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②弱オスのぼくに女の子のイジメ方を実演して自信をつけてくれる爆乳ツンデレ幼馴染 第一章 デカブラオカズ手コキ編 中編《1万字強》

「おちんちん、イライラする?」 「するっ…♡」 「なら命令して。あんたのおちんちん様をイライラさせた女に責任を取らせるの。ほら、なんていうの、オス様?」 「ち、チンポ、触れっ……♡♡」 「ちょんちょん触ってはいるでしょ。それともずっとこんな微弱な刺激でいいわけ?」 「直にチンポ握ってっ、し、扱けっ♡♡」 「それだけ? おっぱいは使わなくっていいの? 110㎝のLカップノーブラ爆乳があんたの胸板に甘えたがってるけど?」 「甘えてこいっ…♡ もたれかかってっ、乳押しつけながら、チンポ扱けっ……!!」 「ん、やればできるじゃない。じゃあ、脱がしてくから。……………あれ」  僕から益荒男ぶりを引き出したエリカは、ズボンをくつろがせにかかった。ベルトを緩めてジッパーを下ろす——それだけの動作のはずなのに、いつまでもカチャカチャとやっている。そのうち、「んっ」とか「このっ」とか、声がだんだんとムキになる始末だ。  またしてもデカすぎるおっぱいのせいで手元が確認できない不便をわずらわされているらしい。ようやく訪れた体つきのエロさを活かせる場面にもかかわらず、メートル越えの爆乳はこんなところでも役に立たないばかりか、なんでもできる秀才であるところの彼女をチンポへのご挨拶にまごつくトロ臭いメスへと格落ちさせている。実害を受けている本人からしてみればたまったものではないだろうが、そうやって苦戦を強いられている姿に僕はゾクゾクと興奮した。  ——正直トゲトゲした性格をもう少しどうにかしてほしいと思っていたけれど、もうずっと自分のおっぱいにブチギレていてほしい……。 「……ぁ、やっとあった」  だから、いざ前開きの穴を見つけられてしまった時は、ちょっぴりガッカリした。けれども、たっぷりのカウパーと勃起の熱で蒸された窮屈な下着の中へ、ネイルで着飾った綺麗な指がするりと入り込んできたことで、そのガッカリ感は瞬く間に押し流された。ゴツゴツと硬くて筋張った男の手とは質を異にする、モノを優しく慈しむことに長けた手のひら。それが女に子種を植え付けるための器官をぎゅぅっ♡と抱きしめてくれた心地よさといったら、もう。 「え、なにこれ、あっ…つ…♡」 「う、ぉ、ォッ……♡♡」 「びくびくしてて、生きてるみたいじゃない……♡」  ちょっとくらいはビビったりおそるおそるな態度になったりするだろうと高を括っていたもんだから、チンポを握っていきなり扱かれ始めたのにはびっくりしてしまった。なんというか、エリカの手つきには驚きはあっても迷いがない。大胆な好奇心の中に「このおちんちんを喜ばせてあげたい…」と思う奉仕の心が見え隠れしている感じがする。 「この裏っカワ膨らんでるのは尿道? すご、触って分かるぐらいに隆起してる。おしっこのためだけにこんな太くなるワケないし……そっか、精液をびゅるびゅるひり出すために、ここぶっとくなってるんだ。ふぅん。いかにも穴っぽこ耕すための杭って感じ。そりゃ、こんなのぶら下げてたら、セックスに魅入られるわけね」 「あ、穴っぽこって、お前っ…♡」 「何よ。膨らませるってことは女をそういう目で見てるんでしょ。いいわよ、繕わなくったって。『早く女イジめてきもちよくなりて~♡』って言ってるでしょ、これ」 「うぐぅッ……!!♡♡」 「まぁ、これで私が生まれて初めておちんちん握った相手、あんたになったから。はい、おめでと。このまま『私の初めて完全制覇』目指して頑張んなさい。競争率高いんだからね、私」 「そ、っか……」 「あぁ、ちがう。勘違いしないで。天地がひっくり返っても他のヤツに靡くなんてことない。でも、だからこそ強硬手段に出ようとするバカがいるかもしれないでしょ。手近なところだと、不慮の事故を装っておっぱい鷲掴みとか、盗撮とか、おちんちん膨らんだ勢いでそういうことする男なんてごまんといる。……知ってる? 最近の痴漢って、満員電車で自分のおちんちん押し付けるだけの輩も多いんだってね。ひとまず私が初めて触るおちんちんが他のやつのになるって事態はなくなったけど、まだ私には手付かずの初めてが色々残って――」 「なくなって、ないッ……♡」 「は? え、何」 「初めてだけじゃなくて、これからも他のオスのチンポなんかっ、一生触んないでくれッ……♡」  腰がもぞもぞと動きそうになるのを必死に堪えながら、僕はできるかぎりの強い声を搾りだした。確かに『初めて』に特別な憧れがあることは否定しない。だが、エリカの初めてを完全制覇したらあとはもう満足かと問われれば決してそうではないのだ。  エリカが生涯握るチンポは僕のだけがいい。エリカに触れる男は僕だけでいい。現在だけでなくて未来に至るまでのエリカの全部をひとり占めしていきたい。そんな強烈な独占欲が心を奮わせる。 「他のオスの、チンポ、触んなッ……♡ このチンポだけに、しろッ……♡♡ 僕も一生っ、エリカだけにするっ、エリカにしか触らないっ……♡ だからっ、エリカもっ、僕だけにしてくれっ……♡♡」    『好きだ』とか『付き合ってほしい』だとか、男女が関係を深めるための過程をあまねくすっ飛ばして、人生を懸けた約束を迫る。勢いまかせに口走っているせいで、内容は取引のテイを成してすらいない。僕がエリカに一途であることと、エリカが僕に一途になることの重みには雲泥の差があるというのに、今やそんな単純な損益勘定すらままならない。きっと本気でエリカを口説き落とそうとした男たちの中でも、ここまで恥知らずな迫り方をしたやつなんて他にいなかろう。顔から火が出そうな告白であるが、それでも言葉にせずにはいられなかった。 「っ、な、によ、それ」  エリカはあまりに呆れたのか、小さく息を詰まらせた。そして体の中にわだかまった熱(この時の僕はこれを共感性羞恥に類する感情だと思い込んだ)を深い息とともに吐きだした。 「すぅぅ……はぁぁ……っ。あのねぇ、私が今までの人生で磨き上げてきた知性も身体も品格も、ぜんぶ、ぜんぶ、惜しみなく使ってあげるって言ったでしょ。だから本気で約束してあげる……っていいたいところだけど、あんた、ちゃんと考えてんの?」 「な、にがっ……♡」 「いやだから、今の約束の話。問題だらけでしょうが。たとえば、もし私たちから生まれる赤ちゃんが男の子だったらどうすんのよ。私、おしめ替えらんないじゃない。それに女の子だとしても、困るのはあんたなのよ?」 「い、いや、ちがっ、今のはっ、勢いで言ったっていうか、そのっ……♡」 「はぁ~~?? ばっっっかじゃないのッ♡♡ あんたねぇ、このおちんちんつかって私に赤ちゃん生ませる自覚足りなさすぎっ♡ 誓わせるならちゃんと将来のことまで考えなさいよッ♡ っていうか、それ以前の問題よっ。あんたの射精には私の人生を簡単に歪められる力がある、って言ったでしょうがっ♡ あんたが他のおちんちん触るなっていったら私は絶対触れないのっ。テキトーな思い付きと勢いから出た言葉でもねぇっ、私にとっては生涯かけて守り抜かなきゃいけない旦那様からの言いつけになんのっ。あんたがたった一言言いつける命令にそんだけの力があんのっ! 私はずっと本気であんたに操立てるって言ってんのに、なんで信じないのよこのバカっっ♡♡」  あわや罵倒かと錯覚する剣幕で捲し立てられた内容は、広辞苑で「ぞっこん」を引いた時の用例に載せられそうな惚気の嵐。衝動のままに口走った僕とはちがい、遥かに長い時間積み重ねてきたのであろう気持ちを浴びせられ、両想いの実感が全身に行き渡ってゆく。怒気を浴びせられているのに、歓喜のあまり鳥肌が立つ。 「はぁ。ふぅ……っ。……でも、まぁ、その。踏ん反り返った感じの命令口調は、まぁ、その、す…っごく格好良かった。おちんちんも、ビクビクって私のこと威嚇してるみたいで嬉しかったわ。興奮してるのはわかるけど、ちょっとずつ私を侍らせることに慣れていきなさいよね」 「ぁ……うん…っ」 「約束の方は『よそのおちんちんの勃起と射精には見向きもしない』、ひとまずこれだけ。んで、そっちの制限はなしでいい。条件なんかつけたら、対等になっちゃうでしょ。今はあくまで自尊心磨いてるとこなんだし、あんたが上で、私が下っておちんちんに思い込ませなきゃ。……いいわよね、旦那様?」 「それ、それがいいっ……♡」 「ん。他にも思ったことあれば言って。もっとこうしろって要望とか、おちんちんの好みとか。忖度はなしでいい。その都度ブラッシュアップして、あんたが世界一気に入る女になるから。それで、手コキってこんな感じで合ってるわけ?」 「うっ、ぉ、ぁッ……♡♡」  チンポの構造を知るためだった手に尽くすための意識が宿る。生真面目に五本の指で握って作った手の筒が、根元から亀頭のエラの麓までを規則正しいリズムで往復し始めた。言ってしまえばそれだけの、たとえるなら気まぐれで利き手とは逆の手でチンポを扱いているような、緩慢で不慣れな動きではある。しかし、他人の手から与えられる快楽は、まったく異質な気持ちよさを生じた。チンポ自体にぞわぞわぁ…っ♡と鳥肌が立ちまくる感じで、ひとところに尻をおいておけない。 「ちゃんとできてるかって聞いてるんだけど」 「う、んッ♡ そこそこ、きも、ちぃぞっ……♡」 「はぁ? そこそこじゃ嫌。ぜったいに満点取る」    そんな返答をすれば反感を買うと分かっていても、咄嗟に強がらずにはいられなかった。技巧にかぎった話ならば、当然何百、何千とチンポを射精に導いてきた僕の右手のほうが、力加減や扱く早さ、緩急のタイミングに至るまで把握している。なのに、今しがた初めてチンポを握ったばかりの手がうっとりするほど気持ちいい。それを素直に認めることは、簡単に女に篭絡させる弱いチンポ、弱いオスだと認めるも同義であり、なけなしのプライドが反骨したのだった。  不本意な評価を受けたエリカは、ついムキになって手の動きを激しく粗雑なものにしてゆく――なんてことはなかった。それどころか、むしろ神経を尖らせたようで、ゆったりとおおらかな扱き方を続けながら、その中で時折竿を上下させるリズムを変えたり、くすぐる動きを取り入れてみたり、と工夫を織り交ぜるようになった。そうして僕が小さく息を呑んだり、もぞもぞ身体を動かしたりすると、同じ動きを繰り返して検証する。  どんどん僕の好みの動きにチューンナップされてゆく手つきに危機感を感じながらも、しかし、男におもねることを絶対にしなかったあのエリカが、大真面目に僕の顔色を伺っている様子は「この女は本当に僕のことが好きなんだな」という実感を強め、喜びで胸の中をくすぐられている気分になった。 「ん、今の。反応良かったわね。……こう、かしら。ぎゅぅぅ~……って搾りだすみたいに」 「うぉ、ぁッ……♡」 「ふふん。ほぉら、やっぱり。扱き下ろすより、扱き上げるのがポイントね。お精子せがまれてる感じがして嬉しくなっちゃうのかしら。見なさい。私の手、あんたのおちんちんの好み、どんどん覚えていくわよ」  正直、昨日までの僕は手コキというプレイに魅力を感じていなかった。童貞のチンポでも、人の手に包まれる気持ちよさだけは知っている。人間の体で臓器から最も遠い位置に性差なんか表れるわけがない、そんな場所に女の子のむちっとした柔らかさなんて感じられるわけがないと思っていた。恋愛のABCにおける限りなくAに近いB、本番前に気分を高めるためのただの前座、とその程度の認識だった。  ところが、実際にされてみて分かったのは、チンポを握るエリカの手には男とは全くの別物な、包容力とでもいうべきものに充ちていることだ。その不思議な魅力を感じた僕は、中学の頃に扱ったとある評論文の内容を想起した。着物を染める美しい桜色の染料は実は桜の花びらではなく、黒くてゴツゴツした枝葉や木の幹から抽出されることを取り上げた話だ。筆者は木の幹であっても桜という存在の本質を背負っている点に言及したが、僕は花びらの方に感動した覚えがある。桜における存在の本質があの目を奪われるようなピンク色ならば、花びらは末端に過ぎない部位であるにも関わらず、精髄を見事に表出させている。  その話になぞらえると、エリカのツンツンした気の強い性格は桜の木でいうところの雨露を弾く樹皮であり、末端である手のひらは鮮やかに色づいた花びらにあたる。つまり、男と女の性差がもっとも表れにくいはずの末端に包容力を感じたのならば、彼女の身体と心の隅々には男をもてなす甘やかさが満ちていることを意味するのではないか。そして、チンポを気持ちよくするためだけに稼働する生殖器同然の役割を課されているのだから、この手はおまんこだ。いくら男嫌いなメスであっても、女の子は指先に至るまでおまんこである宿命を背負わされている。その不条理をチンポで以て感じることができる。これこそが手コキというプレイが抱える、本質的な卑猥さなのかもしれない、と思った。  僕はエリカに恋愛感情的な好意を抱えているものの、それはそれとして、エリカがどれだけ自分の価値を高めても遺伝子に課せられた役目からは逃れられない残酷な事実に興奮する感性をも持ち合わせている。  なるほど、手コキには、女の子に自分が指の先までチンポを受け入れる器の資質があることを知らしめる意味合いも孕んでいるのか。やばいな、エロすぎるだろ……。 「お、ぉッ…♡ お、ぉぉ…っ♡」 「呆けてるところ悪いんだけど、そろそろもたれるわよ」 「えっ……!? あっ、ちょっ……お、ぁっ♡♡ おっっっも……♡♡」  考え事が一区切りつくのを見計らっていたかのようなタイミングで、エリカの体躯がもたれかかってきた。僕は慌てて、右手を背後につっかえさせて、ふたりぶんの体重を受け止める。こうやって座っているぶんにはあまり気にならないけど、僕の頭のてっぺんはせいぜいエリカの唇に届くかどうかで、つまるところ、僕らの間には頭ひとつぶん程度の身長差がある。そのぶんの隔たりから成る体重差は男女の筋肉量のちがいがかろうじて埋めているとしても、さらにそこへ乳と尻にこれでもかと肉を盛りつけた超抜級のプロポーションまで乗算されるとあっては、本気で全体重をかけているわけではないとわかっていても、咄嗟に女の子へ最低な苦言を漏らしてしまうほどには、エリカの身体はむっちむちに重たかった。 「ふんっ♡ そっちが甘えてこいって言ったんだから、踏ん張んなさいよねぇ…っ♡」 「う、ぉッ、押し付け乳圧えぐッ……♡♡ ってか、マジで、身体カラダおもってぇっ……♡♡」 「仕方ないでしょっ…♡ ほら、しゃんと背筋伸ばして、胸板張りなさいよっ…♡♡」  眼の前には綺麗な鎖骨の曲線が、そしてそのすぐ下には自己申告Lカップの超爆乳が圧巻の存在感を放っている。平時でも谷間にあたる前立てが引っ張られて横伸びの皺ができていたくらいだったのに、僕たちの身体の狭間で圧し潰されたバレーボールサイズのおっぱいは弾性にならって楕円状に、むにょーん♡っと伸びていた。ずっしりとした重みはさることながら、もっとぽよぽよ跳ねる感触を勝手に想像していた僕は、もたれかかった男の身体に完璧に符合する形で馴染んでゆく従順な柔らかさに面食らった。おっぱいがいちばん顕著だけれど、それ以外の、腰回りや、肩や、腕や、太ももや、触れ合っているところ全部がふわふわしていて、さながら地機で織られた羽衣の中をたっぷりのミルクが満たしているような甘やかさがあった。  男嫌いな性格に反して、身体はとんでもなく男懐っこい。この致命的な乖離がエリカのストレスの源泉であるのだろう。その気がないのにただ歩いたり屈んだりするだけで、自分の身体がいかに不自由で男たちに都合がいいかを実感させられるとくれば、そりゃストレスだって溜まるはずだ。  小学校の頃は二重丸ばかりの成績表を嬉々として両親に見せていたが、今や全国トップレベルの成績を修めてもその色はなく、中学の頃は熱心に取り組んでいた陸上もすっぱりと辞めてしまった。では、たまりにたまったその鬱憤は一体どのようにして解消されているのだろうか。と、ふとそんなことを考えて、ひとつの可能性が頭をよぎった。 「エリカっ…♡」 「何。やっぱり重いっての?」 「お前って、その、お、オナニーとか、すんのっ…?♡」 「え、はっ、何いきなりっ…♡」 「いいからっ…♡」 「……休みの日だけよ」 「やっ…ぱりっ……♡」 「もうっ、なんでこんなとこだけ察しいいのよッ…♡」 「だって、こんな甘ったるい肉付きで、ムラムラしないわけ、ないだろって……っ♡」 「っっ…♡ …………はぁ…♡ わかった。とっておきの恥ずかしい話、聞かせてあげる」  え、うわ、まじか、本当に? こいつ、男嫌いなのにオナニーでストレス発散するんだ……。  にわかにドキドキしはじめた僕のチンポを、エリカは逆さに持ち変えた。親指と人差し指を繋げた輪っかが根元側にくる。精液を発射する元栓をぎゅっと締められている感じだ。まるで不意にせりあがってくる精液を素早く堰き止められるための持ち方に思える。 「まず、大前提なんだけど、女の子は下着が古くなってもすぐには捨てないもんなのよ。生理の日に履いたりとか、運動用にしたりとか……あとは、オナニー用にしたりするの。直に触ってると気づかないうちに滴った愛液でシーツべちゃべちゃに汚しちゃうから。……もちろん、私だって持ってる。上から擦りまくってるせいで、スジの形に毛玉ができちゃってる、おまんこ弄るためだけに履くパンツ」 「っっ……!?!?♡♡♡」  エリカの日常におまんこ弄りが組み込まれている。そんな童貞が思い描く都合のいい妄想の産物が、実を伴った告白によって一瞬にして鮮明に色づいた。シコるのが日課な男子ほどではないにしても、女の子にだって自慰行為があるというのは知識としては知っている。だとしても、まさかエリカがそうだとは微塵も考えたことはなかった。  心は男を拒絶している一方で、イライラすると勝手に身体が火照ってしまうので仕方なく慰めているのか。あるいは、自ら望んで性欲に委ね、不本意ながらも抱かれてしまう妄想でオナっているのか。いずれにせよ、エリカは自分で自分の身体をチンポの容れ物にする準備を整えていたらしい。 「オナニー用のパンツなんて、使い終わって洗濯機に放り込むわけにもいかないし。だから私は休日にしかやんないようにしてる。他の子は知らないけど。……まぁ、それはどうでもいいとして、私の場合はもっと深刻な問題があるのよ。わかるでしょ、これ、このおっぱい。ブラジャーつけてないと、今もあんたの胸板に際限なく広がっていってる。ちょっと身体揺するだけでだぷだぷ跳ねて痛くてうざったい。こんなでかいの、おまんこ弄る片手間にうまく愛撫できるわけないのよ。ほんとこのバカ乳が」  チンポがズキズキ疼くのを感じながら、生唾を嚥下する。エロすぎる身体に煩わされるエリカに対して、大変そうだとか不憫だとかいう哀れみの感想を抱く一方で、やっぱり苦汁を舐めさせられている姿には興奮してしまう。 「一応、色々試しはしたのよ。ベッドの上で四つん這いになって、床に垂らして両方の乳首ずりずり擦るのとかね。でも、そんなおっぱいを引き摺るオナニーなんか続けてたら、きっと垂れちゃったり、形崩れしちゃったりする。……そんな女、イヤでしょ」 「っ、そんなことないっ…♡」 「うそ。ぷるんぷるんの張りのあるおっぱいと、だらしなく伸びたお乳だったら、ぜったい綺麗なほう選ぶ」 「エリカのなら、どっちも好きだって…ッ♡ 握ってんだから、わかるだろ、チンポ跳ねてンのッ…♡♡」 「っ…♡ ふぅーん…♡ まぁ、あんたがそういうなら…………ありがと…♡」 「ぇ、ぃや、こっちこそ、ありがとう…っ♡」  ぶっきらぼうにはにかみあう僕たち。この時に感じたくすぐったさは決して悪いものではなかったのだけれど、そうして浮かれてしまったばかりに『エリカは四つん這いになると、おっぱいが床につく――つまり、重力に引っ張られたエリカのおっぱいは上腕よりも長く伸びる』という破廉恥極まりない事実を取りこぼしてしまったことだけは後になって悔やまれた。 「……で、話は戻るんだけど、どうして最初にパンツの話したんだと思う?」 「なん、でだろっ…♡ おっぱい弄るのは諦めた、とかっ……?」 「それは無理。この乳、私のいちばんのコンプレックスだから、ちゃんと弄らないと気持ちよくならないのよ。女は事に及ぶ前の気分作りが上手くいくかどうかで、アクメの深さも変わってくる。おまんこを本格的にぬぽぬぽする前の小一時間ぐらいは焦らさなきゃいけない」 「っ…♡ たいへん、だなっ……♡」 「全くよ。太ももの付け根をこちょこちょくすぐったり、おっぱいぽよぽよ突いて揺らしたり、丁寧にアクメの準備すんの。そのためにはやっぱり必要なの、あんたの足元にずり落ちてる、それ」 「ブラジャーのこと……? えっ、ぁ、もしかして」 「そう、オナニー用のブラジャーを用意すればいいんじゃないかってね。だから……いらないとこ切ったの」 「え、きった? きったって何?」  エリカはそこで己の羞恥心を噛み殺すように一旦言葉を区切ると、チンポを扱く手をぴたりと止めて根元のほうを握る指輪っかに力を込めた。これから打ち明けるひどく恥ずかしい内容によって、僕が思いがけず射精してしまう事態をそれとなく防いでくれているのだった。 「ふぅぅ……。……その、ね。ブラジャーのカップのちょうど重心がかかる部分、まぁ……乳首のとこ、なんだけど……そこ、裁ちばさみでジョキジョキ切り取って穴開けたのよ」 「っ!?」 「今からする告白、あんたの、その萎みきった自尊心にしっかり、沁み込ませないよ。 はぁ……っ♡ あのね。どうしても、好きな相手を思い浮かべながら、おっぱい弄りがしたい、メス牛ホルスタイン女がっ……♡ 重たい乳を吊り下げてもらいながら、乳首と乳輪だけを……す、好き放題弄くり回せる、オナニー用の変態ブラジャー、自作しちゃったって話よ……♡」 「っっ♡♡ やっっ……ば♡♡」  僕のためにすべてを使うとまで豪語し、事実としてその尊厳を劣情の火にくべる発言を繰り返してきた女でさえ、羞恥心に蝕まれて言い淀んでいる。しなだれかかる体躯に負けず劣らずに重いカミングアウトだ。そのような痴態を強いるほど、僕は知らないうちにエリカを惚れさせていたのだと知って脳震盪を起こしたみたいにくらくらした。女に愛される充足感で、全身に夥しい鳥肌が立つ。  だが、一方で、ムカムカとした気持ちを抱えてもいる。 「エリカっ、お前、変態だったんだなっ……♡」 「っっ♡♡ し、仕方ないでしょ、ストレスすごいんだからっ……♡」 「ってか、なんで教えてくれなかったんだよっ。もっと早く知りたかったッ……♡♡」 「こんなことっ、打ち明けられるわけないでしょうがっ♡ あんたに拒絶されたら、おわり、なんだしっ♡ でも、おちんちん触ってて、わかったから。私が惨めな目にあってる話で、あんたが興奮してるって…♡ こんなに相性ぴったりなんだったって、知ってればっ、お、教えてあげたわよっ……♡♡」 「遅ぇよっ……! 両想いだってこともっ、もっと、早くッ、知りたかったのにッ……♡」 「それはっ、ちがう話でしょっ」 「ぜんぜんっ、ちがく、ねぇッ…♡」  今回はエリカに理があると分かっていながらも、僕は八つ当たりした。踏み込めずにいたのはこちらとて同じなのだが、それを棚上げして全責任を女になすりつけて訴求するめちゃくちゃな言い分は、それこそエリカが推奨する男尊女卑に則った旨の横暴だ。ならば、絶対的な正当性がこちらにはある。  僕の横暴な言い分に、一瞬、素面に戻った様子のエリカは返しの言葉を詰まらせた。けれども、全ての煩悶を飲み下すかのように喉を鳴らすと、訥々とその胸の内に秘めていたものを語りだす。 「私、だって、ずっと、あんたと、こうなりたかったわよッ……♡ でも、私は、掛け値なしのっ、いちばんがいいのッ……♡ はじめから、選択肢が、私しかない中で、選ばれるんじゃなくってっ、いろんな女と、比べて、それでも、やっぱり私がいちばんだって、選んでもらわなきゃ意味ないのッ…♡♡」 「僕は、エリカがっ、エリカがいいッ♡ 他の、女なんか、知るかっ……♡」 「っ♡♡ ちが、うっ♡ ちがう、わよバカっ♡ 知ってて言うのと、知らないで言うのはまったく別モンでしょっ♡ いろんな女と付き合いなさいよっ♡ おまんこハメ比べでもしてきなさいよっ♡ 私とまではいかなくてもっ、いい女侍らせる経験積んできなさいよっ♡ 男なんてどうせっ、好きになってくれて、なんでもいうこと聞いてくれるまんこがいたら、好きじゃなくても気に入っちゃうでしょうが……ッ♡」 「はぁっ!? ふ、ふざけんなよ、こんの、バカメスがッ…♡♡」 「ひゃっ!?」  苛立ちにまかせて、僕はとうとうエリカのおっぱいを鷲掴みにした。ほんのちょっと力を入れただけで指の間からみるみる押し出されてゆく、ふわふわな媚肉の塊をぎゅぅぅ~っ♡♡っと握って持ち上げる。  二リットルぐらいのぽよぽよの水風船を片手で持ち上げているようなもんだ。まったく重たくって手首がつらい。普通の女が身体中に散りばめて纏っている男を魅了するための脂肪が、一手に凝縮されたみたいな圧巻の質量だ。好きな相手を想いながら、これを弄りまわしてオナニーしてただぁ? だったら、このおっぱいに注がれた原材料には、『僕』が入っていることになる。このおっぱいを構成する組成表示には『僕への好意』が含まれていることになる。なら、ずっとずっとず~っっっと前から、これは僕のモノだったわけだ。なのに、それを知らなかったせいで、僕は劣等感拗らせてオナニーしまくる羽目になった。エリカ以外の女でオナニーすることも多々あった。こうやって手が届くって知っていたら、絶対絶対そんなことしなかったのに。  この胸がコンプレックスなんじゃなかったのかよ。男が嫌いなんじゃなかったのかよ。僕にずっとオナニーさせてたのは他でもないお前なんだぞっ。僕のこと好きだったんなら、一秒でも早く教えろよ。ツンツンした態度取るなよっ。僕だってっ……! 僕だってなぁっ……! ずっと寂しかったんだぞっ……!! 「……っ、おそいのよ、ばか」 「だ、誰がバっ――「やっと、あんたから、触ってくれた……♡」――ッ!?」    異性との触れ合いを知らないこの身体はただでさえ飢えているというのに、『この女は僕のことが大好きでたまらない』と確信させる声を耳打ちされた衝撃で、エリカに対する好意と性欲とが縺れ合ってこんがらがる。感極まったその気持ちを発散するために今、僕が取ることのできる手段といえば、やはりこのどれだけ指を伸ばしても掴み切れないおっぱいを無茶苦茶に揉みしだいてやることぐらいだった。 「っ♡ …っ♡ ……ねぇ、どう? 私のおっぱい、ダメじゃない?」  ――だめなわけ、だめなわけっ、あるもんかッ……♡  そう思っているのに返事をできる余裕がない。目の前の真っ白な首筋に鼻先をうずめて、コクコクと頷く。浅く激しく呼吸すると、糖度の高い果実のような匂いが鼻腔を満たした。もうすっかり食べごろに熟した女の色香に感化され、チンポがじんじんと疼く。 「このおっぱい、あんたのこと想いながら弄繰り回して育てたのよ。毎日、毎日、いろんなクソオスにじろじろ見られて、乳でけー…♡って噂されるたびに、勝手に見んな、勝手にサカんなって、あんたらのためにぶら下げてんじゃないって、ずぅ~……っとムカついてた。そんな中で、唯一、あんたがほんの時たま盗み見てくれることだけが、心の底から嬉しかった……♡ でも、私がもうとっくにあんたに堕ちてるおまんこちゃんだってバレないように、もうこのメスでいいやって、妥協で私を選んじゃわないようにって思ったら、つい厳しく当たっちゃった。……許して、なんて言わない。ただ、責任は取るから。錆びついちゃった自尊心、ぴっかぴかに磨き上げるから」 「う、んッ……♡ 僕のこと、強いオスにしろよッ……♡」 「ん。なら、まず手始めに、その足元にずり落ちたブラ、ぐりぐり~って踏んづけてみて」 「っ、そ、れはっ……♡」  白地に大粒の赤い苺柄が映える、こってこてなアニメキャラが着用していそうな意匠のブラジャー。エリカはとことんこだわる性格だから、きっとこれも見合うサイズが乏しい中で、よく吟味して見繕ってきたものなのだろう。それを踏みつけにすることはほとんどが強気で構成されたエリカの中に残された、かすかな健気さまで粗雑に扱ってしまう気がした。 「もう。何、早々に日和ってんのよ。いいのよ。それキツくなってきて、そろそろ捨てるか悩んでるとこだったし。だったら、最後までこうやって活用するほうが有用でしょ。っていうか、おっぱいの鷲掴みはできるくせに、ブラジャー踏み壊しはできないって、一体どういう了見なのよ。……本当に、踏んづけていいから。『私の旦那様、かっこいい~……♡』って気持ちにさせてよ」  いじらしいおねだりに背中を蹴飛ばされ、深く息を吸い込んで思いきって足をあげる。すると、同じように耳元で生唾を嚥下する気配がした。  ――興奮しているのは僕だけじゃない。エリカも自分のブラジャーが僕に踏みつけにされることに興奮しているんだ。そう思うと、この一幕が結婚式で執り行われるケーキ入刀よろしく、僕とエリカがお互いの気持ちを昂らせ合う、初めての共同作業のような記念すべき尊いものに感じられて、エリカの身体を抱き寄せるつもりでおっぱいを握った。 《後編に続く》


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