
目次おくとこ(※関連、類似コンテンツ含む) これから増えるよ! ~関連~

◆ ――戦がはじまる。 第六魔王決戦都市。今、人類の命運をかけた決戦決闘。 コロシアムは異様すぎる熱気に包まれていた。 その熱気、年末に執り行いし格闘技、男の祭が如く。 観客席からは既に大量の流血沙汰が流れており、尋常ならざる気配が満ちていた。 「レディース&ジェントルメーーーン!ウェルカーーーーームトゥ...
序章
◆
――ロードレスが勝利。
第六魔王決戦決闘。
決戦都市の『ロードレス』と四天王の戦いは、ロードレスが勝利。
コロシアムは熱狂の渦に包まれていた。
「聖女様……この奇跡を、どうか讃えてください……! 勇者は……やはり……」
勝利を見たハーフプリーストは、感動を全身で表現するかのように祈った。
彼女の声は透き通るように清らかでありながら、深い感情に満ちていた。涙が頬を伝い、胸元に飾られた聖石に滴り落ちる。その聖石が歓喜を受けて煌めくさまは、まるで彼女の喜びそのものが神聖な輝きを放っているかのようだ。
「か、勝ちました……!」
ビキニアーマーを身に纏った踊り子冒険者の小柄な体が、歓喜に突き動かされるように躍り出た。
全身を使い、勝利の歓喜を表現するその踊りには、純粋で無邪気な輝きがあった。
彼女の笑顔は太陽のように温かく、涙さえ混じるほどの感動に満ちていた。その様子は、ただの祝福の舞ではなかった――それは恐怖から解き放たれた魂が歓喜に昇華する瞬間だった
ロードレスの嵐が、四天王を薙ぎ払い、彼女の心に覆いかぶさっていた暗雲が薙ぎ払われた。
彼の勝利は彼女にとって、心の鎖を断ち切る解放そのものだった。
「……勇者」
女戦士の手は自然と拳を握りしめていた。その感触は自分でも驚くほど熱を帯びていて、指先まで力が漲っているのを感じる。ロードレスの勇敢な戦いの一部始終を目の当たりにし、四天王を葬ると共に湧き上がった歓声。
。
血が沸騰するような感覚。胸の鼓動が激しくなり、息遣いが荒くなるたびに、彼女は自分の体が完全にロードレスの勝利に呼応していることを理解していた。
戦士としての本能的な興奮
「これが……これこそが英雄の戦い……!」
その言葉が胸の奥から湧き出た。戦士としての誇りが彼女の血肉を突き動かし、ロードレスの圧倒的な強さを目の当たりにしたことで、彼女の心は奮い立っていた。戦いの緊張が解けたことで体が解放され、湧き上がる熱が新たな力となって体を満たしていく。
胸の奥から湧き上がる熱はまだ収まらず、それが自分の生命そのものを証明しているかのようだった。
◆
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
勝利の歓喜。
熱狂の渦、湧き上がる熱。


老若男女。人も、ブル猫さえもこの勝利を喜んだ。
◆
決戦都市は歓喜に満ち溢れていた。
決戦の盟約により第六魔王の撤退は決定事項。
嵐のようにあらわれたロードレスが第六魔王からこの決戦都市を救ったのだ。
人々は涙し、抱き合い、勝利の歓声を夜空に響かせる。
だが、その瞬間。
「見事だ」
――地が震えた。
「見せてもらった。
轟音が響き渡り、大気が張り詰める。
熱狂が、一瞬にして凍りつく。
人も魔も等しく恐怖する。
その圧倒的な力に。
――第六魔王に
「盟約は守ろう」
第六魔王が動く。
低く、重々しい声が闇を切り裂く。
決戦の盟約に従い、今日の侵攻はしない。
決戦都市を焼き払うことも、住民を虐殺することもない。
だが――
「ロードレスは、ここで消す」
第六魔王の瞳が、ただ一人を射抜く。
「貴様は危険すぎる。このまま生かしてはおけぬ」
ロードレスは、どこにも属さない。
決戦都市の庇護も、国の支配も受けない。
事実、彼は「代理」としてこの決戦決闘に挑んだのだ。
それはロードレスが盟約の外にある事を意味していた。
「お前はルールの外に――ここで終わるがいい」
次の瞬間、地が裂けた。
轟音と共に大地が砕け、決戦場が崩壊する。
どす黒い魔力が増殖し広がり、空すらも歪ませる。
圧倒的な力の奔流が、決戦都市の地盤を破壊し尽くす。
だが、ロードレスは真っすぐに第六を見た。
「……ここで殺す」
ここで滅ぼす。
無道の瞳が、燃え盛るように輝く。
地が崩れようとも、この一戦だけは退くわけにはいかない。
ここで決着をつける――ロードレスは、第六魔王に対峙する。
「――」
疾走するロードレス。
大地が悲鳴を上げるように崩れ落ち、瓦礫が宙を舞う。
砕けた石片が矢のように飛び交い、血塗られた戦場を覆い尽くす。
第六魔王の魔威――それは世界そのものを塗りつぶすかの如き圧力だった。
黒雷が奔り、空間が軋む。魔の気配が大気を蝕み、天すらもゆがませる。
だが、それに対抗するかのように――
「国敵討滅」
蒼嵐が吹き荒れた。
ロードレスの力が解き放たれる。
剛烈なる風が周囲を巻き込み、嵐の刃が闘技場を駆け抜ける。
粉砕された瓦礫の嵐すらも己の力へと変え、すべてを飲み込む暴風と化す。
蒼と漆黒――ふたつの力が激突する瞬間だった。
ロードレスは疾走する第六魔王との決着をつけるために。
ロードレスの総身から溢れる蒼の力。
「十全――」
ここで殺すと、神理を紡いだ刹那。
「――ロンギヌス」
刹那、鋭い閃光がロードレスの背後を貫いた。
「がっ!?」
ロードレスを貫いたもの。
「これ、は……」
体から力が抜けていく。理力が封じられていく。
「まさか……」
ロンギヌスの槍。
それは絶対の破壊をもたらす神殺しの槍。
純白の閃光をまとい、音すら置き去りにするほどの速度で飛来する。
理解するよりも早く―
冷たい衝撃が、背を突き破り、胸へと貫通する。
一瞬、時が止まったかのような錯覚。
だが次の瞬間、血が噴き出し、焼けるような痛みが全身を駆け巡る。
「――ッ!」
振り返る。
そこにいたのは、仮面の男だった。
傷口から滴る鮮血。
それが地を染め、崩壊する闘技場に赤黒い模様を描いていく。
振り返る。
そこに立つのは、一人の男。
「……!」
ロードレスに浮かぶ驚愕の面貌。
「……カイリ……」
ロードレスから声がもれる。
カイン・ユダ・ブルートゥス。
数々の名を持つ男。
かつての共に戦った――仲間。
無機質な光を反射する仮面の奥、覗く双眸には一欠片の揺らぎもない。
「久しぶりですね。逢えて嬉しいです。」
その声は穏やかで、かつての面影を残していた。
だが、彼から放たれたロンギヌス。
神殺しの槍が、今なおロードレスの血を啜っている。
「……ですが今の僕は……」
仮面の男が一歩前へと踏み出す。
彼の口元が、静かに言葉を紡ぐ。
「アケチですよ」
ロードレスの眉が微かに動く。
「相変わらず、自分を偽るのが得意だな……」
低く絞り出すような声音。
仮面の男――アケチは優しく微笑んだ。
「あなたほどではありませんよ、"草薙"さん」
一瞬、時間が止まる。
かつては共に歩んだ道。
共に戦い、共に血を流した日々。
だがそれは過去の話。
今、二人がいるのは戦場だった。
「さようなら――ロードレス」
刹那、炸裂する光。
崩れる地と共に、爆発。
闘技場の大地が砕け、世界が轟音に包まれる。
炎と衝撃が渦巻き、崩壊する瓦礫が降り注ぐ。
ロードレスの足元が裂ける。
そして、重力が彼を引きずり込む。
――ロードレスは奈落へ落ちた。
◆

この後 ~ キャラメイク。 あなた=主人公。 選択によって、主人公のステータスが変化。 あなたの性質がステータスに反映。 前に書いたかもですが、没プロトタイプ増えたので記載。 下記は没版(いくつかは使われるかも) 困難な状況に直面したとき、どう対応しますか? A. 力で突破する!(攻撃 +2) ...

カイリ・ユダ。 神殺しの槍を持つ男。 ゲンとの戦いで虚神と共に戦った。 敵として、味方として。 幾度も、虚神とあった。 敵として戦った数、味方として戦った数の多さではトップクラス。 「第六魔王」との戦いに深くかかわる。 カイン・ユダ・ブルートゥス・アケチ 呪文のような名を有する。 世界の上位存在である「十...
無神戦記 真暦片 ~ ~主な時系列(※例外あり)~ 『ゲン』との戦い。 その後の戦い。 ~七大魔王との戦い~ ~第一魔王~ 最強の魔王。 白の勇者(神聖国リュシオン)が倒した。 最後の戦いである『第一』と『第七』戦は同時に行われ、同時に決着した。 ~第二魔王~ ■法の魔王。 数々の人々を殺戮した。 『レイ』と呼...