていたが、歩夢は慣れない校舎の雰囲気に胸をときめかせていた。

「えっと……今日はよろしくお願いしますっ」

にこやかな挨拶をしてから数分。ふいに腹の奥で不穏な音が鳴った。

ギュルルル……ッ!

「……っ!」

 歩夢は小さく息を呑み、両手で制服の上からお腹を押さえる。冷たい汗がこめかみを伝った。

「う、うそ……。さっきまでは平気だったのに……」

 会議室の空気を乱さぬよう、椅子からそっと立ち上がり、周囲に頭を下げて退出する。だが、慣れない校舎は迷路のように複雑で、どこにトイレがあるのか分からない。

 廊下に出ると、腹痛が鋭く波のように押し寄せてきた。

ズキン……ズキン……!

「だ、だめ……っ。早く見つけなきゃ……」

 息を荒げ、小走りで廊下を進む。しかし見つかるのは教室ばかりで、トイレの案内板はどこにも見当たらない。

 脚が震え、思わず壁に手をつく。

「えっと……えっと……! どこ……? 誰か……」

 胸の前で指をそろえて、必死に深呼吸するが、便意の波はさらに激しくなっていく。

ギュルルルルルル……ッ!!

「うぅ……もう……もう限界……っ」

 瞳にはうっすら涙がにじむ。普段なら侑が「大丈夫だよ、歩夢」と励ましてくれるのに、今は一人きり。慣れない場所で、不安と羞恥と焦りが胸を締めつける。

「侑ちゃん……見ててね……。私……がんばるから……っ」

 痛みに歯を食いしばり、再び廊下を駆け出す歩夢。制服の袖をぎゅっと握りしめながら、必死に一歩一歩を刻む。

 ――どこかに必ずある。そう信じて。

 歩夢は長い廊下を必死に駆け抜けていた。スクールアイドルの合同打ち合わせに来ていたものの、急激に襲ってきた腹痛は、容赦なく彼女の身体を支配していた。

「うぅ……っ……だめ……っ、もう、限界……っ……!」

 頬は紅潮し、冷や汗が首筋を伝う。制服のスカートが小刻みに揺れるたび、抑えきれない便意が波のように押し寄せてきた。

 あと少し、角を曲がればきっとトイレがある——そう信じて歯を食いしばる。だが、身体の奥で鳴り響く音が、無情にその望みを打ち砕いた。

ギュルルルルル……ッ! ビチャァッ……!

「や……だっ……! いやぁ……っ!」

 次の瞬間、歩夢の力は抜け、下半身から熱くてとろとろした緩いものが一気に広がった。下着の布地を押しのけて、泥水のような下痢がじゅるじゅると漏れ出していく。

ジュルルルル……ビチョォ……ポタッ、ポタポタ……

 腿をつたって茶色い筋が滴り落ち、廊下の床に汚れが広がっていった。

「いや……っ……やだ、やだぁ……っ……!」

 背中を壁に押しつけるようにして、必死に涙を堪える。スカートの下、ぬるりとした感触がまとわりつき、歩夢は羞恥と絶望に震えた。

「侑ちゃんに……がんばるって……言ったのに……っ……こんなの……見せられないよ……」

 震える声で呟く。普段は誰よりも前向きに、一歩ずつ夢へ進むことを大切にしている彼女にとって、この惨状は耐えがたい屈辱だった。

 しかし、容赦なく続く腹痛が、なおも彼女を襲う。

グシュルルルッ……ジュルジュル……ッ!

「ま、まだ……出ちゃう……っ……お腹……痛いよぉ……」

 涙目のまま壁にすがり、歩夢は自分の足元に広がる惨めな現実を見つめるしかなかった。

上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下 上原歩夢、限界の廊下

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