地球の番人(F/F)
Added 2022-05-31 12:44:34 +0000 UTC地球の番人 (1) 知名度の高い大学を中心としたとある学生街。 日中は駅から大学へ、または大学から駅へ向かう学生たちでごった返し、夜になれば街に立ち並ぶ飲食店で酒を呑んで馬鹿騒ぎする学生たちで溢れかえる"賑やかな"通りだ。 そんな学生街にあるアメリカンチックな内装のカフェ"RED66"。アルコール飲料も提供するこの店ではほぼ毎晩、浮かれた学生らによる宴会が行われている。 「いや、だから〜。伸びない動画いちいち編集してアップするよりよっぽど再生数稼げるし楽なんだって!」 カフェの一階。入り口付近に座っている女子大生グループの一人が酒で顔を赤く染めながら向いに座っている別の女子に言った。 「ごめん私さ、"そーゆーの"信じてないんだけど、やっぱり人気なの?そーゆーのって。」 「人気だよ?みんなやっぱり見たいんだよね…"幽霊"を。」 「だから心霊動画はめっちゃ伸びるわけ!」 「ふーん…あ、すみませーん!」 幽霊動画投稿を熱弁する女の友人は、その話を半ば流しながら店員を呼び止める。 「はーい。」 カウンターの方から歩いてきた店員は、おそらくテーブルにいる女子大生グループと同じくらいの歳の女の子で、黒髪のハンサムショートヘアにぷるんとした唇、キュートな瞳と一見すれば可愛らしい少年らしささえ感じさせるルックスだった。その店員はサッパリとした声色で返事をしてから、テーブルで注文をとった。 「ミナはなんか飲む?」 「ううん私もういらなーい。帰って例の動画の編集しないとだから!」 「わかった。じゃあ、以上で!」 「はーい。」 注文を取り終えた店員はテーブルを去る際に、幽霊動画の話をしていた女子大生ミナがいじるスマートフォンの画面をチラリと見た。 ミナ「?」 見られていることに気づいたミナは咄嗟に店員の目を見た。 ミナと店員の視線がばっちり重なり、気の強いミナは目を細めて睨むように店員を見つめ、店員の方も視線を外さずにジッとミナを見て、最後に意味ありげに首を横に振ってからカウンターの方へ戻った。 「どしたの?」 ミナ「いや。別にぃ。」 ミナはそう言ってスマートフォンの画面を切る。 (2) 近頃、SNSで心霊動画がめちゃくちゃ流行ってるんだって。有名な心霊スポットに赴き、その様子を動画におさめたものらしい。 人に迷惑かけないなら別にいいんじゃない? 私もそう思ってたけど、"うちのキオ"によると、どうやらそうじゃないみたい。 光島 姫緒(ミツシマ キオ)。私と同じRED66でバイトしてる大学生の彼女は黒髪のハンサムショートヘアがめちゃくちゃに似合ってて、可愛くて、でもかっこよくて、とにかく頼れる女。 華々しい大学生だけど、派手なネイルとかはしていなくて、でも爪はいつもツルツルでピカピカ。 そんな彼女だけど、心霊系の話になると真剣になる。 姫緒「今流行ってる心霊動画さ…あれ見るのもやめた方がいいよ。」 ホールスタッフの誰よりもテキパキ動き、すぐに仕事をこなしていきながらも、姫緒はバイト仲間の私にそう忠告した。 姫緒によれば、ただの人間が心霊スポットに出向き、何事もない様子をおさめた"エセ"の心霊動画なら問題はないが、今流行ってる心霊動画にはどうやら厄介なものが混じっているらしい。 それは、幽霊を見ることができる力を有した人間が心霊スポットで敢えて幽霊を誘き出したホンモノの心霊動画だ。 姫緒「あんなのはね…相手が悪霊でなくても幽霊を怒らせる原因になる。」 「それを面白がって見てる別の人間にだってその怨みは染み渡るように広まっていくんだ。」 姫緒の事は信用してる…けど、正直、幽霊の話にはついていけない。 だって、幽霊を馬鹿にする奴はたとえ客相手にも"制裁"を加えちゃうんだから。 この日だってそう…私は姫緒の幽霊に対する執着の強さを見せられた。 バイトが終わって、私と姫緒が裏口から外に出た時、一人の女の子が立ってた。その子は、私たちを待っていたようで、カツカツと真っ直ぐに私の方…いや、姫緒の方に近づいてきた。 「最近…私らの"同業者"がさ…困ってるんだよね。」 何やらぶつぶつと言っているその女子大生に私は見覚えがあった。その子はそう…さっきまで店にいた女子大生グループの一人だ。確か心霊動画がどうとかって言ってた…。 姫緒「ミナちゃんだっけ?きみ。」 いきなりずかずかとやってきた女子大生に臆することなく、姫緒は堂々と真っ直ぐにミナという女子大生を見つめながら言った。 ミナ「私のスマホ盗み見してただけじゃなくて名前まで盗み聞きしてたの?きっも。」 ミナって子は、なんていうかヤリサーとかにいそうな雰囲気の子で、髪は綺麗なブラウンに染まっていて化粧もバッチリの良い女って感じだった。 姫緒「盗み見?わざと見せてたんでしょ?」 姫緒は呆れたように言った。 ミナ「なーんだわかってたんだ。」 姫緒「最初っから私にいちゃもんつけるためにこの店に来た感じ…だよね?」 ミナ「まぁね…。」 「あんたでしょ?私の"同業者"を潰して回ってるの。」 姫緒「かもね。」 ミナ「これは自衛ってやつ。」 「放っておいたら私も潰される…そう思ってわざわざ出向いたわけ。」 一体なんのことやら私にはわからなかった。 でも、姫緒が怒ってて、ミナって子も怒ってるってことは例の心霊動画の件が関係してるってことは確かだ。 姫緒「霊を食い物にしてるといつか破滅する。関係のない人も含めてね。」 「私はそれを止めようとしてるだけ。」 「霊感がありながらそれを悪用してる君みたいなお馬鹿さんをね。」 ミナ「私のチャンネルはね…もう登録者が5万人もいるわけ。今更やめられない。」 姫緒「あっそう。」 ミナ「あんたこの前は15万人も登録者のいる心霊動画投稿者をチャンネル封鎖にまで追い詰めたらしいじゃんか。」 「もうそんな邪魔はさせない。あんたが何者か知らないけどさ…ここで終わりにする。」 ミナが右手をあげると、路地裏からゾロゾロと男三人が姿を現した。見かけ的に大学生なのだろうが、その風貌はチャラチャラしておりいかにもタチの悪い遊び人風だ。 姫緒「こんな事していいの?」 ミナ「警察に通報でもする?」 「でも残念。そんな事もさせない。」 「この人たち…私のサークル友達なんだけど、あんたを好きにしていいって言ってある。」 姫緒「ふーん。」 男三人を前にしても姫緒は腕組みをして冷静にじーっと男たちの顔を見ていた。 ミナ「冷静ぶってんじゃないよ。」 「ほら…さっさとやっちゃって?」 男たちが動き出す。三人だ。三人の男が…姫緒一人に向かって歩き出した。私だって手伝いたかったけど、怖くて体が震えて動かなかった。 姫緒はそんな私を見て、下がっていて、とジェスチャーした。私は黙ってそれに従った。 いやいや、さすがに姫緒だって男三人はヤバいって…!私はそう思ってたけど、結論から言えばそれは余計な心配だった。姫緒はこう…武闘家みたいな動きで男三人をあっという間に…ほんとあっという間に倒しちゃった。 姫緒「さぁどうしようかミナちゃん。」 ミナ「…使えない奴ら…!!」 ミナはあっけなく倒された男の頭を踏みつける。 姫緒「君に残された手段は多分…あと一つ…」 ミナ「やっぱり…"全部"お見通しなわけね。」 ミナが不敵に笑ったと思ったら、次の瞬間、私は信じられないモノを見た。ミナの耳の先っちょがニュッと伸びて、歯は鋭く尖り、肌はみるみるうちに妖艶なピンク色に染まっていく。 ニョキッニョキッと音を立てて、背中から四本の腕が生えてきて、さらにボインッと音がしそうなほどオッパイが大きくなって着ていた服がはち切れ、ミナは六本の腕を持つピンク肌の妖艶なバケモノに変身したのだ。 姫緒「君の本当の名前でも聞いておこうかな。」 目の前にバケモノが現れたというのに、姫緒は冷静だった。確かに形としてはほとんど人…だけど、バケモノだ。 「ガムル。」 ミナだった女は自分のことを"ガムル"と名乗った。ガムルって何?私は相変わらずついていけてなかった。 姫緒「三文字で助かる…すごく覚えやすい。」 「前に私を襲ってきた三体が名前長いのばっかりだったから。」 ガムル「どうでもいいね…光島 姫緒。」 「私はお前を殺して、その死体を"星"に持ち帰って解剖する。」 「それから…この星での心霊動画ビジネスを続けようかなぁ。」 ガムルは異様に長い舌に唾液を滴らせ、じゅるっと舌なめずりをしてみせた。 姫緒「無理だよガムルちゃん。」 「君はもう二度と星へは帰れない。」 「この星を狙ったということは…そういうことなんだ。」 姫緒は両腕で大きな円を描くようにスーッと腕を動かし、ピタッと止めて手を構えた。 姫緒「過去にも私に挑んできた奴らがいたけどね…誰一人逃していない。」 「全員、コチョコチョの刑に処してきた。」 ガムル「コチョコチョ?」 姫緒「そう。コチョコチョ。」 「ガムルちゃんの星にはない刺激かもね。」 姫緒は構えた手の指をワキワキ、ワキワキとさせた。そのたびにツルツルの爪が妖しく光る。 ガムル「どんな手を使うか知らないけど…お前を殺してやる!!」 ガムルはまるで蜘蛛のような人間離れした動きで地と壁を這い、姫緒に飛びかかった。 六本腕の魔物女ガムルが空中で腕を伸ばし、今にも姫緒に掴みかかろうとしたその時、耳を突くようなすごい音が鳴り響いた。それと、閃光が迸って、私は一瞬目を閉じた。少し遅れて空気が爆発したような音がして、目を開けた次の瞬間にはガムルは地面に捩じ伏せられていた。 何が何だか分からないが、姫緒の拳からはシュウシュウと煙が上がっており、ガムルはのびている…といった状況からして、姫緒がとんでもない一撃をガムルに与えたようだ。 姫緒「私の力ことくらい調べてきてるかと思ったけど…そうでもなかったんだね。」 姫緒はポケットから手のひらサイズの丸っこい装置を取り出し、装置の中央の丸型スイッチを親指でカチッと押した。すると、その装置からビビッとイナズマみたいな線が放たれて、それがガムルの六本の腕の全ての手首に巻きつき、六本腕全てを背中側に束ねるように拘束した。 ガムル「ぐぁぁぁっっ!!?」 姫緒「捕獲完了。」 「さて…ここからは戦いじゃなく…反省タイムといこうか。」 (3) 姫緒「予告通り、今から君をコチョコチョの刑に処す。」 姫緒は拘束されて動けないガムルの体の上に乗っかりなりがら言った。 ガムル「はぁ…はぁ…くっ…!!それが何か知らないけど…それで私を倒せると思ったら大間違い…!!」 姫緒「そう?言っておくけどかなりキツいよ?」 「さっさと始めちゃおうか…」 姫緒が指をワキワキとさせる。その指の動きと、ピカピカ光っているツルツルの爪を見ただけでガムルは何故かブルッと身震いをした。 知らない刺激のはずなのに…なぜかその指の動きにはゾクゾクを感じずにはいられないのだ。 姫緒「覚悟はいいね?」 「…コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョー!!」 姫緒のしなやかな指のツルツルの指先が無理やり開かされたガムルの妖しいピンク色の腋の下をコチョコチョコチョコチョと掻き回すようにくすぐり出した。 ガムル「ひゃっ!?ひょっ!!?な、なにこれぇぇぇへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 ガムルにとって、それは初めての刺激だった。 普段は閉じている腋の下…そこを他の生物の指でコチョコチョと指の先と爪の先で引っ掻くように触りまくられ、ムズムズゾクゾクとした不気味な感覚に襲われて、なぜか分からないが腹の底から笑い声が込み上げてくる。 生まれて初めて感じるその刺激にガムルは暴れずにはいられない。 姫緒「これがコチョコチョだよガムルちゃん。」 「くすぐり…なんて言ったりもする。」 「爪と指の先でこーやってこーやってコチョコチョ〜ってされるだけで…すべての生物は悶絶して、笑わずにはいられない。」 姫緒はガムルにコチョコチョを解説しながらじっくりと指先で味わうようにコチョコチョと腋の下をこそばしまくる。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! ガムル「うぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!こ、こんなっっ!!ふざけたっっ!!手段でぇぇぇ!!っへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははは!!うははははははははははははははは!!」 殺そうと思っていた相手に無理やり笑わされるという屈辱を受け、怒鳴って暴れるガムルだが、拘束が緩むことはなく、コチョコチョ動く姫緒の指先の餌食にされ続ける。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! ガムル「うひゃははははははははははははははははははははははは!!やめろっっ!!!今すぐっっ!!やめっっ!!やめっへへへへへへへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!ぐるっっ!!ぐるじぃっ!!っっひひひひひひひはははははははははははははははははははは!!」 姫緒「そう…苦しい。」 「強制的に笑わされ続ければ当然…苦しくなってくる。」 「それがコチョコチョの恐ろしさの一つだよ。」 カリカリ!コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! ガムル「かはっっ!!?っっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!苦しぃ!!笑い死ぬぅぅぅぅふふふははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!笑い死ぬぅぅぅふふふふははははははははははははははははははははははははははは!!」 腋を今すぐに閉じたいのに閉じられない中で、姫緒のひんやり冷たい指先でコチョコチョくすぐりまくられ、いくら酸素を取り込んでも指の先が腋を掻くだけで一気に吐き出してしまうためガムルは生まれて初めて軽い呼吸困難に陥っていた。 姫緒「この程度で笑い死ぬって…大袈裟だなぁ。」 「コチョコチョ〜って掻くだけじゃなくてね…こういうのもあるんだよ。」 姫緒は片方の手でガムルの二の腕を掴み、グイッとさらに無理やり腋の下を開かせると、そこへ中指と薬指の先を腋の窪みに押し当てた。 ガムル「!?」 姫緒「ここを…」 「…こうっ!」 グニュッ!!! ガムル「っっ!!?はわぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああっっ!!?」 姫緒が腋の窪みに押し当てていた二本の指の先をグニュッと窪みの奥に押し込んだ瞬間、ガムルの体がビクンッと大きく跳ね上がり、我慢するまもなく甲高い声が漏れた。 その刺激は、さっきまでのコチョコチョと引っかかれるような刺激とは違う…強烈である種瞬発的な爆発力を持つくすぐったさだった。 ガムル「あぐっっ!!?あっっ…!!あっっ…!!!な、なにを…!!?」 姫緒「これね…"ツボ責め"っていうんだよ。」 姫緒がSっ気たっぷりの笑みを浮かべてそう言った次の瞬間、姫緒の指先はまたそのクボミ…ツボの部分にグニィッと押し込まれ、今度は押し込んだまま指先をグニュグニュと動かし出した。 クチュッ!! グニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!!! ガムル「ぎっっっっ!!!!?うっっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?くひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!ツボ!?ツボ!!?これっっ!!!コレやばぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああはははははははははははははははははははは!!!」 くすぐったすぎるポイントに指の先をピッタリ押し当てられ、指の先っぽでクチュクチュッと肉をかき回すように責められているガムルには1秒だって耐えられない程の猛烈なくすぐったさが送り込まれており、ガムルはその美しい目からドバドバ涙を流して悶絶している。 姫緒「そう!ツボ!コチョコチョのツボ!」 「ここってねぇ…見つけるのにも責めるのにもそれなりの腕前が必要なんだ。」 「ほーらクチュッ!クチュッ!!クチュクチュッ!!」 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!! ガムル「ほぉぉぉぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!?ツボやっばぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああはははははははははははははははは!!げほっ!!げほっ!?っっへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははやばぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 くすぐったさというガムルにとって未知数の刺激のそのまた奥に存在する刺激…それがツボ責めによるくすぐったさだった。 指の先で腋の下のツボをクチュクチュされるだけで頭がおかしくなってしまいそうなくらいくすぐったくて、他のことを何にも考えられず、ただ笑い声をあげて大暴れしてしまう。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!! ガムル「っっっっはははははははははははははははははははははははははは!!!それっっ!!をっっっ!!やめっっっ!!!ろぉぉぉほほほほほほはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やめぇぇぇへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 ガムルの目が虚になり、ビクビクと筋肉が痙攣し始めた頃、ようやく姫緒はツボから指を引っこ抜いた。 ガムル「ぶはぁぁぁぁっっ!!!?はぁっ!!はぁっ!!はぁっっ!!!!げほっ!!」 コチョコチョされていただけなのに全身汗だくになり、必死に息を整えるガムル。だが姫緒はまだこの"お仕置き"をやめるつもりはなかった。 姫緒「こーんなに沢山腕を生やしてるけど…こういうのってむしろ弱点になるのって知ってる?」 姫緒は倒れているガムルの縛られている六本の腕をちょんちょんとつつく。 ガムル「!?」 姫緒「だってほら…腕が六本…つまりは…腋も六か所ってこと。」 ガムル「ーーー!!!!」 その事実を突きつけられた途端、ガムルは咄嗟に暴れ、逃げようとするが拘束されている状態で逃げられるわけもなく、あえなく姫緒に押さえつけられた。 姫緒「こらこらどこいくつもり?」 「逃さないって言ったでしょ。」 「腋の下六か所…壊させてもらうよ?ガムルちゃん。」 姫緒がニヤニヤ笑って指をワキワキとさせる。 ガムル「はぁ!はぁ!!ふ、ふざけるなぁ!!」 「…ま、まだ呼吸が…!!それに…お前一人で六か所も腋の下をコチョコチョできるはずが…」 姫緒「そう思う?」 「でもその心配は無用。」 「私にはたった一人で腋の下六か所をこそばしまくれるテクニックがある。」 ガムル「!?」 姫緒「それじゃあガムルちゃん…くすぐったくて堪らない腋の下を六か所同時にくすぐり回される覚悟はいいかな?」 ガムル「ま、待て…!!待って…!!!出てく…!!!この星から出て行くからぁぁ!!」 ガムルは拘束されたままモゾモゾ暴れ、必死に訴えるが姫緒を指のワキワキを止めない。 姫緒「さーん…にーーい…いーーーーち…」 ガムル「待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待ってぇぇ!!!」 姫緒「ぜろっ。」 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!! ガムル「うぎゃぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やびゃぃ!!!やびゃぁぁぁぁぁあああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!うげぇへへへへへへへへへへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」 姫緒の言っていたテクニックはハッタリではなかった。彼女は本当に凄まじい指さばきで腋の下をほぼ同時に六か所こそばしまくっている。 目にも止まらぬ速さで指をコチョコチョ動かし、六つの腋の下を同時にくすぐっていた。 腋の下というくすぐるならココ!といった箇所が六つもあり、さらにそれを同時にくすぐられているガムルはギョロッと白眼をむいて口を大きく開き、断末魔のような叫び声をあげ激しく激しく悶えた。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!! ガムル「やべでやべでやべでやべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!腋がぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!おがじぐなるぅぅぅぅふふふはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!ぁぁぁああああああああははははははははははははははははははははははは!!!」 もはやスキンシップのくすぐりからは遠く遠くかけ離れたその悍ましいまでのくすぐり地獄は、はたから見るものの心を痛ませる。 怪人と言えど女であるガムルがねじ伏せられ、腕を縛りげられた状態で腋の下六か所を同時にコチョコチョされ、無理やり笑わされまくっているその光景は拷問や地獄以外のなにものでもない。 姫緒「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョー!!」 ガムル「ぎぃぃぃぃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!あはは!?あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!あっっははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!っっっははははははははははははははははははははははははは!!!」 渇き切った喉から悲痛な声をあげ続け、体からビチビチ汗を飛び散らせてガムルは狂ったように笑いまくる。六か所の腋の下では今も姫緒の恐ろしい指先がコチョコチョ這い回ってガムルを笑いの地獄へ引き摺り込んでいる。 姫緒「それじゃあ…そろそろ…爆散してもらおうか…!」 姫緒がそう言ってコチョコチョを止めた。 ガムル「がはっっ!!!はぁ!!はぁ!!!はぁ!!!よくもぉぉ!!!」 コチョコチョから解放され、助かったと勘違いしているガムルは息を切らし、苦しそうにゼェゼェと言いながらもギロっと姫緒を睨みつける。 だが、ガムルが睨みつけた姫緒のその目は明らかに普通の人間のソレではなかった。 姫緒「この星に来たことを後悔しなっ!」 両手の拳を握りしめ、そしてダンッッと力強く左足で地面を踏み締めた瞬間、姫緒の目から眩い閃光のような光が放たれた。その光は一直線にガムルの方に伸びていき、ガムルは最期…ハッとした顔をしたままその"光線"に飲まれ、吹き飛び、三件ほどの建物を貫通して爆散した。 辺りは煙に包まれ、ものすごい熱波が一瞬だけムアッと周囲を包み込んだ。 姫緒「ふぅっ!!!」 "目からビーム"を放った姫緒のその目からはモウモウと煙が上がっており、彼女は目をマシマシさせながらそこに目薬を垂らした。 「ねぇ姫緒…あれって宇宙人なわけ…?」 いろいろ聞きたいことがありすぎるが、姫緒のバイト仲間はまず、ガムルについて尋ねた。 姫緒「どうだろうね。」 「ただ改造されて頭がおかしくなったやつなのかも。でも、宇宙人じゃないとも言い切れない。」 「そういうのってハッキリしないままでいいんだよきっと。」 「じゃあ…姫緒…あんたも?」 姫緒「さぁね。」 「確かなことは明日、大学が朝からあるってこと。バイトもあるってこと。」 「がんばろ?」