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03バーンレッド前編

 * * *


 『雄獣戦隊ゴゥレンジャー!』は悪と戦う獣人の戦隊ヒーロー。

 日夜、悪事をはたらくヴィランとの戦いに明け暮れていたがそれもここまで。今日こそ地下巨大基地を攻略し、首魁であるヴィラン大王を倒す日が来たのだ。

 遥か上空から不活性火山の火口跡へと降下ポッドで突入。複数ある入り口から同時攻撃を仕掛けようとしている。皆としばしの別れとなる中、最後の通信だ。


 リーダー格のレッドが勇ましく号令。

「みんな、必ず無事でいてくれよ!」


 ブルーはクールに鼻で笑う。

「ま、オレが先に片付けておいてやるよ」


 飛び抜けて賢いイエローは今日も澄まし顔。

「ボクの計算では97%の確率で成功しますから」


 皆の気遣いをするのは年長者のグリーン。

「油断しすぎだぞお前達、気を引き締めて行くぞ」


 オレンジは相変わらず豪胆で強気。

「ふはは、おれに任せておきなあ!」


 互いに心の中で『必ず無事に合流しよう!』と誓い合い、彼らはヴィランや戦闘員のひしめく敵本拠地へと乗り込んでいくのだった。


 * * *

 戦隊リーダーであるバーンレッド。

 引き締まり鍛え抜かれた体躯を持つ兎獣人種の青年だ。スーツは名前やヒーローパワー、その熱意を象徴するように真紅。目元を特殊バイザーで覆ってはいても、その目力の強さと勝ち気な口元から相当の自信を覗かせているのだ。ピッチリと全身を覆うスーツと同色の、頑丈なグローブとブーツが特徴的。

 常に皆の先頭で戦い、戦隊の中で最も多くのヴィランや戦闘員を倒したヒーローである。


 降下ポッドから飛び出したバーンレッドは基地を駆け抜けていく。既に襲撃はバレているらしく、けたたましい警報音が鳴り響いている。

 そんなバーンレッドが躍り出たのは地下にして巨大な空間。

「こ、これは……!?」

 その驚きはかつて自分が破壊したヴィラン基地にあった闘技場とそっくりな作りだったからだ。

「ったく、性懲りもなくこんなくだらねえもん作りやがって」

 ヴィラン同士の決闘や調教中のヴィランビーストを戦わせるはともかく、捕まえたヒーローを強制的に見せ物にするのに使われたりするものだからバーンレッドは吐き捨てたのだ。


『おおっと、本日の挑戦者はなんとあのバーンレッドだ!』

 無人の闘技場に突如として響き渡るふざけた声。どこかに居るであろう司会役のヴィランか会場中のマイクを通じて解説者ぶって語ったのだ。

「ッ!」

 バーンレッドの背後の入り口が閉鎖され、闘技場の対面からはお馴染みの戦闘員たちがわらわらと出てくる。

「ふざけやがって、こいつらを倒さねえと進めないってことか」 

『バーンレッド、やる気は十分のようだ!対するは上級戦闘員が20人!たった1人でどう戦うのか!?』

 闘技場の中央で対面し、向かい合う赤のヒーローと黒い戦闘員の群れ。ヴィラン解説者に煽られようともバーンレッドには余裕しかない。この程度の人数でヒーローを止められるはずがないからだ。

「面白い、やってみやがれ!」


 戦いの火蓋が切って落とされた。

 黒の洪水となって襲いかかる戦闘員たち。だが上級などと銘打ったところで特殊なパワーも装備もない戦闘員では歴戦のバーンレッドを相手するには役不足。バーンレッドと対面するたびに吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてしまう。

 上級戦闘員たちも中々に良い身体付きをしており、みっちりと筋肉のラインを全身タイツのようなややセンシティブなラバーの装いに詰め込んではいるのだが、流石に造りも強さもバーンレッドには敵わない。

 数が居る分、戦闘員の拳や足がヒーローを捉えてしまうこともある。しかし殴られようが蹴られようが、不屈のバーンレッドが膝を折ることはないのだ。

「ふんっ、今日ここまで戦い抜いてきたこの俺にそんな攻撃が通用するかよ!」

 次第に倒れて気絶していく戦闘員が増え、バーンレッドは勢い付いてノックダウンを量産してく。

『流石はバーンレッド、この数の上級戦闘員をものともしない!』

「はんっ、当たり前だろ!」

『だが、このままだとジリ貧だ!戦闘員なら幾らでもいるぞ!?』

 ヴィラン解説者の声と共に闘技場には追加の上級戦闘員が補充される。更に20人、いや30人は居るのではないか。

「ッ、流石は本拠地、そらそうだろう……なっ!おらあ!」

『さあヒーローの必殺技、バーンファイヤー出るか!?』

「ざけんな、こんな所でヒーローパワーを無駄使いできるかよ!」

 基地の奥深くで皆と合流し、強力な能力を持ったヴィランやその親玉を倒そうというのだ、ここは堪えどころというもの。


 徒手空拳ながらも戦闘員を薙ぎ倒すバーンレッド。効きもしない殴打を繰り返す戦闘員に苛立ちながらも、その強靭な身一つで攻撃の嵐を耐えながら戦い抜くのだ。

 だが次第に違和感を覚えずにはいられない。

「ッ……なんだ…!?」

 殴られた箇所からムズムズとした痺れが走っている。

「……ぅ………な、なにが…?」

 蹴られた所からくすぐったいような疼きが込み上げている。

「こんな攻撃、屁でもねえ……ってのに」

 奥歯を噛み締め、バイザーの奥のヒーローの瞳が僅かに揺れる。


 闘技場に隠された特等席にて、ヴィラン解説者は「ギャハハ」とその様子をカメラ越しに笑うのだった。何故なら上級戦闘員たちの身体には【感度上昇】のヴィラン能力が染み込ませてあり、うかつに触れようものならその餌食。

 こうして、戦闘員など一蹴できるヒーローパワーを温存し肉弾戦をしていたツケが回ってきてしまうバーンレッド。

「おらよっ!」

「ぐっ……♡」

 戦闘員のなんてことない拳が背中にヒットし、妙な声を上げてしまう無敵の男。

「喰らいなヒーローさんよぉ!?」

「…く、ぅう……♡」

 腰に当たったのは大した威力もないはずの蹴り、だがバーンレッドの喉からは間違いない呻き声。

「どうしたどうした!」

「う……くそっ……な、なんで俺……ぐっ♡」

 両腕で戦闘員たちからの連続打撃を防ぎながらも、自身の身体に起こっている変化に戸惑ってしまうバーンレッドなのだ。戦闘中だというのに、スーツに収まっている股間の大きな膨らみが反応してしまいそうになるのを必死に耐えるが──。


『おっとー!バーンレッド、こんな大事な場面で感じてしまっているぞ!?』

 ヴィラン解説者はここぞとばかりに声を張り上げる。闘技場各所に設置されたスピーカーがその調子乗りな声を溢れんばかりに届けたのだ。

「ば、ばか言ってんじゃねえぞ!誰が感じてなんか──」

 バーンレッドの否定を踏み躙ろうと戦闘員の攻撃が続く。

「ぐぁ♡」

 抗いようのない甘い痺れがバーンレッドを襲う。

「くそぉ……♡」

 痛みならどれだけ耐えられようが、雄盛りの青年にはあまりにも刺激が強いのだ。

「……う、くぅ♡」

 殴られ、蹴られ、明らかに身体が悦びを込み上げさせている現状。バーンレッドの身体の熱はついには肉体の変化として敵に曝け出されてしまうのだ。

『流石はバーンレッド!勃起しながらも素晴らしいファイティングスピリットだ!』

 真っ赤なヒーロースーツ、その生地は見事な筋肉質の体躯を納めつつも極薄。そのせいで男の生理現象──勃起などしてしまえば、クッキリと雄の形、その陰影が丸見えになってしまうのだ。

 まさか戦闘中に殴られて感じてしまい勃ってしまった自分を情けなく思いながらも、バーンレッドは握った拳を開いたりはしない。姿さえ見せない臆病者のヴィラン解説者に怒鳴ってしまうのも仕方ないだろう。

「う、うっせーんだよ!」


 だがその隙を悪の手先である戦闘員が見逃すはずがない。嘲りの言葉を吐きながらも背後から襲いかかったのだ。

「なーによそ見してんだ、この変態ヒーローがよ!」

「誰が──」

「ほれ弱点がバレバレだぞ?」

 大きく開かれた戦闘員の手、真っ黒なラバー素材のようなヌラリとひかったそれがバーンレッドの股間を鷲掴みにする。 

「はう″ぁっ♡」

 最終決戦の間際だというのに痛いほどに勃ちあがってしまっているバーンレッドの肉棒。誇りである赤いスーツをぐぐと持ち上げ、その見事な亀頭やカリ首の形を惜しげもなく見せつけてしまっている。

 それが今や戦闘員の手の中、妖しい動きでぐにぐにと揉まれているのだ。どんな攻撃にも怯まなかったヒーローだが、勃起した陰茎をイヤらしく刺激されるだけで口元は緩み、両脚は地を踏み締めながらも震えてしまっている。

「う…あ………どこ触って、んだこらぁあ……♡」


『流石の熱血ヒーローも、チンポは鍛えられなかったか〜!?』

 ヴィラン解説者が笑うのも無理はない。戦闘員が粗雑に手を開閉するだけ、それだけでさえバーンレッドは腰を浮かせて男根虐めに屈しそうになっているのだから。

「お…♡…ぅ…う″……♡…ほ、ぉ……ぉ♡」

 燃え上がる闘志も今や股間を適当に刺激されるだけで霧散。半端に開いた口からは小さな喘ぎさえ漏れ出ているバーンレッドなのだ。

 だからそんな無防備な状態では戦闘員の次の行動を阻止することはできない。背中にへばり付くように抱き付いてくる1匹の戦闘員。

「へへ、つーかまえた!」

「くそぉ、離せぇえ♡あ、くぅ……!?」

 羽交い締めにされたことで、戦闘員に染み込んでいる【感度上昇】のヴィラン能力がよりバーンレッドへと。ブラックラバーに覆われた戦闘員の裸体の凹凸を感じさせられるような密着具合、バーンレッドは上がりゆく体温に戸惑うだけ。

「良い身体してんじゃねえか」

「やめ、ろぉ♡」

 どうして自分が戦闘員に触れられるだけで身体を熱くさせてしまうか理解できないバーンレッド。

「ヒーローさんはこのガタイでよろしくヤッてんだろ?」

「舐めんじゃ、ねぇえ♡」

 スーツ表面を愛撫するだけでなく、首筋をたっぷりの唾液で舐め上げる戦闘員。

「エッロいカラダしやがって……!」

「俺を変な目で、見るんじゃ、くっ♡」

 未だに股間を先の戦闘員に掴まれたまま、背後の淫らな両腕にビクビクと悶えさせられ続けてしまうバーンレッドなのだった。


 闘技場が別の意味で白熱してきたところで、ようやくヴィラン解説者が楽しそうにネタバラシ。

『さしものバーンレッドも“特殊”上級戦闘員には手も足も出ないようだ!』

「な、何だと……!?」

 今まで聞いたことのない戦闘員の名称に、バーンレッドもこの異変の理由を疑う。

『知らなかっただろ〜?コイツらには幹部ヴィラン様の【感度上昇】能力が染み込ませてあるんだよバーカ!ヒーローパワーをケチって格闘戦なんかしたら、そりゃあそのお熱い身体にもヴィラン能力がベッタリと染み込んじまうに決まってんだろ、ギャハハ!』

 司会役としての口調をかなぐり捨て、ヴィラン解説者はその本性の小汚い卑劣な喋り方でバーンレッドを嘲笑ったのだ。

「ひ、卑怯者め……!…ぁ♡……くそぉ♡……う″ぁ♡」

 背後から戦闘員の太腕に拘束され、暴れようとするたびに股間を握り締められて抵抗虚しく吠えるだけのバーンレッド。

 ヴィラン解説者はまたふざけた解説口調でこの淫らな戦いを実況していくのだ。

『さあ、捕まってしまったバーンレッド、このまま嬲り者にされてしまうのか!?』


 そうして股間に伸びていた戦闘員の手付きがいよいよ本格的なものになる。卑猥な攻撃方法さえインプットされている上級戦闘員の右手、それは殴打などよりよっぽどバーンレッドへとダメージを与えられるものだ。

「ふざけ、んなぁ♡い、いい加減、離しやが、れぇ♡」

「手の中でビクンビクンしてんのは誰だっつーの」

 勇気の赤色をしたヒーロースーツを内側から押し上げる雄兎の陰茎。戦闘員の手によって扱くように上下に刺激を与えられれば、本人の意思とは逆にどうしようもなく跳ねてしまっている。

「だ、誰がぁ、ああっ♡んぐぅっ♡」

「おーら、なに感じてんだレッド〜?」

 先ほどまではヒーローらしく戦闘員など片手で薙ぎ倒していたのに、雄の弱点をちょいと虐められれば手も足も出ない。

「俺は、感じてぇ、なんかぁああ♡」

「エロスーツ越しにビンビンになってるくせによ!?」

「ああぁあ、あぁ♡ひ″っ♡あ″ぁああ〜っ♡」

 弾丸さえ弾き返す強固なスーツであっても、戦闘員の親指が亀頭を生地越しにこねくり回す動きは防ぐことはできないようだ。ぷっくらと膨れた亀頭、スーツ内部は我慢汁でどろっどろになっていることだろう。


 今やバーンレッドは両膝をガクガクと揺さぶり、背中の戦闘員に捕まえられていなければ立っていられないのではないか。戦闘員の手がスーツの股間で蠢く度、情けない呻き声と共に快楽に溺れてしまいそうになっているのだ。

「あ″……はぁあ♡く、ぅ…ぅうう〜♡」

 あのバーンレッドが、まさか自分から僅かに腰を突き出すようにして戦闘員の拷問めいた手淫に善がってしまっているだなんて。スーツに納まっている大粒の睾丸だって嬉しそうに持ち上がりゆき、雄の本懐を果たそうと中身をより熱くさせていることだろう。

「や、べえぇ……こ、のまま、じゃ……俺ぇ…♡お、俺ぇえ……♡」

 さあ今にでも果ててしまいそう、本当にその一歩手前で戦闘員は右手をパッと離してしまうのだ。

「ばーか、そんな簡単に良くしてやる訳ねーだろ」

「ふ、ぐぅう……くそっ♡くっそぉお♡」

 羞恥心ともどかしさでおかしくなりそうになり、暴れるバーンレッド。

「ははは、こらこら恥ずかしがんなって〜」

 背後の戦闘員によりホールドを強められ、腰を左右に振ればスーツ越しに浮いた肉棒がみっともないと笑い者になるだけなのだ。

『おおっとバーンレッドに新事実!もしや手コキが弱点なのか〜!?』

 溜まりに溜まった熱を放出するともできず、生殺しのバーンレッドはニヤつく声や視線に牙を食いしばることしかできないのだった。

「くそ、野郎がぁ……好き勝手、いいやがってぇ♡」


 これからは戦闘員たちのターンだと、包囲の輪は縮まっていく。倒れていた者たちも起き上がり、追加された人数も合わせればかなりの数。

 その上で彼らの真っ黒な腕が、手が、バーンレッドの身体を掴んで拘束を強めていくのだ。両腕を左右に伸ばされるように引っ張られ、複数人で掴まれればもう逃げられない。両脚だってどんなに強かろうが、大勢で抱き付くようにされれば閉じることさえ不可能に。

「すげえ腕、堪んねえ」

「この太もも、鍛えてんなあ?」

 そうまで掴まれ、触れられればより感度が上がっていくというもの。

「変な触り方、してんじゃねえぇ……♡」

 言いながらもスーツ越しペニスはヒクヒクと。


 大の字に捕えられているバーンレッドの肉体はもはや戦闘員たちの玩具だ。浅ましく鼻息の荒い戦闘員の口元、それが左右から襲いかかる。この戦闘で火照ったバーンレッドの脇の下は鼻を鳴らした戦闘員たちによってぶちゃぶちゃと舐められていく。

「うっは、エッロい脇まんこしやがって」

「ダメだろぉ、ヒーローがこんなムレムレにさせてちゃよお」

 スーツ越しでも感じてしまうほどの分厚い舌、その動き、その悍ましさ。雄ヒーローの脇汗を一滴残らず舐め上げ、更には唾液を擦り付ける戦闘員たち。スーツの部位で唯一あせを発散できる機能が仇となり、その雄塩味を堪能されてしまうのだ。

「あ″……くぁ♡ひ、ぅ…♡キ、キモいことしてんじゃ、ねえぞおぉ……♡」

 叫びながらも唾液を垂らし、感じていると。


『どうしたバーンレッド!ヒーローの意地を見せることなく負けてしまうのか〜!?』

 ヴィラン解説者の悪辣な実況も絶好調。彼としてもヒーローにはせいぜい無駄な抵抗をして貰い、盛り上げてくれなければ楽しくはないという声援なのだ。


 次に戦闘員の魔の手が伸びるのはやはり股間部分。スーツを押し上げるパンパンの勃起は、触ってくださいとばかりに隆起しているから。また顔も名前も知らない雄戦闘員の手、それがバーンレッドの太竿を生地越しにぎゅうと握る。

「はは、ヒーローコンドームがパンッパンじゃねえか」

「触っ、んじゃぁあ♡」

「ウサちゃんはシコシコされんのに弱えんだよなぁ?」

「お″ッ♡ふ…ぅう……♡やめ、ろって、言って……んだろお♡」

 からかうような動きの反復運動を落とされるだけで、あの勝ち気で燃えるような目付きがとろんとしてしまうバーンレッド。ちゅこちゅこと馬鹿にするような手コキもどきで睾丸を熱くさせてしまって仕方ない無様さ。


 だからそんなもどかしそうな雄玉にだって、戦闘員の手が、舌が襲いかかる。

「強〜いヒーローさんもこんな弱点ぶら下げてちゃ負けちまうぞ〜?」

「ふ、お″っ♡ど、どこ舐めて、んだぁあ♡」

 スーツ一枚を隔てて、まるでむしゃぶるように戦闘員の大きな口がヒーローの玉袋で遊ぶのだ。先ほど寸止めされたせいで過敏になっている男の双球は敵の手によって玩具と化してしまっている。

「ヒーローパワーを吸い出してやろっか?なははっ」

「ふざけ、てんじゃ、あ″♡あぅ…ぐぅ♡……くっ…………〜〜ッ♡」

 フェラチオのような姿勢で繰り出される、たちの悪い玉舐めにバーンレッドは男らしい腰をカクカクと振って耐えることしかできないのだった。


 そしてそれらが複合的に、同時に襲いかかることになる。

『上級戦闘員たちのコンビネーションの前にバーンレッド、ピンチ!』

 盛り上げるように嘲るヴィラン解説者にも、今は構っている余裕などないバーンレッド。捕まり、振れられ、愛撫される黒い手に感じ尽くすだけ。

「お、俺はぁぁあ♡」

 脇の下はべちょべちゃと戦闘員の唾液で濡れ、性器もかくや。

「負け、負けねえぇえ♡」

 本腰を入れた上級戦闘員の手淫は自分の手など児戯だと教え込まれされるような苛烈さ。

「てめえら、なんてぇ──」

 玉舐め戦闘員がイヌのようにヨダレを垂らし、バーンレッドをヒーローではなく単なる色狂いの男へと堕とそうと強く吸い上げていけば。

「お″ッ♡ふ″ぅ〜ッ♡や、やめろってぇえ♡く、あっ♡あ″っ♡や、めやがっ……シコんなぁあ♡たまぁ、吸うなぁあッ♡く、そおぉぉお♡…ッ……チ、チンポや″め″ろってぇぇええ〜〜ッ❤︎❤︎❤︎」

 大勢の戦闘員に押さえつけられながら、あの熱血ヒーローのバーンレッドがスーツの中に射精してしまう。生地表面を汚らしい戦闘員の唾液でべとべとにし、内部では固く勃った欲情ペニスがびぐびぐと何度もしゃくりを上げて精を漏らしてしまうのだ。


『これにてバーンレッドの敗北決定ーっ!勢いよく乗り込んできてこの様とは、お仲間たちに合わせる顔がないぞ〜っ!?』

 言い返せないほどの醜態を晒してしまい、バーンレッドは息を整えるので精一杯。

 だがその目に飛び込んできたのは、闘技場の上部に設置されている巨大スクリーンで上映される自分の吐精シーン。

『いや〜ヒーロー・バーンレッドのイキ顔はブッサイクでしたね〜!?』

 ヴィラン解説者の操作によって撮影されていたハイライトがこうして見せつけられているという訳だ。ようやく戦闘員に解放されても抵抗の素振りさえ。

「……は、はぁ…くそ……この俺、がッ……」

 取り返しのつかない失態、あまりの恥ずかしさにバーンレッドは顔から火が出てしまいそうになっているほど。

『どうだったよバーンレッド、戦闘員にイかされちまった気分は?』

「ふ、ざけ……撮ってる、なんて聞いて、ねぇぞ………!」

『ほれほれカメラに向かって一言くださいって〜?』

「だ、黙れこの…臆病者、が………!」

 素顔さえ見せないヴィラン解説者に憤りをぶつけるも、既に取り返しのつかないものを撮影されてしまった事実にバーンレッドは拳を強く握り締めるのだった。



 まだまだとヴィラン解説者の勢いのいい声が闘技場に響いていく。

『じゃあ第二ラウンド行くぜ〜!?バーンレッドはこの闘技場を突破できるのでしょうか!?なんつってな、ギャハハッ』

 よほど楽しいのかその口調はもう取り繕うことさえ忘れているよう。

 だが対するバーンレッドは逆に冷静さを取り戻す。

「そ、そうだ、俺はみんなと合流するんだ!こんな奴らに手間取ってたまるかよ!!」

 未だに周囲を上級戦闘員に取り囲まれているとはいえ、その手に掴まれていなければと不屈を体現してみせるのだ。

「こうなったら、もう手加減はなしだ!俺の全力でぶっ飛ばしてやるぜ!」

 今までこの燃え上がる闘志にやられ続けていたはずの上級戦闘員たち、ニヤニヤとした顔を崩さずにバーンレッドの様子をおかしそうに見ているだけ。

 当のヒーローは異変を感じながらも、両手に込められたヒーローパワーをいまさら解放しないわけにもいかない。

「喰らえ俺のヒーローパワー!必殺っ──バーンファイヤッ!!」

 闘技場は爆炎に包まれ、その煙の向こうにはバーンレッドただ1人が立ち残っている──はずだった。

「へ……!?」

 まさかの不発。気合い十分に突き出された両手の虚しいこと。


『おーっと、バーンレッドこれは悪手だ!先ほどの間抜けな手コキ射精でヒーローパワーを大きく消費させられていることに気が付かなかったようだ!』

「な、そんなバカなことが……!?」

 わざとらしい説明実況を耳にしても、バーンレッドは信じられないといった表情で固まったまま。

『んじゃあ、引き続きこの【感度上昇】能力のたっぷり染み込んだ戦闘員たちと楽しんで貰うしかねえよなあ〜?』

 慌てたようにバーンレッドが拳を構えるも、上級戦闘員たちはもはや戦いになどならないという態度だ。露骨に欲に濡れた視線を送るだけ、周囲をゆっくりと回ってスーツの下半身を舐めるように見つめるだけ、垂らした舌から唾液を落とす様をみせつけるだけ。

 バーンレッドは戦闘が再開されたはずなのに馬鹿みたいに構えたまま身動きを取れずにいるのだ。もしまた触れられてしまえば、これ以上に感度を上げられてしまったらと考えずにはいられないから。


 それが分かっているからこそ、上級戦闘員たちは余裕の笑みでかつての強大なヒーローを小突くのだ。

「また負けてえだろ?」

「ぐっ、誰が……くぅ♡」

 今や全身性感帯となった身体はちょっとした殴打さえ愛撫と感じてしまう。

「そんな強がんなって〜、なぁ?」

「くそ、正々堂々かかってこい!…ッ……ああぅっ♡」

 攻撃どころか、腰を甘く撫でられるだけで恥ずかしい声が出てしまうバーンレッド。

 戦闘員たちはより調子に乗り、口々に卑猥なことを言いながら襲いかかってくるのだ。

「またチンポ弄ってやろうか?」

「く、来るなこの変態野郎が──あっ♡」

「レッドの脇汗なめさせろって」

「触ん、じゃねぇえ……ひ、ぐぅ♡」

「玉しゃぶりが癖になるぜ〜?」

「やめ、ろぉ♡キモいこと、言ってんじゃねえぞ……!」


 黒ラバー姿の戦闘員、その触れ方や淫らな視線の送り方はもう戦いのそれではない。

「ほーれ」

「あ″っ♡」

 指先に込めた肉欲をたっぷりとすりつけるようにバーンレッドの腰を抱く。

「可愛がってやるぜ?」

「だ、あぁッ♡」

 ヒーローの引き締まった臀部だって、今や単なる快楽器官。

「逃げんなって」

「ふ、あぁ……くそっ♡」

 首筋にキスを落とす戦闘員に、バーンレッドはぞくぞくと感じ入った弱気な顔になってしまうのだ。

 そこからはまたしてもバーンレッドの背中から両腕を回して羽交い締めにする戦闘員が一匹。

「つーかまえたぁ」

「だあ″あ″♡は、離せぇえ″ッ♡」

 脇の下から腕を入れられて押さえ込まれ、尻たぶに黒ラバーの固く盛り上がった部分を擦り付けられてしまうバーンレッド。敵とはいえその大きさや熱を想起させずにはいられないほどにぐりぐりと。


 もはや抵抗の術を失い、無防備なバーンレッドの身体。

 先ほど出したばかりだというのにもうビクンと跳ねさせている股間を筆頭に、その鍛え抜かれたはずの肉体は戦闘員へと差し出されている状態だ。直ぐに何人もの戦闘員が拳でもってヒーローの腹をせせら笑って殴りつけていく。

「う″ぉ♡ふ″ッ♡く、くそぉお♡ぐっ、うっ♡」

「どうしたどうした、サンドバッグにされて興奮してんのか!?」

 気付いていないのは本人だけ、拳が見事な腹筋にめり込む度に淫猥な声を漏らしてばかり。

「だ、黙れぇえ♡こ、の野朗ぅう♡が、ぁあ♡」

「ははっ、殴られてチンポおっ勃ててちゃヒーローも廃業だな」

「──なっ!?違っ……こんな♡お、俺……ぇ♡」

 これだけ馬鹿みたいに喘いでおきながら、ようやく自分が勃起していると気付いてバーンレッドの顔はより赤へ。よってたかって嬲り者にされて耐えるどころか、スーツをはしたなく盛り上げて悦んでしまうだなんて。これでは戦闘員が笑う通り、ヒーローたる資格はないのではないかと牙を食いしばって悔しがってしまうのだ。


『一体どうしたことか!?我々のデータにあるバーンレッドのスペックならば上級戦闘員を振り払うことなど簡単なはずだぞーっ!?』

 ヴィラン解説者だってその恥ずべき理由を分かっているからこそ、そうやってふざけてからかっているのだ。今や勇猛なヒーローの鋼の肉体は、砂糖菓子のように甘く蕩けた卑猥物なのだと。

 背後からバーンレッドを締め上げている戦闘員だってヴィラン解説者のセリフに続け、より言葉と力を強めていく。

「なーに、好き放題にヤられてんのはこういうのが好きなんだからだよな?なぁおら!?」

「が、あぁあ♡ぐっ…あ″ぁ……♡」

 腕や胴体を締め付けられ、ヒーローの喉からは痛みに悶えながらも感じた声。

「へへ、雑魚はどっちだっての!」

「ぐ、あぅ♡ちょ、調子に、乗ってんじゃ──んひ″んんんッ♡」

 悪態など付かせないと戦闘員はバーンレッドの関節をキツく決め、よりその胸板や股間を前方へと突き出すような格好にしてしまうのだ。

『ああっとバーンレッド、これは酷い格好!今日まで蹴散らしてきた戦闘員相手に、エロい胸から股間まで突き出して嬲ってくださいというばかりだ!』


 だから誘われるように戦闘員2匹がその分厚い胸に舌を這わす。スーツの下、その奥にある乳首を丹念に探し当てていく。

「スーツの上からでも開発してやるよ」

「雄のくせにでかい乳首みせびらかしやがって」

「ひ″ッ……くぅうう♡お、俺は男だぁああ♡んなとこ、でぇえぇ♡」


 背中を弓なりに曲げさせられ、突き出された股間にだって戦闘員が2匹。屈んでそれぞれ太ももを抱いて逃げられないように固定、直ぐにスーツに浮き出た雄竿から雄袋をベロベロと舐めしゃぶっていくのだ。

「中はヒーローザーメンでグッチョグチョなんだろっ」

「早く直で舐めてやりて〜」

「ん、ぁああぁあ♡お、同じ手が通用する、俺じゃ──くぅうぅぁぁ〜〜ッ♡」


 ただでさえ背後から襲われ続けているというのに、前方からも戦闘員が1匹。雄臭い吐息でハアハアと興奮しながら、真正面からバーンレッドにベアハグを仕掛けたのだ。同時に黒ラバー勃起をこれでもかとバーンレッドの股間部分へと押し付けていく。

「ぐぅう″う″ぅあうぅッ♡チンポ潰れ、ちまうぅうう♡」

『バーンレッドの悲鳴が響く!ヒーローの前に雄として再起不能になってしまうのか!?』


 それが終わった所で背面から持ち上げられ、立てた膝へと股間で着地させられてしまうバーンレッド。いかなヒーロースーツに覆われてはいても、自分の全体重を睾丸で受け止めさせられればその悲鳴は──。

「やめっ…な、何持ち上げて──ん″ぐう″う″う″ぅう″ぅうーーーーっ♡」

『おおっとバーンレッドの金玉に大ダメージ!やはり男の弱点にはヒーロー形無しだーっ!』


 それでも戦闘員たちの反則的な攻撃は止まらない。どこからか伸ばされた手がバーンレッドの痛む双球を握り締め、ゆっくりとゆっくりと力を込めていくのだ。

「て、めぇえら♡ひ、卑怯な攻撃ばっか、してんじゃ──んふ″……ぐ、ぅう…つ、潰れ…″うぅう……っ♡」

『戦闘員の手がバーンレッドの弱点を握り締めて離さない!』

「き、汚ねえ手を離し、やがれぇえ…ぐ、む…くぅうう……♡」

『あの不屈のヒーローが、まさかの表情!最初からココを攻撃されていたら下級戦闘員にすら負けてしまったのではないか〜?』

 こうやってあの勇猛果敢な熱血ヒーローの額には脂汗が浮かび、短い尻尾をピクピクとさせては地獄の痛みに耐えるしかないのだった。


 抵抗が弱まれば弱まるほど、戦闘員たちは喜んでバーンレッドを痛めつける。所詮はヒーローに敵わなかった今までの鬱憤を晴らすように、その割れた腹筋へと拳を沈め続けるのだ。

「はは、もう抵抗もできないかバーンレッド!」

「が、ぐぅう…く、そっ♡」

 身体を強く掴まれながらも、そこかしこを愛撫されては本来の力も出せない。

「ヒーローやめてオレらのサンドバッグだなあ」

「く、が……んなへなちょこパンチが、効くか、ああぁ♡」

 吠えておきながらも、一撃ごとにスーツにムクリと浮かせたペニスを大袈裟に反応させてしまっているのだから世話はない。

「殴られてんのになーにちんこビク付かせてんだよっ」

「だ、ぁああ♡そ、んな訳、がぁぁ♡」


 だから殴打は腹から下り、わざと股間をターゲットにするのだ。

「おら、こっちも狙って欲しいんだろ!?」

「ひ″っん″っ♡♡♡」

 ヒーローほどではないにしろ成人男性よりも遥かに優れた一撃が、ヒーローの勃起をひしゃげさせた。

『バーンレッド、熱いリーダーかと思いきやとんだマゾ野郎だったようだ!戦闘員の拳にビンビンチンポを突き出しておねだりか〜!?』

 あまりの痛みに悶えているはず。被虐的な悦びのせいで瞳を潤ませているだなんて。

「違っ、誰がそんなこと──お″ぉお″ふ″ぅう〜♡♡♡」

 今度は容赦ない平手打ちがバーンレッドの股間をひっぱたいたからだ。

「ははは、叩いて欲しがってたもんな〜?」


 より拳は下へ、となれば狙いは見事な膨らみながら弱味でしかないヒーローの金玉。まずはその準備をしてやると、戦闘員がバーンレッドを揺さぶる。

「は、ぐ…♡…ぅ……くそ♡…い、いい加減に、しやがれぇ……!」

「お前こそいい加減に“終わり”にしてやるぜ、レッド〜?」

 息も整わないまま、両脚を肩幅に開かされていく。

「何を……!?」

「オレらの攻撃も最後にしてやるよ。ヒーローなら耐えられるよなあ?」

 それはヒーローならば何度だって聞いたことのあるような、くだらない挑発。常に勝利を掴んできた彼は、条件反射のように頷いてしまうのだ。

「ッ、ふん!このバーンレッドにお前らのような雑魚戦闘員のヌルい攻撃が効くかよ!」

 どんな思惑があろうと、その企みを突破してやると吠えるのだ。

「俺の闘志はお前らヴィランのしょぼくせー攻撃でどうにかなるほどの熱さじゃあねえからな!?」

 まるで自分に言い聞かせるように続けるのは、そうでもしないと折れてしまいそうになっている心に火を付けるため。

「どっからでもかかって来い!ヒーローは絶対に負けない!!」

 挑発されるがまま、格好いい口上を言い切ったバーンレッドなのだ。


 こうまで熱くなってみせたバーンレッドではあったが、戦闘員は至って静かに返すのみ。

「じゃあこれから10発ヒーローさんを攻撃させて貰う」

「はんっ、お前らになんざ1000回殴られても俺は屁とも思わねえな!」

 足腰もおぼつかず、上級戦闘員たちに捕まっておきながらもこの台詞。

『これは面白い!ヒーローと戦闘員の意地のぶつかり合い!いいでしょう、もしバーンレッドが10発の攻撃を耐え切れたら先に進むことを許可しましょう!』

 ヴィラン解説者も戦闘員が勝手に言い出したことにも気前良く了承する。もしかしたら約束を破るつもりかもしれないし、元よりバーンレッドの敗北を確信しているからかもしれない。

 勝負内容が決まり、バーンレッドの前にふらりと立った1匹の上級戦闘員。ニタニタとした笑みを浮かべ、不敵にヒーローの眼前に佇んでいるのだ。

 どの戦闘員も真っ黒なラバー素材で全身を覆っており、僅かな身長体重の差程度しか感じられない。バーンレッドからしてみれば誰もが雑魚の戦闘員でしかないもの、負けじと睨み返すだけだ。

「んじゃバーンレッドの公開処刑を開始するぜ〜」

「雑魚が調子に乗ってんじゃ──」

 しかしその強気だって一秒後には消失させられてしまう。

「ッ……お、おいまさか…!?」

 まるで素振りするように戦闘員が行ったのは、その太い足を蹴り上げるようなモーションだから。それは開かされたバーンレッドの股間、そのスーツに覆われてふるんと垂れている雄袋を狙いすましているのだ。


「うし、まずは1発目!気合い入れてろよレッドちゃ〜ん!?」

 足を振りかぶるように後方へしならせる戦闘員。バーンレッドが暴れようとも、全身を抑え込まれてしまえば情けない声で文句を言うことくらいなもので。

「ま、待て待て、そこを攻撃するだなんて聞いてな──」

 空を切る戦闘員の足。鋭く跳ね上げられた蹴り上げは寸分の狂いもなくバーンレッドの柔らかな雄袋へと直撃。鈍い衝撃と金玉がひしゃげる感覚の後、一瞬だけ遅れてずっしりとした痛みが込み上げていくのだ。

「ッオ…ん″く″ひ″ぃぃん″ん″ん″〜〜〜っ❤︎❤︎❤︎」

 だが有り余る痛みはふざけた【感度上昇】のヴィラン能力によって快楽へと変換され、バーンレッドに精子をぶちまけてしまうという選択肢を強制させた。スーツの中でバウンドする睾丸は、その涙とも言えるような白濁をどうしようもなく溢れさせてしまうのだ。

『おおーっとバーンレッド!まさかの金的射精!ヒーローコンドームスーツの中で負け犬汁がブピュブピュ溢れているぞー!?』

 ヴィラン解説者に誇りを小馬鹿にされようとも、鼻水さえ垂らしかねない情けないアホ面を晒して尿道を込み上げては漏れ出ていく精液にオーバーフローした痛みと快楽を感じてしまうのだ。

「お″……お″…こ、んな″ぁ……❤︎…お″………たま、ぶっこわ、れ″る…ぅ❤︎」

 びゅく、びゅっ、びゅくっ。

 ヒーロースーツの股間部分がオムツのように膨れ、その無様な精液がとっぷりと吐き出させられ続けるのを外からでも容易に確認させられてしまうのだった。


『たった1発でノックアウト!アホ面を晒して無様イキ!これではヒーローキンタマも無事かどうか〜!?』

 本来は10発の攻撃をどう耐えるか、そういう勝負だったはず。それなのに一撃でノックアウトされ、あまつさえ敵の攻撃に感じて達してしまうだなんて。あまりにもどうしようもない自分自身の弱さを嘆きながら、股間の痛みと共に意識をフェードアウトさせていくバーンレッド。

「ははは、雑魚はお前だっつーの」

「残り9発、玉蹴りさせろよなあ」

「何がリーダーだよ、真っ先に負けやがって」

 失いゆく意識でも、そんな上級戦闘員たちの勝ち誇ったようなセリフがヒーローの胸を抉るのだった。


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03バーンレッド前編 03バーンレッド前編

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