for/getting -中編-
Added 2021-05-08 12:32:36 +0000 UTC気付いたのは自分より身長が低い友達の頭の上に手を乗せた時だ。からかうのに“お前は相変わらず身長が低いな”というと何時もなら“うるせえ、まだ伸びるんだよ”とか言って反抗してくる筈なのに、一瞬ビクっと震えた後に“あぁ、そうだな…”とおとなしく受け入れたのだ。それからは誰が何と言おうと今では“俺は身長が低いからな”と言って肯定している。 そんな事があった一週間前。その不思議な友人の変化が引っ掛かり、誰かで一度試してみようと考え始めた。女の子でやると、もし何も無かった時に後々問題になるかも知れないので、男性で試すことにした。もし失敗しても、冗談や人違いと言えば逃げれる可能性が高いし、最悪の場合でも、まだ殴られるだけでめんどくさい事にはならないだろうと思ったからだ。食堂で誰でやろうかと考えていると、あの黒川広輝が目に入った。サッカー部エースでテレビの取材も受けるイケメンが俺の言いなりになるかもしれないと考えると、不思議と高揚感が湧いてきた。こんな気持ちは始めてだ。 俺は食堂を出ていく黒川の後を付けた。人気者の黒川が一人きりになるチャンスなんて出でくるのか?と、後を付け始めてから思ったが、そのチャンスはすぐに訪れた。それは講義が始まる数分前。友達に先に教室に行くように言った後、黒川は一人でそのままトイレへと向かった。俺はトイレに誰もいない事を祈り、深呼吸を一度してから追ってトイレへと入った。そしてその願いは叶う。中には黒川しかいなかった。 本当に自分に能力があるのか分からないのに、俺は何故か自信があった為、胸が高鳴り思わずにやけてしまう。そして、用を足し終わり手を洗う黒川の背後から俺はその頭を両手で鷲掴んだ。 「ぐぁっ…な、に、あ、ア”ア”ア”ア”ア”ア”」 黒川の脳に命令を書き込んでいくのをイメージする。 俺の言う事を聞くように 俺の命令に従うように 俺の事を愛するように 俺の奴隷となるように たっぷりと入念に。 鏡越しに見る俺は酷く笑顔だった。一方の黒川も白目を剥きながら脳の改変に苦しんでいるのかと思ったが、逆に感じている様子で興奮しているのが見て分かった。 「あ、あ…あ、あ…♡」 声が止み、完了だと判断した俺は頭から手を離す。 力が抜けた黒川はそのまま俺の方に倒れ、体重を預ける形となった。鍛えられた体を長く支えていられる力は俺には無い為、恐る恐るもすぐに黒川に声を掛けてみる。 「えーっと、黒川くん??」 俺の声に黒川はゆっくりと目を開け、俺を認識すると、開けた目を細めて優しい笑顔を見せた。 「あ…ご主人様…」 その言葉を聞いて俺は思わず乾いた笑い声が出てしまった。 本当にこんなマンガのような事があるんだと。 「すいませんご主人様。重いですよね」 黒川は俺の元から離れると向かい合い、トレイの床だというのに躊躇なく跪いた。 「俺はご主人様の手で変えて頂きました。これからはご主人様に従い、愛し、奴隷となり忠誠を誓います。ご主人様、俺を変えて頂きありがとうございます…」 俺は黒川のその姿にまだ少し付いて行けず、口を開けたまま、また乾いた笑いが出る。すると授業開始の合図であるチャイムが鳴り響く。 「く、黒川くん、授業出ないと行けないよね?」 「はい。授業はありますが大丈夫です」 「いや、授業でないと。しかも友達も待たせてるでしょ?」 「でも俺、折角ご主人様に変えて頂いたのに…」 悲壮感を漂わせるその姿は、まるで犬のようで垂れ下がる耳と尻尾が見えた。 「じゃあ取りあえず連絡先だけ交換しよ。また連絡するからさ」 「はい…」 返事には元気が無かったが、連絡先を交換出来るのが嬉しいのかスマホを取り出す動きは早かった。 連絡先だけ交換すると黒川と別れ、授業のない俺は大学内のカフェへと行き、一息つく。落ち着きホッとすると、急な倦怠感が体を襲ってきた。倦怠感の原因として思い当たるのはひとつしかなく、恐らく力を使った代償なのだろと推測する。熱が出たときのようなだるさに耐えながら、黒川にメッセージを入れる。 [今日部活?] 授業中だろうにすぐに返事がくる。 [はい!でも休みます!] [部活もちゃんと出て。終わったら大学の○○カフェにいるから来てくれる?] [もちろんです!終わったらすぐに行きます!] 俺は返事を確認すると、ひとまず安心をして目を閉じた。 「……人様、…ご主人様、ご主人様」 肩を揺すられ、静かに囁かられた俺は目を開ける。どうやら椅子に座ったまま眠ってしまったようだ。目を覚まし、声の正体を確認すると、そこに居たのは黒川だった。 「…ん、あぁ黒川、くん?」 「すいません。起こそうか迷ったんですけど、カフェがもう閉店時間らしいので…」 俺はその言葉で外が真っ暗な事に気がつく。どれくらい寝てたのだろうか。カフェで長時間寝るなんて、迷惑な事だっただろうといたたまれない気持ちになり、急いで支払いを済ませて店を出た。 「起こしてくれありがとう」 「いえ!俺は当然の事をしただけですよ!」 奴隷になってからの黒川の様子にまだ慣れず、どう反応すればいいのか戸惑ってしまう。 「そう…。この後予定大丈夫?」 「はい!大丈夫です!」 「あぁ…それと…さっきも思ったんだけど、外や人の目がある時は普段通りの口調で接してくれない?君が俺に敬語で、しかもご主人様とか言ってるとやっぱり周りの目が…」 「分かり…分かったよ。これでいいか郁哉?」 「うんそれで。名前で呼ばれるのはちょっと慣れないけど」 「俺も、その、俺の立場でお願い何てダメなんだが、俺も名前で呼んで欲しいなって…」 「そうだね、折角だし広輝って呼ぶよ」 「よっしゃ!ありがとうな」 「で、そういうのも含めて状況を整理したくて話をちょっと俺の家でしようか」 大学からは電車二駅の一人暮らしをする俺の家に着く。俺の家に行けるという事で広輝は家に着くまでずっと嬉しそうにしていた。道中、周りに聞かれても当たり障りの無い質問を広輝にしていた。現在広輝も一人暮らしらしく、大学から一駅いった所に住んでいる。つまりは、今向かう駅の一つ手前の駅に住んでいるという事だ。歳は俺と一緒の20歳。サッカーの推薦で今の大学に入学。この二つの情報は噂通りだ。彼女とは最近別れたらしく、現在はフリーらしい。だがそのおかげでサッカーに集中出来るが飲み会の誘いが多くなって困ってるそうだ。 そんな世間話も混ぜながら、話をしていると俺の家に着いた。 「どうぞ」 「お邪魔します!」 7畳1Kの部屋の中心にある小さなテーブルに向かい合い、お互いに腰を下ろす。 「やっぱ奴隷って本気なの?冗談とか罰ゲームじゃなくて」 「もちろんです!ご主人様のその手で俺は奴隷になる喜びを知ったんです」 うーん軽い気持ちで試すんじゃ無かったなぁ。どうしよか。こんな事ならかわいい女の子を奴隷にしたかったなぁ。背中にあるベットに体重を預け考えていると、広輝が顔を赤く染め口を開く。 「ご主人様、ご奉仕しましょうか?」 「え、えっと…」 「悩んでるご様子だったので出してしまえばスッキリするかなと思いまして」 「広輝は男でもイけるのか?」 「いえ、女の子しか経験はないです。でも俺はご主人様となら喜んでします。寧ろしたいです!挿れてもらっても大丈夫ですよ!」 広輝はよほど俺としたいのか、興奮気味に前のめりになる。そして俺との距離も段々近くなってくる。こんな風に変えてしまったのは俺だしなぁ。してもらうぐらいならいけるか。 …いや、そうだ。自分も変えたらいいんだ。こんな力があるんだし、自分もこの際変わろう。折角イケメンの広輝を奴隷に出来たんだし。また安易な考えで後戻りが出来ない事をしようとしてるのは分かっているが、何故かこうするのが正解のようが気がしてならない。まるでこの力が俺にそうするように誘導しているかのようだ。でも関係ない。俺は右手で額を掴み、力を発動させた。 バチンと一瞬、頭に電気が走る。 そして脳にレーザーのような物で直接言葉が刻み込まれるような感覚に陥る。だが、それに痛みや苦しさはなく、快感が身体を支配する。気持ちいい。脳に直接書き込まれているのに、とてつもなく気持ちいい。 男好きになり、強気な性格へ。それでいて冷静な判断が出来る奴隷の主人としてふさわしい器へと。 体も少し弄れるようだ。筋肉質な体へと変えて肉体的にも強くする。絶倫にして、いつまでも楽しめるように。そして頭の回転も速く回るように脳内も弄る。 快感と紐づけられた新たな価値観と肉体は絶対的に自分を縛り、変えられる事に喜びしか湧かない。 広輝もこんな気持ちだったのか。こんなことされれば、俺の奴隷にも喜んでなるはずだ。後で肉体と脳も改めて変えてやろう。 そして、俺自身の書き込みが終わり、俺は変わった。 「ハハ…」 「ご主人様…大丈夫ですか…?」 「あぁ…」 広輝は俺の隣で心配そうな目を向ける。俺は自分の額を掴んでいた右手をそのまま広輝の顔へと移動させて鷲掴んだ。 「ガァッ…!グヒっ、あはっ…♡あぁ…♡」 すぐに広輝は受け入れ、書き換えられる事に快感を感じている。元々鍛えられた体を更に洗練された肉体へと。脳も弄り、頭を良くしてやる。 そうして俺の淫乱なホモ奴隷へと変えてやった。 「あぁ…、あぁ…あ、あ♡」 「改めて変えてやった感想は?」 「あぁ…すげぇ良かったです♡俺を二度も変えて下さりありがとうございます」 そのままうっとりとした顔をさせる広輝の唇を奪う。勿論広輝はそれを喜んで受け入れて、舌を絡め合う。あぁ、すげぇ、男とエロいキスするのすげぇイイ。唾を流し込んでやり、お返しに広輝の唾をもらう。しばらく吐息と唇が重なる音が響く。知った快感を充分に楽しむと、今度はお互いのチンコを貪り合う為にベットに移動してシックスナインの体勢へとなる。そうやって俺達は色んなことを試して溺れていった。だが、射精だけは我慢していたので二人とも既に先走りで股間は射精したかのように濡れていた。そろそろだと思い俺はケツを広輝の方へと向ける。広輝にローションを持ってこさせて、それを俺の穴へと垂らす。指を広輝に挿れさせて慣らさせていった。痛いかと思ったが改造の甲斐もあり、快感だけが体を走る。キスをせがみ、慣らされながらも舌を絡ませ更に感度を高めた。 「広輝、もう指はいいから、俺のここに、お前のくれよ…」 「はい…♡すぐに!」 広輝は俺の言葉に躊躇いなくその一物を穴の中へと挿れた。初めは挿れられた異物に違和感を感じたが、すぐにそれは快感へと変わり、思わず声が出てしまう。広輝の大きな一物は指の時には届かなかった奥にまで当たり、俺の体はビクビクと喜びで跳ね上がる。そしてぱんッぱんッと打ち付けられる音が卑猥に響き渡る。 「あっ♡んあっ♡あっ♡んんっ♡あ゛あっ…♡」 「ああ…♡ココがいいんですねご主人様♡」 「んあ…ッ♡あっ♡すごいぃ…♡あっ♡おれっ♡こうきでいっぱい♡もうイクっ♡こうきも、イって♡」 「っんあ♡ご主人様の中気持ちヨすぎですっ♡イクっ♡イグっ♡」 「んんん♡ん゛ん、イグっイグっ♡」 既に我慢していた身だったのて直ぐに限界は訪れてイってしまった。中に広輝のザーメンがどぷっと流されるのは気持ちよくて、目がチカチカして快感で意識が飛びそうになる。愉悦に微睡みながらも俺はまだまだ欲しくて、広輝を抱き寄せて囁く。 「もっとイケるだろ?まだ俺の中でデカいままだし、もっと突いてくれ♡」 「…っはい!喜んで♡」 そして俺達は再び溺れていった。 広輝を奴隷にしてからは毎日部活終わりにどちらかの家でセックスに溺れた。毎日毎日しても肉体を変えた俺達が体を壊すことも疲れを見せる事も無くなったので欲望のままに動いた。広輝は肉体を改造した恩恵がサッカーでも現れ、部活ではよりその存在感を増したそうだ。 学校生活では広輝は時間があれば俺とつるむようになった為、俺は多々嫉妬の目を向けられるようになってしまった。 そして事件は起きた。 広輝の部活終わりを狙ってメッセージを送りながら階段を降りていると、突然後ろから押され、俺は転がり落ちた。強化した肉体のお陰で特に大きな怪我は無かったが、流石に頭までは守れなかった。転がり落ちた俺は薄れる意識の中で慌てて走り去った男の顔を頭に焼き付ける。そうして俺はそのまま意識を失い、記憶も失った。 そして今。 俺のザーメンをごくんと飲み干した広輝が心配そうに様子を伺う。 「広輝、ありがとう。お前のお陰で全部思い出したよ。奉仕も良かったぜ」 俺は広輝の頭を撫でてやる。 「あぁぁぁ♡やっと思い出してくれたんですね♡」 「献身的な奴隷にご褒美あげないとな」 「俺は奴隷として当然の事をしたまでです」 「そんな遠慮するなよ。何が欲しい?それとも何をして欲しい?」 俺は歯を剥き出しにして、広輝を見つめる。 「あ、あぁ…♡じゃあ…ご主人様の中に、俺のモノを挿れたいです…」 「いいぜ。遠慮なくぶち込んでくれ」 その合図で俺達は1週間ぶりに快楽に身を任せた。 久しぶりに発散していたせいか、時計を見るともう日付が変わる時間になっていた。さすがにと思い終わりの一発をお互い放ち、そのまま二人で風呂へと駆け込んだ。狭い風呂の中でも一発ヤったのは仕方のない事だ。 簡単な食事を取り、シングルベットに二人で潜り込む。 寝る前に俺は食事の時に考えていたある事を広輝に聞いてみた。 「なぁ、奴隷を増やそうと思うんだけど、どう思う。広輝の正直な意見を聞かせてくれ」 俺が主人なんだから俺のやる事に反抗なんてしない事は分かっている。だが、こういう時の奴隷としての素直な意見を聞いてみたかった。 「ご主人様のする事に俺は従うだけですし、反対なんてもちろんしません。ただ、うーんそうですね、素直な意見と言われましたら思うのは、少し寂しいという事ですかね…」 「寂しい?」 「はい。同じ奴隷が増えるのは俺も嬉しいんですけど、ご主人様との時間が減ってしまうんじゃないかなって…」 その言葉に思わず笑みが溢れる。かわいいやつだ。まさかいつも人に囲まれている広輝にこんな一面があったとは。 「安心しろ。広輝は俺の最初の奴隷だし、記憶を戻してくれた献身的な奴隷でもある。他の奴隷が出来てもお前は俺の側近としてずっとそばに置いておくつもりだよ」 「あぁ…嬉しいです…ご主人様に最初に選んで頂いた俺は幸せ者です♡一生奴隷としてご主人様の側にいます」 目に涙を溜めながら広輝は股間も膨らませていた。狭いベットではソレが当たり、俺も膨らませてしまう。だが、今日は終わりと決めているのでこれ以上やるつもりはない。 「ちなみにオススメの奴隷候補とかいるか?」 一人すでに奴隷にしようかと思っている奴はいるが、記憶を失った際の広輝の献身的な姿と忠義の高さに追加のご褒美で俺兼広輝の奴隷としてあげてもいいかと思い、なんとなく聞いてみた。 「でしたら部活の後輩なんですけど大久保貴斗はいかがでしょうか?」 さすがは俺の奴隷だ。その人物に思わず笑ってしまった。