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アジイチ
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Dear My Teacherの裏話(限定公開)


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先日おかげさまで同人作品「Dear My Teacher」シリーズが累計15000部を突破しました!お祝いの言葉を寄せて下さった方、長らくシリーズを追ってくれてる方、新たにお手にとってくれた方、本当にありがとうございます!


Dear My Teacherは生徒×教師の百合長編作品です。現在シリーズ9冊目まで刊行済で5月に10冊目の発行を目指しています。

この話を描き始めるに当たって考えていたこと、感じていたことはちょこちょこと語っては居たんですが、改めてまとめてみようと思います。

(⚠⚠⚠️一部発行部数など生々しい数字が出てきますので、そういうものは見たくないんじゃという方はご注意下さい!⚠⚠⚠)




まず描き始めた当時、2012年冬(!)のことを少しばかり。

当時の自分はデビュー前で、アシスタント業を掛け持ちしながら生活していました。収入は当然安定しないので実家暮らしです。半年ほど前に某編集部に投稿して賞を頂き、担当さんについてもらってデビュー目指してネームを練る日々でした。

このあたりの数年ほど思い出したくない期間はない…そう思えるほどの暗黒期です。商業向けネームを描いても描いても納得行く物が描けないし、ちょっと手応えある物ができても即ボツだし、返事は後回しにされがちだし(これはまぁ編集さんの忙しさを考えればデビュー前の新人より連載陣や利益が出る仕事を優先するのは当然だとは思うんですけど…こっちから連絡しないと1ヶ月余裕で放置されるって言うのはさすがに…)、そら病むわって今なら思います。

まぁそんな感じで半分病みながらデビューに向けた作品を練りつつ同時にアシスタント先で技術を少しずつ学んでいたわけですが、ネームは没続きなのでせっかく得た技術を試したり形にする場がなかったんですね。「そんなら同人で描けばいいじゃん!」と思うに至り、同時に鬱屈期間に溜まりに溜まっていたストレスが爆発して「心の底から好きなもん描いたるわ!!!!!」となって描き始めたのがDear My Teacherです。


Dear My Teacherに詰め込んだ自分の好きポイント

年下×年上!!!!!!!!

下克上が大好きで大好きで…教師と生徒の百合は当時もたくさんありましたが、生徒がタチってまだまだマイナーだった頃だと思います。自分は!年下に翻弄される年上と!若さを武器にぐいぐい行く年下が好き!!!あと背が低い方が攻っていいよね!!!!と思いながらウッキウキでネーム練っていたのを覚えています。


アグレッシブ×堅物!!!!!!!

堅物の年上女性がネコとかね…自分にとっては最高のご褒美なんですよ…最高じゃん…最高に可愛いじゃん…そういうものを読みたかったし描きたかったので薫は堅物の鑑として描いています。


背景を丁寧に描く

これはアシ先で学んだ技術を生かすためです。今見たらまだまだ甘い背景ばかりで恥ずかしくなったりしますが、この作品から毎回本気の背景を描くことを心がけていました。自分で言うのも難ですが本当にこの作品がなかったら今でも自分の背景はすごく雑でパースも合ってなかったと思います。毎度本気で悩みながら描いていたおかげで、今ではある程度のものならさっくり描けるまでは成長しました。

今は3Dもあるし背景なんて描けなくても大丈夫という意見も目にします。まぁわかるっちゃわかる、背景よりも大事なのはキャラだし、と思いつつも自分は背景はとっても大事だと思ってます。背景はある程度答えがあるので、絵を上手くなりたい、練習したいという人には背景を書き起こしorトレースで練習することをオススメします。

ある程度答えがあるとは…

・元になる写真があるならば、それに近いパースや雰囲気が正解、お手本がある

・トレースだったらひたすらなぞって描くので、物体の奥行きや形状などの勉強になる

(トレースする写真は勿論商用利用可のものや自分で撮った物で)

背景は技術書がたくさん出ていますし、ある程度学べば基礎は身につきます。後はひたすら実践あるのみです。

というか私の絵が商業掲載レベルに達したのはこの背景修行があったからだと思っています。アシ先で先生方に教わったことと、同人誌での反復練習。背景とキャラは別だと考える人もいますが、私はそうは思いません。背景で得られる技術はキャラにも応用できる物がたくさんあるからです。


長編もの!!!

この当時はデビューに向けた読み切りばかり考えていたので、当然ながら長い話は描けません。長い話が…!描きたかった…!すごくいいところで切って次回に続く!とかさ!1話目では意味深に描かれていたことが数話越しに謎が解ける伏線回収とかさ!!やりたいじゃん!!!!!!めっちゃやりたいじゃん!!!!!!!!

なのでDear My Teacherは自分の描きたいこと全部やりきるまで続けようと最初から決めていました。まさか7年以上かかって未完だとは思ってはいませんでしたけど…


そんなこんなを詰め込んだのがDear My Teacherでした。2012年のコミティア102にまず発行したのが「Dear My Teacher Preview」。1冊目の後半が間に合わなかったのでオンデマンド印刷で準備号として頒布しました。ありがたいことに50部がわりとすぐに完売しました。未だにこのプレビュー版持っててくれる方がいるのがとても嬉しいです。


そして2012年12月、C83。プレ版に後編を書き足しての「Dear My Teacher1」発行となりました。


人生には大きな転機が3回あると言われていますが、その内の1つがこの時だったんじゃないかなと思っています。


当時の自サークルは今ほど人に手にとってもらえるような規模ではありませんでした。生々しい数字を出すと、100部発行して完売すれば超嬉しい、200部発行して完売すれば奇跡!みたいな規模でした。(ちなみに自分は中学時代から同人活動をしていまして、30部発行して30部完売すればハッピー!みたいな時代を長らく過ごしていたので、100部200部とかは本当に奇跡みたいな数字でした。)

ですがDear My Teacher 1は強気に300部搬入していました。というのも売れ残った物をとらのあなさんに通販分としてお願いしようと思っていたからです。どれくらい頒布できるかわからなかったので、全部数から事前予約通販分を除いた全てを会場に送っていました。


そしてこの時ひとつの奇跡というか、今思ってもめっちゃラッキーだったなと思う出来事がありました。

2012年12月、商業誌にデビュー作が載ったんです。

長らく苦しんだネーム地獄から晴れて作画に移行し、代理原稿扱いだったものが運良く本誌掲載となりました!ちょうどコミケの2週間前くらいだったかな?そのデビュー作(https://www.pixiv.net/artworks/67879177)も百合作品だったので、それを読んで興味を持ってくれた方がスペースまで足を運んでくれたんですね。本当にめちゃくちゃ来てくれる人が増えました。びっくりしました。

それと生徒と教師の百合作品ということで組み合わせとしては王道(生徒攻、教師受が王道だったかはさておき…まぁ百合界隈その辺の認識結構薄いので…笑)ということもあって、事前告知の段階で興味を持ってくれた方も多かったように記憶しています。そして常連さんやプレビュー版を購入していた方が完全版も手に取ってくれたり、二次創作から私のことを知ってくれた方もスペースに来てくれたりと、それまでの長い同人活動の中で最も多くの方に本を手にとってもらった日だったのを覚えています。

そしてスペースに搬入していた300部はその日のうちに完売しました!!!!!人生初の300部完売、めちゃくちゃ嬉しくて数日間ウキウキしっぱなしでした。部数が全てではないことはわかっていますが(その証拠に30部時代も全然凹まず活動続けていたメンタルゴリラなわけでありますし)、しかしながら目に見えて多くの人に読んでもらえるというのがこんなにも嬉しいことなのか、としみじみした記憶があります。とっても手応えを感じたので、その後も「好きなものを好きなように」「納得いくまで丁寧に」を念頭に、シリーズを展開していくのでありました。



15000部という以前では考えられないほどの規模で頒布できたのは、今までの自分の努力が実った結果だったと思っています。しかしながらそれと同時に強く強く思うことが、「読者さんのクチコミの力」です。きれい事などではなく、このシリーズに対しては特に強く思っています。

読んでくれた方が友達や百合好きさんへ薦めてくれる率が異常に高かったんです。エゴサでそんな様子を目にしていました。半ばやけくそで始めた物でしたが、正真正銘自分の好きなもの全部乗せのこの作品が、たくさんの人の手から手に渡る感じが、本当に嬉しく温かく感じられました。応援してくれる皆様のおかげでここまでやってこられたと思います。本当にありがとうございました!



途中で商業連載がスタートしたこともあって(ぶっちゃけこの連載もDearシリーズがなかったら始まってなかっただろうなと思っているんですけど、その話はまた機会があったら書きます)、長らくお休みしていましたが、去年9月にようやく9冊目が発行出来ました。10冊目も延びちゃってますがその分面白い物になるよう、納得いくまで丁寧に紡いでいこうと思っていますので、楽しみにして頂ければと思います!٩( 'ω' )و

また、10冊目の発行と同時にキンドルなどでの電子配信もスタート予定です。未読の方はそのタイミングで是非読んでみて頂ければ嬉しいです。もうちょっとだけ続く(予定では12冊まで)Dear My Teacherシリーズ、引き続きどうぞ宜しくお願いします~!

(Twitter)


Dear My Teacherの裏話(限定公開)

Comments

もうちょっと調整が必要なのであと少しだけお待ち頂ければ幸いです~!配信開始されましたら是非是非宜しくお願いします~!

アジイチ

なんと!そんな風に思って頂けるとは描き手冥利につきます。めちゃくちゃ嬉しいです!どうもありがとうございますー!!!(*´◒`*)

アジイチ

Kindle派&イベ行けない地方民なのでこれは嬉しい!楽しみにしております。

このシリーズに初めて触れたのが確かDear3なのでコミティア104 そこから百合をジャンルとして追い始め挙げ句の果てにはコミケサークル参加までやらかしているので、マジで私の人生を変えたシリーズだと思ってます 本当にありがとうございます、続きも楽しみにしてます


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