深夜の繁華街。
飲み過ぎた主人公はふらつきながら歩いていた。
同僚達を見失い、一人になった主人公はスマホでタクシーを呼ぼうとするもバッテリー切れだった。
仕方なく駅まで歩こうとするも途中で力尽きてしまう。
ふと顔を上げると目の前には怪しげな看板を掲げた建物があった。
そこにはこう書かれていた。
―――あなたを最高の癒しで包みます―――
その建物は一見すると普通のバーに見える。
しかし無性に惹きつけられる何かがあり、主人公は思わず扉を開ける。
そこには驚きの光景が広がっていた……
まるで〇0代前半にしか見えない幼い少女達がステージ上でダンスを踊っていた。
くねくねと腰を振るたびにぷるんとした尻肉が揺れている。
その姿はあまりにも扇情的だ。
布面積の少ない衣装を身に纏い、露出した肌からは汗が滴っている。
「いらっしゃいませ♪Petit loversへようこそ♪ 当店のご利用は初めてですか?」
可愛らしい声で話しかけてきたのは黒髪ロングの少女だった。
彼女もステージ上にいた子達と同じように扇情的な格好をしている。
胸元が大きく開き谷間が強調されたデザインの服や光沢のある黒のマイクロビキニなどを着用しており、下半身には白いガーターベルトを身に付けていた。
どう見ても〇成年なのにこんな場所で働いていいのか?
そう疑問を抱いた主人公だったがそんなことはお構いなしと言わんばかりに少女は話を続ける。
「お客様はとってもついていますよ♪このお店は今日、5月5日だけ限定で営業しているんです」
そう言うと彼女は店内を見渡してみるように促す。
未成熟な身体を持つ少女たちが客の目を楽しませるために踊り続けている。
だがその仕草や表情は妖艶なものを感じさせる。
思わず喉を鳴らす主人公。
下半身が熱くなる感覚を覚えた彼は慌てて視線を外す。
黒髪の少女はそんな主人公の反応を見て優しく微笑む。
「ここは"そういう"趣向を持つお客様のみが入店できる特別な場所です。」
ぎくりと身を強張らせる主人公を見て少女はくすりと笑う。
そして妖艶な笑みを浮かべると耳元で囁いた。
「大丈夫ですよ♪ここのスタッフはもちろん成人済みですから♪」
まるで心を読んだかのような言葉に心臓が跳ね上がる。
動揺する主人公に対して彼女はさらに続ける。
「ドリンク代さえ頂ければステージは観覧自由となっておりますので是非楽しんでいってくださいね♪」
主人公は緊張しながらも席に着くことにした。
店内は薄暗くなっており、ところどころに置かれている間接照明のおかげで辛うじて周りが見える程度になっている。
ステージ上では数名の少女達が踊り続けていた。
全員が同じデザインの衣装を身につけているため見分けるのは難しそうだ。
そんな中、一際目立つ存在がいた。
それは先程案内してくれた黒髪ロングの少女だった。
他の子よりも頭一つ分背が低く、とても大人とは思えない体型であるにも関わらず堂々としている姿はとても魅力的だ。
視線に気付いた彼女がこちらに向かって微笑む。
どきりとして顔を逸らす。
その様子を見て彼女は口を開く。
その声色はどこか楽しげだ。
―――ねぇ、こっち見てくれませんか?―――
その言葉に反応するように主人公は少女の方を見る。
すると少女は目を細めて笑いかけてきた。
――私のこと、好きになってくれましたか?――
その問いに対し主人公は黙ってうなずく。
――嬉しいっ!じゃあ後で特別サービスしてあげますね♪――
特別なサービス…?
一体何をされるんだろう?
主人公は期待に胸を膨らませながら彼女のステージが終わるのを待つのであった。
◆
ステージ終了とともにアナウンスが鳴り響く。
『さあ皆さまおお待ちかねのスペシャルショータイムの時間だよぉー!』
司会役と思われる少女の声に合わせて店内BGMが大きくなる。
『スタッフに気に入られた方はこの後VIPルームにて大人の時間を過ごしていただきまぁす♡』
その発言の直後に歓声が沸き起こる。
VIPルーム……いったいどんなことをするのだろう?
周囲では女性スタッフたちが次々と客の下へと向かっている。
どうやら気に入った客がいれば逆指名ができるシステムのようだ。
「お待たせしました♪お客様の相手を務めさせていただくことになりました咲綾と申します♪よろしくお願いしますね♪」
やってきたのは先程の黒髪ロングの少女だった。
彼女は笑顔で挨拶をするなり主人公へ抱きついてくる。
貧相な身体ながらも柔らかい感触が伝わってくる。
密着したことで甘い香りが鼻腔をくすぐった。
思わず息を呑んでしまう。
そんな主人公の様子を見て彼女はくすっと笑うと耳元で囁く。
「さあ、奥の部屋へ行きましょう♪」
手を引かれるままに部屋の奥へと誘導されていった―――