違反者取締局#1(F/M, FFFFFFFF/M)
Added 2023-03-30 11:02:29 +0000 UTC1. 呪い売りの代償 (F/M, FFFFFF/M) 甲斐 夏紀(かい なつき)は飲み干したエナジードリンクの空き缶をギュッと潰した。 透き通るような色白の肌。サラサラした金髪のウルフヘアに細身の身体は一見、サブカルな女の子にも見える中性的なルックスだった。 夏紀は暗い部屋でパソコンに向き合い、仕事をこなしていた。 「別れた恋人が憎くて仕方がありません。"No.8の呪い"を希望します」 依頼人からのメッセージをボソボソと読み上げると、夏紀は素早くキーボードを叩いて返信する。 「No.8は、男の精力を0にまで引き下げる強力な呪いだ。それで間違いないな?間違いないなら取引は成立する」 夏紀がそう返信するやいなや、すぐに取引相手からメッセージが送られてきた。 「それで間違いありません。よろしくお願いします。"キッド"さん」 キッド。それが夏紀のネット上…いや、オカルト界での名だった。 キッドは、呪いを売る。キッドが扱う呪いの種類は様々で、ちょっとした不幸をもたらすだけのものから、怪我を負うようなものまでずらりと揃っている。 入金を確認した時点で、キッドは依頼者が呪いをかけて欲しい相手の情報を集め、最後に呪いをかける。 キッドはこのような"呪いビジネス"を生業とし、金を儲けているのだった。 キッドには生まれつき、霊を見ることができる力があった。そして成長するにつれ、霊を追い祓える力も得た。 だが、その力も所詮は知れている。退魔師と呼ばれる悪霊退治のプロと比べれば素人同然だ。 だからこそキッドは、身の危険を冒さずして自分の能力を活かせるこのビジネスを思いついたのだった。 当初は細々とやっていたが、少し前に起きたとある事件をきっかけに呪いの依頼が殺到した。 少し前、日本中を巻き込むような大事件が起きた。それは、科学的説明など不可能な現象による"無差別殺人"であった。 人々はそれを"呪い"の仕業だと恐れた。実際にそれはその通りだった。 その結果、日本に空前の心霊ブームが巻き起こり、呪いを信じる者が以前と比べて圧倒的に増え、キッドに依頼する者も増えた。 依頼人も、呪われる者も、誰もキッドの素顔を知らない。 キッドは、キッドという名前だけを明らかにしたまま、安全に仕事を完璧にやってのけるのだ。 とは言え、霊を見ることができる性質上、キッドの周りにはちょっとした悪い霊が姿を現すこともある。 そんな時にはキッドは決まって、左手首に腕時計のように装着しているデバイスを使って悪霊を祓う。 キッドがデバイスを右手で叩くと、デバイスが変形し、キッドの左手を覆う。キッドの手は黒々とした機械に覆われ、そこから黒い波が放たれる。 それを浴びた悪霊はその場から姿を消してしまう。 これは、退魔デバイス"OIRAN"。大昔のとある退魔具からヒントを得てキッドが自ら開発したものだった。 時刻は深夜2時34分。 キッドは近くの公園のベンチに座って冷たい夜風をめいっぱい肺に溜め込み、吐き出してを繰り返していた。 昼夜逆転の生活を送るキッドがこの時間帯に外に出歩くのは常だった。日中は暗くて窓も閉め切った部屋に閉じこもっているため、夜の澄んだ空気を味わうのがキッドの楽しみの一つだった。 キッド「さて、そろそろ帰るか」 キッドがベンチから立ち上がると、視線の向こう、キッドのいるところから50mほど離れたちょうど公園の入り口があるあたりに三人の人影を見た。 三人とも女だった。 女たちは、三人とも同じペースで横一列に並んでキッドのいる方へ近づいてくる。 キッドはOIRANに手を添えた。 キッド「まったく…また迷える悪霊か?」 キッドは舌打ちをする。 女たちの姿が街灯に照らされると、その異様な格好にキッドは顔を顰めた。 女たちは三人とも黒いスーツに身を包み、夜なのにサングラスをかけている。 黒ずくめのその女たちは、三人ともかなりの長身で、肌も異様なくらい白かった。 キッド「忠告だ」 「これ以上近づくと…」 キッドがOIRANを纏った左手を女たちに向かってかざすが、女たちは恐れるようなそぶりを見せない。 キッドの忠告を無視し、女たちがキッドに手を伸ばしたその時、キッドが手をかざし、OIRANから黒い衝撃波が放たれた。 黒い衝撃波…退魔波がキッドの半径2メートル以内に広がり、キッドの耳がぶるぶるジリジリ震える。 キッド「くそ!なんだっ!?」 キッドは咄嗟に右手首を振った。 細い手首を、女のうちの一人の大きな手がギュッと指を巻き付かせるようにして掴んでいた。 OIRANを女の方に向ける。だが、後方からニュッと伸びてきた白い腕に首をロックされた。 反射的に、首を締め付けている腕を引き剥がそうとするが、そうすると今度は左側から現れた女がOIRANを纏った左手を捕まえてしまった。 男のキッドがいくら暴れても、大人の女たちの力は凄まじく強く、一切の抵抗ができない。 そうしているうちに、背後から腕を使って首を 締め付けていた女が、キッドの首を絞めながら片方の手でキッドの鼻と口をふさいだ。 キッドの意識はそこでぷつりと途絶えた。 ◯ キッドが目を覚ますと、そこは壁も床も天井までも真っ白な小さな部屋だった。 ベッドの上に寝かされていたキッドは、着用していた大きめのサイズのスウェットを奪われ、上下紫色の囚人服のようなものに着替えさせられていた。 当然、左手首のOIRANも没収されている。 部屋には誰もいない。 キッド「なんなんだ」 「メンインブラックか何か?」 「言っておくけど、俺は宇宙人とかUFOとか詳しくないんだ」 キッドは、誰もいない部屋に声を響かせた。 「だったら何に詳しいのかな。キッド」 低くて冷たい女の声が響いた。 返事が返ってくるなどと想定していなかったキッドが面食らったような表情を顔に貼り付け、ぽかんとしていると、部屋のドアが開いて、三人の女が入ってきた。 いずれもさっきの女たちのようにサングラスに黒スーツを着用した長身の女で、真ん中にいる女は、みずみずしい潤いと光沢を帯びた金髪をギュッと後ろに束ねており、両サイドの二人とは違った空気を醸し出していた。 「例えば…呪いや心霊…かな?」 金髪のスーツ女はそう言って首を傾げた。 唇の端がやや上がっており、面食らっているキッドの様子を面白がっているようだった。 キッド「…あんたは誰だ」 「ここはどこだよ」 キッドは立ち上がって女に詰め寄る。 立ってみて分かったが、金髪の女は想像以上に身長が高く、キッドが見上げねばならないほどだった。 だが、それでもキッドは荒っぽく女に近づく。 女は呆れたように首を横に振ると、後ろに待機している二人の黒スーツ女の方を見た。 「懲らしめて」 金髪がそう言った途端、黒スーツの女二人が、同時にその大人の大きな手を前に突き出し、長い指をくねくねクネらせ、まるで何かをコチョコチョくすぐるように指を蠢かせた。 キッド「ぐぎっ!!?あっ!!?」 キッドの身体に異変が生じた。 腋や脇腹のあたりをまるで誰かにこそばされているかのような不快な刺激が走ったのだ。 キッド「あははははははははははははははははははは!?ちょっ!?なんでっ!!?うげぇっ!?っへへへへへ!!くすぐったぃっ!?」 コチョコチョコチョコチョ。動き続ける女二人の指に合わせて、キッドの腋と脇腹に走るこそばゆさも増していく。 やがてキッドは立っていられなくなり、そのまま床に崩れ落ちた。 キッド「くはははははははははははは!!やめっっ!!やめでっ!!っっははははははははははははははは!!くすぐったぃがらぁっ!!」 「冷静に聞く気になった?」 涙目になりながら悶えるキッドの顔を見下ろし、金髪の女が尋ねる。 キッドはくすぐったさから解放されたい一心で何度も頷くと、ようやく遠隔コチョコチョのお仕置きが止まった。 キッド「はぁ…はぁ…」 「一体なんなんだ…」 「ベッドに座って」 金髪女が言うが、キッドは息を切らし、まだ女たちを怪しげな目で睨んでいた。 「また懲らしめられたい?」 金髪女の脅しに、キッドは飛び上がって恐怖し、大人しくベッドに座った。 「良い子ね。私はキャット」 キッド「それが名前?」 キャット「そう。何かおかしい?」 キャットは、バカにしたように尋ね返してきたキッドを、お仕置き執行の脅しを孕んだ目で見つめ返した。 キャット「今からあなたに質問をする」 「間違っていたら言って」 「あなたは甲斐 夏紀。21歳。男。身長170cm。体重55kg。知能指数195。」 「すでに両親はいない。高校生の頃まで叔母の家で暮らしていたが大学入学と共に独り立ち」 「現在、キッドの名前で呪いを売っている」 「これで間違いない?」 キッドは、自分のプロフィールどころかこれまでの生い立ちに至るまでを把握されていたことに驚き、遅れて頷いた。 キャット「あなたは重大な違反を犯した」 「だからここに連れてこられた」 キッド「違反?」 キャット「そう」 キッド「心当たりがないね」 キャット「あなたは…"霊魂"および"怨恨"を私的に利用した」 「これは大いなる違反だよ」 キッド「なるほど…俺のビジネスに文句があるってことか」 キャット「文句ではない」 「違反者として処罰する」 キッド「くだらないね…」 キッドが立ちあがろうとすると、キャットはすかさずエアコチョコチョでキッドを悶絶させ、床に崩れ落ちたキッドがすぐに降参したが、キャットはお仕置きだと言わんばかりにそのまま一分ほどキッドを苦しめた。 キャット「無駄な抵抗はやめなさい」 「さぁこっちへ」 キャットが合図すると、黒いスーツを着た女二人がキッドの両腕を抱えて立たせ、彼を部屋の外へ連れ出した。 キッド「はぁ…はぁ…なんだよ…ここ…」 外の光景にキッドは驚愕した。 キッドは踏み慣れた砂やアスファルトや土や岩の地面の上にはいなかったのだ。 キッドがいるのは、幾重にも重なった巨大なリングのうちの一つ。見下ろせば、はるか下に同じようなリングが続いており、見上げれば、はるか先にまでリングが続いている。 リングの中央部に張られているガラスの向こうにあるのは、リングの輪っか部を貫くように聳えている一本の光のスジ。 空を見上げれば、果ての見えない琥珀色の空が広がっていた。 見渡す限り自然は見えず、このリング状の"惑星"のような空間を、黒いスーツに身を包んだ大勢の女たちが行き交っている。 キッド「ここは…どこなんだ…」 「宇宙か?」 キャット「宇宙?」 「違うね」 「ここがどこかを知っているのは、"彼女"だけ」 キッド「"彼女"だって?」 キャット「ここを作ったお方だよ」 キッド「それは興味があるな」 キャット「あなたに知る権利はない」 「私にさえも」 キッドが続けて何か質問しようとした時、遠くの方で何やら慌ただしい物音が聞こえてきた。 キャット「あぁ、ちょうどよかった」 「無駄な抵抗をすればどうなるか…あれを見ていれば分かるわ」 キャットは、長い人差し指で遠くを指差した。 そこには、青年が一人慌てた様子で走っていた。 青年は酷く青ざめながら、息を切らして必死に何かから逃げているようだった。 ◯ 「はぁ!はぁ…!」 爽やかでスポーティな印象を受ける青年は周りの人間や障害物などまるで見えていないかのように必死に前だけを見て走っていた。 彼は逃げていた。後方にいる、スーツの女たちから。 「違反者番号299。今すぐ止まりなさい」 長身のスーツの女が青年に向かって警告する。 だが、青年は止まらない。 「こちらエージェントD-34。違反者299の脱走と警告の無視を確認。これより強制捕縛に移ります」 スーツの女は耳の無線に向かってボソボソとそう話すと、色白の両手を前に突き出し、遥か向こうに走っている青年の後ろ姿に向かって指をコチョコチョ動かした。 青年の身体がビクッと震えて、直後にグニャッと腰がくねった。 「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…」 黒スーツの女は奇妙なコチョコチョボイスを囁きながら、指をコチョコチョくすぐるように動かす。 たったそれだけで遥か先にいる青年は本当にくすぐられているかのように身を悶えさせ始めた。 「くはっ!?あっ!?くそっ!?っっひはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 青年は悶えながらも、逃げることを諦めない。 しかし、遠隔からのエアコチョコチョにより、その闘争速度は確実に落ちている。 「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…」 遠くでウニョウニョコチョコチョ蠢く色白の指。その動きに合わせ、青年は腋を素早く閉じたり身体を丸めたりしながら必死に悶え、逃走している。 しかし、青年が扉の前までやってきた時、壁が現れた。 色っぽい生脚を魅せたスーツ姿の女たちがズラリと横一列に立ちはだかり、青年の行方を遮ったのだ。 「くっひひひひ!!そ、そこをどけっっ!!っっへへへへへへはははははははは!!」 悶え顔を押し殺しながら、青年は女たちに怒鳴る。が、女たちは立ち去るどころか、全員で手を前に突き出し、指をコチョコチョ動かし出した。 「「「「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…」」」」 「あぎゃっっ!!?ぎっひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?や、やめっっ!!やめぇぇっへへへへへ!!」 10人以上からによる一斉遠隔コチョコチョにより、青年は完全に床に膝をつき、最後には床に笑い転げてしまった。 「あらあら坊や…」 「誰が逃げていいって言ったのかなぁ?」 生脚を露出しているスーツ女たちの奥から、一人の女が姿を現す。 それは、SMの女王様のようなボンデージ姿に身を包んだ大人の色気の権化のような女で、目元に隈のような黒いラインを引いた不気味な目を細め、艶のある黒い唇をニヤリとさせて青年を見下ろしていた。 「はぁ…はぁ…!ここからいなくなるのに…誰の許可がいるって言うんだ」 「"彼女"よ」 「少なくとも坊や…あなたに決める権利はない」 女が指を鳴らすと、生脚を露出したスーツ姿の女たちが動き出し、床に這いつくばっている青年の手足を捕まえてあっという間に床に大の字に押さえつけてしまった。 その力は凄まじく、スポーツで身体を鍛えていそうな青年がいくら暴れてもびくともしない。 「こちら"女豹"」 「299の捕縛に成功」 女豹と名乗る女は、耳に取り付けた無線機を指で抑えながらそう伝えた。 女豹「さて、坊や…」 「連れ戻す前に"お仕置き"…しないとね」 女豹の指先が水銀のようなどろりとした銀色に変色した。 「や、やめろ…!」 「やめろ…それは…!」 女豹の銀の指先を見た途端、青年の顔から反抗心が消え失せた。 女豹「往生際が悪いわね」 「この…"お仕置きフィンガー"の怖さを知っているなら…どうして逃げたのかしら?」 女豹は、怯える青年にまたがり、ゆっくりと腰を下ろす。そして、太ももと膝で青年の胴体をギュッと挟み、馬乗り拘束を完全なものにした。 「わかった!分かったから!!もう逃げない!逃げないからぁぁ!!」 青年は必死に叫ぶが、女豹は呆れたように青年を見下ろし、指をくねらせて、お仕置きフィンガーを腋に近づけていく。 「待て!!待って!!お願いだってぇ!!」 女豹がお仕置きフィンガーと呼んだ水銀のような指先を、青年の腋の下に添えた途端、青年は喉が裂けんばかりの絶叫を上げた。 「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ"っっ!!?」 仰向けに寝かされている青年の腰がグンと反り上がり、青年は口を開けたまましばらく硬直していた。 絶望に染まった顔で、女豹を見つめ、首をゆっくり小刻みに横に振っていた。 だが、女豹はニコッと狂気的な笑みを浮かべたまま、無慈悲にもお仕置きフィンガーで腋の下をコチョコチョくすぐり出した。 女豹「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョォ〜!!!」 「ぎゃっっ!!?あ"っっ!!!ぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?うぎぃぁぁぁああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 それは、人にくすぐられた時の反応とは思えないほど苦しみに満ちた叫びだった。だが、青年の顔には確かに笑みが浮かんでいた。 女豹「この苦しみを身体と魂に刻み込みなさい」 女豹は冷たい眼差しで青年を見下ろしながら、馬乗りでしっかりと青年の身動きを封じ、腋の下を器用にコチョコチョコチョコチョくすぐり続ける。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…!!! 「うははははははははははははははははは!!無理っ!!無理っっ!!無理だがらっっ!!っっ!!それっ!!それ無理だがらぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!あははははははははははははははははははははははは!!!ひゃーっはははははははははははははははははははは!!」 青年は首をブンブンと左右に振って暴れるが、バカッと開かれたままの腋の下を掻くようにコチョコチョ動くお仕置きフィンガーからは逃げられない。さらに、手足を押さえている生脚スーツ女たちにより十分に暴れることも許されていないため、青年は逃げ場のない中、恐怖のくすぐりを受け続けるハメになっていた。 女豹「坊やの魂が反省するまでお仕置きは続けるよ?」 「わかった?」 女豹は、顔を赤くして呼吸するのに精一杯な青年を見つめ、腋の下をこれでもかと言うほどにコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョと掻き回す。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 「ぐひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!あっっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!もぅわがっだがらっ!!わがっだから止めでぐれっ!!ぇっへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 銀色のお仕置きフィンガーは、対象者の腋の下にびっしりと張り巡らされている触られるとくすぐったい神経を灼くようにくすぐる効力を持つ。 皮膚に触れるだけで皮膚や肉を貫通してくすぐったい神経を刺激し、コチョコチョ動けば神経を嬲り尽くすかのような強烈なくすぐったさを対象者に与える。 よって、青年は一般的なくすぐったさという刺激から遥かにかけ離れた異常なくすぐったさを腋の下に刻み込まれ続けていた。 「うはぁぁああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!かはっ!?っっははははははははははは!!腋がっ!腋がぁっ!!っっははははははははははははははははははははははははは!!ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」 女豹「ところで…どうやって部屋から抜け出したのかな?」 女豹がほんの少しだけ、腋をくすぐるお仕置きフィンガーの動きを緩めた。 「くはっ!!はっ!!はははははははははははははははははは!!それはっ!!それはっっ…!!たまたま…!たまたま鍵が開いてたからっっ!!っっかはっ!!」 青年が息も絶え絶えになりながらそう答えると、女豹は腋の下のコリッとした部位に人差し指と中指の先を押し当てた。 そこは、くすぐったい神経が密集しているくすぐったいツボだった。 女豹「嘘つきめ」 「嘘つきにはもっとキッツ〜いお仕置きだ」 女豹の人差し指と中指の先が腋の下にあるくすぐったいツボをクチュッとスクラッチした。 「ぎぃぁぁぁああああああ"っ!!?」 青年の目から涙が飛び出し、身体が電撃を浴びたかのように震え上がった。 「待っで!!違う!!違うんだっ!!」 青年は、パニックに陥り、必死に弁明しようとするが、女豹は聞く耳を持たない。 「問答無用…腋の下ツボクチュ責め…で頭を冷やしなさい」 そして、女豹の二本の指の先が腋の下のツボをクチュクチュとかき混ぜるように暴れ出した。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!! 「ぎっっ!!?」 「はぎゃぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ"っっ!!?うがぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああはははははははははははははははははははは!!!?ぎぁぁぁああああああああああああああはははははははははははははははははは!!!」 まるで、腋の下そのものをかき混ぜているようなそんな奇妙な指遣いのくすぐりは、青年から呼吸の自由をほとんど完全に奪い去った。 腋の下のこちょばいツボを人差し指と中指の先っちょでクチュクチュ掻き回されるたび、青年は狂ったように叫び散らし、必死に暴れた。 だが、女豹は指を止めず、生脚スーツの女たちも人力拘束を一切緩めなかった。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!! 「ぐぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははは!!息がっ!!息がっっ!!!頭がっ!!頭がおかじぐなるぅっ!!っっひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やめでっ!!やめでぐれぇぇぇぇえええええええ!!っっはははははははははははははははははは!!!」 腋の下のなかで最もこちょばい一点だけを集中的にかつ的確にくすぐる腋の下クチュクチュ責め。 その暴力性は酷く、くすぐったさのあまり呼吸を妨害されている青年は酸素を求めて口をパクパクとさせながら悶えていた。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!! 「くあっ!!!あはっ!!かはっ!?ぐるじっっ!!ぐるじぃぃぃぃっ!!ぃぃぃひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!あはははははははははははははははははははははは!!息っ!!息っ!!息させでぇぇぇぇぇぇ!!!っっへははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 青い悶え顔で青年が何度も懇願するが、女豹は指を止めることなく、腋の下のツボをクチュクチュ犯し続ける。 その刺激は一切かすむことも衰えることもなく、常に新鮮で強烈なくすぐったさを青年のツボに送り込む。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!! 「降参っっ!!降参ですぅぅぅぅっっ!!うぁぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!んがははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!はぇぇぇへへへへへへへへへへへはははは!!かはっ!!かはっ!!かはっ!!!かはっ!!!」 息も絶え絶えの青年。今にも彼が白目を剥きそうになった時、女豹はようやく腋から指を離した。 「かはっ!!かはっ!!はっ!!はっ!!ぇほっ!!はぁ…!!はぁ…!!!」 ようやく解放された。 青年がそう安堵したのも束の間。これまで青年をただ押さえつけるだけだった複数の生脚エージェントたちが一斉にその大人の長い指をウネウネうねらせて青年の身体に近づけてきていた。 女豹も再び、銀のお仕置きフィンガーをコチョコチョ蠢かす。 「はぁ!!はぁ!!はぁ!!待っで!!待っで!!!待っでぐれっっ!!」 「もうくすぐりはぁっ!!くすぐりだけはぁぁぁ!!」 青年はいやだいやだと首を激しく横に振る。 しかし、女豹たちエージェントに慈悲はない。彼女らは疲れすらずのその指で一斉に青年の腋の下、肋、脇腹、お腹、太ももをこちょぐり尽くした。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 「ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?やっっ!!やっっ!!やめっっ!!やべでぇぇぇぇぇぇぇえええええええへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!!へぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?」 四方八方から伸びてくる女たちの手。手。手。 それらは青年のくすぐったぁい部位だけを捉え、猛烈なくすぐったさを青年の身体に叩き込んだ。 青年は可能な限り四肢を暴れさせ、自分を襲う超暴力的こちょぐったさからなんとか意識を逸らそうとしていた。しかし、そのどれもが無駄だった。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!! ゴニョゴニョ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ !! 「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!もうしまぜんっ!!しまぜんっっ!!!絶対に逃げませんがらぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 青年が右へ身体をよじれば、右から伸びてきた指がこそばいポイントをほじくるように刺激し、左へよじれば左から伸びてきた手がこちょばい筋肉をほぐしてくる。 青年に逃げ場などなかった。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!! ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!! 「あぐぐぐぐぐっっ!!?ぐぎぃぃぃひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ふがぁぁぁぁぁぁあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぶはっ!!はっ!!はっ!!ぁぁぁあああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 青年の悲痛な笑い声は、やがて応援に駆けつけた別のエージェントたちにその身体が埋め尽くされたことでかき消された。