悪から正義へ -前編-
Added 2019-02-25 12:13:31 +0000 UTCこの世界には超能力に目覚める人が偶にいる。でもそれがいつも正しく使われるとは限らない。この世には正義と悪があるのだから。それを人助けに使う人もいれば、私利私欲の為に使う人もいる。そしてこの世界には悪の組織がある。ということは必然的に正義のヒーローが出てくる訳だ。でもこの世界では悪の組織の数が多過ぎてヒーローの数が足りていない。皆超能力に目覚めるとやっぱり私利私欲のために使ってしまうのだ。それでもヒーロー達は頑張って耐えている。さすがヒーローだ。なので正義のヒーローは世界中から愛されている。尊敬されている。憧れられている。 そしてそんな僕も正義のヒーローに憧れる1人だ。 僕の名前は荻野匠(おぎのたくみ)。どっちかと言うと気弱なただの青年だ。でも少し普通じゃない事はある。僕は男が好きだ。ライクもラブも含めて。今は高校生だけど、まだ誰にもバレてない。まあ誰にも言えない。 僕はよく妄想をする。僕の都合のいいように。僕がヒーローになってとか。クラスの誰かをオカズにしたりとか。あのヒーローと僕がウフフな関係だとか。 僕はそんな妄想をよくする少し普通じゃないヒーローに憧れるただの高校生だった。 それは突然、神様が言った。 「貴方に眠る力を呼び起こします。それは貴方の潜在的に潜む力で私もその能力は分かりません。ですが、大きな力であるのは確かです。それでヒーロー達を助けてあげて下さい。この世界には悪が多過ぎです。流石に私が直接介入する事は出来ないので大きな力が眠る貴方に頼ることになってしまいました。こんな勝手なお願いをするのです。何か一つ叶えられる範囲で望みを叶えましょう」 ほんとに突然だった。妄想し過ぎて現実とごっちゃになったかと思ったがすぐに神様に突っ込まれてしまった。心を読んだらしい。 僕は落ち着いてお願いを考えた。そしてそれはすぐに閃いた。僕の最近の悩みだ。でもこんな事でいいのかと思ったが言ってみた。 「絶倫にして!」 そう僕は高校生。青春期真っ盛りなのに何故か性欲があまり無い。そして射精してもその量がお粗末だ。なのに立派に大きい一物は持っている。我ながら勿体無いとずっと思っていた。いくら自分好みのオカズを掻き集めても興奮してもでかく勃起しても何とも言えなかったのだ。1発ですぐに疲れてすぐに終わってしまい、何とも言えぬ倦怠感。だからお願いしてみた。 そしたら 「いいですよ。そんな事でいいのですか?」 と、言われてしまった。 すると次の瞬間、体が一瞬キラキラと光を纏った。 そして神様は僕に 「この世界にはもうこれ以上関与出来ないのでよろしくお願いします」 と言って消えてしまった。奇跡の体験だった。 そして僕はまず能力の確認ではなく本当に絶倫になったかの確認を先に済ませて自分の目覚めた力を確認した。 僕の力は催眠術?のようなものだった。 勝手に手から炎が出たりとか身体能力が爆発的に良くなって壁伝いに走れたりとか期待してたのに何とも言えないこの地味な能力。兎に角、これで神様の言う通り悪人を懲らしめればいいのかな?でも身体能力が上がってない僕が戦闘に参加するとすぐにやられちゃうしな。どうしようか。そんな事を歩きながら考えているとちょうどそこに悪の組織っぽいやつが現れた。 「ははは!今日もヒーローは来なかったな!まあ他で手がいっぱいなのだろうな!今日も沢山暴れてやったぜ!さて、帰ると...うん?何だ、こんな所にまだガキが居やがった」 その男は真っ黒なライダースーツに同色のブーツと手袋、さらに顔もフルヘルメットで覆われていた。身長も高くガタイもいいため身に纏うライダースーツはより映えていた。 よし、取り敢えずコイツに試してみよう。 「おい、ガキ!金は持ってるか?俺の事は言わなくても勿論知ってるよな?今日は機嫌がいいから俺が満足出来るだけ持ってたら見逃してやるよ!持ってなかったら分かってると思うが死刑だ!ハハハハハ!」 あーコイツ、いかにもって感じだ。コイツしか見当たらないけどそこら辺の雑魚なのかな?下っ端なら基本集団行動な筈だし、新人?雑魚?それとも...まあ、名前だけでも聞いてみよう。 「あ、あの...貴方のお名前は...?僕、ニュースあんまり見なくて、有名な方とか分からなくて...」 「あぁ?お前俺様の事知らねぇーのかよ!?俺はビガンドに所属する幹部の1人、ピストンだ!」 ビガンドって結構大きい組織だし、ピストンって名前も知ってる!中々の大物だ...!こんなヤツだったのか...親指を自分に向けて凄い自信満々だなぁ。でも実験して見るには周りに誰もいない見たいだし丁度いい。 使い方はボヤっと頭の中にはインプットされてるけど1度も実際に使ったことないし、これでもしコイツに通じなかったらそれで僕もう終わりだな...その時は神様恨んでもいいよね? 僕は能力を発動させた。体から発せられる目に見えないオーラが空気を漂い広がっていく。それがピストンに触れるとさっきまでの威勢のいい様子は徐々に消え去り、ボッーと立ちすくみヘルメットで目線は分からないがシールドは僕を見る訳もなくどこか空虚を見つめていた。 コレは...成功かな...? 僕は恐る恐る声をかけてみる。 「聞こえますか...?」 「あぁ...聞こえる...」 よしっ!柄にもなく僕は思わずガッツポーズをしてしまった。 「とりあえずヘルメット脱いでもらっていいですか?」 「分かった...ヘルメット...脱ぐ...」 ピストンがヘルメットを脱ぐと虚ろな目をする無表情な顔が露になった。そして僕は思わずそのヘルメットの下の顔に驚き数秒見つめてしまう。若いな...僕と同じぐらいだよな...?口調だけだと粗いイメージがあったけど、虚ろな目に少しかかるくらいの黒髪ショートとその無表情顔は端整で落ち着いた雰囲気を醸し出していた。うん...いい男だ...。僕は慌てて邪念な考えを1度頭を振って取り除き、改めてピストンと名乗る青年に質問をする。 「君の本当の名前は?」 「中井弘輝(なかいひろき)...」 「どうしてビガンド何かに?」 「俺の家は貧乏で...でも能力に目覚めた時に力で全て思い通りいくようになって...金も困らなくなって...それでビガンドにスカウトされた...」 「君は本心で悪いことしてるの?罪悪感とかは無いの?」 「全てを力でねじ伏せるのは快感だし...罪悪感は無い...」 この状態でいろいろと質問したけど問題なく答えてくれた。さてと、ここからが本番。前段階は上手く行ったけど僕の本当の能力はここからだからこれで上手くいかないとヒーローの助けなんて出来ないと思う。イメージする。それを右手に集中させる。すると僕の右手が僅かに青紫に光る。その手を表情が抜けたピストンの額へと当てた。 僕の手を当てた瞬間、虚ろな目は白目になりビクビクと僅かに体を震わせて大きく口が開いた。 「ア"ッ...ア"...ア...ア"...ア"ッ...ア"...」 程よいタイミングで額から手を離すとピストンの表情に生気が戻る。 そしてすぐに僕の事を確認するなり姿勢を真っ直ぐに少し足を開き突然敬礼をし出した。 「総統閣下!!閣下のお陰で自らの過ちに気づき、正義に目覚める事が出来ました!これからは悪を許さない正義のヒーローを目指します!ですが、自分の今までの行った悪の数々は許されるモノではありません!どんな罰でも受ける覚悟であります!!閣下!どうか罰を!」 全てが突然の事で僕の頭が追いつかない。何を突っ込めばいい事か... 整理しよう。まず性格が180度こんなに逆転するとは驚いた。しかも軍隊補正が入ってる。これは僕の能力ではなく本人の性格上こうなったと言うことだろうか... 次に確かに悪い事は沢山してただろうが罰を与えてくれって一体何をすればいいのだろう?どんな罰を望んでるのだろうか? あと総統閣下って... 兎に角これでピストンは正義のヒーローになってくれたのかな? 「と、取り敢えず罰とかは置いといてピストンさんはこれからヒーローとして悪いヤツらと戦ってくれるんだよね?」 「はっ!勿論であります閣下!!」 「あと閣下はやめてくれない?一応荻野匠って名前があるから...」 「では匠様とお呼びしても!?」 「あぁ...うん...それでいいです...」 余りの勢いに負けて様付けを許してしまった。 「俺の事も敬称などいりません!!お好きなようにお呼びください!!」 「じゃあ取り敢えず弘輝って呼ばしてもらうね。それで弘輝は僕の力でどうなったの?」 「はいっ!俺は匠様に仕える正義のヒーローに生まれ変わりました!そしてヒーローであると同時に匠様を最も愛する男好きのホモ奴隷でもあります!!匠様!何でもご命令下さい!!」 そう言って弘輝はそのまま跪いて頭を垂れた。僕はピストンに正義のヒーローに生まれ変わること、僕を愛して従うホモ奴隷になることをイメージした。おおよそ僕が念じた通りになったけど、この僕に対しての忠誠心は少し暑苦しいというか。初めてにしては上手くいったとプラスに頭を切り替えて僕は弘輝のバイクに乗せてもらい、僕の叶わないと思っていた夢を叶える為にある場所に向かってもらった。 そうラブホテルだ。そこで何をするかはひとつしかない。部屋に入ると早速僕と弘輝は唇を重ねて、濃厚に舌を絡ませ合う。お互いに熱を感じあって気持ちイイ所を触り合う。弘輝はやっぱり慣れてるんだろうか、僕のツボを適切に狙ってくる。 「弘輝気持ちイイよ。やっぱりその慣れた手付きはいっぱい女の子としてたから?」 「はい...ですがもう自分は匠様を愛する奴隷。女なんてもう興味がないですしヤルことなんて無いですね」 「そう言ってもらえると嬉しいよ」 確かに僕が植え付けた思考であるが実際に言われると嬉しくてまた僕の股間が一段と膨らみを増した。 「うんっ...クチュ...クチュ...」 卑猥な音を立てて暫くキスを堪能すると今度は弘輝に四つん這いになる様に指示する。そしてまずは指をその穴の中へと入れるとホモ奴隷になった穴は既によく解れていて、その指をすんなりと飲み込んでいった。 「あぁぁ...あぁ...あ...」 初めて穴から挿れられるその感触に弘輝は目を細めて恍惚とした表情で吐息を漏らす。それに僕も昂ってしまい勃ち上がったチンコを躊躇い無く挿れた。 「あぁぁぁぁぁ!!匠様のチンコが俺の中に!!あっ、あっ、匠様と繋がってる!!嬉しいです!!あっ、気持ちイイ!気持ちイイ!!」 「うん、僕も、凄く気持ちイイよ...」 「あっ!匠様、の、チンコ、でっかくなった!あ、おく、つかれてる、あ、おとこと、ヤルの、スゴい、あ、あっ!」 それから何度も突いては弘輝の中へと僕の種子を撒き散らした。念願叶った初めての男とのセックスは僕を最上の幸福へと導き、行為を終えるとそのまま夢の中へと落ちた。 暫くしてから目覚めるとそこには服装を正した弘輝がいた。僕の体も丁寧に拭かれ綺麗になっていた。 「弘輝、今日はありがとう。本当に気持ちよかった。僕にとって最高の日になったよ」 「匠様にそのような言葉を頂けるなんて!!奴隷冥利につきます!!」 本当に今日は色々あった。神様からお告げがきて能力に目覚め、こんなにいい男を奴隷に出来た。本当に最高の日だ。でも神様のお願いもちゃんと実行しなければいけない。僕は弘輝に命令する。 今後は正義のヒーローとして活動する事。 そして悪の組織に所属する能力者がいたら必ず勝利して僕の元に連れてくること。 僕の命令を聞くと弘輝は快諾し、そして今日は解散となった。絶倫にはなったがまだ体力がそこまでついていけてなかった。 家に帰るとすぐ様自分の部屋へと行き、ご飯も食べないでそのまま眠りについた。さっき寝たにも関わらずやっぱり今日は精神的にも体力的にも疲れていたみたいだった。