闇くすぐりビデオ 1:くすぐり時代
Added 2022-06-19 12:37:32 +0000 UTC1 くすぐり時代 「うわっ!酷い臭い…!」 硬く閉ざされていた部屋のドアを無理やりにこじ開けた女捜査官は、部屋に充満している"異臭"に思わず顔をしかめた。 その臭いは、唾液、尿、ミルク、汗、それから得体の知れない何かの入り混じった異様な臭いだ。 奥へ進むと広いリビングルームに出た。そこに、捜査官の御目当ての"モノ"が残されていた。それは、裸体だ。一人の女の裸体。 女の裸体はSMプレイなんかで使うような派手な色の分娩台風の台に座らされており、両腕は強制的にバンザイさせられ、両手首に鉄の枷が取り付けられ、その枷は天井に取り付けられたフックにワイヤーで繋がれていた。これにより、両の腋が限界までビーンと真上に伸ばされている状態になっていた。 さらに股を見せるように開脚された長い両脚も、足首に取り付けられた枷によりガッチリ固定されている。 「こちらアワグチ…"三浪 理多"を発見しました。」 女捜査官アワグチは無線で本部に報告する。 それからじっくりと裸体の女…三浪 理多(サンナミ リタ)を観察する。 長身のリタの体にはいくつものピンク色をした引っ掻き痕が刻まれており、特に首筋や腋の下、オッパイやお腹、脇腹、肋のライン、太もも、そして足の裏に顕著に見られた。 特に足の裏の変色具合は尋常ではなく、普通は薄ら紅い程度の足の裏が"真紅"に近いほど変色していた。加えて、全身に塗り込まれた"油のようなモノ"と体中から吹き出している異常な量の汗によりテカテカと全身の皮膚がてかっているせいで、その変色した足の裏がまるで別の生き物のようにさえ見えた。 アワグチ「例の"くすぐられ痕"を複数確認…」 アワグチは出来るだけこの異臭を吸い込まないよう、最低限の呼吸で無線に報告する。 ビクッ…ビクッ… よく見れば、リタのその裸体は僅かに痙攣し、動いていた。 リタはかろうじてまだ生きていた。 アワグチ「よかった…今すぐ救急車を…。」 アワグチは救急車を要請したのち、リタの裸体の前に置かれている三脚カメラを見た。コレに…リタの身に何が起こっているのか全て記録されているのだろう。恐ろしい…人権を無視したような"くすぐりビデオ"なるものが収められているのだろう。 アワグチは不快感を顔に出し、救急車の到着を待つ間、部屋に散らばっている無数の"コチョコチョグッズ"を見つけた。 空のオイルボトル、すっからかんの謎のガス缶、妙にカラフルなブラシ、鋭いニードル…など。 全ては、「魔響videos」のせいだ。奴らは、女体を破壊するほどの"裏AV"を撮影し、売り捌く闇のAVメーカーだ。 これで犠牲者は5人目…。 アワグチは"魔響videos"に対する怒りを滲ませ、すっかり破壊し尽くされているリタを見つめる。 やがて、救急隊の到着と入れ替わりにアワグチはゆっくりと部屋を出て行った。