前回の実験で、獣化した被検体KZSは都市を一つ壊滅させてしまう。壊滅させた都市の地下にはおぞましい怪物が棲み着いていた。
獣化から元の姿に戻った被検体KZSの足元には大量の卵が散らばっていた。戸惑う被検体だが、肉体への負担が大きい獣化によって身動きができないところを卵から孵った触手に襲われてしまう。
この種の触手はムカデのような足が無数に生えているのが特徴で、生物の膣内で卵を成長させ産卵させることで繁殖する。無数の足には毒があり、皮膚からでも吸収される。吸収された毒には幻覚と催淫効果があり、肉体は触手との交配を繰り返してしまう。
被検体KZSに投与されている大猿化薬も、この毒に反応し再度獣化してしまう。
KZSから産み落とされた卵は触手だけではなく、別の怪物も生まれてきた。被検体の受難は我々研究所にとっては予期せぬ新しい発見であった。