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くすぐり催眠学校 19

くすぐり催眠学校、第十九話  合宿が終わり、生徒達は帰り支度をしながら合宿を振り返っていた。 真唯「いや~長い合宿もようやく終わりかぁ!」 薫「私は最初のじらしくすぐりが今思うとよかったかな~!結構癖になるんだよね~」 美雪「くすぐり好きの私たちにはかなり充実した合宿だったわね。」 玲「もうくすぐりは嫌…」 真唯「ホントっすね…」 智恵「うちら三年や美雪はともかく、入学してから激しいくすぐりに触れた一年生はよく乗り切ったね。」 沙紀「わたくしはまだくすぐる側が多かったですし、問題ありませんでしたわ!」 香里奈「薫さんは早乙女先生の罰を受けてからくすぐられ好きになったから楽しかったでしょ?」 薫「はい!もうずっとくすぐられたいって感じですね!」 紀子「真唯ちゃんはそういう意味じゃホントに頑張ったよね~!一番くすぐったがりなのに~」 真唯「もっと褒めて~!!」 聡美「私も最初はくすぐりが効かなかった立場なだけに、真唯の頑張りはすごくわかるよ。」 美雪「あんたも随分くすぐったがりになったわよね。真唯みたいに催眠術で無理矢理敏感にされた訳じゃないのに。」 聡美「でも前から少しはくすぐったいって感じてたし、私も真唯みたいに催眠術を受けてたら今以上だったと思うわ。」 紀子「私だって今じゃそれなりにくすぐったがりになったんだよ~!!」 沙紀「そんなに嬉しいのですか…?」 智恵「紀子は前からくすぐったがりに憧れてたからな。さて、そろそろ寝ようか。明日朝早く出発する予定だし!」 一同「は~い!」  生徒達が寝静まった頃… 早乙女「例の件はどう?」 理絵「夏休みの内に何とかなりそうよ。それより、私学校で何すればいいのよ…。催眠術は教えられるだろうけど…」 早乙女「催眠術の指導もだけど、一番は今年の秋から開催される合同イベントね。」 理絵「なるほどね…、わかったわ。とりあえず今は、例の件ね。私はそれが片付くまで学校には行けないから、夏休み中は頼んだわよ。」 早乙女「ええ。それと、真唯さんについたスキルの事だけど…」 理絵「あっそうだったわね。それは私から説明しておくわ。」 理絵「皆おはよう。帰り支度はもうできてる?」 智恵「大丈夫です。」 理絵「じゃあ、少し良いかしら?」 薫「どうしたんですか?」 理絵「真唯ちゃんに新しく備わったスキルのことで話があるの。」 真唯「あたしのスキル?」 理絵「そうよ。今回の合宿で真唯ちゃんにはとんでもないスキルがついたみたいなのよ。」 玲「とんでもないスキル…?」 理絵「前から先入観でくすぐったくなるっていうのはあったみたいだけど、それより真唯ちゃんには辛いスキルね…」 真唯「マジっすか…」 薫「真唯はそういうのばっかりで羨ましいなぁ~」 真唯「羨ましくねぇよ!」 智恵「それで、そのスキルっていうのは?」 理絵「腋の下に限り、一度受けたくすぐったさを記憶して、それを自分の感度だと身体が認識してしまう、つまり擽感度吸収という名のスキルよ。」 香里奈「擽感度吸収?」 理絵「例えば、普通の人の感度が催眠術により一時的に倍増しても、催眠術を解除すれば元に戻るわ。」 美雪「一時的な催眠術ですからね。」 理絵「でも真唯ちゃんの場合、感度が倍増した状態でくすぐられると、身体がそのくすぐったさを記憶して、その倍増している状態の感度が自分の本来の感度として身体が認識してしまうの。まあつまりは、催眠術による感度上昇を吸収して自分の感度にしてしまうってことよ。」 聡美「自分がこんなにくすぐりに弱いんだ、という先入観によるものですか?」 早乙女「その通りよ。さらに言えば、一時的な催眠術で全身の感度が倍増した場合に、腋の下をくすぐられて感じたくすぐったさを自分の本来の感度と認識し、その後に腋の下以外をくすぐられると弱点じゃないのにこんなにくすぐったかったら腋の下はさらにくすぐったいんじゃ、という先入観でさらに敏感になるのよ。」 沙紀「先入観が原因で起こるスキルなのに、それぞれ別々のスキルってことでしょうか?」 理絵「そういうこと。」 真唯「えぇ…何その余計なスキル…」 紀子「逆に~、催眠術でくすぐりが効かなければ感度下がったりするんですか~?」 理絵「難しいわね…多少は抑えられるかもしれないけど、一度くすぐったさを覚えてしまうと…」 真唯「あたし…どうしたらいいんすか…?」 理絵「皆もこれだけは覚えててほしいの。真唯ちゃんをくすぐって感度が上がってく分には仕方ないとして、催眠術で感度を上げるのは止めた方がいいわ。」 智恵「確かに、敏感になりすぎても危険ですもんね。今でも十分敏感ですし。」 真唯「そもそもくすぐられて上がってく感度は仕方ないんすか!?」 早乙女「少しの時間で上がっていく訳じゃないし、一気に上がるものじゃないから大丈夫よ。…まあ永遠くすぐられ続けたらその内大変なことにはなるだろうけど…」 真唯「それ、ダメなんじゃないっすか!!」 薫「どれくらい大変なんですか?」 理絵「服がこすれるだけでくすぐったくなったり、自分の指でもくすぐったくなったり?」 薫「羨ましすぎる!!」 真唯「みんな~もうあたしをくすぐっちゃダメだよ~…」 美雪「風紀委員のくすぐられ役って時点でそれは無理ね。(笑)」 理絵「まあ催眠術で敏感にするなってだけで、今まで通りくすぐる分には構わないから。」 真唯「構わないって、それあたしが決めることじゃね!?」 智恵「まあとりあえず、そろそろ出発しますか。」 早乙女「そうね。」 真唯「スルーされるのって寂しい…」 薫「理絵さん!夏休み明け、催眠術の指導してください!」 理絵「ええ。夏休み中に私があげた催眠術がどこまで使えるようになってるか見せてもらうわ。」 早乙女「じゃあ皆、帰るわよ!理事長、連絡まってますので。」 理絵「はいはい。それじゃ皆、気を付けてね!今回は特別に幻術をかけてないからそのまま帰れるわよ?」 真唯「うあ、忘れてたよ…でもよかったぁ…」 理絵「今日はゆっくり休みなさい。明日から風紀委員の仕事も始まるんでしょ?」 智恵「はい、今日ぐらいはゆっくりするつもりです。では、失礼します!」 智恵「…で、あんたら、うちの部屋で勝手に何をやってるのさ…」  合宿所から帰り、智恵は早乙女の部屋で明日以降の仕事を確認し、自室に戻ると香里奈と美雪が勝手に入っては何やら準備をしていた。 美雪「あ、智恵先輩おかえりなさい。」 智恵「じゃなくて!人の部屋で何を…!」 香里奈「先輩、あのベッド運ぶの手伝ってくれません?」 智恵「はあ…うちも舐められたもんだ…委員長を怒らせたらどうなるか…!!」 美雪「早く手伝って下さい!くすぐりますよ!?」 智恵「…真唯はいつもこういう気持ちなのかな…」  結局くすぐると脅された智恵は部屋の家具を端に動かさせられ、部屋は広々としていた。 智恵「で?何をする訳?」 香里奈「くすぐりですけど?」 智恵「は!?」 美雪「正確に言うとトレーニングですね。明日から忙しくなるんですよ?今日しか新しい催眠術を試せないので。」 智恵「だからって何でここで…」 香里奈「だってこの部屋が一番広いじゃないですか。9人入るにはここじゃないと…」 智恵「9人…?」  ピンポーン 智恵「…もしかして…」 真唯「お邪魔しま~す!」 沙紀「大事なお話があるとの事ですが…?」 薫「あれ?智恵先輩の部屋の模様替えでもするんですか?」 聡美「それで私たちが呼ばれたんですか?」 玲「9人もいる?」 紀子「でも9人ならすぐ終わりそうだね~」 智恵「しかも何で呼ばれたのか知らないのか…」 美雪「では、全員揃ったところで!今から新しい催眠術のお披露目と使いこなすためのトレーニングを行います!」 薫「面白そう!!」 真唯「帰りま~す!!」 香里奈「薫さん!!」 薫「ラジャ!!」 真唯「離せ~!!嫌だぁぁぁ!!」 美雪「明日から本格的に風紀委員の仕事が始まります!そこで、この新しい催眠術を使いこなしておく必要があると思うんです!」 聡美「確かにそれは言えてるわね。」 薫「じゃあ早速試してみましょうよ!!」 美雪「そうしたいんだけど、一人ずつやっていくんじゃ時間がかかるわ。そこで!」 香里奈「私と、美雪、紀子先輩の3人が6人の中から2人ずつ選んで3つのグループを作ろうってわけ!」 沙紀「私もくすぐられ役ですの!?」 美雪「今回、沙紀は新しい催眠術がないからね。私たち3人がくすぐる側の催眠術だし。それで、沙紀をくすぐってもあんまり楽しくないから、くすぐる側の手伝いって感じかな。」 紀子「それだったら学年もバラバラに分けた方がよさそうだね~!私たち3年は多分催眠術の誤作動はないだろうけど、一年は可能性あるしね~」 香里奈「そうですね。じゃあ誰を選ぶか、ですが…」 美雪「当然、真唯をくすぐりたい。」 紀子「皆そうだよね~」 薫「いいな~真唯は人気で。」 真唯「だったらあたし以上にくすぐったがりになってくれ…」 美雪「公平にジャンケンで決めましょう…!」 紀子「いいよ~」 香里奈「じゃあ、いきますよ?ジャンケン…!」 真唯「よりによって香里奈先輩か…」 香里奈「真唯さんを捕った時点で私はラッキーしかないわ!」 玲「どういう意味よ…」 香里奈「紀子先輩はくすぐる側だし、1学年につき1人ってことは、私が選べるのは智恵先輩か玲先輩だけですから!」 真唯「楽しみしかないって訳っすね…」 玲「はあ…嫌がっても埒が明かないし、始めましょうか…」 香里奈「玲先輩はそんなに気にしなくていいんじゃないんですか?くすぐられ好きになるんですよ?」 玲「そ、それはそうだけど…」 真唯「…じゃ、さっさと始めますか…」 香里奈「真唯さんは後でね!楽しみは後に取っておかないと!」 真唯「そんな~!!嫌なんですって、じらされるの!!」 玲「楽しみとかは置いといて、真唯は後の方がよさそうね。」 真唯「玲先輩まで!?何でですか~!!」 玲「真唯のトレーニングに時間かかってたら私と香里奈のトレーニングが遅れるからよ。そのままできないなんてこともあるかも知れないし。」 真唯「……そうですか~!わかりました~!!(逆に言えば2人のトレーニングが時間かかればあたしはくすぐられなくて済むかも…!)」 香里奈「じゃあ、とりあえず最初は玲先輩のトレーニングにしましょうか!」 玲「そうね…。じゃあ行くわよ…!」  玲は自分に催眠術をかける。 玲「…ん…?」 香里奈「どうです?何か変わりました?」 玲「よくわかんないわね…」 香里奈「まあ物は試しですよ!じゃあ催眠命令かけますよ!」  香里奈は玲に催眠術をかけた。玲は催眠状態に入った。 香里奈「そのままバンザイをしたまま動かないでください。」 玲「……」  玲はバンザイをした。 香里奈「催眠解除!」 玲「…ん…?バンザイしてる…?(腋の下をくすぐられる…?でも…何?この気持ち…)」 香里奈「それじゃあ早速…こちょこちょ~!!」  香里奈は、玲の無防備な腋の下を両手でくすぐり出した。 玲「あははははははははははははははははははくすぐったぁ~い!!(何!?この感覚!病みつきになりそう…!)」 香里奈「玲先輩、やめてほしいですか?」 玲「あっはははははははははははそりゃっはははははははははははそうだけどぉぉ!あっはははははははははははははははいやあああっははははははははははははははは!!」 真唯「ホントに、くすぐられ好きになってるっぽいですよ…?」 香里奈「みたいね…、だったら…!!玲先輩、ホントはくすぐられたいんですよね?」 玲「そっそんな訳ぇぇぇっへへへへへへへ!!きゃはははははははははははははははははないわよぉぉぉぉぉ!!(苦しい…でも、今はやめてほしくない…何だろう、この気持ち…!!)」 香里奈「くすぐられたいって言うのが恥ずかしいだけですよね?」 真唯(そっか、恥ずかしがりは催眠術じゃ変わってないんだもんな…) 玲「きゃはははははははははははははは違うわよぉぉぉぉぉ!!あ~っはははははははははははははくすぐられたく、っはははははははははなんかぁぁぁああっははははははははは無いってばぁぁぁぁぁぁ!!」 香里奈「でも腋の下見せるのすら恥ずかしがる先輩が、それを我慢してまでバンザイして~!くすぐって下さいって言ってるようなもんですよ~?」 玲「だってぇぇぇぇ、はははははははははははははあなたがぁぁあっははは!催眠術かけて、あはははははははかけてるんでしょぉぉぉ!!」 香里奈「だったら催眠解除すればいいじゃないですか。先輩ぐらいの実力者ならくすぐられながらでも簡単に解除できますよね?」 玲「きゃっははははははははははははははできるわよぉぉぉっほほほほほほほほほほ!!できるけどっはははははははははははははははははは!!」 香里奈「くすぐられたいんですよね?」 玲「違うってばぁぁぁああっははははははははははははははははははは!!もうやめてぇぇぇはははははははははははははははははは!!」 香里奈「わかりました。じゃあもう止めます。」 玲「いやっはははは!それは…っはははははははははははははは!!」 香里奈「くすぐられたいって認めないと止めますよ~?」 玲「きゃははははははははははははわかったっはははははははははわかったからぁぁあああっはははははははははははははははは!!もっとくすぐってぇぇぇぇぇ!!きゃ~っははははははははははははははははははははは!!」 真唯「すごい…マジでくすぐられ好きになってる…」 香里奈「今までくすぐられても動かずにいれたはずが、耐えられなくなるぐらいくすぐられるのが苦手になった先輩が、ここまでしてくすぐられたいって演技じゃ言えないわよね。これは確実に催眠術でくすぐられ好きになってるわね!」 玲「はあ…、はあ…、ちょっと…認め、たのに…っはあ…、何で…止めるのよ…」  香里奈は驚きのあまり玲をくすぐる手を止めてしまっていたのだ。 香里奈「あっすいません、驚いたもので…」 真唯「ってことは…やっぱあたしもくすぐられる運命か…」 香里奈「いいえ、先に私の催眠術を試させてもらうわ。」 真唯「そっすか…(ホント嫌なんだよな~このくすぐられるってわかっててじらされる感じ…)」 香里奈「先輩、一番くすぐっれても平気なのって脇腹ですよね?」 玲「ちょ、ちょっと、くすぐるんなら腋の下にしてくれない…?…恥ずかしいんだから、あんまりこういう事言わせないでよ…」 香里奈「私の催眠術とスキルがあれば、一時的にですが腋の下よりくすぐったく感じるようになりますよ!」 真唯「香里奈先輩の催眠術とスキルって?えっと…催眠術は確か、くすぐったいって感じるたびに敏感になってくってやつですよね?」 香里奈「ええ。それで、私のスキルだけど、理絵さんの話じゃかなりのレアスキルみたいで。相手がくすぐりに効かない人だろうが、耐えられる場所だろうが、私がくすぐると相手はくすぐったく感じてしまうらしいの。」 真唯「…ん~?ってことは、どんなにくすぐりが上手い人がくすぐっても平気な人でも、香里奈先輩にくすぐられたらくすぐったく感じちゃうってこと?」 玲「すごいスキルね…」 香里奈「どんな相手だろうがくすぐったく感じさせることができるし、それに催眠術を使えば、相手はどんどん敏感になっていくのよ。」 真唯「それ、もはや殺人レベルじゃ…」 香里奈「理絵さんもこんなスキルはないみたいだけど、普通にくすぐりが苦手な人をくすぐったら理絵さんの方が上みたい。くすぐり力とスキルはあんまり関係ないってことみたい。」 真唯「あたしにはよくわかんないっすね…」 香里奈「私のこのスキルはくすぐったがりの真唯さんには効果ないってことよ。」 玲「ちょっと待って?それじゃあ私にも効果ないわよ?脇腹が一番平気と言ってもくすぐったいのに変わりはないもの。」 真唯「じゃあスキルは試せませんね。でも催眠術なら試せるじゃないですか。」 香里奈「でももともと爆笑するような人に使ってもどれだけ感度が上がっていくか判断が難しいわ。スキルとの兼ね合いも見たいし…。このスキルと催眠術は紀子先輩で試してみるしかなさそうだし、紀子先輩達のトレーニングが終わるまで真唯さんでもくすぐってるか。」 真唯「はい!?」 玲「じゃあ私は催眠解除するわよ?」  玲は自分にかけた催眠術と、香里奈にかけられた催眠術を解除した。 香里奈「じゃあ真唯さん、新しく覚えた催眠術をかけて?」 真唯「はあ~…わかりましたよ…」 玲「ちょっと待って。確かその催眠術って自分に術をかける直前のポーズで動かなくなるんじゃなかったっけ?」 香里奈「ってことは先にどんなポーズにするか決めないとダメですね。」 真唯「…どうせバンザイって言うんすよね…」 香里奈「せっかくだし、ちょっと実験したいわね。真唯さん、右手バンザイ。」 真唯「は?右手だけですか?」  真唯は渋々右手だけバンザイした。 香里奈「左手は頭の後ろで組むような感じで。」 真唯「…こう、ですか?」  真唯は左の掌を頭の後ろにつけ、頭の後ろに組むような形をとった。それによって右腋の下は大きく開かれ、左腋の下は半開きの状態になった。 玲「こんなポーズで拘束してどうするの?」 香里奈「昨日の我慢テストで真唯さんは左だけ長時間くすぐられていたんで、左の方が敏感なんですよ。」 玲「なるほど、感度の高い左を半開きにして、低い方を全開にして、どっちがくすぐったいか調べるのね。」 香里奈「じゃあ真唯さん、催眠術よろしく。玲先輩は催眠術がどれだけ持続するか計って下さい。」 玲「一定時間解除できないんだったわね。わかったわ。」 真唯「ホントにやるのか…、じゃあ、いきますよ…」  真唯は自分に催眠術をかけた。 真唯「…マジで何も動けん…」 香里奈「早速いくわよ!」  香里奈は真唯の正面から、右腋の下を左手の人差し指で、左腋の下を右手の人差し指でこちょこちょとくすぐった。 真唯「あっはははははははははははははそれヤダぁぁああっははははははははははははははは!!これ、っははははははははははははホントに解除できなぁぁぁああああっはははははははははははははははは!!」 香里奈「どっちの腋がくすぐったい?」 真唯「きゃはははははははははははははははわかんないぃぃぃ!!どっちもくすぐったいってばぁぁあああっははははははははははははははははははは!!」 香里奈「ちゃんと判断しないとこのままくすぐり続けるわよ?」 真唯「そんなこと、あはははははははははははははははははは言ったってぇぇぇっへへへへへへへへへへへ!!あっ身体動かせたぁ!…っはあ…、はあ…、はあ、辛かったぁ…」  催眠術が解け、真唯はすぐに香里奈から離れくすぐりから解放された。 香里奈「一定時間って、随分短いわね…。にしても」 玲「ちゃんとタイマー使って計った訳じゃないから正確な時間じゃないけどだいだい10秒ってところね。」 香里奈「真唯さん、ホントにどっちがくすぐったいかわからなかったの?」 真唯「はあ…、はい…。どっちも…くすぐったいっす…」 玲「でも左の方が敏感なのは間違いないわよね?昨日あれだけくすぐられてた訳だし。あのポーズの違いでたまたま同じ感度になったのかしら…」 香里奈「真唯さん、次バンザイ。」 真唯「っへぇ…!?まだやるんすか…!?」 香里奈「ポーズを統一してもう一回やってみるわ。それではっきりするわ。」 真唯「はあ…、はい…」  真唯はバンザイして、催眠術をかけた。 香里奈「じゃあいくわよ?(くすぐられるの嫌いな割には、結構素直に受け入れるのよね…)」  香里奈は再び同じようにくすぐった。 真唯「きゃっははははははははははははははだから、っははははははどっちもくすぐったいってぇぇぇ!!あはははははははははははははははもうやめてぇぇぇぇぇ!!」 香里奈「そんな…、左の方が敏感なんじゃなかったの!?」 玲「そうか…香里奈さん、多分無駄よ。」 香里奈「どうしてですか?」  香里奈は思わずくすぐる手を止めた。 玲「真唯が昨日左の腋の下だけくすぐられて、左の腋の下は確かに敏感になってるはず。でも、どっちの腋の下もくすぐったいっていう先入観があったとしたら?」 香里奈「くすぐられていない右腋の下も勝手に敏感になっていく…なるほど…」 真唯「…はあ、はあ…だから、はあ、言ったじゃ…ないっすか…どっちも、くすぐったいんですって…」 香里奈「つまんないわねぇ…仕方ないわね。じゃあ真唯さんのその催眠術の時間が伸びるように特訓しますか…」 玲「そうね、10秒じゃあまりにも短いし…」 真唯「結局!?もうマジやだ…」 薫「よろしくお願いします!紀子先輩!!」 紀子「まかせて~!」 聡美「楽しみですね。新しい催眠術。」 紀子「そういえば、聡美ちゃん上着着てないんだね~」  聡美は新しい風紀委員の衣装を着ていたが、上着は着ておらず、胸を隠すぐらいの紐なしのブラジャーのような黒い服しか着ていなかった。 薫「あの服、この時期じゃやっぱりちょっと暑いんですか?」 聡美「そういう訳じゃないわよ。あの服の裾に付いてるビラビラしたのが、歩くだけで少しくすぐったいのよ…」 紀子「あ~そういえば先生もそういうデザインにしたって言ってたね~!」 薫「私もそういうの欲しかったです!」 聡美「一緒にしないで。それより、早く始めましょう。」 薫「は~い…、えっと、紀子先輩は催眠人形に感覚を転移させる催眠術でしたっけ?」 紀子「うん。感覚転移って言うんだよ~」 聡美「薫の催眠術は思考変化、相手が術者をくすぐりたくなる…、それなら3人同時にトレーニングができますね。」 薫「どうするんですか?」 聡美「紀子先輩は薫に感覚転移を使ってください。私も薫に擽感度集中を使用します。すると、薫は紀子先輩が持つ催眠人形に感覚が転移する。さらに私の催眠術により、私が指定する部位に私自身と薫の感度が集中する。最後に薫は私に思考変化を使用して準備は完了。例えば、私が薫の足の裏に感度を集中させ、紀子先輩が催眠人形の足の裏をくすぐり、実際には触られていない薫がくすぐったがれば紀子先輩の催眠術は成功。そして、薫が腋の下かへそを晒すことで、私が薫の腋の下かへそをくすぐりたくなれば薫の催眠術も成功。」 紀子「そして、足の裏に薫ちゃんの感度が全て集中していれば、他の部位はくすぐりを全く感じないから、聡美ちゃんが、薫ちゃんの弱点である腋の下かおへそをくすぐっても薫ちゃんが感じなければ、聡美ちゃんの催眠術も成功してるのがわかるね~!」 聡美「はい。それに、感度が弱点以外に集中しようが、薫の弱点が腋の下やへそであったことに変わりはないので、私は薫の腋の下かへそしかくすぐりたいと思わないはずです。」 薫「くすぐられ役は私だけでいいんですか?聡美先輩もくすぐられたいですか?」 聡美「い、いや…私はいいわ。仕事の時以外は極力くすぐられたくないし…」 薫「聡美先輩は急にくすぐったがりになった真唯タイプですもんね…」 紀子「そうだ~!なら、聡美ちゃんが薫ちゃんをくすぐったら、罰として私と薫ちゃんで聡美ちゃんをくすぐるね~!!」 聡美「何でそうなるんですか…?」 薫「そっか、くすぐられたくなかったら私を絶対にくすぐらない。でも、私の催眠術で聡美先輩がくすぐってきたら、ちゃんと働いてるのがわかりますね!」 聡美「そ、それって…私絶対くすぐられるじゃないですか…」 紀子「まあ催眠術のレベルがどうであれ、術自体は絶対使えるように理絵さんに教えてもらってるからね~。でもレベルが低かったら聡美ちゃんがくすぐりたいって思うのを我慢できるかもしれないよ~?」 聡美「はあ…仕方ありません。じゃあ私が薫をくすぐったら、拘束台に磔にした上で好きなだけくすぐりを受けましょう。ただし、私がくすぐらなかったら薫を代わりにくすぐることにするわよ。」 薫「あの~私はむしろくすぐられたいんですけど…?」 聡美「そうだったわね…紀子先輩もそういえばくすぐられ好きですか…」 紀子「じゃあ聡美ちゃんがくすぐらなかったら薫ちゃんを一か月間誰もくすぐらないってことにしよ~!」 薫「えぇ~!?そんな~!!」 聡美「じゃあそういうルールで始めましょう。じゃあ薫、催眠術をかけるよ。」 薫「はい!」  聡美は薫に擽感度集中の催眠術をかけた。 聡美「これで薫の足の裏に薫の全身の感度が集中しました。」 薫「そうすると、聡美先輩も今は足の裏に全身の感度が集中してるんですよね?」 聡美「その通りよ。じゃあ先に紀子先輩が催眠術をかけてください。」 紀子「おっけ~!」  紀子も薫に催眠術をかけた。 薫「んん~…。…ん、これで私、催眠人形に感覚が繋がったんですか?」 紀子「そのはずだよ~!」 聡美「じゃあ最後に薫。薫は腕を降ろし、腋の下を見せないようにした上で、へそを手で隠した状態で私に催眠術をかける。私が指示するまで隠しておいて。」 薫「わかりました。じゃあ、聡美先輩にかけますよ~!」  薫は聡美に思考変化を使った。 聡美「ん…。…じゃあ、紀子先輩。くすぐって下さい。」 紀子「了~解!じゃあいっくよ~!」  紀子は自分の催眠人形の左足の裏を右手でくすぐった。 薫「きゃはははははははははははははははは何これぇぇぇ!!あ~っははははははははははははははははくすぐったいぃぃいいやっはははははははははははははははははははは!!」 聡美「まずは成功みたいですね。それにしても、全身の感度が集中して想像以上にくすぐったいはずなのに、よくへそを隠した手を離しませんね。」 紀子「薫ちゃんはさすがだね~。私はくすぐられる運命になってもいいや~って感じのくすぐられ好きだけど、薫ちゃんは常にくすぐられていたいって思ってるようなくすぐられ好きだからね~。それだけに抵抗する必要ないんだよ~」 聡美「じゃあ薫、隠してる手をどけて。これで、私にかかった催眠術が効力を発揮するはずよ。」 薫「あっはははははははははははははははははわかりましたぁぁぁああっはははははははははははははははははは!!」  薫は両手で隠していたへそを晒した。へそ出しの衣装なので手をどけるだけで弱点であるへそが露出される。すると、聡美にも変化が訪れる。 聡美「…こ、これは…」 紀子「どう~?聡美ちゃん!」 聡美「自分の感情もちゃんとあります。ここでくすぐったら、後々自分がくすぐられることもわかってますが…」 薫「きゃはははははははははははは聡美先輩ぃぃぃああっははははははははははははははははくすぐってぇぇぇぇぇっへへへへへへへへへへ!!」 聡美「わ、私は…絶対、くすぐらないわよ…(あのへそをくすぐりたい…!自分がくすぐられることなんてどうでも良いと思えるぐらいくすぐりたい…!)」 紀子「確かにくすぐりたそうにソワソワしてるけど、我慢できるんじゃまだまだ未完成って感じだよね~。そうだ、薫ちゃん、バンザイしてみて~!くすぐりたいって感情が倍増するかも~!」 薫「あっははははははははははははははははははこうですかああああっははははははははははははははははははは!!」  薫は足の裏のくすぐったさに耐えながらバンザイをし、腋の下を晒した。 聡美「うっ…!まずいわね…(へそだけでも我慢するのがやっとなのに…!腋の下まで…!どうしよう…我慢の限界が…)」 紀子「聡美ちゃん、もっと近くで見てみたら~?」  紀子は薫をくすぐる手を止め、聡美の腕を掴むと薫の側まで連れて行く。 聡美「…………紀子先輩、拘束してくすぐりでしたっけ?」 紀子「そうだよ~!」 聡美「じゃあ、今度くすぐって下さい。約束でしたので。」  そう言うと、聡美は薫の腋の下とへそをくすぐり出した。 薫「あっ!聡美先輩が耐えきれずにくすぐった!って…今感度足の裏に集中してるから何にもくすぐったくないです…」  薫はくすぐってくる聡美の手を払いのけ、両腕を閉じへそを両手で隠すと、聡美は一時的にくすぐりたいという思考がなくなった。 聡美「はっ…!?…はあ…、我慢できなかった…」 薫「今度拘束くすぐりですね!早乙女先生にくすぐり室貸してもらいましょうよ!!」 聡美「まあ、約束だから仕方ないか…好きなだけくすぐっていいわよ…」 紀子「今思ったけど~、真唯ちゃんに同じことやらせた方が面白かったね~!」 薫、聡美「確かに…」 紀子「そういえば~、薫ちゃんはもう一つ、自分の感度を上げる催眠術があったよね~?」 薫「あっそうでした!!さっきかければよかったですね~」 聡美「私も忘れていたわ。でも、さっきかけたら、足の裏のくすぐったさが、感度集中によるものかどうかわからなかったから、ちょうど良いわね。」 薫「じゃあちょっと自分にかけてみます!」  薫は自分に催眠術をかけた。 紀子「じゃあおへそくすぐろうかな~」 聡美「待ってください。どうせくすぐられるんなら私が薫をくすぐります。」  聡美は薫のへそをくすぐった。 薫「きゃあああああっはははははははははははははははははいつもよりっはははははははははははははははくすぐったぁぁぁああっははははははははははははははは!!」 美雪「智恵先輩がいるから良しとしますか…はあ…」 智恵「失礼な奴だな…」 沙紀「わたくしは美雪先輩の技術を見て学ぶとしましょう。手伝えそうなこともないでしょうし。」 智恵「まあ早いとこやるか…お互いに催眠術をかければいいかな。」 美雪「そうですね。智恵先輩の催眠術、擽力強化催眠によってくすぐり力が上がった私が行動トレースの催眠術で自分の腋の下をくすぐります。そしてもう一つの催眠術、擽体感共有を使って沙紀に私の脇腹をくすぐらせます。」 智恵「私は美雪と同じポーズを強制的にとらされ、美雪に腋の下をくすぐられてるような感覚になり、美雪が受けるくすぐったさを一緒に受ける訳か…きついな…」 美雪「そういえば、先輩も擽体感共有教えてもらってましたよね?」 智恵「私が沙紀にかけたら、美雪が受けるくすぐったさを私が全部受けて、それを沙紀が受ける訳か!」 沙紀「わたくし…そんな状態で美雪先輩をくすぐる自身ないですわよ…?」 美雪「まあ、私の催眠術と先輩の催眠術がちゃんと働いてるとわかれば問題ないわよ。」  そう言って、美雪は智恵に行動トレースと擽体感共有をかけた。そして、智恵は擽力強化催眠を美雪にかけ、擽体感共有を沙紀にかけた。 美雪「さて、どこまでトレースしてるのか…まず、左手をバンザイしてみますね。」  美雪は左手を高く上げた。それと同時に智恵の左手も高く上げられた。 智恵「うわ、ホントに動いた。」 美雪「じゃあ、くすぐりますよ!」  美雪は右手で、自分の晒された左腋の下を人差し指でくすぐった。それと同時に、智恵も自分の左腋の下をくすぐり出す。 智恵「きゃはははははははははははははこれヤダぁぁぁぁああっははははははははははははくすぐったいぃぃぃぃ!!」 沙紀「あっはははははははははははははくすぐたすぎぃぃぃっひひひひひひひ!!」  さらに、智恵と感覚を共有している沙紀も、智恵自身によるくすぐりによって笑い出す。 美雪「くっふふ…!!何これぇっへへ、くっくくくくくくく…!自分のくすぐりで…、いひひひひひひひひひひひ!くすぐったぁい…!」 沙紀「ひゃははははははははははははは智恵先輩の、っはははははははははははは催眠術がぁぁあっはははははははは!!原因でぇええっへへへ、しょうかぁああっははははははははははははははははは!!」 智恵「あっはははははははははははははははっていうか、きゃははははははははははは自分もくすぐったいならぁっははははは!!くすぐるなぁぁああっははははははははははははははははは!!」 美雪「くふふふふふふふ、沙紀ぃぃぃっひひ!?私の、ふふふふふ…脇腹をくすぐってぇっへへへへへ!いひひひひひ、くすぐったい中…で、あはは!くすぐるのは辛いぃぃぃいっひひ、だろうけどぉ…!ふぅっふふ…!」 沙紀「あははははははははははははははわかりましたわぁぁぁああっははははは!!」  沙紀はくすぐったさを堪えながら美雪の背後に回り込むと、美雪の脇腹をこちょこちょとくすぐった。 美雪「はぁ~っははははははははははははははははははは!!」 智恵「いやああああっははははははははははははははは待ってぇぇぇ!!あはははははははははははホントキツイ!!きゃっはははははははははははははくすぐったいってば~!!」 沙紀「きゃははははははははははははははははさっきからぁぁああははははは何でぇぇぇへへへへへへへへへへへ!!こんなにぃぃやあああっははははははははは腋とかっははははは、脇腹くすぐったいんですかぁぁぁあああっははははははははははははははは!!」 美雪「あははははははははははははは多分、っはははははははは!!感覚、あはははははははははははは共有によるくすぐったさよぉぉっほほほほほほ!!」 沙紀「ひゃははははははははははどういうっはははははははことですかぁぁぁああ!?」 美雪「ははははははははははははは共有、はははははしてるのがっははは!!智恵先輩だから、あはははははははははははは先輩が感じる、あ~っははははははははははははははくすぐったさを、ははははははははははそのまま受けてるのよぉ!!」 沙紀「あはははははははははははじゃあ、は~っはははははははははははこれは今ぁっはははははは智恵先輩が、あはははははははははは受けてるくすぐったさなんですねぇっへへへへへ!!」 智恵「きゃははははははははははははははははどうでもいいからぁああああっははははははは!!話すならっははははははははは二人ともくすぐるなぁぁぁぁあああっははははははははははははは!!美雪ぃぃぃ、あっははははははははははははちょっとぐらい腋閉じてぇぇぇぇえ!!あっははははははははははははくすぐったすぎるからぁぁぁあああっはははははははははははは!!動けないんだってぇぇぇぇ!!」 早乙女「あの娘たち、帰ってきたそうそう何してるのかしら…休むんじゃなかったのかしら。」  生徒達がトレーニングをしている頃、智恵の部屋の隣の部屋に住む早乙女は、隣の部屋から漏れてくる彼女たちの笑い声を聞いていたのだった。そして、彼女たちのトレーニングは、結局夜遅くまで続くのであった。

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Comments

ありがとうございますm(_ _)m

こーじ

くすぐり催眠学校もご投稿していただきありがとうございました。 今回も素晴らしかったです。

オッカ


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