被験体PANの対戦相手に選ばれた被検体BLAは戦闘民族の王子の愛娘である。
この実験は二人の戦闘力を計測するのだが、敗者には厳しい罰が用意されているため、互いに全力でぶつかると思われた。
被検体BLAの内に眠る残忍な人格が覚醒し相手を追い込んだ。
とどめを刺すべく、電撃で相手の体を拘束するが、日が暮れ月が登りはじめ、被検体BLAはあることに気づく。
そう、相手の肉体にさっきまでなかったしっぽが生えているのである。それ以上、上を見ると自分の視界に月が入り込んでしまう。
しかし、自分の意思に反して肉体は空に浮かぶ月を見上げようとしてしまう。自分の身体に流れる血が、月を見て真の姿に変わろうとしてしまうのだ。
次第に変化していく被検体PANの肉体を見ることができない。
自分の中に湧き上がる欲望と、火照る肉体を鎮めるために自慰をはじめる被検体BLA。しかし、自身の慰めも虚しく月を見上げてしまうのであった。