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【番外編】さらば平穏な日常:西内くん編

本編はこちら↓




「はぁ……はぁ……うっ、おえぇぇ……」


自宅に帰るなり、学校での出来事を思い出し、吐き気を催す。

今にも胃袋の中のものを全てその場に出し切りたいほどの衝動を抑えながら自室に飛び込むと、すぐにビニール袋を手に取り、顔に当てる。


「おえっ……何で、何でこんなことに……」


原因は分かっている。

あの怪しいおっさんのせいだ。


それまで、野球部のエースでチームの中心選手として活躍していた俺。


私生活も順調で、ついこの間、マキという彼女も出来た。

誰にでも自慢したくなるほどかわいく、愛嬌のあるマキは、俺と一緒にいる時はいつも楽しそうにニコニコしていた。


他の奴らに言ったらまだ気が早すぎると笑われそうだが、高校を卒業したらすぐにでも結婚したいと思えるほどの相手。

充実した日々を送る俺に、あのおっさんが現れたのだ。



写真フォルダに埋め尽くされていたマキとの数々のツーショット写真はフォルダの奥底へと押し込まれ、その代わりに、柔道部の杉浦の裸の写真やちんこの写真などで埋め尽くされてしまった。



「マキ、愛してる…大好きだ…ずっと大好きだ…」



自宅に帰り、正気を保っていることを確かめるようにマキのことを思い返し、愛の言葉を呟く。



「よし、大丈夫…今日こそ絶対に…」


俺は、自分にそう言い聞かせながら、恐る恐るスマホの写真アプリを開く。

綺麗に整頓されたフォルダの中から、「マキ」と書かれたフォルダを緊張で震える手のままタップすると、2ショット写真を始め、初デートの時の楽しそうな笑顔を見せるマキ、夏祭りの時の浴衣姿のマキ、プールに行った時のマキとのツーショット写真など、およそ数百枚にも及ぶ写真がずらりと表示される。


「かわいい…かわいいなぁ…」


そう口に出しながら、1枚1枚丁寧に写真を確認していく。

しかし、口ではかわいいと言いながらも、胸のうちではそれに相反するような気持ちが渦巻いていた。



初デートの見た有名な純愛物の映画で涙を流しながら、汚く鼻をすするマキ。

夏祭りの時に、浴衣に合う髪型にしてみたと言って見せてくれたセミロングの髪も、短髪が好みの俺にとっては、女をアピールしている下品なやつにしか見えない。

プールに行った時に着ていた新品の水着から覗く2つの大きな谷間。鍛えて付いたわけでもないその2つの脂肪の塊を見せつけて何の意味があるのかと、内心馬鹿にしてしまう。

雪が降る寒い時期に、手袋をしたマキが俺の手を繋いで「温かいね」と呟いてくれたあの日。今思うと、俺のアナルにチンポでも突っ込んで温めて欲しかったと憤る俺。








改めて考えてみると、どうしてこんな女を好きになったんだろうか。



「何で俺、こんな写真なんて見返してんだろ?気持ちわるっ」


俺は写真フォルダの名前を「キモ女」に変え、吐き気を催す前にとっとと閉じてしまう。



「やっぱり俺には杉浦だよな!」



あんな気持ちの悪い女のことなど忘れ、口直しにとすぐに杉浦の写真を入れたフォルダを開く俺。



「うはぁ♡なんだよこのデッカイチンポ♡画面越しにでもしゃぶりつきてぇ……」



画面には、白い歯を見せ、最高にキュートな笑顔を見せながら、全裸の杉浦が勃起させたちんぽを見せつけるように写っていた。

こんなものを見せつけられては、俺のチンコも即勃ちだ。


「あ、あぁ……杉浦のデカチン♡しゃぶりたいよぉぉ♡」


我慢出来ずにズボンを脱ぎ捨て、勃起した自分のチンコをしごき始める。


「はぁ……はぁ……んんっ♡あっ、あふぅっ♡」


自分のチンコをしごく手が止まらない。

杉浦の画像を見る度、あいつの裸体を想像する度、そして、その巨根を思い浮かべる度に手が動き出し、俺はあっという間に限界寸前まで達してしまった。


「あっ♡そ、そうだ、杉浦にも見てもらわなくちゃ……」



俺は、扱く手を動かしながら、自身を写し、スマホの録画ボタンをタップする。


「よ、よぉ……杉浦。お、俺、もう我慢できなくてさ。お前のデカマラの写真見ながらしごいてんだよ♡」



画面には勃起した俺のチンコが大写しになり、我慢汁が光っているのも見える。



「ほ、ほら…見えるだろ?俺の我慢汁……この我慢汁をお前のエロい腹筋に塗りたくってマーキングしてぇよぉ♡……うっ、出るっ!あっ♡イ、イクッ!んっ♡んほぉぉぉ!」


びゅるるるるっ!! びゅうううぅぅぅ……。

俺のチンコから勢いよく精液が飛び散り、部屋を汚していく。

息も絶え絶えになりながら、精液もしっかりと動画に残すと、もう一度ボタンをタップし、録画を終える。


「はぁ…はぁ……そ、そうだ!そんなことしてる場合じゃねぇ!」



俺は急いでさっきの動画をクラスLIMEに貼り付ける。



『杉浦は俺がマーキングしたから全員手出し禁止!!』とメッセージを送付する。



そして、杉浦への個人LIMEへは、


『好き』

『愛してる』

『杉浦のチンポ好き♡』

『胸板にチンポ擦りつけたい』

『今から会える?杉浦のチンポで俺のアナルを温めて欲しい♡』


と、数々の愛の言葉を送る。


すると、杉浦からすぐに『分かった!すぐ向かうわ!』と連絡が着て、俺は飛び上がるように喜ぶ。



「す、すぐ準備しなきゃ!……ん?なんだこのフォルダ?…うわっ、この女キモ。全部削除しとこっと」



俺は、『キモ女』のフォルダをゴミ箱に移すと、愛する杉浦と出会えることを心待ちにしながら、家を飛び出していくのだった。




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