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クラブ1〜2

『ぼくらの放課後ハメ撮りクラブ』

第1話『はじまるクラブ』


「せんせ、こんなの学校に持ってきちゃダメなんじゃないの?」

 ロバ先生のカバンから転がり落ちたのはおっきなおっきなディルドでした。


 放課後の幼学校、空き教室で片付けのお手伝いをしていたシャムくんはビックリです。ついさっきまでは和やかに「ありがとうねえ」から「いいんだ〜」と話をしていたロバ先生が、まさかそんなものをカバンに入れていたなんて。

「アッ!シャム君、それ、それは……その…えっと……」

 ロバ先生はしどろもどろになって考え込みます。こんな小さな子に、そんないやらしい道具を見せてしまった後悔と、恥ずかしさで一杯だからです。なんとか絞り出したのは子供騙しの苦しい言い訳。

「ほ、保健の授業!そう!じゅ、授業で使う物なんですよ!」

「ううん、コンピューターで見たことあるもんね」

 シャムくんはなんてことないように言いました。子供騙しには引っかからないもんねと、得意顔です。


 そんなシャムくんはこの『飛揚院幼学校』に通う幼学生。

 学校指定のおませなシャツに半ズボン、紺のブレザーを着ています。先ほどの通り、コンピューターでえっちなあれこれを検索するのが大好きな、色んなことに好奇心旺盛な男の子です。シャム猫獣人種らしい小さな身体に長い尻尾、ツヤツヤの毛並みが自慢のようです。

 対するロバ先生。

 まだまだ教員歴も数年と、新米先生感が抜けていません。少し頼りないところもありますが、生徒視点で優しく一生懸命に接してくれるので生徒からは大人気。ロバ獣人種にしては大きな大きな身体をワイシャツとスラックスになんとか押し込んでいるのです。


 未だに床に転がっているのが問題のディルド。草食獣の雄のペニスを模している、とびきり大きなそれがブヨンと。

「いーけないんだ、いーけないんだ、先生に言ってやろ〜」

「……先生はわたしですよ」

「だからよけーにマズいんじゃないの?」

 嗜めるつもりのロバ先生の言葉にも、シャムくんはしっかりと返します。驚きとからかい、それ以上に困ったロバ先生の反応が楽しくて仕方ない様子なのです。

 可愛らしくも悪戯っぽく笑われ、ロバ先生は困ってしまいます。

「う……シャム君、それはそうですけど…………」

 くすくすと小さく笑いながらシャムくんは空き教室のドアを閉めます。カギをカチャンと閉めれば、他の階で走り回る子の足音も、校庭でボール遊びする子の声も、気にならなくなってしまうでしょう。


「ね!せんせがこれ使うとこ見せてくれたら内緒にしたげる!」

「え、えぇ!?」

 シャムくんからの提案はなんということ、幼学生らしいとびきりの好奇心から飛び出たものでした。

 当然、首を縦に振るわけはないロバ先生ですが、可愛らしい子猫のスリスリは止まることはありません。

「おねがい!」

 シャムくんの小さな側頭部が、ロバ先生のまあるいお腹を擦っていきます。

「おねがいおねがい!」

 まだまだふわふわのお手手でロバ先生の身体に抱きついてきます。

「一生のおねがい!」

 幼学生が毎日のように使う魔法の言葉が、ロバ先生の心を押し倒そうとするのです。


 あまりの必死さに、つい折れてしまうのはロバ先生の押され弱さ。良いところでもあり、悪いところでもあるのです。

「い、一回だけ……ですからね?」

 幼学校はいつもの賑やかさながら、この空き教室だけはしっとりとした空気が漂います。大きな大きなロバ先生は少しだけ長い耳をパタパタした後、スラックスを下ろしていくのです。

「……!」

 シャムくんは猫じゃらしを前にした時のように目をまん丸にしてそれを見つめています。大好きなロバ先生のちんちんはどんな形をしているんだろうと考えたことは、一度や二度ではなかったからです。

「シャムくん……見過ぎですよぉ………」

 ロバ先生のこれまた大きな大きなトランクス、ヨレヨレですが前の膨らみはとても大きいものでした。ゆっくりとそれも脱いで床に落とせば、ロバ先生の下半身は好奇心旺盛なシャム猫の前にぼろりとぶら下がるのです。

「う、うわっ……お、おっきい、大人みたい!」

「……先生は大人ですよ」

 それだけ言うのが精一杯のロバ先生。

 シャムくんの胴体以上の太もも、その間に垂れているちんちんは確かに太くて長い大きなものです。ただ大人にしては分厚い皮が被っていて、何故かティッシュのかけらがくっ付いていたりもします。


「ン……ンウッ…あ………あんまり、そんなに見られると……」

 初めて見るロバ先生のそれに、シャムくんはもう至近距離まで。テレビコマーシャルに出てくる子役のような可愛らしい顔で、くんくんと鼻を鳴らして大人ちんちんに夢中なのです。

 ロバ先生は若干震えながらも、教え子との約束を果たそうと頑張り始めます。座り込んで足を広げて少し腰を浮かせれば、1番恥ずかしい部分まで丸見えです。

「う…わぁ………せんせのそこも、えっちなんだ…………!」

 家に帰ったらこのディルドを試そうと、少し前にお尻の支度をしていたのでロバ先生のそこは準備万端。カバンから取り出したローションで濡らし、慣らしていく様も見せていきます。

「シャム君、近っ…い、ですって……ンンッ…」

 どうしても緊張からか、お尻穴がキュンと指を締め付けるのです。

「こ、こうやって……慣らして、いくんです……」

 見せると約束しながらも、やはり恥ずかしくってロバ先生。

「ほらぁ……こうやって指で、広げてくんですよぉ……ンゥ…」

 ピンク色のお尻穴はローションでトロットロ。ロバ先生の太い指を何本も受け入れながら、クチュクチュといけない水音を立て続けるのでした。


 シャムくんは自分で言っておきながら半ば茫然自失。コンピューターで見るのとはまったく違う臨場感に、猫ヒゲをピンと伸ばして見入ってしまっているのです。ロバ先生の指に、お尻穴の様子に、慣らしの動きにドキドキとウズウズとしてしまいます。

 床から拾っていたディルドを握り締めたまま、シャムくんの呟き。

「こ、こんなの入っちゃうんだ……すっごい…」

「ほら、シャム君?」

 そう言われ、手を伸ばしてくるロバ先生。いつも通りの優しくておっきな、大好きなロバ先生のままです。でも今だけは、どこか上気したトロンとした目がシャムくんにいけない感情を抱かせてしまうのです。

「せんせ、かわいい……!」

 つい言ってしまいながらも、おずおずとディルドを手渡すシャムくん。

「は、はい、せんせ……!」

 そっと受け取り、ディルドをローションでぬちゅぬちゅにすれば、今にでもお尻遊びが始められてしまえるのです。ロバ先生は保健の授業の時と同じように、少しだけ困ったような気恥ずかしいような顔で言います。


「ほ、ほどほどに見ててくださいね……?」

 ロバ先生のおっきな体格に対しても、やはり大きなディルド。床に両脚を投げ出すように座りながらも、シャムくんに見えるようにえっちな道具を挿入していくのです。

「ンンッ…ンゥゥウ〜ッ…………!」

「……わ、わああ…!」

 宝石みたいな綺麗な目に見つめられながら、おっきなディルドが──ちんちんの形をした玩具がロバ先生のお尻にぐにゅうと入っていっていきます。お尻遊びを生徒の前で披露するというインモラルさにドギマギとしながらも、ロバ先生の手は押し込む力を弱めることなどできないのです。

「ンゥ…やっぱり、これ……太いぃ…ですっ……!」

「う、わあ……!」

 ヌグヌグと入っていくディルドにシャムくんはもう興奮して興奮して。

「まだ、先っぽなの、にぃい……」

「せんせ、えっちだ……!」

 間近で覗き込むようにして鼻を鳴らすシャムくん。幼学生でもとびきり好奇心の強い男の子です、気になる部分をこれ以上ない距離で見たくて仕方ないのでしょう。

「あ、こらぁ……鼻息、やぁっ……ンッ…まだ、半分っ」

「ごめんせんせ、でもボク鼻血でそぉ……」

「ンッ…クゥ………み、見過ぎ、ですからぁ…駄目、こんなことしてるの、そんな見られたらぁ……」


 ゆっくりとディルドを入れ込みながらも、ロバ先生のちんちんだって大変なことになっています。

「せんせのちんちんも…すっごいことになってる……」

 シャムくんがうっとりとするほど、大きく大人の形になっていたのです。途中まで皮が被ってはいますが、大きくて大きくて見上げるほどです。先端から透明な汁をダラダラ垂らしながら、時折ビクビクと震えてはシャムくんを感動させてやみません。真下の大きな金玉袋も、もっさりと揺れて中の大粒感を匂わせてシャムくんの心をウズウズとさせるのです。

 そんな大事な部分を全部見られながら、ロバ先生はとうとうディルドを最後まで。

「アァ……ウ、ンンン〜ッ!」

 ロバ先生が珍しく大声を出したかと思えば、どこか甲高いようなえっちな声でした。

「ん、ハァーッ……ハーッ…………!」

「せんせ……え、えっちすぎ」

 息を切らしているロバ先生。まだ入れただけだというのに、それだけで腰が抜けてしまいそうになっているのでした。

 シャムくんといえば、まだ入れたのを見ただけなのに鼻血が出ないように短いマズルを押さえたまま動けません。その短パンの股間はしっかりとテントができており、その興奮を無言で語っているのです。


 放課後の幼学校の賑やかさなど2人には聞こえません。

 空き教室はハチミツのようなアンニュイさで満たされ、シャムくんが蕩けるような声でロバ先生に質問します。

「せんせはでる?」

「ッ……先生は出ますよ」

 思春期には入り立ての、男の子な問いかけでした。それはまだシャムくんが精通をしたとがないと少し不安そうに教えてくれたものであり、ロバ先生にお手本を見せて欲しいという意味なのかも知れません。

「こ、これで出ちゃうの?」

 ディルドを指さします。むっつり幼学生なりに情報を仕入れてはいても、まだまだよく分かってはいないようです。

「………それは、その……ええとですね──」

「出すまでやって?」

 またしてもお願いの視線。捨てられた子猫のようなその上目遣いに、敵う大人なんて居るはずがありません。

「うぅ……それ、それは──」

 困って固まってしまったロバ先生。その股の間で、小さな身体がぴょんと跳ねます。

「じゃ、じゃあ!触ってもいい?」

「ッ……!?」


 花瓶を扱う時のようにそうっと慎重に、シャムくんの小さな両手がロバ先生のそこへ伸びるのです。

「ボク、頑張るからさ……!」

 歪な性知識のせいでそういうことだけは知っているようで、稚拙な抜き差しがロバ先生を襲います。ゆっくりとおっきなディルドの根本を掴み、引いては押し、押しては引き。優しく、優しく。

「せんせ気持ちい?」

「ンッ……アァ…ア!……い、良いですよ」

 上手くはなくとも、一生懸命なシャムくんの動きがロバ先生のお尻を嬉しくしてしまいます。

「せんせ、えっち?」

「……す、少しだけ、ですか、らぁ…!ンッ、そこはぁ………」

 幼学生にそんな知識や意図はなくとも、大人のロバ先生はそう聞かれてドキリとしてしまいます。こんな小さな教え子に喘がされているのに、このイケナイ遊びを止めることが出来ないからです。

「せんせお尻気持ちい?」

「は、はいっ……ンッい、良いですよぉ……!」

 今日は帰って1人でお尻を慰めるはずだったロバ先生。まさかこんなことになるなんて。まさかこんなにも気持ち良くなってしまうだなんて。


 そしてシャムくんが給食のデザートでプリンを見つけたときと同じ声音で微笑みます。

「せんせ、すき」

「え、ええっ……!?ン、ゥゥウッ……!」

 小さな手でお尻穴をグチュグチュされながらのロバ先生、驚いた拍子に太い直径を強く咥え込んでしまうのです。裏返った声、飛び出るえっち声が教室をいやらしい雰囲気でいっぱいにします。

「せんせ、出して?」

 可愛らしいお願いは、可愛らしい手付きによって示されていきます。シャムくんは自分の股間の膨らみをディルドに押し当て、全身の小さな動きの連続でロバ先生を追い立てていくのです。精通前の欲を持て余した可愛らしい夢中な攻め方が、ロバ先生をとびきり感じさせてしまいます。今にも、今にもという鳴き声を上げながら、ロバ先生は──。

「ま、待っ…アアァ……ツゥウ〜〜ッ………ア…止め、止めぇ……シャム君ッ……しゃむく、んんん〜〜っ!!」

 先っぽだけは見えているロバ先生の大粒からは、一気に溢れて来ます。

 大人だけが知っている、えっちな噴水が始まるとシャムくんはもう息も忘れ、瞬きだってできなくなってしまうのです。目の前でビュクビュクと吹き出す大人の白い液体。生臭いそれが顔にもかかってしまうのも構わず、自分もそれに倣いたいと腰をウズウズ動かしながらロバ先生の気持ちよさそうな射精にうっとりとするのでした。


 共にえっちな“夕立”にあって濡れた2人。呼吸音だけが鳴り、そしてシャムくんがビクンと跳ねて言います。

「…………は、はじめて見ちゃった…!」

 嬉しくて堪らないよう。ずっと見たかったヒトが出すところ、それが誰でもないロバ先生のものだったからです。

 続けてとてつもなく悪い子の顔になったかと思えば、二ヘラと笑ってロバ先生に言うのです。

「今度からココ、ぼくらの部室にしようよ?」

「…………ぼ、ぼくら?」

 お尻穴にはディルド、下半身丸出しで体液まみれのロバ先生。シャムくんの意味深な発言に、いや〜な予感が止まりません。


 案の定、シャムくんは立ち上がって窓際へ。火照った身体、ロバ先生のせいで少し“濡れた”顔で下の方遠く、校庭にいたゴリラ先生に大声を出します。

「ゴリせーん!ロバせんせ見なかった〜!?」

「おうシャムーッ、まだ居るはずだぞー!用が済んだら早く帰れよー」

「はーい!」

 そんなやりとりに、ロバ先生は半裸でビクンとしてしまいます。こんな姿、誰にも見つかるわけにはいきません。絶対に駄目に決まっています。

「ちょ、ちょっと!?」

「もいっこおねがい、聞いてくれる?」

 そうニッコリと笑えば、ロバ先生は頷くしかないのでした。


 そうして空き教室は次の日からはクラブ活動の場として認められたのです。

 嘘っぱちの『えいがクラブ』が結成されたということ。そんなこんなで部室とカメラ、ついでに顧問の先生もゲットしたシャムくんなのでした。


 <第1話 おわり>


 * * *


第2話『おいかけっこしない?』


「も、もぉ〜!」

「うわう、ごめんって!ごめん!」

 自習時間、ふざけていたせいで水筒をひっくり返したイヌくん。そのせいでウサギくんが一緒になってビショ濡れになってしまったのです。みんなと同じおませなシャツに短パンには、ぐっしょりとお水の染み。

「サルくん、ぼくたち着替えてくるね」

 ウサギくんは風紀委員のサルくんにそう言い残し、2人で廊下へと向かいます。

 共学の飛揚院幼学校なので、クラスでは女子たちが「やっぱ男子でガサツー」「こっちまで濡れなくて良かったね」「ねー」などとクスクスと笑っているのが聞こえるのでした。


 そんなウサギ獣人の男の子。特に体格が小さいのを気にしてツンツンしたりしていますが根は優しい性格です。

 そんなイヌ獣人の男の子。何も考えない明るい性格は、誰よりも幼学生らしいと言えるでしょう。身体の成長に従い、力の強さも足の速さもどんどん大人に近付いています。


 廊下では怒った顔のウサギくん、イヌくんを注意します。

「イヌくんたら、すこしは落ち着きなって」

「うん!うん!落ち着くね!」

 全然そんな様子はないのですが、本人なりには努力するつもりなのでしょう。

 持ってきたジャージを片手に、どこか空いている教室で着替えようとキョロキョロしていたウサギくん。ふと隣のイヌくんの様子に気付いて、長いウサ耳を跳ねさせてビックリしてしまいます。

「こ、ここで脱ぐの!?」

「ぬれちゃったね、ぬれちゃったね」

 自分たちの教室から少し離れたとはいえ廊下のど真ん中、どんどん脱いでいけばあっという間に上も下もすっぽんぽんのイヌくん。お行儀よく靴下と上履きだけはそのままに、誇らしげに二ヘラとウサギくんに微笑みかけました。

「な、な、なにさその目は……!?」

 両手をワキワキとさせ、まだ濡れた服のままのウサギくんににじり寄ります。

「ダ、ダメだよ!?」

 ハフハフと口呼吸、イヌくんはじりじりとウサギくんに近寄ります。もうすぐ、もうすぐ手が届いてしまいます。

「ダメだってーーっ!?」


 必死な悲鳴も、まだみんなは授業中だからと小さな木霊。

 体格差からあっという間に脱がされたウサギくん、ウサ耳の内側を真っ赤にして怒っています。

「ぼくのパンツ返してったらあ!」

 イヌくんとしてはそのまま濡れていたら風邪を引いてしまうと思ったからで、あとはなんにも考えていません。手の中で握った白いブリーフをウサギくんが取り返そうとしてくるのが、なんだか楽しく思えてきてしまいます。どうせならと足元に落ちていたウサギくんの全部の服も抱えて駆け出してしまいました。

「わははは」

「ホ、ホントに!こ、こんなのダメだったら!」

 お互いに上履きのパタパタ音を立てながら、裸の追いかけっこが始まってしまうのです。

 ウサギくんは小ぶりな真性包茎をプルンプルンとさせながら追いかけます。

 イヌくんは身体同様に育ってきた仮性気味の男子をペチペチとさせながら逃げます。

「ほらこっちこっち〜」

「み、見られ…見られちゃう……って…………!」

 次第にウサギくんの様子が変になってきてしまいました。まさかもう風邪を引いてしまったのでしょうか、顔が真っ赤です。身体を震わせながらも、股間の思春期を小さくヒクンと反応させてしまったのです。

 どの教室だって男子も女子も授業中。先生に見つかってしまうかも知れません。でもウサギくんにとってはそれがとってもイケナイことだと分かっているからこそ、裸以上にこの状況のスリルを味わってしまうのです。


 でもそんな時です、階段から人影。見つかってしまいます。

「アッ…………!?」

 ウサギくんはとうとうへたり込み、泣きそうな顔でお股を押さえてしまいました。恥ずかしさに染まった顔をあげると、そこには見知ったクラスメイトの顔。

「……シャ、シャムくん……こ、これはイヌくんが…………!」

 オロオロとイヌくんの姿を探しますが、どこにも見当たりません。これではウサギくんが、ただのヘンタイだって言われてしまうかも知れません。

 でもウサギくんも気づいてしまいます、突然現れたシャムくんが片手にハンディカメラを構えていることに。しかも赤いランプ、撮影しているのに違いありません。

「……え?えっ?」


 そう、シャムくんは自習を抜け出してきた2人を、男の子“仲間”を見つけ出す敏感さで追ってきたのです。もちろん次の言葉は決まっています。

「ボクのクラブに入らない?」

「いいよ!入る!」

 答えたのは目の前のウサギくんではなく、どこからともなく現れたイヌくん。手には着替えやウサギくんのパンツを握りしめてはいますがすっぽんぽんのまま。

 ウサギくんはまだ困ったまま、顔を背けてしまいます。

「な、え……なんでカメラ、ダメだったら……!」

 股間を隠して、拗ねたような声で小さくシャムくんに聞きます。

「映画のクラブ、だっけ……?」

「ホントはね、“こういうの”撮るクラブなんだ」

 返ってきた言葉は、ウサギくんを考え込ませてしまうものでした。きっとその小さな頭の中で、ぐるぐると考えているのでしょう。ウサギくん自身のすっぽんぽんも撮られてしまった今、シャムくんが言う“こういうの”と言うのはきっと──。

「それだけじゃなくてさ、鑑賞会もするんだ」

 恥入るように撫で肩を震わせるウサギくんを、シャムくんはニコニコと勧誘します。

「……今のウサギくんの格好もみんなに見られちゃうね?」

 垂れていたウサ耳が、ビクンと大きく揺れました。腰をモジモジとさせ、ウサギくんはお股から手を離すことができないのでした。


「は、入ればいいんでしょ!?」

 その後、裸を撮られているからとか、部員不足でカワイソーだからとか言い訳をしていたウサギくんですが、興奮しているのはシャムくんには痛いほど分かってしまうのでした。

「やったね!ありがと2人とも!」

 そう明るく言ったシャムくんですが、もうイヌくんの姿はどこにもありません。残されたのはすっぽんぽんのウサギくん。

 あははと笑い、シャムくんはカメラを片手にウサギくんを促します。

「パンツ──イヌくん追いかけたら?」

「で、でもこんな格好で……」

「ね、撮ってあげるよ?」

 渋るウサギくんに、シャムくんはとびきりの笑顔で言ったのでした。

 ウサギくん、明らかに身体をゾクッとさせ息を乱してしまいます。どうしようもないほどに、魅力的な提案だったからに違いありません。


 直ぐに廊下の先、曲がり角からイヌくんが顔をヒョイと出しました。その手には白旗のようにウサギくんのパンツが、それをフリフリ。

「ま、待てったらあ!」

 堪らず立ち上がって駆け出すウサギくん。足は決して遅くはないのですが、お股の具合が気になっている様子。

「イヌくん!怒るよ!」

 そう言って誤魔化さなければ、自分の姿に顔から火が出てしまいそうなウサギくんなのです。フルチン幼学生たちの追いかけっこ、みんなが授業をしているすぐ隣の廊下で、こんなヘンタイなことをしておきながらウサギくんはしっかりと勃ってしまっていたのでした。

 撮影しつつも、ゆっくりと追いかけるシャムくんはしみじみと言うのです。

「…………ウサギくん、才能あるなあ」


 * * *


 帰り道。今日はシャムくん、ウサギくん、イヌくんの3人組で下校しています。

 乾いたおませなシャツ、短パンにスニーカー。幼学生のトレードマークであるランドセルには剣のようにリコーダーが刺さっているのでした。

 そして先ほどから同じ話をぐるぐると、シャムくんが楽しそうに質問をし続けているのです。

「──だから、ウサギくんてさ、脱ぐの好きでしょ」

「好きじゃない」

「あの時だってドキドキしてたでしょ」

「してない」

「カメラの、確認する?」

「ゼッタイ、ダメ!」

 そんなことをすれば、恥ずかしい男の子が固くなっているのがチェックされてしまうからです。ウサギくんは丸い尻尾をブワッと膨らませながら怒るのでした。

「ホントは脱ぎたくってしかないんでしょ、イヌくんもそう思──」

「「うわっ!?」」

 悲鳴は2人分です。楽しい下校風景も、隣の小川にジャンプしたイヌくんのせいでびしょ濡れ。今度は3人とも、でした。悪びれずお馬鹿な笑顔のイヌくんが振り向きます。

「あはは、なに〜!?」


 そうなれば3人の姿は裸ランドセルという、誰かに見られるわけにはいかない格好にならざるを得ません。濡れた服はビニール袋に詰めてランドセル、歩くたびにクシャクシャいっています。

「…………。」

「ほ、ほら……シャムくんだって恥ずかしいでしょ!」

「みんなでハダカ楽しいね〜!?」

 黙るシャムくん、ドギマギと声を上げるウサギくん、イヌくんだけはマイペース。

 3人が進んでいるのはいつもよりは遠回りの山ルート。さっきから誰にも会わないのがまだ救いです。

「こ、こっちの道は誰もこないから平気だし」

 強がるシャムくん、一応それは確かなことのよう。それに。

「町の方でお野菜のお祭りやってるし」

「ね!ね!あとで行こうよ〜!?」

 シャムくんが思い出したように言えば、イヌくんが楽しそうに声を上げました。きっと頭の中はもう買い食いのことでいっぱいでしょう。


 2人の和んだ様子に、ウサギくんだけは恥ずかしそうに言わずにはいられません。

「そ、そんなこと話してる場合っ!?外だってココ!」

 裸でランドセル、スニーカーなんていう姿。いくら幼学生とはいえ、もう気持ちは大人です。大人はこんな格好で歩いてなんていけないと、ウサギくんは耳の内側を真っ赤にさせずにはいられないのでした。

 でも、そんなのは理屈だけです。

「だから立っちゃってるんだ?」

「あ!ウサギまた固くなってる、すごい、どうやるの?」

 シャムくんの少し意地悪、イヌくんの無邪気。

「ほら聞いてるよ?」

「う…ぅぅ…………」

 恥ずかしそうに、ウサギくんはランドセルと一緒に硬くなったちんちんを揺らしながら下校するのでした。


 どう頑張っても治まらない様子のウサギくんへと、シャムくんがどうしてもと聞きます。

「ウサギくんはもう出るの?」

「…………こ、こないだ出た」

「そうなの!すごいなあ、いいなあ!」

 シャムくんは羨ましくて堪りません。

「ね!ねえ!どうやったの!?」

 ウサギくんが頬を赤らめるのも構わず、どんどん身を乗り出していきます。

「教えて教えて!」

 更にはそこにイヌくんも参加して左右から聞いていくのです。

「なにか分からないけどおれにもおれにも!」


 だからウサギくんなりに、真っ赤になりながらも声を絞り出してくれます。

「こ、こういうので……!」

 きっと本人はすごく恥ずかしかったのでしょうが、2人には良くわかりません。

「だ、だから!こういう………」

 なんでわからないんだよと、ウサギくんは頭の中が真っ白になりながら、山道に響くような声で教えてくれるのです。

「こ、こういう……みんな、みんなですっぽんぽんランドセルで帰ったら、エッチなだって思って、たら……なんか、出ちゃってた……の!」

 だから今も、さっきからもずっと、ウサギくんはちんちんを固くさせたままなのです。とびっきりの秘密の露出趣味が、こんな偶然にも叶ってしまってどうにかなってしまいそうなのですから。

 ニヤリ、どころかニャーンとシャムくんは可愛く笑顔。カメラを取り出して言うのです。

「ねえそこで見せてよ!すっごい固くなってるんだしさ!」


 3人が向かったのは小川を渡す、小さな丸太橋。

 そこに可愛らしくウサギくんを挟んで3匹並んで座りました。小川には裸でランドセルを背負った幼学生たちが、スニーカーを揺らしている姿がゆらゆらと映っています。

 まだお股をピンッとさせているウサギくんにカメラを向けながらシャムくんはおめでとうと声をかけます。

「夢が叶っちゃったね」

 イヌくんも両手を握り締めて興味津々、尻尾の振りも止まりません。

「なにすんの?なにすんの?」

 聞かれたウサギくんは本当に顔が真っ赤になってしまいます。まさかここでおなにーするだとか、しゃせいするだとか、言えるわけがないからです。

「……あ、あんまり見たらたたくから!」

 シャムくんのカメラに撮られていることにも興奮しているので、観念したのかウサギくんは右手でそっと男の子の部分をいじり始めます。

「ん………だ、だから…近いって………」

 イヌくんの顔、鼻息が近いのです。

「……ま、まだぼく、そんなに上手にはできない、から…ぁ……」

 カメラ映りを気にしてか、ぎこちない右手の動きです。

「こ、こうやって……こすってると、なんか……すごくなる……んだぁ………」

 それでもお友達に見せなきゃと、頑張ってくれるウサギくん。次第にその小さい皮被りからは蜜が溢れ、ニチュニチュとエッチな音がしてきます。指に絡んで、とろっとたまたままで垂れていくのです。

 それは両隣の2匹をも巻き込むエッチさ。

「……ボ、ボクも固くなってきちゃった」

「おれ、おれもだ、すごい」


 少しだけはエヘンと思いながらも、ウサギくんはより恥ずかしさを増してしまいます。

「ふ、2人とも……う、ぅー…………もう!」

 それを誤魔化すために、いつもの怒りっぽいウサギくんの顔になりました。

「ぼく、ぼくが!お、お手本みせてあげる、から……!」

 2人が頷いたのに気をよくして、右手を頑張らせます。ちっちゃなお手手で、まだ数回しか成功させていないしゃせーの気持ちよさを再現しようと懸命です。

「……ふ…ぅ…………んっ…」

 声変わりもまだの声は、女の子よりもずっと。

「あ……ぁ……あっ……あっ…」

 そんな小さな身体なのに、2人よりもオトナなんです。

「こ、これ………だんだん…気持ちく、なるんだ……」

 先に大人の階段を登ったのだからと、見せびらかすような、それでいて右手をもう止めることなど考えられないウサギくんなのでした。

 左右から覗き込まれ、カメラに撮られながらもコスコス、チュコチュコ、クチュクチュ。


「……こすって、こすって…ぇ………」

 蕩けるような声です。ウサギくんの両のウサ耳は真後ろにペタン。

「こ、こんな外で…ぼく……はだかになっちゃってる……!」

 小川に映る姿だって興奮を後押してくるのです。

「みんなでこんな格好して……すごく、嬉しいんだ……だから、ぼくね……ぼくね──」

 夢にまで見た裸ランドセルと集団下校、恥ずかしくって楽しくって嬉しくって。ウサギくんはあっという間に甘えた鳴き声を弾けさせるのです。

「んんんっ…………!っ、ああっ、出るっ……!」

 とても大人には程遠いものでしたが、ぴゅくっと跳ねた白い液は確かに子供を卒業したものです。ポタポタと小川へと垂らしては、柔らかな舌先を突き出して可愛らしく息をするウサギくんなのでした。


 同年代の射精を初めて隣で見たシャムくん、カメラを抱えて固まってしまっています。

「……す、すごかった…………!」

 イヌくんはなんだか良くはわかっていませんでしたが、内緒のこと、恥ずかしいことだけは理解して嬉しそうです。

「も、もっかいみせて!?」

 堪らず、まだ出したばかりで敏感なウサギくんのソコに触ろうとまでしてしまうのです。

「ば、ばかあ!」

 イヌくんの頭を叩いた途端、3人はバランスを崩してそのまま小川に落ちてしまうのでした。帰ったらお母さんに怒られることになるのですが、それはきっと3人とも。


 <第2話 おわり>


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