静かに、しかし芯のある声音。
媚びるのではない。
その言葉には、仕える者としての誇りと情が宿っていた。
美女たちが、ゆっくりと近づく。
一糸乱れぬ足並み。
すっと伸びた背筋に、わずかに湿り気を帯びた肌が月灯りに光を返す。
腕に抱えられた陶器からは、ふわりと甘い湯気。
それを胸に押し当てるように運ぶたび――
ブルン、ブルン……
わずかな振動に応じて、布越しでも隠しきれぬ豊かな双丘が波打つ。
器が揺れるのではない。
彼女たちの胸が――ゆっくりと、確かに揺れていた。
「熱々でございます」
「少し濃いめに仕上げてあります」
「……搾りたてを、今朝から温めておりました」
声は静かだが、どこか誇らしげ。
それは、飲む者のために真心を込めて用意された一杯。
ただの飲み物ではない。
そこには、“献身”が満ちている。
ふんわりと漂う、温かな香り。
乳白色の液体は、ほのかにとろみを帯び、
仄かに甘く、どこか懐かしい。
栄養も、滋養も、やさしさも。
それらすべてを内包した――まさに癒しの滴。
「……」
【生で飲みたい】
【普通に飲む】
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