SamSuka
ねむうさぎ
ねむうさぎ

fanbox


03皇竜司令官後編

 どれだけのあいだ眠らされていたことか、目覚めた皇竜は真っ暗な空間で目を覚ます。直ぐに真上からスポットライトで照らされ、自身が両腕に拘束具を取り付けられていると知る。あの演習室での出来事などなかったかのように身体は清潔、真っ白な司令服兼戦闘スーツも着用していることも確認できた。

「…………。」

 ここはどこだと身構えて視線を走らせる皇竜。

「随分と手こずらせてくれましたね皇竜司令官殿」

 聞き慣れない敬語の声が部屋のどこかしらから語りかけてくる、恐らくはヴィラン。

「我輩を捕らえたところで正義の芽吹きは止められぬぞ。せいぜい束の間の勝利を楽しむがいいヴィランよ」

 腕にガチリと嵌っている大袈裟な拘束具を破壊しようと力を込めれば、ミシリと金属のひしゃげる音。

「ああ、流石はヒーローたちの総大将。ですがこちらはヒーローや基地の職員を捕まえていることをお忘れなく」

「卑怯者め……!」

 小さく唸り、未だに姿を現さないヴィランに嫌悪の気配を叩きつける。人質を匂わせられてしまえば拘束具をどうにかするのは諦めるしかないようだ。

 そんな皇竜へとヴィランの甘ったるい提案が差し向けられる。

「皇竜司令官殿、我々とゲームをしてみませんか?」


 だだっ広い暗闇の空間にもう一つの人影。スポットライトで照らされたの逞しい身体付きをした1人の戦闘員。真っ黒なラバー状のピタリと密着したスーツを着込んだ青年タイプの兎獣人。

 目の前に不意に現れようとも、皇竜は歯牙にもかけない。

「はっ、戦闘員如きが」

「皇竜司令官殿がゲームで勝つごとに『ヒーローたちの洗脳を解く』というのは如何でしょう?」

「信じられるか!何を企んでおるヴィラン!?」

「これは失敬な、嘘偽りなどありません。それに既に何もかもがヴィラン大王の手の中、貴方には選択肢などないのでは?このマグマ基地にてヒーローたちも基地職員たちも捕らえているのですから」

 ここが敵拠点であることは分かったが、つまりは戦隊の皆も負けて捕まってしまったと悟る皇竜。であるなら尚のこと自分が活路を見出さねばならない。

「ぐぅ……」

「もちろん、ゲームで負けたのならばそのたびに皇竜司令官殿からはその『強さ』を頂くとしましょう」

 皇竜はヴィランへの不信感から即答はできない。しかしこれがどんな提案だろうとも、僅かなチャンスを掴み取らなければならないほどにこの街のヒーローが追い詰められていることも事実。

「──如何いたしますか?」

 断れないことを知っているのにわざわざ聞くのだって、ヴィランなりの嫌味に違いない。


「ふんっ、受けて立つ!全員返して貰うぞヴィラン共!」

 不自由な腕ながらも拳をギリリと握りしめ、牙を噛み締めて吠える皇竜。演習室では卑怯な手を使われたが、そうでなければ遅れは取らないと誇り高く床を踏み締めて太い尻尾を振るうのだ。

 だが宣言したと同時にヴィラン能力を突き付けられた悪寒のようなものが身体に走る。恐らくは能力による契約完了を示すものだろう。

「拘束されていようが戦闘員一匹なんぞ相手になるものか!」

 目の前で静かに立ったままの戦闘員と戦うのだろうと意気込む皇竜。しかし予想外に両腕の拘束具が遠隔操作で外されて床にガチャリと落ちた。

「ッ……!?」

「おや、まさかそのような野蛮なゲームだとでも?」

 声の主であるヴィランはあくまで司会役として姿を現さないつもりなのかもしれない。

「何を言って──」

 これからどんなゲームを行うかは、一歩あゆみでた戦闘員の股間が語っていた。真っ黒なラバーに包まれながらもコンドームに包まれたように陰影をクッキリと示した勃起が揺れていたのだから。 

「彼はとても優秀な“戦闘員”なのでご褒美をあげたいのですよ」

 皇竜に見せつけるように弾むラバーペニスはその鍛え抜かれた兎獣人青年の肢体に相応しく男らしい一振り。みっちりと黒ラバーに覆われているのでその血管や裏筋の細部までが視界に入らせられてしまう。


「う……くぅ………だからどうしたというのだ!」

「皇竜司令官殿にはこの昂りを慰めて貰います。とても簡単なゲームだと思いますが?」

 まるで当たり前のことだというように司会役ヴィランは嘲笑った。

「ッ、我輩に娼婦の真似事をしろというのか!?」

「審査員たちから合格をもらえるように頑張ってくださいね?」

「な、なんだと!?」

 更に追加のスポットライトが壁の高い客席のような部分を照らすが逆光になっていて影しか見えない。司会役ヴィランが言ったように、そこには確かに数人の審査員の姿があった。当然のように彼らもヴィランだろう、せせら嗤うような気配がそう語っているから。

「ゲームはもう始まっていますよ?ああ、降参したいのであれば素っ裸になって土下座でもしたら宜しいのでは?」

「くっ、誰が!」

 皇竜はどこに居るとも知れないヴィランよりもと、まずは目の前の戦闘員に向き直る。

 兎耳を揺らした戦闘員は腕組みをしたまま堂々とした立ち姿。そのビキビキと雄々しく勃った肉棒を掲げたまま、身じろぎ一つしていないのだ。

「ッ…くそう………!」

 となれば高さの関係で仕方なく跪くしかない皇竜。これだってヴィランたちの思惑通りなのだろうが、それを跳ね除けてやると声。

「悪の手先め……!普段であれば拳で分からせてやるというのに!」

 その言葉に戦闘員がニヤリと笑った。しかし皇竜はこんな茶番などさっさと終わらせると鋭い牙の並んだ大きなアギトを開くのだ。


 ヒーロー基地の長として悪を撃滅する勇ましい命令を飛ばしてきたその口で、たかだかいち戦闘員のラバーペニスをむしゃぶってしまう。

「ンッ……ムゥ…ブチュ…ム……ッ……」

 これも全ては皆の為と割り切り、司会役ヴィランだの審査員ヴィランだのの視線など無視しての急いた口淫。

「ふぅう……んむぅ……ぶぷっ…びちゃ……」

 黒ラバーに覆われた肉棒はテラテラと淫らにひかり、黒曜石のような硬さで皇竜の喉を刺激する。

「……ンゥ…ム……ンチュ……ングゥゥ……」

 誇り高い司令服を着ながら戦闘員相手にこんな浅ましい行為をする自分を恥じながらも、どんな恥辱にだって耐えてやると舌を鳴らす。ぴちゃぴちゃと唾液が飛び散り、皇竜の吐息だけが連続して空間に響く。

 そうまでして行っているフェラチオではあったが、所詮は仕方なく口を開いてやっているだけのもの。到底、戦闘員を満足させるものではない。証拠に黒ラバーでミチリと包まれた肉棒からは我慢汁の一雫だって垂れてはいなかった。

 だからか、戦闘員はようやく腰を僅かに前後させてわざと皇竜の喉奥を突く。

「ん″ぅう″ッ……!」

 その悔しそうな顔、呻き声、喉の反射的な締め付け。ようやく性的興奮を感じたのか、戦闘員の陰茎からドプリと溢れてくる黒カウパー。

 やけに喉に絡んでくるソレを飲まざるを得ない皇竜、余計にその険しい顔に苦悶の表情を浮かべてしまうのだ。悪意と雄の味わいが舌を犯し、体内に入り込んでくる黒いカウパー汁に嫌な予感を覚えずにはいられない。


 そこまで皇竜が心を砕いていようとも、安全な外野の位置から審査員ヴィランたちは好き勝手に悪態を吐いてくる。

「おいおい司令官さんよ、もっと気合い入れろよ〜」

「下手ックソだな、そんなんじゃガキもイかせられねーぞ」

「やる気あんのかよ、もっと舌使え舌!」

 心無い野次に拳を握りしめるも、皇竜は現在の目的を見失ったりはしない。怯まず口を大きく開いては目の前に突き出されている黒肉棒に刺激を与え続けるのみ。

「くそぅ……こ、これもヒーローたちを解放させる為…!」

 これがどれだけ屈辱的なことか。今まで塵芥のように跳ね除けてきた戦闘員相手に跪き、その淫らで臭い立つ陰部を舐めるだなんて。

 必死になって大きな舌を使い、唾液を絡めて喰らいつく。やけに身体が熱くなるのを気のせいだと誤魔化しながら、喉さえ使って悪の肉棒しゃぶり。

「……負け、るものかぁ……ふ、んむぅぅう……」

「おうおう頑張っちまって、司令官サマもお好きだね〜」

 審査員ヴィランたちに笑われようとも、ヒーローを取り戻すためと強い意志で口淫さえ一心不乱。

「んぢゅ……むっ……ぅ………ちゅ…ぅっ……」

「エロ戦闘員のチンポがお口に召したようで、くははっ」

 これは自分の意思ではないと吠えたいのを堪え、ただ戦闘員を果てさせることに集中。

「…ぴちゃ……ちゅ…んむ……ふーっ…ぅ……じゅる…」

「偉そうな格好してデカい口叩いても本性はコレだもんなあ?」

 気付けば床に這い蹲り、唾液をベチャベチャと鳴らしながら黒ペニスを舐め続けていた皇竜。下手であれば下手と笑われ、これはこれでと嘲笑されてしまうのだった。


 そして次第にヴィランの悪意が皇竜の体内で芽吹いた。戦闘員の鈴口から溢れている黒カウパーに含まれる催淫効果が地竜の巨体を惑わし始めたのだ。本来ならばヴィラン由来の攻撃ならば防げるはずの皇竜に、そんな効果が効いてしまっているのは何故なのだろうか。

「ンゥ♡……フゥウッ♡ンチュゥゥ♡ンブッ♡」

 汚らしいピチャピチャという水音。野良犬が餌を漁るようなみっともない音をこれでもかと立て、皇竜の雄々しい口腔は戦闘員の雄部分を舐め続けて。

「ど、どうだあ♡……我輩の口で、貴様の陰茎などぉ……んむぅ♡」

 これでは求めている、これでは欲情している。そう嘲笑われても仕方のないような熱中っぷり。戦闘員は腕組みをしたまま一言も話さず、ただ余裕の表情で見下ろすのみ。

「チュゥッ♡……ま、負かしてやるわ♡さっさと果てぬかぁ、このぉお♡」

 気が付けば恥も外聞も忘れ、一心不乱に黒ラバーに包まれた逞しい肉棒を口全体で愛してしまっていた。垂れる唾液も黒カウパー混じりになり、より意識は淫らへと堕ちていく様子。

 いつしか誇らしい司令服の股間を勃起でパンパンに張り詰めさせ、窮屈そうな雄の膨らみが熱を帯びていた。舌で亀頭を舐め上げる度、黒カウパーを嚥下する度、その見事な股間の槍はビクビクと跳ねてしまっていた。

 当然として勃起を想定していないタイトな服装だけに、卑猥な陰影は審査員ヴィランたちの笑いを誘うもの。

「すっげ、娼婦の真似事どころか娼婦そのものじゃねーか」

「淫乱司令官〜、オレのも後でしゃぶってくれな〜?」

「ヒーロー共もこんなご褒美があるんじゃ頑張る訳だわな」


 脳がそれら悪態を理解するのだって数秒を要する。必死になって口淫竜と下った自分を情けなく思いながらも、目の前に突き出された甘美な肉の頂きから口を離すことができないでいる皇竜なのだ。

 自身の股間をミチミチに隆起させながらも、皇竜なりに頑張ってはみたのだが。

「ンッ……ジュル…ズゾゾッ♡い、いい加減にぃい──」

 気張り過ぎていたからか、肩口を軽く蹴られるそれさえ避けられない。

「ッ……!?」

 尻餅をついて腰をぶつけた衝撃だって、下腹部の熱へと邪な刺激となってしまう。下着の中にトプリと先走り汁を溢れさせるのを感じながらも、どうして蹴られたのかと見上げた。

 兎耳を垂らした戦闘員が初めて発言する。

「時間切れ。ダメじゃねえか司令、まずは1回目の『失格』」

 皇竜はどこかで聞いたことがあるようだと気にしながらも、こうまで奉仕した過程を無視して失格だなんてと追い縋る。

「な、待て我輩はまだ──」

 だが司会役ヴィランの冷たい馬鹿にするような声が響く。

「おやおや、これはどうしようもない。戦闘員さん1匹すら満足させられないとは」

 続けて審査役ヴィランたちの嘲笑。

「やる気あんのか〜?

「使えねーな」

「失格だ失格〜!」


 口元を唾液と黒カウパーで汚した皇竜、呆然とヴィランの声の方を見つめて牙を噛み締めるばかり。

「ですがそうですね、初回ですので奪うのは服だけにしておいてあげましょう」

 司会役の声と同時、皇竜はヴィラン能力発動の気配を感じ取る。だがそれも一瞬のこと、防ぐだとかどうこうすることもできず、皇竜は着衣を全て奪われていた。

「なぁあ!?」

 傷だらけの歴戦の肉体。堂々たる縦にも横にも大きい地竜の雄肢体。必死に勃起してさえいなければどれだけ見事で威圧感で溢れていたことか。ヌラリと我慢汁まみれの股間を隠すのだって、よりみっともなさを強調するだけ。

「か、返さぬか!こ、このヴィラン共、下手に出ればつけ上がりおって!」

 怒りに震える皇竜。だが暗闇の空中に投影された映像を見て黙らせられる。それは捕まっているヒーローや職員たちだったから。

「もうゲームはお辞めになりますか?また孤軍奮闘するでも、こちらは一向に構いませんが?」

 暗に『人質がいるのだから言うことを聞け』と告げられれば、彼らへの責任ある立場の皇竜は首を縦に振るしかない。

「皆の為……こ、この程度で動ずる我輩ではないわ!貴様らの下らぬゲームを続けてやろうではないか!」

 今度こそ雄の昂りを隠しもせず堂々と仁王立ち。胸板をぶつける寸前にまで戦闘員へと向き合い、男に二言はないと吠えて見せるのだ。

「どんな屈辱さえも耐え抜き、我輩が皆の洗脳を解いてくれるッ!!」


 皇竜がそう格好良く決めたというのに、司会役ヴィランの言葉は悪意のみ。

「ではお次のゲームは『彼をその気にさせてください』」

「ッ、それはどういう──」

「皇竜司令殿ともあろうお方が分からない振りなど」

 上品で丁寧そうな口調であるからこそ、皇竜の苛立ちを余計に掻き立てるものだ。

「誘惑するんですよ。淫らに誘い、男の情欲を掻き立ててください。難しい話ではないでしょうに」

 鼻で笑うように言われ、しかしその内容を反芻しながら皇竜は呻く。

「ぐ…ぐぅう………ぅ……!」

 これまでの長い人生、戦いだけに邁進してきた。人並みに性的知識も経験もあれど、自分がそれこそ娼婦のように男を誘うなど。だが、それでもヒーロー基地を任された長としての気概が喉から唸りを込み上げさせる。

「……わ、我輩の身体ひとつで済むのなら安いものよ!」

 誰が見ても強がりでしかない。それでも動く気配のない戦闘員へと、反対を向いて屈みながら尻を向ける。未だに屹立し、皇竜自身が濡らした黒い肉棒を分厚い尻肉に乗せた。尻尾を退かしながら軽く尻たぶで黒ラバーペニスを揺さぶれば、トプトプと垂れる黒カウパーが皇竜の秘部へと垂れた。

 あとは自分の指に唾液を絡め、黒カウパーと混ぜるようにして自分で尻穴を弄って見せる。尻尾と尻たぶで戦闘員の不埒で魅力的な陰茎をサンドしてキープしつつ、破廉恥な長命竜の尻穴弄りのお披露目だ。

「ふ……ぅく……んお…ふぅう♡」

 体裁を取り繕おうと声を我慢している。それも最初のうちだけ。

 今やどことも知れない暗い部屋で、ひとり素っ裸でスポットライトを浴びながら戦闘員如きに尻を向けての卑猥求愛。熱い勃起が尻を撫でるたび、尻穴を自分の指がくぷくぷと突くたびに浅ましい声が出てしまう皇竜。

「うお……ッほ…フーッ♡…くぅ、うう……♡」


 次第に指の動きが性急になり、戦闘員への恥知らずなアナルアピールが止まらない。誰にも暴かれたことのない肉穴は唾液と黒カウパーによってヌラヌラと怪しくひかり、黄金の鱗との穢れた対比がより顕著になってしまうのだ。

 両手の指で左右から雄穴を開き、ナカの恥肉さえ丸見えにさせて喘ぎながらも皇竜は問う。

「ッ♡……ふ″ぉ………お、くぅ…ど、どうだ戦闘員ぃんっ♡わ、我輩が、ここまでしているのだぞうぅ♡」

 ここまでやっても戦闘員は無反応。ただどうしようもなく黒ラバーの陰茎をばちばちと完全勃起させた状態でニヤニヤと見つめるだけ。

 この下らないゲームとやらが皇竜を辱める為だけのお遊びだと理解しつつも、それでもヒーロー基地の長としての立ち止まらない声。

「……こ、この傷だらけの身体で、良ければ……だ、抱かせてやる、と言っておるのだぞ……!」

 筋肉と脂肪のバランスの取れた分厚い尻肉、この歳にして張りのあるそこで肉棒を挟む。僅かに腰を前後させ、ねだるのだ。

「そ、その卑猥な逸物を……だ、だから…………くぅ♡」

 もう少し角度を変えでもしたら亀頭が雄穴にキスしかねないほどの密着。誇りとプライドの高いあの皇竜司令官様が、端金で身体を売る情夫のように尻を無防備に突き付けているのだ。

「……そ、挿入しても、良いと、だなぁ♡……ぅ♡」

 身体こそ完熟なくせ、慣れない誘惑のセリフでは戦闘員の重い腰を動かすには足りず。


 騒ぎ立てるは審査員ヴィランども。

「色気ってモンを知らねーのか司令さんよ〜?」

「雄同士の生ぶっ込みするってのに、興醒めだそんな誘い文句」

「戦闘員のチンポがピクリとも反応してねーっての」

 名前も顔も分からないが、大した格ではないのはその口調や態度で分かるというものだ。皇竜はそんな雑魚ヴィランに馬鹿にされて怒りつつも、それでも模索せずにはいられない。

「ッ!ぐぅう………で、ではどうしたら良いというのだ!」

「まったく皇竜司令官殿は奥手が過ぎますね。ではお手本を表示いたしますので、指示に従ってくださいね?」

「何をう、待たぬか──」

「出来なければまた『失格』ですからそのつもりで」

 好き勝手に話を進めてくる司会役ヴィラン。

「さあ皇竜司令官殿、お仲間たちが助けを待っていますよ?さあ?」

 そうして暗闇に投影されたのは、ヴィランたちによる『例題』とでも言うような指示。自分でそういった誘惑を完遂できない以上、従うしかない皇竜。例えそれがどれだけ屈辱的で自身の尊厳を地の底に貶めるものであろうとも──。



「ど、どうだぁあ♡」

 例題は『イヌのちんちん芸ポーズ』。

 いい歳をした屈強な雄地竜がみっともなく股を開いてしゃがみ込み、両手を軽く握ってそんな畜生芸をさせられるだなんて。それでいて発情に濡れた股間は勃起を治めるどころか、腰をヘコヘコとさせるたびに潮臭い液体を垂らすのだからどうしようもない。

「うっわ、ひでえな」

「こんなのがボスだなんてヒーローも終わってんな」

「引くわあ、恥ずかしくねえのかよ」

 例題を投影されている表記には『あと10分そのまま!』とふざけた指示がされており、間抜けなイヌであることをまだしばらくは止められない皇竜なのだ。

「き、貴様らが、させ…ているのだろうぅ……♡」

 審査役ヴィランの笑い声、戦闘員の小馬鹿にするような視線。それでも皇竜は皆の為にポーズを止める訳にはいかず、自分の意図とは反して反応してしまう逸物に悔しそうな表情を抑えられないのだ。


「ッ……い、言ってみせ、るわ!」

 次の例題はとあるセリフ。投影表示されたその言葉をただ口にすればいい、ただそれだけだ。厳つい裸体、またしても尻たぶで戦闘員の黒肉棒を挟んだ。傷だらけの巨漢が小さく震えながら、その例題を読み上げていく。

「わ…わ、我輩のデカまんこ……でっ♡せ、戦闘員様の生チンポをぉお……ま、満足させてみせ、ますぅ♡ど、どうか好きなだけ……歴戦トカゲまんこを楽しんで、くだ…くださいぃ……♡そのテカッテカのラバー……チ、チンポで我輩をオンナにし、して……くださいませぇ……っ♡」

 途切れ途切れ、肩で息をしながら言うものだからそれは審査員ヴィランたちを興奮させたようだ。

「オレにも後でして貰おうか〜?」

「おいおい、必死すぎんだろ」

「あーあ、実はそういう趣味だったんじゃね〜?」

 決して望んでなどいない、誰しもがそれを理解していながらも闇の空間では皇竜といえども玩具となって弄ばれるのみ。卑怯な人質を取られ、素っ裸で黒ペニスに尻で媚びるだけの操り人形なのだ。


「ッ……そ、そのような、ことまでぇ……♡」

 その次の例題はより過激なもの。それでも「だが!」と行ってしまうのは皇竜の誇りにまで侵入してきている苛烈で屈辱的な悦びのせい。

「ぬ″ふぅううぅん″っ♡お″ぁああ♡ふ、くぅふ″ぅ〜♡ど、どうだ、これでぇ………これで、良いのだろぅう♡」

 それは太ましく立派な地竜尻尾により所謂アナルオナニー。戦闘員や審査員ヴィランたちに見せ付けるようにどっしりとした尻を突き出し、自らの尻尾で雄肛門をグポグポと犯し見せるのだ。

「っは、みっともねえ」

「オトコとしてのプライドはねーのか〜?」

「うは、楽しそうにズポズポしてんじゃねーか」

 抜き差しごとに巨体が浅ましく揺れ、雄を誘う淫売のように小さく震えてしまう。兎耳を揺らす戦闘員の鼻息、審査員ヴィランたちの笑い声、司会役ヴィランの失笑が腰を甘く弾ませてしまうのだ。太い尻尾は有機的に蠢き、自身を弱々しい雌トカゲと堕としゆく。



 そうやって恥ずべき例題をこなす皇竜。恥と怒りに裸体を赤く染め、吠える。

「し、指示にぃい、従って、いるのだぞ♡ど、どうだと聞いているぅう♡」

「さあ戦闘員さんの返答はどうでしょう?」

 男らしく立ち蔑むような視線と態度の戦闘員、その返答。

「司令、アンタの皆を想う気持ちはそんなもんなのかよ。ったく、しょうもねえ!2回目の『失格』だ!」

 これほどまでに必死にやろうとも、冷酷に失格を告げられてしまう皇竜。

「なっ……!?」

 やはりどこか聞き覚えのある声を思い出そうとしながらも、自身の不甲斐なさに唸らずにはいられない。

「いやはや、やはり心の籠っていないお誘いでは戦闘員さんすら誘惑できないようですね。皇竜司令官殿ならばどんな試練にも打ち勝つと信じていただけにガッカリです」

「ふざ、けるなぁ!このような茶番に突き合わせおって、貴様らただで済むと──」

「はいはい【略奪】開始」

 司会役ヴィランの能力が発動し、皇竜は身体の奥底からナニカを奪われていくのを感じて声を上げ。

「おぉ、う″ぉほ″おぉお″ぉおぉおおぉぉぉ〜〜っ!?」

 理不尽な契約能力、それによって奪われてしまったのは。

「………っは……ハーッ…な、何が起こったぁ……!」

「おや!かの有名な【ドラゴニック】をこんなにも簡単に奪えるとは、いささか買い被り過ぎていたようですねえ皇竜司令官殿」

 皇竜をこの地位まで押し上げてきた無敵のヒーローパワーである【ドラゴニック】でさえ、今の数秒の間に奪われてしまった。焦りと不安を表さないようにするも上手くはいっていない。

 だからこそ司会役ヴィランの敬語には明らかな侮り。

「長い間の闘争、誠にお疲れ様でした」

「ば、馬鹿な我輩のヒーローパワーがそんな、訳が……!」



 惚けた顔で両手を見つめ、既に自分が抜け殻でしかないことをまだ受け入れられずにいる皇竜。だがその頭部を鷲掴みにし、うつ伏せに床に叩きつけるは戦闘員。

「ほら司令、アホ面してないで次いくぞ?」

「ま、待てぇ…我輩、はぁ……!」

 そこへ楽しげに下りてくる司会役ヴィランの声。

「今度こそ、その戦闘員さんを満足させて貰いましょうか。出来なければまた次の『強さ』を頂きますので」

 ゾクゾクとした怯えと怯みを生まれて初めて感じてしまう皇竜。これまで君臨し、支配し、勝ち昇ってきた人生。奪われる立場になってしまったと理解したから。

「ほーら、司令お待ちかねの生チンポだ」

 屈んだ戦闘員の腰が皇竜の臀部と密着。その黒ラバーに包まれた熱い肉棒が敗北竜の尻の割れ目へとムチュリと押し当てられたのだ。

「う″ぉ……ま、待て待てぇええ♡」

 簡単に組み敷かれたまま無敗のヒーローの雄穴はたかだかいち戦闘員によって初めてを散らされようと。

「万年発情期のウサチンポで可愛がってやるからな、司令っ!」

「う″む″ぉお″お″ぉぉおーっ♡♡♡」

 男さしい腰をガッシリとホールドされ、真っ黒な陰茎によって串刺し。背中をのけぞらせ、分厚い舌を突き出し、床に押し潰されながら雄の支配を受け入れるのみの皇竜なのだ。


「あーあ、最強竜もこんなもんか〜」

「見ろよあのトロ顔っ」

「カス戦闘員に犯されて喜んでんじゃねーっつの」

 審査員ヴィランたちの笑い声が途絶えないほど、皇竜は戦闘員に好き放題に犯され抜いている。

「ふぅうん!ふんっ!司令のデカケツ最高……っ!」

「お″ぉおっ♡待て″ぇえ〜〜♡」

「どうだ、ああ!このトカゲまんこ、ぶっ潰してぇ…やるぅう!!」

「ひ″っう″ぐぅ〜♡お″っ、ほ″ぉおお〜♡」

 弾力のある尻たぶに跡が付くほどに指を食い込ませ、戦闘員の真っ黒な唾液と汗が皇竜の背中へと垂れる。弾ける勢いで腰をぶつけ、屈強な雄竜を堕とさんと肉棒による折檻は止まらない。

 だというのに司会役ヴィランは涼しげに無理難題を。

「さあ皇竜司令官殿。しっかりその肉厚アナルで応えなければまた『失格』ですからね?」

 激しく黒肉棒を突き入れられ、心身ともにぐちゃぐちゃの皇竜にそんなことは直ぐに出来るはずもない。艶黒のカリ首が初々しい雄肛門を出入りするたび、浅ましい快楽が思考を突き抜けてだらしなく唾液とカウパー液を撒き散らしているのが今の皇竜なのだから。

「ギッチギチのエロ筋肉、すっげ!」

「は、激しっい″ぃいーっ♡」

 鍛え抜かれた巨体は今や戦闘員の欲望を満たすだけの肉穴。喘ぎながら床に突っ伏し、ただ悶えるだけの皇竜。

「ケツ堪んねえ!腰止められねえ!」

「ふ″ぎっ♡ひ″お″っ♡ほ″っうぅう〜♡」

 捕まった単なる一般市民同様、簡単に悪の手先に蹂躙されるだけの存在なのだ。


 それでもなんとか牙を食いしばり、どうにか戦闘員を気持ちよくさせようという底力を見せるのだ。

 必死に腰を自分から弾ませるも、側から見ればヘコヘコとした弱い動きでしかない。

「こ、この発情戦闘員が、あぁああ♡」

 尻尾を戦闘員に絡める淫らな動きも、やはり媚びているようにしか見えないもの。

「く……ふうぅ♡ど、どうだあぁあ♡」

 尻奥をギュウウと締め付けるも、それはより戦闘員の黒肉棒の凹凸全てをナカ肉で感じ入る結果にしかならないのだ。

「このうぅ♡ふ、ふんっ♡ふんぬぅうっ♡」

 ひとりで大騒ぎをしながら喘ぎ、悶え、みっともない交尾声を上げ続ける皇竜の姿に審査役ヴィランたちは笑わずにはいられない。

「あーダッセ」

「もっとやりようあんだろうが」

「どん臭え腰使いしやがって」

 それに答えるのは戦闘員の方、楽しげな突き上げ。

「俺は!嬉しいけどな司令っ!」

「ぬ″っお″ぉお″〜っ♡」

「このデカケツ、しっかり孕ませてやるからなあ!!」

「ひ″っ♡お″ぉお″っ♡む″っふぐぅう♡」

 怪しい手付きで揉みしだきながら犯す、容赦なく引っ叩きながら犯す、尻尾を力強く引き上げながら犯す。戦闘員の手付きはまるで容赦がなく、皇竜を雌へと堕とすための雄の力強さだけが込められているものだ。


「思いっきりぶち犯して!思いっきり中出しするからよ!?」

「う″ぉお♡だぁあ、やめ″ぬかこのうぅうう♡」

 性欲に支配された兎戦闘員の腰がパンパンと弾んでは皇竜の尻へとぶつけられていく。肉と粘膜、黒い体液が飛び散りながらヒーロー基地の長を単なる孕み袋へと。

「ケツは喜んでるぜ司令〜!?」

「な、馴れ馴れしく呼ぶな″ぁああ♡く″っほ″ぉおーっ♡」

 ドチュンと最奥まで突き込まれれば、皇竜の下半身は雌性の快楽に燃えてしまう。喉から出ているのが自分の喘ぎだなんて信じたくないまま、ただただ真っ黒な雄陰茎に躾けられゆく。

「さあ行くぜ!司令の肉まんこ、戦闘員の黒ザーメンで満タンにしてやるよ!!」

「止めよ、それだけは──」

 戦闘員の鼻息は限界に近いそれ、腰の打ち付けも乱暴で自分本位なケダモノしい動き。絶対に逃さないと皇竜の腰を押さえ付け、暗い天井へと吠えるようにして最後のひと突き。

「うるせえな、エロウサギのハメチンポに負けちまえ!!行くぞぉおおお!!」

 弾ける黒い精液、何の手加減もなしに最奥を潰されて皇竜の巨体は地に伏して屈辱を受け入れさせられるだけ。

「ッくぅう″う″う″〜〜中に″ぃいぃいいいいーーっ♡♡♡」

 ぶぴゅぐ、どびゅく、びゅぐびゅっ、びゅぐるぅう。

 力強い瞳を恥辱に濡らしながら目を見開き、体内を汚す悪の液体を皇竜は身悶えしながらも感じるしかないのだ。どくどくと注がれ、割れた腹筋が柔らかなラインを形成するほどに黒粘液を中出し射精させられ続けるのだった。


 完璧に皇竜をホールドし、そうやって最も濃厚な体液を注ぎ込んだ戦闘員。

「はぁー出した出したっ!」

 満足そうに黒粘液を垂らし、肉棒をゆっくりと引き抜く。

 その足元でへばっているは皇竜。どんな戦いの後よりも疲弊した心身、そしてあまりの屈辱に震えが止まらないほど。だがそれでもやり遂げたと顔を上げてみせるのは流石はヒーローたるもの。

「……く、くそうぅう……だ、だが、これで!」

 瞳に強い闘志を燃やし、暗闇のヴィランたちへ告げるのだ。

「ふぅうぅ………これで一勝!我輩に仲間を返して貰うぞ!」

「はぁ……やれやれ」

 心の底から馬鹿らしいと司会役ヴィランのため息。

 次の瞬間、持ち上がった頭が戦闘員によって踏み付けられてしまう。

「んぶぇッ♡」

「司令、アンタはただアンアン喘いでただけだろうが!3日目の『失格』に決まってんだろ!?」

 またしても失格。その心身に宿る強さを奪われるということ。これほどまでに身を捧げても駄目だと言うのなら、どうすればいいのだと。

「ッ、なんだとう!我輩がここまでしても──」

「皇竜司令官殿、そろそろ身の程を弁えて欲しいものです。そのプライドの滲み出た『我輩』というのを止めて貰いましょうか」

 またしてもヴィラン能力の気配。その【略奪】のチカラが皇竜を蝕む。

「くぅううぁああーーッ!?」

 焼けるような喉の痛み、だが頭を踏みつけられたままではもがくことさえ困難。そうして契約能力によって何かしらを奪われてしまった皇竜。

「はい完了です。皇竜司令官殿、気分は如何ですか?」

 良い筈がないと皇竜の怒りの反論。

「こ、この“エロトカゲ”に何をした!ッ、な……どうなって、いるのだ!?」

 だがその一人称は誇らしい体躯に見合った『我輩』ではなく、『エロトカゲ』などという惨めなものに変わっていた。いや、奪われたということ。


「おや、淫乱で卑猥だという自覚はあるのですね」

 もちろん審査役ヴィランたちもヘラヘラと「ははは」とか「うっは」だとか「だせ〜」などと嘲笑を欠かさない。

 もはや声を上げるのも苦しい身となった皇竜へと、司会役ヴィランの澄んだ声。

「皇竜司令官殿、もっと真剣に努力して頂かなければ誰1人としてお仲間を解放出来ませんよ?」

 暗闇の中空へと投影されるのは、基地襲撃の際に演習室で味方ヒーローたちに嬲り者にされる皇竜の姿。悪と戦うためのヒーローパワーによって衣服を奪われ、尊厳を踏み躙られ、羞恥と屈辱に悶える皇竜の姿。

「襲撃の日はこんなに頑張ってたのに、もう諦めちまったか〜?」

「うわ、雑魚ヒーローに好き放題にされてやんの」

「お仲間にヤられまくって喜んでんのな、そうだろエロトカゲ」

 わざわざこんな映像を投影するのも、人質たちの存在を思い出させる為。直ぐに折れては面白くないという司会役ヴィランの悪趣味なのだ。

 低く唸り拳を握りしめる皇竜へと、次のゲーム提案。

「お次のゲームはそうですねえ、また戦闘員さんと交わってください。今度は皇竜司令官殿がリードしてくださいね?」

 続くのは審査役など建前だけの、ただ下劣な三流ヴィランたちの笑い声。

「ほれホモセックスしろってんだ?」

「商売女より上手に股を開けよ〜?」

「そのデカケツで抱いてやれ、できるだろ?」


 これが出来レースだと理解しつつも、この全敗を覆してどうにか仲間達を解放しなければ。自分の身を犠牲にしてでもヒーローたちを救ってみせると、改めて気合を入れるように皇竜は牙を剥き出しに吠える。

「クッ……ふざけおって!そ、その程度……し、してみせるわ!」

 頭を踏んでいた戦闘員へと襲い掛かり──いや、情熱的に押し倒してみせる皇竜。

 それでも真っ黒なラバーに覆われた兎戦闘員は余裕の表情。むしろ頬を撫で返しながら四肢を絡み付けてくるほど。

「おお、積極的じゃねーか司令〜」

「だ、黙っていろ……フーッ♡」

 どうにか姿勢を正し、戦闘員の腰下に跨って息を荒げる皇竜。こんな状況で痛いほどに勃起した自身と戦闘員の黒肉棒が触れ合えば、どうしても先ほどの淫らな交尾を思い起こさせずにはいられない。胸の高鳴りはこれから自分が売女のようにこの逸物に跨らなければいけないことへの紛れもない期待。

 見つめ合う見事な雄地竜と黒の戦闘員。ビクンと跳ねる亀頭同士がキス、体液が混じり合う。


 皇竜の思考が卑猥なそれに支配されて理性を失いそうになる寸前で司会役ヴィランの更なる悪意が炸裂する。

「そうです!どうせなら素顔の戦闘員さんと楽しんで頂きましょう!」

 つらつらと語る。

「彼も元はただ捕まっただけの人物、生まれつきの戦闘員ではないのです。お互い、ヴィランの手に堕ちた者同士、仲良くヤッてくださいな?」

「く、痴れ者が……!洗脳されたお主も、必ずこのわが──エロトカゲが助けてやるからのう!」

 前屈みになることでより雄同士が密着、それにどきりとしながらも皇竜は跨っている兎戦闘員の頭部ラバーマスクに手をかける。ゆっくりとめくり上げていけば、皇竜は信じられない顔をそこに見てしまうのだ。

「な、こんな……お主はバーンレッド……!?」

 兎戦闘員の中身は戦隊ヒーローのリーダー。皇竜としても最も勇敢で信頼に厚いあのバーンレッドが、まさかこんな卑猥な裸体の陰影を黒ラバーに浮かせたような格好でヴィランに付き従っているとは。

 皇竜の驚きを他所に、その強気で男らしい顔付きにトロリとした淫らな表情でバーンレッドは言うのだ。

「司令ってこんな初心だったんだな、ほらリードして大人のセックスを教えてくれよ?」

 両腕が伸び、擦られる刺激に肉棒同士が甘く体液を滴らせる。

「ま、待てい!こ、これはどういうことだ、このエロトカゲは今まで友とまぐわっていたというのか!?」

 完全に策に嵌り皇竜の声は惑う。いかに仲間を救う為だったとはいえ、戦友ともいうべき相手と交わっていただなんて。

 だがそれこそヴィランたちの見たかった光景。

「今更おせーんだよ」

「部下にハメられまくってた癖に」

「ヨがって喘ぎまくってただろっ」


 審査役ヴィランたちに嘲笑われながら、皇竜はバーンレッドのやけに艶かしい手付きから逃れようともがく。

「く、ぅう……こ、このような悪趣味なぁ……!」

 だが自分で勝負を受けてしまった以上、戦わない訳にもいかない。なんとか臀部中央をバーンレッドの黒肉棒の真上に持ってくるも、そこで止まってしまう。

「これは困りましたね。皇竜司令官殿、ゲームに参加しないのであれば不戦敗ですが?」

「だ、だが相手はバーンレッドだぞう!?」

 相変わらず声だけの司会役ヴィランへの苦情。

 だが答えるのは床で寝そべって雄をビクビクと跳ねさせて誘惑するバーンレッドの方。

「もう生ハメした中だろ司令っ?ほら俺のウサチンポで楽しんでくれよ?」

「め、目を覚まさぬか、そのような戦闘員の格好なぞさせられおって!」

「すげえ気持ち良いんだぜこの黒粘液スーツ……俺、もうどハマりさせられちまってさ、抜け出せねえんだ」

「くそぅう……このエロトカゲが正気に戻す、解放してやる!だ、だがあ……く………ぅう……!」

 アイデンティティであるヒーローパワーも尊大な一人称も奪われ、仲間との絆もこうして玩具にされている。不甲斐ない基地の長だったと後悔しながらも、どうしても腰を真下へ下ろすことができない皇竜。どんな理由があろうと友と肌を重ねるなど許されないと、こんな場面でも倫理観を優先してしまうのだ。


「そうですか」

 司会役ヴィランの冷笑。どこか楽しむような微かな声の揺れ。

「では戦闘員さん、いえ──バーンレッドさんどうぞ」

 改めて正式な名前で呼び、今やあの戦隊ヒーローのセンターを務めていた熱血兎は完全にヴィランの手下であることを明確にしたのだ。

「司令、やらねーなら『失格』だ」

 その言葉をトリガーに司会役のヴィラン能力が発動。その効果は目に見える形で皇竜の『強さ』を奪っていく。

「くぅううぅうう♡そ、そんなぁああこのエロトカゲの魔羅が、ああぁあ♡」

 これまでバーンレッドよりも雄々しくそそり立っていた地竜の男根、それが【略奪】によって矮小化していく。張り詰めた亀頭は縮み、長さはスルスルと短くなり、片手では掴みきれない程だった太さも見る影もない程になっていく。

「と、止めよぉお!?こ、このような事、がぁぁあ!?」

 必死になって縮んでいく股間を両手で押さえる皇竜の姿はあまりにみっともなく、かつての威厳など微塵も感じられないだろう。ヴィラン能力が完遂する頃にはどっしりとした勃起は見るも無惨、指で摘むのがやっとというサイズにまで小さくなっていた。

「はい、残念ながら皇竜司令官殿の見事な逸物とはお別れです。こんな『強さ』も奪えてしまえるんですよ?」

 司会役ヴィランに続き、審査役ヴィランたちも大盛り上がり。

「うわ、ちっせーっ」

「あーあ、何が魔羅だよ粗チン野朗」

「おーいオチンチントカゲ、お前の負けだぞ〜」


 そんな所まで奪われ呆然とした皇竜。早くバーンレッドの男根を尻穴で咥え込んで情夫のように腰を振らなければならないのに、それも出来ない。

 だからバーンレッドは以前ならば絶対にしなかった侮るような態度でのたまう。

「司令〜、なに純情ぶってんだ『失格』!」

 勝負を放棄したとみなされ、契約に基づいてヴィラン能力が発動。次の【略奪】が始まってしまう。

「な、これはぁあ♡」

 またしても自身の股間で弾ける悪意の能力に皇竜は悶えるしかない。今度ヴィランが奪っているのはそう──。

「はい、これで皇竜司令官殿のペニスは可愛らしい素人童貞に後戻りです。良かったですね、また精通からやり直せますよ?」

 見れば先ほどまで男らしい経験豊富な色黒だった──もちろん短小にされてしまったソレからは黒ずみが一切なくなっており、まるで幼児のペニスだ。真っピンク色の柔らかで無垢な風合いは、その短小具合と合わさってこの屈強な大男からぶら下がっているギャップを際立たせている。どすんと垂れる大振りな睾丸とのミスマッチさも、余計に幼児短小を強調するだけ。皮が剥けているのが唯一の救いだが、その初心な亀頭はそよ風にさえ悶えてしまいそうだった。

 あまりの屈辱の連続、皇竜は顔を青ざめさせて呻くばかり。

 ついに追い詰めたと審査役ヴィランたちの罵詈雑言はより過激なそれになる。

「ははっ、酷えピンク色」

「デカい図体のせいで余計に惨めだなおい」

「そんなチンコでヤれんのか〜」


 いよいよもって奪われ続きで息を切らし、皇竜はバーンレッドの黒肉棒を見つめるばかり。その太さに、その勇ましさに、その雄臭さに屈服しそうな腰の揺れ。

 だが最後の決心がつかないまま、熱血兎ヒーローに嘲笑われてしまうのだ。

「司令、もう強がってなんていられないぜ、ほらまた『失格』だ」

「ま、待たぬかぁあ!こ、これ以上、エロトカゲから奪うのはあ──」

 自分でゲームを受け入れたのだ、戦わないままに失格を言い渡されてヴィラン能力によって更なる【略奪】を受けてしまう皇竜。完全に雑魚化したペニスにゾクゾクと込み上げる妖しい痺れが走っていく。

「ひ、ぃいんっ♡な、なんだ、なにをぉおお♡」

「頼むぜ司令〜?基地の皆の憧れのあんたが粗ちんヘコらせて泣くなんてよ〜」

「な、泣いて、などぉお〜♡」

 完全勃起しているとはいえ硬さも長さも太さもないソレだ、どうしようもなく情けなくプルンプルンと震えてはバーンレッドに鼻で笑われるばかり。

 能力が奪ったもの、それを司会役ヴィランが楽しげに唄う。

「はい、皇竜司令官殿の陰茎から耐久性を全て奪わせて頂きました。これでどんなお子様ペニスよりも敏感でどうしようもなく弱々オチンチンになってしまいましたからね?」

 続け様、床で仰向けいつでも腰を突き上げれば皇竜を犯せる体勢のバーンレッドが楽しそうに畳み掛けてくる。

「なら司令、例えばよお──」

 何か悪意の策を仕掛けるでもなく、素顔のバーンレッドのやけに艶かしい口からは「ふう〜」と吐息。それが皇竜の弱体化したピンク幼茎に吹きかけられた、ただそれだけで。

「ふぉおぉおんんっ♡」

 たったそれだけの刺激で小さな小さなお粗末ペニスを悶えさせ、踏ん張っていた膝が崩れ落ちてしまう皇竜。となれば雄肛門の真下にば黒ラバーにビキビキと血管を走らせたバーンレッドの雄肉棒。互いの体液混じりの肉割れはドチュゥウゥと激しい水音で挿入へと至ってしまう。

「お″ッふ″ぅう″う″う″う″う″う″っぐぅーーっ❤︎❤︎❤︎」

 子供の小指ほどの真っピンクな陰茎からは弾けるような精液。寝そべっているバーンレッドの腹、いや胸どころか顔面にまで飛び散ってしまうのだ。皇竜はその射精の凄まじさに感じ入り、涙さえ溢してしまっている。というのも──。


「皇竜司令官殿、精通おめでとうございます〜!」

 男性器の経験値を奪われたことにより、皇竜が迎えたのは確かに精通というもの。

 審査員ヴィランたちの悪意の笑いだってそれに相応しい侮り。

「うっは、ざっこ〜」

「息吹きかけられただけで腰砕けかよ」

「てか、突っ込まれただけで即イキしてるし」

 ヴィランたちが愉快な悪態を投げつける中、バーンレッドの腰付きはまるで容赦なし。

「ひ″ッ❤︎おほ″ぉ❤︎」

「締め付けやべえな司令〜!!」

 戦隊ヒーローとして鍛えられた肢体、そして兎獣人の性欲の強さをフルに使ってバーンレッドは皇竜を思い切り突き上げ犯し続けている。

 力強い太ももと腰のバネがマッチョな兎肉棒を弾ませる度、性的経験値ゼロのペニスをペチペチと震わせるだけの皇竜。

「あぁあ″ぁぁ❤︎止まら、ぬぅうう〜❤︎」

「すげ!俺のチンポをどんだけ咥え込んで、んだ!?」

「うぉお″ぅ〜〜❤︎」

「おらあ!どうだ!このエロトカゲ!」

 バーンレッドは憧れだった基地の長を相手に、まるでダッチワイフでも抱くように加減無しに腰を打ち付け続けている。真っ黒な肉棒が皇竜の酷使された尻穴を出入りする度、バーンレッドの苛虐性は加速。まさに悪の戦闘員といった噛み付くような笑みでレイプを楽しんでいるのだ。

 こんな愉快なショーを見せられれば、審査役ヴィランたちなど手を叩いて大喜び。

「元部下にオナホ扱いされてやんの」

「ミニチンの癖に出し過ぎだろ」

「頑張れよドラゴン便所〜」


 その声援に応えるようにバーンレッドは調子に乗りゆく。

「司令っ、いつもの偉そうな態度はどうした!なあ!?」

 皇竜の弾けるような筋肉しい太ももを掴んでいたバーンレッドの右手、その股間へと忍び寄る。子供の悪ふざけのようにデコピンの構えを皇竜のぷるんぷるんと上下に跳ねる柔らかな勃起へと向けたのだ。

「待っ──」

 ニヤリと悪者らしい笑みのバーンレッド。哀れな弱者の言うことなど聞くはずもなく、見窄らしい弱小ペニスにデコピンの一撃。

「ん″む″ッおほ″お″お″お″〜❤︎」

 まるで弾いて遊ぶ為の玩具のように情けなく上下に跳ね続けながら、撒き散らすような負け犬射精をさせられてしまう皇竜。かつては司令椅子に深く腰掛け、悠然と広い視野でヒーローたちを導いてきた彼が、だらしなく舌と唾液を撒き散らかしながらデコピン1発でノックアウトされてしまったのだ。

 鍛え抜かれたヒーローの指弾き、それは桃色だった皇竜の亀頭部分を真っ赤に腫らせる威力。だらしなく白濁の残滓を漏らす様はまるで卑猥な苺果実。

 人語を忘れ悶えるだけとなった皇竜だろうと、バーンレッドからデコピンの嵐が襲いかかる。

「司令の癖にヴィランの好き放題にされて、こんなくだらねーゲームで一勝もできないとか舐めてんのか!?」

「い″ッう″う″う″ぅう″〜〜ッ❤︎バーンレッドよおぉお❤︎す、すまぬ″ぅう″〜〜❤︎」

 バチーンと弾け飛ばされ、間抜けにぷるんぷるんと弾みながらまたしても敗北射精。尻穴を犯されながらの強刺激に呆気ないほどに負け、皇竜ともあろう雄が子種をお漏らししてしまうのだ。

 飛び散る白濁が真っ黒なラバーに包まれたかつての熱血兎を彩っていく。それを嬉しそうに、しかしどこか忌々しそうにバーンレッドは受け止めて吠えるのだ。


「なーにまだ上官ぶってんだ!なあおら!?」

「お″ひ″ぃん″ん″ん″〜❤︎も、申し訳ありません″ん″❤︎バーンレッドさん″ッ❤︎」

 またしてもデコピンが粗末な棒切れペニスを弾いた。途端に吐精。

 叩き付ける怒気に簡単に屈し、皇竜はペコペコと頭を下げて見せてしまう。尻穴を犯されながら性器を指で玩具にされ、恫喝一回でこうも謙ってしまうとは。

「ああん!?ハメ穴粗チントカゲの癖に生意気なんだよ!?」

「う″ひ″ッん″ん″ーーっ❤︎お″〜〜ッ❤︎お、お許しくださいぃい、バーンレッド様ぁあ″ぁーッ❤︎エ、エロトカゲのミニチンポはぁあ、デコピンでイ″ッく″ぅう″う″う″う″ぅう″う″〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎」

 より力を溜めた1発が皇竜のだらしない短小をかち上げれば、やはりみっともない大声で謝罪しながらの無様吐精。今や深い知性と威厳を称えた顔付きからはそれらは掻き消え、ただみっともなく阿保面で精液を撒き散らす醜態を晒すだけ。初々しい色と小さな陰茎をペチペチと弾ませながら何度だってその大粒睾丸からふざけた量の濃厚負け犬汁をぶちまけてしまう存在へと堕ちたのだ。


「あーあ、オトコとして完全に終わってんな」

「デコピン1発で出ちまうとか、お子様チンポ過ぎだろ」

「雄としてはもう能無しだもんな〜」

 もはや呆れの混じった審査員ヴィランたちの声。もう相手にするのさえ馬鹿馬鹿しいと、彼らの態度が語っている。

 そんな中、何度だって振るわれる小さな暴力。バーンレッドが腰を弾ませて好き放題に雄肛門を掘削しながら、その締め付けを楽しむようにして指先をバチンと弾けさせれば。

「エ、エロトカゲの負け、負けです″う″〜❤︎あ″あぁあー、デコピン止め″ってください″い″ぃ〜❤︎ひっ、イ″ッくぅううう〜❤︎許し、許してくださいバーンレッド様ぁああ❤︎」

 以前ならば堂々と命令を下してきた相手、友として共にヴィランと戦ってきた相手の肉棒と躾に負けっぱなしの皇竜の声に最早威厳の欠片もない。

「雑魚司令は俺のデコピン玩具になってりゃいいんだよ!?」

 今度こそ止めの一撃。皇竜に見せつけるようにして力を溜めたバーンレッドのデコピンがついにそのバネを解放する。皇竜のなんとも情けない小指ペニスで思い切り、バチンと爆ぜる音。

「だぁあ″あ″あ″ぁあ〜❤︎もぉお、イ″きたくなぃいいいい〜〜ッ❤︎エロトカゲの敗北っです、ヒーローの負けでっすっ、許してくださ″ぃいぃ〜❤︎イグッイグ〜〜ッ❤︎ヴィラン様ぁああ、どうかもう止めてくだ、さ″ぃいい〜❤︎お許し、くださいぃい❤︎ふ″ぉっほ″ぉお、出る、出てしまううぅう、エロトカゲの素人ッ、ど、童貞ぃいピンク粗チンはぁああ雑魚イキしてしまいますぅう″う″う″〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎」

 より深くズップリとバーンレッドの黒肉棒を雄肛門で咥え込みながら、男として終わってしまいそうな勢いで潮臭い白濁を撒き散らしていく皇竜。どしりとした臀部で深々とバーンレッドの太陰茎を楽しみながら、痛いほどの刺激を受けた短小は壊れたスプリンクラーのようにびゅくりびゅくりと精を込み上げさせていくばかり。

 皇竜は半ば白目を向くようにしてのけぞり、ただただ負け犬の白い証を友であるバーンレッドにぶちまけ続けていくのだった。


 そんな愉快で卑猥な光景を画面越しに見つめ、司会役ヴィランは静かに呟く。

「やれやれ、皇竜司令官からはもっと『強さ』を奪う予定だったのですが……これでは残っているかも怪しいですねえ」

 ヒーロー基地にこの英傑ありと謳われた皇竜も堕ちた。仲間を誰1人助けることも出来ずにゲームに全敗し、呆気なく快楽の虜。こうして戦隊ヒーローは全滅し、基地も長もヴィランの手中となったのだった。

 <仲間との再会へ続く>


More Creators