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02シャットアウトシャム⑦

Chapter 7 『底なし沼』

 結論から言えば上級戦闘員は非常に上手くシャットアウトシャムを利用した。自身がより上位の戦闘員へと昇格できるように悪賢く立ち回ったのだ。強化ケースに入っていたヒーローズの機密データは組織に献上、シャットアウトシャム自身は好きに扱える駒として手元に置くという采配。

 かつてはA級ヒーローに上り詰めんとしていたシャットアウトシャムが、今ではこうして他人の昇進のための踏み台になっているというのはなんとも皮肉な話だ。最も、それが今のシャットアウトシャムの何よりの望みだというのだから度し難い。

 上級戦闘員は要所要所でまだヒーローズにバレない範囲でシャットアウトシャムを扱っている。軍資金を集める強奪作戦だとか、下級戦闘員を補充するために一般市民の誘拐を裏で手伝わせたりと。


 今だって、とある街には下級戦闘員が溢れかえり、一般市民を捕まえている。

「うわぁああ、ヴィランだーっ!?」

「ヒーローはまだなのかよぉ」

「あそこに居る、けど……!」

 助けを求める一般市民が指差したのは、確かにヒーローだ。

 細身の背広型のヒーロースーツに、二の腕や頭部にはメカニカルな装置、目元を隠すバイザーの眩しいシャム猫種の青年ヒーローで間違いはない。

 だが助けるべき一般市民を前にして、倒すべき上級戦闘員を前にして、シャットアウトシャムは無様にも後ろに尻を突き出すようにして土下座をしていた。スーツの裾が捲れ、妙に張り詰めた下半身を揺らし、尻たぶをヘコヘコと前後させてアスファルトに頭を擦り付けているのだ。

「ハ、ハハッ♡ボクッ……ヒーローなのにぃ、射精したさにっこんな格好しちゃってる♡」

 頭上では上級戦闘員が新型の戦闘員化粘液銃を撃ちまくっている。それはシャットアウトシャムがヒーローズ本部から盗み出した技術データに由来するもの。それが罪なき一般市民を打ち抜き、へばり付く黒粘液が全身を覆い、あっという間に下級戦闘員を量産しまっているのだ。

「だ、だってまた、あんな気持ちいいコトしてくれるって、いうからぁ……♡」

 ヒーローの本分などかなぐり捨て、助けるべき一般市民さえ見捨ててシャットアウトシャムは腰をカクカクと前後させるだけ。その勇ましいヒーロースーツなどまやかし、その下にへばり付く戦闘員スーツの方に支配されているのだから。

「早く、ご褒美くださいっ♡ちんちん、待ちきれないっです♡はやく、はやくぅ♡」


 そうして上級戦闘員は何者にも邪魔をされず、下級戦闘員の補充を完了した。ズラリと整列した新人の下級戦闘員たちの顔ぶれに満足そうに頷いている。そして彼らに紹介するとばかりに、シャットアウトシャムを抱き起こして正座のような体勢にさせ、気安く肩を組んで話し始めるのだ。

「よーしお前ら、初仕事だ。この変態ヒーロー様はお前らの先輩だからな、しっかり可愛がって貰えよ」

 その言葉。シャットアウトシャムへと指さすのは、大勢の股間。

 新人戦闘員たちは初めて戦闘員スーツに全身を包まれ、頭部までビッチリと黒に覆われたことで極度の興奮状態。全身を黒のコンドームで包んだようで、その股間はそれぞれの限界まで勃起し、卑猥な雫を垂らしてはしゃくりをあげている。

「う……あ‥ッ……♡」

 性欲とは無縁そうな顔付きをしておきながら、今のシャットアウトシャムの表情は発情期のそれ。じっと周囲を取り囲む新人戦闘員たちの股座の雄々しさに唾液を溢れさせている様。

(どのヒトも、おっきぃ♡こんな固く、させて勃たせてるッ♡ボクと同じで、戦闘員スーツの気持ちよさにっ、負けちゃってるんだぁ♡)


 完全に雄に酔っているシャットアウトシャムを見下ろし、戦闘員と化したことで強気と強欲を手に入れた彼らは口々にのたまう。

「へへ、ヒーローっても、この戦闘員スーツの気持ちよさには勝てないよなぁ」

「おれらを見捨てやがって、まぁいいけど」

「こんなすげえ身体になれんなら、ヴィラン様に忠誠誓っちまうよな」

 特に体格が良いもの、戦闘員として役立ちそうなものばかりを狙ったからか、誰1人としてシャットアウトシャムなど押し潰してしまいそうな大雄揃い。年齢だって男盛りとなれば、その股から突き出した黒陰茎の太ましいこと、臭い立つこと。

(こ、この人数をボク1人で、ボク1人の口で慰めないといけない、なんてぇ♡そ、そんなの、そんなの興奮しちゃう、じゃないかぁッ♡も、ぉ……口の中ぁ、唾液でいっぱいになってる、早く早く味を教えてよぉ……♡)

 シャットアウトシャムが無抵抗だと知れば、誰ともなくその頭を押さえつけていく。上級戦闘員は時間を気にしながらも「楽しんでくれや」と笑い飛ばす始末。


「へ、へへ……可愛い顔しやがって、しゃぶれ」

 1人、また1人と新人戦闘員の雄肉棒がシャットアウトシャムの端正な顔に押し付けられる。ベチャリとまだ透明な我慢汁が飛び散り、黒スーツ越しにでも汗と痴垢と小便の臭いが顔面を侵していく。思考まで雌にされるほど、シャットアウトシャムは小さな口を懸命に使って彼らの熱を何度だって慰めることになったのだ。

「ン″、ン″ン″ゥゥーーーッ♡……オ″…エ″ッ♡……ン″、ウ″ゥ……♡」

 取り囲み、黒スーツの男たちはシャットアウトシャムを便利な性処理道具と化していく。

「休むな!」

「もっとだ!おら!」

「あとがつかえてんぞ!?」

「オレのチンポは美味いかクソヒーロー!?」

「顔面ドロッドロにしてやるよ!」

 戦闘員スーツで覆われたことで、良心や理性など残っているはずもない。あったとしても自分たちを見捨て、快楽欲しさに上級戦闘員に売り渡したのはこの卑劣で卑猥なヒーローが先なのだ。容赦などするはずがない。猛りをぶつけ、喉の奥まで犯し尽くさんとするのに躊躇などあるはずがない。


 新型の戦闘員化の粘液銃の効果か、新人戦闘員の白濁は後半戦では黒く粘ついたものへと。シャットアウトシャムは顔面を白と黒の欲望汁でたっぷりと彩られ、自慢だったヒーロースーツだって雄臭さで穢されてしまった状態。

「あ………へ…ぁ……はぁ……はっ…………♡」

 そんな姿で路上に放置され、上級戦闘員は新人たちを引き連れてさっさと撤退してしまうのだ。こうやって都合のいい道具として扱われつつも、シャットアウトシャムの股間は痛いほどに固いまま。

 フェラチオどころかイラマチオにまで発展した強制口淫のせいで舌だって回らない。それでもシャットアウトシャムからの連絡がないことを不審に思ったヒーローズ本部から、耳の通信機へと怒鳴り声。

『シャットアウトシャム!お前だけだぞ、報告はどうした!?』

「……は、へ…ぅ……ボク、え……と、取り逃してしまいました、申し訳ないですッ」

『最近弛んでいるぞ、どうしてしまったんだ。しっかりしてくれ!』

「……ハイ」

 通信終了。上部だけの謝罪をしながらも、舌先から滴る雄汁まじりの唾液。その余韻を飲み込みながら、蕩けた表情でシャットアウトシャムは空を見上げるのだ。

「……ほんと、ボク…どうしちゃったんだろぉねぇ……♡」

 どこか嬉しそうに自身を抱きしめる。その両手は汚された表面上のヒーロースーツではなく、獣毛と地肌にへばり付く戦闘員スーツを愛しむように包むものだった。


 * * *


 期待をかけられていた新星は地に落ち、暗がりの者が輝きを増す。

 シャットアウトシャムがヴィランの道具になってしばらくして、上級戦闘員の昇格の目処が立ったと教えられた。2人だけの秘密、この浅ましい下級戦闘員の中身がシャットアウトシャムだということはまだ誰も知らない。

 工場地下のアジトに上等な個室まで与えられ、上級戦闘員は上機嫌。膝にシャットアウトシャムを抱き抱え、背中を愛撫するように撫でながら語りかけている。

「ここまで良くやってくれたなあシャットアウトシャム。いや、オレ様の下級戦闘員ちゃん?」

「ハァー♡あ、あ…はッ……♡は、ひ……ありが、とぉござ‥いま、すっ♡」

「部下としてお前を貰っても良いって確約も取れたし。そろそろ、やるかあ?」

 多くは語らなくとも、上級戦闘員の物言いにシャットアウトシャムはゾクゾクとした妖しいものを感じ取ってしまう。何か分からないものの、恐ろしいまでにヒーローとしては嫌な予感。つまりは今のシャットアウトシャムにとって、下級戦闘員には嬉しい予感ということで。


 * * *


 何の前触れもなく、とある都市一帯を大勢の戦闘員たちが襲った。

 ネームドの強力なヴィランが出現している訳ではないが、数はやはり脅威。白昼堂々ながら金品を強奪し、役立ちそうな男たちを戦闘員として攫っているのだ。

 そこへ颯爽と現れるのはやはり我らがヒーローに他ならない。

「この街を荒らす奴は許さない、無敵のヒーロー・シャットアウトシャムが相手だよ!」

 いつになくやる気に満ちた口上は、少しだけ演技じみた違和感を感じさせはするが気合い十分。背広風の黒のヒーロースーツをしゃんと着こなし、各所にメカニカルな装置を装備、目元を隠す半透明のバイザーでその正体は誰も知らない。

 どこか高貴な生まれを感じさせるシャム猫種の青年、シャットアウトシャムが街を救いにきたのだった。


 そのヒーローパワーは防御に特化したものではあるが、雑魚でしかない戦闘員など相手にはならない。数を頼みに取り囲もうとも、瞬きする間に吹き飛ばされているのだ。

 まさにヒーローらしい激闘を演じるシャットアウトシャム。またしてもその活躍の1ページが更新されるのではないか、そんな時だった。

「クックック、なかなかやるじゃないかあシャットアウトシャム」

 現れたのは下級戦闘員よりかは少し体格の良い上級戦闘員。満を持しての登場、演出なのかその口振りはやけにわざとらしい笑み。

「だが、お前のヒーローパワーの弱点がバレてないとでも思ったか?」

「何を……!?」

 途端、シャットアウトシャムの左右から飛び込んできた下級戦闘員がその細い身体を押さえつける。ヒーローパワーで吹き飛ばしてやればいいはずが、三文芝居のような抵抗をするだけで何故かそうしないシャットアウトシャム。

 そして上級戦闘員は余裕の態度でゆっくりと近づいていく。腰から引き抜いたのは男根を模した銃身を持つ、卑猥な光線銃。玩具のような作りではあるが、それは新型の発情光線銃。もちろんこれも、誰だか間抜けなヒーローがヒーローズから盗み出した技術によって作り出された代物。


「そんな物……ボクには弱点なんてないからね!」

 悠々と歩いて発情光線銃をくるくると回し、上級戦闘員はシャットアウトシャムの顎を掴む。そしてそのディルドのような形状の銃身を、シャットアウトシャムの口にねじ込むよう無理矢理に挿入していく。両腕を下級戦闘員に掴まれ、卑猥な武器をしゃぶらされ、若きヒーローのピンチ。

「お口の中まで防御できるか〜?防いでみろよ、出来るもんならなあ!?」

 嘲笑うが早いか、上級戦闘員はその引き金を容赦なく。発射された発情光線はその全ての効力をシャットアウトシャムへと発揮する。ふざけた作りでありながら、その強力な発情効果は本物。

 身体の外側からしか攻撃を防げないヒーローパワーの弱点を容易に突かれ、シャットアウトシャムの肢体はあられもない熱を帯びて悶えてしまうのだ。ビクンビクンと四肢が跳ね、腰がくねる様は苦しんでいるというよりも喜んでいるようにさえ。

「っう…あ………くぅう……♡か、身体がぁ………ぁあっ♡──ッ、駄目…あ、見ない、で……見ちゃ駄目、駄目ッ……♡」

 そして何より、今までずっと隠し通してきた股間の膨らみが露見してしまう。下はスラックスタイプのゆとりあるヒーロースーツではあるが、戦闘員として肉体改造された無様な大玉袋がそこをパツパツにしてしまっている。強発情のせいで小さく勃起も布地に誇張。股間を覆っていたヒーローパワーが解除されてしまったからだ。


 勝利したガンマンのように発情光線銃をくるくると回し、上級戦闘員は覗き込むようにシャットアウトシャムを見下す。

「たった1発でピンチになっちまったなあ?」

「ボ、ボクは負けないっ!」

 悲しいかなそんな勇ましい台詞だって全てはやらせ。この都市群への襲撃だって計画的に決められていたこと、シャットアウトシャムがここに居るのだって仕込まれたもの。勇ましい登場も活躍も、このピンチだって芝居に過ぎないのだ。

 そこへどこか見覚えのある戦闘員が、奪ってきたであろう報道カメラを担いでやってくる。

「ちわ〜、格好良いヒーロー様の無様敗北の撮影に参りました〜」

 その中級戦闘員はかつてF区の襲撃の際、シャットアウトシャムがわざと逃した者。そのせいでご褒美を逃し、叱責を受けていた者。今までずっとシャットアウトシャムへの恨みを募らせていた者なのだ。

「F区以来だなクソヒーロー!今日は負け姿をとことん撮ってやるからよ」

「ッ、お前は……!」

 その台詞でシャットアウトシャムも相手が誰だか分かる。既に屈服している心ではあるが、そんな相手に撮影されてしまうとまでは聞いていない。騒つく胸中、期待ではち切れそうな股間。上級戦闘員の仕掛けたスパイスが、よりシャットアウトシャムの敗北シーンを刺激的に味付けしたということ。


 本物のカメラクルーから奪った報道カメラ、中級戦闘員はそれを得意げにシャットアウトシャムに向ける。左右から下級戦闘員たちに掴まれた発情に燃える肉体を、舐め回すように撮っていく。特にしゃがみ込んで下からレンズを向ければ、恥ずかしい大粒の睾丸と必死な勃起がスラックスタイプのヒーロースーツを盛り上げているのをバッチリと画角に収められるのだ。

 調子に乗った声で煽る中級戦闘員、復讐が楽しくって仕方ない。

「シャットアウトシャム、エロ光線銃で撃たれたせいで股間はパンパンだ!大人しそうな顔をして、本性は淫乱か〜?」

「ち、違うっ……コレ、コレはぁ……!」

 報道カメラの上部が赤く点滅し、現在生放送だという事実にシャットアウトシャムは羞恥心でどうにかなってしまうそうだ。きっと裏社会に存在するというヴィランネットにでも流されているのだろう、今まさにそのヴィランに膝を折る自分の姿を。


 上級戦闘員はそんなやりとりを静かに眺めてはいたが、ようやくと動き出す。周囲の下級戦闘員に指示するのは、シャットアウトシャムの大切な──ヴィランたちにとっては邪魔なヒーロースーツの除去。

 数人の下級戦闘員が特殊なナイフを閃かせ、その刃をシャットアウトシャムのスーツ下部に押し当てていく。

「や、やめろぉぉっ!」

 叫んだって誰も助けに来るはずがない。何せ期待のヒーローは自分自身だったのだから。

 更に追加された下級戦闘員によって、シャットアウトシャムは両足をも抱き抱えられて赤ん坊の排泄ポーズのように両足を大きく開かされて持ち上げられてしまっている。

 ヒーロースーツの下半身周り、シャットアウトシャムの恥部だけが丸見えになるように生地を切り取られてしまう。今日だけは戦闘員スーツを脱がされているから、生身のピンク色じみた性器がプルンと丸出し。

「ほれエロガキヒーローのご開帳〜ってか」

「見る、なぁ…は、離してよ……!?」

「ちっ……デカ玉のせいでガキ穴がよく見えねえじゃねえか」

 上級戦闘員の吐き捨てるような言葉通り、肉体改造されたシャットアウトシャムの大きな睾丸がでっぷりと垂れ下がって後孔を覆ってしまっているほど。内部事情を知らなければ、展開的にこの変化も先ほどの発情光線銃の効果だと思うだろう。


 またしても上級戦闘員はその光線銃をくるくると回し、どうしてやろうかと思案。そこへなんとも勇ましいシャットアウトシャムの声。無様な猥褻物をヒク付かせながら騒ぐ騒ぐ。

「こ、こんなことしたってボクは負けたりなんてしないからね!」

「そこまで言われちゃあ──負かしたくなっちまうよなあ?」

 無防備なシャットアウトシャムの若い柔穴へと、男根を模した発情光線銃の先端をめり込ませていく上級戦闘員。

「な、にをぉおっお″♡」

「おお!上級戦闘員様のエロ光線銃がヒーローのケツ穴に押し込まれていくぞ!」

 それをしっかりと撮影、放送しながら大笑いするカメラ役の中級戦闘員。

「い″ッ♡あああ、何をしてぇ……ボク、はぁ……負けな──」

「バーカ、負けんだよ」

 初めて尻穴を暴かれ、あまつさえその様子は生放送。恥辱と被虐でおかしくなりそうになりながらも、シャットアウトシャムは大したことのない若雄をヒクンと反応させかけて。だがそれより早く、周囲の下級戦闘員たちは上級戦闘員に呼応するのだ。手拍子さえ交え、一斉に憎きヒーローの敗北を唄うのだ。

「負ーけろ!」「負けちまえ!」「負けろ!」


 こびり付くような嘲りの合唱が、シャットアウトシャムの下半身をゾクゾクと何かに掻き立てる。そして上級戦闘員の真っ黒な頭部が、どうしようもない悪意の笑みを浮かべるのだ。

「ほれ、発情光線銃、発射〜っ!」

 上級戦闘員が引き金を引けば、シャットアウトシャムの尻穴で弾ける発情光線銃。

「負けたりなんかしな──イ″イ″イ″ィィィィィィイ″ッ❤︎❤︎❤︎」

 馬鹿みたいな金玉袋をユサユサとさせ、シャットアウトシャムは尿道をこれでもかと広げて精液を噴き上げてしまうのだ。防御できない体内、それもヴァージンの粘膜をふざけた玩具で撃ち抜かれての敗北大射精。溜め込まれていた青臭い白濁ソースが止めどなく吹き上がる、打ち上がる。

「ほーれ、負け犬ヒーローのいっちょ上がり〜」

 上級戦闘員はシャットアウトシャムの尻に発情光線銃を突き刺したまま、数歩下がってその無様な花火を鑑賞する。このためだけにシャットアウトシャムには延々と射精禁止で過ごさせていたのだ。それでも笑ってしまうほど、ふざけた量の敗北汁が出るわ出るわ。

「はは、どんだけ出るんだザー汁噴水ヒーローさんよお!?」

 たった一度の吐精ではあったが、シャットアウトシャムが二度と表舞台には戻れないほどの激しくも滅茶苦茶な射精姿。周囲の下級戦闘員を酔わせてしまうほどに精をぶちまけ、大人しそうな元のヒーロー像からは想像も付かない蕩けた口元で解放の快楽に浸り切ったのだから。


 過去、かすり傷ひとつ負わなかったシャットアウトシャムのヒーロースーツも今や自身の恥ずかしい体液でドロドロの状態。あれだけ出したからか、丸出しの睾丸は少し縮んだように垂れて。腹と胸を荒く上下させ、まだまだ先の衝撃から回復してはいない様子。

「さあ、お楽しみといこうや」

 ここまで意図的に見せてこなかった、上級戦闘員の黒肉棒が初めてシャットアウトシャムへと晒される。足元に転がっている発情光線銃の先端など比べ物にならない、男の中の男とも呼ぶべき性器。真っ黒な戦闘員スーツに覆われた黒光りする亀頭、幹の太さや凶悪なまでの反り、垂れ下がらずに大きく張りのある雄玉。

「あ、や………あ‥あ………♡」

「なーに期待してんだ?」

 それをシャットアウトシャムは拒否できない。見れば見るだけ雄として格上なのが分かってしまうから。ただでさえ上位存在であると脳に刷り込まれているのだ、上級戦闘員の雄を感じるだけで下半身が疼いてしまうのだ。抱えられた尻穴が、カメラのレンズの前でヒクヒクと収縮を繰り返す、求めてしまう。

 上級戦闘員は凶暴な雄杭を何度か自身で握り、シャットアウトシャムの後ろへと回り込む。細い肢体を持ち上げる下級戦闘員を押し退け、腰を下からシャットアウトシャムの丸出しの臀部へと。

「あ……あ………ぁ…あっ♡」

 挿入を果たすべき雄の突起と、挿入をされるべき雌の窪み。その今にも結合せんとする局部は、完璧にカメラに撮り続けられている。何もかも、これから起こるであろうヒーローの敗北セックスショーはこれ以上ない羞恥の特等席で放送されるのだ。


 上級戦闘員は撮影用の芝居じみた声でなく、ヴィランらしい欲望のままの声でシャットアウトシャムの耳元へ囁くのだ。

「お前のヒーロー人生、きっちり終わらせてやるからよお」

「あ、やだぁあ、ああぁぁあ♡」

 ぬぷりと押し当てられた黒亀頭が、シャットアウトシャムの初心な桜色の穴へとめり込んでいく。ゆっくりと、見せびらかすような極低速の挿入。

「ああ、キツキツガキまんこに上級戦闘員様のデカチンポが入っていくぞー!」

 それを面白おかしく実況する中級戦闘員。

「このままでは無敵のヒーロー様の初めてが奪われてしまう!」

 かつて敗北した相手がこうまで惨めに嬲られて気分も上がっているのだろう。

「誰か助けてぇ〜。って、ヒーローはこのザマか〜」

 楽しくて嘲りのセリフが止まらない。

「もう少しで上級戦闘員様のぶっとい肉棒が入りきっちまう!」

 長く太い雄肉棒もようやく中程まで。シャットアウトシャムが泣きながら暴れようが、単なるガキ同然と弱った現状ならまるで意味をなさない。下級戦闘員に抑え込まれ、真下から深々と上級戦闘員の太々しい挿入を受け入れ続けるだけ。

 そしてついには、ぬっぷりと押し込まれた悪の雄陰茎。

 カメラを握り締めながらも、中級戦闘員の声だってより力がこもるもの。

「ああ!入った!奥まで入っちまったぁー!初物ヒーローおまんこ、これにて使用済みの中古品だぁー!」


 本当にゆっくりとした挿入だった。最後の最後、棍棒のような亀頭先端がシャットアウトシャムの雌性の前立腺をノックすれば、それだけで──。

「あ❤︎あっ❤︎あーっ❤︎」

 小便のような薄い薄い精液。ビシャビシャと漏れ出るそれは潮じみていて、なんとも情けない甘イキの様相。シャットアウトシャムが処女を奪われ、雄性をも喪失した瞬間だった。今は戦闘員スーツを着用していないから白ではあるが、殆ど透明のあまりに弱々しいそれなのだ。

「あーあ、オレ様のチンポがぜ〜んぶ入っちまったなあ」

 ケタケタと上機嫌に笑い、上級戦闘員はシャットアウトシャムの腹をさすってやる。ここまで入っているぞと言いたげな、悪意ある撫で方。

「処女喪失もバッチリ撮影されちまったぜえ?」

「ひ‥ぁ……そ、んなぁあ…………♡」

 これが上級戦闘員の計画、シャットアウトシャムを公然と犯し、ヒーローとして負かすこと。それらを自分だって望み、了承したくせに今になって瞳を潤ませて逃れようとするシャットアウトシャム。

 だがそんな些細な抵抗も、今の支配者然とした上級戦闘員には可愛らしいオネダリにしか見えないのだ。身体は下級戦闘員に持ち上げさせているから、その細い首を黒の太両腕でガッシリとロック。息が詰まると同時に柔らかなシャム猫青年の浅ましい締め付けが強まり、気をよくして思い切り腰を突き上げて応えてやるのだ。

「う″ぁッ♡あ″……あ″ぁ‥あっ……♡」

「お楽しみはこれから、だろお!?」

「や″ぁあ″、う″ぁあ″っ♡ひ″っ♡え″ぅッ♡」


 下から、背後から、華奢なシャム猫青年の可愛らしい穴蔵はガツガツと上級戦闘員に掘り進められていく。意識を持っていかんとするほどの強引さ、男を失わせんとする乱暴さ。

「ひ″ぁ、あ″ぁあ♡」

「ほっせ〜首して、こんなんでヒーローが務まるのか、ああ!?」

 細首を締め上げる太い男の腕、次第にシャットアウトシャムの身体は無抵抗な性処理道具へと成り果てる。

「ん、あッぁあ、あ″♡あ、あ″ぁあーっ♡」

「だーからこうして戦闘員様のオナホにされちゃってます、ってか?はーははっ!」

 肉欲と支配欲が上級戦闘員の腰を勢い良く跳ねさせる。この愛らしい道具が活躍してくれたおかげで昇進だって決まったようなもの、その感謝を暴力的な腰遣いで返してやっているのだ。

 それを蛇のような執念深さで撮影、実況していくのは中級戦闘員。物欲しそうにシャットアウトシャムの恥ずかしげな股を見つめ、上級戦闘員を羨ましそうにしつつも叫ぶのだ。

「流石は上級戦闘員様!あのシャットアウトシャムが手も足も出ないぞ〜」

「ひゃ、あ″ぁあ❤︎ああ″ぁ〜ッ❤︎」

 第三者の“声援"によって羞恥心が白濁液となって迸る。所謂メスイキの醜態を晒しながらも、シャットアウトシャムの声は艶に濡れて仕方ないもの。成人してもまだまだ未成熟な香りの細性器をペチペチと弾ませ、人前に出しては指をさされて笑われるだろう大玉袋をユサユサとさせながらの、蕩けたような吐精がはじけるのだ。


 それでも上級戦闘員の攻勢は止まるどころかより過激に。

「お強いヒーローパワーも、身体のナカからの攻撃にはッ!弱い!んだよなあ!?」

 戦闘員として強化された肉体を、公開セックスに全力。ただでさえ体格差がある相手にそうまで、手加減無しに貪られればシャットアウトシャムの顔面はもう涙と鼻水でぐしゃぐしゃの状態だ。

「あ″ぁ♡や、あぁあ♡やめ、ろぉお♡や、だぁあああ♡」

 街中を青年の悲鳴が包もうとも、仕組まれた卑猥なショーには何の助けも来るはずはない。まだまだ子猫を奏でてやろうと、上級戦闘員の手はもぞりとシャットアウトシャムのシャツの中へと侵入する。薄い腹筋、平坦な胸板、しかし確かに存在する小さな両乳首。

「パワー使ってなきゃ、単なるエロガキだな、ほれ!?どうしたあ!?」

「や、駄目ッ♡そんな、とこぉ♡や、だぁあ♡触る、なぁあぁ♡」

 摘み上げれば一瞬にして勃起、ツンと跳ねた乳頭は上級戦闘員の新しい玩具。

「感じまくってる癖によく言う!ほれ、ガキ乳首で馬鹿みてーに感じんだろお!?」

「違っ、違うっからぁあ♡や、あああ、引っ張らない、でっぇぇえ♡」

 犯されながら、身体を公然と開発される屈辱感。シャットアウトシャムの声はどんどん性の深みへと落ち落ちていき、上級戦闘員を喜ばせるばかり。

 となれば目を地走らせた中級戦闘員の実況だって白熱するも当然。

「流石はエロヒーロー!ケツをがっぽり犯されてんのに、乳首で感じる余裕まであるとはーッ!!」

「うる、さぁああ❤︎や、だあぁ、イッちゃ……ぁあ″あ″❤︎」

 下手に反論しようとするせいで、堪えていた若雄汁が溢れてしまう。上級戦闘員が乳首をキツく摘むに合わせ、ビュービューと飛び散っていく白の情けないこと。


 もうどんな否定も無意味な程に感じ入り、シャットアウトシャムは何かある度に恥ずかしい液で街を汚してしまうのだ。

 自身でドロドロに濡らしたヒーロースーツも、最早無用だと下級戦闘員が脱がしていく。こんな往来のど真ん中で、シャットアウトシャムは1人素っ裸を味わされる。唯一残ったバイザーの下では、どれほど赤面しているか。わざと残したバイザー以外は、その柔らかで毛艶の良い裸体が白日の元。

 当然、カメラはそれをヴィランネットを介して悪党どもの股間を喜ばせる。上級戦闘員はそれを煽るように、下級戦闘員に抱えられたシャットアウトシャムの裸を嘲笑うのだ。

「こんなやらしい身体しやがって!ヒーローじゃなくて売女がお似合いだぞ、はははは!」

 中級戦闘員に命じ、その全裸姿をねちっこく撮影させる。細い首筋、摘まれ過ぎて赤く腫れた乳首、僅かに肋骨の浮いた柔腹。女々しい細腰に、イき過ぎて震える若雄、垂れ下がる睾丸の揺れ、何度も男根を受け入れて閉じ切らない卑猥な穴までを。


「やだ、やぁあ……♡やめ、撮らない、で……やめ…やだぁぁ♡」

「その割にはチンポおっ勃てて!デカ玉揺らしてんのはどういうことだ、ああ!?」

 上級戦闘員の太腕がシャットアウトシャムを小突き、カメラへと押し付ける。その股座から生えた泣きじゃくる小雄、たゆんと揺れる太玉がレンズに密着しそうなほど。

「ほれしっかり撮れ撮れ!これがヒーロー様のしょーもねえチンコだ」

 上級戦闘員の指先が、シャットアウトシャムの可愛らしいサイズの先端を、あたかも汚いものでも触るかのように摘み上げ、晒し物にする。

「あ……あぁ……や……………♡」

「それに引き換え、見ろよこのだらしねえデカ玉!」

 戦闘員として肉体改造されたタヌキ種と見間違う金玉袋。最早ヒーローパワーで包んで偽装されていないとあれば、本当にふざけたサイズなのだ。そこと顔とを交互に映させ、上級戦闘員の嘲るような言葉がシャットアウトシャムに突き刺さり続ける。

「こんな澄ました顔してよお、こんな恥ずかしいモンぶら下げてんだもんなあ?」

 青年ヒーローは尖った耳の先端まで真っ赤にしながら、しかし逸物を反応させてしまう。

「オレ様だったら恥ずかしくって歩けやしないぜえ?」

「う、ぅぅ……言わない、でぇ…や…やぁ………♡」

「こんな情けねえ姿。オレ様にガッツリ犯されてる所、ぜーんぶ放送されちまってんだ。──ヒーローは廃業だなあ?そうだよなあ?」

「あ、あ……あ‥ボク、ボクは……あ………ああ…………」

 ドクンドクンと心臓の鼓動がうるさいほどだ。ゾクゾクと背筋を駆け上る被虐的な喜び、狩られる歓びがシャットアウトシャムの身を包む。

「追い詰められたヒーロー!果たして逆転の策はあるのだろうかーっ!?」

 思ってもいないことを中級戦闘員はふざけるように叫ぶ。自身も破裂寸前にまで黒勃起を揺らし、飢えた獣のような表情をしながらも復讐のためにカメラを構え続けて。


 映像としては陵辱のワンシーンでありつつも、側頭部にコツンと顔を寄せて上級戦闘員は耳元へ囁く。秘密の恋人同士がするような、甘酸っぱい問いかけ。

「はは、ああまで言われてるが。負けるの、好きだろお?」

 ドックンドックンと、シャットアウトシャムの動悸は激しく。思考や理性など介さない、ただただ本音の脊髄反射が答えるのだ。

「…………ハイッ‥♡」

 2人にしか聞こえない小さな小さな声。

 それを皮切りに、これまで以上の野生動物じみた交尾がカメラを──その先にいるヴィランネットの観客を沸かす。シャットアウトシャムの撫で肩を背後から掴み、跡が残ろうがお構いなしの力強さで腰を叩きつけていく上級戦闘員。

「ああ、あ″ぁ♡は、激しくッ♡あ″ッ♡待っ、あ″あ″ぁああーっ♡」

「ヒーローなんて辞めちまえ!」

「や、あああぁ♡ボクはぁあ、ヒーローだ!あ″ぁッ♡」

「お前は!オナホールの方がお似合いだ!」

 問答であるようで、喘ぎと息遣いの応酬。全裸で恥ずかしげに勃起と潮臭い透明液を撒き散らしておきながら、シャットアウトシャムは喚くのだ。1割だけはヒーローとして、残り9割は敬愛する上級戦闘員様に喜んで貰うためのお芝居。

「そ″んな、ことぉお″♡お″ぉおんう″ぅぅ♡」

「チンポ咥え込んで、すっげえ締め付けてる癖によお!?」

「違っ、あ″ぁああ♡」


 そんなやり取りは確かに上級戦闘員の雄をグッといきり勃たせ、バキバキと雄を上らせる。だからこそ、この生意気なヒーローをぐちゃぐちゃに踏み躙ってやりたくて仕方なくさせるのだ。お前が悪いんだと吠えんばかりに、カメラマイクに決して聞き逃させない声を張り上げる上級戦闘員。

「さっきからエロ声が止まらねえんだ、その可愛いお顔も拝ませて貰うぜえ!?」

 そして「おい」から続く命令にて、下級戦闘員が動く。雑魚でしかないその1匹の手が、無造作に伸ばされてシャットアウトシャムの最後の砦ともいえるバイザーにかかる。

 抵抗しようと思えば、きっと何か手があったかもしれない。それでもシャットアウトシャムは複数の感情で揺れ動く叫びを漏らすだけ。

「アアァ……!や、駄目、それだけは、駄目ぇ♡駄目ッ♡」

「はは、途端にケツの締め付け半端ねーことになってんぞ?そんなに外して欲しいのかあ!!」

 高性能で美しい半透明のバイザーゴーグルが、むしり取られて地面へと転がる。


 ──カシャン。


 これでシャットアウトシャムの身は恥ずかしさだけに包まれたもの。雄臭い戦闘員に組み敷かれた柔らかな全裸、そしてその蕩けた発情顔が暴露されたのだ。

「ア……ア‥♡や、見ない、でぇ♡や、あ………ああ‥ぁ……♡」

「なあんだ本当に可愛いエロガキの顔じゃねえか。オレ様にケツ穴ほじくられて、こーんなトロ顔してたなんてよお?」

「ふ、あ″……な、にを──」

 強引に振り向かされ、シャットアウトシャムの端正な顔に上級戦闘員の全頭マスク、いやマズルが重なる。後ろだけに飽きたらず、その口腔まで犯していくのだ。

「ンムゥウ〜ッ♡♡♡」

 黒く太い舌がずるりとシャットアウトシャムの口に入り込む。身体のナカ、柔らかな粘膜が男の唾液と舌使いに蹂躙されていく。酸素を奪い、思考をかき乱し、舌と舌を無理矢理にでも絡ませてくるのだ。

 ジクジクと短いストロークで腰をぶつけながらも、上級戦闘員はたっぷりと時間をかけてシャットアウトシャムに雄の接吻をレクチャーしていった。

 そうやって可愛がってやれば。

「ぷは、すっかりオンナの顔だなあ、おい!?」

「へぁ……あ…へ……ひ……ぁ‥♡」

 言葉の紡ぎ方さえ忘れ、敏感極まりない、発情にどっぷり浸かった表情だけ。


 上級戦闘員のあまねく支配欲はこれに堪らず、よりがっついた抽送でもってシャットアウトシャムを犯し抜かんとする。互いの体液で濡れそぼった黒肉棒が、何度だってその若穴を出入りする。飛び散る愛液の雫など、恥ずかしい水溜りを広げるほどだ。

「はあぁ、堪らねえ!ヒーローつっても、一皮剥けばこんなエロガキなんだもんなあ!」

「あ″ぁああっ♡も、駄目ぇええ♡やだ、やだぁああ♡」

「このケツ!オレ様のチンポの形を忘れられなくしてやるからなあ!?」

「もう、無理ぃっ♡お尻、やだぁああーっ♡」

 萎えることのない若雄を揺らし、腹は上級戦闘員の大きな肉棒で盛り上がる。シャットアウトシャムの情緒などもう滅茶苦茶で、自分が喘いでいるのか叫んでいるのかも分からない。

「ヒイヒイ言いながらも、善がってチンポ離してくれねえとこ見ると、満更でもないってかあ!?」

「ん″んんーーーッ♡深い″ぃぃい″ぃぃ♡♡♡」

 最奥をゴスリと突かれ、前後不覚に陥るほどだ。

 その一撃からシャットアウトシャムは上級戦闘員の雄の気配を感じ取り、その時が来たことに震えるのだ。間違いようもない、歓喜。

「ガキまんこの奥に、上級戦闘員様が種付けしてやるからよお!感謝してケツ締め付けてなあッ!!!!」

「ッ──だ、め″ぇぇえええぇぇ♡」

「出すぞ!エロガキ!孕ませてやるよ!ぶっ放すぞぉぉ!!」

 柔らかなシャム猫青年の尻奥で、上級戦闘員の雄肉棒が爆ぜる。大ぶりな亀頭、ぷっくらと割れた鈴口から溢れ出すのは漆黒の粘液。精液などよりもよっぽど粘度の高い、雄と支配を感じさせる液体がシャットアウトシャムの体内を満たしていくのだ。

 上級戦闘員は雄汁を吐き出しながらも、それでも腰を何度となく打ち上げ、可愛らしい子猫を貪り続けるのだ。容赦ない中出しにだって甘えたような締め付けで答え、媚びるように雄膣で搾り取ろうとしてくるのだから。


 そうして獰猛な種付け行為が終われば、シャットアウトシャムにも変化が起きてしまう。尻に注ぎ込まれた黒粘液、それが身体中に薄く怪しく広がっていくのだ。いつしかそれはシャットアウトシャムの首から下全てを覆い尽くし、どこかで見た戦闘員スーツとしてピッチリと包み込んだのだった。

「………はーっ、さいっこうにハメちまったなあ」

 上級戦闘員は獰猛だが爽やかに笑い、足元で転がる新たないち戦闘員へと指示を飛ばす。

「おらボケっとしてんな。“起立"!」

「ッハイ……♡」

 かつてシャットアウトシャムと呼ばれていたヒーロー、その成れの果て。戦闘員スーツで身体の恥ずかしいラインまで丸見えにさせた肢体をそっと起こし、上級戦闘員の前に真っ直ぐに立った。

「“整列"!」

「ハイ…ィ……♡」

 辛うじて顔は覆われてはいないが、そこにヒーローとしての強い意志など感じ取ることはできない。だから上級戦闘員の言葉で整列していく下級戦闘員たちへと、シャットアウトシャムだってまるで当然と並んでしまったのだ。

 以前もアジトでこうしてはいたが、あれはあくまで潜入のためだ。現在シャットアウトシャムが整列しているということ、それはヒーローとしては完全なる背徳行為。

 今、カメラの前で素顔を晒し、尻穴から黒精液、勃起した黒スーツからは先走りを垂らしながらヴィランのしもべと化してしまっている。ピチピチの戦闘員スーツが嬉しいらしく、腰は揺れ、尻尾を跳ねさせてしまうシャットアウトシャムなのだ。


「おう壮観だなあ、ぞろぞろ集まってよお」

 街中で一糸乱れぬ隊列を組む下級戦闘員。僅かに体格とマズルの形状が違うくらいで、あとは全てが黒に染まった雄たちの群れ。これに並ぶだけで、シャム猫青年の細い肢体は痺れるような愉悦にゾクゾクとしてしまうのだ。

 シャットアウトシャムだけはまだ頭部が剥き出しの状態。何か言わなくてはと口を開きかけるも、上級戦闘員の鋭い命令の方が早い。

「“敬礼"!」

「ッ……♡」

 全ての下級戦闘員が、躊躇なくビシリと敬礼のポーズをとる。シャットアウトシャムだって例外ではなく、惚けた顔で黒に包まれた肉体が服従するのに任せてしまっている。真っ直ぐに伸ばされた指先、心からの最敬礼はシャットアウトシャムの猫耳の先から尻尾までに狂おしい喜びを駆け巡らせる。

 そんなシャットアウトシャムの従順さに、上級戦闘員は不遜な態度で笑みを浮かべて頷く。それが当然という態度で次の指示だ。


「“報告"!」

 シャットアウトシャムはその言葉が自分に向けられたものだと、視線で射抜かれて理解する。両足をガクガクと震わせながらも、真っ直ぐに敬礼した間抜けな姿勢で何もかもを吐露させられてしまうのだ。

「び、B級ヒーローのシャットアウトシャムはぁ、独断で潜入捜査をして、いましたがっ♡そこでこの素晴らしい戦闘員スーツの魅力に夢中にッ♡なって、しまいまし、たぁっ♡そしてぇ、上級戦闘員様にっ……ボクの恥ずかしい身体を、下級戦闘員としてぇ‥教育っ、して頂いてぇ………♡い、今ではすっかり、この変態戦闘員スーツに、ハマってしまい、ましたぁっ♡」

 身じろぎする度、ツンと勃った乳首が黒スーツの胸部を飾る。敗北の経緯を説明しながら、痛いほどに勃起したペニスがスーツ表面を突き破ってしまいそう。パンパンに膨れた雄袋を惨めに揺らし、犯され尽くした尻穴のスーツ生地をギュプギュプと鳴らしてしまうのだ。

「さ、さっきまでのは、全部っ♡お、お芝居ですっ♡ボク、ボクはとっくに、とっくに負けちゃってたん、ですっ♡負け、負けですっ♡ヒーローなのにっ、負けちゃったんですぅっ♡」

 ただ報告するだけでも、今のシャットアウトシャムには自慰に匹敵する快楽。上級戦闘員の言葉が、命令が、その心身を掌握しているから。情けない突起の先端からは先走りをビュクビュクと漏らしながら、シャットアウトシャムはただただカメラレンズに視姦されていく。


「おおそうかいそうかい」

 知っているくせ、上級戦闘員は何度も頷いて見せる。

「なら──今のお前はあ?」

 間近で顔を覗き込まれ、尋ねられた瞬間シャットアウトシャムの細肩がビクンと跳ねた。上位存在からの質問だ、答えなければならない。自分がナニかということを口にしなければならない。

「…………か、下級戦闘員、ですっ♡」

 喉から溢れたのは、媚びを含んだ若い声。真っ黒なスーツに首から下まで覆われ、下級戦闘員の列に並び、敬礼まで。真っ直ぐに立って上級戦闘員様に自らの存在を告げたのだ。

 ニヤリ、上級戦闘員の口角がこれ以上ないほど悪質に持ち上がった。

「カメラの前で“忠誠"!」

 空気を切り裂く鞭のような命令。

 それをデコレーションするのは中級戦闘員のからかうような悪意の嘲り。

「はーいエロネコちゃん、目線くださいね〜?ほらほら、変態ヒーローくんは何て言って組織に忠誠を誓うのかな〜?」


 シャットアウトシャムの心臓は早鐘のよう。下半身の血の巡りが、恥ずかしさで背筋まで毛羽立つ様子が、こうべを垂れる喜びが、欠片と残っていたプライドを粉々にしていく。

「は、ひっ……♡あ……あッ♡ボク……シャットアウトシャムはぁ、ヒーローなんて廃業しま、しますっ♡こ、このちんちんの形も、お尻の穴も丸わかりのエッチな戦闘員スーツの方が、好きになっちゃいましたぁ♡い、今までオナ‥オナニーだって全然してこなかったのにっ、今じゃもうっ戦闘員射精することしか……考えられないんですっ♡」

 きっとこの漆黒に染まった身ならば、あの黒い射精を行えるはず。何もかも捨て去ってさえ欲する、あの黒精を恥も外聞も忘れてぶちまけられるはず。腰は無意識にヘコヘコと前後し、どれだけ情けない言葉だろうと口にしていくのだ。

「だ、からっ♡ボクッ……はぁ、いち下級戦闘員としてぇ♡上級戦闘員様に、仕えますッ♡ヴィラン様のっ、ビックボス様の下っ端戦闘員に成り下がりますっ♡それを喜んで受け入れますっ♡ボクの身体ぁ……全部、好きにしてッくださいっ♡心からぁ、ちんちんから絶対の忠誠をッ誓いますッ♡♡♡」

 完全なる敗北宣言、身体全体、尻尾の揺れにさえ媚びを含んだもの。冷徹なカメラレンズにその全てが納められたのだ、これはきっとヴィラン達の語り草となるだろう。だから中級戦闘員だって大はしゃぎでからかうのだ。

「は〜いシャットアウトシャムの人生終了〜。ヴィランネットの再生数やっばいぜ〜?」

「アッ……ア……ア……………ッ♡」

 感極まったように喘ぎ、シャットアウトシャムは黒スーツに包み込まれたペニスをピクピクと震わせるだけ。


 静かに聞いていた上級戦闘員は厳かに頷く。

「そこまで言うならお仲間にしてやろっか」

 名のあるヒーローを前にした態度ではなく、あくまでいち市民を処理するような淡白さなのだ。指をさしたのはシャットアウトシャムの真後ろの下級戦闘員に対して。

「──被せてやれ」

「はっ!」

 いつの間にか用意されていたのは、黒の全頭マスク。真後ろから被せられていく、大きなコンドームのようなそれが、シャットアウトシャムの端正な顔立ちを覆っていく。

「アアァ────あ、ああ、ああぁあ″あ″ぁあああぁああ❤︎❤︎❤︎」

 敬礼ポーズをしたまま、シャットアウトシャムは絶叫する。鼻や耳の穴から粘液が侵入し、べちゃべちゃとした黒スーツがミッチリと顔面にへばりついていく。支配と服従の悦びが簡単にシャットアウトシャムを黒射精へと追いやったのだ。

 真っ黒な精液をボタボタと溢している間に、全頭マスクはその細首にまで張り付いて身体のスーツと癒着しきってしまった。肉体の全て、獣毛の一本だって露出している所はない。

 これでもうどこかの街で悪事を働く戦闘員がいたとして、その中身がかつてシャットアウトシャムと呼ばれたヒーローだとしても誰にも分からないだろう。

「ゥゥ……♡アェッ……ウ♡………オ″…♡」

 喉の奥までも黒スーツの生地が入り込んでいく。射精、勃起、排泄に加え──発言の自由までもが奪われていく。いや、捧げられていく。何もかもを捧げるのが当然、下級戦闘員としては当たり前のことだから。


 こうして、A級にも手が届きそうだったB級ヒーロー・シャットアウトシャムは“終わった"。戦闘員風情に公開調教され、報道カメラの前で敬礼しながら戦闘員マスクを被せられての敗北射精。それが最後に公式にシャットアウトシャムが映った最後となった。


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