反転-後編-
Added 2019-02-13 15:36:51 +0000 UTCラウルは走っていた。自分の師である人物の元へ。 先程、ラウルは村の教会にて自分の職業を知った。職業は何も書いていないステータスボードに司教がその人物の鑑定結果を念によって書き写すものであり、本人が他言しなければ司教でさえ分からないものとなっていた。ラウルは書き写されたステータスボードを貰い、ワクワクしながら見ると衝撃の職業がそこに刻まれていた。家族にはひとまず剣士であったと嘘を付き、ラウルはマイトの元へと、どうするべきか聞く為にすぐに家を飛び出した。だが、その判断は世界にとって最悪の運命を辿るものだとは知らずに... 大きくバタンと音を鳴らしてマイトは小屋の扉を開く。 「師匠!!」 大きな声を上げたがマイトの声が虚しく響くだけだった。出掛けているのかと思いとりあえず小屋の中へと踏み込み、部屋をすこし歩くと後ろから聞き馴染みのある声が聞こえる。 「マイト、どうした?」 その声に反射的に振り返るとそこにはその馴染みのある声とは一致しない姿の人物がいた。 「し...しょう...?」 髪と目の色は違ったがそこには確かにマイトの師匠が立っていた。 「その髪...その目...しかも腕...どうしたんですか...?」 「あぁ...これね...そんな事より今日は待ちに待った15歳の誕生日だろ?教会には行ったのか?」 マイトは自分の容姿についてはフッと笑みを浮かべて誤魔化し話をすり替える。 「そうだよ!師匠!!俺...!俺...職業が、勇者って書いてあった...」 職業が勇者であった為、その話を振られると頭がそれでいっぱいになり、師匠の容姿の変化の事など頭から一瞬で飛んでいってしまった。そしてラウルは喜んでいるのか悲しんでいるのかぐちゃぐちゃに混じった表情を浮かべ、戸惑いながらマイトへと報告した。その報告にマイトは特に驚いた様子を浮かべるでも無く優しい笑みを浮かべ口を開いた。 「知ってたよ。ラウルが勇者って」 その言葉にラウルは驚きの表情を浮かべる。 マイトはそのまま気にせずに言葉を並べる。 「だから元勇者の仲間としてお前を立派な勇者に育てる為に師匠になった。だが、やはりその感じだとお前には身が重いかもな。オレが全て代わりに引き受けてやる。お前はオレの元でオレの言うことを聞いていればいい」 マイトは真っ赤な瞳を光らせて手を前に翳す。 「ふんっ」 「なっ...!?か、らだが、うごかない...」 マイトは魔力を込めてラウルへと放ち動きを止めた。 「一体なに...を...」 「言っただろ。オレが新たな魔王としてこの世界を平和へと導くと。その為にはラウル、お前はオレの右腕として必要なんだ。今から改めて成人の、いや、新たに生まれ変わる為の儀式をしてやる」 「ししょう...やめてくれ...どうして...」 ラウルの目からボロボロと涙が零れる。もしこのまま逃げれたとしても自分は勇者としてこの新たな魔王と戦わなければならない。勇者として世界を救う為には倒さなければいけない相手。その葛藤がラウルの心を、強さを、鈍らせた。 そしてマイトは葛藤と魔法で動けないラウルへと近付き唇を重ねる。 「うっ...!!うん...あぁ...うん...♡」 驚きに目を見開くがすぐにトロンと目は垂れ下がり、惚けた表情へと変わる。唇を重ねた瞬間にマイトはラウルへと魔力を流して自分のモノにする下地を作り始める。ラウルの弱った心では抵抗すること無く、その流れる魔力を素直に受け止め全身へと巡らせていった。 マイトは更に両手でラウルを包み込み、掌からも魔力を流してそのスピードを加速させる。 「うん...あぁ...あん...はぁ...はぁ...」 「どうだ?気持ちイイだろ?もっと欲しくないか?」 「あぁ...うん...お、れは...」 「つまらない考えは捨てるんだ。お前はオレの言うことを聞いて気持ちヨクなる事だけを考えればいい」 マイトはそう言うと今度は股間を擦り付けて腰を揺らし始めた。 「あはっ!あっ!あぁ!スゴい♡気持ちイイ♡気持ちイイ♡」 「ほら?もっと気持ちヨクなりたいだろ?」 「なりたい!!もっと!気持ちヨク!」 「よーしいい子だ」 マイトはラウルの頭を撫でるとラウルも目を細めて犬のように甘え始める。またキスをしてやると今度は積極的に舌を絡めて更にラウルはマイトの魔力をその身に取り込んでいった。 マイトの手がラウルの尻へと移動し、その穴へと指で摩ってやるとビクンと体が震える。 「ほら、今凄い快感が走っただろ?もっと欲しくないか?」 「あぁ...スゴい♡ほしい!師匠ちょうだい!!オレ、もっと気持ちヨクなりたい!!」 「ほんと素直になったな。そんな良い子にはご褒美だ。仰向けに寝転んで足を上げろ。ケツの穴をこちらに見せるんだ」 ラウルはその言葉に期待をして、すぐ様ズボンとパンツを脱ぎ捨てて言われた通りの格好になる。マイトは指に魔力を込めて1本、2本と徐々に穴を慣らしてラウルの中へと更なる魔力を流していく。 「ふわぁ...あぁ...この感覚...何コレ...中から...すげぇ気持ちイイ♡」 ラウルは目をハートにさせて既にダラしない表情を晒し初めてケツの穴から異物を入れられるその快感に身を任せる。 「さて...こんなものか...」 呟くとマイトは勃ちあがった肉棒を取り出しその慣らした穴へと照準を合わせる。 「指だけでもそんなに気持ち良かったのか?でもそれ以上にオレのモノはもっと気持ちイイぞ」 「あぁ...!!そんなに太いの挿れられたら...!はやく!!はやく!!ほしい♡」 マイトはニィっと笑うと最早ケツマンコと化したその穴へと挿れる。 「アッ!アァ!キタァ♡」 ズドンと入るとラウルは初めて味わう史上の快感にその身を委ねアヘ顔を晒す。 パンパンと軽快な音を鳴らしながらマイトは腰を揺らす。ラウルもアンアンと喘ぎ声を遠慮なく出しながらその快感に身を任せる。 「あぁラウルのケツマンコすげぇ気持ちイイぜ。そろそろお前にたっぷりとオレの種子やるからナ。更に気持ちイイからよ」 「もっと...!気持ちイイ!!気持ちヨクなりたい!!ちょうだい!!はやくちょうだい♡」 「ラウルの望み通りくれてやるよ!イクッ!」 「ああっ!キタっ!気持ちイイ!キモチイイ!俺もイクッ!イグゥゥゥゥゥゥ!!」 マイトはラウルが射精を終えるのを確認するとヌプッと卑猥な音を鳴らしながらその立派に開発したケツマンコから肉棒を抜いた。 するとラウルの肉体に変化が起こる。 「ア"ッ!ガァッ!ア"ッ♡、ア"ッ、ア"ッ、ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!」 ラウルは全身に走る痛みと快楽に叫びながらその肉体を魔人に相応しいものへと変えていく。マイトとお揃いの真っ黒い角を見せ背中にも羽が生える。元から赤かった瞳は更に濃くなり輝きを増していき、黒かった髪は真っ白に変わった。健康な褐色な肌も病人の様に白く染まると魔人ラウルが完成した。 マイトはラウルのステータスを確認すると口角を釣りあげてラウルのステータス値とその姿に満足を示す。 「どうだ?最高の気分だろ?」 その問いにラウルは緩やかな笑みを浮かべる。 ラウル自身、魔人へと進化した事で前の様な活発な印象からはガラッと変わり、落ち着いた静かな雰囲気へと変化していた。 「うん...師匠、いや、マイト様。力が溢れてくるよ。感覚も凄い研ぎ澄まされてまるでボクじゃないみたいだ。勇者なんかよりもよっぽどいいよ。マイト様、ボクを魔人へと進化させてくれてありがとう。ボクは主であるマイト様に永遠の忠誠を誓います」 ラウルは跪いてマイトへと忠誠の言葉を述べる。その口調も姿も変わってしまったが人間の時の記憶はきちんと持ち合わせており、そしてマイトに対しての忠誠心は確かに植え付けられていた。 そのラウルの様子にマイトは最上の喜びを感じ世界が自分のモノになるのを確信した。 燃え盛る街。その街はつい先程まで世界最大の商業都市として栄えていたはずの場所だった。そこで1人の少年が真っ白な髪を持つ魔人へとボロボロの剣を持ち向かっていた。 「お母さんの仇だ!この魔族がぁぁ!」 その剣は勿論届くはずもなく、あっさりと弾かれる。 「まるで君は昔のボクを見てるみたいだ。勇気をもってボクに向かってきたご褒美に君をボクの下僕にしてあげるよ」 そう言ってラウルは少年の頭を鷲掴みにし、そこから魔力を流した。手を離すと少年は膝立ちのままボーッと虚ろな目を晒す。ラウルが股間から自分の一物を出し“舐めて”と一言言うと少年はソレをパクリと咥えて丁寧に奉仕し始めた。 「上手だね。じゃあもうイクから出てくるものを残さず飲むんだよ」 そう言うとすぐにラウルは射精をして、出てくるものを言う通りにゴクゴクと少年は飲み干していった。そして少年はその姿を変える。 「ガァッ!ウ"ゥゥ!!ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア」 叫び声が消え、変化した少年は己の姿に興奮を隠せず笑い声が漏れる。 「はぁはぁはぁ、ふふふ、ハハハハハハハハ!!何だよコレ!!最高じゃねぇか!!今なら何でも出来そうだぜ!!」 「無事に魔人へと進化出来て安心したよ」 ラウルが興奮冷めぬ少年だった魔人に声をかけるとその魔人はすぐ様落ち着きを取り戻し跪く。 「オレをご主人様の下僕に進化させて頂きありがとうございます!これからはご主人様の下僕として忠誠を誓います!!」 「ボクも立派な下僕を持てて嬉しいよ。じゃあ早速この火の海になった街を更に壊してきてくれない?生き残りは皆殺し、キミみたいに魔族として使えそうなのがいたら連れてきて」 「はっ!!」 魔人はすぐにその場から消え、その力を存分に振る舞いに行った。遠くからは笑い声が聞こえ、更なる悲鳴が空に響いていた。 「ラウル、流石だな。いい部下も出来たみたいだしな」 いつの間にか後ろにはこの世界で恐怖の象徴として君臨する魔王マイトがいた。 「うん、マイト様。いい素材がいたからついね。それに命令通りこの街を破壊することがどれだけ大事かちゃんと分かってるから手は抜かないで徹底的に潰したよ」 マイトがラウルの隣に来ると2人の魔人は濃厚に舌を絡ませ始める。 「帰ったらちゃんと褒美をやるからな、楽しみにしとけよ」 「あぁ...ご褒美♡」 「じゃあオレはグラードの様子を見たらすぐに帰る。お前も早く帰ってこいよ」 「はっ!」 ラウルは手を胸に当てて頭を下げ、股間を膨らませて主を見送った。 この世界はそれからも急速に変わっていった。新たな魔王とその右腕とも呼ばれる真っ白な髪が特徴の魔人によって。世界の人々は勇者を待った。いずれ必ず世界を救ってくれるはずだと。だが世界に1人だけ存在するその職業の人物はもう既にいないことを知る人類は誰もいなかった...