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くすぐりカードバトル6

 とにかく、今できる攻撃を仕掛けるしかない。どちらにしろ、アリス抜きで戦うしか私には残されていないのだから。 琉唯 「私は、手札から拘束カード、“金属足枷”を発動します。」  私がカードを場に置くと、西塚さんの両足首を固定するように枷が出現する。 西塚 「足限定の拘束ですか。確かにコストが掛からないのは利点ですが、このバトルでは如何に相手の動きを封じ、弱点を責めるのかが重要になってきます。」 琉唯 「はい、なのでこの拘束カードはただのコストです。私はこのカードをコストにし、“十字架”を場に置きます。」  西塚さんはすぐに足の拘束からすぐに解放されるが、代わりに背の高い十字架が出現し、西塚さんを文字通り十字に張り付ける。 西塚 「これで全身を責めようと言う訳ですか。」 琉唯 「その通りです。私は更に手札から、“マジックハンド”を2枚、そして“触手”を1枚場に置いて、戦闘フェイズに入ります。」 【琉唯】 【手札、無し】 【場、マジックハンド2、触手、十字架】  余計な会話や小細工など意味が無い。私は出来る全ての事をして、早急に戦闘フェイズに入った。西塚さんを責めれるタイマーがすぐにカウントダウンを始め、私も全力で西塚さんが拘束された場所に向かう。2つのマジックハンドがすぐに私の後を追い、触手もまたその身体を伸ばし私に着いてくる。 琉唯 「一気に責めさせて貰います。」  私は両手を使い、水平に広げさせられている西塚さんのワキを激しくくすぐる。そしてすぐにマジックハンドに無防備な脇腹、お腹をくすぐらせる。 西塚 「…っ!…………どうやら、一条さんのくすぐり力はかなり低い様ですね。」  やっぱり私のくすぐり力では笑わせる事など出来ず、その力をトレースしたマジックハンドでは効果が無かった。  だけど私の本当の狙いは、触手によるくすぐり。少し遅れて西塚さんの所に辿り着いた触手は、西塚さんの足元まで近づくと、ヒールの僅かな隙間から侵入し足の裏、その土踏まずをくすぐり始める。 西塚 「んっ……!早速…、私が教えた事を…、っくく…!取り入れて来ましたか。……っ優秀、ですね。」 琉唯 「西塚さんはセオリー通り、足の裏が弱点みたいですね。」  たった1本の触手によるくすぐりで、口元が緩み必死に耐える様子で、私はすぐにそう判断しそのまま本人に告げた。 西塚 「その通り…、です。やはり…、っくく、弱点だけは…、隠したいものです…、からね。」  私の言葉に開き直ったかの様に、西塚さんは素直に自分の弱点を認めた。しかし、その弱点をくすぐっているのは所詮1本の触手。西塚さんが我慢強いのか、触手のくすぐり力が弱いのか、責める触手が少ないのか、とにかく弱点を責めていても西塚さんを笑わせるには至らなかった。  結局、戦闘フェイズの2分間、西塚さんを笑わせる事は出来ず、私のターンは終了となった。 【琉唯】 【手札、無し】 【場、マジックハンド2、触手、十字架】 【体力、4】 西塚 「私のターンです。ドロー。」 【西塚】 【手札、3枚】 【場、テンタクルローパー、索敵触手、触手2枚】 【体力、3】 西塚 「かなり良いカードを引いてしまいました。申し訳ありませんが、早急に終わらせます。」 琉唯 「…!!」  私を降参させる程の強力なカードをドローしたの…? 西塚 「手札から“マジックハンド”を2枚、場に置きます。」 琉唯 「えっ…?マジックハンド…?」  触手デッキにマジックハンドが入ってる?一体何をする気なのだろうか…? 西塚 「触手デッキとは言いましたが、まだデッキ内のカード全てが触手に出来る程カードが揃ってはいないんですよ。つまりこれらは、ただのコスト用という訳です。」 琉唯 「くっ…!」  つまり2枚の“マジックハンド”を使って、強い触手系のカードを使うという事…。 西塚 「私はこの2枚のカードをコストに、“フィンガーテンタクル2”を場に置き、テンタクルローパーに操らせます。」  “フィンガーテンタクル2”と呼ばれたカードが場に置かれ、それはすぐにテンタクルローパーの一部として、その体からニョキニョキと生えてきた。“2(ツー)”と言っていただけあり、1枚のカードで2本分の触手を出現させるカードの様だ。  そして、その触手の形状を見れば“フィンガー”の意味もすぐに理解できる。触手の先端が5本に枝分かれしており、それぞれが独立してワキワキと動いている。つまりそれがまるで人間の手の“指”の様に見える事から付いた名前の触手なのだろう。しかもそれが2本もある上に、最初のターンからあった“索敵触手”と2本の“触手”。この後、これらの触手が一斉に私にくすぐり攻撃を仕掛けてくるのかと思うと、身震いが止まらない。 西塚 「私の手札はこれで無くなりましたので、準備フェイズは終了です。このまま戦闘フェイズに入ります。」  準備フェイズが終わった瞬間、X時に拘束された私の周りに、テンタクルローパーの触手が一気に迫りくる。 琉唯 「こんな触手、私には…、効かないわよ!」  その触手の動きに思わず身震いし、これから味わうくすぐったさを想像してしまう。居ても立っても居られなくなった私は、自らの我慢力を向上させるため強気な言葉を必死に発する。 西塚 「それはやってみれば分かる事です。では、戦闘開始です。」  頭上のタイマーが動き始めると同時に、5本の触手が私のワキを集中攻撃し始めた。 琉唯 「んぐぅううぅぅうっふふふふ…!!」  そして、またしてもテンタクルローパーの触手は、左ワキだけを集中的にくすぐり続けている。  先が枝分かれした2本のフィンガーテンタクルは、こちょこちょと素早くその先端を動かし、残りの触手達がその僅かな隙間を埋め尽くす様に群がり、カリカリと強くくすぐってくる。 琉唯 「いひぃいいいっひひひひ…!!!んあっはっはっはっはっはっ!!きゃははははははははははははははははははははははは!!」  先程の3本の触手によるくすぐりでも耐えられなかったのに、この細い指の様な触手がこれだけ増えれば、どれだけ強気な発言で我慢力を向上させようが、耐えられる訳は無かった。まあ、くすぐられている最中に強気な発言など出来なかったのだが。 西塚 「くすぐりが始まってたった5秒です。残りの約2分にプラスして代償の2分、あなたは降参せずに耐えられますか?」 琉唯 「きゃっははははははははははははははははははは!無理っ…ひひ!あははははははははははははははははははははははははそんなに耐えられな…、っはっはっはっはっはっはっはっ!!くすぐったぁぁあぁあああっははははははははははは!!」 西塚 「なら早急に降参する事をお勧めします。」 琉唯 「ふひゃははははははははははははははははははははははははははは嫌、っははははははははははははははははそれは嫌ぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  こんなあっさり笑わされただけでも情けなく屈辱的なのに、ここであっさりと降参してしまったら、私はこの世界で二度と勝つことなど出来ない気がする。だから私はその意地を見せ降参しないよう、些細な抵抗を見せる。 西塚 「勝てる見込みも無いのに、強情ですね。まあそれならどうぞ時間まで苦しんで下さい。」 琉唯 「ひははははははははははははははははははははははははははは!!ワキやだぁあっはっはっはっはっはっはっはっ!きゃっはははははははははははははははくすぐったいぃいいっひひひひ!!」  何本もの触手が、私の左ワキだけを埋め尽くし執拗にくすぐる。多種多様なくすぐったさが左ワキに襲いかかり、そのワキを守りたいのに腕を動かす事が出来ないもどかしさ。そして抵抗出来ずに晒され続けるワキに与えられるくすぐったさ。やっぱりこの“くすぐったい”という感覚は嫌いだ。 西塚 「ですから、降参する事をお勧めしたじゃないですか。それに早急に降参した方が身の為だと思いますよ?」  確かにこのまま我慢を続けた所で、苦しい思いをする時間が長くなるだけだ。でも、少しでも我慢するという経験を積んでおく事も大切だ。 琉唯 「嫌っ…!っはははははははははははは!!降参なんてしないぃぃいつひひひひひひひひひ…!んぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  苦しいのは事実だし、くすぐったいのは嫌だけど、アリスの言うとおり、私は根本的にくすぐられた経験が少なすぎる為、折角の我慢力が活かせていない。どちらにしろこの世界にいる間はくすぐられる運命だ。ならその経験を積んで我慢力を鍛えた方が、勝利に繋がるだろう。それは結果的にくすぐられる回数も増えるという事にも繋がる筈だ。 西塚 「そうですか。ではもう少し、このまま責めますので、頑張って耐えて下さい。」 琉唯 「きゃはははははははははは、このままも嫌ぁぁぁああああ!!あっはははははははははははははははははははははははわきぃいいいっひひひひ、ワキくすぐったいいいぃぃぃいいっひひひひひひひひひひ!!」  耐えると決めたものの、まだ戦闘フェイズの残り1分と代償フェイズの2分が残っている。このくすぐったさの中、私はどれほど気を強く持っていられるだろうか。  そう思いながらも必死にくすぐったさと戦い半分が過ぎた頃、西塚さんは新たな攻撃を開始する。 西塚 「そろそろ頃合いですね。」 琉唯 「ひはははははははははははははははは!何の…、あっははははははははははは何の事!?くっふふふ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 西塚 「さっき言いましたよね?早急に降参した方が身の為だと。ですがあなたは苦しむ道を選びました。ですから、これからもっと苦しめて差し上げます。」 琉唯 「これ以上、っははははははははははははははははは何する気ぃいいっひひひひ!?ひゃははははははははははははは!!」  左ワキだけを執拗に責めていた触手達。すでにその攻撃方法として、カリカリと引っ掻くようにくすぐったり、サワサワと優しく撫でる様にくすぐったり、こちょこちょと激しくくすぐったりと様々なバリエーションで責めてきているのに、一体これ以上どんな変化をさせて私を苦しめると言うのだろうか…?  西塚さんは敵である私には何の説明もなく、指をパチンと鳴らし何らかの合図を送った。するとテンタクルローパーが操る触手の動きが止まったかと思うと、左ワキだけを責めていた触手が一斉に右ワキに移動したのだ。 琉唯 「まっ、待って…!!今そっちは──」  触手が私の右ワキを責めると理解した瞬間、右ワキに意識が集中する。それにより、今まで触れられてなかった右ワキにムズムズする様な感覚が走り、嫌な予感がしたため慌てて静止を求めた。でも勝負の世界で情けなどかける訳も無く、その触手は私の右ワキを激しくくすぐり始めた。 琉唯 「ひぎゃぁあああぁああっははははははははははははははははははははははははははははははははは!!ヤダぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、くすぐったぃ!!くすぐったいぃいいぃぃいいいっひひひひひひひひ!!」  勿論左ワキだってくすぐったかったし、右ワキもくすぐったいのは分かっていた。ただそれが、想像を遥かに超えるくすぐったさだった事で、私はもう「くすぐったい」以外に何も考える事が出来なくなってしまった。 西塚 「残り2分と少し、そのくすぐったさに耐えられますか?」 琉唯 「無理無理ぃいいいい!っははははははははははははははははははははははこんなの…っひゃはははははははははははははは耐えられなぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」 西塚 「そうですよね。だったら、どうするのがベストなのか…、解りますよね?どうすれば…、あなたがこの苦しみから解放されるのか、解りますよね?」 琉唯 「きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、教えて、んははははははははははははははははははははははは助けてぇえええへへへへへへへ!ひははははははははははははははははもう無理だからぁぁぁあっはははははははははははは!!」  解放される方法が、あるの?こんなにくすぐったいの、耐えられない…!どうすれば解放されるの? 西塚 「簡単ですよ。ただ“降参”と宣言するだけです。そうすれば、このくすぐりから解放されるんですよ。」  そうだ。これは勝負だったんだ。私が負けを認めるだけで、このくすぐったさから解放されるんだ。  そう、これは元々勝てる見込みの無い試合。これを必死に耐えて次の私のターンが来た所で、責める術も、我慢強そうな西塚さんを笑わせる作戦も無い。この様なネガティブ思考が、私の我慢力をどんどん下げていった結果── 琉唯 「ひははははははははははははわかっ、あはははははははははははははははははははははははは分かった、分かったぁあははははははははははは!!降参、降参しますぅぅうあっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  一度マイナスな感情を持った瞬間、その負の感情に埋め尽くされてしまい、私の心はあっさりと折れてしまった。それ程までに、この触手による責めは私の心を折るのに効果的だった。 西塚 「対戦、ありがとうございました。」 琉唯 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…。」  くすぐりから解放され、冷静に物事を考えられる様になった事でようやく気が付いた。勝てる見込みが無くても、私はくすぐられる経験を積んで我慢力を鍛えないといけなかったんだ。やっぱりまだ自分の我慢力の高さを発揮するのには努力が足りない様だ。 西塚 「これで私は3勝する事が出来ました。後はここのマスターとの最終戦を終えたら帰還できます。貴女は何勝出来ましたか?」 琉唯 「私は…、まだ来たばかりなんで、一度も勝ててません…。」 西塚 「そうでしたか。私は運が良かったのか、負け無しで終わりました。ですがこれはかなり異例の様です。まだまだ貴女は苦労すると思いますが、頑張って下さい。」  負け無しか…。通りで私の攻撃なんか効かない筈だ。 琉唯 「ありがとう、ございます…。」 西塚 「1つ、教えて差し上げます。先程の私の責めについて。」  確かに、あの右ワキのくすぐったさは想像以上だった。これが西塚さんの作戦通りなら、何かトリックがあるという事だ。 琉唯 「教えて下さい。一体さっきのは、何だったんですか?」 西塚 「この世界では“焦らし責め”と呼ばれている技です。」 琉唯 「焦らし責め…?」 西塚 「色々なパターンがありますが、共通しているのは“本当にくすぐりたい場所をあえて避け焦らす事で、その場所をより敏感にしていく”という技術です。今回は貴女の弱点であるワキを最初から責めましたが、片方だけにする事で、もう片方への責めを焦らし、敏感にさせたんです。」 琉唯 「左ワキだけを責められ焦らされた事で、右ワキが敏感になったって事ですか。」 西塚 「そういう事です。片方を執拗に責めると、潜在意識の中にもう片方を責められる恐怖や予想される感覚を植え付けます。その結果、無意識に責められていない場所の感覚を自ら高めてしまうと考えられています。詳しくは分かりませんが、これが焦らし責めの理屈だそうです。」  確かに、触手が右ワキに移った瞬間、右ワキに襲いかかるであろうくすぐったさを敏感に捉えてしまい、ムズムズする様な感覚に陥った。 西塚 「では私はこれで失礼します。あ、“触手”のカードを1枚コピーさせて頂きますね。」 琉唯 「……それで良いんですか?」 西塚 「元々足りていなかったから“マジックハンド”をコスト用に使ってましたので。それを“触手”に変えられるのはこちらとしてもかなりの収穫ですよ。」 琉唯 「そうか、確か勝った人にはポイントも入りませんでしたね。」 西塚 「はい、なのでこれもまた、“触手”を手に入れられる貴重な場です。勿論、次が最後の勝負だと思いますがね。」 琉唯 「そうですね。西塚さんも、頑張って下さい。」 西塚 「ありがとうございます。では、失礼します。」  結局また勝てなかったし、くすぐられる経験を積むという目的もあまり達成出来なかったかも知れない。何より、私の固有スキルを未だに使えていない為、勝敗に限らずその効力を試して見たかった。  でも今回の戦いで、私に今必要なもの、そして何より“改善”しなきゃいけない事も分かった。 アリス 「お疲れ~。今回も負けちゃったけどさ、まだまだ諦めずに頑張ろ!」 琉唯 「それは勿論そのつもりよ。それより、アリスに聞きたい事があるんだけど。」 アリス 「何?」 琉唯 「アリスの召喚条件、変える事とかって…、出来る?」  今回の一番の敗因はコレだ。いや、今回に限らず私にとってコレはかなり課題になってくる。 琉唯 「私は服装や固有スキルの都合で体力ポイントが多い方じゃない?だから後攻になる事が多いと思うのよ。でも、今回の様に弱点が相手にバレてしまったら、私の攻撃の要であるアリスを召喚出来ずに、勝ち目がなくなってしまうわ。だから、それを改善したいんだけど…。」 アリス 「うん、変えられるよ。琉唯ちゃんがそう言うなら私の他の召喚条件を教えてあげる!その変わり、複数ある中から1つを“選択”しなきゃいけないか、条件のどれか1つを満たすってやり方は出来ないけどね?」 琉唯 「いくつも条件はあったのね。でも、それを隠してたのはどうして…?………もしかして、私を試してたって事…?」 アリス 「試すって言い方だと偉そうで嫌だけどね。悪い言い方をすればそういう事になるかな。私達精霊は基本的にはプレイヤーの問題点を改善させて、元の世界でちゃんと社会復帰させる為の存在だから、プレイヤーをしっかりと導いてあげなきゃいけないの。だから私は、琉唯ちゃんが自分を変える為に嫌な事にも立ち向かってくれるのを待ってたの!」  つまり、自身の召喚条件がいくつかある上で、最初の私でも満たせる条件をアリスが選んでくれたんだろう。 琉唯 「そうだったのね。ありがとう。………私、変わりたいわ。だから、アリスにも協力して欲しい。」 アリス 「勿論だよ!琉唯ちゃんにとって本当に理想的な私の召喚条件、それは…、パートナーである琉唯ちゃんが笑うまで、私が弱点をくすぐる事!」 琉唯 「えっ…!?私が、アリスにワキをくすぐられるって事…?」 アリス 「そう。当然この方法で琉唯ちゃんが笑っても、体力ポイントが減っちゃうの。だけど、後攻になりやすい琉唯ちゃんにとって、相手の行動に関わらず召喚条件を満たす為にはコレしかないの。それに、これも琉唯ちゃんへのダメージとして扱われるから、この条件と相手の攻撃を2回耐えれば、琉唯ちゃんの固有スキルの条件を満たせるって訳!」 琉唯 「そうか、アリスの召喚の際にくすぐられるのは、私が笑うだけで良いから、降参するまでアリスに追い詰められる事はないし、実質敵の攻撃を2回耐えるだけで良いのね。」  確かに悪くない条件だ。さっきの戦いも、あの攻撃さえ耐えていれば、逆転の可能性も十分あった訳だし。  アリスがこの召喚条件を今になって教えてくれたのは、「私がくすぐられるのが嫌だ」という姿勢を変え、嫌な事と向き合えたからかも知れない…。  私は、少しは変われたのだろうか…? 琉唯 「わかったわ。その条件に変えて。それから、私に必要なカードも分かったわ。」 アリス 「じゃあ、ガチャが出来る所に行こっか!」 琉唯 「えぇ。」  私は変わる。もう負けない。必ず勝つ。勝ってみせるわ…!

Comments

そろそろ頑張って貰いたいですね(笑)

こーじ

ありがとうございます! 琉唯ちゃん、次で勝てるといいですね。

Guderian0

ありがとうございます!

こーじ

ご投稿ありがとうございました。 今回も素晴らしかったです。 次回も楽しみに待っております。

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