途中入社(おまけ)
Added 2021-06-18 10:36:27 +0000 UTCこの不景気の時代。俺は運良くとあるスポーツアパレルブランドの会社へと転職する事が出来た。前の会社はこの不況の波に抗えず、倒産してしまった。失業保険で食い繋ぎながら求人情報を見る毎日。元々営業職であった為、手広く色んな業界の求人を見ることが出来たが、逆に未経験でも足を踏み入れやすい職種だったのでライバルも多く、面接までいっても不採用通知を見ることしか出来なかった。そんな中、たまたま見つけたこの会社の求人。 ・平均残業時間1h以内 ・みなし残業も営業残業もなし ・給料よし ・ボーナスあり ・プライベートとのメリハリがついている ・アットホーム過ぎる環境 など、後半がの文字が少し心配だったが、好条件の求人に俺はすぐに食い付き、書類を送った。こんな好待遇なんだから、倍率も高く落ちるだろうと思っていたが、是非面接をしたいとの回答を得て、すぐに面接。そしてあれよあれよという間に内定を貰い、この会社へと入社する事が出来た。正直自分が他の人よりどこが良かったのか分からないが、この幸運に俺は大喜びした。 そして今日から俺の新生活が始まった。採用通知と共に始業である朝9時に本社ビルの応接室へと来るように指示されていたので、俺は8時50分頃に到着するように向かった。予定通り、俺は本社ビルへと辿り着く。HPなどで写真は見ていたが、実物の広大なビルに俺は驚く。本社は鉄骨2階建、延床面積約2000平方メートルのビルで、1階はほとんど生産や開発などの工場みたいな施設になっていて、事務や営業など俺が主に仕事場として利用するデスクワークなどは2階といった構造になっている。俺は何だか誇らしい気持ちでビルへと足を踏み入れた。迷うことなく応接室へと着いて待っていると、9時ちょうどに1人の先輩が現れた。 「おはようございます。君が今日から入社する小野家くん?」 「はい!そうです!小野家翼(おのいえたすく)って言います!本日からよろしくお願い致します!」 「そんなに畏まらなくていいよ。今日から俺たちは同じ会社で働く仲間なんだから。俺は青木馬白(あおきましろ)よろしくな。入社した人には最初にしてもらわなくちゃいけない事があるから、初日の研修だったり、それぞれの部署の挨拶はそれが終わってからするから、とりあえず付いて来てくれる?」 「はい!」 俺は元気よく返事するとそのまま青木さんに付いて行く。いい先輩そうだし、なんだか上手くやれそうだ。時々すれ違う人に挨拶をしても気さくに笑顔で返してくれる。そういった雰囲気といい、やっぱりこの会社の環境はいいのだろう。だが2つ気になる事がある。みんな首元から黒のコンプレッションウェアを覗かせて、スーツの下に着用しているようなのだ。しかもハイネックのタイプ。恐らく製造課の人だろうか、作業着姿の人も着ていた。まあそれは分かるのだが、スーツにはどうだろうか。着るとしてもハイネックだと変に目立ってしまう。現に俺も気になってしまっている。そういえば面接をしてくれた人もそうだった。緊張でその時はたいしてそこに気にはならなかったが。 あともうひとつ。女性の姿を見ていない。このビルに入ってから一度もだ。たまたまなのか、実際に1人もいないのか。だがこの時代にあり得るのあろうか。職種的にもいて問題ないはずだ。 そんな期待と疑問を持ちながら付いて行くと、目的の場所、更衣室に着いたようだ。 部屋に入ると青木さんからあの黒のコンプレッションウェアとスパッツを渡される。 「え…と…、これは…?」 「スーツ以外の下着は脱いでこれに着替えて欲しいんだ。この会社の社員はみんな、自社の商品をより良く知ってもらう為に着用義務があるんだよ。嫌かも知れないけどごめんね。制服だと思ってもらえれば」 聞いていない事だったが、低姿勢なお願いと昔部活をしていて着ていた事もあったので別に嫌でもないし、まあいいかと俺は笑顔で受け取った。 「社員に支給されるものは市販では売っていない特別なものなんだよ!」 「そ、そうなんですね!」 市販で売ってるものでないと意味ないのでは?と、口から出そうになったがグッと抑えて、俺はネクタイを外して上着を脱ぐ。 「あの…すみません…。これ、下着脱ぐって事はパンツも脱いでスパッツを直穿きするって事ですよね…?」 「うん、そうだよ」 いや、そんな笑顔で答えられても今から着替えるんだけど。 「すみません、でしたらすぐに着替えるので部屋の外で待って頂けませんか?」 「男同士だろ?気にしていたらこれからどうするんだ?」 どうするんだ?と言われても…。 「分かりました…」 俺は渋々諦めて、スーツを脱いでまずはコンプレッションウェアを着る。すると着た瞬間に意志を持つかのようにウェア自体が俺の体を締め付けて、更なる着圧を掛けてくる。だが、苦しいやキツいと言った不快感は無く、逆に快感だけが体を襲う。 「あっ…、うんっ…」 気持ち良さに思わず溜息のような声が出てしまい、思考も靄がかかったようになる。ウェアが与えてくれる快感に疑問を持つことなく身を任せ、気持ちイイという感情だけが支配する。 「さっ、スパッツも履こうか」 「あぁ…、はい…」 火照り出す体を動かし、パンツを脱ぎスパッツを受け取る。このスパッツも履いた瞬間に、プラスで着圧が掛かり、更なる快感が体を走る。快感で反り上がる一物も収められたスパッツの股間は膨れ上がり、段々とシミもでき、濡れていく。 コンプレッションウェアとスパッツだけを身に付けた姿となった俺の手は、乳首と股間へと向かう。膨れ上がった乳首が気持ちヨク、股間は触れるだけで脳に快楽物質が溢れ出す。そしてあっという間にイってしまった。するとウェアとスパッツは意志を持ったかのように俺の体を包み込んでいく。手も足も、そして頭も全てが黒く包まれた。そして耳と鼻と口からウェアの一部が入り、それは脳に辿り着き、脳までも黒く染め、俺の新しい価値観が快感と共に植え付けられていく。 お前は組織の戦闘員。 組織の為に働く奴隷。 総帥の命令は絶対。 全てを総帥に捧げろ。 組織と総帥に忠誠を。 組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。組織に忠誠を。総帥に忠誠を。 視界が再び明るくなる。それは同時に俺が戦闘員として完成した事を意味する。顔以外は全身タイツに包まれ、左胸には組織のロゴマークが刻まれた姿となった。とても誇らしい気分でとても気持ちイイ。このコンプレッションウェアもとい、戦闘員スーツは奴隷戦闘員の証であり、総帥への忠誠を意味する。 「歓迎するぞ、小野家戦闘員!」 俺は上司である青木戦闘員に声を掛けられ、すぐに拳を手に当てて敬礼の姿勢をとる。青木戦闘員ももちろん俺と同じ戦闘員姿なのだが、俺と違うのはその筋肉だ。スーツに浮かび上がる筋肉がとてもカッコよくて、エロい。俺も早くああならないと。青木戦闘員の姿に興奮してしまい、股間が勃ち上がってしまう。だが、それは恥ずかしいことでは無い。寧ろ、戦闘員として在るべき姿だ。 「ありがとうございます!!戦闘員No.286、別名個体小野家翼。組織の奴隷戦闘員として目覚めました!!総帥に忠誠を!全てを捧げます!」 「よし!これで研修は終了だ!もう頭に全て入ってるだろ?」 「はっ!!」 そして俺は戦闘員スーツの上からビジネススーツを着用し、更衣室を出る。 これからは会社の為に仕事に精勤し、定時に上がり、組織の為に任務を遂行していく。総帥に全てを捧げる人生。この会社に就職出来てすげぇ幸せだ。最高の転職の形。ここが俺の最終就職先だ。