ドSの巣#1
Added 2023-12-16 13:31:23 +0000 UTC1. ドSの巣 (F/M) "間宮 悠一(まみや ゆういち)"は変わった学級委員長であった。スポーツ万能でさらには甘いマスクを持つ悠一は、人並外れた正義感を持っていたのだ。 学級委員長という役職など、それを任されているたいていの生徒にとっては飾りにすぎない。所詮は、教職員から与えられた雑務をこなし、他の生徒より少し真面目な振る舞いをすることが仕事なのだ。 だが悠一は違う。服装の乱れなどの些細な校則違反さえ許さず、学校生活内で校則違反をしている者を見つければ即座に注意をする。そんなふうにまるで生徒指導部の教師のように振る舞っていた。 とはいえ悠一の評判は悪くない。なんせ、女子ウケ抜群の甘いマスクを持っているからだ。校則違反を注意された女子の中には、悠一に注意されたことを自慢する者まで現れた。 また、悠一は学校内でもそこそこ"良い位置"にいる。そのおかげで誰からも疎まれることなく学級委員長の仕事をこなすことができた。 学級委員長 間宮 悠一の評判は鰻登りだった。 しかし悠一はそれに満足していない。悠一は周りからチヤホヤされたくて学級委員長になったわけではないのだ。 悠一の最終目標はこの高校を浄化することだった。 悠一の通う高校はお世辞にも学力が高いとは言えない。また、通う生徒たちの素行も悪い。 悠一はそんな学校を変えたかった。だからそのために周りの生徒たちから嫌われても良いのでとにかく生徒たちを矯正しようと試みていた。 そんな悠一がいま最も懸命に取り組んでいるのが、自身の属するクラスのいじめ問題撲滅活動だ。 悠一のクラスで女子同士のイジメが発生している。 学校内でも強い権力を持つ女子グループが、敵対しているグループの女子を執拗にいじめているのだという。 主犯格はもう割れていた。 主犯は"凛原 美智香(りんはら みちか)"だ。 169cmもある長身で、顔は小さくスタイルは抜群。その抜群のルックスで仲間を集めて従わせて女子界に圧政を敷いているのだ。 凛原は問題児で有名だった。噂では校則違反どころか法律違反まがいの薬物使用や個人での肉体売買をしているもという。 凛原の性格の邪悪さは学校中の誰もが知っている。気に入らないやつがいれば、女子であれ男子であれ排除するのが凛原のやり方だ。 職員会議でも大抵は凛原 美智香の名前が上がるとか。 尋常ならざる正義感を持つ悠一はそんな凛原を憎んでいた。学校内のポジションで言えば悠一と凛原は対等である。二人とも、学校内の頂点に立つグループに属する者だからだ。 だが、凛原は女子の世界の支配者である。男の世界に住む悠一には迂闊に近づくことさえ出来なかった。 そこで悠一はまず、信頼できる教師──仲林 コウという若手体育教師──に相談し、どうにか凛原の問題行動を糾弾するための機会を設けようとした。 だが、悠一が相談してすぐ、コウは二、三日学校を休み、そして退職してしまった。 さすがに偶然には思えなかった。 次に悠一は共に熱心に学校内浄化を目指している学級委員長の"柳川 雄星(やながわ りゅうせい)"に相談を持ちかけた。 すると雄星もまた欠席が続きそのまま退学してしまった。 童顔でイケメンで女子からの人気も高かった雄星の退学は学校中を揺らすような衝撃的ニュースだった。 偶然ではない。 自分が凛原に近づこうとするとそのたびに仲間が退学になる。 裏で蜘蛛が──凛原が糸を引いているようにしか思えなかった。 もはや校内に頼れる者はいない。 いや、もう誰も巻き込めはしない。 悠一は意を決して凛原の捜査を独自に始め、そしてついに凛原の根城を突き止めた。 学校内の風紀を乱す犯罪者まがいの女蜘蛛を退治する時が来たのだ。 ボイスレコーダー等で音声証拠をとり、凛原の闇の犯行を全て白日の元に晒してやる。悠一はそう意気込んで凛原のアジトに乗り込んだ。 だが。 そこは文字通り蜘蛛の巣だった。 愚かにも入り込んできた獲物を絡め取り、そして二度と女蜘蛛に楯突けぬように改造を施される悍ましき"ドSの巣"だった。 ◯ 凛原の部屋──マンションの一室は甘い匂いに満ちていた。真っ黒いカーテンは閉め切ってあり、ピンク色の照明が妖しく部屋を染めていた。 正義の権化──間宮 悠一はリビングのちょうど中央あたりにゴミのように転がされていた。 衣服はパンツを除いて全て剥ぎ取られ、半裸の状態で後ろに回された両腕と、伸ばしたままの両脚とを銀色の分厚いダクトテープでぐるぐる巻きにされている。 まるで、陸にあげられた魚である。 瞬殺であった。 事前に凛原とは連絡を取り、許可を得てから部屋に乗り込んだ悠一は、待ち伏せていた何者かに手で鼻と口を塞がれた。大きな手だった。長い指だった。厚みのある手のひらだった。 手のひらに染み込まされた薬品の匂いを無理やり嗅がされ、悠一は身体から力が抜け、それから現れた凛原に衣服を脱がされダクトテープで縛り上げられたのだった。 悠一「早く解放しろ!」 「こんなのは犯罪者だぞ!」 凛原は転がっている悠一のそばの壁に寄りかかるようにして座りながらタバコを吸っている。 悠一が怒鳴っても、凛原は落ち着いたまま長い指に挟んでいるタバコを愛おしそうに見つめているだけだった。 悠一「コウさんと雄星に何をしたんだ」 「お前が何かしたんだろ!」 「知りたいの?」 凛原がようやく口を開いた。 凛原「おかしくなるまでくすぐった」 悠一「はっ…!?」 悠一は、凛原が何を言ってるのか分からなかった。 凛原「泣いても喚いてもくすぐった」 「狂うまでくすぐった」 「私の指が、爪が怖くなるまでくすぐった。私の顔を見ただけで泣いて、指を見ただけで怯えるようになるまでくすぐった」 凛原は真面目な顔をして言った。それでもやはり、いや、ますます悠一は訳がわからなかった。 悠一「な、何言ってん…」 凛原「言ったまんまのことだよ」 「私の邪魔をする奴は全員、こちょこちょ恐怖症になるまでくすぐりの刑って決まってるからね」 凛原はそう言ってニッコリ笑い、指の関節を曲げ伸ばししてくすぐる真似をした。指が長い。 凛原「間宮くんもそうなるよ」 「だってもう捕まっちゃったんだから、ね」 凛原は立ち上がり、転がっている悠一の傍に座った。妖艶な目つきで悠一の身体を舐め回すように見つめた。 悠一「じょ、冗談はやめろ!」 「本当は何をしたんだってそう聞いてるんだ!」 凛原「冗談なんかじゃない」 「間宮くん。こちょこちょの恐ろしさ知らないんだね」 凛原はそう言って手を伸ばし、悠一のお腹のあたりをさわりと指先で触った。 悠一「んぐっ!?」 素肌を他人の生指で触られ、ゾクっとするくすぐったさが悠一を襲う。 反射的に身体がビクンと動くが、ダクトテープでギッチリと縛られているせいで満足に身体が動かせなかった。 途端に、悠一の身体からどっと冷や汗が吹き出す。 自分は今動けない。そしてその状態で、動けない状態でくすぐられる。 悠一にとっては未知の苦しみだ。だが、それがヤバい責め苦であることは想像に難くなかった。 凛原「さすが頭が良いね委員長」 「でも、もう遅いよ」 「委員長はもう、捕まっちゃったんだから」 「私に、壊れるまでこうされる」 凛原は片手を悠一の腹部に添え、指を滑らかに動かしてコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショっとくすぐった。 悠一「ふぎっ!?ぐっ!?むぐぅぅっ!!?」 悠一は口を硬く閉ざし、歯を思い切り食いしばらせてくすぐったさを堪えた。 ここで笑ったり大きなリアクションを見せれば、相手の思うツボである。こんなでは通用しないのだ、と思い込ませねばならない。 凛原「我慢してるの?」 「そういうの、意味ないのに」 凛原はニタァッとまるで女狐のように笑うと、お腹に添えている指をモゾモゾとまるで蟲が這うように蠢かし始めた。 つるりと滑らかな指先が、腹部の神経を刺激する。 悠一「ぷくくっ!!?くっ!!?くふふふふふひひひひ!!!う、うるさぃっ!!こんなっっものっっ!!」 悠一は凛原を睨む。凛原は必死の顔でくすぐったさを押し殺そうとしている悠一の顔を恍惚とした目で見つめていた。 凛原「こんなもの?まだ分かってない?それとも分からないふりしてるだけ?」 コショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショ… 悠一「ぐぎぎぎっ!!ひっ!!ひひっ!!た、大したことないって…い、言ってるんだっ!」 凛原「はぁん。じゃあ…」 凛原はもう片方の手も悠一の腹部に伸ばして指先を添えた。そして、両手の指の関節をワシッと折り曲げ、腹筋のあるあたりに爪を立た。 悠一「ぐひっ!!?」 悠一は思わず声を漏らしてしまった。硬くてツルツルとした爪の先が、腹筋の上に突き立てられ、異様な刺激を感じたのだ。 全身から冷たい汗が湧き上がった。 凛原「こーしちゃお」 凛原はニタァッと歯を見せて笑うと、そのままその長身に見合った長い指をコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショ!!!っと激しく踊らせ、爪の先で腹筋をくすぐり回した。 悠一「ぷひゃっ!!?」 腹部を襲うくすぐったさに悠一の固く閉ざされていた口は呆気なく開いた。 口角がぐいっと吊り上がる。 凛原はその隙を見逃さず、思い切りコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと腹筋部をめちゃくそにくすぐった。 悠一「しまっっっ…ぐぎゃぁぁぁあああああああああああああああああはははははははははははははははは!!?待て!!待てっっ!!っぅっへへへへへへへへへへへへへへへへはははははははははははは!!!ひぁぁぁぁははははははははははははははははははははは!!!」 腹部に走る猛烈なくすぐったさに悠一は反射的に身体を丸めようと試みる。だが、魚のように縛られている状態ではそれは叶わず、芋虫のようにグネグネと無様に暴れることがせいぜいだった。 凛原「お腹をこーやって爪でコチョコチョされるの…弱い人多いんだ」 「とくに委員長みたいに細く引き締まった身体の人はね」 凛原は嬉しそうにニタニタ笑いながら両手の爪をフル活用して腹筋を貪るようにコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコショコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョくすぐりまくる。 悠一「くはっ!?かはっ!?っっははははははははははははははははははははははははははははははは!!やめろっ!!こんなっっ!!ふざけたっっ!!ことっっ!!っっひははははははははははははははははははははははははははははは!!!?ひゃーっはははははははははははは!!!」 体脂肪率の低い腹筋部は非常に敏感であり、そこを凛原の爪が這い回ってくすぐったくないはずがなかった。凛原の爪が、その艶やかな爪の先が腹部を掻くたびに、悠一は腹に溜めている酸素をごっそり奪われるような苦しみを味わっていた。 凛原「逃がさないよ」 床で無様に暴れる悠一を、凛原は覆い被さるようにして押さえ込んだ。 そして、「逃げられないようにしてあげる」と低い声で言ってコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと激しく腹部を爪でこしょぐり回した。 悠一「くぁぁぁぁぁあああああああははははははははははははははははははははははははは!!!はっ!!?ははっ!!?はっっははははははははははははははははははははははは!!!はへへへっっ!!?はへぇぇへへへへへははははははははははははははははははははははははは!!!やめろぉぉぉぉ!!!」 お腹をくすぐられ始めて数十秒が経過した。凛原の爪が腹筋をコチョコチョし始めて数十秒が経過した。 それでも一向にくすぐったさに慣れない。慣れないその恐怖の刺激を、悠一は身動きができない状態で浴び続けねばならない。 悠一が笑い苦しめば笑い苦しむほど、無様に悶えれば悶えるほど、凛原は楽しそうに指を踊らせ爪の先で腹筋をこしょぐり尽くす。 終わりが見えない状態で、くすぐったさを延々と与えられ続けられることに悠一は恐怖を感じ始めていた。 凛原「怖さが分かってきた?」 凛原は涼しい顔をして首を傾げた。もちろん、指先は悍ましくコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョと腹筋部を這い回っている。 悠一「っっはははははははははははははははははははははははは!!かはっ!!はっ!!はっはははははははははははははははははははははははははははは!!!こ、こんなのっっ!!!どうってことはっっ!!はひぃぃぃひひははははははははははははははははははははははは!!!」 本当は一秒でも早くこのくすぐったさと、他人の指と爪の感触──凛原の滑らかな指先と爪の先の感触から逃れたかったが、悠一のプライドがそれを許さなかった。 凛原「ふふふ」 「素直に認めなよ」 凛原はガッと思い切り爪の先を腹筋部に突き立てた。それはまるで、爪の先で神経を捉えるかのような動きであった。 凛原「素直にしてあげる」 凛原がニタリと笑うと、その長い指が異常に器用に、異常に素早く激しく動き出し、敏感な腹筋部をゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!!っとこしょぐり嬲り回した。 悠一「ひゃっ!?ぐぁっっ!!?あ"っっ!!?ぁぁぁああああああああははははははははははははははははははははははは!!?かっ!!?くるじっ!!!っっい"っ!!ぃっひひひひはははははははははははははははははは!!!ぁぁぁぁあああははははははははははははははははは!!?」 これまでのくすぐりがお遊びに思えるほどのくすぐったさが悠一の腹筋部を襲った。 悠一は激しく身体をくねらせ、暴れるが長身の凛原に覆い被さられていては逃げることも出来ない。 凛原「どう?」 「息もしづらいしくすぐったさで頭がおかしくなりそうでしょ」 ゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!! 悠一「かっっはははははははははははははははははははははははは!!いきがっ!!ぐっっ!!ぐるじぃっ!!っっひははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やめっっ!!ろぉぉ!!っひははははははははははははははははは!!!」 腹筋部をゴショゴショ這い回る凛原の爪の先は容赦なく悠一にくすぐったさと呼吸困難のダブルパンチを与えてくる。 このままでは、どうにかなってしまうかもしれない。悠一の脳裏にそんな漠然とした不安がよぎった。 凛原「ねえ、分かった?くすぐりの怖さ。コチョコチョの恐怖が」 凛原は女狐のように笑いながら悠一を嘲るように長い指を操り、ゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショと腹筋のくすぐったい神経を犯しまくる。 悠一「くぁっ!?かっっ!?かはっ!!っっはっ!!っっへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!もぅいいっ!!わかっだ!!わかっだからぁぁっ!!っっはははははははははははははは!!!」 悠一が裏返ったような声で必死に叫ぶと、凛原は意外にもすぐに指を止めた。 あれだけ蠢いていたのにも関わらず、ピタリと止まった白く長い指からはまるで疲れなど感じなかった。 悠一「はぁ!はぁ!!はぁ!!」 悠一は、くすぐりがこんなにも苦しいとは思いもしなかった。腹部にはまだ、くすぐったさとそれを送り込んできていた凛原の指先と爪の先の感触が生々しく遺っている。 凛原「委員長。私たちのこと、誰にも言わないって約束してよ」 悠一「はぁはぁはぁ…ふざけるな」 「こんな…こと…許されるはずないだろ…。それだけじゃない。お前は、イジメ問題の…主犯格だ…はぁはぁ…」 もちろん、悠一はもうくすぐられたくなんてなかった。凛原の生指に触られるところを想像するだけで鳥肌が立つほどだ。 だがそれでも。正義のためには負けられなかった。 凛原「へぇ。まだ自分の立場が分かってないんだね」 凛原がまた女狐のように笑う。 凛原「さっきまでは手加減してあげてたけど…」 「今度はちょっと本気でこちょこちょしちゃおうかな」 「その腋の下を」 凛原は、床に転がっている悠一の腋を見た。と言っても、ダクトテープでぐるぐる巻きにされている悠一の腋の下は閉じられた状態だ。そんな状態の腋の下をどうやってくすぐろうというのか、悠一には見当もつかなかったし、出来はしないだろうと思ってくすぐりに対する恐怖もそこまで感じていなかった。 無論、本当にこの状態で腋をくすぐられたらヤバいのは明らかだったが。 凛原はそばに置いてあったボトルを手に取って蓋を開け、手のひらに液体を垂らした。 とろり。と凛原の大きな手のひらに垂らされたそれはどう見ても"ローション"であった。 凛原「これ。ローション。えっちとかに使うやつね。委員長…モテるから知ってるでしょ」 「これ塗ると肌がヌルヌルになるでしょ?そうすると爪の滑りとかも良くなるの。肌が敏感にもなる。その状態でコチョコチョされたらさぁ…」 「どうなるか分かるよね」 凛原が大きな目をさらに大きく開いて悠一の顔を覗き込んだ。黒目の大きな目はどこか虚ろで、悠一はその瞳に底知れぬ恐怖を感じた。 その目はまるで、同じ人間ではないようだ。 凛原は両手にたっぷりとローションを塗り込んだ。凛原の手が、ピンク色の照明に照らされて妖しく照り輝く。 凛原「このヌルヌル指なら…どんな隙間も無いようなもの」 「どこにでも入れちゃうよ」 凛原が、ローションまみれの長い指をワキワキとさせながら近づけてくる。 悠一「そ、そういうことか…これで…腋の下にっ…!!」 悠一はぞくりと恐怖を感じ、グネグネもがく。 凛原「だ・か・ら」 「逃げられないって言ったよね」 凛原のヌルヌルの両手が、悠一の閉じられている腋の下にずぷっと差し込まれた。ローションまみれの両手は容易くぬるりと腋の下に侵入した。 悠一「うあああああああ"っ!!?」 悠一は子供のような悲鳴を上げて背中を仰け反らせた。 両腋の下に他人の生指が触れている。ゾクゾクとしたムズムズとした嫌な感覚がびたりと神経に張り付いている。 これが。 これが動き出せばどうなるか。それは想像に難く無い。 悠一「かっ!!?あっっ!!?ま、待て…!!」 凛原「やだ」 凛原は腋の下に突っ込んでいる指を器用に使って指の先と指の腹で脇の下のくすぐったい神経をクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュっとこねるようにくすぐり始めた。 悠一「ぎぃぃぃぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!?あはははは!?あはははははははははははははははははははははははははははははは!!?やめっっ!!!やめろぉぉぉぉははははははははははははははははははは!!!これはっっ!!これは死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 悠一は激しく床を転げ回った。もちろん、その間も凛原のヌルヌルの両手は腋の下に差し込まれたまま、指の先と腹でクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュと神経をこねている。 悠一「かはっ!!はっ!!?はっはははははははははははははははははははははははははははははははは!!死ぬっ!!死ぬっっ!!しぬぅぅぅぅ!!!!いひぁぁぁぁああああはははははははははははははははははははははははははははははははは!!!腋はダメだぁぁぁぁあああああははははは!!!」 猛烈に弱い腋の下。そこを、拘束された状態で好き放題にこね回される苦しみは想像を絶するものだった。 クチュクチュと指の先と指の腹が神経をこねる度、意識が掻き乱されて笑わずにはいられない苦しみを含んだ刺激が走る。その苦しみは悠一の心身をごっそり削りまくる。 凛原「じゃあね委員長。あとで、もっといいもの見せてあげる」 「ふふふ。くすぐりの怖さが嫌でも分かる地獄の光景だよ」 「準備ができるまで…おやすみなさい」 凛原は腋に突っ込んだ手の指関節をガシッと折り曲げ、爪を腋の下に立てると、そのままコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと腋の下をこしょぐり殺した。 悠一「うわぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ"っっ!!?あはっ!?あはっ!!あはぁぁぁぁあああああははははははははははは!!!ちょっ!?待っでっっ!!やめっっ!!死ぬっ!!こわれるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」 腋の下ローション爪くすぐりが炸裂し、悠一はほとんど奇声に近い笑い声を搾り上げ、ダクトテープがギチギチと音を立てるほど目一杯暴れた後に気を失った。 凛原のローションくすぐりによるくすぐったさが、くすぐったがり屋の悠一のキャパシティをオーバーしてしまったのだ。 凛原「どんな男子でもくすぐると皆メスみたいになる」 「あはは。"先生"の言う通りですねぇ」 凛原は、背後にいる"先生"の方を振り向き、女狐のように口角を上げて笑って見せた。