まだ若い自分が、そんなに話したこともない兄に言う。ぼくは人生の半分を自分に才能があると思って生きてきた。だからこれからの半分をどうして過ごせば良いのか解らない。 兄は答えなかったが、それでも、才能なんかなくても、メシくらいは食えるさ、と思った。だが実際はこれで、なかなかに苦しい。 二ヶ月の労働が少なくとも二ヶ月の対価にならなければ赤字、火の車だ。それは避けたい。でもやりたいことをぼくはやりたいし、やりたくないことをしたくない。やりたくないことをしたことと、やりたいことをし過ぎたせいで病気になってしまったのだけど。 単行本はそんなに売れてない気配がある。刷り5000部で支払いは翌々々々月というありていに言って借金の返済がなければ後悔しか残らない本になってしまった。あの中にはいくつかのお気に入りがあって、面白いものになったと思うのに。だからそれが才能がないということなのか。 兄たちとぼくは三人で狭いが新築のマンションに住んでいた。夢の話だ。三人揃っていた頃はぼくはまだ小学生で、ボロボロの公団団地に住んでいた。新築のマンションに兄は満足そうだった。ぼくもこのくらいでいい。いやマンションではなく、手持ちの才能に見合った程度のものでいい。 ということで https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ248385/ 出来れば買ってあげて下さい。宣伝してあげて下さい。そんなには面白くないかもしれないけれど、ラストはとても良いものになるはずですから。
秋葉凪人
2019-03-14 04:16:21 +0000 UTC11-47【イイヨナ】
2019-03-14 04:00:28 +0000 UTC