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女子生徒連続くすぐりリンチ事件#2

2. 集団くすぐりリンチ (F/F, FFFFFFF/F) "山本 和音(かずね)"は、孤高の女子生徒であった。陰湿なイジメをするわけでもなく、ただ強さを求めて喧嘩をするのが好きな武闘派の美しき女子高生だ。 なにをするよりも拳を交えることを好み、それ以外のことなど興味がなかった。友人もほとんどいない。 ただ一人。唯一親しくしている友人がいたが、先日何者かによって襲われ、そして無惨な姿で発見された。 和音はそれが許せなかった。だから犯人を見つけて拳で制裁してやろうとやっきになっていた。 そんな中、その友人をリンチしたと名乗り出る者たちが和音にSNSを通じてメッセージを送ってきた。当然、最初和音は信用していなかったが、その友人が酷い目に遭わされた直後の哀れな姿をおさめた写真がいくつも和音あてに送られてきたことで和音はこのメッセージの送り主が犯人であるか、或いは犯人と関わりのある者であると確信した。 そして、一人で指定された場所に乗り込んでいた。 そこは、タバコの臭いが立ち込める廃工場であった。 廃工場の中にシルエットがいくつも浮かんでいる。どうやら敵は和音の思っていた以上に多いようだった。 しかし今更引き下がることなど出来ない。いや、和音には最初から引き下がると言う選択肢などない。 「あれ。君が和音ちゃん?」 「あはは。本当に来たんじゃん」 「本当に一人?バカだね」 たむろしている女どもは和音の姿を捉えるなり口々に和音を嘲笑した。気の短い和音は既に頭に血が登りかけていた。 工場にいる女どもは全員、制服姿ではあるがスカートはパンツが見えてしまいそうなくらいに短く、爪にはマニキュアが塗られていたり、ネイルが施されていたりとやりたい放題だ。 いわゆるギャル。不良どもだ。 「なんだ。どんなヤバいのが待ってるのかと思ったら…ガキか」 和音はつまらなそうに言って唾を吐いた。 和音にとってギャルなんて群がって騒ぐだけの猿どもだ。戦うに値しない。しかし、さっきの嘲笑はいただけないので殴ってやろうとは思っていた。 和音「それで?どいつがミユリをやったの」 和音は美しい目を細めて脅すように周りのギャルどもを見渡した。 こうして見ると不良女たちも様々だ。髪を染めている者、染めていない者、ロングヘアの者、ショートヘアの者、ボブヘアの者、ネイルをしている者、していない者、背の高い者、低い者。様々な不良女どもがこの場に密集している。 不良女たちはくすくすと笑っていた。 和音「ずいぶん余裕だね?」 「私が来たって言うのに」 和音はわざとらしく指をパキパキと鳴らした。 不良女たちはそれを見てまたクスクス笑った。 「なんかさぁ。君を捕まえてさぁ、とある人たちに差し出したらお金貰えるんだよねえ。だからこれはお小遣い獲得確定なわけ。笑わずにはいられないじゃん?」 よく喋る黒髪の不良女がそう言ってニタニタ笑った。爪には黒いネイルが施されている。 和音「へえ。懸賞金でもかかってんの?悪くないね」 和音はニヤッと笑った。 「でしょ。だからさぁ。逃がさないよ」 不良女の群れの中の一人がスッと立ち上がった。やけに背が高い。それに釣られるように周りの女たちも立ち上がる。 「悪く思わないでね。いまから和音ちゃんのこと半殺しにするけど」 後ろに立っていた女がそう言ってゲラゲラと下品に笑い、タバコを咥えた。 和音「半殺し?面白いね。どうやってやる?」 「殴りまくる?蹴り付ける?それとも──」 「一応、教えておいてあげる」 和音のセリフを遮り、背の高い女が話し始めた。 「私らはね、和音ちゃんを生捕りにするように言われてんだよね。だから、殴る蹴るはしない」 和音「生捕り?そんな余裕があんたらにあると思ってんの?」 「殴る蹴るはしないけど、戦闘不能になってもらう。だから、私らね、和音ちゃんを寄ってたかって──」 和音は、この長身の不良女からどんな言葉が飛び出すものかと構えた。 「──"くすぐり地獄の刑"で半殺しにすんの。わかる?」 和音「はっ!?」 どんな恐ろしい責め苦の名前が聞けるものかと思ったら、その正体は子供騙しのコチョコチョであったことに和音は動揺を隠せなかった。 「あはははは!びっくりしてんじゃん」 周りにいた小柄な不良娘が下品に笑って和音を指さした。 和音「なるほど。あんたらが私のことを舐めてるのはよく分かった。ふざけるのも大概にしなよ?」 「私が誰か──」 「和音ちゃん」 正面に立っているリーダー格の長身の不良女が和音の言葉を再度遮った。 「よく考えな。この人数でコチョコチョ〜って身体中こそばされたらさ…どうなるか。動けなくされて身体中のこしょぐったいところを、この人数で、この数の手で、この数の指で、爪でコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!ってこしょぐり回されたらどうなるか」 和音は、女の言葉通りの光景を無意識に想像してしまっていた。そうすると、腋の下辺りに僅かにむず痒さを感じた。 和音はごくりと唾を飲んだ。 確かに、一対一ではなくこの人数差で圧倒されて全員からくすぐられたらそれは立派な責め苦にはなるだろう。そう思えた。だが、いくらなんでも半殺しに至るまで苦しめられるとは思えなかった。 しかし、リーダー格の長身の女はそんな和音に、くすぐりのヤバさを決定づけさせる発言をした。 「ああ。あの子…ミユリちゃんだっけ?その子もくすぐり地獄の刑で半殺しにされたんだっけなあ。でも、こっちのはもっとやばいよ?だって私ら…手加減できねーから」 リーダー格の女はそう言ってギロリと目を剥いて和音を睨んだ。 和音の頭に完全に血が上った。 和音「つくづくふざけたやつらだね」 「全員、私がぶちのめしてあげる」 和音は完全に戦闘モードへと移行しており、目の前にいるリーダー格の女を睨みつけ、拳を握りしめた。 「いいの?逃げなくて。ここにいたらさ…私らに捕まってくすぐりで半殺しだよ?」 リーダー格の女はふざけたような顔をしてその長身に見合った大きな手に揃う長い指を器用に踊らせた。 イソギンチャクみたいに柔らかく指が蠢く様は、不気味なものだった。 和音「逃げるなんて選択肢はない」 「逆に、お前らを半殺しにして情報吐かせてやる!」 和音はダンと地面を踏んで勢いよくリーダー格の女に殴りかかった。 「あーあ。半殺し決定〜」 女はえらく余裕そうにそう言ってひらりと和音の殴打をかわした。 「捕まえろ」 和音の視界の外からリーダー格の女の低い声が響くと、周囲にいた女子たちがわらわらと群がってきて和音を抑え込んだ。 和音「んっ!?どけっ!!」 和音はお構いなしに顔に肘を入れたり、腹を殴ったり蹴ったりして抵抗したが、いくら倒しても相手の人数が減ることはない。 和音は焦り始めていた。 冷静に考えれば、こんな人数を相手にしたことなどない。 和音が相手したことがあるのはせいぜい二、三人程度だ。それなら勝ち目はあった。だが、こんな、こんな大人数──二十名近くの人数など勝てるわけがないのだ。 手が四方八方から伸びてくる。 手たちは殴ったりしてこないものの、その指先は明らかに和音の腋の下や腋のライン、肋骨、脇腹などに狙いを定めている。 つまり、くすぐろうとしてきているのだ。 和音「ふざけんな!触るなっ!」 「んひゃあっ!?」 どこからか伸びてきた手がモニョリ。と和音の引き締まった脇腹を揉み込み、和音は情けなくて恥ずかしい声が上げ、ビクンと身体を震わせた。 腕を振り回しても、防御しようとしても、無数の手は防ぎきれない。 少しでも倒れたら、膝をついたらお終いだ。 膝をついたら最後、待っているのは、屈辱と苦しみのくすぐりコチョコチョ地獄の刑だ。 そんな馬鹿げた罰ゲームみたいなものでやられてたまるか。 和音は歯を食いしばり拳を握りしめて今一度気合を入れ直した。 「そろそろいいでしょ。やれ」 不良女どもの群れの奥から、あのリーダー格の女の低い声が聞こえたかと思うと、どこからか伸びてきた手──厚みのある大きな手が、がっしりと和音の細くくびれた脇腹を捕まえた。 和音「あぅっ!?」 脇腹を捕まえた手は、そのまま指先を脇腹に食い込ませ、くすぐったい神経をガッチリ捉え、モニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョ!!!っと残忍なマッサージの如き手つきで脇腹を揉み潰し始めた。 和音の美しい身体が激しくぐねりぐねりと震えるように暴れた。 和音「んぁぁあああああああああ!!?ひょぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 脇腹の皮膚と筋肉と薄い脂肪の奥にあるくすぐったい神経…そこを容赦なくモニョモニョとほぐされた和音はなすすべもなく気づけば両膝を地面についていた。 まずい! 我に帰った和音は咄嗟に立ちあがろうとする。 「もう遅いって」 リーダー格の女の声が耳元でそう囁いた。 バランスを崩した和音を完全に血にねじ伏せんとする手が四方八方からわらわらと伸びてくる。 手たちは和音の頭や肩、腕を捕まえ地面に引き倒そうとする。 和音「ちょっ!?ふざけんっっ──」 和音が抵抗しようとすると、脇腹を捕まえている手がお仕置きだと言わんばかりにまたモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョモニョ!!!っと脇腹を揉み込んだ。 和音「くあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?あひぃぃぃひひひはははははははははははははははははは!!?」 和音は呻き声と共に身をくねくね悶えさせ、完全に力を奪われた。 そして、抗えぬ無数の手たちの圧倒的力によって地面に仰向けにねじ伏せられてしまう。 和音の身体が仰向けに倒されると、またどこからともなく手が伸びてきて和音は手脚を掴まれ、強制的に四肢を大の字に開かされ、押さえつけられた。 和音「んぐぅっ!!離せっ!!」 和音は持てる力を全て出し、暴れた。 腕や脚にスジが浮き立つほど力を入れて、暴れた。 「醜く暴れるねぇ。こいつ。脇腹弱いっぽいから脇腹揉み殺してやって」 命令がくだると、脇腹を揉んでいたのであろう女──背の高いムッチリとしたグラマラスな体格の女──が和音に馬乗りになった。 女は、和音を見下ろしてニタニタと笑いながらなぜか両手の親指を突き立てた。 「私。マッサージ上手いってよく言われるんだよねぇ」 女はその大きな手で和音の脇腹を捕まえ、長い親指を脇腹のコリッとした部位に押し当てると、そのまま指圧でもするかのようにグニュリと親指を押し込んだ。 和音「ひああああああ!!?」 下半身から力が抜けるような嫌なくすぐったさが和音を襲い、和音は無様な声を出した。 脇腹に走ったのは熱い、ほんのりと熱い強烈なくすぐったさであった。 こんなところを触られたことなどない。 まして、くすぐられたことなどもない。 だが── だが和音には分かる。 ここは。ここは絶対にくすぐられてはいけない箇所であると。 和音「かはっ!?はっっ!!待っっ──」 その時、和音は初めてこの不良女たちの前で焦りと不安の色を顔に示した。 「効果抜群。それじゃあコチョコチョマッサージしちゃうよん?」 長身の女はまるで友達をからかうような笑顔を見せ、脇腹のコリコリとしたくすぐったいポイントに親指をグググッと押し込み、指の腹で捉えたくすぐったい神経をこね回ように揉みくすぐり始めた。 グニュッ!!! グニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!! 和音「ぶふっっ!!?ふおっ!!?ふぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!?おっひょぉぉぉほほほほほほははははははははははは!!?ああああはははははははははははははははははははははははははははは!!?ああああああああああああああああああああ!!?」 和音は目を大きく開き、口から笑い声を放出した。 和音の細い身体が激しく暴れると、四肢を押さえつけている女たちの力がギュッと強くなった。 我慢しようと歯を食いしばったがそれも無駄だった。 指を押し込まれるだけで炸裂するこんなくすぐったさに抵抗など出来るはずがなかった。 「あっはは!めっちゃ効いてんじゃん!」 「よっわ!」 「揉まれるたびビクビクしてて馬鹿みたい」 ゲラゲラと周りの女どもから嘲笑される中、和音は一秒も我慢できずに無様に口元を緩めて笑い悶えるしかなかった。 グニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!! 和音「うえへへへへへへへへへへへへへ!!?やめっっ!!あっ!!やめろぉぉっ!!っっへへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?はははははははははははは!!?やめっっ!!っっへへへへへへはははははははははははははははははははははははははは!!?」 脇腹に押し込まれ、くすぐったい神経の塊を押し潰すようにして刺激してくる親指が憎い。 どれだけ我慢しようと身体を強張らせても、親指が脇腹に沈み込めばそれだけで腹が震えて笑ってしまう。 和音「くぅはははははははははははははははははははははははははっ!!?はっ!!?はひゃひゃひゃひゃははははははははははははははははははははははははははははは!!!かっ!?あっ!?はっひゃひゃひゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 認めなくなかったが、和音はこの状況に底知れぬ恐怖を感じていた。 このくすぐり地獄に異常性を感じ始めていたのだ。 くすぐりというのはたいてい、長くても五秒とかそこらだ。それをこんな、こんなに長い間くすぐるなんてどう考えても異常だった。 終わりがない。 終わりのないくすぐりの終わりとは何を意味するのか。 考えるまでもなかった。この不良女たちは言っていた。 コチョコチョ地獄の刑で"半殺し"にすると。 あの時は馬鹿にしていたが、実際に大人数でこしょぐられ続けている今なら分かる。くすぐりは、本当に人を半殺しに出来るほどの暴力性を秘めていると。 和音は急に恐ろしくなった。だが、恐怖している和音のことなどお構いなしに、馬乗りになっている長身の不良女はニコニコと不気味な笑みを浮かべながら執拗に脇腹を揉み殺してくる。 グニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュグニュ!!! 和音「うへぇぇへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?あはっ!?あはははははははははははは!!もぅいいっ!!もぅいいからっっ!!わかったってっっ!!!くはっ!?うはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 腹が捩れそうなくらいの悲痛な笑い声を上げた。 酸素の供給が間に合わない。それでも親指はしっかりとくすぐったいポイントに押し込まれてくるので笑って息を吐き出さないといけない。 和音は、ほぼ無酸素の状態で笑わせ時刻を味わっていた。 「まだまだ。こういうことも出来るんだよ?」 脇腹をくすぐっている女がニヤリと笑うと、脇腹をこねていた親指がズクリとさらに奥深くに押し込まれた。 和音「ふあああああああああああああああ"っ!!?」 鋭く痺れるようなくすぐったさが脇腹に炸裂する。 和音のくびれた腰がビクンと震え、浮いた。 深く食い込んだ親指は、今度は指先でくすぐったい神経を突き刺すようにして捉え、クリクリいじくり回すように刺激を始めた。 和音「きああああああああああああああああああああああああああああ!!?あはっ!?あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?うあああああああああああああああああああああああ!!?いはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 さっきよりもずっと神経に直接アプローチするような強烈なくすぐり刺激が脇腹に突き刺さるように走る。 和音は疲弊しきっている肺を震わせ、喉から断末魔の如き絶叫を上げた。 「これ、効くでしょ?」 女はあくまで遊びみたいな口調でそう言いながら、残酷に親指を操ってグリグリクリクリと脇腹のくすぐったい神経を器用にいじくりくすぐり回していく。 和音「い"ぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?あひぃぃぃひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?いひひひ!!?んひょぉぉほほほほはははははははははははははは!!!?」 脇腹に食い込んでいる──というより突き刺さっているという表現の方がしっくりとくる親指がクリクリと小さく動くたび、指先や爪の先がくすぐったい神経の塊を灼くように刺激し、爆発的くすぐったさを発生させる。 和音「いひゃぁぁぁあああはははははははははははははははははははははははははは!!?いあああああああはははははは!!?かはっ!?やばっっ!!?息がっっ!!あっ!!?っっひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?もっっ!!もぅやめっっっ!!!っへはははははははははは!!?」 あまりのくすぐったさに和音の身体は自分自身が想像しているよりもずっと強い力で暴れており、さらに汗ばんだ皮膚が有効に働き、四肢を抑えていた女たちの手からずるりと抜け出すことが出来た。 片腕でも拘束が外れれば、ほつれた糸のように容易く集団による人力拘束は解けた。 和音「うへっ!!はぁ!はぁ!!はぁ!!!」 和音は必死に、這うようにして逃げようとする。 だが─── ───両足首を捕まえられてしまった。 「どこ行くつもり?あんだけ大口叩いといて逃げるとかだっさ」 「だっさ〜」 「お仕置き決定じゃん?これ」 一体、この不良女の群れの誰に捕まえられたのかさえ分からないまま、和音はズルズルと元の場所に引きずり戻されていく。 和音「はぁ!はぁ!!はぁ!!!くそっ!!やだっ!!あぁっ!!」 和音は涙を蓄えたすっかり怯え切った目で女たちを見つめて首を横に振る。 女たちは無慈悲だ。 「もう二度と逃げらんないように足壊しとくか」 誰かがそう言うと、不良女たちは和音の靴を脱がし、ソックスも脱がし、裸足にひん剥いた。 身長の高い和音の長い足指の揃った大きな足裏が晒された。爪には和音の好きな紫色のネイルが施されている。 和音はうつ伏せに押さえつけられ、足首を固定される。 足裏をくすぐられる。そう察した時、和音は泣きそうになった。 着々と、足の裏くすぐり処刑の準備が進められた。 「これ、塗ったらこちょばくなるらしいよ?」 「あ、それ名案じゃん。ヌルヌルになって絶対くすぐったいやつ!」 誰かが取り出したマッサージ用のベビィオイルに、周囲の女たちが敏感に反応した。 女たちは面白がりながら、ベビィオイルをヌタヌタぬるぬると和音の足の裏に塗ったくった。 和音「んぎぃぃぃぃぃぃっ!!?」 和音はそれさえくすぐったくて悶え、足指をギュッと丸めた。ジタバタ暴れたが、女たちに押さえつけられ、挙句に一人が背中に座り込んだ。 「よっしゃいくよ?」 ベビィオイルでヌラヌラになった足の裏に、ベビィオイルでヌメリを帯びた無数の不良女たちの長い指が近づく。 和音「はぁはぁはぁ!!やめっっ!!やめろっ!!やめろぉぉ!!!」 和音がみっともない声で叫び、力一杯暴れようとしたその瞬間、 ネイルを施された厚みのある長い爪の先がいくつも足裏に突き立てられ、ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!っとくすぐったい神経を掻き回した。 和音「うぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!?いあああああああああ!!?やめでやめでやめでやめでぇぇぇぇぇぇえええ!!!足裏っ!!足の裏はだめだっでっ!!!足の裏はぁぁぁぁぁああああはははははははははははは!!?いあああああああああああああああああああ!!?」 和音は壊れたように笑い出す。 お風呂で足裏を自分で洗うときにもくすぐったさを感じてヒィヒィ言っているのに、こんなふうに集団で押さえつけられ、オイルを塗られ、集団でくすぐり回されるなんて地獄そのものであった。 「この凹んだところ爪でほじくったらめっちゃ効いてるよやってみな」 「うわ。ほんとだ!爪の先でこーやって削ったらビクビクしてんじゃん!」 「この指の付け根んとこのぷっくりしたとこ、指先で細かくこちょこちょしてやったら喜ぶよ、こいつ」 不良女たちは和音の弱い弱い足の裏をおもちゃのように弄び、余すところなくくすぐりの地獄を展開していく。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 和音「ぎぇぇぇぇぇぇええええええええへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!うはっ!?はっ!!!うああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?いはははははははははははははははは!!?やめ"っ!!やめぇぇぇぇへへへへへ!!もう逃げないっ!!逃げないがらっっ!!あはははははははははははははははは!!?」 土踏まずを爪で削ぐようにゾリゾリゴチョゴチョくすぐられれば足指を攣るほどくねらせ、その足指の付け根部分のぷっくりとしたところを指先で細かくゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョくすぐられれば和音は舌を出して下品に笑う。 「見てこれ!足裏真っ赤っかじゃん!」 「足指の間も丁寧に洗いましょーね」 「足の甲も爪這わせたらビクビクしてやがるよこいつ」 女たちは足の裏を徹底的に弄ぶ。好奇心や嗜虐心の赴くままに指や爪を這わせて足の裏をくすぐりつくしていく。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 和音「ぐぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?いあああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははは!!無理っ!!あっ!!!もう無理ぃっ!!っっひははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 柔らかくてヌメヌメとした足の裏の表面に硬くてツルツルとした爪の先が這い回り、皮膚や神経を削る感触がいくつも感じられる。それらの感触は瞬時にくすぐったさへと昇華する。 上半身のくすぐりとは違い、足裏への執拗な集中くすぐりは呼吸困難の苦しみというより、くすぐったさそのもので気が狂ってしまいそうな苦しみが強かった。 半殺しにされる前に、気が狂ってどうにかなってしまう。和音はそんな気がした。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 和音「はぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!いははははははは!!けほっ!!けほっ!!?やめっっ!!もうやめでっっ!!あっへはははははははははははははははははははは!!お願いしますぅっ!!っっひはははははははははははははははははははは!!?」 涙声混じりのみっともない懇願が悲痛な笑い声に混じって繰り返される。 それでも女たちは足の裏を執拗にくすぐり続けた。足の裏が異様なくらい赤く変色してもお構いなしにくすぐり続けた。 「もう反省したかな?」 「次に逃げたらマジでくすぐり殺すからな」 女たちはそう言って足裏くすぐり地獄から和音を解放した。 くすぐり殺す。その言葉も冗談には聞こえない。この女たちなら本当に、くすぐり殺して来そうだと和音は思い、怯えた。 和音「はぁはぁはぁ…げほっ!!」 和音は唾液を吐き出し、息を整えた。 しかし、女たちは和音が息を整え終えるのを待たずに和音の腕を掴んで無理やり引き起こした。 和音「がはっ!!?なっっ…!?」 和音は強制的に仰向けにされ、再び手脚を大の字に開かれた状態で押さえつけられた。今度は、地面に押さえつけるのではなく、腕に腕を巻きつけられるようにして締め付け型の拘束をされたため、絶対に逃げることができない。 和音「くはっっ!!?はぁはぁはぁ…これ以上…なにを"っっ!!?」 涙目の和音は口の周りにこびりついた乾いた唾液を舐めながら、嗚咽混じりに言葉を発した。 すふと、リーダー格の女がしゃがみ込んで和音の情けなく崩れた顔を覗き込んだ。 「言ったでしょ?半殺しにするってさ。だからこれからくすぐり処刑だよ。ここにいる全員で」 女は最後にゲラゲラ笑うと、右手を挙げて合図を出した。 仰向けに拘束された和音の身体目掛けて無数の腕が伸びてくる。 四方八方から伸びてくる。 和音「ひっ!!?あっ!!?いやっ──」 既に出し切っていたはずの涙がまた瞳から零れ落ちる。 和音「たすけっっ」 「助けてぇ!!嫌っ!!もうコチョコチョはぁ!!コチョコチョはっ…くすぐりは嫌ぁぁ!!」 泣き喚く和音を黙らせるべく、ぬぅっと現れた手が和音の口を抑えた。そして四肢を押さえつける力も強くなった。 ぬぅ。ぬぅ。ぬぅ。 周りから、数えるのも嫌になるほどの数の腕が、手が伸びてくる。 手。手。手。手。手。手。 指。指。指。指。指── ──指が、指が和音の腋の下、肋骨、脇腹、お腹、鼠蹊部、足の裏──それら全てに食らいつき、くすぐり潰し始めた。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 和音「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?たすけっっっでっ!!?あっ!!?いっ!?あっ!!?うあああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?ぎぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!?」 とっくに疲弊しきっていたはずの和音の肉体が波打つように暴れ出した。 肉体が活性化──いや、無理やり電撃を流され暴れさせられたかのように、激しく激しく暴れ出した。 指たちは腋の下を掻き回し、肋骨をゴリゴリやり、脇腹をグニュグニュ揉みしだき、腹部をこちょぐり回し、鼠蹊部をクチャクチャ潰し、足裏を削り、苦しみを凝縮したくすぐりリンチを和音に浴びせる。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 和音「ひああああああああああああああああああああああ!!?やめっっ!!やめ"っっ!!勘弁じでっっ!!お願いしまずぅぅっ!!っっひははははははははははは!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃ!!!っっひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?」 無意識に、無意識に謝罪の言葉が何度も口から飛び出した。指先が腋の下をコチョコチョコチョコチョ這い回るのがたまらなくくすぐったい。 腹部を爪を突き立てた指が縦横無尽に暴れるのがくすぐったい。 和音はこの集団によるくすぐったい地獄に飲み込まれ、精神崩壊寸前にまで陥っていた。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 和音「あっっ!!?かっ!!?たすけっっっでっっっっ!!?っっひははははははははははははははははははははははははははははは!!?ぐぁぁぁぁあああああああははははははははははははははははははははははははははは!!?かはっ!?息ぃっ!!息がぁぁぁぁ!!っっははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 全身を包み込む、暴力的なくすぐり刺激。 女たちはケラケラ笑いながら和音の苦しみなど想像もせずに、ただひたすら腋の下を、脇腹を、お腹を、鼠蹊部を、足裏をくすぐり回す。 未曾有のくすぐったさに包み込まれた和音の意識は遠く遠くなっていく。 やがてその意識は突然、ぶつりと切れた。


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