あけましておめでとうございます、アジイチです。新年明けてからもう5日ですがいかがおすごしでしょうか。
私はコミケとでき姫最新19話で燃え尽き症候群気味且つ体調崩して寝正月で幸先不安だなぁと言う感じです。〆切も早くもヤバイ。頑張ります。
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でき姫最新19話、お読みいただけましたでしょうか。
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新年早々あんなに重い話をぶつけて申し訳ねぇなと思いつつも、いつも以上にたくさんの方から感想を寄せていただけてありがたいかぎりです…描き終えたのは12月の半ばだというのに、何故か私は公開に併せた今になって燃え尽き症候群みたいな状態になっております。魂を削りすぎました。
<ここから先ちょっとした裏話です。ご興味ある方のみどうぞ。あとめっちゃ長いです>
でき姫は元々2巻完結くらいのコンパクトな話で想定していた、というのを2巻あとがきに書いたのですが、まぁこれは打ち切り回避して延びたというわけではなく、私自身が「最初から最後までしっかり自分で構成したい、大人の事情に振り回されずに物語を完結させたい」という気持ちが強かったためです。前作オレ腐女に関してはわりと早く終わる時期が判明していたこともあってある程度の調整はできたし、且つ毎話完結のコメディスタイルだったので、最終回は(ネームがまとまらずめちゃくちゃ苦心したとはいえ)描きたいことを描き切れたので後悔はありません。
ですができ姫は毎話完結ではなく、ずっと一本の軸に沿ったストーリー展開です。これを途中で終わりです!と言われるとまぁめちゃくちゃしんどいな!嫌だな!と思っていたわけです。
商業でマンガを連載する以上、人気が出ない→打ち切り、あと数話で閉じましょう、というリスクは必ずついて回るものです。仕方がないとは言え、描きたいことをほとんど描き切れずに終わることはめちゃくちゃ苦痛だな!じゃあ最初から短いものでいけばいいんじゃないかな!という思考回路での「2巻完結構成」だったわけです。
大人の事情とか詳しいことは言えないのですが、ありがたいことにもっと長く描いていいよと言って頂けて、それじゃあ描くわ!と食いついての今に至ります。そして2巻完結ではなくなった、という時点で「泉といろはを前面に持ってくる」決心をしました。
正直いろはを登場させるかはギリギリまで悩みました。どんなキャラにするか性格もデザインも迷ったし、いっそ登場させない方がストーリーとしてまとまるのでは?とも思っていました。当初はコスプレイヤー設定もあったので、いろはの目鼻立ちがわりとはっきりしてるのはその名残です。そんな中でおそるおそる登場させたいろはでしたが、まぁなんていうか、今ではでき姫には欠かせない存在になってくれています。彼女がいることで物語が沈みっぱなしのところから明るい空気を作り出してくれています。いろはがいなかったらでき姫はマジで永遠に重い話になっていたと思います…各方面から「清涼剤」と言われている彼女ですが、その通りだと思います。これからも明るく元気に暴れ回って欲しいところです。
そして泉。泉の思いは本編中に描く描かないはともかく、1話目から決めていました。2巻完結構成だったら描かずに「実はこうだったんだよ~」な裏話で終えていたと思います。3巻以降も続くと決まった時に、泉の話は全て描こうと決意しました。
でき姫は今まで(番外編を除いて)藤白視点、黒川視点で進めてきました。藤白視点の回では黒川も含めて第三者のモノローグを一切入れていません。黒川サイドも同様です。2人の視点から紡がれていた物語に第三者の視点を初めていれるとするなら、泉にしようと決めていました。本当は15話16話あたりに挟む予定だったりもしたのですが、決壊ギリギリのタイミングの今になりました。これがベスト(?)のタイミングだったんだと思います。
今まで読者さんにも、藤白にも黒川にも、「何を考えているのかわからない」と言われていた彼女の独白回です。ネームもめちゃくちゃ悩みましたし修正もしました。私自身が彼女の気持ちに近づきすぎた為か、冷静さを欠いたネームを上げてしまったので、担当さんに細かく指摘を頂いて直しました。こういう時に冷静に整理整頓してくれる人がいるというのは本当に心強かったです。商業ではデメリットももちろんありますが、「一緒に物語を作ってくれる人が居る」というメリットは本当に大きいです。ありがたい限り。
私は物語を作るときに、わりと俯瞰で見下ろしながら作ることが多いです。もちろんキャラクターの感情も考えるし脳内でなりきることも多いですが、それでも冷静に物語を進めることが多かったと感じています。
でき姫は初めて、「キャラに近づきすぎてしんどい」と感じながら物語を作っています。担当さんとの打ち合わせでも「この時彼女は何を考えているか?」「彼女たちは何がしたいのか?」「本当はどうなりたいのか?」などを数時間にわたって話し合うのですが、終わったあとは翌日大体寝込んでます。それくらい消耗するのです。
俯瞰で見ながら作る物語、キャラに近づきすぎながら作る物語、どちらのやり方が正しいとか優れているとかはないと思うのですが、正直私にとって後者は初めての取り組みなので、本当に本当にしんどいのです。慣れない、経験したことのないしんどさが常について回ります。今が1番彼女たちにとってもしんどい時期だと思うので、めちゃくちゃ引き摺られています。
初めての経験に自分自身逃げ出したい気持ちも正直あるのですが、この物語を完結まで導けたときに、私は描き手としてひとまわり成長できるんじゃないかなとも思っています。兎にも角にも、このしんどさを一緒に飲み込んで、最終的には「彼女たちにとっての幸せ」まで送り届けるのが役目だと思っています。
そんなわけで新年早々重い話に付き合わせてしまって申し訳ないなと思いつつも、今後も彼女たちを見守って頂ければとても嬉しいです。今年も「できそこないの姫君たち」をどうぞ宜しくお願いします!
深夜にとりとめのない長文を書くのはよろしくないなぁ…と思いながらも、自分の気持ちの整理も含めて吐き出しました。ここまでお付き合いありがとうございました!
(いつものごとく全体公開前提で書いていたのですが長すぎて恥ずかしくなってきたので限定とさせて頂きます…w耐えられなくなったら消すかもしれない。)
最後になりますがバナーのイラストは去年のお正月用ツイッターに上げた藤白です。再掲になりますが貼っておきます。今年もどうぞ宜しくお願いします~!