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シカク
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鑑賞と干渉(おまけ)

6限目の英語の授業。朝のHRで映画鑑賞の為、視聴覚室にて行うと連絡があった。5限目が終わった休憩時間に、俺は友人とくだらない話をしながら視聴覚室へと移動していた。 「次の英語の授業、楽勝だな!」 「映画鑑賞かぁ。多分字幕だろ?」 「まあ、英語の授業だしそうだろな」 「6限目だし、俺絶対寝る自信あるわ」 「俺も俺も!つまんなかったら開始5分で寝る」 「観る時暗くするし余計だよな」 寝る寝る自慢をしていると視聴覚室に着いた俺達は、黒板に出席番号順に座るよう指示が書いてあったので、その通りの席へと座る。そしてチャイムが鳴る。 「授業を始めます」 チャイムと同時に英語担当の先生が入ってくる。俺達のクラスの担任でもある室井先生だ。スラッとした体型に、しっかりとした顔立ち。黒髪短髪の小顔で、ここが男子校ではなかったら女子からの人気が想像つくほどのイケメンだ。その上生徒思いで他の先生からの評判もいい。だが、俺は室井先生が見せる笑顔や態度が少し嘘くさくてあまり関わろうとはしなかった。なんか、違和感があるんだよなぁ。 「今日は朝に、突然の連絡ゴメンな。映画鑑賞という事だけど、今日で全部を観るのは時間が足りない。たがら授業を2回に分けて観てもらう。映画鑑賞だけどしっかりと耳を向けて英語を聞き、もっと身近なモノにして欲しいと思う。ちゃんと2回とも感想レポートも出してもらうから寝るんじゃないぞ」 室井先生の言葉に皆ブーイングをする。俺はワンチャン観たことある映画だったら寝る事が出来ると期待していが、室井先生が今から観ると言った映画は全く知らない作品だった。皆もポカンとしてる。知ってるやつ誰もいない気がする。そんな就寝タイムが無くなった俺を含めた皆はあからさまにガッカリした様子で映画を鑑賞する事となった。部屋が暗くなり、スクリーンに映像が映し出される。 オープニングムービーの途中、急に映像が歪む。 そして突然、蛍光色と白黒が混じった様な配色に円形の抽象的なスパイラル映像が視界を襲う。スピーカーからはピーとテストトーンのような大音量が耳を刺激する。 「あ"っ!あぁ!!」 「っあ!な"、ん"っ」 「ぐあっ!」 あちこちで聞こえる阿鼻叫喚の声。 何故か目を逸らせない映像と、耳を塞いでも聞こえる高音の正弦波。俺も例に漏れなく視覚と聴覚から脳を犯される。映像と音、どちらからの情報かは分からないが脳に叩き込まれ、刻まれる。 “従え” “お前は奴隷” “お前は兵士” “忠誠を誓え” “ご主人様に従うのが幸せ” “ご主人様に従うのは気持ちイイ事だ” 聞こえていた阿鼻叫喚の声はすぐに消えた。教室は静かになる。虚ろな表情で画面を見つめ、音を受け入れる。そして次に聞こえるのはボソボソと呟く声。そして俺も 「従う…、俺は奴隷…俺は兵士…、忠誠を誓います…、ご主人様に従うのは幸せ…ご主人様に従うのは気持ちイイ…」 繰り返し復唱していると体は段々と熱くなり、気持ヨクなってくる。股間が膨れ上がっているのが分かる。 だって気持ちイイ…出したくなってくる…射精したい…気持ちイイ…射精したら完成する…射精したら俺は… 「…イ"ッ、イグっ!」 腰を揺らし、股間が濡れる。快楽で頭が真っ白になる。でもすぐに、完成した意識が俺の脳内を再構築する。気持ちイイ。これが新しい俺の幸福。 完成した俺は立ち上がり、真っ直ぐな姿勢で待機をする。 他の皆も続々と立ち上がる。視聴覚室に青臭い匂いが蔓延する。それに俺はまた興奮する。全員が立ち上がると、映像は消え、音は鳴り止む。完成した俺とってあの映像も音も興奮材料なので少し残念だ。 部屋が明るくなり、室井先生、ご主人様のお顔がハッキリと見える。 「これからのお前達は俺の可愛い生徒でもあり、俺に従う兵士であり奴隷だ」 『はい!!』 「いい返事だ!後でスマホにさっきの映像を送る。お前達はそれをこの学校のヤツらに広めていき、俺の奴隷を増やしていってくれ。お前達も仲間が増えるのは嬉しいだろ?」 『はい!その通りです!!』 「このクラス、部隊のリーダーはお前だ」 そう言ってご主人様は俺に近付いて唇を重ねる。濃厚に舌を絡め、俺も嬉々として受け入れる。それだけで嬉しく勃起し、先程出したばかりなのに先走りがまた股間を濡らす。 「お前は1番初めに完成した優秀な生徒だ。頼んだぞ」 「はい!お任せ下さい!!」 選ばれた事で脳内は愉悦と快楽で支配される。 「まずはこの学校の支配からだ」 ご主人様の望みのために俺達は兵士として動き始める。ご主人様がこの学校を支配するのにそれほど時間は掛からなかった。


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