夕暮れの空は深い朱色に染まり、 レンガ造りの橋はその光を受けて美しく輝いていた。 王宮へと続くその橋は、多くの人々が訪れる場所であり、 同時に厳重な”警備”が敷かれていた。 それを務めるのは、巨人族の女、ガブ。 不届者を跳ね除ける門番である。 巨人族というだけあり、人間の倍近い身長を 誇るガブ。特に印象的なのはその 圧倒的な重量感だ。 特にお尻の存在感は凄まじく、 その身を包む下着や鎧は今にも弾けそうである。 「はぁ、今日も疲れた、、、」 長い髪を先で束ね、瞳はどこか退屈そうだ。 彼女は通行証を持つ者だけを通す役目を果たしており、 その力強さから人々から一目置かれていた。 「定時になったらさっさと帰ろ〜、、、」 ガブは小さなため息をつきながら、空を見上げた。 風が心地よく頬を撫で、長いまつげが微かに揺れる。 夕暮れになり、訪れる人間もいなくなった静かな門の前で、 彼女は一日の終わりを待っていた。 そのとき、遠くから荒々しい足音が響いてきた。 見ると、一人の男が険しい表情でこちらに向かってくる。 ボサボサの髪に、薄汚れた服装。目には怒りが入り混じっていた。 「おい、門番!俺を通せ!」 男は声を荒げて叫んだ。ガブはゆっくりと目線を下げ、その男を見つめた。 (はぁ、、、もうすぐ定時なのにめんどくさそうな奴が来たなぁ、、、) 「通行証をお見せくださ〜い」 面倒臭がっているのが辛うじて バレないような声色で声をかける。 すると男は拳を握りしめ、ガブに一歩近づいた。 「通行証なんか持ってねぇ!いいから王に会わせろ!」 男の態度に少しの苛立ちを覚えながらも、ガブは淡々と答える。 (あ〜 めんどくさ) 「申し訳ありませんが、通行証をお持ちでない方はお通しできません。お引き取りください」 「ふざけるな!政治のせいで俺の生活はボロボロだ!王に直接文句を言わなきゃ気が済まねぇ!」 男の顔は真っ赤になり、その声はさらに大きくなった。 しかし実の所、この男は街で有名な飲んだくれで、 生活苦なのは自身の怠慢が原因である。 「ここを通るには通行証が必要です。お引き取りを」 ガブは少しだけ眉をひそめた。 「お前、俺を誰だと思っているんだ!この俺が直々に来てやってるんだぞ!」 「これ以上は困ります」 ガブの声には僅かに苛立ちが混じっていた。 「黙れ!ただの門番風情が偉そうに!」 男は怒りに任せてガブに殴りかかった。 太ももに拳が入ったが、ガブからしてみればまるで子供のような力で、 何の影響も与えなかった。 「おっと暴力ですか。これは見過ごせませんね〜」 ガブは不適な笑みを浮かべた。その目は冷たく、男を見下ろしていた。 「何がおかしい!笑うな!」 男は再び拳を振り上げたが、ガブは軽くかわした。 「そんなに王に会いたいのですか?」 彼女はゆっくりと歩み寄り、男との距離を詰めた。 「当たり前だ!俺の苦しみをわからせてやる!」 「では、その熱意に免じて特別な『罰』を与えてあげましょう」 ガブの口元には不適な笑みが浮かんだ。 「罰?何をする気だ!」 男は一瞬たじろいだが、すぐに怒りを取り戻した。 「無礼な人間にはどんな罰でも与えて良いという門番特権を持っておりますので〜」 ドムッ! ガブはそう言うと、突然男の腹部に蹴りを入れた。 男は仰向けの状態で地面に倒れ、激しい痛みに顔を歪めた。 「ぐはっ!い、、、痛え、、、、、」 男は息も絶え絶えに言葉を紡いだ。 「ふっ笑」 はるか上から男を見下ろし、鼻で笑うガブ。 「、、、くっ、まだだ、、、俺は負けない、、、!」 男は必死に立ち上がろうとするが、腹部の鈍痛でうまく立てない。 「お仕置きが必要ですね〜」 ガブはゆっくりと、仰向けの男に背を向ける。 「な、何を、、、!」 次の瞬間、巨大な塊が視界を覆った。 「少しお休みいただきましょうか」 ズンっっ!!! ガブは男の胸あたりに、そのずっしりとした巨大な尻を下ろした。 「ぐあああああああっ!重いっ!!!!息が……!!」 男はその圧力に耐えられず、苦しげに喘いだ。 「ふふっ笑 どうしました?まだまだこれからですよ?」 ガブはお尻を左右にゆさゆさと揺らしながら言った。 「やっ、やめろぉっ、、、!」 男は必死にもがくが、巨人族の力には到底敵わない。 「そんなに暴れないでください。余計に苦しくなりますよ?」 ガブは楽しそうに笑った。 「じゃ、本番といきますか〜」 そう言うと、ガブは尻を少し浮かせた。 「な、、何をする気だ、、、!」 男は必死に叫んだ。 「ふふっ笑」 次の瞬間、 ブゥぅぅぅぅぅぅぅーーーーーっっ!!!! 大気が揺れるほどの巨大な音が周囲に響いた。 ガブが男の顔に思い切り放屁したのだ。 その臭いは尋常ではなく、男の鼻を直撃した。 「ゔっ!? くっせえええええええ!!! 何だこの臭いは!!??」 男は目に涙を浮かべ、大声で叫んだ。 「ふふっ笑 どうですか? 私のオナラ。お気に召しましたか〜?」 ガブは笑いながらからかうように言った。 「く、、、くせえ、、、、、」 「まだ一発目ですからね。いつまで耐えられるかな?」 ガブは余裕の表情で答えた。 「やめてくれ、、、お願いだ、、、」 よほどこたえたのか、男は涙ながらに訴えた。 巨人族の圧倒的な力に心が折れたらしい。 「まだまだ終わりませんよ〜」 ガブは再びお尻を持ち上げた。 「や、やめろ、、、!」 ブブブぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、、、 無慈悲にもガブは二発目のオナラを放った。 「あはっ、長いの出ちゃった」 「ガハッ、、、、、、、し、、、死ぬ、、、、」 男の顔は青ざめ、意識が朦朧としていた。 「あれ、もう寝ちゃいそう。あんなに元気よかったのに笑」 「それじゃあ、トドメの一発、いきますね〜」 ガブは三発目を準備した。 「すみませんでした、、、、もう許してください、、、、」 男は弱々しく呟いた。 「ふっ笑」 序盤とうって変わって情けない声を出す男に、思わず吹き出すガブ。 「遅いんだよ バーカ笑」 ブゥぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!! 彼女は最後のオナラを放った。その量と臭いはこれまで以上に強烈で、 男は声も出さず気絶した。 「、、、ふぅ、、、おっと、もうおしまいですか〜」 ガブはゆっくりと腰を上げ、尻を掻きながら男を見下ろした。 「ふふっ笑 この仕事はダルいけど、やっぱりバカな人間に屁ぇぶっかけんの、やめられないなぁ笑」 嘲笑を浮かべながらそう呟いた。 「さて、このまま放ってはおけないし、、、」 ガブは男の体をつま先で軽く突ついた。 「よいしょっと」 彼女は男の体を軽々と持ち上げ、橋の欄干に立たせた。 「これで通行証がないと通れないって、わかってくれましたか〜?」 ガブは男の耳元で囁いた。 「……」 当然、男は気絶しているので答えることはできない。 「答えられないようですね〜。それならば、私の判断で処理させていただきま〜す」 ガブは冷たく言い放ち、そのまま男を橋の下の川に蹴り落とした。 落とされた男は濁った川に無惨に浮かび、ゆっくりと流されていく。 「さようなら〜。もう二度と来ないでくださいね」 そう言って、背を向けて門の前に戻った。 「思ったより早く終わってよかった〜。さっさと帰ろ」 気だるげにそう言い残し、ガブは帰路につくことにした。 その後、男がどうなったかは知る由もない。