ゲーム・オーバー 1:寝ぼけ眼の惨劇(F/F, X/F)
Added 2022-07-18 16:42:23 +0000 UTC1. 寝ぼけ眼の惨劇 (F/F, X/F) 前髪は均等な長さで切り揃えられた、ウェーブした胸元まで伸ばした黒髪を持つ女 杉澤 リンネはまつ毛の長いぱっちりした目を開けた。 ここは妙に埃っぽい。黄土色。黄ばんだ壁や決して綺麗とは言えない焦茶色のタイル張りの床、そして汚い窓に閉ざされたドア、汚いベッド、ソファ…それらをひっくるめて一つの色で言い表すのならば黄土色だ。 ぐるっと部屋を見渡しているとカラカラカラカラ…と音を立てて回る小さな扇風機に頬を撫でられる。 ここはどこ? 見たところはすごく貧相な宿泊施設の一室といったところだが、一体なんで自分がこんなところにいるのかリンネには分からない。 ソファの上で誰かが汚れきっている毛布にくるまってムニャムニャ言って寝返りを打った。 見れば、そこには美しい青い髪をした女が一人眠っていた。髪の毛は美しいし顔立ちも整っているが、格好はブラトップとかなりラフだ。 「もうちょっと寝ておいてもいいんだよ。」 小麦色の肌をした青髪の女が言った。寝言かと思ったが違う、ソファの前のローテーブルに置いてあるミラーに映っている青髪の女の目は開いてしっかりと鏡越しにリンネの事を見ていた。 リンネ「あなた…誰…ここは…」 そう質問しかけて、鏡に映った自分の姿を見て途中でつい口を止めてしまった。 リンネの格好はやけに涼しげなスポブラ姿だったのだ。 リンネ「なんで…」 「体力は残しておいたほうがいいよ。負けて…こしょばし狂いたくなかったらね。」 ソファの青髪女が言った。 リンネ「…こしょばし…?狂う…?」 何も理解できていないリンネがぼやけた口調で青髪の言葉を復唱したその時、 ビーーーーーーーーーッ!!!! けたたましいブザー音が鳴り響き、それと同時に青髪女はソファから飛び起きた。毛布を蹴散らし、バッと一瞬だけリンネの顔を見る。 リンネ「!」 リンネはハッとした。青髪女の両目…美しい瞳を持つ彼女の両目はなぜか真っ赤に充血していたのだ。 リンネがその目に疑問を持つ暇もなく、部屋のあちこちから人が飛び起きた。 「なにっ?もう??」 不機嫌そうにベッドから起きたのは、22歳のリンネより歳下…たぶん15歳から16歳くらいの女の子。髪はダークブラウンで胸元を大胆に露出した妙にえっちな格好をしている。 「危ない…寝過ごすところだった。」 緑がかった綺麗な髪をポニーテールにしており、赤ちゃんみたいに綺麗な色白の肌をしたいかにも真面目そうな女がその上の段から飛び起きる。 「……」 最後に起きたのは、ミディアムショートヘアが美しい長身の女。首や左前腕にかけてタトゥーが刻まれているその女は一言も発さずにゆっくりと起き上がった。 全員に共通しているのは、かなりの薄着であり裸足であること。 女たちは起き上がるなり、慌ただしく部屋をめちゃくちゃにし始めた。棚を倒したり、カーペットをめくったり、さっきまで眠っていたソファをひっくり返したり。 「くっそ!!かったりぃなぁ!!いつまでこんなことしなきゃいけねぇんだよ!!」 キュートな見た目とは裏腹に汚らしい言葉で文句を垂れる最年少らしきえっちな女の子。 リンネ「これは…一体…なんで…」 「ほら、アンタも早く"ポータル"を探しなよ。ここで脱落してくすぐりで笑い壊されたくないでしょ?」 目の充血した青髪の女がリンネの手を取ってそう言った。 リンネ「ポータル??なに?笑い壊す??」 「この部屋から出る出口だよ。この部屋のどこかに4つだけある。ポータルは一つにつき一人しか通れない。一度でも通れば閉じてしまう。」 リンネ「4つって…」 一人につき一度しか使えないポータルとかいう出口が4つということは、この部屋にいる自分含めて5人全員は通れないということだ。 リンネ「通れなかったらどうなるの…」 「さっきも言ったでしょ。くすぐりの刑で笑い壊されるって。」 青髪女は本棚の本をバラバラと乱暴に放り出し、棚を倒しながらリンネにそう言った。 リンネ「へ?へ…?」 「いいから。早く見つけな。」 青髪女はリンネの手を掴み、美しくも充血したその目でジッとリンネの目を見た。 わからない。状況がわからない。出られなかったらくすぐり?で壊される?意味がわからない。 でも、周りの女たちは皆、必死に…まるで命でも懸かっているかのように必死にポータルとやらを探している。 「四人とも。じゃあね。」 冷静な声でそう言ったのは長身タトゥー女だ。彼女は冷蔵庫をひっくり返して露わになった壁にある真っ黒な穴を指さしている。人一人が通ることができそうなその穴には光など一切差し込んでおらず、吸い込まれそうなくらいに真っ暗だ。 長身女はフゥッとため息をついて頭からその穴…ポータルに入っていく。すると、まるで吸い上げられるように長身の女の体がポータルに吸い込まれていき、一瞬にして女は姿を消した。 リンネ「…消えた…」 リンネが呆然としていると、緑がかった髪色をしたポニーテール女子がカレンダーの裏にポータルを見つけ、先ほどと同様に吸い込まれるように消えていった。 「ほら!早くしなって!」 テーブルの裏にポータルを見つけた青髪女が再びリンネに向かって叫ぶ。 「ウォータースタイン!なに律儀に新入りに教えてんの?競争率高めてどうすんのさ。」 そう反発したのは最年少らしきダークブロンドヘアのえっちな女の子。彼女はまだポータルを見つけていないのか、ひどく焦っている。 「初心者には優しくしないとでしょ。」 ウォータースタインと呼ばれた青髪の女はケロッとした表情でダークブロンドの女に言い返した。 ガタンッ!! 突如、部屋の奥にある扉の奥から物音がした。 その音がしたのと同時に、ダークブロンドの女がビクッと反応して扉の方へ走り出した。 「最後のポータルはあの扉の奥!急いで!」 ウォータースタインはバシッとリンネの背中を叩き、扉の奥へいくように促した。リンネは何かを考えている暇もなく、言われるがままに走り出した。幸い、扉に近かったのはリンネの方で、リンネが先に扉を開けた。 バタンっ! そこはバスルームだった。手入れも全くされていない薄汚れたそのバスルームにある汚いバスタブを覗いてみれば、そこにはあの穴…ポータルが出現していた。 「待って!!それは私のっ!!」 追いついてきたダークブロンドの女の子が必死の形相でリンネに掴みかかる。 リンネ「うわっ!?」 思わず後方へバランスを崩してしまうリンネ。 「悪いね。でも、私はまだ壊れたくないんだ…」 女は倒れたリンネをどこか申し訳なさそうな目で見つめ、それからバスタブに足を踏み入れようとした。だがその時、背後からやってきたウォータースタインに髪の毛を掴まれ床に倒されてしまった。 「なにすんのっ!?」 「横取りはやめなよ?リリー。」 「お前っ…!良い人ぶってんじゃないって!!」 リリーと言うダークブロンドのえっちな女の子はギロっとウォータースタインを睨みつけ、ジタバタと暴れる。 「ほらっ!今のうちに行って!早く!!」 ウォータースタインにそう言われ、リンネは戸惑いながらも起き上がり、よたよたと力なく歩きながら倒れ込むようにしてバスタブの中のポータルに頭から突っ込んだ。 一瞬、心臓がヒュンッとするような妙な感覚に襲われたかと思うと、体全体がふわふわとした浮遊感に襲われ、目の前が真っ暗になった。 パッと不意に視界に光が灯された。目に映ったのは皿に盛られたフルーツの盛り合わせ。なぜかそれをリンネは上から見ている。どんどんどんどんフルーツの盛り合わせが近づいてくる。 いや、違う。自分が近づいているんだと気づいた頃にはもう遅く、リンネはドシャッとフルーツの盛り合わせに頭からツッコミ、テーブルを破壊して床に倒れた。 リンネ「うぁ〜っっ!」 額や髪の毛にこびりつくねとねとしたフルーツ果肉や果汁を指でこそぎとるリンネ。 「派手な登場だね。」 そう言ったのは、ちょうどリンネが破壊したテーブルの向かいにある合成なチェアに腰掛けているあの長身のタトゥー女だった。緑がかった髪の女もその後ろにいる。 リンネ「ここは…?」 リンネが天井から落ちてきたのはまたしても部屋だった。さっきみたいな小汚さはなく、ある程度のお金がかかりそうなホテルの一室といった感じだ。 「ここがどこかを説明するのは難しいよ。私たちは"ルーム"って呼んでる。」 緑がかった髪の女が言った。 リンネ「そのまんまじゃん…」 リンネはゆっくり起き上がると、ようやくさっきの出来事を思い出した。そうだ。自分を助けてくれたあのウォータースタインとかいう青髪の女の子は!?リンネがキョロキョロと辺りを見渡していると、ドガンッ!!っと音がして部屋の奥にある綺麗な冷蔵庫の中からウォータースタインが転がるように現れた。 よかった…。ほっと胸を撫で下ろすリンネ。 だが、よく考えれば良かったわけではないことに気づく。…自分のポータルを争ったあのリリーという女の子の姿がないのだ。 「はぁ…はぁ…危なかった…」 ウォータースタインは立ち上がり、ぱんぱんと埃を払う。 リンネ「あ、あの…ありがとう…」 「貴女…ウォータースタインっていうの?」 リンネはウォータースタインに駆け寄る。 「そうだけど…"ミズ"って呼んで。そっちの方が呼びやすいでしょ。」 リンネ「わかった…私はリンネ。狭山リンネ。」 ミズ「おっけー。リンネね…」 「ほら、馴れ合いはその辺にしておきな。始まるよ…アレが。」 長身タトゥー女が見ていたのは壊れたテーブルの前に置いてある大型のテレビだった。そこに映っていたのはテレビ番組でも映画でもなく、見覚えのある女の姿だ。 「くそ!くそ!くそ!!ふざけんな!!」 「ウォータースタイン!!お前だけは許さないからっ!!!」 リリーだ。映っているのは先ほどの小汚い部屋に取り残されたリリーの姿であった。彼女はひどく…ひどく取り乱している。イライラしたように物を蹴っ飛ばしたりしていたかと思うと、そのサラサラの髪の毛をグシャグシャにして悲嘆にくれた表情をしたり…。 リリー「そんな…そんな…いやだ…」 「壊れたくないって…まだ…壊れたくなぃっ…!」 先ほどまで強気の塊みたいだったのに、今ではすっかり取り乱し弱り切っているリリーの様子を見ているとリンネは胸が痛んだ。でも、彼女をあの部屋から逃す方法はない。もう、ポータルは残っていないのだから。 リンネ「なにが始まるの。」 ミズ「失格者は壊される。」 「死者も恐れるくすぐりの刑で…完膚なきまでに壊される。」 ミズはリンネの方を見ずにじっとテレビの画面だけを見つめながら答えた。画面奥ではまだリリーが取り乱している様子が映されている。 リリー「みんなこれ見てんでしょ…?」 「…はぁ…はぁ…さっきの新入り…助けてもらったからってウォータースタインを信用しちゃダメだからね…」 「他の奴らも…坂本 海里も…ジェイ・グレイも…信用しちゃダメ…誰も信じちゃダメ…!!」 不思議なことに、リリーからはこちらの様子が見えていないはずなのに、それでもなぜかリンネは画面越しでもリリーが自分の目を見ている気がした。 パキッ。 パキッ…。 画面の向こうで何かが凍てつくような音がする。 その音がした途端、リリーの顔が引き攣った。 ただでさえ大きな目がギョッと丸く大きくなる。厚ぼったい唇を歪ませ、背後に感じる怖気に身を震わせる。 青白い光がリリーの体をなぞるように何度も何度も下から上へ、下から上へへと差し込んでくる。リリーは恐怖で体が凍りつき、動けていない。 リリー「いやだ…いや…いや…」 「他の奴らみたいになりたくない…」 「あんな風に…なりたくないよ…」 リリーは開きっぱなしの口からボソボソと小さな声で何かをつぶやいていた。 リリーの奥…青白い光の中、ぼーっと人影が浮かび上がった。それは、女だった。真っ黒のコートに身を包み、艶のある黒髪ウルフカットに褐色の肌をしたその女は…確かにニヤリと不敵に笑った。 リンネ「えっ…」 次の瞬間、画面に映った光景にリンネは思わず声を漏らす。 リリーの体中からニョキニョキニョキニョキと褐色の手が植物みたいに生えてきたのだ。首元、胴体、脚…至る所から背後にいる女のものと思しき手が何本もニョキニョキと生えてくる。 その時のリリーはガタガタと顎を震わせ、目は虚ろで放心状態となっていた。 リリーの体を浸食するように生えてきた無数の手は指をワキワキ…ワキワキ…と曲げ伸ばししたり、ウニョウニョと不気味に蠢かしたりし始める。その様子はまるで…何かをくすぐるような動きだった。 リリー「た…助け…」 放心状態に陥っていたリリーが声にならない声でそうボソッと言ったその瞬間、無数の手と指がリリーの体…首や腋の下、お腹、脇腹、太ももに食らいつき、コチョコチョと指を動かし始めた。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! リリー「はぎぃぃぃぃ!!!?助けてっっ!!助けてぇ!!はぁぁぁぁぁんはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?くすぐられるの嫌っ!!嫌っっ!!嫌なんだってぇ!!ぇへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!お願いだがらぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 強張っていたリリーの顔が一瞬にして崩れ去り、次の瞬間には口角を無理やりに吊り上げられた不気味な笑みを浮かべていた。 無数の手からのくすぐりは当然、複数人からくすぐられているのと同じ刺激だ…リリーはゲラゲラ笑いながらそれでも倒れまいと壁によりかかったりして必死に耐えていた。 リンネ「………!!」 くすぐり…たかだかくすぐりのはずなのに一人の人間があんな風にまで無力になっている光景が、リンネにとっては刺激の強いものだった。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! リリー「うははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっっ!!!?やばっっ!!もぅっ!!もぅっっ無理ぃっ!!っっひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぇへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははは!!くっっ!!くはははははははははははははははははははははははは!!」 リリーは膝をコチョコチョと爪でくすぐられるのに弱いのか、膝くすぐりが始まったと同時にガクガクと激しく足を震わせ始めた。それに加えて敏感な腋の下や脇腹へのくすぐりが続行しており、リリーが倒れてしまうのは時間の問題のように思えた。 リリー「ぎゃっっ!!!?あっっ!!!あっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!あぁっっ!!!くそっっ!!!っっっはははははははははははははははは!!?」 ついにリリーは膝をついてしまった。そうなれば最後、もう立ち上がることはできない。 腋の下をくすぐっていた指の動きが加速し、さらに激しくくすぐったさをリリーに与え、リリーを床に転がした。 リリーが仰向けに倒れるやいなや、黒コートの褐色女がコツコツと近づいてきてリリーに覆いかぶさった。 リリー「はぁ!!はぁ!!なにすんのっ!?やめっっ!!」 そして、女はリリーの衣服をビリビリと剥ぎ取って全裸にひん剥き、その大きな手で彼女の脇腹を捕まえてモミモミと揉みしだく。 グニュッ!! モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ!!! リリー「きゃはっっ!!!?っっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!やべろっっ、!!くんなっっ!!っっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!かはっ!!っっははははははははははははははははははははははははははははは!!揉むな揉むなぁぁぁぁぁああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 女は、銀色に塗られた爪が光る指先を脇腹のこしょぐったい箇所に押し当て、グニュグニュもみしだく。そうすると揉み込んでいる親指の先っちょが脇腹の奥にあるくすぐったい所を直接刺激し、リリーに耐え難いくすぐったさを送り込む。 リリーはギャーギャー喚き、涙を流しながら必死に暴れ、なんとか逃げようともがくが、地面から生えてきた褐色の手に押さえつけられ無力化されてしまった。 グニュッ!!グニュッ!!! グニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!! リリー「んはぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああははははははははははははははははははははははははは!!キツイっっ!!キツイっっっっ!!!!キツイっっっでぇぇ!!っっへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!やべでっ!!もぅやべでっっっ!!!っっへへへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!揉むのっっ!!きつぃぃぃっっ!!!!」 女の脇腹くすぐりは素人が見てもわかるほどに巧みだった。親指でこしょばい場所を押し込むように揉み解し、それ以外の指で脇腹のラインをコショコショとくすぐっているのだ。これにより、揉み系とコショコショ系の二つのくすぐったさが同時に与えられる。 そんなプロの脇腹くすぐりを受けているリリーは激しく脚をバタつかせて太ももを揺らし、ヒィヒィと苦しそうになんとか呼吸をしている状態だった。 リリー「あははははっ!!!あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!揉むなっっでぇ!!いってんのにぃぃ!!っっひひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!っっっはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!このぉ!!このぉぉぉぉぉ!!!!!」 くすぐってくる女が憎いのだろう…リリーはギリっと女を睨みつけてはいるが、それでも女の親指が脇腹に沈み込めば、猛烈なくすぐったさがリリーを襲い、睨んでいた鋭い目もとろんととろけたように崩れて無理やり笑顔にさせられる。 しばらく脇腹を揉んだ後、女は立ち上がり、ようやくリリーをくすぐりから解放した。 これで終わりか…それにしても度を超えたくすぐりは恐ろしいな…と画面越しにこの様子を見ていたリンネがほっとしていると、耳を突くような金属音が響き、どこからともなく鎖が伸びてきて全裸で床に仰向けに倒れているリリーの手足に巻きつき、彼女を大の字に縛り付けてしまった。 リリー「ぅぁっ!!!?」 「リリー。お仕置きの時間だよ」 黒コートの女が冷たい声でそう言った。 リリー「お仕置き!?私が何をしたって言うの!?」 「他の人間に掴みかかってまで生き延びようとした…とっても醜いことだよ」 「お仕置き…しないとね」 リリー「はっっ!?あれはっ…!!」 リリーが言い返そうとするや否や、パチンッと女が指を鳴らした。すると、部屋の天井から夥しい数の褐色の手がニョキニョキニョキニョキと生えてきて、指をワキワキと蠢かし始めた。 天井一面をびっしりと覆う無数の手と指にリリーは呆然とする。 リリー「うそ…でしょ…」 天井から生えてきた手はどれもヌルヌルとヌメッており、不気味にテカテカと光っている。 爪はどれも銀色に塗られていて、恐らくはあの女の手の分身であることは明らかだった。 「リリー。お仕置きだ」 女が右手をあげると、天井から生えてきた無数の夥しい数の手が指をワキワキさせながらリリーの方に向かって伸びてくる。 リリー「い、いやっっ!!いやっっ!!助けてぇっ!!コショコショされたくなぃぃ!!!」 「死ぬって!!死ぬっってぇぇ!!」 泣きそうになりながら必死に暴れるリリー。 だが、どれだけ暴れてもガシャガシャと虚しく鎖が鳴るだけだ。 手の数は数えることができない程多い。恐らくは数百…いや…千は軽く超えているだろう。 指の数にしてみればもっとあるということだ。 人間に例えるならそれはもう恐ろしい数の人間に一斉にくすぐられることになる。正気でいろというほうが無理な話だ。 リリー「助けてっっ!!誰かっっ!!お願いだがらっっ!!!せめて…!!せめて普通に殺してぇぇぇ!!!」 天井から伸びてきた無数の手がリリーを多い尽くし、やがてテレビの画面にもリリーの姿が映らなくなった。 その直後だった…リリーの恐ろしい悲鳴が聞こえてきたのは。 「うぎゃぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!?やべでこないでさわらないでくすぐらないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!お願いお願いお願いしまじゅぅぅぅぅぅ!!!!っっはははははははははははははははははは!!!」 姿はもう見えないが、あのヌルヌルの手の塊の中からリリーの悲痛な笑い声が聞こえる。 彼女は恐らく、あの手の塊の中で触れられればくすぐったいであろう全ての箇所を同時にこそばされているのだろう。しかも…鎖で体を縛られた状態で。 リリーがどんなふうに苦しんでいるのか…想像するだけで悍ましく、ゾッとしてしまう。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! リリー「ぎぃぃぃぃぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!ゆるじっっっっでぇぇぇ!!!!だすげでっっ!!!!死ぬっっ!!!!ぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」 オイルのようなものでヌメリを帯びたあの無数の恐ろしい指や、手という化け物に捕食されているかのようにコチョコチョされているリリー。きっとさぞ滑りが良くてとってもくすぐったいのだろう…画面越しでも本当にコチョコチョという音が聞こえてきそうなほどに壮絶なくすぐりが繰り広げられていた。 天井から生えてくる手は徐々に増えていき、やがてテレビの画面には何も映らなくなってしまった。