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03バーンレッド後編

 ヴィラン大王のマグマ地下基地、その地下闘技場では今日もヴィラン解説者の威勢の良い実況が響いている。

『それでは第8回ヒーローコロシアムの開催です!出場選手はもちろんこのお方!悪を挫く熱血ヒーロー・バーンレッド!今宵もどんな無様──いえいえ、活躍を見せてくれるのか!?』

 巨大な闘技場には大勢のヴィラン、そして動員された夥しい戦闘員たちが客席を埋め尽くしている。それもこれも、捕らえた宿敵ヒーローであるバーンレッドを嬲り者にするのを楽しむため。

 そして悪態と拍手の中、入場ゲートからバーンレッドが闘技場へと突き出される。

「……す、好き勝手言いやがって!」

 既に8度目にもなるこんなふざけた戦いに出場させられ、怒りを露わにしたバーンレッドは観客席と未だ姿を見せないヴィラン解説者を睨むように見回すのだ。


 その姿こそ地下基地に突入してきた時と同じ赤いヒーロースーツ。バイザーとグローブやブーツなどもそのまま。だが捕えられた結果、そのスーツには『二つの機能追加』を施されてしまっている。

 まず『機能A』として、スーツの胸元には大きな数字カウント表示が追加された。それはなんとも悪趣味なことに『その日の射精回数』を強制的に開示するものだ。

 だからだろうか、入場したバーンレッドが頑なに左腕でそこを隠しているのは。


「今回もしっかり負けろよーっ」

「負けに賭けてんだ、頼むぜレッドちゃん〜」

「さっさと進め!待ちくたびれてんだ!」

 今日までバーンレッドに苦しめられてきたヴィランや、一撃で倒されてきた戦闘員たちのヤジが飛ぶ中、バーンレッドは口元を歪めて闘技場の中央へと歩み出す。

『バーンレッド、今日は一段と歩みが遅いぞ!今回こそは戦闘員たちに打ち勝つことは出来るのか!?』

 ヴィラン解説者のからかいがバーンレッドに刺さる。もう7度は出場させられているこの悪趣味な試合、一度だって勝てた試しがないのだから。

「だ、黙りやがれ……!」

『リーダーとして、他の捕まっている仲間を助け出せるのはバーンレッドしかいない!さあ戦えバーンレッド!皆が待っているぞ!?』

「分かってんだよ、んなこと……!」

 そう、あの突入作戦から既に1週間ほど経ってしまっている。ヴィラン解説者からの断片的な情報から他の仲間たちも捕まっていると知り、バーンレッドは焦りを隠せない。

「や、やってやらあ!」

 いつもそうだったように、自分が突破口を開いてやると意気込むのだ。


『今回からは負け続けのバーンレッドへのハンデとして、戦闘員を上級から下級へとランクダウン!これならば流石の連敗ヒーローでも勝ち目があるのではないか!?』

 特に能力や洗脳度合いの低い者で構成される、本当に数合わせの存在、それが下級戦闘員。今までバーンレッドが一撃の元に倒してきた下級戦闘員など、百や二百ではきかないだろう。

「か、下級戦闘員!?な、なおさら負けられねえじゃねえか……!」

 グローブをギリリと握り締め、奥のゲートから現れ続ける有象無象の下級戦闘員たちを睨みつけるバーンレッド。今日こそは、勝つ。

『それでは第8回ヒーローエロ虐めショー、開始〜!』

 既に最初と呼び方が変わっているなど、ヴィラン解説者は今日も自由気ままにバーンレッドを嘲笑うつもり満々の様子。


 早速と戦闘員──それも下級という身体付きや言動にも品性を感じさせないような者たちに取り囲まれるバーンレッド。毎日開催されるこの戦いのせいでヒーローパワー共々に精液を絞られ、必殺技を放つ気力はない。左腕で『射精回数カウント』の胸をガードしているせいで動きにもキレがないとなれば、遊ばれてしまうのは確実。

「へへ、バーンレッドしばらく見ない間に弱っちくなっちまって」

「あ″っ♡くそっ、てめえぇ♡」

 構えや力の乗せ方も良い加減なパンチだが、それを前後左右から行われれば喰らってしまうのも仕方ない。この1週間で【感度上昇】のヴィラン能力も完全に浸透した身体は、喘ぎでもって答えてしまうのだ。

 群がった下級戦闘員、嬉しそうに狙うのはやはり弱点であるバーンレッドの股間。

「いつものお返し、だっ!」

「ひ″ぉお″ッ♡」

「上級戦闘員様にココばっか可愛がられてんだもんな!?」

「く、ふ″ぅうう〜ッ♡」

 なんてことない拳の一撃が股座にめり込めば悲鳴のような嬌声。なんてことない蹴りが股下から睾丸を跳ね上げれば呻くような喘ぎ声。

「おら、何もうおっ勃ててんだ?」

「だぁあ″ぁ♡な、くそっ……俺はぁ♡」

 暴行にしか見えない数々の攻撃を受け、ヒーローの身体はあろうことか完全に欲情。赤く見事なヒーロースーツの股間に、むっくりと勃起した肉棒の影を浮かせているのだ。男らしい亀頭が極薄スーツ越しにハッキリと見え、大きな雄睾丸でふっくらとした膨らみを作っているのが悪党たちの視線を釘付けにする。


『バーンレッド、どうしたことか下級戦闘員にすら遊ばれているぞ!?』

 続く実況の通り、あの熱血ヒーローは今や雑魚の代名詞である下級戦闘員にさえ手も足も出ない状態だ。

「いつもの威勢はどうしたよ?」

「ぐ、ぅう″ッ♡チンポばっか、攻撃すんじゃ、ねぇえ……!」

「その割に喜んでんじゃねーか!」

「ヒ″ァッ♡違っ、あ″ぁッ♡」

 左腕で胸を覆っているせいで、どうしてもガードが間に合わない。複数の手で全身性感帯となったそこかしこを嬲られ、かと思えば誰かしらが狙いすましたように股間に一撃を叩き込んでくるのだ。

「ほれ、チン勃ちヒーローさん!」

「おぐぅぅ♡そこ、はぁあ″ぁ♡」

 スーツを押し上げる先端、そこをデコピンで弾かれただけでバーンレッドは苦悶の表情で内股気味になってしまう。男らしさを誇りとしてきた男のなんとも情けない姿は、観客席のヴィランや戦闘員を大笑いさせるのだ。


『胸のカウントを隠しながらでは戦えないぞバーンレッド!?』

 今日はまだ『射精カウント』など進んでいないはずだが、頑なにそこを見せようとしないバーンレッドなのだ。だが弱った身体でそんなハンデを抱えてはどうにもならず、あっさりと捕まってしまう。

 人数を活かし、忍び寄った1匹の戦闘員によってまたしても羽交い締め。

「なはは、隙だらけじゃねーか」

「あ、くそっ♡」

 バーンレッドの雄らしい癖にやけに艶かしい声に興奮したのか、既に黒ラバーの股間からむくりと勃起させたモノを擦り付けていく戦闘員。

「変なモン擦り付け、んなぁあ♡」

「そうかそうか〜、戦闘員チンポでスーツの割れ目コスられんのそんなに好きか〜」

「変態野朗ぉ、がぁ……♡」

 明確にヒーロースーツ、その臀部を割るように太いラバー肉棒を密着させている戦闘員なのだ。どちらもスーツ着用ではあるが、そうでなかったら挿入となってしまっていたのではないかとバーンレッドが危惧するほどの押し付け。意識を掻き乱され、しかし自分だって勃起をより強めてしまうのだ。


 そしてとうとうバーンレッドの左腕が戦闘員の手によって引き剥がされることに。

「いい加減、その手を退かしてみろって」

「アッ、おい──」

 戦闘員としては単純にバーンレッドが嫌がることをしてやろうという程度の行為。だが闘技場の巨大スクリーンにも大きく映し出されたヒーロースーツの『射精カウント』は紛れもなく『3』の数字を表示していた。

『おやおや、これは一体どういうことだ〜!?』

「う、うるさい……!」

 戦闘員に押さえ込まれながらも、赤面して顔を上げられなくなってしまうヒーロー。

『バーンレッドの射精カウンターは毎夜0時にリセットされている筈!ヒーローリンチショーが始まった時にはカウントがゼロではないとおかしいぞ〜!?』

「……お、俺が知るかよッ!」

 もう気付いているようなヴィラン解説者の白々しい言い方、煽り方にバーンレッドの悪態にもいつもの強さはない。

『では今朝の独房の様子をみんなで確認してみるか〜!?』

 ヴィラン解説者は鼻歌でも歌い出しそうな機嫌の良さで提起し、闘技場の巨大スクリーンにとある映像を映し出す。

「なっ!?盗撮していたのか!?」

『当たり前だろ、諦めの悪いヒーローが脱走を企てるかも知れねーからな?』

 それはバーンレッドが収容されている牢屋内の映像のようだ。

「……く……ぅ…くそ、くそ…………止めろ、よ!!」

『最も、ヒーローとしての使命よりもチンコキに夢中になっちまうアホも居るみてーだがなあ、ギャハハハ!』

「くそっ、見るな、見るなぁああ!!」

 時刻は早朝を指し示しており、ひとり牢の中でバーンレッドがこれから何をしようとしているのかが観客たちにも全て見られていくことになる。



 ──薄暗い地下牢。

 ごく小さな空間でしかない癖、壁に埋め込まれたモニターは煌々と光ってバーンレッドが闘技場で戦闘員たちに敗北するシーンが繰り返し映し出されている。

「くそが、悪趣味なんだ、よ……」

 忌々しそうに呟きながらも、スーツの股間部分はひくんと反応してしまっているのを本人は気付いているのかいないのか。映像は突入の初回から始まり、第7回戦までのもので音声だって大音量。その敏感な長い両耳が聞き逃すはずはない。

 戦闘員たちに嬲られる映像、口汚く煽られる言葉の数々、自分の呻き声や喘ぎさえもバーンレッドの股座を熱くさせてしまうのだ。いつしか繰り返し流されるそれにバーンレッドは勃起がおさまらなくなってしまっていた。


「……最初に、負けさえしなければぁ♡」

 既に【感度上昇】のヴィラン能力によって身体は浅ましい淫猥な造りへと。

「お、ふ……ぉ……すげ、俺あんな顔で負け……ぇ♡」

 気付けば右手、真っ赤なスーツを盛り上げる部分を握り締めていた。

「金的され、てッ……イキまくって、んだぁ♡」

 敗北映像を食い入るように見つめ、羨ましがるように右手を忙しなく動かしてしまうバーンレッド。

「くそ…これじゃ、俺の方が、変態じゃ、ねえかぁ♡」

 敵地にて反撃の手段を見つけるどころか、ただ快楽に耽ってしまうだなんて。

「シコんの、止められ、ねぇえ♡」

 普段からそう多い方ではない自慰だったが、今までで1番の気持ち良さなのではないかというほどに恥ずかし気な上下運動が止まらない、止められない。スーツ内部では毎日の戦いと敗北によって溜まった汗や我慢汁、精液の汚らしい混合液がローション代わりにニチャニチャと。

「…や、やばい…だろぉ♡イッちまったら、このカウント進んでバレちまう、のにぃ♡」

 モニターに映る自分の敗北ショーをズリネタにし、胸の『射精カウント』を気にしながらもマスターベーションの魔力に堕ちていく。この胸の『0』の数字が進んでしまえば、闘技場でどれほど笑われてしまうことになるか、それさえも自虐じみた興奮の餌。

「また今日も、俺……負けさせ、られる♡やば、いぃ♡チンポ、気持ちぃ……♡シコんの止め、られ……くぅううぅぅ、イクッ……イグゥぅうぅぅ〜〜っ❤︎❤︎❤︎」

 誰も見ていないからと快楽に堕ちた間抜けな顔を晒し、敗北映像と同じタイミングで射精してしまうバーンレッド。まるで戦闘員に負けることが悦びであること証明するように、頭の中でも嘲りの声や視線を思い出すように右手を馬鹿みたいに動かし続けてはスーツ股間部分にどぷどぷと雄精を迸しらせたのだった。



 そんなバーンレッドの数時間前の映像。題して『熱血ヒーローのセンズリ動画』とでもいうような恥ずかしい全ては闘技場のヴィランから戦闘員たちへと暴露されたのだ。

『あーあ!なんだよバーンレッド、ヒーローさんもマス掻きすんじゃねーか!やっぱ男はチンポをシコりまくってナンボだよな!?』

 代表するようにヴィラン解説者がケタケタとバーンレッドを下品な言葉で嬲っていく。

「ち、違うっ……!」

 今も下級戦闘員に囲まれながら、必死に頭を働かせるバーンレッド。

「……さ、先にイッておいてお前達の卑怯な攻撃に……た、耐えられるようにしただけだ!」

 くだらない言い訳を吐きながらも、その股間はびくびくと跳ねて興奮度合いを示してしまう。身体にピッタリとフィットするヒーロースーツだけに、筋肉だけでなくそんな恥ずかしい生理現象までもが丸見え。

「そんなこと言いながら期待してんだろ?」

 となれば戦闘員を欲情させるには十分なコスプレスーツにしか見えないもの。背後でバーンレッドを羽交い締めにしている戦闘員はその太い首筋を舐めては劣情を示していく。

「止め、ろぉ♡」

「今日もどんなふうに負けさせられるのか、期待しまくってんだろ?」

「お、俺がそ、んな訳………ない、だろおぉ♡」

 耳元で囁かれる低い雄声がバーンレッドの思考を乱す。毎日毎日こうやって戦闘員たちに嬲られての敗北射精、今ではそれが癖になっているとこんな下級戦闘員にさえバレバレの状態なのだ。


 ヴィラン解説者の軽口だって止まらない。

『おやおや〜、バーンレッドにそんな趣味があるとは!』

「ふ、ふざけたことばっか言ってんじゃねえぞ!」

『ヒーローさんが嘘付くなんて良くねーだろ?』

「くだらねえこと言って、ねえで戦え……ッ♡」

 暴れようにも戦闘員たちが押さえ付けていればそれも不可能。パンパンに膨れた亀頭が濡れたスーツ内部に擦れて甘い声を出してしまっただけ。

『きちんと独房でナニしてたか言うまでショーはお預けだ』

「ッ……!」

 既に胸の『射精カウント』が『3』であること、映像まで赤裸々に開示されたというのにまだ責めようというのか。


『ほれ勝って仲間を救うにはショーを再開しねーと?な?言えって?』

 まるでバーンレッドが本当は負けたいと願っているのを知っているから、その言い訳を与えるようなわざとらしい物言い。

 バーンレッドの沸騰しそうな思考、勇気をたたえていた瞳は肉欲だけに支配、僅かな身の震えは怒りよりも興奮にだけ染まったもの。こんな時だけ静寂に包まれた闘技場にバーンレッドの言葉が響いていく。

「…ッ………ハーッ…ハッ…………お、俺は独房でオナ、オナニーした……!」

『何回楽しんだんだ〜オナヒーローさんよお?』

「さ、3回だ……ッ…!」

 これにはヴィラン解説者だけでなく悪の観客たちも大笑い。快楽に負けたヒーローを指をさして馬鹿にし、口々に罵声を浴びせる。これまでやられっぱなしだった雑魚ヴィランでさえ、もう怖くはないと堂々と悪態を吐く始末なのだ。

『ギャハハ!んなもん見れば分かるっつーの!いいか今後はカウント隠すのは禁止だ、じゃねーと戦わせてやらねーからな!?分かったか!?』

「く……そが……!わ、分かったっつの…ッ!」


 恥ずかしさのあまり一方的な約束まで結ばされてしまうバーンレッド。どうにかこのくだらない闘技場で勝利を収め、皆を助けに行かなければならないのだと自分に言い聞かせ胸の『3』という数字を好奇の目に晒すしかない。

「おう良い子だレッドちゃん」

「っ……」

 背後の下級戦闘員が腕を離して突き飛ばすものだから、バーンレッドをつんのめりながらも周囲を睨みつける。

『ほれヒーローらしく堂々と立ちな!』

「い、言われなく、ても!」

 ヴィラン解説者などに言われるまでもないと背筋を真っ直ぐにするバーンレッドだが、その火照ったボディラインは浅ましい勃起によって崩れてしまっているのだ。

「へへ、待ちきれないみたいだな」

「そんなに負けてーか」

「誘ってんだろレッド〜?」

 戦闘員たちは黒ラバーに包まれた口で舌なめずり、美味そうな獲物だとヒーローの屈強な肢体を見つめるのだ。


 こうまで下級戦闘員ごときに軽く見られればバーンレッドの怒りだって相当。

「…はぁ……は……舐められっぱなしで堪るかよ!きょ、今日こそは俺が勝つ!」

 再戦を求めるように両拳を握り締め、ブーツで地面を踏み締める熱血ヒーローの姿だ。

『気合い十分のバーンレッド!そこまで言うならスーツの新機能Bを起動しても問題ねえよな!さあ頑張って戦えよ〜!?』

「なっ……くそ、俺のスーツを勝手に改造しやがって……!」

 捕まった後に仕込まれた機能は胸の『射精カウント』ともう一つ。その電子的な起動音が鳴り、バーンレッドの羞恥心をより唆る結果になるのだ。

『さあ皆さん、今からバーンレッドのヒーロースーツはダメージを受けるごとにそこが透けてしまう仕様になってしまいました!もし全身が透けてしまえばその時点でバーンレッドの失格負け!』

 いつもは情けない敗北射精で気絶することが多かったが、今回はそんな失格ルールまで追加されてしまったのだ。

『──さあこの窮地を脱することが出来るのか!?』

「く、喰らわなけりゃ良いんだろうが!」


 長い兎耳を揺らして勇ましく吠えたはいいが、バーンレッドはまだ取り囲まれている最中。何の合図もなくニヤケ面の戦闘員の攻撃に晒されてしまうことに。

「おらっ!」

「く……あッ♡」

 背中を殴りつけられ、つい艶かしい声で呻いてしまう。何より、自分では確認できない背面がどれだけ透けてしまっているかが気になって仕方ないのだ。

「おおっと!」

「ッ……くそ、ぐぁ♡」

 ふざけたようなタックルさえも両腕で受け止めるしかない。だがそうすればグローブを除いて両腕のスーツ部分は素肌の獣毛が露わになってしまう。

「喰らいなっ」

「うっ♡あ…くっ♡このやろ、かかってきやがれ……!」

 かと思えば右肩、左肩と交互に殴打されてそこも透けて。首を左右に振って警戒するも周囲をぐるりと囲まれている現状、どこから攻撃されてもおかしくないのだ。


『ああ!ヒーローの格好良いスーツもこれでは下手なコスプレ!このままなす術もなくやられてしまうのかーっ!?』

「バ、バカ言ってんじゃねえ!」

 ヴィラン解説者のいちいち癪に触る言い方がバーンレッドの意識を逸らす。だから普段ならば受けるどころか当たりもしない攻撃を直撃させられてしまうのだ。

「下級戦闘員の攻撃なんかがこえ〜のか?おらよっ!」

「アッ、また透けて……くぅ♡」

 次々にダメージを負ったスーツの部位が透明になって燃えるような赤獣毛を晒していくバーンレッド。

「ほれどうしたレッドちゃん〜?」

「ちくしょ、くぅうっ♡」

 感度の上がりきった身体は鈍い痛みさえ快楽と捉えてしまい、相棒とも呼べるヒーロースーツが単なる透明露出スーツに成り下がるのに悦んだような声をあげてしまう。


『バーンレッド、これではヒーローというより透け透けタイツの変質者だーっ!』

「く、こんな卑怯な手を使わねえと戦えねえ奴ら、なんかに……!」

 悔しがるバーンレッドだったが、既にそのヒーロースーツは股間や尻を除けば殆ど透けてしまっている状態。バイザーや堅固なグローブとブーツを装備しているだけに、その滑稽さはより際立ってしまっているのだ。

「まーだ強がってんのかレッドちゃんはよ!?」

 真後ろから戦闘員の太い腕が伸びたかと思えば、それが首に巻きつけられがっちりとホールド。そのままお辞儀をするように首を戦闘員の腰の位置まで押し下げられ、尻を突き出した姿勢で抱え込まれてしまう。

「おい!この勘違いウサちゃんにお仕置きしてやろうぜ!?」

「「「おう!」」」


 チョークスリーパーを掛けられ頭に血が登ってばかりのバーンレッドへと、下級戦闘員たちの平手打ちが向かう先。

「なに言ってやが──ひ″ぃん″ッ♡」

「ヒーローもお尻ぺんぺんには弱いってか〜?」

 突き出された尻はつい先ほどまでは無被弾でスーツの赤が覆っていたが、それも叩かれたことで透け始めてしまう。続けて何人もの戦闘員が手を振り上げ、鍛え抜かれた臀部に弾けるような良い打撃音を響かせるのだ。

「ふざけ──う″ひ″ぃっ♡」

 抵抗も首を完璧に決められていれば不可能。

「てめえら良い加減に──だ、あ″ふ″ぅう♡」

 下級戦闘員相手になんて酷い体勢で虐められていることだろうか。

「離しやが──あ″く″ぅうん♡」

 幾つもの喘ぎ声を上げさせられ、今やバーンレッドの尻部分のスーツは完全に透けてしまっていた。短い尻尾が跳ねるも、背中側はもう裸と変わらない。

『これは酷い有様だ!あのバーンレッドが尻叩きで泣かされて居るぞ!?』


 そう煽られるほどに尻を“赤く”なるまで叩かれ、バーンレッドは羞恥心と痛みで意識も朦朧。だがその闘志はまだ燃えていると小さく吠えてみせる。

「誰が泣いて、なんかぁ……あ…♡」

「へー、レッドちゃんまだそんな口聞くんだ?」

 これほどいじめ甲斐のある相手が嬉しいのか、バーンレッドの首に腕を巻き付けている戦闘員はその身を起こさせてやる。両腕を締め上げながらも高く掲げることで、バーンレッドはより苦しそうに呻きながらつま先立ちでその身体前面を晒す形に。

 こうして透けていないスーツ部分は股間だけ。

「あ、ぐぅう……ぅう、が……♡」

 首を圧迫されたことで呼吸もまともにできない中、しかしバーンレッドの必死な股間だけはピクピクと反応して真っ赤なスーツ表面を盛り上げてしまうのだからどうしようもない。


「ほれ、この負け癖ヒーローさんにトドメ刺しちまおうぜ」

 背後の戦闘員はもう何の緊張感もない、お遊戯のような口振り。だが不屈のヒーローであるバーンレッドは首をぎりぎりと締め上げられる度、淫らな肉体反応を示すのだ。

「あ…が…ぁ……♡」

 完全に透けた胸板の乳首だってツンと勃起しては自己主張。

「ぐ……ふ……ゥ…くっ♡」

 辛うじて赤スーツの色味に隠れている股座の雄睾丸だって身じろぎごとにゆさりと揺れ。

「ッ…は………ぁ…………が…♡」

 つま先立ちでチョークスリーパーに抗っているはずが、バーンレッドの負け癖ペニスはぴくんぴくんと跳ねてまるで誘っているような有様だ。

 ならばと拳を握り締め、ぱきぱきと骨を鳴らして威嚇するようにバーンレッドの股間へと集ってゆく下級戦闘員たち。

『おおっと戦闘員、ここでヒーローの最後の守りを叩き潰すつもりのようだ!』

 その煽るような実況を皮切りに、戦闘員たちが拳をバーンレッドの唯一無事だったスーツ股間へと振り下ろしていく。

「観念しな!」

「だぁあ″あ″〜ッ♡」

 戦う為に作られたヒーロースーツを無様にも内側から押し上げる肉棒が、黒ラバーの拳によってひしゃげさせられる。

「ハハッ、お疲れクソヒーロー!」

「そ″こ″、はぁぁああんっ♡」

 屈んで真下から突き上げる拳の一撃に、バーンレッドの男らしい金玉がぐしゃりと変形し喉奥からみっともない声を吐き出させてしまう。

「今回もお前の負けだッ!」

「ん″ッ、ぐぅう″う″う″〜ッ♡」


 何度目かの攻撃で、ついにはバーンレッドの股間のスーツ生地さえヌラリと透明化してしまい、今やその肉体を隠す生地は無くなってしまったのだ。

『ああこれはなんとイヤらしい格好だバーンレッド!全身に着た透明コンドームスーツ、透けている股間は我慢汁と負け犬ザーメンでぐしょぐしょだー!』

 ヴィラン解説者が騒ぐ通り、バーンレッドの股間部分は本当に酷い有様だ。この1週間というもの、一度だって解除していないスーツ。7度に及ぶ陵辱や敗北射精、早朝から3回もしてしまった自慰などの体液がそのままぐっしょりと濡らしている。

「み、見んじゃ、ねえぇ……♡くそ、俺のスーツ…がぁ………♡」

 これだけ殴られてもびぐびぐと赤く腫れながらも痛いほどに勃起し続け、雄の生汁でどろっどろの股間はツヤツヤとした透明スーツに密着しているのがより卑猥さを掻き立てるだろう。

『完全にヒーロースーツが透け透けになったことで、敗北条件を満たしたバーンレッド、失格!第8回戦はこれにて終了!いや〜、無様でしたね〜!?』

 一方的に喚き立てるようにして試合終了を告げるヴィラン解説者。

「お……俺、俺はまだ、戦える!」

 だが戦隊リーダーであるバーンレッドには負けられない理由がある。あるはずなのだ。

「だから……ま、待て!………ま、待って、くだ…さいっ♡」

 その言葉使いも改まり、バイザーにブーツとグローブ以外は素っ裸のような格好のバーンレッドがどもるような口調でつっかえつっかえに言った。


『おおっとバーンレッド!まさか今回も『延長申請』をするつもりか!?』

「も、もちろん、だぁ♡……お、俺はまだ戦える、んだ♡」

 これは第4試合以降、バーンレッドに提案された闘技場ルール。試合を継続させて貰うために戦闘員相手に今からの言動をするということ。

 闘技場の地面に正座し、戦慄く両拳を膝の上に乗せてバーンレッドは今までにない慎ましいい言葉使いに堕ちるのだ。

「…ぁ…はぁ…はぁぁ♡…は………こ、今回は俺、俺の……バーンレッドの、負けを認め、認めますッ♡俺、の負け……です♡……せ、戦闘員の皆様の……勝ち、です♡」

 両拳の間、透明スーツに圧迫されてやや窮屈そうに勃起した亀頭がぐにゃりとなってしまっているのさえ、巨大スクリーンに映し出されている状態。それでもバーンレッドは息を荒げながら対戦相手である下級戦闘員の対応を待つばかり。

 そして、自ら座り込んだバーンレッドの顔面周囲は黒のラバーの群れに覆われることになる。視界を埋めるように黒勃起と下っ腹や腹筋などがむわりとした雄臭さと共に。

「おーそうかレッド負けちまったか〜」

「へへ、素直になりやがって」

「そんなエロい格好じゃ負けて当然だよな」


 真っ黒な男根、小馬鹿にするような雄声、汗と先走りや痴垢の臭いがバーンレッドの体温を上げてしまう。

「ど、どうかぁ♡俺と、延長試合を戦って、くだ、さいっ♡お、お願い、します……♡」

 勃起しながら、所謂チンピクさせながらというのがなんともお笑い。

『バーンレッド、回を重ねるごとに延長試合が癖になっているようだ!』

 ヴィラン解説者がここまでふざけるのだ、これも闘技場の恒例行事のようになっているとも言える。下級戦闘員さえも舐めたような口。

「戦うもなにも、ボコされてーだけだろ」

「ちんぽこおっ勃てて何いってんだか」

「オレらのチンポどんだけ見てんだっての」

 嘲笑う声にバーンレッドの下半身は蕩けてしまいそうだ。第7試合まではスーツで覆われていた身体も、今や透けたことで素っ裸同然。そんな姿で敵である戦闘員に懇願などするなど──。

「しゃーねえな、いいぞ」

 了解を聞いた瞬間、勇ましい顔付きが男娼のような笑みに歪んでしまう。

「あ、ありがとうございます……♡」

「おら立て」

 心の中であれこれと言い訳を並べ立てたところで無抵抗のまま立たされるバーンレッド。

「あ……♡ふ…ぁ………♡」

 だらしなく半開きの口、ぷっくりと勃ち上がった乳首、ぴくぴくと悶えるような肉棒が我慢できないように跳ねる。胸元の『射精カウント』の『3』という数字が増えるのを心待ちにしているような表情なのだ。


 当初こそ脱出や逆襲を狙っていたバーンレッドだったが、今では毎試合コレが楽しみになってしまっているのが現実。

「そんじゃあ『延長試合』始めるぜ〜?」

 下級戦闘員たちだって毎試合を見ているからこそ、この変態性のヒーローがどんなことで喜ぶのかは手に取るようにわかるのだ。皆してニヤニヤとバーンレッドの透けた裸体を撫で回し、今からどう可愛がってやるかを暗に伝えるのだ。

「ほれウサ公、エロサンドバッグにされちまえよ!?」

 戦闘員の1匹がまるで戦利品を好きにするよう、何の容赦もなくバーンレッドの兎種の長い耳を掴んで引っ張りあげた。痛みと屈辱にバーンレッドの股間では透明スーツ越しにびゅくると我慢汁が漏れ出し、それを悦んでいると明白にする。


 なればと嘲るような暴力がヒーローを襲うのだ。

「が、あぁ……あ″♡」

 痛みは全て快楽へと変換され、雄臭い喉は喘ぎを漏らす。

「…うぐっ♡アッ、ひ″っ♡」

 乳首を摘み上げられ、粗雑に引っ張られるのだってご褒美。

「だぁあ♡く″ぅう〜♡」

 尻たぶに爪を食い込まされれば閉じた肉尻の奥で肛門をきゅんと反応させるほどだ。

『おいおいバーンレッド、感じ過ぎてまーたマグロになってやがる』

 こんな様子だって毎回のこと。戦闘員に強く押さえられてもいないのに、辱めて貰おうとスーツに押し込まれたムチリとした肉体を差し出してしまうだけ。

「惚けてんじゃねえぞ!?」

 戦闘員の1匹が嘲笑うように吠え、その掌底をバーンレッドの股間へと叩き込む。それは何の力加減もないもので、スーツ内部でぐっしょりと濡れた間抜けな勃起を泣かせるには過剰なほど。

「あ″ひんッん″ん″ん″〜〜ッ❤︎❤︎❤︎」

 竿もろとも睾丸もろともに鈍いダメージ、バーンレッドは喚くようにして吐精。胸の『射精カウント』を『4』へと進めながら、スーツ内部にぶぴゅぶぴゅと汚らしく精液を噴き上げていく。スーツのせいで臭い立つ雄陰毛に押し付けられた亀頭、ぱっくりと割れた鈴口からとめどない白濁が燃えるような赤獣毛を穢していくのだった。



 だがそんなものは始まりに過ぎない。

 胸のカウントをより進めてやると、戦闘員たちの粗暴な愛し方によってバーンレッドは泣き叫びながら股間を可愛がられていく。


「おらヒーローパワーごと搾り出してやるよ!!」

 悪意しか存在しない手のひらがバーンレッドの震える双球を握ったかと思えば、まるで揉み潰すように圧力をかけていくのだ。何度もの開閉だって重ねていき、ヒーローからぶら下がった性感帯は簡単にその中身をぶちまけることに。

「お″ぉお″ふ″ぅぅう❤︎離せぇえ″え″ッえ″ーーッ❤︎❤︎❤︎」

 カウントは進む。


「どうせケツ穴も弱点なんだろ淫乱ヒーロー野朗がッ!!」

 透明スーツ越し、固い筋肉質の肉たぶが戦闘員の手によって左右から御開帳。むっちりとした肉の割れ目に存在するのは、汗ばんだ透明スーツがへばりつく雄穴。そこへ猛然と戦闘員の雄指が抉るようにして刺激を落としていく。挿入一歩手前のなんとも生殺ししい弄りが襲うのだ。

「ふ″ぉお″ぉぉ、指ぃい、や″め″ぇえろ″ぉおぉ〜〜ッ❤︎❤︎❤︎」

 カウントは進む。


「ったく、こんな雑魚だと心配になっちまうぜ!」

 またしてもバーンレッドは尻叩きの姿勢へと強制される。

「おらレッド、ケツ叩いてやるから格好良いこと言ってみろや!」

 被虐的なほど痺れたバーンレッドの脳では、それがどんなに情けなかろうとも自然と従ってしまう。連続した吐精の最中ではまともに理屈を通すこともできず、戦闘員のスパンキング一撃ごとに喘ぎと勇猛果敢な言葉を紡いでしまうのだ。

「がぁっ、あ″っ♡……このバーンレッドの根性を、舐めるなぁあ♡」

 肉尻をぶったたかれ、感じ入った涙がバイザーから滴る。

「ひ″ぁあッ♡………俺は必ず、逆転してや、るう″ぅーっ♡」

 鍛え抜かれた大臀筋は被虐の性器となり、小汚いカウパー液でスーツ内部を湿らせる。

「だ、あ″あ″ぁ♡く″ぅ……ヒ、ヒーローは、負けない″ぃいぃぃ❤︎❤︎❤︎」

 などとのたまいながらの透けケツを突き出しながらの無様射精。引けた腰をカクカクと前後させながらまるで尻叩きに媚びるようにして既にぐしょぐしょの股間内部を白で溢れ返させてしまうバーンレッドなのだ。

『ギャハハ、流石はヒーロー!こらあ誰にも負けねえわな!』

 カウントは進む。

 そうやって何度も何度も果てさせられ、イき狂わせられていくばかり。とっくに全裸に近しい格好で泣かされ続け、いつしか胸の『射精カウント』は『13』を数えるほどに。


「…は……はぁーっ…は………くそ…はぁ……ぁ♡」

 ついにあの熱血ヒーロー、不屈の男がへたり込んでしまう。疲労やダメージ以上に、快楽に弱いだなんてことを証明してしまった瞬間だ。

 取り囲む雄戦闘員たち、特に黒勃起させたラバー肉棒がバーンレッドに卑猥な影を落とすのだ。

「もうそんな格好しなくっても良いんじゃねえ?」

「へへ、可愛いレッドちゃんの素顔も見たいよな〜」

「ほーれ、チンポで手伝ってやるからな」

 そららの意味、戦闘員の1匹が腰を進めたかと思えば、バーンレッドの顔面とバイザーの隙間にラバー勃起を押し込んできたのだ。押し付けられた黒の熱さ、特殊なヴィラン製ラバーだからか素材越しでもその咽せかえるような臭いは確か。

「アッ……ア…ア………♡」

 このままでは素顔を隠すバイザーを外されてしまう。それも陰茎を引っ掛けて取り外すなどという不名誉極まりない行為によって、だ。

 だが迷うだけで抵抗も出来ず、ついにはスーパーヒーロー・バーンレッドの素顔がヴィランや戦闘員たちの元へ晒されてしまう。

 それはどう見たって戦う意志や気力など残ってはいない、発情に濡れた負け顔。元は勝気で男らしい太眉もハの字となって快楽弱者の様相。

「はんっ、なっさけねえエロ顔しやがって」

 それを行った戦闘員は吐き捨てるように言い、バイザーを放り捨てた。

 今やバーンレッドはブーツとグローブだけの姿、体表に張り付く透明スーツのせいでむしろ変態性を増して座り込んだまま動けやしないのだ。

『おいおい相手は下級戦闘員だぞバーンレッド、そこまでされちまうか〜!?』


 奮起を狙ったヴィラン解説者の声すらも届かず、いよいよもってバーンレッドは下級戦闘員の肉玩具として遊ばれていくのだ。

「ほーれエロウサギ、ご奉仕の時間だぞ〜」

 長い耳を束ねて掴まれ、上を向かせられる雄兎青年ヒーロー。

「ア………♡」

 見上げれば戦闘員達のむっちりとした黒ラバーペニスがずらり。

「……んっ…は、ぁあ♡♡♡」

 反射的に喉をゴクリと鳴らしてしまうのだって、明らかな欲情のサイン。

『ギャハッ、良かったなあバーンレッド!大好きなチンポがそんなに沢山あんぞ〜!?』

 ヴィラン解説者が馬鹿にするように吐き捨てるが、戦闘員たちがその太いラバー勃起をぎゅむぎゅむと扱き始めればバーンレッドはそれだけに夢中になってしまうのだ。

『全員、熱血ヒーローの負けっぷりに大興奮の様子だーっ!』

 下級戦闘員たちは滅多に回ってこないこんな役得に、少し卑屈で肉欲を抑えきれない表情で口々に。

「エロスーツで誘いやがって」

「へへっ、オカズになってくれよ」

「レッドちゃんの裸見ながらシコんのたまんねっ」

 好き勝手に言われながらも、自身の破廉恥な姿がズリネタになることすら嬉しく思えて仕方ないバーンレッドなのだ。

「う……あ♡……ぁあ♡」


 取り囲まれて顔面の数センチ先で扱き上げられていく肉棒の群れ。蕩けたような表情で口を半開きにし、むしろ口一杯に頬張りたいと願うようなバーンレッドの顔。全ては闘技場の高性能カメラにて撮影録画されており、今は巨大スクリーンにてその詳細を映してやまない。

「へへ、可愛い顔にぶっかけてやるよ!」

「あ〜やっべ、出るわっ!」

「レッドちゃんに顔射とか最高〜」

 下級戦闘員たちは楽しげなマスターベーションを披露したかと思えば、それぞれのタイミングで真っ黒な精液をバーンレッドの顔面へと迸らせていく。

 ブピュル!びゅく、びゅくうう!ビュッ、ビチャッビュクッ!

「う″ぇ……♡う、あ……ェ…あ、げ…ェ……♡」

 顔を背けることもせず、バーンレッドの惚け顔には戦闘員ラバーと同じような漆黒の温かな体液がぶっかけられていくのだ。口の中に入るのさえ厭わず、むしろ喉を鳴らして嚥下してしまうバーンレッドは透けスーツの中で性器をヒク付かせながら喜んでいるとしか。

 だがそれは全て間違いの始まり。黒い粘液性の精液は一度触れたが最後、バーンレッドの今や透明なスーツを黒く黒く侵食しだしたのだ。

「ッ!?な、あぁ……俺のスーツが、黒くぅう♡な、んだぁあぁ♡」


 だが下級戦闘員の数だけ猛る肉棒がぶら下がっているもの。彼らはスーツ侵食にもがくバーンレッドへと、それを強めようと雄杭を刺激しては追加の黒精を吐き出していくのだ。

「ほーれ、出すぞ!出すぞ!」

「戦闘員ザーメンで黒くなっちまえッ!」

「あのレッドもチンポには勝てねえってか、イくぞ!」

 粘り気も凄まじいがその匂いだって嗅覚神経をおかしくさせてしまいそうなほどの雄臭さ。身体中にひっかけられていく黒液によって次第次第に声が弱々しくなっていくバーンレッド。

「や、めろぉ♡あ、くそ、取れねえ、ぇ……スーツが侵食、され…てぇえ♡」

 もがきながら口の中の黒精を吐き出そうとするバーンレッドだが、その顔面に擦り付けるように戦闘員たちの肉棒、陰茎、男根。

「ほれ、お前もヴィラン様に仕える戦闘員になっちまえって」

「ヒーローなんて今日で廃業だ」

「こんな気持ちいい戦闘員射精ができんだぜ?」

 バーンレッドの発情色に染まった素顔へと、膨れた亀頭を押し付けては手淫の心地良さをアピールしていく戦闘員たち。観客たちにさえ自慢するよう、見せびらかすように右手を堂々と動かしてはヒーローの御尊顔を穢し尽くしていくのだ。

「出すぞ、クソヒーローが!」

「あ〜イクッ!イクッ!」

「ほれウサ公、顔あげろや出すぞ!」

 迸る黒の放物線。何匹もの雄戦闘員たちは間断なくバーンレッドへと欲望を向け続け、その見事な身体を真っ黒に染めていくのだった。長い耳に亀頭を押し込む者、咥内へと小便でもするように射精する者、脇の下を性器に見立てて犯す者、スーツ越しの兜合わせで達する者、尻穴へと押し付けて交尾ごっこで果てる者、などなど、などなど。


 数十人の下級戦闘員の小汚い“祝福”を受け、今やバーンレッドが黒に染まっていない場所などないだろう。胸の『射精カウント』さえ黒に染まり、もうその役目を終えたよう。

「は……へ…俺……はは…こ、んなん負け、ちまうっ♡」

 へたり込んで尻餅をつくように座っているバーンレッド。先ほどの間に取り上げられたグローブもブーツも戦闘員たちに踏みつけにされ、ゴミのように転がっているだけ。両手を持ち上げて手のひらを見たりすれば、その姿が周囲の下級戦闘員と同じだと気付かずにはいられない。

「すげ……黒ザーメンの匂いで、やられっちまって……♡」

 茫然自失のバーンレッドへと鋭い声がマイク越しに響く。

『立て』

 ヴィラン解説者が初めてふざけてない声音で飛ばした命令だ。

「〜〜ッ♡」

 それを聞いた瞬間、バーンレッドの背筋には自分という生き物の根底に存在する幸福感が駆け抜けた。まるでヒーロー司令に使命を告げられた時のよう、いやそれ以上だ。痺れるような快楽に溺れそうになりながらも、しゃんと起立した姿を見せてしまう。

 その姿はまさに周囲を取り囲む下級戦闘員そっくりだ。


「お、俺はまだ、負けてないぃい♡負け、てなんかあぁ♡」

 両足を揃え、悶えるように牙を食いしばってみせた所で、その右手は下腹部で必死に動いてしまっているバーンレッドなのだ。

『ギャハハ、お手々が忙しいみてーだな?』

「な、俺……違っ…ぁ♡うそ、だ……せ、戦闘員オナ止められ、ね…ぇ……♡」

 言われて初めて気付いたらしく、バーンレッドは戸惑うものの、公開自慰を止められはしないようだった。

 そこへ頼もしい先輩である下級戦闘員たちが包囲の輪を縮める。

「言ったろ?最高だろ?」

「仲間になっちまおうぜ?」

「おら淫乱兎、こっち来いって?」

 からかう者、馴れ馴れしく肩を組む者、雄性を滲ませて腰を抱く者と様々。真っ黒なラバーの手が幾つも伸びては愛撫を落としていくのだ。

「う…あッ♡お″……気持ちぃい″ッ♡シコんの、止められねえ♡こんな格好、俺……下級戦闘員っ♡シコ、シコォ♡さいこぉ、だぁあ♡あ、やばい、やばいってのにぃ♡」

 バカみたいなうわ言を繰り返しつつ、右手で黒ラバー勃起を包んでぎゅむぎゅむと扱き続けてしまう。間近の下級戦闘員にも、悪意の観客たちにも、ヴィラン解説者にも全てが晒されているというのに止められないのだ。


 そんなバーンレッド一世一代のオナニーショーを盛り上げようと、ヴィラン解説者は香り付けのスパイスを投下する。

『さあバーンレッドの最後となるか!その姿で射精してしまうとヒーローといえど戦闘員として取り込まれてしまうぞ!さあ!さあ!バーンレッドの答えは──!?』

 煽り文句はきっと真実を言っていると何故だが分かってしまう。粘液状の黒ラバーがやけに生温かく、怪しい脈動をしているからだろうか。

 ヴィラン解説者の脅し、だがそれはバーンレッドのヒーロー魂に火を付ける。

「負け、る″……も、んかぁあ″ぁああ……♡」

 なんとか手を止めることに成功する。火傷しそうな程に勃起した先端からは、黒い粘着く我慢汁がぼたぼたと滴っており、あと少しで果ててしまっていたという事実を如実に現しているのだ。


『ギャハハ、ほんと笑えるぜ!シコシコ止められて偉いでちゅね〜!?流石はバーンレッド、寸止めのヒーローパワーでも使ったのか〜っ!?』

 こうまで盛大に馬鹿にされても、今のバーンレッドは右手を止めるのに必死。気を一瞬でも抜けばあの黒い快楽に飲み込まれてしまいそうなのだ。耐えろ、耐えろと口の中で呪文のように繰り返している状況だ。

 それなのに──。

「ッ〜〜♡♡♡」

 隣をチラリと見た瞬間、バーンレッドの思考回路はショートしてしまった。

 まるで戦闘員整列のワンシーンのように、バーンレッドを中心にズラリと並列になった下級戦闘員たちが一斉に豪快な手淫をしているのを見てしまったから。

 バーンレッドの目は発情期の動物のように充血し、並んだ先輩戦闘員を真似るようにして右手を忙しなく動かす。左手は黒ラバーに包まれた睾丸をイヤらしく揉み続け、中身を労るような手付きでマッサージを施す。

 ズラリと並んだ姿で整列し、一糸乱れぬ姿で手淫に濡れる黒ラバーの雄獣たち。圧巻のパフォーマンスのように観客たちの股間を熱くさせ、卑猥な笑みと視線を送らせずにはいられないほどのものだった。


 姿こそ同じになったとはいえ、中央という場所と、その馬鹿げた自慰狂いのセリフでバーンレッドを認識することができるだろう。

「くっそおぉ♡戦闘員オナ、やべっぇえ♡」

 背筋を伸ばした真っ直ぐな整列ポーズだというのに、右手は竿、左手は玉と浅ましい動きを繰り返しては快楽に濡れた汚らしい喘ぎとセリフを撒き散らしているのが今のバーンレッドなのだ。

「俺、俺だってシコる、っつの♡シコシコすんの、たまんねえぇ♡」

 隣り合う下級戦闘員に負けないよう、真似るようにして黒ラバーに包まれた肉竿を弄り抜いていくのだ。

「しゃせぇ♡せーえき出してぇっ♡ちんぽッ♡ちんぽ気持ちぃッ♡」

 間抜けな鼻息、半端に開いた口元、誰がどう見たって変態戦闘員でしかない姿。これがかつてヴィランたちを恐れさせた熱血ヒーローだなんて、この試合を見ていない者には信じられないだろう。


 今ではフレンドリーな物言いとなった先輩戦闘員たちが一斉に言ってくれる。

「「「ほれ一緒にぶっ放そうぜ!?」」」

 黒に染まった思考では、その魅力溢れる提案を拒否することなどできはしない。腰下に渦巻くように溜まり続けている“黒濁”をどうしてもどうしても吐き出したくって仕方ないからだ。

 バーンレッドの短い息遣い、野良犬のように腰がヘコヘコと前後する。今にも──。

「あ″あ″あ″ぁあ、ダメだってのにぃい♡止まんねぇえ、チンポ気持ちぃ、チンポ♡戦闘員チンポで、俺ぇ♡………ぐ、うぅう″う″ぅうう〜、戦闘員チンポからぁああ黒ザーメンぶっ放し、ますう″う″う″ぅう〜〜ッ❤︎❤︎❤︎」

 その黒射精は盛大。侵食されたことによってヒーロースーツは下級戦闘員としてランクダウンさせられ、恥ずべき黒い体液を思い切り鈴口から吹き出して漏らしてしまうのだ。並んだ戦闘員たちと競うように黒精をぼたぼたと、びちゃびちゃと、ぐちゃぬちゃと飛び散らしては腰を揺さぶる。

 睾丸の中身まで黒に染まってしまえば、もう正義の心なんてどうだってよくなってしまう。それだけの絶大な快楽が腰下から駆け抜けてバーンレッドという勇ましいヒーローを永遠にこの地上から消滅させたのだった。


 なんとも汚らしい黒の水溜りの前に並び立つ下級戦闘員たち。試合開始と違うのはその人数が1人増えていることだろう。

『ギャハハ!この第8回にてショーも閉幕だな!』

 そうしてヴィラン解説者の雑な命令で退去させられていく下級戦闘員たち、乱れぬ整列で帰っていくのだが。

『にしても──どいつがレッドだっけなあ』

 もはや何の興味もないと、ヴィラン解説者のすれた笑い声にて闘技場の催しは終了となるのだった。


 <仲間との再会へ続く……>

Comments

コメントありがとうございます! 楽しんで貰えて良かったです、確かにいろんな話でも扱ってますがお尻叩きってスケベで好きなので手癖で書いてるかもなのでこれからもふらっとお仕置きシーンあると思います!今回はのは弱者側からのスパンキング、堪らんですよね。いつもご支援感謝、これからの更新もお楽しみにっ!

ねむうさぎ

とっっても良かったです!以前のアームスシリーズや、LV④、ハートリーシリーズでもありましたがお仕置きとかでお尻叩かれる系の話がめちゃくちゃ好きなので個人的にそこもグッときました!いつも楽しみにしてます〜!

やちく

コメントありがとうございます! 1番活躍するはずのリーダーたるレッドこそ、名無しの雑魚戦闘員たちにメチャクチャにされてしまうのが可愛いですよね。戦闘員となってモブ堕ちするのも相応しい役目(?)かと。 ブルー以降のキャラクターは来月から順次更新なのでお楽しみに!

ねむうさぎ

レッド編、本当に最高でした! 普段は歯牙にもかけないような雑魚戦闘員たちに陵辱されたり、だんだんMっ気が開発されていき、果ては下級戦闘員にまで堕とされる姿に… 性癖にブッ刺さりました! 今月、ブルー編も拝見できるのでしょうか? 楽しみにお待ちしております!

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