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病み時計
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【S眠短編】性欲で汚される学園


 せわしなくキーボードを叩き、一枚終われば次に。それが終わればまた別のものへ。その繰り返し。

 自分以外誰もいない生徒会室で私は一人執務に打ち込んでいた。

 各部からの活動報告書、意見箱への相談・問い合わせ、教師たちからの要望や注意事項。それらに目を通した上で適切な指示を書き添えて各係へ振り分ける。

 膨大な学生数を誇るだけあって書類の量だけでも相当なものだし、最近処理速度が追いついていないせいか溜まってしまっている。

 しかしこれも会長にしかなし得ないという使命感が私を突き動かす。

 と、入り口から響くノック音によって意識を引き戻された。


「誰?」


 集中していたこともあってつい語気が荒くなる。忙しいから後にしてくれという言葉を飲み込み目を向けると、そこには見知った顔が恐る恐るこちらを覗いていた。


「すみれ! ノックなんてしなくてよかったのに」

「ごめんなさい、集中してるみたいだったから……」


 黒いなめらかな長髪を揺らしておずおずとすみれが入室する。

 琴羽すみれ、彼女は首席の私に次ぐ優秀な生徒であり、生徒会副会長であり、幼馴染でもある。

 彼女との会話に集中するためパソコンを閉じて近くの席に座った彼女と向き直る。


「今日は生徒会おやすみでしょ? どうして残ってるの?」

「あ、えーっと早めに片付けたい仕事があって……」

「一人で無理しちゃダメ。美聡はいつも抱え込み過ぎだから」


 反論できなくなり、私は降参して苦笑する。

 すみれは気配りができて誰にでも優しく、繊細な子だ。私にはないそこにとても惹かれる……のだが、今日はその表情に陰りがあるように見えた。


「もしかして、またあの人に何かされた?」

「……何度も断ったのに今朝また食事に誘われて。もちろん断ったのだけど放課後に下駄箱を見たら、ほら……」


 すみれはおずおずと自身のスマートフォンの画面を見せた。

 私はまず一目拝見し、次いで拡大してそこに映るものが何なのかを理解し声を荒げる。


「ぅ、わっ! なんてことを!」


 映っていたのは下駄箱に収納された彼女の靴。

 そしてそこには薄く黄ばんだ白いドロッとしたナニかがかけられ、糸を引いている。

 精液だ。おぞましいその半固体状のそれが影のように黒い革靴を汚していた。


「私……怖い……」

「すみれ……!」


 彼女の手を正面から取り、目を見つめる。

 袖が少し濡れているあたり、他の生徒への影響を考えて自分で洗ったのだろう。

 わずかにでも触れたくなかっただろうに彼女の勇気には頭が下がる。


「約束する、君のことは私が守ってみせる。こんな行為は許せない!」

「美聡……」


 私達はどちらともなく顔を近づけ、そして互いの唇を重ねる。

 そう、私達は同級生であり、同じ生徒会の仲間であり、幼馴染であると同時に……誰にも言えない恋仲だった。

 変な虫がつかないように交友関係を制限され、将来を嘱望されて厳しく育てられるうちにお互いに心を許し合うのは当然のことだっただろう。

 実の親よりも相手を知り、強みも弱みも共有しあう私達の愛は強固であると同時に誰にも言えない秘密でもあった。


 高名な資産家の家庭に生まれた私は家の繁栄のために適当な男と結ばされるだろうし、由緒正しき皇族家のすみれもまた生まれながらに結婚相手が決まっている。

 友人としては歓迎されても恋人にはなれない私達の秘密の想い。こうして他人の目を盗んで触れ合うので精一杯だった。


「……よし、アイツには私から忠告しておく。すみれは今日はもう帰った方がいい。靴なら私の予備を貸すよ」

「美聡……私、あなたが彼に乱暴されるんじゃないかと心配で……」

「ふふっ、私はそこまでヤワじゃないよ。安心して!」


 名残惜しい気持ちを抑えて立ち上がり、彼女を玄関まで送る。

 渡した靴を履きながらも彼女は心配そうに何度も私を振り返っていた。


「美聡……」

「大丈夫、心配はいらない」

「わかった、あなたがそう言うなら……ぁっ、ちょっと待って口元に毛がついてるわよ?」


 彼女はそう言うと私に胸が触れるほど近づき、傷ひとつない指でつまみとった。

 その毛は黒く、変な形にちぢれている。


「どこの毛かしら……? 美聡の髪でも、私の髪でもない……」

「ん、犬にでもつけられたのかな? 間違っても君以外の女性の髪ではないよ」

「もう、そういう意味じゃないから! とりあえず、私は帰るけど……あなたも無茶しないでね?」


 律儀にもその毛をハンカチで包んで持ち帰る彼女に笑顔で手を振り、見えなくなったところで怒りを顕にする。


「吾里山……絶対に許せない!」


 校則に従い走りはせず、あくまで早歩きの範疇で一室を目指す。

 吾里山という男は今年になって赴任してきた教師であり、長い歴史を持つ女子校であるここ百合ヶ丘女学園唯一の男性教師でもある。

 最初の頃は戸惑いこそあれど新しい先生を迎え入れようという空気があったが、今そんなことを唱える人間はいない。

 

 生徒に対してデリカシーに欠けたセクハラ紛いの発言は勿論、"指導"と称して距離を詰めたりボディタッチをすることもあり、勤務態度は最悪の一言だ。

 また、すみれのように女子生徒へ下心丸見えで言い寄ってくるのも日常茶飯事であり、証拠はないものの下着や衣類が盗まれたという報告も上がっている。

 当然女性の園を汚す存在に生徒からの不満は噴出し、昨日も、一昨日も、その前日も本人に対して注意を行っているけど……改善の余地は見られない。

 だからといって放っておくわけにもいかない。私にはこの学園の生徒会長として彼の態度を取り締まる責任がある。


 学園の中心から離れた旧校舎の一室にある体育教官室、ここにあの人はいる。というよりここを使っているのは彼だけだ。

 深呼吸して憤りを落ち着けさせ、ノックを二回。


「生徒会長の雨音です! 吾里山先生はいらっしゃいますか!」

「いるぞ、入れ」


 返ってきたのは少しも品性を感じない傲慢な声。

 怒りのあまりドアを蹴破ってやりたいのを堪えながらノブを握りしめる。

 今日は、今日こそはアイツをぶちのめし心からの謝罪をさせてやる……!

 ……待てよ、昨日、いやそれより前も私はここに来たはずだけど……何をしたんだっけ?


 ふっと浮かんだ疑問の答えに至るより早く私はドアを中へと足を踏み入れ、すぐにドアを閉めた。


 入ってすぐにむせ返るような"オス"と"メス"の臭いが鼻を通って肺を満たしていく。

 精液や汗の香りが混ぜ合い、溶け合ったようなクラクラするような臭いだ。

 1LDK程度の室内の端から端へとロープが行き交い、色とりどりの下着や制服、シャツや水着までもが吊るされている。

 部屋の壁際にはテレビが置かれており、映っているのは……うちの女子生徒、いやすみれだ。

 場所は更衣室で、下着姿でありながらも談笑しており、画角が変なことからおそらく盗撮だろうと判断できる。

 そんな部屋の中央に位置するソファに一人の男が座っていた。

 男は振り返り私を睨みつける。


 筋肉質の上半身が透けて見える白タンクトップに、着古した緑ジャージ、手入れされていない角刈り、男らしさを感じさせる眉目鼻口。

 吾里山先生だ。


「おお! 美聡か、どうしたこんなところに? 先生の個人授業でも受けに来たのか?」


 ニヤァと鼻の下を伸ばしたしまりのない表情でそんなことを言う。

 私は手早く上着とブラウスのボタンを外して脱ぎ捨て、次いでベルトを解いてズボンをズリ下げる。

 こうして下着姿──────下着と言っても紐のようなものであり、秘部を隠す布部分を持たずかえって乳首と股間を強調するようなものだが──────になった私は……

 右腕を曲げて額に掲げ、姿勢を伸ばして敬礼の姿勢を取った。


「吾里山先生専用肉オナホ、雨音美聡! 本日も使用していただくために参りました!」

「よしよし今日も催眠は絶好調だな……ペッ」


 先生は私の正面に立つと私の顔めがけてツバを吐き出した。処理しろということだろう。

 私は即座に舌を伸ばして舐め取り、一滴も残さずに口に入れる。

 タバコの臭いやねっとりとした唾液を味わいたい気持ちを堪えて飲み込み、敬礼の姿勢のままお礼を述べる。


「ありがとうございます!」

「ちょうどそろそろ一発抜こうと思ってたところだ。お前にやってもらうぞ」

「はい! お任せください!」


 先生の下半身に視線を向けると、薄いジャージの生地越しに彼の勇ましく逞しい男根が脈打っているのが見て取れた。

 今からこの素晴らしい性器にご奉仕できる、心から敬愛する先生のお役に立てるという悦びが私の胸中を支配した。


 再びソファに腰かけた先生の前にひざまずく。痛くないよう細心の注意を払いながらジャージを脱がし、ちんぽと目線を合わせる。

 ズシッ、という確かな重みが私の顔へと置かれた。これまで幾度となく女を犯し、喘がせ、泣かせてきた凶器といって差し支えのない性器だ。

 呼吸するたびに汗や精液の混じった臭いが鼻から私の体内へと巡っていき、無条件に従いたくなる。

 これを前にしては理性や尊厳など無いに等しい。


「僭越ながら不肖、雨音 > あまねが先生の性処理をさせていただきます。ちゅっ……れろぉ、ちゅぷ……りぇろぉ……」


 まずは敬意を込めてちんぽにキス。次いで右手で亀頭の下を握ったまま竿の付け根から舐めあげていく。

 じっとり湿った玉の表面も忘れずに唾液を塗り、舌を上へ伸ばしていく。

 性行為のしすぎというにわかには信じがたい理由で浅黒く変色した肌は、それが決して嘘ではないということを伝えてくる。

 初めて飴を与えられた子どものように熱心に竿を舐める私とは対象的に、先生は気にもかけずただテレビ画面を見ていた。


 少し視線を向けると、画面はさっきの更衣室から変わり、スカートとその下に隠された白く美しいパンツがくっきりと映し出されていた。

 顔は見えないものの場所が生徒会室であることとその物憂げな声からすみれのものであることがわかる。

 そう、さっき私と二人で話していたときのモノだ。


「おぉ、今日もよく撮れているなぁ……! 正直あんまりタイプじゃないと思っていたが、お前は優秀なオナホだよ、美聡」

「んぱぁ……ありがとうございます先生!」


 口をよだれとガマン汁でべとべとに濡らしながら、褒められた嬉しさでつい口を離してしまう。

 慌てて舌を伸ばして亀頭の先を舐める。空いた手で根本を軽くシゴくのも忘れない。


 私が先生の素晴らしさに気づいたのは赴任して間もない頃だった。

 愚かにも先生の悪評を聞きつけて咎めようとこの体育教官室に押し入り、直々に"指導"していただいた。

 その指導内容は『メスはオスに劣る生き物であり、メスはオスに尽くし、消費されることこそが幸福である』というもの。

 男女平等という病魔に憑かれていた私にとって彼の教えは救いであり、以後私は返し難い恩を感じた先生にすべてを捧げることを誓ったのだ。


「それでは、咥えさせていただきます……ぁ~むっ♡ ぐぽっ、ぐぷっ♡ ぐぽっ、ぐっぽ♡」


 満を持して先生の男根を亀頭の先っぽから咥えて、喉奥へ押し込んでは抜くという作業に入る。

 口のすべてを性器に支配されなすすべもなく蹂躙されるこの感覚!

 私の口は理想や夢を語るためでも、仲良く言葉を交わすためでも、すみれと唇を重ねるためでもなく、男根に奉仕するためにあると思い知らされる。

 先生に出会わなければこんなことすら知らずに生きていたのかと思うとゾッとする。


 先生の男根は学習のために見せていただいたどのアダルトビデオの男優よりも勇ましく生命力に溢れており、こうして口に入れているだけで喉の奥までゴリゴリと削られている感覚がする。

 ひょっとこのように口をすぼめ、誰かに見られれば到底普段の私とは思わないだろう間抜けな顔でちんぽに吸い付くのはこれまで感じたことのない充足感があった。


「すみれの靴に俺の精液をかけてやったんだろ、どんな反応してた?」

「ちゅぷっ、れろ……すみれのやつ、身の程もわきまえず嫌そうにしていましたよ。私が舐め取りたいのを必死で堪えてかけてやったというのに……れろぉっ」


 先生との会話のためにちんぽから口を放し、ヌラヌラと光る竿をシゴきながら自分がつけたよだれを舐め取る。

 一回ごとに甘く体が痺れるような心地よさがあった。すみれとの口づけなどとは比べ物にならない。そもそも男性に奉仕するためにあるメスの口をメス同士で使うなど冒涜もいいところだ。


「クク……まったく美聡は悪い女だなぁ……女子生徒の権利がどうの、すみれへの愛がどうのとほざいておきながら実際には俺のために盗みや、盗撮までこなすんだからなぁ」

「……? 先生専用のオナホ女として当たり前のことをしているだけですが? むしろ他の馬鹿なメスどもが本来の本文を忘れているのだと思います」

「プフッ……そうか、そうだな!」


 先生が何を愉快に思っているのかはわからないが、楽しんでいただけているのなら幸いだ。

 私は先生のおちんぽが射精しそうになっているのを見計らい、口を放してお尻を向ける。

 そのまま上半身を倒して両手をソファー前の机につけ、先生が挿入しやすいように腰を下げる。

 先生はテレビを見ながらバッグでハメるのがお気に入りだ。


「先生、準備ができました。本日も私の穴をご使用ください」

「おー悪いなぁ。お前がマンコ使わせてくれるおかげでオナホを買わなくて済むから助かってるぞ~」

「んっ、恐縮です……ぉっ♡」


 先生のゴツゴツとした大きな手が私の腰を掴み、そのまま引き寄せられちんぽを押し込まれる。

 規格外のサイズを持つ先生の男根だが、多少の苦しさこそあれど私の体は当然のように受け入れた。


「雨音ぇ、随分とハメ心地よくなったじゃないか。最初はあんなツンケンしてたのに先生は嬉しいぞぉ~」

「がっ、ぁっ♡ ありがとうございますっ♡」


 先生に使っていただくようになってから毎日のように巨大ディルドでまんこ拡張オナニーをしてきた成果があったと言えるだろう。

 将来許嫁と結婚したときに何か言われるだろうが、知ったことではない。

 私にとっては今体内に挿入っている先生のちんぽこそがすべてなのだ。


「ん〜今日は中と外どっちに出すかなぁ〜」

「なっ、中っ! 中でお願いしますっ♡」

「しかしなァ、いくらなんでも教師が教え子に中出ししてはマズイだろぉ。ひょっとすると妊娠してしまうんだぞ?」

「構いませんっ! 先生に気持ちよくなってもらうことが一番大事なことですからっ」


 家を継ぐ者としての使命も、生徒会長としての責任も今はどうでもよかった。

 先生のちんぽに快感を与えて心置きなく射精してもらうことより重要なことなんてない。

 それに比べれば中出しされた結果私がどうなろうと大したことではないのだ。


「おお美聡っ、先生は嬉しいぞ! じゃ、遠慮なくたっぷり中に出すからな〜 孕んでも知らんぞ~♡」

「はいッ♡ っ、ぉ"……♡ ありがとうございましゅぅ……♡♡」


 快感で曖昧になる頭でも私の中に先生の濃厚な精液がじっ……くりと流し込まれてくるのがわかる。

 体の奥へ注がれた精液を綺麗に取り出すことはできないし、一度中出しされればされる前の体には決して戻れない。

 一回生ハメするごとに私の体が先生に染められていく感じがして、私はこの感覚が好きだった。

 ずりゅぅ……とちんぽが抜かれ、先生の手が離されると同時に私の体は無造作に床へ崩れ落ちる。女性に対する気づかいや優しさを感じさせないこの無骨な扱いも大好きだ。


「じゃ二回戦、と行きたいところだがな。今日はもう遅いし怪しまれると面倒だからもう帰っていいぞ」

「は、はいっ……! 本日もご使用ありがとうございました!」


 先生の言葉で意識が現実に引き戻され、慌てて立ち上がり敬礼する。

 っと、せっかく出していただいた精液が股間から垂れてしまっている……もったいないなぁ。

 股間にティッシュで栓をし、制服に着替え、来たときと同じ格好になる。もちろん中身にはしっかり先生の臭いが染み付いているけど。


「いつも通りここであったことは忘れて普段のお前に戻る。が、性格はそのままに行動だけは俺に利するよう立ち回ること。いいな?」

「はい!」


 再度敬礼をし、心身共に満ち足りた状態でドアノブを握り、外に出る。

 すると急に何かを失ったような感覚に包まれた。


「あれ……? 私、今まで何を…………」


 外は暗い。この体育教官室に来たときは明るかったから私はずっとここにいたんだろう。

 そうだ、例のごとく問題行動だらけの五里山を訪れて素行に対する注意をして……たんだっけ?

 他のところに行ってはないし注意以外をすることもないからきっとそうなんだろうが、いまいち確証が持てない。

 記憶あるはずだが釈然とせず、理解が事実に追いつかないような奇妙な感覚だ。

 

 首を傾げたまま歩いていると、ふと前に視線を向けて足を止める。


「すみれ! まだ帰ってなかったの?」


 本校舎の下駄箱にいたのはさっき帰ったはずのすみれだった。

 私の顔を見るとちょっと目を開き、ほっとしたような優しい笑みを浮かべる。


「美聡が一人で五里山先生のところに行くって言うから心配で……何もされなかった?」

「すみれは心配性だなぁ。見ての通り平気だよ! しっかり言ってやったから聞くといいんだけど」


 すみれを安心させようと笑みを浮かべてみるも、彼女はやっぱり気になるようだった。こんなきれいな子に心配してもらえるんだから幸せものだとつくづく思う。

 何を言ったものか、と目を閉じて考えて口を開こうとしたときに柔らかい感触が唇に伝わる。

 瞳を開ければそこにはすみれの顔があった。


「ふふ、たまには私から、ね?」

「すみれ……ふふっ、帰ろっか」


 二人並んで校舎を後にする。人のいない校内はすっかり静まり返り、私達しかいないのかと思うほどだ。

 しかし……私はなんで、さっきすみれにキスされたときに僅かとはいえ違和感を感じたんだろう。

 何か見落としているような……気のせいかな?


 いや、それよりも明日の仕事の方を考えるべきだな。

 意見箱の五里山先生への苦情の類は早めに処分しとかないといけないし、生徒会の予算をごまかして先生の性具やおつまみも買っておかないと。

 会計の子が最近怪しんでるみたいだし呼び出して先生から指導してもらったほうがいいかもなぁ。


「美聡、何か考え事?」

「ああごめん、ちょっとね」


 歩調が遅くなっていた私を、すみれが訝しげに見ていた。

 私も慌てて追いかけて彼女の少し後ろに並び、バレないように取り出したスマホのカメラアプリを起動し、彼女のスカートの下へと伸ばす。

 五里山め……何を企んでいるか知らないが、すみれのことは私が守らなきゃ。

 彼女の笑顔を見つめながら、密かに決意を新たにした。


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