ウォーっ!
ワーワーー!
殺せーっ!!
地下格闘技場は今夜も熱狂に包まれていた。
場内には観客たちの叫びが渦巻き、
天井のスピーカーからは激しいロックミュージックが鳴り響いている。
「まずはチャンピオンの登場だ!」
実況の声が響くと、場内の興奮は最高潮に達した。
現れたのは、筋肉の鎧をまとった男。
無駄のない動きと鋭い眼光、歩くだけで周囲の空気を圧倒する。
この男こそ、地下格闘技場のチャンピオンだ。
かつてはMMAの世界で名を馳せたが、膝の怪我によりプロの世界から退いた。
しかし、戦いへの渇望が消えることはなく、この地下格闘技場にその身を投じた。
ここではチャンピオンに挑戦者が挑むという形式が取られており、彼は今まで一度も負けたことがない。
「さて、今日のチャレンジャーはなんと女性! はるばる中国から渡ってきた!」
実況が声を張ると、観客席がざわついた。
「女だと?」 「どうせすぐに終わるんだろ」
嘲笑混じりの声が飛び交う中、入場ゲートから軽やかな足取りでリングへと上がる一人の少女。
「はじめまして、チャンピオンさん。ワタシ、桃香。今日はよろしくネ♡」
その声は愛らしく、観客の誰もが一瞬、耳を疑った。
身長は165センチほどか。
チャンピオンよりも15~20cmほど小さい。
髪型はいかにもな二つのお団子ヘア。
その可愛らしい容姿とは裏腹に、
彼女の肉付きのいい太ももや引き締まった腹筋が、ただの少女ではないことを物語っていた。
リング上で向かい合う形で
対峙する二人。
「女だからって容赦しないぞ」
「ふふ♡ こちらこそ、
ケガさせちゃったらゴメンなさい♡」
軽口を叩く桃香。その余裕の態度に、チャンピオンの眉が僅かに動いた。
ゴングが鳴る。
試合開始だ。
瞬間、チャンピオンが猛然と突進した。
鍛え抜かれた肉体から繰り出される拳が、雷の如く桃香へと迫る。
油断は全くない。
――しかし。
その攻撃はことごとく空を切った。
桃香は紙一重で回避し、すべてを見切るように動いている。
そして、チャンピオンの僅かな隙をつき、彼の体に鋭い蹴りを叩き込む。
「ぐっ……!」
何度も繰り返される攻防。
しかし、観客たちの表情は次第に驚きへと変わっていった。
チャンピオンの攻撃はまるで当たらず、逆に桃香の攻撃が的確に決まる。
そして――
「それじゃ、終わりネ♡」
桃香の強烈な蹴りが腹に炸裂。
「ぐあっ……!!」
リングサイドまで吹っ飛ばされてしまった。
「、、、ッ」
場内が静まり返った。
誰もが信じられないという顔をしている。
チャンピオンが、一方的にやられている……!?
「アハハ♡
もうオワリ?
強いって聞いてたのに、
全然だったネ♡
ドウ?
無名の女の子に負けちゃう気分は?笑」
勝利を確信した桃香が、
余裕たっぷりに笑う。
「ハァ、、ハァ、、」
リングサイドのロープにもたれかかるチャンピオン。呼吸が乱れ、動けそうにない。
「ププッ♡
よわよわチャンピオンさんには、
リングサイドがお似合いネ♡」
――煽る桃香。
彼女がゆっくりと歩み寄る。
そして、不敵な笑みを浮かべながら、
チャンピオンの前で背を向けた。
「じゃあそろそろ……♡」
ズンッ!!
「ヨイショ♡」
観客が目を疑う。
なんと、桃香はロープにもたれるチャンピオンの顔を、椅子のように座り込んで押し潰したのだ。
「アハハ、お顔に座っちゃった〜♡
意外といい座り心地ネ♡」
「〜〜〜〜!!」
「ふふっ♡
ホラ、
ぐ〜りぐ〜り笑」
巨尻で顔面をグラインドする桃香。
「〜〜〜〜!!!」
もはや屈辱の極み。
過去見たこともない展開に
観客も大盛り上がりだ。
「どう?わたしのオシリ。
もっちもちでプリプリデショ?♡」
「〜〜〜〜〜!!
(い、、、息が、、、、)」
巨尻とロープに挟まれ、
まともに呼吸ができない。
桃香の尻を掴み
持ち上げようとするが、
重すぎて全く動かない。
「フフっ笑
そんなに暴れても逃さないヨ?」
「〜〜〜〜〜〜!!!」
なんとか尻を持ち上げようとするチャンピオン。
再度尻を掴み、
押し上げようとするが――
びくともしない。
「(、、、くそっ、、、!!!)」
まさか、ここまで重いとは。
いや、重さだけの問題ではない。
下半身のどっしりとした安定感、鍛え上げられた筋力。
まるで鉄塊が腰に乗っているような感覚に、チャンピオンの心が軋む。
「、、、って、いや〜ん♡
そんなにお尻の下で暴れられたらぁ……」
桃香が甘えた声を上げた、
その瞬間。
ブゥーーーーーーーッ!!!
凶悪な爆音とともに、リング上の空気が歪むほどの悪臭が放たれた。
「~~~~~~!!!!!?????」
(……くっせぇぇぇぇえええええ!!!!!!!)
顔面を直撃する衝撃波のような臭気。
桃香がチャンピオンの顔面に
屁を放ったのだ。
「出ちゃった♡」
若い娘が発するものとは思えない
地獄のような臭いだ。
「(く……臭すぎる……
若い女が出す臭いじゃねえ……)」
「ウフフ♡ キョーレツでしょ? ワタシのオナラ♡」
桃香は嬉しそうに腰を揺らす。
「毎日ギョーザ50コくらい食べてるカラ、
すごいニオイネ♡」
観客は悲鳴と歓声を上げ、
さらなる興奮に包まれる。
「いいぞーーっ!!」
「もっとやれーーーっ!!」
チャンピオンの目に涙が滲む。
屈辱、無力感、
そして……地獄のような臭いに耐えるしかない絶望。
「フフッ♡
みんな盛り上がってくれて嬉しい♡
じゃあ〜、もう一発、いっちゃうヨ♡」
「(え、、、?)」
桃香の声に戦慄するチャンピオン。
ブリィィィィィッッッッ!!!!
下品な爆音が再びリングを震わせた。臭気の濁流が、チャンピオンの鼻腔へと容赦なく流れ込む。
「〜〜〜〜!?!?!?!?」
先ほどを上回る激臭。
腐ったニンニクとニラを
煮詰めたような悪臭が、呼吸するだけで胃をひっくり返しそうなほど強烈に襲いかかる。
(う、、、、うぉぇぇええ、、、、、)
「ふふっ笑
女にボコボコにされて、
顔に座られて、
そのうえくっさ〜いオナラまで
ぶっかけられる気分はドウ?
チャンピオンさん♡」
巨尻とロープに挟まれて
苦しい中、
やっと息を吸えたかと思えば
地獄のような屁の臭い。
(、、、)
だんだんと意識が遠くなってくる。
すると、、、
ぽろ、、、ぽろ、、、
思わず涙が溢れてくる。
(く、、、くそっ、、、)
チャンピオンとして積み上げてきたものが一晩で全て壊される感覚。
それも、こんなふざけた女に、、、。
「あはは、泣いちゃった笑
オナラが目に染みちゃったのカナ〜?
ププッ笑
ブゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!
すでに限界のチャンピオンに
追い討ちをかけるような無慈悲な屁。
(、、、し、、、死ぬ、、、)
「ゴメンね?♡
ちょっと本気
出しすぎちゃったカモ笑
、、、でも安心して
チャンピオンさん。」
(、、、?)
「今日から私の
付き人にしてあげるカラ!」
観客に向けて高らかに宣言する。
「(、、、!?)」
「ね、いいアイデアでしょ?
みんな!♡」
「いいぞ桃香ーーッ!」
「お前がチャンピオンだーーっ!」
観客は皆、賛成の色を示す。
一度負けたチャンピオンを
庇うものは一人もいない。
ここでは強さだけが正義なのだ。
「ふふっ♡
荷物持ちとか、
ワタシの家のトイレ掃除とか、
なんでもやってもらうからネ♡
付き人と称して
その実態は
ほぼ奴隷のようなものらしい。
「分かった?チャンピオン、、、
ウウン、奴隷クン♡
もしも逆らったりしたら〜、、、」
ブゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜ッ!!!!!
「こうだから♡」
(、、、)
その一発を最後に、
元チャンピオンは気絶・失禁。
これをもって試合は幕を閉じた。
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その後、
新チャンピオンは圧倒的強さで
人気を獲得し、
その地位を確固たるものにした。
そして彼女の傍には、
フード付きのパーカーを深く被り、
長いツバのキャップで顔を隠した
男の姿があった、、、。