くすぐり団事件#3
Added 2024-03-31 12:34:22 +0000 UTC3. 教祖の裁き (F/F) "黒野サエ"がくすぐり団の教祖"暗青(あんせい)"の暗殺を企てたのは、自身がくすぐり団の船から命からがら脱出してからのことだった。 元々は警察官であったサエは、くすぐり団被害者の会を結成し、表向きはくすぐり団の被害にあった被害者のケアやくすぐり団を活動停止に追い込む運動を主な活動内容として掲げているが、サエの目的はくすぐり団の教祖──暗青という女の暗殺だった。 そうでもしないければ、恨みが消えない。そうでもしなければ、あの教団は止まらない。 サエはそう思っていた。 サエは幸いにも、人体の超越に達するまでに脱走を成功させていた。 すなわちくすぐりでのみ快楽を浴びることのできる身体には仕上げられていないのだ。 だが、共にくすぐり団の船に乗った友人は脱走に失敗し、お仕置きも兼ねて人体の超越までしっかりと改造されてしまった。 いまでは、軽く身体をこちょこちょされるだけで何度も絶頂してしまうような身体になってしまっている。 許せなかった。 くすぐり団全員を殺してやりたかった。 だからサエは、被害者の会の社会的信用を盾に一人ひっそりと教祖の暗青の暗殺を計画していた。 そして、暗殺が目の前まで迫っていたある日の夜中。 マンションで一人で暮らしているサエはその日も、早めに就寝していた。 息苦しさと、口元を覆うしっとりと柔らかな感触で目が覚めた。 声を漏らした──つもりだったが、声はそのしっとりしたものによって漏らすことは許されなかった。 口が、塞がれている。 薄暗い闇の中、いくつかの影がにゅうにゅうと伸びてきてサエの顔を覗き込む。 その影は──女たちの顔だった。 どくんと心臓が鳴る。 じわりと嫌な予感が全身を伝う。 見覚えのある女たちだった。 この女たちは───くすぐり団の幹部だ。 磨き抜かれ過ぎているツルツルの爪が特徴の"羽水"。細く長い指と丸く尖った形状の爪を持つ"新木"。そしてこの中でも最もくすぐり団の歴が長いベテランの女──"嶋原"。 悪夢のような光景であり、状況だった。 だがそれが夢でないことはサエが誰よりも分かっていた。なんせ、口を覆う手の感触は嫌というほど伝わってくるし、なによりも、自分の手脚を大の字に広げて押さえつけている他の女たちの感触や体重が生々しく、とても夢の中の出来事だとは思えなかった。 つまりこれは、現実なのだ。 「探しましたよ黒野さん。見つかって良かった」 艶やかな爪をした冷たい印象の女───羽水が言った。 「暗青様が貴女を神への生贄に選ばれました。貴女にはこれから本部に来ていただきます」 ショートヘアで長身の女──教祖の側近である嶋原は腕を組んでそう言い放った。 嶋原「暴れられては困るので…少し眠っていただきますよ」 嶋原の長い指には、注射器が握られていた。 サエはそれを見た途端、長い手脚に力を入れて暴れた。しかし、くすぐり団の女たちによる押さえつけ拘束は想像以上に強力でとても逃げられるようなものではなかった。 嶋原「抵抗するのですか?」 「新木」 細く長い指が特徴的な女──新木が黒野の腰あたりに馬乗りになる。 新木はその、ピアニスト顔負けの細く長い指をワキワキと曲げ伸ばしすると、指先をサエの細く引き締まった腹筋部に添えた。 それだけで、サエは腹部に悪寒を感じた。 新木の細く長い指の関節が折り曲げられ、腹筋部に爪が突き立てられる。 サエ「んんっっ!!?」 サエの、細くくびれた腰がひくんと浮く。 それでもサエは暴れる。暴れなければあの、嶋原の持つ不気味な薬品の餌食になってしまうのだから。 嶋原「へろへろにしてあげてください」 嶋原の命令が下ると、新木は、長い指の関節を器用に操り、モジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョ!!っと指先で腹筋部を貪るようにくすぐった。 サエ「んんんん"っ!!?んぶふっ!!?んひぃぃぃぃぃぃひひひひひひひひ!!?んふふふふふふふ!!?んほぉぉぉほほほほほほほほほほっっ!!?ぅんぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!?」 悍ましい刺激にサエの腹筋の筋繊維がぎゅうっと収縮する。防衛本能というやつである。 新木「我慢は…毒…ですよ」 新木は冷静にそう言うと、指先を腹筋部のミゾにまで滑らせ、モジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョ!!!っとくすぐりを激化させた。 サエ「ぶはっ!!?ぶっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!?ひゃぁぁああああああああああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははは!!?かはっ!!?はっ!!?っっっははははははははははははははははははははははははは!!?」 堪らずサエは噴き出し、その引き締まった肉体を暴れさせた。 サエの四肢を抑えている女たちの力がグッと強まる。サエは頭を振り回し、全身の筋肉にスジを浮かせて悶えた。 新木「もう抵抗しはしないと誓ってください」 「そうすれば…こんな手荒な真似はsaysに済みますから」 新木は落ち着いた口調でそう脅しながら、サエの腹筋の表面とミゾを爪の先や指の先でコチョコチョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョモジョと蹂躙する。 サエ「ふがっっ!!?っっははははははははははははははははははははははは!!!私はっっ!!!私はっっ!!!お前たちにはっっ!!屈しなぃぃぃっ!!っっひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 サエにとってくすぐり団は憎しみそのものである。いくら苦しめられようが、くすぐり団の言いなりにはなりたくなかった。 嶋原「──だそうですよ新木」 嶋原は注射器を持ったままため息をつく。 新木「仕方ありませんね」 「では…"腹筋嬲りの刑"を」 新木は、腹筋部の輪郭──6つに割れている腹筋の盛り上がった外側のライン──を爪で細かくカリカリコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!っとくすぐり回した。 サエ「はっっ!!?はっっっはははははははは!!?うひひひ!!?うひっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!?ひぃぁぁぁあああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 ゾクゾクするような嫌なくすぐったさが腹筋の輪郭部をコチョコチョ襲う。サエの表情筋は弛み切り、口からはダクダクと唾液が溢れ出していた。 新木「ここは意外と…みっちり神経が詰まっています。そこをこうやって長い爪でちろちろ細かく…こーやって…コチョコチョされると堪らないでしょう」 「あらゆる筋肉が弛緩し、精神も追い詰められる」 新木は目を細めてどこか恍惚そうな顔をしながら、サエの見事な腹筋を爪の先と指先でコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ嬲り続ける。 サエ「うへぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ひははははははははははははは!!ぎひひひひっ!!?ひっっひひひひひひひひはははははははははははははははははははははは!!!」 サエは腹部をビクビク痙攣させ、涙を流し悶えながらもギロっと新木を睨んだ。 新木「どうやらまだ…足りないようですね」 新木の指が、するすると滑り、下腹部の両端──太ももの付け根に近い脇腹の下のあたり──でピタリと止まる。 新木「ここの怖さも教えておきましょうか」 新木は指関節を曲げて爪を立て、細かな動きでコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと下腹部の両端をくすぐった。 サエ「うひっ!?ぐっっっひゃぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?いっっっひひひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 思わず、身体を丸めてしまいたくなるようなそんな猛烈なくすぐったさがサエの下腹部に刻み込まれる。 あまりのこしょばゆさにサエは体内の酸素をごっそり吐き出してしまった。 無酸素。その状態でもお構いなしに新木は指を操り、爪の先っちょで下腹部の端っこに密集しているくすぐったい神経をコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョくすぐりまくる。 サエ「はっっ!!?かはっ!!?あっ!!?っっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ひははははははははははははは!!かはっ!!くはっ!!!くっっくるじっっっ!!?っっひひひひははははははは!!」 新木の爪は、くすぐり専用に伸ばしてある。くすぐったくなるように先っちょは丸く尖らせてある。滑りが良くなるようにオイルも塗ってある。そんな爪に、敏感な下腹部をこしょぐられているサエは、息も絶え絶えになりながら、顔を青くしながら、笑い悶えるしかなかった。 新木「どうしますか。"裁き"を大人しく受け入れますか?」 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! サエ「っっはははははははははははははははは!!?誰がっっ!!そんなっっ!!かはっ!!?くはっ!!ものぉっ!!っっははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 サエは、なおも力を振り絞って暴れ、反抗的な目で新木らを睨んだ。 勝ち目はないと分かっていても、抗い続けねばからないとサエはそう思ったのだ。 嶋原「往生際が悪いですよ。羽水。トドメをしてあげてください」 サエの頭の上あたりに座っていた羽水はこくりと頷くと、手を伸ばし、サエの腋の下に手を滑らせる。 サエ「むぅっ!!?」 羽水の白い手の、白い指が折り曲げられ、腋の下をガシリと掴む。 サエ「くぅっ!!?」 羽水の指先、爪の先が、腋の下のくすぐったぁい神経の詰まったミゾに食い込む。 羽水「はじめます」 羽水は、腋の下を掴んだまま器用に指先を踊らせてゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!!っと腋の下をくすぐった。 サエ「ぶぶぶっっ!!?ぶっっふぅぅぅぅぅふふふふふふふふふふ!!?ぐふっ!?んぅぅぅぅぅぅ!!?うぎぁぁぁぁあああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?わぎはっ!!!わきはぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああはははははははは!!?」 神経を直接、灼かれるような凶悪なくすぐったさが注ぎ込まれ、サエは金切り声で絶叫した。 サエの細い腰が浮いたまま硬直する。 羽水は心のない機械のように、冷徹に指をゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ動かし続ける。 サエ「ふああああああああっっはははははははははははははははははははははははははははははは!!?いひひっ!?いひひひひはははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぎひはははははははははははははははは!!ゃっっ!!やめっっ!!やめぇぇぇぇええええへへへへへへへ!!!」 腋をくすぐられ始めた途端にサエの身体からはダラダラと冷たい汗が多量に噴き出していた。 脳が、腋の下へのくすぐったさに警告を出しているのだ。 羽水の指は計算し尽くされている動きで的確にくすぐったい神経のみを刺激しながら、ゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!!っと暴れ続ける。 サエ「きああああああああああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははは!!?ひっっっひひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!くすぐっだぃっ!!くすぐっっっだぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいひひひひははははははははははははは!!!」 絶え間なく腋の下へ注ぎ込まれる強烈なくすぐったさにサエが喉が枯れるほど叫び散らしていると、羽水は突然、腋の下から手を引っこ抜いた。 それでも、サエはしばらく笑い続けており、腋の下から手が離れたと気づいた頃になってようやく笑いが止まった。 腋の下にはまだジンジンとしたくすぐったさの余韻が残っている。思い出すだけで、笑い悶えそうになる。 身体が動かない。 指先一つも動かない。 首のあたりに何か───冷たくて鋭い感触が走った。 ぼんやりとした視界に嶋原の顔が見えた。嶋原は、サエの顔を覗き込んでニタリと笑っている。 やけに冷たい何かが首からじわ…と広がっていく。 広がった冷たい違和感は、全身を包み込み、脳を包み込み、意識を包み込む。 サエはそこで意識が途絶えた。 ◯ みんなでくすぐられようくすぐり団 みんなで浴びよう究極の刺激 みんなでくすぐろうくすぐり団 ただ式道を歩む者には、人体の超越を 悪しき者には、"堕落した人体"をくれてやれ 女たちの大合唱により、サエは目を覚ました。 何が何だかわからない。サエは混乱していた。 サエは全裸に剥かれ、分娩台のような形をした拘束椅子に繋がれていた。 両腕は腋の下を見せつけるようにバンザイの格好のまま縛られ、両脚は股を多く開いたポーズで拘束されている。 両手首、両足首に枷がはめられ、そして頭部にはバンドのようなものが巻かれて拘束台に縛られている。 そんな異様な格好で拘束されているサエを、見物するかのように女どもがぐるりと取り囲んでいる。 女たちはいずれもくすぐり団の団員および、信者どもだった。 女たちは狂ったように、くすぐり団の歌を復唱している。 「悪魔がお目覚めになられましたね」 気品に溢れた声が、大合唱を貫くようにして響いた。 異様なくらい白い肌。モデル並みのスタイル。長い手脚。黒い髪。黒い服。上品な女が、上品な足音を立ててサエの前に現れた。 教祖"暗青(あんせい)"だ。 暗青「おはようございます黒野さん」 暗青はそう言ってお辞儀をした。 前に組まれた手の、その指は恐ろしいくらい美しくて細長く、また、爪も艶々であった。 サエの調べによると、暗青は元は、エステティシャンであったと聞く。その前は、中国に渡って指圧を極めたとか。その指圧の中には、人を発狂させることのできる指圧も含まれていると聞いたことがあった。 だからか、暗青の細く長い指の中でも親指はどこか異質だった。無論、美しく綺麗なのだがどこか殺意が溢れている。 サエは、憎き女の登場によって血が上り、囚われていることへの恐怖も忘れてしまっていた。 サエ「…暗青…」 「殺してやる…お前を…」 サエは声を震わせそう吐き捨てると、力一杯暴れた。当然、拘束具はびくともしない。 暗青「そんな野蛮なことをおっしゃるのはよくないですよ」 「今の言葉は悪魔である貴女にはお似合いですがね」 サエ「悪魔はお前たちだ!」 暗青「悪魔退治は教祖の務め」 暗青が細く白い腕を挙げ、殺意にまみれた親指を突き立てた。 暗青「悪魔退治のマッサージを施して退治して差し上げましょう」 暗青は、自分のその白い手指にオイルを塗り込み、細く長い指をうねうねさせながらサエに近づいてきた。 サエ「ま、またくすぐりか!このっ!イカれ教団めっ!!」 暗青「吠えるな」 「始めますよ?覚悟してください」 暗青はニタァっと悍ましく微笑むと、するりとサエの背後に回り込んだ。 暗青「まずはここ」 暗青の親指が、サエの横乳の下のミゾ──ちょうど肋骨と乳の境界線にあるミゾ──にグリリリリッと食い込む。 サエ「ぎぃぃぃぃぃぃっっ!!?」 くすぐったさでサエの身体がビクッと跳ね上がる。 暗青「次にここ」 暗青は即座に指を滑らせ、今度は脇腹の窪みをぐちゅっと揉み潰した。 サエ「はぎゃっ!!?」 暗青「そしてここ」 目にも留まらぬ速さで暗青の指が腋の下の窪みに捩じ込まれる。 サエ「ふがっ!!?」 「はぁはぁはぁ!!」 サエは、身体に張り巡らされている神経が熱くなるのを感じていた。 サエ「こ、こんなものか…!?」 暗青「まさか」 「まだとどめのツボを突いていません」 暗青はそう言って親指を突き立てる。 サエ「そ、それを…やればいいじゃないか…」 暗青「いいんですか?そんなに早く…くすぐったくなりたいんですか」 サエ「どういうことだ…」 暗青「いま、貴女の体内には致死レベルのくすぐったさが蓄積されています」 サエ「はっ!?」 暗青「これをご覧なさい」 暗青は、信者の一人に目で合図を送った。信者の女は、大きな鏡をサエの前まで持ってきた。 サエは、鏡に映った自分の姿を見て愕然とした。 サエの裸体には、オイルがぬったり塗られていた。 そしてその皮膚には、無数の、夥しい数の引っ掻き痕──くすぐられ痕が刻まれている。 サエ「これはっ!!?」 暗青「貴女を薬で眠らせている間、人をくすぐり殺すこともできる、とびきりくすぐりの上手い教徒たちが貴女の身体をくすぐった」 「たっぷり時間をかけて、本来ならば笑い死んでいるほどくすぐらせました」 サエ「そんなバカな…そんなことをしたら普通…」 暗青「はい。普通は眠ってはいられない。けれど、貴女に投与したあの薬はどれだけくすぐったさを与えても覚醒させないように出来ています」 「そして…くすぐったさを体内に蓄積させる成分も含まれている」 「つまり…貴女の身体には、致死レベルのこちょばゆさがまだ爆発せずに眠っている」 サエ「なんのために…そんなことを…」 暗青「私が貴女を退治するためですよ」 「私が…最後のツボを押したら…その蓄積されたくすぐったさが一気に爆発し、貴女を壊すのです」 サエの顔からさっと血の気が引いた。 暗青が親指を突き立ててサエに近づいてくる。 サエは、自分の身体がガクガクと震えているのに気づいた。下顎も、指先も、色んなところがガタガタ震えている。 暗青「さようなら。悪魔さん」 暗青が冷たく囁いた。 サエ「ひっ!!?嫌だっ!!いやっっ───」 暗青の親指が、最後のツボ──鼠蹊部のくすぐったいところをぐちゅりと揉んだ。 その瞬間、サエの全身の神経が震え上がり、筋肉が痙攣し、蓄積されていた致死レベルのくすぐったさが爆発した。 サエ「ふぎっっ!!?あっ!!?ふぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?あはっ!?あはっ!!?あははははははははははははははははははは!!?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!っっひぃぃぁぁああああああああああああああああああははははははははは!!?」 無数の指が、爪の先が這い回るような、無数の指の腹で全身のこちょばいツボを揉み尽くされるような、そんな猛烈過ぎるくすぐったさが全身の至る所を襲った。 本来、眠っている間に感じているはずだったくすぐったさだ。 サエ「ぎぃぁぁぁああああああああああははははははははははははははははははは!!!?かはっ!!?だめっっ!!!だめぇぇぇ!!!これはぁぁぁぁぁあああああああああ!!あっ!!?」 脳も処理気知れぬほどのくすぐったさの嵐に、サエの意識は容易く途絶えた。 開かれた股からは情けなく尿が漏れる。 暗青「あらあら。気絶なんて許さない。ほらっ起きて」 暗青は肋骨の隙間にある覚醒のツボを突いた。 サエ「ぎはっっ!!?なんでっ!?えっ!!?いひゃぁあああああああああああああああああああああああああはははははははははははははははははは!!?もう嫌だぁぁぁぁああああああああああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 再び意識を戻されたサエは、全身を襲う恐怖のこちょばゆさに悶え狂う。 誰も何も触れていないはずなのに、腋の下には確かに生指が這い回る感触が、脇腹には親指が揉み込んでくる感触が、腹部や足裏には爪が掻き回してくる感触が走っている。 暗青「勝手に気絶したお仕置きをしておきましょうか。ほらっここはもっとくすぐりに弱くなるツボ」 暗青は、横っ腹のツボをぐりっと揉む。 サエ「ひぃぁぁあああああああああああああ!!?やめっっ!!?ひっ!?あっ!!?なにごれっ!!?なにごれぇぇぇぇえええええええええええええ!!?っっへへへへへへははははははははははははははははははははははははは!!?くすぐったいくすぐったいくすぐったぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!っっひはははははははははははは!!?」 指圧によりさらに感度を引き上げられたサエは、声を裏返らせながら叫び、暴れた。 致死レベルのくすぐったさの嵐がようやく過ぎ去った頃には、サエの髪は乱れ、顔はぐちゃぐちゃに崩れ、股回りやその下はおしっこでびちょびちょになっていた。 サエは乱れた髪の先から汗が滴るのを見つめながら、ぼうっと放心状態に陥っていた。 無数の足音が、無数の合唱が、サエに近づいてきて、サエは恐る恐る顔を上げた。 女の教徒たちが迫ってきていた。 女たちは、オイルを塗り込んだ指をワキワキ曲げ伸ばししながら、サエに迫ってくる。 サエ「はっ!!?」 サエは咄嗟に、暗青の方を見た。 暗青「どうしましたか?まさかもう…終わったと?」 「悪魔退治は徹底的にやらねばなりません。これから何度も何度も…重ねてお仕置きをして…やっと終わるのです」 「さぁ黒野さん。楽しみましょう」 暗青はそのオイルまみれの指をウネウネさせて言うと、サエの背後に回り込む。そして、背後から手を伸ばしてガラ空きの腋の下に指を添え爪を立てた。 サエ「待ってぇ!!!もうコチョコチョはぁぁっ!!」 暗青「うるさいですよ」 暗青の細く長い指が動き出し、ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!っと腋の下を爪でくすぐり貪った。 サエ「ぎぃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?許して許して許して許して許して許して許して許してぇぇぇぇぇぇ!!!っっへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 暗青のくすぐりテクニックは尋常ではなかった。 その指の動きに一切の無駄はなく、くすぐったいところだけを刺激してくる。 また、ツルツル艶々の爪によるひと引っ掻きひと引っ掻きは致死的なレベルのくすぐったさを与えてくるものだった。 暗青「こんなふうにきゅっと引き締まった腋の下…こんなふうに筋張った腋の下…くすぐりやすくて堪りませんね」 暗青はうっとりとそう言いながら、残酷な指遣いでコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョと腋の下をくすぐり犯す。 サエ「ぃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?ひぃぃぁぁぁああああああああはははははははははははははははははは!!もうやめっっっ!!ごめんなさぃっ!!ごめんなさぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 サエは、この女に抱いていた憎しみさえ忘れ、ただ謝罪を繰り返した。そうすれば、この地獄から解放してもらえると思っていた。そう思うしか、正気を保つ方法はなかった。 暗青「さぁ皆さんも…この悪魔をコチョコチョくすぐって殺してしまいましょう!」 暗青の一声により、教徒たちの指も一斉にサエに食らいついた。ある者の指は肋骨をゴリゴリくすぐり、ある者の指は、おっぱいに爪を立ててワシワシくすぐり、またある者の手は脇腹を揉み、腹部をこちょぐり、足の裏の土踏まずを削ぎくすぐり、サエをさらなるくすぐり地獄に引き摺り込んだ。 サエ「ひぃぁぁぁぁああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やめぇぇぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへははははははははははははははは!!ゆるひへっっ!!!もうっっっ!!もうゆるひへぇぇぇぇぇえええええへへへへへへはははははははははははは!!!」 身体中を覆い尽くすのは、くすぐったさそれのみ。 くすぐられ過ぎた足裏は赤黒く変色し、腹部は引き攣って崩壊し、激しく暴れさせた手の指先は痙攣したまま硬直し、顔面はぐちゃぐちゃに歪んでいた。 それでも。 それでも女たちが指を止めることはなかった。 教祖暗青の命令が下るまで、女たちは指を動かし続けてサエをくすぐり地獄のこちょばい釜で茹で続けるのだった。