SamSuka
Kara
Kara

fanbox


あの夏の悶絶は思い出の中に(4日目#2)

2. 勝つための犠牲 (F/M) イチコちゃんとユウが仲直りしたあと、ハクは未悠からもらった地図を頼りに一人で波都のまちを散策していた。 あのあと、女子たちは女子だけで話し込むために川の岩場に行ってしまい、ユウは何も言わずにどこかへ消えてしまった。 とりあえず、ハクはこの島でいちばん高い山であるイチバン山に行ってやることにした。 地図通りには行かず、昨日教えてもらった近道である空野家二階の裏の林を抜けることにした。 昨日は逃げるのに必死でよく見ていなかったが、ここは、木々の太い根っこがうねるように地面を這っていて、おまけに地が傾斜になっているので歩くのが精一杯な林だ。こんなところをよく走って駆け上がれたものだ、とハクが感心していると、なぜかダイチがハクの少し前の方を横切って行った。 ダイチはハクに気がつき、軍手をはめた手を挙げて「よっ」と言った。 ハク「こんなとこでなにしてんだ?」 ダイチ「へっ。奥の森に行けるように大工事中だ」 「秘密基地に必要なもん取りに行ってたんだよ。じゃんけんに負けてな」 ダイチの片手には道具箱が握られていた。 ダイチ「ま、明日には奥の森に入れると思うから期待しとけよ?」 ダイチはそれだけ言って「へへへ」と自慢げに笑うとそのまま林を駆け上がって行った。 ハクが林を抜けるともうダイチの姿は見えない。おそらく、右手の階段を駆け降りて川沿いに進んで行ったのだろう。 ハクは、イチバン山の登山口のある方へ進んだ。 イチバン山の登山口前。昨日シンと激闘を繰り広げたまさにその場所に、見知らぬ人がいた。 大人の男の人──ではなく、女の人だ。 眉が出るくらい前髪を短くパツッと切り揃えているショートヘアの女性は、一見すると綺麗な男の人にさえ見えた。 その人は、ベレー帽を被っていて、ちょっとサイズの大きいズボンをサスペンダーで繋ぎ止めている。まるで、絵に描いた探偵みたいな格好をしていた。 ハク「…名探偵か?」 独り言のつもりが、自分でも予想していなかったくらい大きな声でそう言ってしまったものなので、探偵みたいな女性は小さい顔を上げてハクを見た。 「おや?君はこの島の子かな?」 探偵は、どこか子供っぽいような女性らしい声でそう言って首を傾げた。 ハク「えっ」 探偵が大きな目であまりに真っ直ぐ見つめてきたものなので、ハクは戸惑ってすぐに返事をできなかった。 ハク「いや…違うけど」 「ああ、そっか。私もそうなんだ」 ハク「お姉さん…?だれ?」 「私?私は、"折原 明日香(おりはら あすか)"って言うんだよ。君は?」 ハク「俺は…矢内ハク」 ハクは恥ずかしそうに名乗った。何度やっても自己紹介は小っ恥ずかしい。 明日香「ふうん。なんか良いねその名前」 明日香は大きな目でハクを見つめて大袈裟にうんうんと頷いた。 ハク「ほんとか…?」 初対面の大人の人にツッコむつもりなんてなかったが、思わずそう口に出してしまった。 すると明日香は怪訝そうな顔をした。 明日香「なんだ。子供の割に疑い深いな」 「まあ確かに、本心で良い名前だなあとは思ってはなかったけどさ。けど、カッコいいとは思ったよ?」 明日香はぶつくさそう言った。 ハク「まあどっちでもいいけどさ」 明日香「なんだ君。なんか…可愛くないなぁ」 明日香は目を細めてハクを睨んだ。 ハク「男だから可愛くなくて結構だよ」 明日香「うわ。やっぱり可愛くないな」 「まぁとにかく、よそ者同士よろしく」 ハクはその手を握り返した。 明日香の手がハクの手を包み込む。明日香の手はすごくしなやかで柔らかくて指は細く長い──すごく女性的な手をしていた。 ハク「お姉さんここでなにしてんの?犯人探し?」 明日香「うん?いや、違うよ。」 「私は、そうだなあ…うーん…研究のため、かな」 明日香はちょっと険しい顔をしてからパッと明るい顔をした。 ハク「なんだ。探偵じゃないのか。なんの研究?」 明日香「探偵じゃないって」 ん?そうだなあ…この島の自然について…ってことにしておくかな」 明日香は子供が悪巧みをしてる時みたいな分かりやすい悪い顔をした。 ハク「へ?なにそれ」 明日香「いいからいいから」 「ねえ。矢内少年は、ここの子じゃないって言ってたけど、なんでここにいんの?旅行?」 ハク「いや、家の事情ってやつ。ここにいんのは、しばらくの間だけだよ」 「ここに来てまだ4日くらい」 明日香「なるほどね」 「このあたりで人がほとんど来ないような場所ってなにか思いつかない?」 明日香は腕組みをして顎を触りながら聞いた。 ハク「人が来ないような場所?」 ハクは答えに困った。 この町で、人が来ない場所なんていくらでもある。この登山口だってそうだし、いくらでも思いつく。 ここは田舎町なのでむしろ、人が集まるような場所が思い浮かばなかった。 だが一つだけ、思い当たる場所があった。 ハク「人が来ないっていうか…住んでない家ならある。空き家って言うのかな」 明日香「それ、どこにあるか教えてもらえないかな」 明日香は子供っぽい顔から急に大人びた顔になった。 ハク「いいよ。ほら」 ハクはポケットに突っ込んでいた未悠お手製の地図を広げた。 ハクが指さしたのは"開かずの屋敷"だった。 明日香「ほぅ。よく出来た地図だな」 「ちょっと失礼するよ」 明日香はデジタルカメラを取り出して素早く地図を撮影した。 ハク「カメラだ…」 明日香「へへ。いいでしょ?」 明日香はニコニコしながらも、真剣な眼差しで撮影した画面を見つめている。 ハク「でもそこ、開かないし入れないってよ」 明日香「"開かずの屋敷"って書いてあるもんね」 「まあいいや。調べてみる価値はあるね」 ハク「調べる?これも研究のため?」 明日香「まぁそんなところ!」 「じゃあ、またね」 明日香は足早に去って行った。 明日香の身長は女性にしては高い方だしスラリとしているのに、後ろ姿はやっぱり男の子みたいだった。 周囲の木々から聞こえる蝉の鳴き声が落ち着いてきて、夜の虫の声がかすかに聞こえ始めた。 空にはわずかにオレンジ色がかかっていて、そこにカラスが横切った。 今から山に入るのは危険に思えたので、ハクは来た道を引き返して空野家でレイナ姉ちゃんを探した。 レイナ姉ちゃんの部屋のドアは開けっぱなしだったが、中にレイナ姉ちゃんはいなかった。早めに風呂に入っているのだろうかと思ったがそうでもなさそうだった。 結局、奈水に聞いてみるとレイナ姉ちゃんはこころ姉ちゃんと一緒に太一兄ちゃんの家…つまり、ダイチの家にいったということだった。 ハクがここまでしてレイナ姉ちゃんを探すのにはワケがあった。 次のイチコとの勝負に勝つため、レイナ姉ちゃんに特訓をつけてもらおうと思っていたのだ。 もちろん、リスクは承知だった。レイナ姉ちゃんに負けると、こちょこちょ地獄を受けないといけないのだから。 だが、リスクを取ってでもイチコちゃん対策をしておきたかったのだ。なんせイチコちゃんはとても手強いのだから。 登美の川沿いを登っていき、苦労してダイチの家に行くとちょうど、レイナ姉ちゃんとこころ姉ちゃんが引き返してくるところだった。 縁側の前の太一兄ちゃんは夕焼けに向かって、透明の何かを楽しそうにぶん投げていた。 こころ「太一の心はもうバスケには向いてないのかも」 こころ姉ちゃんは肩を落として寂しげにぽつりと言った。 レイナ「うーん」 レイナ姉ちゃんはやけに真剣な顔をしている。 こころ「私じゃもう、太一をどうすることもできないな」 レイナ「気持ちはわかるけど、アイツが今のままがいいって言うんなら、それでも良いんじゃないの?」 こころ「今の?あの状態が本当に幸せなのかな」 「私には前の方が楽しそうだけど」 レイナ「見てごらんよ。ほら、ペットボトルで作ったロケットであんなに楽しそうに遊んでんだからあいつ」 レイナ姉ちゃんはそう言って後ろを振り返った。視線の先では太一兄ちゃんがペットボトルのロケットで遊んでいる。まるで子供だ。 ハクは、何やら妙な空気が流れていたので大人しく帰ろうかと思っていたが、ちょうどこころがハクを見つけてしまった。 こころ「おや。ハクくんじゃん」 レイナ「あ、なにやってんの?」 ハク「レイナ姉ちゃんがここだって聞いたから」 レイナ「おっ?私に何の用?愛の告白かい?」 ハク「いや違うし。俺、いまイチコちゃんと勝負してんだけど、次の勝負が走る系らしいんだよ」 「だから、俺と勝負して欲しいんだ」 こころ「ハクくん。それはやめておいた方が…」 こころ姉ちゃんがハクを止めようとしたのをレイナ姉ちゃんがすかさず遮った。 レイナ「ほぅ。私に挑むか」 レイナ姉ちゃんは突然、映画の悪役みたいな口調になった。 ハク「そうだよ。俺、結構自信あるんだ」 レイナ「負けたらどうなるかくらい分かってるよね?」 ハク「も、もちろんだよ。でも、負けるつもりはない」 レイナ「よく言った。よし。やろうか少年」 ハクとレイナ姉ちゃんそしてこころ姉ちゃんは、ヒノトリ公園の前まで移動した。 ハクとレイナ姉ちゃんは坂道の始まりの地点で横に並んだ。レイナ姉ちゃんと初めて横に並んだハクは、普段見ているよりレイナ姉ちゃんの背が高く感じた。 こころ「ゴールは坂の上ね。飛び出し注意の看板が立ってるところ」 ハク「おっけー」 レイナ「了解」 こころ「それじゃあ位置について」 こころに従い、ハクは構えをとった。いつも使っているオリジナルのスタート方法だ。 対してレイナ姉ちゃんは、クラウチングスタートをするわけでもなく、スタンディングの状態で走る構えを見せていた。レイナ姉ちゃんの目はすでに遠くのゴールを睨みつけている。 こころ「よーい…どんっ」 こころ姉ちゃんの透き通るような声で合図が出され、ハクは素早くスタートを切った。スタートは上手くいった。このまま引き離そう。そう思ったハクだったが、横に並んでいたはずのレイナ姉ちゃんがぐんぐん遠くへ離れていく。 焦る気持ちからハクも必死に脚を回転させるが、焦りすぎて空回りしてしまう。 レイナ姉ちゃんは一切手を抜かない。 ぐんぐんぐんぐん離れていく。 最終的に、ハクはかなりの差をつけられた状態で敗北した。 こころ「はーい。レイナの勝ちね…」 こころ姉ちゃんは抑揚のない声で言った。 ハク「はぁ…はぁ…くそぉ!」 レイナ「スタートはまあまあ良かったよ?でも加速がイマイチだなあ」 レイナ姉ちゃんも息を切らしていた。それは、子供相手でも全力でぶつかってきてくれた証拠だった。 レイナ「そんじゃあ…」 レイナ姉ちゃんは、まだ息を切らしているハクの肩に手を回してニヤリと笑った。 レイナ「罰を受けてもらおうか」 ハク「な、なんで?」 ハクはとぼけようとした。 レイナ「なんで?じゃないよ。あんた負けたんだからこちょこちょの地獄の刑だ」 「約束は守りなさい」 レイナ姉ちゃんが掴んでいたハクの肩を揉んだ。 ハクはそれだけでくすぐったくて堪らず、フニャッと力が抜けてその場に倒れ込んだ。 ハク「しまっ──」 ハクは起きあがろうとしたがもう遅い。 レイナ姉ちゃんは素早くハクをうつ伏せに寝かせるとそのままハクを押し潰すように自分もうつ伏せになった。垂れてきたポニーテールの先がふわりと良い香りを舞わせた。 ハク「ぐぇっ!?」 レイナ姉ちゃんの体重がハクの身体にぐっとのしかかった。柔らかな胸の感触がハクの背中のあたりに走る。 レイナ「逃さんぞ?」 「敗北者には…こちょこちょ地獄の刑だぁーっ!」 レイナ姉ちゃんの褐色の手が、うつ伏せにされたハクの横っ腹をがっしり掴むと、そのまま指を細かに動かしてこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょとくすぐり出した。 ハク「ぎゃっっ!!?ちょっっ!!!?うわぁぁぁぁぁあああはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?やばっっ!!待っでっ!!これやばっっ!!?あっ!!あはははははははははは!!?あははははははははははははははははははははは!!?」 高校生という大人の手、大人の指、大人の爪によって繰り出されるレイナ姉ちゃんのくすぐりは凶悪だった。 大人の手だけが繰り出せる独特な力加減の横っ腹表面こちょこちょのくすぐったさは凄まじく、ハクは一秒だって我慢できずに笑い出してしまう。 レイナ「やっぱりくすぐり雑魚だったか」 「そんな気がしてたんだよなあ」 レイナ姉ちゃんはうんうんと頷きながら体重をかけ、ハクの細い横っ腹に指先をこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょと滑らせる。 ハク「ぎゃぁぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ギブっ!!ギブっ!!ギブぅっ!!降参するがらぁぁぁぁあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 レイナ姉ちゃんのしなやかな指は踊るように横っ腹をこちょこちょくすぐり回し、ハクから苦しみに満ちた笑い声を絞り出している。 負けず嫌いのハクもこのくすぐりにはたまらず速攻で白旗をあげた。 体重をかけられて身体の自由を奪われた状態で弱点のこちょこちょをされるなんていう二重の苦しみなど、ハクに耐えられるはずがなかった。 レイナ「降参?そんなもん用意してないなぁ?」 「私の気が済むまでこちょこちょは続くんだよ」 レイナ姉ちゃんはニヒニヒと笑うと、さらに身体を密着させて体重をかけ、ハクの横っ腹のラインを素早くこちょこちょこちょこちょくすぐる。 ハク「ぐぇぇぇぇ!!?ぇぇへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははは!!?このっっ!!?このっっっ鬼ぃぃ!!っっひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!いひひひははははははははははははは!!!」 ハクは激しく両足をジタバタさせて悶える。こうでもしないと横っ腹に走るゾワゾワしたくすぐったさに頭がおかしくなりそうだった。 だが、既にハクはまともな判断力を奪われ、言ってはならないワードを口にしてしまっていた。 レイナ姉ちゃんはそれを聞き逃していなかった。 レイナ「はぁん?誰が鬼だって?」 レイナ姉ちゃんは低い声でそう言うと、脇腹をガシッと指で挟むように捕まえた。 ハク「うぎぃっ!!?」 レイナ「そう言う悪い子には…脇腹モミモミごろしの刑だ」 レイナ姉ちゃんの褐色の親指がハクの細い脇腹のくすぐったいところに押し当てられる。 ハク「ちょっ!!?それはっっっ!!?」 ハクの懇願虚しく、レイナ姉ちゃんは捕まえた脇腹を親指と他の指でグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!っと揉みしだいた。 ハク「かはっ!!?あぎゃぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?あひゃひょひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?かはっ!!ぐるじっ!!?っっひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 暴力的くすぐったさに、ハクは笑い声を爆発させて悶え苦しむ。 レイナ姉ちゃんの親指が脇腹のくすぐったいポイントにグイグイ食い込んで肉と神経を揉みまくるたびに、股間の辺りから力が抜けるようなくすぐったさが炸裂する。 レイナ「ほら、ごめんなさいは?」 レイナ姉ちゃんはくすぐりの鬼と化している。 自分の身体の下で少年が悶え苦しんでいるのも気にせず、むしろ愉しむように脇腹を揉み殺していく。 グニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!! ハク「かはっ!!?かはっ!!?けほっ!!?っっひゃひゃひゃははははははははははははははははははははははははははは!!ごめんっ!!ごめん"っっ!!ごめんっってぇぇ!!っへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!それっ!!それやめでっっ!!っっへはははははははは!!!」 他人の指が脇腹に食い込む気持ち悪さと、それによって発生するくすぐったさの刺激に耐えられなくなったハクは言われるがままに謝罪した。 レイナ「素直に謝れたね?」 「えらいぞ!ご褒美に脇腹を揉んであげよう!」 レイナ姉ちゃんはやはり鬼だった。 謝罪したにも関わらず、捕まえた脇腹を離さずに親指を捩じ込んで揉み続けてくる。 ハク「はっ!!?なんでっっ!!?ぁぇへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ああはははははははははははははははははは!!かはっ!!かはっっ!!?はは!!あやまっだだろ!?っっははははははははははははははは!!?あへへ!!あへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 ハクは必死に抗議するが、レイナ姉ちゃんの大人の手に捕まえられた脇腹に親指がねじ込まれればそれだけで笑い声が発生してしまい、ハクの言葉がその笑いに遮られてしまう。 ハク「うは!?うははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!脇腹はっ!!脇腹はもういいっでぇぇぇ!!!ぇへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 レイナ「脇腹はもういや?そっか…じゃあ…」 腋の下に指を滑らせ、短く整えられたツルッとした爪の先を腋の下に突き立て、そのままワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ!!こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!っとこちょぐった。 ハク「うぎぃぃぃぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?腋はっ!!!腋はっっ!!?腋はぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?あひひひひひひひひひひひ!!!無理だぁぁぁぁぁあああああああ!!!」 突然の腋の下こちょこちょにハクは喉が潰れるほどの笑い声を搾り上げた。 暴れていた手脚はさらに激しく暴れ出し、必死に必死にレイナ姉ちゃんの身体から抜け出そうとしていた。だが、それは叶わない。 レイナ「無理とか言っちゃダメだよ」 「我慢しないと」 レイナ姉ちゃんはむぎゅっと体重をかけてハクを押さえ込み、そのまま腋の下を爪の先と指の先で好き放題弄ぶ。 ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ!! こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!! ハク「うげぇぇぇへへへへへへへへへへははははははははははははははははははは!!!無理っ!!無理だっってぇぇ!!っっへははははははははははははははははははははははははは!!!もぅギブっ!!もぅギブぅぅぅ!!っっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 ハクの小さくて狭い腋の下を器用にこちょこちょ這い回るレイナ姉ちゃんの指によって刻み込まれるくすぐったさは尋常ではなく、ハクの精神をズタズタに引き裂いていた。 レイナ「無理とか言うなって言ったんだ少年。ほんなに言うなら…泣くまでくすぐってやろうか」 レイナ姉ちゃんはさらに体重をかけると、そのツルツルした指先でハクの腋の下を素早く激しくゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!っとくすぐり回した。 ハク「うわぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?レイナ姉ちゃっっ!!?それはっっ!!?うわぁぁぁぁはははははははははははははははははは!!ひひひひひひ!!?じぬっ!!!じぬっっっっ!!?ぅぅひははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 これまでのこちょこちょがお遊びに思えるほどヤバいくすぐったさが腋の下に走った。 ハクは真っ赤な顔で悶え、生命の危機を感じ、必死に必死に手脚を暴れさせた。 レイナ「これが大人のこちょこちょだ!」 「とくと味わえこのっ…」 レイナ姉ちゃんがさらにハクの腋の下をこちょこちょこちょこちょくすぐろうとしたその時、 「レイナ。あんたハクくんに何してんの」 冷たい声が響き渡り、レイナ姉ちゃんの指がピタリと止まった。 ハクとレイナ姉ちゃんが同時に顔を上げると、すぐ目の前で奈水が腕組みをして立っていた。奈水の目はレイナ姉ちゃんをしっかりと捉えている。 レイナ「げっ!?」 レイナ姉ちゃんの顔が凍りついた。


More Creators