くすぐり催眠学校、第十七話 理絵「皆起きて!朝よ!」 長い合宿で疲れはてて、爆睡していた生徒達は目を覚ます。 薫「ん…ん~?…もう朝ぁ…?」 真唯「もうちょっと~」 沙紀「起きれませんわ~」 香里奈「体動かない…」 美雪「寝たりないわね…」 聡美「流石に辛いわね…」 玲「このまま寝ていたいわね…」 紀子「疲れ取れないよ~」 智恵「うちも昨年はこんなでしたね…」 早乙女「やっぱり疲れてきてるわね。」 理絵「仕方ない…皆、良い事教えてあげるわ!」 真唯「ん~、良い事…?」 香里奈「もしかして帰れる!?」 玲「は~!ついに終わったか~!!」 早乙女「皆、現実逃避が酷いわね…」 理絵「まあそんなに間違ってないんだけど。今日、明日で合宿終了よ!」 真唯「うおぉぉ!マジか~!!ついにあと二日か~!!」 香里奈「終わりが見えてきたわね!」 玲「ついにこのくすぐりの日々が終わるのね!」 理絵「ただし、皆のトレーニングの成果次第よ?」 真唯「え~!?そんなの卑怯だ!!」 薫「いや、それはしょうがなくない!?」 聡美「この二日間が本当の正念場ってことね。」 理絵「そういうことよ!じゃあ、部屋割り発表するわよ!」 一同「はい!」 理絵「まずは…聡美ちゃん、紀子ちゃんと一緒に3番の部屋に行っててくれる?」 聡美「3番…?はい、わかりました。」 紀子「聡美ちゃんも3番~?何でだろ?」 聡美「とりあえず、行きましょうか紀子先輩。」 紀子「そだね~」 理絵「あとで私も行くから。じゃあ次、智恵ちゃんと玲ちゃんは5番ね!」 智恵「ゆいに来たか…」 玲「真唯が三日間いたところよね…?…まさか…」 理絵「ほら、早く行く!次、薫ちゃん、6番の部屋!」 薫「6番、まだ誰も今回行ったことない部屋ですね…」 理絵「明利、薫ちゃんに部屋の事教えといて。」 早乙女「わかったわ。薫さん、行くわよ?」 薫「は~い!」 理絵「残りの皆は4番ね。」 真唯「…あたしも…?」 美雪「…もしかして理絵さん…真唯相手にやるんですか!?」 沙紀「それではトレーニングにならないのでは…?」 香里奈「楽しみではあるわね!ふっふっふ…」 真唯「何何!?ちょっと~!!」 理絵「じゃあ先に行っててくれるかしら。私は3番の部屋に行ってくるから、その間に真唯ちゃんに部屋の仕掛けとか教えといて?」 美雪「真唯が受けでいいんですよね?」 理絵「ええ、じゃあちょっと言ってくるわね。」 香里奈「うっふふ…それじゃあ真唯さん?行こうかしら…ふっふっふ…」 真唯「マジ怖いんだけど…」 6番の部屋。 早乙女「じゃあ早速だけど、この部屋の説明をしておくわね。」 薫「話しちゃって良いんですか?」 早乙女「ええ、この部屋は簡単に言うと我慢の部屋よ?」 薫「我慢…?2番のじらしくすぐりの部屋みたいな感じですか?」 早乙女「あれとは違うわ。こっちはじらしくすぐりのような軽いくすぐりじゃないわ。智恵さんみたいにくすぐられても動かないで耐えられるようにするトレーニングね。」 薫「ここに来る前に通ったくすぐりエリアみたいな、バンザイした状態じゃないと歩けないみたいなのですか?」 早乙女「ここでは歩かないけれどそういう感じね!実際、ここでのくすぐりはあのくすぐりエリアとは比べものにならないほど強烈よ?」 薫「そんなの耐えられますかね…ただでさえここに来てくすぐったがりになってるのに…」 早乙女「だからこそトレーニングよ!薫さんはこれを明日もやって、どんなに長い時間でも動かずに耐えられるようにならにと帰れないと思いなさい?」 薫「…ホントですか…?」 早乙女「くすぐられ好きがくすぐられて動いちゃうようじゃダメでしょ?」 薫「そりゃ、まあそうですけど…くすぐられた後のもどかしさとかが好きだったり、動けない状態でくすぐられるのは好きなんですけど。」 早乙女「動けない状態のくすぐりは好きなのに、動けるのは嫌いなの?」 薫「動けない状態ならもうくすぐられるしかないので楽と言うか…動けるとやっぱり身体がくすぐりを拒否しちゃうじゃないですか…」 早乙女「なら簡単じゃない。拘束されてないくすぐりが好きになれば耐えられるじゃない!」 薫「理屈はそうですけど…具体的にどうするんですか?」 早乙女「実践あるのみ!」 薫「ですよね…まあくすぐられる事に変わりはないですからね!早速お願いします!!」 早乙女「じゃあ、その台に立って?」 薫は部屋にいくつもある台の内の一つに立った。 早乙女「ここの機械にはもうトレーニングプランが施されていて、最初は10分、次は15分とどんどん長い時間になっていって、全てクリアできた時には、もうどんなくすぐったさも動かずに耐えられるようになるって仕組みよ。」 薫「ちなみに…もし途中で動いたりしたらどうなるんですか…?」 早乙女「タイマーが0に戻ってやり直しになるのよ。」 薫「…………」 早乙女「と言っても、例えば、10分をクリアして、次の15分の途中で動いたら、やり直すのは15分よ?」 薫「でなきゃ死にますね…」 早乙女「ちなみに、その台の前にある機械で難易度があって、弱、中、強の中から選べられるんだけど…」 薫「まさか…」 早乙女「いくらなんでもそんな意地悪はしないわよ。」 薫「良かった~」 早乙女「設定は…中で、最初は5分から。」 薫「中!?弱じゃないんですか!?」 早乙女「薫さんはそれぐらいじゃないと。あと、我慢するポーズも設定できるんだけど、薫さんはどれがいいかしら…」 薫「どんなのがあるんですか?」 早乙女「大きく分けて、上半身と下半身があるわ。薫さんの場合は上半身ね。両腕を耳に付けた状態、つまりバンザイと、両腕を頭の後ろで組むポーズ、両腕を水平に広げた十字架のようなポーズ、あとはバンザイは片腕だけっていうのもあるわ。」 薫「バンザイはホントにくすぐりエリアの時と同じですね。やっぱりバンザイが一番難しいですよね?」 早乙女「そうでもないわよ?まあ同じくらいかも知れないけど、水平に広げるのもかなり辛いわよ?バンザイは両腕が耳に触れてるからまだ力を込めやすいけど、水平は腕の触れるところがないから我慢するのも難しいわね。まあ頭の後ろで組むのが一番簡単なのは間違いないけれどね。」 薫「じゃあ頭の後ろで…」 早乙女「じゃあポーズは水平ね。この赤いラインより下に肘が下がるとやり直しになるから気を付けてね。」 薫「ちょ、待って下さ…」 早乙女は薫の立っている台の機械を操作し、難易度が中になっているのを確認するとスタートボタンを押した。すると、薫の胸の横あたりに赤いレーザーのような光のラインが現れた。それと同時に、薫の立っている台から触手が3本飛び出すと、薫の弱点である両腋の下とへそをくすぐり出した。 薫「あっははははははははははははははははははははこれくすぐったぁ~!!」 機械「警告。足が所定の位置からずれました。タイマーをもとに戻します。」 薫「はあ…、はあ…、何で…?」 早乙女「あ、言い忘れてたわ。足は所定の位置から動かしてはいけないのよ。それと、薫さんの場合、おへそもあるから、腰も前後左右に動いたらやり直しよ。」 薫「そんな~!!」 早乙女「それと…」 機械「警告。タイマーを戻した後、所定のポーズに戻らないとくすぐりは再開されません。尚、所定のポーズに戻らなければ、その分の時間をトレーニングに加算させていただきます。」 薫「へ!?どういう事ですか!?」 早乙女「こういうことよ。」 早乙女が台の隣に設置してあるタイマーを指差す。タイマーは0からスタートし、5分になったらクリアというルールでタイマーが戻ると本来は0なのだが、今はマイナス20秒となっていた。 早乙女「つまり、このトレーニングは5分20秒我慢しないとクリアできないのよ。」 薫「そんなこと言ってる間にもどんどん進んでるじゃないですか!」 薫は慌てて所定のポーズをとる。 機械「所定のポーズを確認しました。5分23秒のトレーニングとなります。尚、1ステージをクリアした後も、この時間は常に追加されます。よって1ステージクリア後の2ステージは10分23秒となります。」 薫「それズルいって…!!」 機械は説明を終えるとすぐに触手によるくすぐりを再開させた。 薫「いやああああっははははははははははははははははは急にくすぐらないでぇ~!!」 機械「警告。肘がラインを超えました。タイマーを戻します。」 薫「急にくすぐるから!!」 機械「警告。タイマーが進んでいきます。」 薫「あ~30秒になってる!?」 薫は再び所定のポーズに戻る。 早乙女「まあ、こんな感じだから、頑張ってね。後でまた来るわ。」 薫「これやっぱり無理です~ぅああっはははははははははははははははははまた急にぃぃぃいやあああっはははははははははははははははははははははは!!」 3番の部屋。 理絵「じゃあ始めるわよ?」 紀子「私ももう十分くすぐったがりになってきてるから、くすぐったさを与える催眠効果も、感度を上げる催眠効果もいらないって感じですか~?」 理絵「いいえ?あれを使っても確かに催眠ブロックで紀子ちゃんは効かないし、紀子ちゃんに感度を上げる催眠術を使う必要もないから、実際紀子ちゃんには意味ないけど、今回は聡美ちゃんもいるからね。」 紀子「聡美ちゃん用ってことですか~?」 理絵「その通り。」 聡美「ここ、くすぐりの効かない紀子先輩をくすぐったがりにした部屋ですよね?私には何をするんですか?」 紀子「確かに~すでにくすぐったがりな聡美ちゃんにやってもただのくすぐりの方が効果はありそうだけど~」 聡美「それに、紀子先輩もくすぐったがりになっているのなら、この部屋も必要ないのでは?」 理絵「紀子ちゃんがくすぐりに弱くなったのは、腋の下と脇腹。この二つは、くすぐりの効かなかった紀子ちゃんの中で、それでも多少感度の高い場所だったから、くすぐりが効くようになった時、腋の下と脇腹が弱点になったのよ?つまり、感度が低かった他の部位は相変わらずくすぐりが効かないまま。そしてこの部屋ではくすぐりが効かない部位を効くようにすることもできる。」 聡美「それじゃあ私も、くすぐりが効くようになった腋の下と足の裏以外の部位をくすぐったがりにするために呼ばれたわけですね。」 理絵「そういう事!観察してた感じだと、紀子ちゃんは足の裏が少し弱そうだからそこを重点的に敏感にしていくわ。紀子ちゃんは脇腹、腰が弱そうね。」 紀子「やっぱり、腋の下、脇腹、足の裏っていうのが王道なんですね~!」 理絵「まあそうなるわね。私は智恵ちゃんみたいに全身くすぐったがりも多いけど、基本はその三つかしら?だから腋の下とおへそが苦手な薫ちゃんって結構珍しいのよ。」 紀子「薫ちゃんすっご~い!!」 聡美「私たちのような元々くすぐりが効かないタイプはへそがくすぐったくなるとかっていうのはないんですか?」 理絵「どうかしら…。それに関しては全く分からないわ。結局人それぞれとしか言えないわね…」 紀子「実際、全身くすぐったがりな訳じゃないのにおへそが苦手な人なんて他に見ないですしね~」 聡美「そうですね。」 理絵「さ、そろそろ始めるわよ。」 理絵は部屋の機械を操作し、部屋全体にくすぐったく感じる催眠効果と、感度を上げる催眠効果を施した。 聡美「あっははははははははははははは待ってくださぁああっははははははははははははははははくすぐったい!!」 聡美は突然のくすぐったさに腋の下をかばうように両腕をきつく締め、その場にしゃがみ込んでしまった。 理絵「くっふふふふふふ…じゃあ、ふっ二人とも…そこの光る台にぃっひひ!?立って…くれる?」 紀子「私は平気なんですけど、聡美ちゃんはこの状態からスタートって辛いかもね~」 聡美「きゃははははははははこれ、あっはははははははははは準備してからじゃぁあっははははははははははははダメなんですか!?」 理絵「いっひひひひひひひひひ、こうしないと…あの台の光がぁっはは!!紀子ちゃんには効かない…から…!!」 紀子「確かあの台の光にも感度をあげる効果があるんですよね?」 理絵「ふっふふふふここの…くっふふ催眠効果より…感度があがるしぃっひひひひ…、あの光でないと…くくくくくくくく、くすぐられ続けても、いひひひひひくすぐったさに慣れないように…する、うっふふふ…催眠効果がぁあっはは!働かな、いから…先にやらないと…ふふ、意味ない…のよ…!」 聡美「あっははははははははははこれ、ははははははははははははくすぐったすぎて、きゃはははははははははははは動けません!」 紀子「じゃあ私が連れてってあげるよ~」 そう言って紀子は聡美の右腕を掴み、引っ張る。すると、腕を引っ張られたことで、それまで閉じていた腋の下が晒されてしまったのだ。 聡美「いやああっはははははははははははははは引っ張らないでくださぁああっはははははははははははははははは!!腋っ、あはははははははははははははは腋晒さないでくださ~い!!」 紀子「だって聡美ちゃんが動かないから~」 くすぐったさに耐えながら台の上にたどり着くと、それを見計らったように理絵もくすぐったさに耐えながら台の機械を操作した。それによって、台から触手が飛び出し、聡美をIの字に拘束する。 聡美「あ~っはははははははははははははははははホントに、きゃああっはははははははははははははははははくすぐったいです~!!」 一方、紀子はいつものIの字の拘束ではなく、両足首にだけ触手が絡みつくと、両足を天高くつるし上げるように触手が動き出した。紀子は足を高く上げ、腰から上の上半身は仰向けに寝ているような状態で拘束された。 紀子「徹底して足の裏だけくすぐるんですね~」 理絵「じゃあ…私はぁああっはは!!4番の部屋に…くくくくく行くから…、あとはぁあっはは、明利が巡回、ふふふふふふするから…頑張ってねぇっへへ…!」 理絵は機械を操作し、部屋を出た。台からはさらに4本の触手が出てきて、その内の2本は紀子の両足の裏を、残りの2本は聡美の脇腹をくすぐり出した。 紀子「んんっくふふふふふふふふ…結構、くっくっく、くすぐったい~!!」 聡美「あははははははははははははははははははは腋ぃ~!!きゃああああっははははははははははははははは腋くすぐったい~!!あ~っはははははははははははははは足の裏もぉ、あはははははははははははははははダメ~!!こんなぁあっはははははははははははははははただ腋と、ははははははははははははは足の裏がぁあああっははははははははははははくすぐったいだけですって!!」 紀子「いっひひひ、でも、あっははは!!その内、いっひひ!?脇腹がくすぐったくぅっふふ…なって、くるよ~?」 聡美「いやああああっはははははははははははははははそれまでぇえっへへへへへへへ!!持たないです~、は~っはははははははははははははははははははは!!」 紀子「にしても、くくくくくくくく…ホントに、聡美ちゃんはぁっはは!くすぐったがりになってから…くふふふふふ、クールなっはは、イメージ、なくなったね~!」 聡美「あはははははははははははははは何ですかそれぇぇぇぇ!!きゃはははははははははははははははこの状態であはははははははははクールでいられぇぇっへへへ!いられないですって~っははははははははははははははははははは!!」 紀子「きっししし…!まあ、確かに…そうだろうね~っへへへへへへ!!あっはは、ちょっと…!くすぐったくなってきたぁぁあっはははは!!」 聡美「ひゃあああっはははははははははははははは無理無理!きゃははははははははははは脇腹まで、あはははははははははははははははくすぐったくなったらぁっははははははははははははははははははははもう止めてぇぇぇぇぇぇ!!」 3番の部屋を出た理絵は4番の部屋に来ていた。 美雪「理絵さん、遅いですよ。」 理絵「ごめんなさいね。あれ、もう真唯ちゃんが拘束されてる…」 この部屋の仕組みを聞いた真唯は自分がくすぐられる恐怖から逃げ出そうとして、それを防ぐ為に部屋の拘束台に拘束されていた。 真唯「やだやだ~!!何であたしが皆にくすぐられなきゃいけないんですか!?今更あたしをくすぐったって皆のトレーニングにならないですって!!」 理絵「このトレーニングの目的は二つあってね?一つは、くすぐる側のこの子達に自分の今の実力を知ってもらうため。」 香里奈「どういうことですか?私はてっきりお楽しみ企画かと…」 理絵「頑張ったご褒美は確かにあげたいけど、予定では明日までにトレーニングの成果がでていないとダメってぐらい時間が限られてるのよ?正直そんなことやってる時間が無いわよ?皆は確かにここに来て、くすぐり力がかなり上がったけど、そんなんじゃ風紀委員のくすぐり役としては力不足なのよ。そこで、一般的にくすぐりに弱い人があなた達のくすぐりでどこまで効くか、自分たちの実力を改めて知ってもらうのよ。私や明利もくすぐりは苦手だけど、我慢できる分実際にどれだけくすぐったくさせられるか皆が実感できていないでしょ?」 沙紀「なるほど。身の程を知った上でこれからどうするべきか今一度考えないといけないんですわね。」 美雪「じゃあ、トレーニングのもう一つの目的とは何なんですか?」 理絵「もう一つは真唯ちゃんのトレーニングよ?」 真唯「あたし!?」 理絵「知っての通り、真唯ちゃんはくすぐられる度にどんどんくすぐったがりになっていくわ。そして普通の人より先入観でよりくすぐったがりになる。もし、そこまで苦手じゃない脇腹とか足の裏なんかがすごくくすぐったいと感じたら?」 香里奈「そうか、自分は脇腹や足の裏までくすぐったくなったと思い込み、くすぐられ続けることでどんどん脇腹や足の裏がくすぐったくなっていくって訳ですね!」 美雪「それと同時に、一番くすぐったいと感じる腋の下もどんどん敏感になっていく。」 沙紀「さらにここは自分の弱点が自分でもわからず、くすぐられるまで気付けない恐怖。それがさらに真唯さんの身体を敏感にしていくのですね!」 理絵「正解!」 真唯「聞いてると…あたしってホントに単純な身体してるんすね…なんか悲しくなってきました…」 香里奈「でも、ここは弱点がランダムになるんですよ?脇腹や足の裏じゃなくても、他の部位がくすぐったく感じれば腋の下も含め、そのランダムに決まった弱点がホントに弱点になるとは思いますけど、ランダムで決まった弱点が腋の下だったらどうするんですか?あんまり意味ないんじゃないですか?」 理絵「確かにそうね。でも実は、この機械は弱点を始めに設定しておくこともできるのよ?」 美雪「それで予め脇腹や足の裏を弱点にしておくんですね。」 沙紀「でもそうすると、真唯さんは弱点が分からない恐怖を感じることはなくなってしまいますわね…」 理絵「弱点として先に設定しておくのは腋の下だけ。その上で他の部位一つを弱点としてランダムに設定するわ。そうすれば、腋の下だけが弱点になるということも防げるわ。それにもう一つ、腋の下は弱点のままにしておく理由があるのよ。」 そう言うと、理絵は真唯を拘束している拘束台の機械を操作する。 理絵「これで真唯ちゃんは腋の下ともう一つどこかが弱点になったわ。ちなみに、拘束された人の感度を極限まで下げる催眠効果は働かないようにしたわ。あれはくすぐる側のトレーニングで役立つものだし、真唯ちゃんがくすぐったくないと感じてしまうとせっかく上げた真唯ちゃんの感度が思い込みで下がっちゃうこもしれないわ。」 美雪「理絵さん、真唯さんの腋の下を弱点のままにしておく理由って?」 理絵「真唯ちゃんがもし皆のくすぐりに耐えられず笑ったら、皆で罰として真唯ちゃんの腋の下をくすぐりましょう!皆も今の真唯ちゃんの腋の下をくすぐってみたいでしょ?超くすぐったがりな人の弱点をくすぐるっていうのも実感しておいた方が良いっていうのもあるしね。」 真唯「酷くないっすかそれ!?あたしが我慢できる訳ないじゃないですか!!」 理絵「良いのよそれで。私も真唯ちゃんが我慢できる訳ないと思ってるわ。だから真唯ちゃんが罰を受ける前提でこのトレーニングメニューを考えたのよ?」 真唯「バカにすんな~!散々人を良いように使いやがって!!だったら絶対に耐えてやるんだから!!」 香里奈「まあ無理でしょうね…」 美雪「笑わずに耐えられる早乙女先生ですら耐えられるものじゃないのに、真唯さんが耐えられる訳ないわね。」 沙紀「それこそ、こちらをバカにしすぎってものですわ。」 真唯「……そこまで言われるとホント辛くなってくるわ…」 理絵「じゃあハンデとして、制限時間を作りましょう。3秒間で皆が弱点を見つけられなかったら真唯ちゃんの勝ち。私たち全員を今日一日好きなだけくすぐっていいわよ?それと、ここの機械で真唯ちゃんの先入観を利用して真唯ちゃんのくすぐったがりを直してあげるわ?これでやる気出たでしょ?」 真唯「3秒で良いんですか?しかも皆はあたしの弱点知らないんですよね?そんなの余裕っすよ!!」 香里奈「じゃあ私は右足をくすぐるわ。」 美雪「沙紀さん、上半身と左足、どっちが良い?」 沙紀「ではわたくしは上半身をくすぐりますわ。美雪先輩は左足をお願いしますわ。」 美雪「わかったわ。真唯さん、3秒をあまりなめない方が良いわよ?」 真唯「ふん!そっちこそ、今日一日くすぐられる覚悟しておいた方が良いっすよ!?」 理絵「じゃあ、始めるわよ?」 真唯(実際…どこがくすぐったいかわからないって怖いなぁ…でも三人もいたらきっとくすぐったい場所はすぐにくすぐられる。あたしはとにかく我慢することだけ考えよう…!うぅ…すっごい緊張するぅ…!!) 理絵「よ~い、スタート!!」 3人は一斉に真唯をくすぐり出した。 真唯「ひやああああああっははははははははははははははは!!」 真唯は香里奈にくすぐられた右足の裏が弱点だとすぐに気付いたが、当然耐えられるものではなく直ぐに笑い出してしまった。 香里奈「あんたねぇ…ホントに我慢する気あった?」 美雪「期待してそんしたわ。」 沙紀「その程度でよく強気になれましたわね…」 真唯「はあ、はあ…うっさいな…!はあ、あたしだって…こんなくすぐったいとは思わなかったんだもん!!」 理絵「3人ともわかった?真唯ちゃんのような、くすぐったがりが我慢すると気合を入れていても堪えきれない。それが今の皆のくすぐり力よ?」 香里奈「でもこんなんじゃまだまだってことですよね?」 理絵「ええ、結局今のは相手が真唯ちゃんだったから笑わすことができた。そう考えていた方が良いわね。私のくすぐり力ぐらいにまでなれなければ帰れないと思いなさい?」 そう言うと、理絵は真唯の弱点となっている右足の裏を一指し指でくすぐった。 真唯「ぎゃあああああああああああっはははははははははは!!!!!」 美雪「一瞬拘束台が壊れるんじゃないかと思ったわ…」 真唯「はあ…はあ…何、今の…!?はあ、理絵さんの指…超くすぐったい…!」 理絵「じゃあ改めて、一人ずつ順番に真唯ちゃんの足の裏をくすぐってみて?」 真唯「ちょっ何で!?聞いてないってば!!」 沙紀が最初に真唯の足の裏を人差し指でくすぐった。 真唯「いやあああっははははは!!はあ…、で、でも…はあ、理絵さんのに比べたら…はあ…まだ…」 沙紀「確かに暴れ方が違いますわね…」 その後香里奈と美雪も真唯の足の裏をくすぐったが理絵の時ほど暴れはしなかった。 香里奈「私たちと理絵さんにまだこれだけの差があるなんて…」 美雪「あと二日で追いつけるのかしら…」 理絵「わかりやすく、数字で表現してあげるわね。私のくすぐり力が10だとすると、今の沙紀ちゃんは5、香里奈ちゃんと美雪ちゃんは7ってところね。」 沙紀「わたくし…たった半分ですの…?」 理絵「とはいえ、もともと沙紀ちゃんのくすぐり力は2ぐらいだったのよ?かなり成長したでしょ?」 沙紀「そんなでしたの!?ですがこのペースだと少々厳しいですわね…」 美雪「沙紀さん、とにかく今はトレーニングを積むしかないわ!一緒にがんばりましょう!」 理絵「その意気よ!できる可能性があるからこそ残り二日と決めたんだから。(まあ実際、私に追いつくのは無理だろうけどね。まあ香里奈ちゃんと美雪ちゃんは9、沙紀ちゃんは催眠術で相手の感度を上げられるみたいだから7までね。そこまでたどり着ければ十分合格よ!)」 香里奈「よし、じゃあ早速真唯の腋の下でトレーニングしましょうか!」 真唯「げっ…忘れてた…」 理絵「じゃあ皆にくすぐるにあたって重要なことを教えてあげるわ。」 沙紀「重要なこと…ですか?」 理絵「まあくすぐりに詳しい美雪ちゃんは知ってると思うけど、例えば、腋の下をくすぐる時、必ずしも5本の指でくすぐった方がくすぐったいっていう訳じゃないのよ?」 香里奈「美雪…、どういうこと…?」 美雪「くすぐる部位によっては、1本指でくすぐった方が効果があるってことよ。正直私も今聞くまで知らなかったわ…」 香里奈「なるほど…。人によって激しくしたり、撫でるようにくすぐった方が良いとかあるのは知ってたけど、指の数や、同じ人でも部位によって違いがあるなんてね…」 理絵「あとはくすぐる側も自分の得意なくすぐり方とかわかってると便利よ?その相性でより相手にくすぐったいと思わすこともできるし。」 沙紀「もしかして理絵さんは1本指でくすぐるのが得意なんでしょうか?」 理絵「ええ。そして私としては嬉しいことに、真唯ちゃんの腋の下は一本指で痒いところを掻くようにするこちょこちょするタイプが一番効果的。つまり私の一番得意なくすぐりと一緒なのよ。」 真唯「そういわれると…一本指でくすぐられたり、触手のくすぐりは結構くすぐったかったかも…」 香里奈「私もこちょこちょするタイプのくすぐりが一番得意ですよ!やっぱり私と真唯さんは相性良かったのね!」 真唯「勘弁してくれ…」 美雪「私は…多分ぐにぐにツボを押すタイプかな…?」 沙紀「わたくしは全然気にしたことありませんでしたわ…」 理絵「じゃあ、ちょっと私の脇腹くすぐってみる?今の内に知っておいた方が良いわよ?」 沙紀「じゃあ失礼しますわ。」 沙紀は理絵の脇腹をこちょこちょくすぐった。 理絵「ん~沙紀ちゃんは力もあまりないから、ぐにぐにするタイプも得意ではないでしょうし、さわさわ撫でるのが良いんじゃないかしら?」 沙紀「やってみますわ!」 沙紀は理絵のアドバイスを受け、撫でるようにさわさわくすぐった。 理絵「うん、沙紀ちゃんはそのくすぐり方が一番ね。それを活かして、相手がどういうくすぐり方に弱いとかを見極めればもっとくすぐり力を上げることができるわよ。」 香里奈「これでまたやる気でてきました!」 理絵(これを全く知らなかった沙紀ちゃんはくすぐり力8までいけるかも知れないわね!) 美雪「さてと、じゃあ真唯さんに罰を受けてもらいますか。」 香里奈「沙紀さん、真唯さんの腋の下は…」 沙紀「はい、一本指でこちょこちょ、でしたわね!」 真唯「ひえぇぇぇぇぇ!!」 美雪「覚悟~!!」 3人は真唯の右腋の下にそれぞれ一本ずつの指を使いこちょこちょとくすぐり出した。 真唯「きゃああああっははははははははははははははははははははそれダメぇぇぇぇぇぇぇ!!くすぐったいってばぁぁぁぁああっははははははははははははははははははは!!」 理絵「左ががら空きよ?」 今度は理絵が真唯の左の腋の下を人差し指でこちょこちょとくすぐる。 真唯「ひやあああああああっはははははははははははははははは死ぬぅぅぅ!!きゃははははははははははははははははははははそれホントダメぇぇぇぇぇ!!」 結局この日、真唯は4人にくすぐられ続けるのであった。そしてその夜… 理絵「明利、薫ちゃんと智恵ちゃん達はどうだった?」 早乙女「流石の薫さんも難易度中のオールクリアはまだダメだったわ。でも明日には多分…」 理絵「それでもすごい方じゃない。」 早乙女「智恵さんと玲さんもかなりくすぐりに弱くなったわ。もう感度を上げるのは十分だと思うわ。」 理絵「予定通りね。」 早乙女「それより、そっちはどうだったの…?真唯さんは今日午後から2番でじらしくすぐりの予定だったわよね?2番の部屋に入ってもいなかったわよ?」 理絵「……実は、あまりにもくすぐったがるから楽しくなっちゃって、ずっと4人でくすぐってました……」 早乙女「何やってんのよ!?あの3人のくすぐり力は!?」 理絵「あっそれは真唯ちゃんのおかげで何とかなったわ!」 早乙女「結果オーライって奴じゃない…全く…」 理絵「あれはしょうがないわよ!!真唯ちゃんくすぐるのすっごい楽しすぎるわ!!」 早乙女「…まあ気持ちはわかるわ。」 理絵「あと、紀子ちゃん達は?」 早乙女「二人とも最終段階にいけるわ。」 理絵「明日の結果次第だけど、何とか明日で終われそうね!」 早乙女「ええ。」 二人が話し合っている頃、生徒たちは布団で休みながら話し込んでいた。 智恵「今日はホントにしんどかった…」 玲「もう私限界…」 薫「5番って、長時間のくすぐりでしたっけ?」 智恵「そう、去年と比べるとそうとうきつかったわ…」 紀子「それだけくすぐったがりになったって事~」 智恵「まあそういうことだね…」 聡美「真唯は今日何してたの?」 真唯「ずっとあいつらにくすぐられてました。」 真唯は、沙紀、香里奈、美雪をにらみつける。 聡美「あいつらか…大変だったわね…」 美雪「そんなこと言われても…、悪いの理絵さんだし…。本当は午後から私たちは理絵さんを相手にトレーニングするはずだったのに…」 沙紀「あなたもトレーニングになったのだからいいじゃない!」 真唯「あんなのトレーニングな訳あるか!」 香里奈「まあ正直、真唯さんからしたらただの地獄よね。」 薫「いいな~真唯!」 真唯「そりゃ薫は良いだろうけどね!?」 智恵「とにかく!皆、明日が最後になるように頑張るんだよ!?三日後には夏休みの仕事が始まるんだから!」 紀子「そういえばそうだったね~」 玲「明日で終わらず、合宿が一日延びたら私たち休みなしで仕事ってことね…」 真唯「あたしは一日でもくすぐりから解放される日が欲しい…」 智恵「だったら尚更、明日は頑張らないと!じゃあ皆、残り一日、気合入れるよ!」 一同「はい!!」 そして、合宿はついに最終日を向かえるのであった。