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02シャットアウトシャム⑥

Chapter 6 『貢ぎモノ』

 時の流れにつれ、ヒーロー・シャットアウトシャムは変わりゆく。

 頑なだった思考にも柔軟性が出てきたというのは怪我の功名か。以前よりも自分や他者への当たりのキツさが消え、ヴィランに染まっている身ながらヒーローとしての活躍も上向いてきた。

 だとしても戦闘員としての活躍は全く成果を出せていない。そもそもの出撃の機会が少ない上、ヒーローとしての矜持が邪魔をする。何より、常に“ご褒美"のことばかり考えて腰を揺らしてばかりでは役に立てるはずもないからだ。

 以前の一回は単なるサービスだと上級戦闘員も言っていたように、シャットアウトシャムはこのところずっと精を解き放てていないまま。またしてもアレを味わいたいと、こっそりと戦闘員スーツの南京錠マークの上から股間をスリスリするも、絶頂には辿り着けない。上級戦闘員にはスーツの機能でバレてはいるらしく、時折「まーたやってんのか劣等生〜?」とからかわれるも、手を出しては貰えない日々。


 だからついには恥も外聞も捨て、何度だって上級戦闘員に懇願するまで。

 ある日は。

「ど、どうかこの前みたいに……あ、あのっボクを気持ち良くして、くださいっ♡」

「こないだのはサービスだってんだろ?チンポばっか弄ってないで働くんだな」

 惨めにも上級戦闘員の足に縋り、靴先に黒勃起を押し付けてのおねだり。それだって冷たく鼻で笑い飛ばされ、シャットアウトシャムは股座を押さえ込んで1人切なそうにへたり込むのだ。

 でありながら、ヒーローとして格好良く活躍してもいるのだからたちの悪い冗談のよう。

「三下強盗ヴィランを8名確保。ふふん、人数ばっかりだね」

「テメェ、覚えてろヨォ!!?」

「ごめんだね」

 澄まし顔で強盗たちを拘束班に引き渡し、街を守るヒーローとして颯爽とその場を後にするのだ。どこからどう見たって、それは誇らしい市民の味方。


 またある日は。

「おね、お願いします、っ♡か、必ず組織の役に立って見せますッ♡だからぁ♡」

「勃ってんのはココだけだろ、エロガキ戦闘員がよお!?」

 小さく悲鳴をあげてしまうのは、上級戦闘員の靴底が股間を踏みしめたから。必死なウィンナーと大きく膨れたミートボールをぐちゃりと踏みつけられ、それでもシャットアウトシャムの全頭マスクに包まれた口元は嬉しそうに歪む。

 そんなドMだと貶される存在でありながら、普段は一分の隙もない鋭い表情をしているのだ。

「護衛任務、これで完了です」

『良くやったシャットアウトシャム。ヒーローズの支援者をよく守ってくれた』

「当然です、仕事ですので」

 細腰を背広風ヒーロースーツに納め、その立ち姿はB級の枠におさまるような存在感ではない。次々と任務をこなしてはより評価を上げていくシャットアウトシャム。


 そしてまたある日は。

「上級戦闘員様ぁ♡どうか、どうかご慈悲をぉ♡」

「ははは、すげぇデカ玉に育っちまって。普段はどんな生活してんだか」

 シャットアウトシャムの両手に余るほどまでに大きくなってしまっているその睾丸。活躍できずに性欲ばかりが高まり、その解き放たれない精がこうまで無様なサイズにさせているのだ。ヴィランのアジト以外ではヒーローパワーで押さえ込んで隠して入るが、そうでなかったら街中を歩けないほどの不恰好な股間になってしまっているのだ。

 だがどれだけ頭を床に擦り付け、涙を流しても上級戦闘員は許可を下しはしない。下級戦闘員が──シャットアウトシャムが必死になって手柄を立てるのを待っているだけだからだ。

 そんな追い詰められた裏の顔を持ちながらも、ヒーローとして後輩の指導を任されたりもする。

「そこっ、ボサっとしない!ヴィランは待ってはくれないよ!?」

「うわぁ、シャットアウトシャム先輩こええぇ」

「おい聞こえるぞ」

「もうすぐA級に上がるって話だから気合い入ってんだろなぁ」

「お喋りに来たんじゃないでしょ!そこの2人、追加でもう20周!」

 訓練中に雑談する後輩ヒーローに訓練場周囲を走らせ、他の者へも鋭い視線を飛ばすシャットアウトシャム。今までにない指導の任務は、やはりA級ヒーローとしての昇格が近い証なのかもしれない。


 欲望を滾らせる戦闘員としてのシャットアウトシャム。皮肉にも心境の変化がヒーローとしての活躍を後押ししている状況だ。それでも彼が心の底から願うのは、そのあまりにも肥大化してしまった大きな睾丸の中身を解き放つこと。

 何度だって上級戦闘員にオネダリをしに行くが、単なる下級戦闘員には射精の自由など与えられるはずもない。遊ばれるだけ遊ばれ、黒の我慢汁でベトベトになった股間のまま返される日々。ただ一言「役に立って見せろ」と嘲笑われて。

 だから今日だってべしょべしょの股座をつつかれながら言われてしまうのだ。

「でっかい金玉ぶら下げて走り回ってるだけじゃ、いつまでたってもご褒美は貰えねーぞお?」

「ハ、イッ……♡も、申し訳、ありませんっ♡ぅ……じょ、上級戦闘員様ッ♡」


 もう耐えきれなかった。

 シャットアウトシャムの中で張り詰めていた最後の糸が切れた。

 ぼんやりとした思考だが、冷たく研ぎ澄まされた無意識が何かを行なっている。気付けばヒーローズの本部から、重大なデータや貴重なサンプルを持ち出していた。気付けば強化ケースに自分自身の──シャットアウトシャムのスーツ一式と証明書類やヒーローズIDなどを詰め込んでいた。

(こ、こんなの絶対駄目、絶対に駄目なのにぃ……♡)

 強化ケースには全ての品物、カチンと止金を掛けた。

(何を考えてるんだよボク……こんなことしたら、もう全部駄目になっちゃうっ♡)

 これがどれだけ致命的な行為なのかは痛いほどに理解している。それでもガチガチに勃起した若雄は黒く泣きじゃくり、その下で鎮座するふざけた大きさの玉袋のもどかしさに震えるのだ。下半身を片手で擦りながら、強化スーツの取っ手を強く握りしめる。

「で、でも……しゃせぇしたいっ♡ちんちん気持ちよく、なりたいっ♡ハァ、ハァッ♡」

 そして最近覚えた無様な快楽手段、太ももで大きな睾丸を挟み込むようにして刺激する──所謂タマオナが止められなくなってしまう。雄の欲望がたっぷりと詰まった肉袋が、太ももの間でひしゃげてはゾワゾワとした悦びに失禁さえしてしまいそうだ。


 手に持った強化ケースの中には、自分の人生とも言えるスーツと情報、そしてヒーローズを脅かすだろう機密データなどなど。全身の悪寒を抑えられず、しかしシャットアウトシャムは意を決して上級戦闘員に連絡を取るのだ。声、どれだけ震えているだろうか。

『なんだあ、またお前か。オレ様に連絡してくるたあ、よっぽど重要な話なんだろうなあ?』

 もう何度もオネダリをし続けたせいか、半ば出来損ないとして認識されつつあるシャットアウトシャム。上級戦闘員のそれは脅しとも取れるもの。

「ハ、ハイッ……こ、今度こそ上級戦闘員様を、満足っさせられます♡と、とあるB級ヒーローの正体を掴み、ましたぁ……♡証拠も、何もかも揃えて、ありますっ……♡」

 上級戦闘員は少し思案して黙る。この下級戦闘員が──シャットアウトシャムが射精欲しさに嘘を付いているかもしれないと考えたが、呼べば直ぐに分かると判断してか、短く言う。

『持ってこい。今すぐだ』

「ハイッ……♡」


 またしても2人きり。普段は整然と整列する戦闘員で満ちているアジトの大広間には、上級戦闘員とシャットアウトシャムの姿だけ。どちらも黒のピッチリとした戦闘員スーツに身を包んではいるが、狼と子鹿のような関係性が見て取れる。

 シャットアウトシャムは今から行うこと、そして頂けるだろう褒美のことで頭が一杯だ。完全に発情した表情を、全頭マスクに浮かび上がらせている。上級戦闘員の前だというのに太ももを擦り合わせ、その卑屈なタマオナを止められない淫らな様子。

「で?」

「ハ、ハァ……ンッ♡フーッ♡あ、え……あぁ…………?」

 訝しげに上級戦闘員に問われ、シャットアウトシャムは言葉に詰まってしまう。それほどまでに興奮が彼の思考を乱しているのだ。

「お前から持ちかけたんだろ?ああん?」

「は、ひっ♡そ、そうですっ……♡」

 少しばかり怒気が含んだ問いかけに、腰がカクついてしまう。もうシャットアウトシャムには人生を崖から投げ捨てることを止める力は残ってはいない。

「だ、だからぁ♡しゃせぇっ……くださいっ♡コレ、ヒーローの機密情報、入ってます、射精ッ…あ、のっ…だからぁっ♡ボクの、全部……ココに、だからぁ…♡」

 支離滅裂な言葉使いながら、なんとか手の強化ケースを上級戦闘員に渡す。握り手を手放した瞬間に、ヒーローとしての重荷も消え去り、幸せへのチケットを手に入れたように気持ちにさえなるのだ。


「ったく、チンポバカになってんな。まあ使えそうならイかせてやるよ、約束だ」

「あ、ありが、とうございますっ♡」

 シャットアウトシャムは頭を下げながら、手も身体の脇へと下ろした。完全に強化ケースは上級戦闘員の手に渡り、もう引き返すことができない所まで来てしまったと痛感したのだ。

(お、終わったぁ……♡ボク、これで終わっちゃったぁ……♡)

 中にはシャットアウトシャムのスーツや、このアジトを捜査していた資料、自分が潜入していたヒーローだと示す証拠、様々なヒーローズの機密情報さえ収められているのだ。

 上級戦闘員は全く期待していない顔で強化ケースの中身を確認していたが、直ぐにその顔色が変わる。真っ黒な全頭マスクに包まれていても、飛び上がるような、綻ぶような笑みを浮かべ、狂ったように笑い出してしまう。

「は、はっはははははは、マジかあ……!?」

 ひとしきり半狂乱になり、上級戦闘員はこれからの栄光を胸に抱いて両手を握り締めていた。


 そして大きな両腕が頭上から伸び、小さな震えで待ち続けるシャットアウトシャムの全頭マスクをそっと剥がす。

 そこには端正な顔立ち、強化ケースの中にあるヒーローズIDと同じB級ヒーローの素顔が現れた。間違いなく本人。同時に、決して間違いなくヒーローではなくなった蕩けた表情がそこにはあったのだ。

「はひッ♡あ……あぁ…ボク……は♡……び、B級ヒーローのシャットアウトシャム……ですっ…♡」

「こいつは大した拾い物だなあ、おい」

 上級戦闘員の興奮はより高まり、静かな大広間の温度を上げてしまうほど。間抜けにも戦闘員スーツに身を包み、下半身を濡らしながら棒立ちのシャットアウトシャムをしげしげと眺めて邪悪に笑う。その頭の中ではシャットアウトシャムをどう利用してやるかを、何十ものパターンで考えているのだ。

 だがまずは据え膳。その子猫のように震えた肢体をそっと後ろから抱きしめる上級戦闘員。ヒーローとはいえまだまだ鍛錬途中の細っちい身体を腕に納め、尖った猫耳を甘噛み。同時に大きな手でシャットアウトシャム自身を握り締め、可愛がるのだ。

「ふ、あぁッ♡んっふ、ぁああっ♡あっ♡」

 まだ南京錠ロックマークがスーツ股間に張り付いている状態、どれだけ弄ろうが最果てに辿り着けはしない。それを分かっていながらも上級戦闘員の手はこれまで以上に丁寧かつ獰猛に若雄を刺激していくのだ。

 たっぷりと時間をかけ、この身体の隅々までもが自分の──上級戦闘員様の所有物であると知らしめるように。


 どれだけの時間そうしていたか、ピタリと手が止まる。上級戦闘員はベットリとシャットアウトシャムの先走り液で濡れた手そのままで、細い肢体を撫で付けながら語りかけていく。

 マスクも外され、刺激の止んだ今だからか、シャム猫ヒーローの目付きが少しだけ鋭くなる。

「まさかヒーロー様が潜入してるとはなあ?確か以前、F区で妨害してきた奴だったか」

「そ、そうだよ!」

「でもオレ様の調教にはすっかり参っちまったってことだよなあ?」

「ッ……ボクの方が強いんだからね!?」

「そうそう、お強いヒーロー様だもんなあ」

 そんな訳がないだろという意味を込め、またしても上級戦闘員の手が妖しく動き出す。

「っあ……♡」

「にしては、今日は格好良いヒーロースーツじゃないのは何でかねえ?」

 シャットアウトシャムの首から下は完全に戦闘員スーツで覆われ、自分の意思では二度と脱ぐことなど出来はしない。そしてスーツには組織統領ビッグボスのヴィラン能力が組み込まれており、あの洗礼の時に肉体改造済みだというのは一目で分かる。

「コレっは、潜入捜査ぁっ♡だからぁ……♡」

「潜入捜査ってのは、戦闘員のスーツ着て?こ〜んなデカい金玉ぶら下げて?敵の手でチンポ弄られてアンアン喘ぐことかあ?」

「喘いで、なんてぇ♡な、いっからぁあッ♡」


 上級戦闘員は竿と玉袋をそれぞれをイヤらしく刺激し、シャットアウトシャムの声音をより甲高いものへと導いていく。これまで少しばかり性欲の高い下級戦闘員と思っていた青年が、まさかヒーローだったなどと笑いが抑えられない様子。そして今まで可愛がってやってきたからこそ、シャットアウトシャムの弱い所など全てお見通しなのだ。

(だ、駄目だぁぁ……触られると、揉まれると、腰が蕩けちゃいそうに、なるのなんで、なの……♡)

 股下から通された大きな腕、屈強だが繊細な動きの手のひら。上級戦闘員はぷっくらと膨れたシャットアウトシャムの若玉を鷲掴み。快楽を押し付けるように猛烈、シャットアウトシャムが腰砕けになってしまうのなど数秒の出来事。

「駄目ッ♡そんなとこぉ揉まない、でッ♡や、ああぁ♡そこ、駄目だってぇ♡あんんっ、あっ♡駄目ッ駄目ェェ出したく、なっちゃうっ♡」

 その声はヒーローとして活躍する者のそれではなく、ただ戦闘員に凌辱されるだけの一般人となんら変わりない。

「まさかせっかく潜入してたってのに、戦闘員スーツにどハマりして自分から正体バラしちまうなんてお笑いだよなあ!?」

「う、うるさいっ♡う、うるさいっ、から……ぁ…♡」

「それもこれも──このちっせ〜のからドピュドピュしたい一心で、ってことだよなあ?おい?」

 黒い戦闘員スーツに包まれた若雄、シャットアウトシャムの勃起の先端を摘み上げてケタケタと笑う上級戦闘員。大ぶりな金玉袋と、若枝の対比は残酷、シャットアウトシャムは泣き出しそうな顔で自身の股座を見つめることしかできないのだ。

「ふ、あぁ…ぅ………くぅうっ♡ひっ…んっ♡ぁ、あぁ……や…はっ…んんっ♡」


 その心は羞恥心と、自ら望んだ破滅でぐちゃぐちゃの状態。

(もう……何も考えられ、ないっ…………ボク、出したいっ♡出したいっ♡出したいよぉおッ♡)

 上級戦闘員の手へと、泣きじゃくる若雄を押し付ける。その冗談みたいに膨張した睾丸を押し付ける。情けないボディランゲージは、どうしようもない媚びの仕草。

 それに気をよくした上級戦闘員の手淫はより過激に。

「情けねー顔しちまって、そんなに出して〜か?」

 シャットアウトシャムの悦ぶ裏筋を何度も撫でる。

「溜まりに溜まったモン、出して〜よなあ?」

 たぷたぷと玉袋をタップして中身を意識させる。

「上級戦闘員様の手でイかせて貰いて〜よなあ!?」

 叫ぶような大声で耳元から脳をシェイク。

 シャットアウトシャムは尻尾を真っ直ぐに飛び跳ねさせ、恥ずかしい唾液を糸引かせながら返事をしてしまうのだ。

「ハ、ハイッ♡」


 そこへ振り下ろされる、強大な命令口調。

「下級戦闘員、“敬礼"!」

「ッ♡」

 ビシリと最敬礼。シャットアウトシャムの身体はとっくにヴィラン組織の道具。鈴口からボタボタと小汚い黒のカウパー液を垂らしながら、その肉体は服従を示してしまうのだ。

「ほれ“いつも"みてーにオネダリしてみたらどうだあ?!今更、恥ずかしがるような仲じゃねーだろお!?」

 今までどれだけ上級戦闘員に射精の懇願をしただろうか。頭を床に擦り付け、靴を舐め、処女さえ捧げても良いからと精の解放を願ったのだから。相手が自分をヒーローだと認識していない時でさえ羞恥心でどうにかなりそうだったのに、今ではそれの意味だって大きく変わっているのだ。

 今、今、何を言っても、何を行なっても自分の立場を示してしまう。


 だが下腹部に手を置かれ、身体の中心にある大きな二つの膨らみを揉みしだかれては思考などパンクしてしまう。心の底からの願望が捻り出されていく。

「か、下級戦闘員のボクにっ……射精の許可を頂きたいッ、ですっ♡」

 言ってしまった。自らの存在位置を明確に口にしてしまった。

「さっき、約束っ♡した、からあ♡ヒーローの情報売ったんだからぁ、しゃせぇくださいっ♡させて、くださいっ♡」

「おうおう可愛くなっちまって」

 上級戦闘員はもうこれで詰みだなと、静かに笑う。自らをこうまで貶めてでも、自分が躾けてきたこの子猫は射精への切符を欲したのだ。

 今までで1番強く抱きしめ、上級戦闘員はシャットアウトシャムの人生観を上書きするように厳しく語り掛けていく。

「今日からお前はオレ様の物だ。手柄を立てりゃあ下級戦闘員の1匹くらい自由に出来るからなあ、ケツの毛一本までオレ様が使い潰してやるよ」

 上級戦闘員の腕の中で、細い肢体は歓喜に打ち震えている。ぽたりぽたりと恥の黒液を漏らしながらも、悦びの吐息を吐き続けている。上級戦闘員はトドメの一撃と、問う。

「──嬉しいだろお?」

「あ、あ、あぁ……ハイッッ♡」


 それを合図に上級戦闘員はシャットアウトシャムの股の南京錠ロックを解除。立っているのもやっとの身体を支え、ゾクゾクと痺れるような多幸感に包まれている青年を快楽に導くのだ。激しく水音を立てての手淫は、シャットアウトシャムから正常な思考を奪っていく。

 心から屈服し、自分から進んで敗北を宣言させるほど。

「あっ♡ああっ♡ボクッはぁ♡ヒーローなんかよりっ♡下級戦闘員がいいですっ♡潜入捜査してったのにっ、戦闘員スーツで調教されるのっ凄すぎてっ、ハマっちゃいましたぁ♡上級戦闘員様の手腕に、負け、負けちゃいましたっ♡調教され、ちゃいましたぁっ♡あ、んんっ♡ボクッ、エロガキっだからちんちん弄られるだけで、負けちゃうんですっ♡だ、からっ、もう下級戦闘員のボクはぁ、身も心も上級戦闘員様の物ですっ♡」

 嬉し涙と淫らな汗で身体は湿り、長らくお預けされてきた若雄がしゃくりを上げる。上級戦闘員の手の中で、その可愛げな性器はようやくのご褒美にありつけようというのだ。それなのにいじらしくも体重を上級戦闘員に預け、甘えた声でねだってみせる。

「ど、どうか射精っ♡んっ、あああッ♡も、ああぁ、許可をっ♡ん、んんっ、駄目ッ駄目ッボク………で、出ちゃいます♡出ちゃ、あっ駄目ッ♡許可くだ、さいっ♡真っ黒なぁ下級戦闘員射精、させてくださ──」


 声の様子からもう数秒と保たないだろう。上級戦闘員は悪の笑みでそれを見詰め、シャットアウトシャムが喜ぶであろう言葉で迎えてやる。

「イけ!射精しろ!ぶっ放せ!」

「〜〜ッ♡──イくっ❤︎イきますぅぅ❤︎しゃせぇしま、すぅぅ❤︎ボク、下級戦闘員は射精させて、頂きますぅーーッ❤︎❤︎❤︎」

 澄まし顔だけで生きてきたシャットアウトシャムの表情は今や快楽中毒者のそれ。心から崇拝する上級戦闘員様の手によって精を弾けさせた悦びによって涙と唾液で滅茶苦茶になりながらも輝いているようだ。

「や、出てるっ❤︎止まらないっ❤︎気持ち、いっ❤︎」

 不恰好なまで、まともに歩けないまでに膨れていた大玉袋の中身が絞り出されていく。こうまで溜まったのは元はと言えば上級戦闘員のせいなのだが、それでもこの解放にシャットアウトシャムは感謝してしまう。嬉しくて、気持ちよくて、完全に自由意志を手放してしまうほどの享楽。

「真っ黒な精液ぃっ❤︎すごっ、まだ出るッ❤︎こんな凄いの知ったらバカになっちゃうっ❤︎イかせて貰えて、嬉しくってボク……ちんちんのコトしか、考えられなくなっちゃうよぉぉおぉッ❤︎❤︎❤︎」

 ぶぴゅる、ぶぴゅるるると、はしたなくて仕方ない黒射精。非常に粘度の高いそれは何度も噴き上がり、シャットアウトシャムの戦闘員スーツをより黒く染め上げていく。睾丸が萎むまで、何度だって小振りな若雄はビクンビクンと跳ね、戦闘員射精の歓びに浸っていくのだった。


 スリムでスマートだと評判だったヒーローのシャットアウトシャム。今では真っ黒な戦闘員スーツを己の黒粘液でべしょべしょに汚し、大股開きで役立たずに萎えた性器をぴくぴくとさせているだけ。

「……は…ひ″……もぉ…………だめぇ♡ボク……ボクッ…………♡」

 完全に“終わった"という有様。上級戦闘員はそんなシャットアウトシャムと強化ケースを交互に眺め、ニヤニヤと笑うばかり。

「さってと、こいつをどう有効活用してやろうか」

 この狡賢く悪辣な上級戦闘員ならば、シャットアウトシャムを骨の髄までしゃぶり尽くすことだろう。


 * * *

Comments

コメントありがとうございます! この作品だと、作者目線でも『戦闘員スーツを自ら着込むシーン』とその『自分の正体をバラして全ての価値を差し出しすシーン』の二つがゾクゾクする見せ場だと思います。ただ奪われるよりも、自分から何もかも差し出して献上してしまうの……えっちですよね、どういたしまして!

ねむうさぎ

ああ、「中にはシャットアウトシャムのスーツや、このアジトを捜査していた資料、自分が潜入していたヒーローだと示す証拠、様々なヒーローズの機密情報さえ収められているのだ。」この一文を読んだ瞬間、興奮が抑えきれず、精神も肉体も一気に絶頂に達しました!本当に素晴らしいです!

Ceoller


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