⑥アームス
Added 2025-03-31 15:00:00 +0000 UTCChapter 1
▼小虎勇者アームスが装備したのは『×××変化の指輪』だった!
アームスは一瞬、自分になにが起こったのかを理解することができなかった。まるで自分が小人にでもなったような、まるで自分が丸裸で遺跡に転がっているような。まるで自分自身が何か別の存在にされてしまったかのような前後不覚感に陥ってしまったのだ。
(ッ!?な、なんだ、なんだこれ、どうなってんだオレ!?)
そして自身の状態を把握し、驚愕することになる。
▼小虎勇者アームス 状態異常:ちんぽ状態
▼指輪を外さない限り元に戻れない!
そう、今のアームスは自身の男性器のみの身体として、遺跡の床に転がっているだけ。ふっくらとした睾丸と、指輪をコックリングのようにはめられた若竿だけの状態だ。
(は、はぁーッ!?んなふざけた状態異常きいたことねえぞ!?)
口が無いので叫ぶことだって出来ない。目や耳もないのに見聞きは出来るので、そういった類の状態異常なのだろう。衣服や装備品はこの『ちんぽ状態』に巻き込まれたのか消失し、隣に聖剣だけは無事で落ちているのだった。
(こんなもん気合いで!──う……く…だ、だめだぁ……っ!)
もし他人から見られたらどんなに情けないことか、アームスはその全身──平常時の柔らかな竿を僅かにヒクヒクとさせていた。当然、指輪を外すこともその場から動くことだってできはしない。
そんな時だ、奇跡的にも誰かの足音を聞く。
(マジか!?誰か来るぞ!)
助かったと歓喜するアームス。勇者だというのに、その勃つまでは皮を被った陰茎を石床の上でヒク付かせて喜ぶ様はあまりにもみっともないが背に腹は変えられないから。
だが、現れたのはアームスにとっては最悪の存在。
「おやぁ?もしかしなくとも勇者くんじゃあないですか」
どこか高貴な雰囲気を醸し出す、猫科ラグドール種の青年。タキシードのような服装に真っ白の手袋を嵌めた、職業は鑑定士の優男だ。
(げっ、こいつは──)
鑑定士といっても、悪徳鑑定士。以前どこかの街で詐欺行為をはたらいていたのを、アームスが懲らしめて衛兵に突き出したのだ。捕まっているはずなのに何故と、アームスが驚いていれば彼の方から饒舌に語り出す。
捕まった後は大量の余罪で大変だったこと。看守を丸め込んで逃げ出したこと。アームスをこっそりと追っていたこと。
「──というわけで。復讐の機会を狙っていたんですけれど、まさか勝手に自滅してくれるとは思いませんでしたよ」
遺跡のひんやりと空気よりも、より冷たい視線がアームス──その若竿と睾丸をねぶるように刺しているのだ。ブルリと本当に微かに身震いをし、アームスは内心で焦りを。
(く、くそっ……よりによってなんでこんな奴に見つかっちまうんだ)
「どれ、なるほどなるほど」
鑑定士が手をかざし、鑑定スキルを使ったようだ。アームスの鑑定レベルでは分からなかった『×××変化の指輪』のことを理解したようで、笑い出してしまう。
「これが、ふふっ!これが『ちんぽ化の指輪』だと知らずに装備したんですねぇ、ふっ……あの勇ましい勇者くんがこんな、ふふふっ」
アームスだって自分のミスを悔やんでも悔やみきれないというのに、こんな悪徳鑑定士などに笑い者にされては怒りが込み上げて仕方ない。
(くそ、くそっ、好き勝手言いやがって!)
だがそれを表現できるのは、本当に小さな動きだけ。
「そんなヒクヒクさせて威嚇したって怖くないですよ勇者くん?はーい、これでお話しできるようにしてあげますからね」
既に若竿に『×××変化の指輪』を装備しているアームスへと、鑑定士が持っていた『念話のリング』を上から更に。鑑定士が持つ片割れ同士でのみ、これで会話可能になったのだ。
「おいこらぁ!これ外せって!?」
「あはは、相変わらず元気ですねえ」
どうせ指輪を外さなければこの姿で居続けるしかないと鑑定で分かっているからこそ、ラグドール青年は余裕の笑みで見下すのだ。
「またふん捕まえられてえのか!」
怒りと恥ずかしさで丸出しの性器を朱に染め、アームスは声を大にしてしまう。
そんなアームスへと投げかけられるのは、鑑定士が長らくずっと言いたかった特別なセリフ。
「『手も足も出ないだろ』でしたっけ?ねえ勇者くん?」
かつて悪行を暴かれた鑑定士が、アームスに取り押さえられた時に言われた言葉そのまま。運良くアームスの弱みを付けだけだというのに、表情は勝ち誇ったそれ。
「ッ、このヤロー!調子に乗るのもいい加減にし──」
生意気言うものだから、すっと伸ばされた鑑定士の靴がアームスを踏みつける。
「んぎゃ、ぁあ″っ♡」
念話のリングを通じ、アームスの悲鳴が極上の美酒のように鑑定士に染み渡る。あの小生意気な正義感丸出しだった小僧が、自分の靴底で悶えているのだから。
更に嬉しいのはアームスの声にどこか悦びが混じっていたこと。それは完全に露出させられた性器として転がったアームスは、より感覚が研ぎ澄まされてしまって感度が上がってしまっているから。
「ああ、ごめんなさいねえ」
上機嫌に靴底を僅かに動かす。かつての勇者など恐るるに足らないと宣言するかのようだ。
「こんな所に勇者様のおちんちんが落ちてるなんて思いもしないじゃないですか、ふふふっ」
「……ッ♡…く、そぉぉっ!やめ、ろお!」
鑑定士が足で僅かに弄べば、アームスは悶えるような声と悲鳴を抑えることができない。こんなにも間抜けな格好になっている今、硬い靴底を味わされるだけ。
「ほら?やめて下さい、じゃないんですか?」
言ってたまるか、そう思えたのだってほんの数秒。男にとって最も屈辱的な男性器を足蹴にされるなどという行為に、アームスはどこか感じ入り、呻き、そして耐えられなくなってしまうのだ。
「ぅ、ぐ…ぅ♡………や、やめて、下さい……!こ、れで良いんだろ変態ッ……!?」
「こんな所で可愛いのを露出してる勇者くんの方こそ変態じゃないんですか?ねえ?」
「…ぅ……くそ、くそっ………」
身体があれば殴り飛ばしてやると歯痒く思いながらも、アームスは悪態を吐くことしかできないのだった。
悔しがるアームスの様子が嬉しくて仕方ない鑑定士は、よりその恥辱を深めてやろうと次の手を仕掛けていく。
「せっかく拾った“アイテム"ですし、鑑定するのが筋というものですよね」
「な、何言って──」
その白手袋の手がそっとかざされ、得意の鑑定スキルを発動。それはアームスの雄、男性機能を赤裸々に知り尽くしてやろうという行為。きっと以前ならば防げたそれも、こんな状態では抵抗できずに鑑定スキルに良いようにされてしまうのだ。
まずはその形状が晒される。
▼小虎勇者アームスの男性器:仮性包茎
靴で踏まれ、怒りに燃え、少しだけ赤く染まった平常時のアームスの性器。緩く皮に覆われ、緩く垂れる睾丸に沈み込むようにプルンと垂れているもの。
「まあそんなこと、ふふっ……見れば分かりますよねえ?」
「ッ……てめぇ…………!」
次に性的経験の有無を晒される。
▼小虎勇者アームスの男性器:未使用
鑑定スキルによって童貞だと見抜かれてしまう悔しさ。勇者という責務を果たすため、色事にうつつを抜かしていない証拠ではあるのだが、強制的に暴露されるという恥ずかしさはアームスには堪えたのだ。
「まあそれも、ふふふ……見れば分かりますって」
「う、うるせぇな!」
更には自慰に関しても晒される。
▼小虎勇者アームスの男性器:自慰行為頻度・毎日
これだって普通だったら誰にも知られたくない情報。鑑定士の悪意あるスキルによって男子のプライベートを覗かれれば、アームスは羞恥心でどうにかなってしまいそうだ。顔があったら真っ赤になっていただろうが、今はその恥ずべき性器をふるんと揺らすのみ。
「そうなんですかぁ、それは随分とまあお盛んですねえ?」
「う、ぅ…くそっ……!」
幾ら何でも性格が悪過ぎるとアームスは言い返せもしない。ただでさえ丸出しの性器をジロジロと眺められているだけでも穴があったら入りたいくらいの恥。それなのに誰にだって隠しておきたい秘密を、こうまで強引に覗かれては。
だからこそ鑑定士はアームスの困り顔を想像するように、なんてことないように聞く。
「それで、今日はどうなんですか?」
「あぁ?」
「だから、今日はもうオナニーしたんですかと聞いているんですけれど?」
どうせ毎日しているんだから、そう言わんばかりの舐めた口調。
「なっ!?んなこと聞くんじゃねえよ……!」
こういった話への耐性の無いアームスだ、ついぶっきらぼうな返事にだってなってしまう。
だが、今や支配者として二本の足で立っている鑑定士はそんなことは許しはしない。冷たい瞳、無言のままに片足を持ち上げてアームスに影を落としたのだ。
「ッ……ま……………まだ、だけどよ……それが何だってんだ…!」
「だって大変でしょう?こんな姿では1人でマスカキも出来ないじゃないですか」
「……ッ…」
そう言われ、アームスは言葉に詰まる。このふざけた『状態異常:ちんぽ化』を解除しないことには、何処へ行くことも、他の者に助けを求めることもできない。そうして毎日のように人目に付かない場所で股間を弄って快楽に耽ることだって。
どうにかこのくそったれな呪いの指輪を外そうともがくのだが、哀れなただの性器と化したアームスにできるはずもない。
そんな様さえ可愛らしいと、どこか夢見心地の鑑定士がかがみ込んでアームス自身を触れ始める。
「そのお年頃ですと、毎日のシコシコが日々のお楽しみなんでしょう?ねえ?」
白手袋の繊細そうな指が、そっと若雄を子猫をあやすように撫でる。
「精通してからはきっとお猿さんのようにこのおちんちんを弄りっぱなしだったんじゃないですか?」
アームスの言いたくはなくとも殆ど正解の内容を平然と語り、竿を刺激していく。
「どうしたんですか黙ってしまって?もしかしなくても図星だったんでしょう?」
自分の手しか知らなかった少年勇者の雄は、次第にピクンと反応してきてしまう。
「別にいいんですよ?ほら、好きにセンズリしたらどうです?」
からかう言葉。意地でも声を上げようとしないアームスを小馬鹿にするよう。
「ふふふ。出来るなら、ですけれど」
あまりにも粘っこい手付きで弄られ、アームスはついには声を上げざるを得なくなってしまう。
「す、好き勝手、言ってんじゃ…ねぇぞ……!……ぅ♡」
不貞腐れたような態度ながらも、その敏感過ぎる若竿にはじわりじわりと血流が集まっていく。こんな状態異常に陥っていながらも、その多感なペニスは鑑定士の淫らな手付きに翻弄されてしまうのだ。
「ふうん?」
優しく握ったかと思えば、ぎゅうと金玉袋もろともに揉み込まれたり。指でつつき、からかう鑑定士のねちっこい動きにアームスの雄はどうしても反応していってしまうのだ。
「もしかして勇者くん、期待しちゃってますか?」
「んな訳ねえだろ!?」
念話越しだが声を荒げると、同じようにその固くなりつつある雄もプルンと揺れてしまう。亀頭の膨張につれ、ゆっくりと仮性気味だった甘皮が剥けていく。あまりにも恥ずかしい肉皮の変化を、鑑定士は一瞬足りとも見逃すまいと見詰め続けているのだ。
「期待して勃起して、恥ずかしいですねえ?」
「してねえ…してるわけねえだろ……!?」
まだ完全ではなものの、半勃ちになれば隠しようもない。全身がそれとなった今、舐めるような鑑定士の視線でアームスは恥ずかしくって堪らないのだ。
またしても触れるその手はねっとりと、年下のマセガキを懲らしめるような動き。
「ンッ……♡」
「ほら、ちょっと撫でただけでまた固くなった」
「……ァ…クゥッ……♡」
ついにはアームスは負けてしまう。こんな一刻も早く状態異常から抜け出さなくてはならない状況下で、はしたなくも完全勃起。それも悪徳鑑定士という、かつて捕まえた悪人の手によって、だ。
「ほおら、可愛い“全身"の血の巡りが良くなってきてしまいましたねえ」
「気色悪ぃ触り方ぁ、してんじゃ、ねぇえ……ッ♡」
ほんの少し撫でられるだけで、アームスの勃ち上がった若雄がビクッビクッと揺れてしまう。きゅんと持ち上がってきた睾丸の揺れる僅かな気配すら、「ふふふ」と笑われてしまうのが悔しくってどうにかなりそうなのだ。
「なら素直な気持ち、覗いてあげますねえ?」
そう言うが早いか、鑑定士は再度その鑑定スキルを発動。となれば聖剣を掲げし勇者であるアームスの恥ずかしい欲求の全てが曝け出されてしまうのだ。
▼小虎勇者アームスはおちんちんをシコシコして欲しがっている!
鑑定スキルで心を覗かれ、アームスの勃起はビクッと揺れる。破廉恥な肉性器と化して転がっている現状だ、その些細な動き一つでだって、何かを望んでいると示すには十分。
「ばっ…か野郎ッ……!あ、ああっ、触んなぁ♡」
鑑定士は含み笑いのまま、アームス自身を可愛がりながら更にスキルを使用。
▼小虎勇者アームスはおちんちんをシコシコして欲しがっている!
最新の注意を払っての動き、鑑定士は絶対にアームスの口を割らせてみせるとねちっこくピンと立った雄を可愛がっていく。もどかしさに勇者が先走りを垂らし、ヒクンヒクンと若々しいモノを揺らすのが堪らないと笑みを深めるばかり。
「違っ……変な風に触られ、ってるからだ…ぁ♡やめ、ろぉぉ♡」
だから何度だって鑑定スキルでその心までもを丸裸にしてやるのだ。
▼小虎勇者アームスはおちんちんをシコシコして欲しがっている!
こんな状態でなければ弾かれたように自分で快楽に耽っていただろう。こんな状態だから小悪党相手に文字通り手も足も出ず、悔し涙を流すことだってできないのだ。アームスは焦らし続ける鑑定士の意地悪な愛撫に身も心も蕩けさせられてしまう。
「ね、勇者くん。欲しいんでしょう?」
その乾いた白手袋が湿っていくのも気にせず、鑑定士の指先はアームスの勃起を嬲る。何が何でも答えるまでは欲しい刺激を与えないと、笑みと手付きで告げているのだ。
アームスはもうおかしくなってしまいそうだ、こんな一度は負かした相手に良いようにされてる。悔しさと、また成敗してやらないとと思う気持ちがあるのだが、それでもそれでも──。
「あッ♡ひッ♡……く…んくぅっ♡くそ、くそっ……!そ、そうだよ、して、欲しい、んだよぉ……!!」
「ならほら?どうして欲しいか私に教えて下さいよ、さあ?」
アームスがようやく膝を屈したこともそうだが、あまりに切羽詰まった声に鑑定士はニヤリと牙を見せて笑ってしまうのだ。
小馬鹿にされていると理解しても、見上げる鑑定士の白手袋がアームスの理性をぐちゃぐちゃにしてしまっている。自身の潮臭い汁で濡れた指先から与えられるであろう刺激が欲しくて欲しくて──。
「ぅ……あ………ぅぅ……な、何なんだよぉぉ♡……オ、オレの………オレのチンポ……い、弄ってくだ、さいっ♡チンポをぉ……おち、おちんちん…シコシコ、してくだ、さいっ♡」
ビクン、ビクン。竿が跳ねる。とぷっ、とぷっ。我慢汁が滴る。
「ふふ、素直になったじゃあないですか」
唄うように言うと、元から細い目がより細く。懐から取り出したポーションボトルを傾け、中身の液体をアームス──今は『状態異常:ちんぽ化』してしまっている“全身"に垂らし始めた。
「アッ♡……あ、何だこれぇ…………♡」
鼻も無いのに強烈な甘ったるさがアームスの脳をより痺れさせる。
無様な物体として遺跡の床でのたうつペニスを鼻で笑いながらも、嬉しそうに解説する鑑定士。
「勇者くんに使おうと思って大金出して買った発情オイルですよ。本当はモンスターを繁殖させる為に使うらしいんですけれど、勇者くんがそんなにシコシコして欲しいって懇願するんですから、構いませんよねえ?」
「……ッ…………う…あ………ハッ♡ハァーッ♡」
まだまだ初々しい竿を揺らす、何度も揺らす。たっぷりの中身が詰まった若い雄袋の上で、固く張り詰めた雄肉から蜜を溢れさせてしまうのだ。アームスの思考はもうエロスの世界に沈み込み、ただ解放を求めて震えるばかり。
それを返事と受け止め、鑑定士はニッコリと笑ってみせた。
そして初まる、恐ろしいまでに丹念な手淫。ニチャニチャ、ねちゃねちゃ。まるで心から想っているかのような、とびきり感じさせる為の動きだ。発情オイルを絡めるように、ヌチュヌチュ、くぷくぷ。
「ほおら、勇者くんの悪ガキおちんちんには勿体無いほどの上物ですよ」
「ふぁあッ♡や、ばいってえええ♡」
浸透する発情作用、ただでさえ『状態異常:ちんぽ化』の身で敏感だというのに。アームスは未精通の男児のように悶え、鳴いてしまう。
だが鍛え抜いた身体も、磨いてきた技も繰り出せはしない。ただの非力な悪徳鑑定士に握られ、どっぷりと快感を押し付けられているだけ。何度も何度も扱き上げ、先走りさえ絡めての手淫の執行。
鑑定士の声だって蕩けたようなもの。復讐を果たしにきたと言ったくせアームスに与えるのが極上の愉悦なのは何故か、その鼻歌だけが知っている。
「しばらく見ないうちに随分とまあ小さくなってしまって、ふふふ」
「あ、うっぉお♡やば、すげっ……んんんぅう♡」
ちゅこちゅこ、ぬちぬち。小刻みな上下運動、たっぷりの発情オイルがいやらしい水音を立て続ける。アームスの身は完全なる快楽受容体となり、くたくたの喘ぎ声を出してばかりなのだ。
「素敵な指輪がお似合いですねえ?」
「ん、くううう♡う、うるっせんだよぉおおっ♡」
初めて他者から与えられる快楽。巨大なモンスターにだって効く発情オイル。何より、全身が『状態異常:ちんぽ化』しているとなればその感度は天井知らず。
「ほおら、えっちな音が出ちゃってますねえ?」
「ヒッ♡ンンッ♡聞かせ、んなぁあ♡」
白手袋をぐしょぐしょにしながらも、鑑定士はわざとらしく淫猥な水音でアームスを追い詰めていく。男の硬い手で感じさせられ、悔しいのに気持ちいいのが止められないと悶えるばかりの変態少年。
「そんなビクビクしてどうしたんですか勇者くん?」
「知らねえ、っつうの………ァアッ♡く、それダメだぁあ♡」
人差し指と親指で輪を作り、緩く握ったそれが何度もアームスの先端を上下する。少し余った皮を引っ張り上げ、続いてズリ下ろす。からかうような動きながらも今のアームスには一往復ごとにドキドキとさせられて、どうにかなってしまいそうなのだ。
「男の手で好き放題されて感じちゃってるんですか?」
「や、ばいっ♡アッ♡アーッ♡アッ……やばいってええ♡」
全身が男性器となっていても、感覚的には頭がクラクラとしたもの。アームスは今や完全に思考を放棄し、鑑定士が次々と与えてくる刺激に喘ぎ散らかすだけ。笑われようとも、その必死な勃起をヒクヒクとさせ、馬鹿みたいに喜んでしまうだけ。我慢汁を涙のように流し、嬉しいと媚びるようにビクンと跳ねるだけ。
「勇者くん、気持ち良いですか?」
「き、気持ちぃっ♡すげ、良い♡気持ち良過ぎだぁ♡」
ちゅこちゅこちゅこ。裏筋をこねくり回しながらの短いストローク。優雅な手付きながらもその細い指先がアームスの恥ずかしい先っぽをねぶっては可愛がり続けている。
「勇者くん、手コキ大好きですか?」
「は、ひっ♡好きっ♡手コキ、好きっ♡大好き、だってえ♡」
自分でも間抜けな答えだと分かっているが、漏れてしまう言葉。ちゅくちゅく、ぬちぬち。哀れな陰茎勇者は小悪党の手の中で、確かにその全てを委ねてしまっていた。粘り着くような悪意に気付きもせず、ただその手淫に翻弄されるだけ。
「勇者くん、イきたいですか?」
「イきたいいぃっ♡イきたいっ♡オレェ……イきたいっ♡」
鑑定士の手の中でアームスの睾丸がキュンと窄まる。男子にとってささやかな毎日の楽しみ。思考を真っ白に染めてでも浸りたい、射精という抗いようのない船出。それが今にも、今にもといった瞬間に取り上げられてしまう。
パッと手を離され、何の刺激も与えないとお預けを食らってしまったのだ。
「──へ……あ?な、なんで……♡な、んでだよぉッ……♡」
泣き出してしまいそう、出来もしないのに。喚くように叫び、その若雄をぷるぷると揺らして抗議するだけ。どうしてあとひと押しの所で止めてしまったのか、もどかしくて堪らないアームス。寸止めを喰らい、全ての恥を忘れて懇願してしまうほど切羽詰まっているのだ。
「な、なぁ、頼むってぇ♡イき、たいっ♡射精、させて、くれってえ♡」
ぷるん、ぷるん。なんとも底意地の悪い呪いの指輪のせいで露出したそこではあったが、そんな姿で勃起を跳ねさせているのはあくまでアームス自身の意思。それがどれだけ恥ずかしいことか、頭の片隅で理解しているのかいないのか。
ようやく鑑定士が口を開く、ため息混じり。
「はぁ……。何を1人で盛っているんですか勇者くん」
呆れると、アームスの懸命にヒク付く若雄を見下す。
「お馬鹿だから私にしたことをもう忘れたんですか?」
心の底から馬鹿にするような、悪意の籠った声。
「まだ勇者くんのお口から『ごめんなさい』を聞いていないんですけれどねえ」
逆恨みでしかないのだが、プライドの高い鑑定士にとっては大事なことだ。こんな無人の遺跡に2人きり、せっかく完膚なきまでに復讐できる機会なのだ、手を抜くなど考えられはしないのだろう。
万全のアームスだったのならば聖剣を抜き放ち、格好良く返す言葉があっただろう。だが今の彼は単なる肉塊、石床の上でオイルと体液まみれでヒクヒクするのが精一杯の存在。
「う……あ…ッ……………わ、悪かった、って……オ、オレが悪かった!だ、だからさぁ……♡なあ……なあってばぁ♡」
勇者などとは思えない、赤く濡れたペニスをピク付かせながらの謝罪。
けれど鑑定士はその程度では許さない。自分が受けた屈辱を何倍にでもして返さなければ気が済まないと、澄ました笑みで言うのだ。
「それだけですか?私も忙しいですし、もう帰ったっていいのですよ?」
もしそんなことになったらここにひとり──ひとつとして取り残されてしまう。もしくは強制的な転移があると書いてあったことだ、どこか地上にこんな姿で放り出されてしまう。
何より、今の全ての欲求はただただ精をぶちまけてしまいたいというそれのみ。
「ッ……あ♡……あっ、あ……うあ………♡」
「勇者様であろうと間違えてヒト様を捕まえたのならばきちんと謝罪するものでしょう?ねえ、出来ますよね?」
その言葉は踏み絵だ。間違えてなどはいない、悪事をはたらいたのは確実に鑑定士の方。だがそれを嘘にしてでも、自分が悪かったと認めてでも、アームスはその魅惑の白手袋に可愛がって欲しくてどうにかなりそう。なってしまう。
ピクッ、ピクッと雄を跳ねさせ、正義の心さえ売り渡してしまうのだ。
「オ、オレ………オレが♡ま、間違ってまし、たぁ♡オレのせいで、迷惑かけてごめ、ごめんなさいっ♡オレ……勇者なのにっ、悪いことした、しましたぁ♡だ、からぁ、許して下さいッ♡」
その無様な仕草、完全敗北を認める謝罪の言葉、全てがおねだり。
「オレ………勇者なのに、こんなチンポになっちまってぇ…もっと、シコシコしてほしくって、ダメなんだぁ♡ご、ごめんなさいっ♡オレのチンポ、シコってくれ、シコってくださいいぃいっ♡金玉ぁ、もう限界なんだってぇえ……♡お、おちんちんシコシコ、してくれ、くださいっ♡おね、お願いします…ぅう♡」
言いながら被虐心に染まってしまった鈴口からはぴゅくぴゅくとカウパー液を撒き散らす。あとほんの一押し欲しさに若雄を逸らし、ぴぐぴぐと亀頭を膨らませて懇願して見せたのだ。
「はぁ、まだ勘違いしてるみたいですねえ」
けれど鑑定士の返事はこれまた冷たいもの。いや、どこか情熱的な加虐心を滲ませた浮つきがあった。それは行動に移される、そっと片足が上がってアームスに暗い影を落としたのだ。
「あ、それ、それはぁ……やばいっ♡やばいってぇ♡…ぅあ……あ………っ♡」
明らかに動揺しながらも、アームスの声は歪な悦びに汚染されたもの。どこかで動悸が激しくなり、言葉が詰まってしまう。どう言えば、どう願えばいいのか、早く早く。
「…ッ………う………ふ、踏んでくだ、さいっ♡チンポ勇者、踏んでくださいッ♡」
「ああ、そういうのがお好きなんですか」
冷徹な支配者様の声にアームスはゾクリ、身も心も縮こませてしまう。
鑑定士はゆっくりと上げた片足を下ろしていく、靴底をアームスへとキスさせんと。
「じゃあ──踏みつぶしてあげますねえ」
大したことない動き、まるでただ床を踏み鳴らすかのように鑑定士は足を下ろした。発情オイルだの体液だのを飛び散らかしてアームスの陰茎、睾丸をぐちゃりと踏んづけたのだ。
「ん″あ″あ″ぁあぁぁあ″ぁあ″ぁーッ❤︎❤︎❤︎」
男にとってこんな惨めな吐精があっていいのだろうか。靴底と接吻させられての無様射精。痛みよりも膨大過ぎる刺激のせいで悲鳴を上げながらも、靴底と石床の間でビグンビグンと跳ね回っては精液を撒き散らしてしまうのだ。
未だ成長期の陰茎は踏みつけられて折れ曲がり、それでも先端から白濁を漏らす。毎日のように必死な自慰行為で使っていた金玉袋は足蹴にされてぐちゃりと変形し、甘い痛みをジクジクと込み上げさせて中身をぶちまけてしまっているのだ。
「うわ、嫌ですねえ汚らしい」
アームスが馬鹿げた果て方、あまりにも量を出すものだから鑑定士は嫌そうな顔。靴底で呪いの指輪と念話のリングが擦れてカチャカチャというのだけは小気味良いようだ。フンと笑い、そっと足を上げてやる。
「ひ、あ″ぁッ❤︎」
体重が不意に無くなったものだから、その衝撃だけで残りカスのような精を漏らしてしまうアームス。ぴゅく、ぴゅく、乾いた石床が発情オイル以上に濡れゆく。
「………ぁ…ひ、あぁ…や、ばすぎだっ、てぇ……ッ……………♡」
自分の手だけでは絶対に味わえなかった快楽。痛みを伴ったそれであっても、多感な年頃のアームスにはあまりにも刺激的な体験。ゾクゾクとおかしな方向へ性癖を捻じ曲げられてしまいながら、その余韻に浸った蕩け声が漏れていたのだった。
視界を形成するものがなくとも朧げだったのだが、どうしても薄暗く光る鑑定士の双眸からは逃れられないアームス。そのゴミでも見るような瞳に、ブルリと玉袋を揺らさざるを得ない。
「そうですか、やれやれ……人様の靴底で何を喜んでいるんだか」
哀れむような口振りから、容赦なく土足をアームスに乗せて踏み付け始める鑑定士。弱くではあるが手加減はしないと意気込むようグリグリと。
「い″ッ♡ひ″ッ♡い、いまはぁああっ♡」
出したばかり、ただでさえ敏感極まりない露出ペニスは小悪党の靴底で玩具にされれば泣き叫んだって仕方ない。逃げることも抵抗することもできず、復讐の味を全身──陰茎と睾丸全体で思い知らされていくアームス。
「こらこら、自分から踏んでくださいってオネダリしたんじゃないですかあ」
罵るよう、嘲るように足を動かしてはアームスを嬲って楽しんでいく鑑定士。その声音には極度の興奮。報復を果たし、弱者を痛めつける喜びに満ち満ちているのだ。
「や″めッ♡あ″ぁあ、あ″ッ♡靴底のざりざりした、とこぉお♡」
発情オイルと我慢汁から子種汁、卑猥な混合液に沈みながらアームスはぐちゃぐちゃに靴底で可愛がられていく。あの白手袋でさえ生温かったと思い知らされながら、アームスは再びの嬌声を上げてしまう。リングを通じ、鑑定士だけに聞こえる声で情けない嬉し涙の声を甲高く。
「あ″ぁーっ❤︎あっあっあ″ぁあっ❤︎出る、出るぅうう❤︎」
踏みつけられた睾丸の中身が絞り出されるように白濁液が飛び散る。その未成熟な精子を男の靴底にこびり付かせながら、若雄は懸命にビクビクと震えてやまない。
この『ちんぽ化の指輪』のせいで“全身"性感帯となったアームスの無様イキが楽しくって仕方ない鑑定士。足先の力を恐ろしいほどの精度で調整し、この哀れな少年勇者の晴れ姿を馬鹿にし尽くすのだ。
「こらこら、なーにをそんな喜んでいるんですか」
ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ。足底で感じるアームスの脈動がなんとも情けなく、鑑定士の笑みをより邪悪に染めていく。
「違っ♡も、や″めろってぇえ♡ひっ……ごめ、ごめんなさいっ♡」
謝罪の声が讃美歌のように聞こえ、鑑定士はむしろ足の動きを強めてしまう。硬い石材と靴底にサンドされ、踏み躙られることにさえ歓びを見出してしまう陰茎勇者は──。
「ごめんなさ、あ″ぁあぁあーーッ❤︎❤︎❤︎」
何度果てれば気が済むのか。呪いの指輪の効能によって『状態異常:ちんぽ化』となれば、きっとその全機能はただ射精だけに向けられているから。べちゃべちゃと小汚く噴き上げる、男子の本懐でありながらも相手が男の土足とは。
「こらこら、靴底が勇者くんのお漏らしでぐしょぐしょじゃないですか」
アームスがどれだけ謝ろうとも、どれだけ精を撒き散らそうが鑑定士の責め苦は終わらない。白濁によって滑りを良くし、円を描くようにしてアームス全体をぐちゃりぐちゃりとねぶっていくのだ。
声だけ、子供のように泣きじゃくる。アームスは唯一できること、ペニスをヒク付かせることで心から許しを乞う。靴底に潰されてそれが伝わらなかろうとも、今のアームスにはそれしかできないから。
「お漏らししゃせぇ♡ごめ、っなさいっ♡オレが悪かった、ですっ♡ゆ、許し──」
それでも、ぶちゅりと踏み付けにされてまたしても快楽限界点を超えてしまう。
「ん″い″い″い″ぃぃぃい〜っ❤︎や″ッ❤︎う″ぅぅーっ❤︎」
ブピュ、ブピュ、ピュクッ。靴底からはみ出た亀頭から、横向きに飛んでいく精液の線。世界を救うどころか自分さえ救えず、ただただ悪人の靴底でひしゃげさせられ、喘がされる。その身の唯一の機能、射精を果たすだけ。
踏めば踏んだだけミルクを漏らす玩具か何か。それが鑑定士にとっての今のアームス。自分に舐めたことをした悪ガキを完膚なきまでに叩きのめしてやるとサディスティックな笑み。とっくにグチョグチョになっているというのに、これでもかと発情オイルを追加して垂らすのだ。
「ほおら、もっと気持ち良く、もっとお馬鹿になって下さいねえ」
空になったポーションボトルを投げ捨て、続きを堪能する鑑定士。その靴底がアームスをぐちぐちと踏みつけるたび、少年勇者は涙の代わりに懺悔するように精液を飛ばしていくのだ。
「だぁあ″あ″あ″ぁあ❤︎やめ、やめてくださ、っ❤︎踏むの、やだぁあーーぁあ❤︎イグッッ❤︎またイクぅぅううーッ❤︎オレッ、勇者なのにぃぃチンポになって踏まれてイかされ、るう″う″う″ぅぅぅ❤︎❤︎❤︎」
それから何度果てさせたか、何度靴底で踏みつけたことか。鑑定士の靴裏は粘着く体液で濡れ、少し持ち上げるだけで糸引くほど。
アームス、そのちっぽけな性器と玉袋は赤く染まり、痛みと快感の余韻でピクッピクッと跳ねて。
「ああ本当、ストレス発散の道具としては良い拾い物ですねえ、コレ」
「お″……ッ♡ん、ひんんっ♡……ごめんなさ、ごめんなさいぃぃっ♡」
勝者だけが浮かべられる笑みで鑑定士は踏み付けにしたアームスへとゆっくりと体重をかけていく。遥か足元でもがいている哀れな肉塊が、念話のリングを通して涙の謝罪を投げかけてくるのが心地良くて目を閉じて聞き入ってしまう鑑定士なのだった。
それでもそれでも、その加虐心は止まれない。
「こんなピンク色のおちんちんで良くもまあ勇者だなんて吠えられますよねえ、ええ」
粗雑に靴先でアームスの剥けた仮性亀頭をグリグリと踏み躙る。甘皮がグニグニと伸び、これ以上ない敏感器官である赤い亀部分が強刺激に晒されるのだ。
「やめ、ホントにや、めっ♡……そ、それ、以上はぁああ♡」
「それ以上、この可愛い先っぽを虐めたらどうなっちゃうんです?」
イジメっ子のような楽しんでいる問いかけ。アームスがどんなことになろうが、それを腹を抱えて大笑いしてあげますねという宣言に他ならない。
高価な革靴がアームスの真っ赤な亀頭を丹念に丹念に踏みつけていけば。
「や″っ、ひんっ♡オ、オレ……オレェぇえ♡あ″……い″っ、あ″ぁあ♡」
厳しい訓練や試練に打ち勝ってきた少年勇者。しかし今や転がったまま小悪党に手も足も出ない、ただの敏感ペニス。鑑定士の悪意によって多感過ぎる先端を虐め抜かれてしまえば、ついには。
「ーーッ♡違っ……だ、だめだぁあああ♡」
男性器という射精の為の器官、しかしそれ以前に排泄にも用いるもの。過剰な刺激を押し付け、踏み付けにされて限界を迎えてしまったアームスは、どうしようもない失禁を披露してしまうのだ。
鑑定士が靴先と亀頭の向きを揃えていたせいか、グチャリと踏み付けられてひしゃげた鈴口からは溢れる溢れる、もう抑えることなどできない黄色一色。
「止ま、止まれってえ……♡や、オレッ……ホントに漏らし、ッ……!」
鑑定士はその必死な制止の声に聞き入ってしまう。アームスに取り押さえられ、臭い飯と共に屈辱を味わされたのさえ帳消しにしても良いほどの奏でだと。足元で広がる小汚い黄色の水溜り、アンモニアの臭いさえ芳しく感じられてしまうほどなのだ。
「あーああ、べしょべしょじゃないですか。なんて小便臭い勇者様なんでしょうかねえ」
勝ち誇るとはこのこと。鑑定士は馬鹿にしながらも哀れむ余裕さえある態度なのだ。
「ぅ……ちくしょぉ…こ、こんな、こんな筈じゃ…………くそっ……ぅう……」
様々な液体で汚れてはいたが、最後は自身の生暖かい敗北失禁に沈んでしまうとは。アームスは啜り泣きを隠せず、その年端もいかない性器をピクピクと震わせてしまうのだった。
決着が付いた。
図ったかのようなタイミングで2人を転移魔法の光が包む。方やしゃんと二本足で立ち、誇らしい笑みを浮かべた高貴なラグドール青年。方や『状態異常:ちんぽ化』によって竿と睾丸だけの姿、表面を汚らしい体液で濡らし、小便臭く芝生の上で転がったもの。
「さあ新しい冒険に出ましょうねえ、チンポ勇者くん」
転移によって意識が途切れかけたアームスは、そんな言葉にゾクゾクとした暗い未来を想起させずにはいられないのだ。この悪趣味な鑑定士が、アームスを使ってどんな碌でもないことをしてくるのか想像も付かないから。
そうして小虎勇者アームスの冒険は幕を閉じた。
悪徳鑑定士の手によってどんな結末を迎えさせたのだろうか。悪辣な商人のいち珍品にされたのかも知れないし、趣味の悪い成金貴族の調度品として飾られたのかも知れないし、または魔王の城へと運び込まれて勇者の脅威が永遠になくなったと笑い者にされるために展示されることになったのかも──。
<終>