アイドルが夜な夜な己の身体のみを武器に闘う場所(地下プロレスリング)があった。
その地下プロレスのリングで賭けるものは雑誌や楽曲のセンターのような仕事から有能な担当プロデューサーなど多岐に渡る。
今宵リングに上がるのはとあるプロダクションに所属する前川みくというアイドル。
対戦相手のアイドルとは撮影前の楽屋で衝突し、地下で決着をつけることとなった。
相手は別プロダクションの黛冬優子。
賭けられたのは雑誌のセンター。そして、前川みくの担当プロデューサーだった。
みくの担当Pは契約が一ヶ月後に終了する。
彼がそれ以降もみくの担当を続けるか、はたまた冬優子のPになるのかが今夜決まる…
試合が始まるとまるで猫のようにリングをところ狭しと駆け回るみくが冬優子を翻弄する。
当初は身長、体重、年齢が勝る冬優子の圧勝と思われたがペースを掴んでいるのはみくということで会場は大いに沸いた。
しかしみくの優勢も長くは続かなかった。
序盤で飛ばしてスタミナが無くなりかけたみくの胸をを冬優子の膝蹴りが捉える。
年齢の割にグラマスな体型のみくだが、冬優子に比べれば細身の身体がくの字に曲がる。
すかさず肘打ちでみくの頭部めがけて追撃する冬優子。
…そこからは冬優子の独壇場だった。
力なくリング端に座り込むみくと目が合う。
プロデューサーを取られる悔しさなのか、目の前のアイドルに肉体同士をぶつけ合った真っ向勝負で負けた悔しさなのか。序盤の勢いは完全に殺されてしまった…
みくは必死に抵抗したが冬優子の猛攻は止まらず、打撃戦、寝技どちらとも押し負けてしまう。
試合が始まって25分。
みくの細い首に冬優子の腕が巻き付いた。
みくがギブアップといえないように胴締めスリーパーをかけながら前へ倒れる。更にみくへ思い切り全体重をかける。
両腕は冬優子の健康的な太腿にがっちりと押さえつけられタップもできない。
恐ろしいことに冬優子は敏腕Pを勝ち取るだけに留まらず、生意気なアイドルを潰したのだった。。
…数分後、前川みくは失神した。冬優子が阻害した降参行為を一切することもなく…
彼の担当アイドルが変わった瞬間だった。
半年後、再び2人のアイドルはこの地下リングで合いまみえることになるのは別の話…。
傷なしver
グロウクローバー
2023-05-25 03:14:39 +0000 UTCシングルフラワー
2023-05-24 12:08:12 +0000 UTC