くすぐり催眠学校、第十八話 理絵「さあ皆!今日で合宿を終えられるように頑張ってね!」 一同「はい!!」 理絵「今日はテストだと思ってくれればいいわ。皆がここに来たとき、スキルや感度なんかを見て判断した、私の理想の結果に届けば合格、ダメなら明日追試って感じね。」 薫「テストか…」 智恵「去年と同じですね。それぞれ本人には知らされていない課題をクリアできれば合格、そうでなければ明日も居残りって感じですね。」 真唯「課題って例えばどんなものなんですか?」 理絵「真唯ちゃんだったら、どれくらいくすぐったがりになったか、っていうのが一番メインだけど、あるスキルを身に着けられれば合格よ。」 真唯「前から気になってたんですけど、スキルって…何?」 智恵「単純な意味だとその人の能力かな?ここでの意味は能力と言ってもくすぐりに関する能力だけど。例えば、うちのくすぐられても動かないで耐えられるっていうのだよ。」 真唯「そんなの無理!!」 智恵「真唯にその課題が出てるかはわからないけどね。」 理絵「ま、そんなに難しく考えたり、緊張しなくてもいいわよ?真唯ちゃんがくすぐられるのは変わらないし。」 真唯「結局!?」 理絵「じゃあ部屋割り発表するわよ!薫ちゃん、真唯ちゃん、聡美ちゃん、智恵ちゃん、玲ちゃんは6番の部屋ね。」 薫「はい!」 智恵「やっぱり来たか…」 理絵「智恵ちゃんは強、薫ちゃんと聡美ちゃん、玲ちゃんは中、真唯ちゃんは弱でやってもらうわ。」 真唯「何の話?」 智恵「真唯は弱でも無理なんじゃ…」 理絵「薫ちゃんと智恵ちゃんは機械の操作もできるだろうから、皆に説明して始めててくれる?あ、明利も今日は6番付きっきりで良いわよ。」 早乙女「わかったわ。」 聡美「じゃあ行きましょうか。」 理絵「さて、あとの皆は私相手にくすぐり力アップを兼ねたテストよ。」 紀子「私久しぶりだけど平気かな~?」 理絵「まあ全員がある一定のくすぐり力に達してないとアウトって訳でもないし、あとはスキルね。紀子ちゃんも後で6番の部屋に行ってもらうわ。」 紀子「くすぐられる方のテストってことですか~?」 理絵「そうよ。じゃあ時間もったいないから早く行きましょう?」 6番の部屋。 智恵「ルールは今説明した感じで大丈夫?」 真唯「あたし絶対無理っす!!」 玲「諦めるの早いわね…」 真唯「だって、さっき智恵先輩が言ってたスキルを覚えろってことっすよね!?」 薫「まあそうだろうけど…それ言ったら智恵先輩と玲先輩はもともとそのスキルは覚えてる訳ですよね?やる意味あるんですか?」 智恵「うちらだってこの合宿でかなりくすぐったがりになってるからね。正直耐えられるか不安ではあるよ。」 玲「その弱、中、強ってよくわからないけど多分強が一番キツイのよね?いくら智恵でも厳しいんじゃないかしら。」 聡美「智恵先輩は去年も強だったんですか?」 智恵「中だったよ。さらに敏感になった上、難易度も上がってるんじゃホントに危ないね…」 早乙女「私は理事長があなた達に求めている課題を知っているから、ここでは私が皆のテストをして、合否を決めるわ。」 真唯「絶対無理だよ…」 玲「時間がどんどん長くなるって、どれぐらい長くなるの?」 薫「中は5分おきで、最終的に我慢しなきゃいけない時間は50分なんで、10回クリアで完全制覇って事ですかね?」 玲「全部合わせたら…275分…。すごい時間ね。昨日薫は制覇できなかったから今日も中ってことなのよね?」 薫「そうなんですよ。30分がきつくて結局それで終わっちゃいましたね。所定のポーズに戻らないと時間はどんどん増えていくんで、最終的には30分の課題が40分ぐらいにまでなるんですもん…」 聡美「そうか、動いたりしてタイマーが戻った時、さすがに疲れてポーズをすぐに戻せないから、気付いたら10分近くも加算されるのね。」 早乙女「さあ、そろそろ始めないと終わらないわよ?皆あの台に立って?」 真唯「うわ~マジか…」 薫「私は今日は自信あるんだよね!」 聡美「そうなの?」 薫「はい、昨日までは拘束されてない状態でのくすぐりって好きじゃなかったんですけど、昨日のトレーニングが終わったら何かもどかしい気持ちが強くなって。くすぐられるのが好きになった時の感覚に似てるんで好きになったのかも知れません!」 玲「すごいわね…」 5人はそれぞれの台の上に立った。 早乙女「ポーズもどうするか理事長に聞いてるから、今から教えるわね。薫さんは今日も水平に広げたポーズね。」 薫「はい!」 早乙女「智恵さんは両腕バンザイ、玲さんと聡美さんは頭の後ろで組む、真唯さんは左腕だけバンザイでやってもらうわ。」 玲「頭の後ろで組むのか…やっぱり腋は出さなきゃだめなのね…」 智恵「そりゃ腋の下くすぐられるんだから。」 早乙女「時間だけど、薫さんはある程度できるだろうから最初から10分ね。玲さん、聡美さんは5分からスタート。」 智恵「うちも去年中だったんで、時間知らないんですけど、強って何分おきなんですか?」 真唯「弱は…?」 早乙女「智恵さんは最初から30分、30分おきに時間が延びていき、4回目の120分をクリアしたら、真唯さんは1分からスタートして1分ずつ、20回クリアで合格よ。」 智恵「30分おきって、無理じゃないですか…?」 真唯「あたし…最後に20分も我慢しなきゃいけないんすか!?」 聡美「そもそもなんですけど、バンザイとか水平にするポーズとか長い時間できなくないですか?」 玲「そういえばそうよね。普通に疲れませんか?」 早乙女「催眠効果の一つで、この部屋では疲れるってことが一切ないのよ。この部屋なら全速力で走っても全く疲れず走り続けることもできるわ。」 真唯「何でもありっすね…」 早乙女「じゃあみんなポーズ作って?」 早乙女は機械を操作して、目安となる赤いレーザーを出した。5人はそのラインを下回らないようにそれぞれポーズを作る。 玲「恥ずかしい…」 真唯「あたし、目安のラインないですけど…?それに、右手はどうすればいいんですか?」 早乙女「真唯さんは左腕さえちゃんと上げてれば平気よ?」 真唯「そう…ですか…」 早乙女「じゃあ皆、始めるわよ?」 早乙女はそれぞれの台のスタートボタンを押した。台から現れた触手は、それぞれの弱点をくすぐり出す。 薫「あっはははははははははははははははやっぱりきつぅぅぅ!!」 真唯「いやあああっははははははははははははははははくすぐったぁぁぁい!!」 聡美「きゃははははははははははははははこれ、ムリぃぃぃ!!」 智恵「あ~っはははははははははははははははははやっばぁぁぁぁっはははははははははははは耐えらんないぃぃぃぃ!!」 玲「きゃあああははははははははははははははダメぇぇぇぇぇぇ!!」 薫は両腋の下とへそ、真唯は左腋の下、聡美は両腋の下、智恵は両腋の下、両脇腹、へそ、玲も両腋の下をくすぐられている。経験している薫と智恵以外の3人は耐えられず、すぐに体勢を崩してしまった。 真唯「はあ、はあ…こんなん、絶対無理…!」 聡美「こんな…はあ、辛いなんて…はあ…」 玲「前までは耐えられたのに…くすぐったすぎて無理…」 機械「警告。所定のポーズに戻らなければタイマーが進んでいきます。」 玲「そうだった!!」 真唯「あ~マジでこれ地獄!!」 聡美「早くしないと…」 3人は再び所定のポーズに戻る。 機械「所定のポーズを確認しました。」 機械は再びくすぐりを始めた。 玲「きゃはははははははははははははははは助けてぇぇぇぇぇ!!」 真唯「いやああああっははははははははははははははははやっぱ無理ぃぃぃぃぃ!!」 聡美「あっははははははははははははははははははくすぐったいってぇぇぇぇ!!」 早乙女「まだまだ先は長いわよ?もっと気合入れるのよ!」 薫「あっはははははははははははははははははははは時間まだぁぁぁぁ!?あはははははははははははははははは!!」 智恵「ひゃあははははははははははははははははこれホントきついぃぃぃやあああっはははははははははははははははははは!!」 4番の部屋。4人は理絵を相手にくすぐり力を上げるトレーニングを兼ねたテストをしていた。理絵の感度は極限まで下げた状態で弱点を4つにして、一人一つずつ弱点を探し出し、理絵を笑わすことができれば合格だが、誰一人弱点すら見つけられなかった。 紀子「やっぱりダメだ~」 沙紀「弱点すらわかりませんわ…」 香里奈「何とか手はないのかしら…」 美雪「………(二日前に理絵さんが言ってた、身体の動きではなく反応……それがわかれば!!)」 理絵「くすぐり力は皆かなり成長してるわね。でも私を笑わすことができなければ、くすぐりに耐性を持ってる人を笑わすなんて無謀よ?」 香里奈「こうなったら、自分の得意なくすぐり方でひたすら攻めてやる!」 沙紀「わたくしもそれで攻めますわ!」 紀子「得意なくすぐり方って~?」 美雪「見てた感じですけど、紀子先輩は多分揉むような、ツボをぐりぐり押す私と同じタイプのくすぐり方が得意だと思いますよ?」 紀子「そっか~、わかった!じゃあやってみるね~!!」 美雪「じゃあ理絵さん、行きますよ!!」 沙紀は理絵の右足、香里奈は両腋の下や二の腕、美雪は両脇腹、おなか、へそ周辺、紀子は左足を担当し、それぞれの場所をくすぐり出した。拘束する際、4つの弱点をそれぞれが担当したところに一つずつ設定しているので、全員が必ず一つを見つけなければならないようになっているのだ。 沙紀「足の裏にも場所がいろいろありますものね…まずは足の裏を徹底的に調べますわ!」 理絵(正解よ沙紀ちゃん。足の裏の中にも、指とか土踏まず、かかとって大きく分けて3つの部位があるわ。その部位それぞれの動きや反応を見るのよ。) 香里奈「腋の下にも胸の横あたりとか、二の腕の近く、真唯さんが一番苦手なくぼむ所とか分けられるし、順番に探ってかなきゃねダメね…!」 理絵(そう、いろんな部位に、さらに細かく部位がある。それを細かく探って、弱点のピンポイントを見つけられると…) 美雪「単に脇腹って言っても、腰付近、あばらの辺り、くびれの部分、その中のさらに細かい場所が分かれば…!」 理絵(その通り。美雪ちゃんと紀子ちゃんみたいにツボを押したり揉むくすぐりはより強く与えられるのよ。) 紀子「足の指にも指の腹とか、付け根でくすぐったさも違うもんね~」 理絵(自分がくすぐったがりになることで、くすぐり力も上がる。紀子ちゃんも元々のくすぐり力は2ぐらいだったのに…くすぐったがりになったことで6ぐらいにまで上がってる。すごいわね…) 美雪「やっぱり脇腹は片方ずつの方が分かりやすいわね。右側だけ攻めようかしら。」 美雪は理絵の右側に移ると、右手で腰のあたりを、左手でくびれの辺りを揉むようくすぐりだす。 理絵(来た…!私の弱点になってる右脇腹への集中攻撃。特にくびれが弱点みたいね。美雪ちゃんのくすぐり力は合格ね…!すっごいくすぐったい!!) 美雪「?(理絵さん、少し口角が上がってる…?試しに場所変えてみようかしら。)」 美雪は、くびれをくすぐる手を少し上にずらしていく。 美雪「………(口角がもとに戻った。これは反応っていうより動きだけど…理絵さんの弱点は…!!)」 美雪は再びくびれをくすぐりだす。 理絵(何?場所を変えたと思ったらまた弱点を…!?まさか…ばれた!?) 理絵は思わず美雪の顔を見る。すると、美雪も理絵を見ていたため目が合ってしまった。 美雪(見つけましたよ理絵さん!) 理絵(これは…確実にばれたわね。さあ美雪ちゃん!笑わせてみなさい?) 沙紀「足の裏ではないのでしょうか…」 沙紀はゆっくり撫でるように土踏まずをくすぐった。 沙紀(何ですの今の…?一瞬ピクっと動きましたわよね…?これは来ましたわね!!) 理絵(やっば…脇腹を意識しすぎて急に来た足の裏のくすぐったさに反応しちゃった…!沙紀ちゃんにもばれたか…あとは沙紀ちゃんのくすぐり力ね…) 紀子(内腿をくすぐり出してからやっぱり理絵さん少し内股になってる~?) 理絵(紀子ちゃんまで弱点にたどり着いちゃったか…紀子ちゃんもあとはくすぐり力だけね。…それにしても、香里奈ちゃんのくすぐりは何!?私のもう一つの弱点は右腋の下のはずなのに!何で二の腕をくすぐられてるのにくすぐったいの!?) 香里奈(もう両腕がプルプルしてる。やっぱり二の腕が弱点だったわね!にしても、何で両方くすぐったがってるのかしら。腋周辺にある弱点は一つだから、片方のはずなのに…) 理絵(やっばい!!全部くすぐったいんじゃ我慢しきれないぃぃ!!感度も極限まで下げてる状態なのにこんなにくすぐったいなんて!!それだけ皆のくすぐり力が上がったってことね…) 美雪「皆…もしかして!」 沙紀「弱点は見つけましたわ!」 紀子「私も~!」 香里奈「あとは笑わせるだけってことね!」 理絵「よく見つけたわね!…でも、笑わせなければ不合格よ?(く~っくすぐったぁぁあい!!でも、少なくとも沙紀ちゃんと紀子ちゃんがもう少しくすぐり力を上げるまでは我慢しないと…!)」 沙紀「く…少々、疲れてきてしまいましたわ…」 香里奈「沙紀さん頑張って!!」 美雪「やっぱり沙紀さんのスタミナ不足が…」 紀子「理絵さ~ん、このテストって私たちのくすぐり力を審査してるんですよね~?」 理絵「ええそうよ?それがどうしたの?(何をいってるのかしら…?くすぐったくて考えることに集中できないぃぃぃ!!)」 香里奈「そうか、催眠術を自分にかけるならいけるわね!」 美雪「そうか!沙紀さんのあの催眠術なら…!」 理絵「催眠術…?何をするつもり…?(自分のくすぐり力を上げる催眠術なんてあったかしら…?あ~くすぐったいくすぐったい!!)」 沙紀「わかりましたわ…!」 沙紀は自分にかける特殊な催眠術を使った。それは以前、一年の催眠バトルで優勝して真唯を一日くすぐれる権利を得た時の事。その時に教師にもらった副賞のくすぐりに役立つ教本にあった、指定した時間疲れずにくすぐることが出来るというものだ。 沙紀「いきますわよ!」 理絵「!?(この催眠術…!?まさか自動擽術!?沙紀さんにこんな催眠術があったなんて…。でも、これで沙紀さんのスタミナ不足も補えるわね…。くすぐったさももう限界だし…合格ね…!!)」 沙紀は自分にかけた催眠術によって理絵を再びくすぐりだす。 理絵「くぅ~っはは!きゃあっははははははははははははははははははははくすぐったぁぁぁぁい!!あ~っははははははははははははははもう限界~!!」 香里奈「やったぁ~!!合格よ!!」 美雪「ついに理絵さんを笑わせたわ!」 紀子「皆お疲れ様~!」 理絵「あっははははははははちょっと、沙紀ちゃん!?くっひひひ…!もうくすぐらないでぇ!?」 沙紀「あ…すみません。わたくし、この催眠術の設定時間を1時間にしてしまいまして。止められないんですの…」 美雪「じゃあせっかくですから、合格祝いってことでくすぐらせてもらいます!」 紀子「それ良い~!」 香里奈「理絵さん良いですよね?どうせくすぐられ続ける運命なんですし!」 理絵「ちょっと待ってぇっへへ!?くふふふふふふふ…もういいもういい!!あっはは、止めなさい!?」 美雪「香里奈!その機械で理絵さんの感度最大にして!!」 香里奈「いいわねそれ!!」 理絵「あっははは!ホントに怒るわぁぁぁぁああっはははははははははははははははくすぐった~い!!きゃあああっはははははははははははははゴメンゴメン謝るからぁあっはははは!あ~っはははははははははははははははははは助けてぇぇぇぇぇ!!」 結局、理絵は一時間感度を最大にされた状態でくすぐられ続けてから拘束から解放されるのだった。 理絵「改めて、皆のくすぐり力は合格よ!おめでとう!」 美雪「ありがとうございます!」 沙紀「何とかなりましたわね。」 紀子「これで帰れるね~」 理絵「紀子ちゃんはこれから6番の部屋ね!」 紀子「忘れてた~!…今の喜び返して~…」 香里奈「向こうの皆も合格してますかね?」 理絵「あっそうだ香里奈ちゃん!あなた私の弱点どこだと思ってたの!?」 香里奈「二の腕じゃないんですか?そういえば、私も聞きたいんですけど、何で両方の二の腕が弱点なんですか?あれ、弱点が一つなら片方だけなんじゃないんですか?」 理絵「そもそも私の弱点は二の腕じゃなくて右腋の下よ!?」 紀子「それって~?」 美雪「香里奈はじゃあ弱点見つけられなかったってこと?」 沙紀「香里奈先輩は追試ですの…?」 香里奈「え!?ホントに…!?理絵さんどういうことですか!?」 理絵「私の弱点は右腋の下なのは確かよ。最初にくすぐられた時にそれはもうわかっていたから。ただ、このテスト中に香里奈ちゃんのくすぐり力が上がってきてから、香里奈ちゃんにくすぐられたところが弱点でもないのにくすぐったいのよ。」 紀子「何でですかね~?」 理絵「考えられる理由は一つ…か。香里奈ちゃん、私の腋の下くすぐってみて?」 理絵はバンザイして、香里奈にくすぐらせる。 理絵「くっひひ…!?まあくすぐり力を考えたらこれぐらいか…」 香里奈「理絵さん、くすぐられ足りませんでした…?」 理絵「そうじゃないわよ!?…じゃあ次は…膝をくすぐってみて?」 香里奈「…はい…」 理絵「…やっぱり。香里奈ちゃんはかなり特殊なスキルを覚えちゃったみたい…」 美雪「どんなスキルなんですか?」 理絵「相手の弱点や感度に関係なく、とにかく香里奈ちゃんがくすぐると、くすぐったく感じてしまうスキルね。」 沙紀「何ですの…それ…?」 紀子「それ、すごくないですか~?」 香里奈「くすぐりが効かない相手でも笑わせられるってことですか…?」 理絵「それ以外考えられないわ…レアスキルってやつかしら…?」 美雪「こうなると、香里奈がくすぐり役の中じゃ事実上のトップね。悔しいけど私の負けね…」 香里奈「そんな、トップって…!」 紀子「香里奈ちゃんおめでと~!」 沙紀「さすがですわね。伊達にいつも真唯さんをくすぐってるだけありますわ!」 香里奈「そ、それほどでも…」 理絵「さて、じゃあ6番の部屋に行きましょう?皆の様子も見たいし、紀子ちゃんのテストもしないとね!」 5人は6番の部屋へ向かった。 6番の部屋に着き、ドアを開けると笑い声が響いていた。 薫「あっはははははははははははははは苦しいぃぃ!…っはははははははははははははははダメぇぇぇぇぇ!!」 聡美「くあっはははははははははははくすぐったいぃぃ!あ~っはははははははははは耐えられなぁあっはははははははは!!」 智恵「きゃあああっはははははははははははははは長い長いぃぃぃ!!は~っはははははははははははははまだですかぁぁぁああっはははははははははははははははははは!!」 3人は終盤で長い時間を必死に動かずに耐えていた。 真唯「いやああああっはははははははははははは!!くすぐったいってばぁぁぁああっははははははははははははは!!」 玲「あ~っははははははははははははははは無理無理ぃぃぃぃっひひひひひひひひひやああああっはははははははははははははははははは!!」 玲は5回クリアしたものの、度重なるやり直しで、本来なら30分の課題が50分にもなっていて、先に進めなくなっていた。真唯に至っては、最初の1分もクリアできないまま、時間が60分を超えていた。真唯はそこまで考えている余裕もないが、そもそもこの課題は真唯は絶対にできないのだ。なぜなら、真唯の腋の下はくすぐられる度にどんどん敏感になってしまうからだ。仮に最初の1分をギリギリクリアできたとしても、次の2分をやる時にはもっとくすぐったくなってしまっているため、そもそも2分も我慢できる訳がないのだ。 早乙女「あら、そっちは終わったの?」 理絵たちが部屋に入って来たのに気付いた早乙女は理絵たちに声をかけた。 理絵「ええ、これから紀子ちゃんのテストをさせてもらうわ。」 早乙女「ルールは知ってる?」 紀子「は~い!もう聞きました~!」 香里奈「やっぱり真唯さんは無理よね…」 沙紀「玲先輩は平気だと思っていたのですが…どうしてでしょう…?」 美雪「紀子先輩、早くやった方が良いんじゃないんですか?」 紀子「あっ…そ、そうだよね~!!理絵さ~ん、お願いしま~す!」 理絵「ええ、じゃあこっち来て。」 理絵は紀子を空いている台に連れて行った。 理絵「紀子ちゃんは腋の下と脇腹ね。薫ちゃんと同じ両腕を水平に広げたポーズね?」 紀子「は~い!」 理絵「難易度は弱、1分からスタートして、20回クリアね?」 理絵は紀子のポーズを確認すると、難易度を弱にして、スタートボタンを押す。台から触手が現れ、紀子の腋の下と脇腹をくすぐる。 紀子「いやああっははははははははははこれ辛ぁあああっははははははははははははははははは!!」 紀子は、突然のくすぐったさと、くすぐったがりになってから経験のないくすぐったさに耐えながら我慢するという状況を何とか耐えていた。 美雪「さすが紀子先輩。」 沙紀「わたくしは絶対無理ですわ…」 香里奈「私だってあんなの無理よ…」 理絵「真唯さんはやっぱり1回もクリアできないようね…」 早乙女「それでも結構頑張ってるわよ?」 時間が経っていき、薫が残り10秒という所まで来ていた。 早乙女「薫さんあと10秒よ!!頑張って!!」 薫「あっははははははははははははははくすぐったいくすぐったぁぁぁい!!きゃああああっはははははははははははははは早くぅぅぅぅ!!」 理絵「もう少しの辛抱よ!!」 沙紀「薫さん頑張るのよ!」 香里奈「あと5秒!!」 薫「きゃははははははははははははははははははまだですかぁぁぁああっははははははははははははは!!くすぐったいてばぁあああっははははははあっははははははははははははははははは!!」 機械「時間です。くすぐりを停止します。完全制覇おめでとうございます。」 薫はくすぐりから解放され、その場に倒れ込んだ。 薫「はあ…はあ…、やっと…はあ、はあ、できたぁ…っはあ…はあ…!」 早乙女「薫さん、合格よ!よく頑張ったわね!!」 薫「はあ…、っはい…、はあ…、はあ、ありが…っはあ、とう、ございます…はあ…、はあ…!」 理絵「さすがにくすぐられ好きの薫ちゃんでもきつかったって感じね?」 薫「はあ…、くすぐられ好きでも…はあ、さすがに当分は…くすぐられたくないです…ね…!」 香里奈「そんなこと言って、その恰好じゃくすぐって下さいって言ってる様なものよ?」 倒れ込んだまま身体を動かせなくなっていた薫は、右腋の下が半開きになっていた。そこを香里奈がくすぐりだした。 香里奈「ほ~ら、こちょこちょ~!」 薫「あっははははははくすぐったいぃ!!」 美雪「すごい、不意のくすぐりにも動かずに…!?」 薫「きゃはははははははは先輩やめてぇぇえっへへへへへへ!!くすぐったいですって~!あ~っははははははははははははははは!!」 沙紀「腕閉じればいいじゃい…」 薫「いやあっはははははははでも、あははははははそうなんですけどぉっあははははははははは!!動けないぃぃっひひひひひひひひひ!!」 理絵「すごいわね!多分身体がくすぐりを防御しないようにできてしまったのね!」 香里奈「え…!?これ、そういう事なんですか…?疲れて動けないんじゃ…?」 薫「きゃああっはははははははははははとりあえずやめてぇぇえっへへへへへへへ!!」 早乙女「あ、そろそろ智恵さんと聡美さんも終わりそうよ!」 智恵「きゃははははははははははははははははもう無理ぃぃぃぃ!!」 理絵「智恵ちゃんあとちょっとよ!!」 聡美「ひやあああああっははははははははははははもうダメぇ!!きゃはははははは限界ぃぃぃ!!」 沙紀「聡美先輩ファイトです!!」 機械「時間です。くすぐりを停止します。完全制覇おめでとうございます。」 智恵と聡美の機械がほぼ同時に停止し、二人ともくすぐりから解放された。 智恵「はあ…、はあ…さすがに、はあ、長かったわ…」 聡美「はあ、はあ、智恵先輩…はあ、お疲れ、さまです…」 智恵「はあ、聡美もね…!っにしても…はあ、聡美があんなに…くすぐったがりに、はあ…なるなんてね…!」 聡美「自分でも…、っはあ…、驚きですね…っはあ…」 早乙女「二人ともお疲れ様。合格よ。」 理絵「あとは紀子ちゃんだけね。」 美雪「真唯さんと玲先輩は…!?」 早乙女「まあまあ、とりあえず3人を応援しましょう?」 沙紀「…何なのでしょう?」 聡美「気になるわね。」 智恵「それよりもさ、薫は平気?」 薫「平気じゃなぁぁあっははははははははははははははくすぐったいですぅぅ!!」 美雪「まだくすぐられてたの!?」 理絵「3人とも頑張って~!!」 紀子「うああああっははははははははははははははははははこれきっつぅぅぅ!!」 玲「あははははははははははははははははもうダメぇぇぇ!!きゃはははははははははははもう無理だってばぁああ!!」 真唯「きゃああああっははははははははははははくすぐったいぃぃぃ!!はっはははははははははは嫌ぁああああっははははははははははははははは!!」 4時間ほど経ち、日が暮れてきた頃、紀子は苦労しながらも終わりが近づいていた。しかし、玲、真唯はあれから1つもクリアできず、動いてはくすぐりを停止されるが諦めることなく再びポーズを作り、くすぐられるということを繰り返していた。ちなみに薫は結局1時間ほどくすぐられていた。 薫「頑張れ真唯ー!!」 真唯「あっはははははははははははははやっぱ無理だぁぁああっはははははははははくすぐった~い!!」 智恵「玲!諦めるな!!」 玲「きゃははははははははははわかってるけどぉぉ!!あははははははははははくすぐったすぎてぇぇぇぇ!!」 聡美「紀子先輩あと少しです。」 紀子「ひゃああっははははははははははは早くしてぇぇぇえっへへへ!!限界だってばぁぁぁああっははははははははははははは!!」 早乙女「あと1分!!」 智恵「頑張れ紀子!もうすぐ終わりだから~!!」 紀子「無理無理ぃぃいい~っひひひひひひひひひひひ!!きゃははははははははははもうやだぁああっははははははははは!!」 理絵「真唯ちゃんももう少し頑張って!!」 香里奈「終わったら皆で薫さんをくすぐろ~!!だからもう少し!」 薫「えぇ!?何ですかそれ!?あ、えと…、真唯!あとでくすぐっていいから頑張れぇ!!」 真唯「きゃはははははははははははは別にいいぃぃっはははははははははははははははこれもう嫌あぁぁぁあっはははははははははははははははははははは!!」 沙紀「玲先輩、頑張って下さいませぇ!!」 美雪「もうすぐですからぁ!!ファイトです!!」 聡美「玲先輩なら大丈夫です。」 玲「だってぇぇぇえっへへへへへへへへへへどうせ、きゃははははははははははははもうクリアできないぃぃぃっひひひひひひひひひひ!!」 理絵「紀子ちゃん!あと10秒よ!!真唯ちゃんと玲ちゃんもあと10秒頑張ってぇ!!」 玲「あ~っははははははははははははわかりましたぁああっははははははははははは!!」 真唯「きゃははははははははははははははもうダメぇ!!くすぐったいんだってばぁぁ!!っはははははははははははははははははは!!」 紀子「あっははははははははは早く早くぅぅふああっはははははははははははははは10秒長いぃぃぃぃひぃぃいいっははははははははははははは!!」 3人の限界がきた頃、ついにその時は来た。 機械「時間です。くすぐりを停止します。完全制覇おめでとうございます。」 紀子は何とか耐え続け解放された。機械の声を聴き、真唯と玲も疲れ果てその場に倒れ込んでしまった。機械のポーズを戻すように催促する声が聞こえる中、理絵は玲と真唯のそれぞれの台に付いた機械の停止ボタンを押す。 紀子「はあ…、はあ…何と、か…耐えきったぁ~…っはあ…!」 玲「はあ…、もう、…限界、っはあ…もう、できない…はあ、はあ…」 真唯「はあ…、はあ、あだし…、はあ、無理だっだぁぁぁ…!!うっぐ…うぅ…」 真唯は悔しさのあまり泣き出してしまった。 薫「真唯!!大丈夫だよ!頑張ったよ!!」 沙紀「そうですわよ!!真唯さんほどのくすぐったがりがここまで耐えるなんて…」 理絵「紀子ちゃん、クリアおめでとう!玲ちゃん、真唯ちゃんもよくここまで頑張ったわね!!」 真唯「ぐすっ…!でも…あたし、うぅ…!できませんでしたぁ…」 玲「私たち…追試ですよね…?」 理絵「騙すようなことをしてごめんなさい。二人とも合格よ!!」 真唯「えぇ…!?」 玲「な、何で…?」 理絵「玲ちゃんは恥ずかしがりな性格を活かしたかったから動かずに耐えられるっていうスキルを消すことが合格条件だったのよ。教えちゃったら演技で耐えられない振りができちゃうからね。」 玲「そうだったんですか…よかったぁ…」 紀子「よかったね~玲!」 香里奈「じゃ、じゃあ真唯さんは、どうして…?」 早乙女「真唯さんはくすぐったがりでも風紀委員の仕事とあらばちゃんとくすぐられるという覚悟が見たかったの。このトレーニングを投げ出してやめるようだったら流石に風紀委員の仕事を任せる訳にもいかないと思ったのよ…ホントごめんなさいね…」 理絵「実際、真唯ちゃんにはどう考えてもこのトレーニングは無理なのよ。」 沙紀「くすぐられる度に敏感になっていくのでは耐えようがないですものね…」 真唯「はあぁ~良かったぁぁぁぁ…!あたし、風紀委員頑張りまぁっす…!!」 早乙女「改めて、皆、この六日間よく頑張ったわね!お疲れ様!!」 一同「ありがとうございます!!」 理絵「早速だけど、合宿を終えた皆にプレゼントがあるのよ!」 真唯「やったぁ!!何何!?」 理絵「私からは、今の皆に合う催眠術の伝授よ!」 薫「そう言えば、初日にくすぐりと催眠術を強化するって言ってましたね!」 理絵「じゃあまずは薫ちゃんにはこれよ?」 理絵は薫を催眠状態にした。そして、薫の頭に右手を置き、しばらくしてから薫の催眠状態を解除した。 薫「…んん…?い、今のは…?」 理絵「私の催眠伝授っていう催眠術の一つ。催眠状態の相手に催眠術を教えることが出来るわ。」 聡美「そんな催眠術もあるんですね。」 理絵「薫ちゃんにあげたのは、二つの催眠術。一つは感度変化(自)。これは自分にかける催眠術で、自分の感度を一定時間上げるわ。くすぐられ役の薫ちゃんには良い術でしょ?そしてもう一つ、思考変化(擽)。これはかなり強力な催眠術よ?」 薫「思考変化?相手の思考を変えるんですか…?」 理絵「そうよ。ただしこれはくすぐり用。その術を受けた者は薫ちゃんの腋やおへそ、つまり弱点を見せられるとその相手は薫ちゃんをくすぐりたいって感情に襲われ、自我を失ってしまうの。」 薫「まさにくすぐられ好きのための催眠術ですね!ありがとうございます!!」 理絵「次は真唯ちゃん。」 真唯「あっはい!」 理絵は真唯を催眠状態にし、催眠伝授をかける。 理絵「これは拘束催眠よ。」 真唯「拘束…なるほど!相手を拘束してくすぐるんですね!」 理絵「いいえ?これも自分にかける催眠術。術をかける直前のポーズのまま自分が拘束されたように動けなくなるのよ。」 真唯「あ…耐えらんないから術使って動けなくなれってことっすか…」 理絵「沙紀ちゃんは…すでにくすぐりの催眠術をいくつか持ってるみたいだし今回はなし!」 沙紀「…酷いですわ!」 理絵「かわりに今度真唯ちゃんくすぐっていいから!」 沙紀「…そういうことなら!」 真唯「おいおい!待てよ!?何でそうなる!?」 理絵「次、香里奈ちゃんにはこの二つ。感度変化(相)と擽体感増加術よ。」 紀子「感度変化の方は私も使えるよ~」 香里奈「さっき薫さんが覚えた術の逆。相手の感度をあげるんですね?」 理絵「ええ、もう一つのは、相手がくすぐったいと感じれば感じるほど敏感になっていく催眠術よ。香里奈ちゃんのスキルと相性いいでしょ?」 香里奈「なるほど…ありがたいです!!」 理絵「美雪ちゃんにはこの二つ。擽体感共有っていう、自分が受けるくすぐったさと同じくすぐったさを相手にも与える術。そして行動トレースよ。」 美雪「その術は聞いたことあります。自分と同じ動きをさせるんですよね?」 理絵「それでもし自分をくすぐったら?自分はくすぐったくないけど、自分の意志で身体を動かせない相手は人にくすぐられるのと同じようにくすぐったく感じるわ。その上美雪ちゃんのくすぐり力でくすぐったさを与えられるわ。」 美雪「そんな使い方があるんですね!」 理絵「聡美ちゃんにも二つ。擽攻撃、これは単純に相手の一つの部位にくすぐったさを与えるわ。擽感度集中、これは自分の身体の部位一箇所に感度を集中させ、相手にも同じ効果を与えるというものよ。」 聡美「一箇所をくすぐるだけで全身くすぐられたような感覚を与えることも受けることもできるんですね。真唯と一緒に試してみます。」 真唯「そこ!勝手に決めない!!」 理絵「智恵ちゃんには三つ!薫ちゃんにもあげた感度変化(自)と、美雪ちゃんにあげた擽体感共有。それともう一つは擽力強化催眠(相)。相手のくすぐり力を一定時間上げるわ。」 智恵「これでくすぐられろってことですね…ありがとうございます…」 理絵「玲ちゃんには感度変化(自)と、感情擽好化。これは一時的に自分をくすぐられ好きにする催眠術よ。」 玲「自分からくすぐられろってことですかぁ!?」 理絵「紀子ちゃんは感覚転移。これは自分の持ってる催眠人形(第二話参照)に相手の感覚を転移させる術。これを真唯ちゃんにかければ離れていても催眠人形をくすぐるだけでいつでも真唯ちゃんをくすぐれるようになるわ!」 紀子「すご~い!!毎日楽しみだな~!!」 真唯「あたしにかけなくていいから!!ってその術怖ぇよ!!」 早乙女「私も皆にプレゼントがあるわよ!」 薫「真唯をくすぐれるとか?」 真唯「やめぇぇい!!」 早乙女「それも良いけど、私からは皆の新しい風紀委員の衣装よ!よりくすぐられることに特化した服を用意したわ!」 真唯「余計なことを…」 早乙女「基本的には、今の服がさらに肌を露出するようになったって感じなんだけど、服の繊維がこすれるとくすぐったく感じるようにできてるわ!」 そう言って、早乙女は皆に衣装を渡す。 薫「うわぁ、今のより脇腹とか結構でますねこれ!」 真唯「ホントだ!あたしのなんて別に腋の下が出ればいいんじゃないんですか…?」 早乙女「露出した方がいいじゃない!」 真唯「それ、ただの先生の趣味ですよね…」 沙紀「わたくしのもかなり肌が出ますわね。」 香里奈「私のはデザインもちょっと変わってるわ。首や胸の谷間あたりまで露出してる…」 美雪「私のは…パレオって言うのかしら…?ほぼ水着よね…」 聡美「今のと…少し変わってるような…って感じですね。」 早乙女「聡美さんのは上着についてるそのビラビラが重要よ!」 聡美「これ、前も付いてましたよね?これがどうしたんですか?」 早乙女「前より軽くて、少し内側にカールしてるから歩いたりするだけで脇腹にこすれてくすぐったくなるって代物よ!」 聡美「それじゃあ私歩けませんが…」 智恵「うちのこれ…下エロ過ぎない…?すこし黒い水着みたいな下着見えますよ…」 真唯「どういうことっすか…?」 智恵「腰より下で履くことにならない?この短パン…」 薫「確かに…」 玲「私…こんなの着れないわよ…今のがすでに恥ずかしいのに、脇腹まで見えるじゃないですか…!身体のラインまでぇ…」 美雪「玲先輩スタイル良いからいいじゃないですか。」 紀子「私も結構変わった~!どうこれ!」 沙紀「良いですわね!お似合いですわ先輩!」 紀子「ありがと~!」 智恵「もう着てるし…」 早乙女「そして、実は一つビッグニュースがあるのよ!」 一同「ビッグニュース…?」 早乙女「これから理事長も学校で仕事をしてもらうことになったわ!」 理絵「聞いてないわよ!?」 早乙女「昨日の夜、他の先生方から人手が足りないと言われてね。」 理絵「理事長を何だと思って…まあ…仕方ないわね…」 早乙女「そこで、あなたにも衣装を用意したわ!」 理絵「私はこれでいいわよ。あなたがそれ着なさい。」 早乙女「何よ!折角用意したのに…」 薫「ってか、理絵さん、その恰好で校舎歩き回るんですか!?」 理絵「はっきり言ってあなた達だって人の事言えないわよ…?」 早乙女「さあ、じゃあ皆そろそろ帰ろうかしら。」 智恵「そうですね。って…もう暗くなっちゃいましたね…」 早乙女「これだけ暗いと森を抜けるのも苦労しそうだし、帰るのは明日にしましょうか。」 理絵「そうね、なら今日はここに泊まりなさい。…皆、改めて本当によく頑張ったわね!今日はゆっくり休みなさい。」 一同「は~い!」 こうして、風紀委員の合宿が終わった。