「アイス食べたい」
近寄ってくる女の子は、しろちゃん。
実はしろちゃん、元は“猫”である。
ミーちゃんと同じく、猫として亡くなった後、人の姿で生まれ変わったらしい。
どうしてそんな彼女がこの家に住まうことになったのか。
詳しく語りたいが、今はそれどころじゃない。
なぜなら。
「じゃなくて!!普通に服着てアイス持ってくればいいでしょ!?」
「暑い」
「冷凍庫のアイス好きに食べて良いから!服着なさい!!」
「パパのがいい、イチゴそれ最後の一個」
しろちゃんの視線は、俺が手に持つイチゴのアイスキャンディーに注がれる。
しろちゃんはなぜか俺のことをパパと呼ぶ。まあ、俺が老け顔だからかもしれないが...
「コンビニで買ってきたら?ちゃんと服着て行くんだよ」
むっ。
「りうちゃん呼んでいい?」
「すみませんでした絶対にダメです」
(こんなところを見られたら...)
想像するだけで悪寒がする。
「それだけは何卒!どうかりうちゃんだけは...!!」
「じゃあ、パパのアイス。あーん」
「わ、わかった!食べたらちゃんと服着るんだぞ!」
「うん(コクコク)」
「じゃあ...はい、あーん」
「あーん」
ぺろっ。
「おいしい?」
「おいひい〜」
ぺろぺろ...れろれろ...
「あ、あのちょっとしろちゃん?」
「ん?」
いや、なんていうかこう、多分に色気がある気がするんだけど...
...んっ...じゅるっ、ちゅぱっ。
こ、これは...
「...んっ」
エロい(確信)
「どこで身に付けたの!!そんな食べ方?」
「ミー師匠に」
「え?」
「『上目遣いでこうやって食べると、おにいさん何でも言うこと聞いてくれるにゃん♡』って教えてもらった」
....あの小娘。
「んっ...んっ....んぅっ!!」
「ちょ、ちょっとしろちゃんいきなり激しい!?」
「んくっ...ぷはぁっ!」
「...あの」
「ん?」
「これも?」
「『このくらいしておけば、1週間は手のひらで転がし放題にゃんwww』って」
...あの小娘!!
「ミーちゃんは帰ってきたらお仕置きだな」
「えっちな?」
「違うわっ!!」
じゅる...ちゅぽっ...。
「んー、最後のあま〜い一滴まで...ごっくん♡」
「...」
「あのね、えーと...」
「うん」
「パパの...とってもおっきくて、美味しかったにゃん♡」
...あの金髪小娘がぁぁああっ!!!