くすぐり催眠学校、第二十話 夏休みに入り10日経ったこの日から、夏休み中の催眠術練習のため校舎が解放される。才能あるものや、技術を高めようと思わない者もいるが、ほとんどの生徒は校舎に来て催眠術の練習をするのだ。夏休み中は寮で練習することも基本的に禁止されていて、風紀委員や、特別に許可された者でなければ罰を受けることとなる。そのため、一般生徒はこの日を待ち望んでいたのだ。 早乙女「皆集まってる?」 早乙女が風紀委員室に入るとそこに集まっていた風紀委員たちに問いかけた。 智恵「真唯がまだ来てません…」 早乙女「まあそんな気はしてたけど。」 薫「来る時に声はかけたんですけど…、やっぱりくすぐって起こしてくるべきでしたか?」 早乙女「いいえ、風紀委員だとちゃんと自覚してもらうために罰を与えればいいわ。」 香里奈「腋の下くすぐりの刑確定!」 沙紀「自業自得ですわね。」 薫「それで、今日は何をするんですか?」 早乙女「今日は見回りと実験台ってところかしらね。」 美雪「去年と変わりはないですね。」 薫「実験台って何ですか?」 聡美「一年生はこの学校がくすぐりのスキルを重要視していることが分かってきているわ。そうなると、くすぐりに関する最低限の催眠術を習得したいと思っているでしょ?」 香里奈「…まさか?」 紀子「風紀委員が実験台になって、一般生徒のくすぐりを受けるんだよ~」 玲「いつも思うんだけれど…、私たちが実験台になる必要があるのかしら…」 智恵「早乙女先生が決めちゃったからね…、まあ風紀委員って絶対的にくすぐりというものに関わる委員会だから仕方ないね。むしろ仕事の半分はくすぐられる事だし。」 薫「そんな魅力的な仕事が!?」 玲「そうよ!今年はくすぐられ好きに任せましょう!他にも仕事がある訳だし!!」 美雪「必死ですね…先輩…」 早乙女「私は他の仕事があるから校長室に戻るわね。智恵さん、あとは任せたわよ?」 智恵「わかりました。」 紀子「さて~、じゃあ分担決めようか~!」 沙紀「聞いた限りですと、一般生徒のほとんどがくすぐりに関する催眠術を習得する訳ですわよね?そうなると、やはりくすぐられ役はかなりの人数が必要でしょうか…」 玲「ま、まあでも、見回りが少ないと何か事件が起きた時、対処するまで時間かからないかしら…?」 香里奈「そうですね。それにくすぐられ役って言っても、二、三年生は今更必要ないですよね。一年生だけなら人数はそんなにいませんよね?」 智恵「そう、だからくすぐられ役は2人ぐらいで足りると思うから、薫と美雪で風紀委員室で実験台役、あとは、2人ずつに分かれて各校舎の見回りってことで。」 一同「了解!」 こうして、風紀委員の夏休みの仕事が始まった。見回り班の智恵と香里奈は3階を、紀子と聡美は2階、玲と沙紀は1階をそれぞれ分担して、連絡を取り合っていた。 沙紀「なるほど、他の先生方は生徒の自習に追われているんですのね。」 玲「ええ、この学校の教師は人数少ないから。だから理絵さんもこっちに呼ばれたのかな?」 沙紀「その理絵さんは今日はいないみたいですね。」 玲「確かに、いつからこっちに来るのかしら。」 聡美「ここも問題なし。さすがに二年生はトラブルも少なさそうですね。」 紀子「そうだね~、練習してる人自体少ないね~」 聡美「まあ、テストが終わって焦りもなくなって来たからですかね。」 智恵「3年生は進路に関わってくる人もいるし、ほとんどの生徒がやっぱり練習してるわね。」 香里奈「催眠術の成績もやっぱり高い方が進学とか有利なんですか?」 智恵「最終的に催眠術の教師になったり、催眠術を使った仕事をする人なんかは特にそうかな。まあ普通の仕事する人なんかは、卒業できるレベルで止めちゃう人もいるけどね。」 美雪「…暇ね。」 薫「そうですね。やっぱり今日は習得するだけで終わっちゃうんですかね~」 美雪「まあ普通は慣れない催眠術を自主的に習得するとなったら1日がかりだからね。」 薫「私たち、理絵さんに簡単に教わっちゃいましたけど…いいんですかね?」 美雪「まあ風紀委員だし、一般生徒より弱い術しか使えないんじゃ話にならないからね。だから玲先輩みたいにくすぐられるのが嫌いな人も風紀委員にはなりたいって人多いみたいよ?」 薫「まあ、催眠術を極めたいからこの学校に入る訳ですからね。やっぱり風紀委員は魅力的ですよ!」 美雪「薫の場合、くすぐられたいのほうが強いでしょ?」 薫「まあ、そうなんですけどね!…それにしても暇ですね。見回りの方は忙しいんですかね?」 美雪「トラブルが起きたら、ほとんどの生徒がここに直接来るか電話してくるわ。それがないんじゃ多分暇なんじゃないかしら。」 薫「それだったら聡美先輩くすぐれたかな~?」 美雪「聡美?何、どういうこと?」 薫「昨日の催眠術特訓で、私の催眠術で聡美先輩をくすぐり好きにしたんですけど~」 美雪「あ~、確か術を受けた人が術者の弱点を見たらくすぐりたくなるって術よね?」 薫「はい。それでもし聡美先輩が私をくすぐったら罰ゲームってことになって、もし聡美先輩がくすぐったら磔にして好きなだけくすぐるっていうルールになって。」 美雪「それで聡美は催眠術に負けてくすぐられるはめになった訳ね…。じゃあ聡美呼んでくすぐる?」 薫「いや、でも一応仕事中ですし…」 美雪「それは早乙女先生に許可してもらえればいいでしょ?」 薫「まあそうですけど…、あっそれに、一応約束は紀子先輩と私でくすぐるってことになってるんですけど…」 美雪「そうなの?わかったわ。じゃあまずは早乙女先生に…」 美雪は自分の携帯電話を取り出し、早乙女の携帯に電話した。 早乙女8『もしもし美雪さん?どうしたの?』 美雪「実はですね…」 美雪は今の状況や聡美の罰ゲームのことを説明した。 早乙女『そんな面白そうなこと許すに決まってるじゃない!』 美雪「ありがとうございます!」 早乙女『じゃあこっちの仕事も一段落したし、そっちに向かうわね。』 美雪「わかりました。失礼します。」 薫「許可がおりたんですね!」 美雪「これからこっちに来るって。さて、次は紀子先輩に電話を…」 続いて、美雪は紀子の携帯に電話した。 紀子『もしもし~?美雪ちゃん?』 美雪「実は聡美先輩の罰ゲームのことを聞きまして、暇なので今日それを実行することになりまして、紀子先輩にこちらに来てほしいんです。」 紀子『仕事中なのにいいのかな~?』 美雪「早乙女先生の許可はおりてます。」 紀子『そっか~!じゃあそうしようかな~!』 美雪「そっちは私が引き継ぎますから、聡美と一緒に来てください!」 紀子『は~い!じゃあね~!』 美雪「はい、失礼します。」 薫「いいんですか?仕事まで押しつけちゃって。」 美雪「まあ本当は一緒にくすぐりたいけどね。」 早乙女「お待たせ。くすぐり室入れるようにしておいたから。」 薫「ここはどうするんですか?1人ぐらいはいた方がいいですよね?」 早乙女「私がいるから大丈夫よ。」 薫「ありがたいんですけど、そこまでしてもらわなくても…」 早乙女「いいのよ。その代り、聡美さんのくすぐられてるところビデオカメラで録画させてもらうから!あとでじっくり見せてもらうわよ。」 薫「マジですか…」 紀子「お待たせ~!連れてきたよ~!」 聡美「あ、あの…紀子先輩、そろそろ何のために連れてきたか教えてもらってもいいですか…?」 玲「来たわね聡美。じゃあ紀子先輩、見回りは私が引き継ぎます。」 紀子「うん!ありがと~!」 早乙女「さあ、じゃあ薫さん、お願いね?」 薫「あの、流石に録画するのはまずいんじゃ…」 早乙女「本人の許可が出れば問題ないでしょ!」 薫「じゃ、じゃあ…一応了解しました…。紀子先輩、聡美先輩、行きましょうか!」 紀子「うん!」 聡美「…どこに?」 聡美「くすぐり室、なるほど…。あの、確かに約束はしたけど、何も今日やらなくても…」 薫「いや、すいません…。私もそんなつもりなかったんですけど…」 紀子「まあせっかくの機会だし~、聡美ちゃんも早い方がいいでしょ~?」 聡美「むしろ心の準備が欲しかったんですけど。まあ決まってしまったらしょうがないですね。拘束台はどれにしますか?」 紀子「薫ちゃん選んでいいよ~!」 薫「あっはい!じゃあ…、あっ電話だ。…もしもし、先生、どうかしたんですか?」 早乙女『今、真唯さんから電話があったからそっちに行くように伝えておいたわ。たっぷりお仕置きしてあげて!』 薫「わかりました!」 聡美「早乙女先生、何だって?」 薫「真唯が今学校に来て、こっちに向かってるらしいです。たっぷりお仕置きしてあげてって。」 紀子「じゃあどうしよっか~。一対一でくすぐる?」 聡美「そもそも私たちだけで真唯の罰を与えていいんでしょうか?」 紀子「仕事が終わったら皆も来るんじゃないかな~?」 薫「じゃあそれまで真唯は置いといて、先に聡美先輩の罰ゲームやってましょう!」 聡美「それまでって、まだ12時なんだけど?何時間やるつもり…?」 紀子「一般生徒の完全下校時刻は17時だから~、5時間はできるね~!」 薫「それに、聡美先輩が自分で好きなだけくすぐっていいって言ったじゃないですか!!」 聡美「…そうだったわね…自分で言ったんじゃ仕方ないか…」 コンコン…! 真唯「失礼しま~す……。って、先生いないじゃん!!…何で先輩たちと薫が…?」 聡美「…私の罰ゲームをやるために…。」 真唯「聡美先輩なんかしたんすか…?」 薫「先輩のことはいいから、真唯!!」 真唯「はいぃ!!」 薫「皆が来るまで待機!」 真唯「あっ…全員からくすぐられろと…。はあ~……、憂鬱だ…」 紀子「まあ自業自得だからね~…」 聡美「それで、拘束台は…?」 薫「そうでした!じゃあ…あれにしましょう!」 薫が指差したのは、鉄製のベッドのようなものにいくつものベルトがついていて完全に身動きできなくなるように作られた拘束台だった。 紀子「いいよ~!ベッドタイプなら足の裏もくすぐれるしね~!」 薫「ちなみに真唯はその隣の拘束台に磔にして待機させときましょう。」 真唯の拘束用に見つけたのは、聡美を拘束するベッドと同じような作りの、立って拘束するタイプのものだ。 聡美「真唯は腋だけで羨ましいな…」 真唯「その腋が地獄ですけどね…って、あたし今から拘束されるの!?」 薫「腋の下を拘束されて晒すだけでも敏感になってくしね!」 そう言うと、紀子と薫は真唯を拘束台に連れて行き、真唯は抵抗も空しくあっさり拘束されてしまった。真唯は立った状態で、両腕を60度ぐらいの角度で持ち上げられ、肘を曲げ両手が頭の少し上に来るような状態で拘束されている。腕だけでも、手首、肘の少し下あたりを拘束され、一切動けないようになっている。腰にも拘束具がついていて、上半身は完全に動けない状態だ。下半身は足首にだけ拘束具をしている。ちなみに、二の腕、もも、膝にも拘束具はついているがあえてつけていないようだ。 聡美「何で二の腕とももは拘束しないの?まあ二の腕は拘束しなくても腕を完全に拘束するのに支障はなさそうだけど。」 薫「真唯は腋の下に近い部分も結構弱いんですよ。二の腕をじらしながらくすぐって腋の下をさらに敏感にするためですね。」 真唯「ちなみにももと膝は…?」 紀子「足は動かせた方が、くすぐられてる人がどれだけくすぐったく感じてるか、暴れ具合で判断できるから~、真唯ちゃんの感度の具合を見るのにいいんだよ~!」 薫「結構エロさでますしね!」 真唯「何を求めてるの…?」 紀子「さあ~、次は聡美ちゃんを拘束しよっか~!」 薫「は~い!!先輩、抵抗しないでくださいね?」 聡美「わかってるわ。くすぐられること自体は自分が言いだしたことだし、素直に受け入れてるつもりよ。」 そう言うと、聡美は拘束台の方へ向かった。 紀子「ん~」 薫「どうしたんですか?」 紀子「せっかく薫ちゃんに聡美ちゃんの拘束台を決めてもらったんだけど~、この角度じゃ真唯ちゃんは聡美ちゃんがくすぐられてるところ見れないな~と思ってさ~」 薫「確かに見れないと真唯のくすぐりへの恐怖心が半減しますね…。やっぱりくすぐられてる人を見てた方が、その後に自分が同じ目に遭うって恐怖心からより敏感になりますもんね…」 真唯「そういうのやめない!?」 薫「真唯はもう黙ってて。」 真唯「はい…」 薫「そうだ、そういえば先生に聡美先輩のくすぐられてるところ録画してほしいって頼まれてたんですけど、ベッドタイプじゃ録画難しいですよね。やっぱり違う拘束台のほうがいいか…」 聡美「何さらっととんでもないこと言ってるの…?」 薫「一応本人の許可が出ればいいって先生が言ってたんですけど…いいですか?」 聡美「…悪用しなければ…」 紀子「意外とそういうの許すんだね~…」 聡美「まあ…早乙女先生が相手じゃ…断った後が怖いですし…」 紀子「くすぐりの刑は確定だろうしね~…」 聡美「はい…。でも、そうなると、拘束台は……角度的にはそこのが一番いいですか?」 聡美は真唯の正面に位置する拘束台を指差した。それは拘束台と言うより縦に延びる金属の棒だった。Iの字に拘束するタイプのものであろう、その金属の棒の上の方に手枷を引っ掻けるフックが棒の一番高いところから下に向かって等間隔でいくつも付いている。拘束される人の身長に合わせて、両腕を拘束する手枷の位置を自由にするためだろう。棒の一番下にも足枷が付いているが、それを掛けるフックはなく、棒に固定され足を動かせないようになっている。 薫「でもこれじゃあ足の裏くすぐれないですよ。聡美先輩、ちゃっかりくすぐられる場所減らそうとしたってダメですよ?」 聡美「そういうつもりじゃなかったんだけど…」 紀子「あ~!ここにもフックあるよ~!」 薫「棒の裏側?腰より少し低いぐらいの位置ですかね?あっ!もしかして足枷をそこに引っ掻けて、足の裏もくすぐれるようになってるんですかね?」 紀子「多分ね~。まあ吊るすと手首痛めるから片方の足だけだけどね~。それに~、足枷は棒の下の方に固定されちゃってるからそのフックにかけれる足枷がないよ~?」 薫「それなら多分早乙女先生のことだから…、あった!先輩!これ使いましょう!!」 薫は別の拘束台に付いていた足枷を持ってきた。よく見ると他の拘束台も同じようなフックと手枷、足枷があり、代用できるようになっていた。 紀子「流石だね~!じゃあ拘束しよっか~!」 聡美「じゃあまず手枷ですね。」 真唯「何で聡美先輩もノリノリなんすか!?」 聡美「いや…ノリノリな訳じゃないけど…。」 薫「じゃあ先輩、手枷つけますよ?」 薫は聡美の両腕に手枷をつけ、それを聡美の両腕が届くギリギリのところのフックにかけた。ちなみにこの部屋の拘束具は高い位置に拘束することが多いため、誰でも拘束できるように乗れる台が拘束台の近くに置いてある。その台に乗れば聡美より身長が低い薫でも拘束できる。 聡美「んっ…、ちょっと、高くない…?」 薫「そうですか?でもこれの方が両腕動かなくていいと思って。それに、これなら腋の下くすぐりやすそうなので!」 紀子「じゃ~聡美ちゃん、右足拘束するよ~」 薫「で、左足はこの足枷をつけて、ここのフックに引っ掻けると…、どうですか?」 聡美「まあ…ちょっと辛いけど…痛くはないかな。」 聡美は右足がほんの少し地面に付くぐらいの背伸びをしたような状態で、両腕を高く上げバンザイしている状態で両腕を拘束されている。左足は別の足枷に拘束され、聡美の腰の少し下辺りに位置する金属の棒についているフックに足枷をつけられ、膝を曲げて足をふとももの辺りに持ち上げた状態で拘束されている。 薫「じゃあビデオカメラをセットしてっと…。紀子先輩、腋の下と足の裏、どっちをくすぐりたいですか?」 紀子「薫ちゃん、腋の下くすぐりたがってたでしょ~?だから私は足の裏くすぐるね~!」 薫「いいんですか!?ありがとうございます!!」 聡美「そんなに腋の下くすぐりたかったの…?」 薫「自分も苦手なところをくすぐってると、自分までくすぐったくなるんですよ!それがもどかしくて、でも癖になるというか!」 聡美「まあくすぐられた後のもどかしさが癖になるって言うのは少しわかる気がするけど…」 紀子「そうなの~?もしかして聡美ちゃんもくすぐられるの好き~?」 聡美「いえ、そういう訳じゃないと思いますけど…」 薫「癖になるって感じてるならくすぐられ好きなんだと思いますよ?」 聡美「でも、今もくすぐられたいとは思わないわよ?」 薫「今こんな格好で拘束されて、くすぐられるってわかってて、怖さとかあります?」 聡美「怖さというか、緊張というか…。…ドキドキはしてるわね。くすぐられてる間は苦しいし。」 紀子「ん~、でもそれってやっぱり~」 薫「くすぐられ好きの感覚ですよ!聡美先輩はまだ自覚がないだけでくすぐられ好きなんだと思いますよ!」 聡美「そう…なの…?でも今まで何度もくすぐられてきたのに、実感してないっていうのはあり得ないと思うわよ?」 紀子「じゃあ~、これをきっかけに自覚させてあげよっか~!」 薫「いいですね!!」 聡美「いや、実感はしないと思いますよ…?現に今はくすぐられ好きだと思ってませんし…。この気持が変わるとも思えませんが…」 薫「じゃあ聡美先輩、私たちにくすぐられた後、「もうくすぐられたくない」か「もっとくすぐって欲しい」、このどっちかを教えて下さい!」 聡美「2択しかないの…?まあ、なら素直な感想を言うことにするわ。」 紀子「よ~し!じゃあそろそろ始めよっか~!!」 薫「そうですね!じゃあ行きますよ聡美先輩!!」 そう言って、薫は聡美の正面に、紀子は聡美の後ろに立ち聡美の左足が動かないように左手で抑え込む。 薫「こちょこちょこちょ~」 聡美「ひぃっひひ…!…ちょ、ちょっと…くすぐるなら、ちゃんとくすぐりなさいよ…じれったい…」 薫は、聡美の腋の下にギリギリ触れないところで両手をワキワキさせ、くすぐらなかったが、目の前で手をワキワキさせ、こちょこちょと言われるとくすぐられてもいないのに、聡美は笑わずにはいられなかった。 薫「先輩もずいぶんくすぐったがりになりましたね。先輩、くすぐられたいんですか?」 聡美「別にそういうつもりで言った訳じゃないわよ。どうせくすぐるんならぁああっはははははははははははちょっ先輩ぃぃいっひひひひひ!急に、あっははははははははははははははくすぐらないでぇぇぇ!!」 紀子「薫ちゃ~ん!絶対くすぐられ好きだって自覚させるよ~!」 薫「もちろんです!」 薫は人差し指で、ゆっくり引っ掻くように聡美の腋の下をくすぐった。 聡美「きゃははははははははははは薫、っはははははははは腋のそれやめっ、あははははははははははははじれったいぃぃ!!あっはははははははははははははもっと普通にくすぐってってばぁぁああっははははははははははははは!!」 真唯(うわぁ…、腋の下くすぐったそう…。あたしもこれやられるのか…。あぁ~見てるだけでも腋の下がむずむずしてくすぐったいぃ!!…目瞑ってよう…) 薫「もっと強くくすぐられたいんですか?」 聡美「あっははははははははははそういう意味じゃないぃぃっはははははははははははははははは!!じれったいからぁぁぁあっはははははははははははそれやめてぇぇぇ!!」 薫「じれったいのが嫌で普通にくすぐって欲しいって、私と同じ発想ですよ?やっぱりくすぐられ好きなんじゃないんですか~?」 聡美「違うってばぁぁああっはははははははははははははは!!いいからそれやめてぇぇぇ!!」 薫「わかりましたよ。じゃあ…」 今度は人差し指だけのまま、指を離さずゆっくり腋の下のシワに沿ってなぞったり、円を描くようにくすぐる。 聡美「きゃははははははははははそれも嫌ぁぁぁああっははははははははははははははは!!やめてぇぇぇっへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 紀子「ちょっと疲れちゃった~。私も軽くくすぐろ~っと!」 紀子はこちょこちょと激しくくすぐっていた手を止め、人差し指で土踏まずをなぞるようにくすぐった。 聡美「あっはは!ちょっと、先輩までぇえっへへ!!いっひひひひひひやめて下さいよ~!」 薫「じゃあくすぐられ好きって認めたら激しくくすぐってあげますよ!」 聡美「くっくくくくくく…!だからぁっはははは!!違うんだってばぁぁっははははは、じれったいぃぃ!!」 紀子「そんなに認めたくないの~?」 聡美「くっひひひ…!認めるもなにも、あっはは!別に、くくくく…くすぐられ好きじゃぁっはは!ないんですってぇぇ!!」 薫「ん~じゃあ、じれったいのと、くすぐったいの、どっちがいいですか?」 聡美「あっはは!何よそれぇぇっへへへへ!!今だってくすぐったいんだってばぁ!!」 薫「でもじれったいの嫌なんですよね?今のままか、もっとくすぐったいの、どっちですか?」 聡美「ひっひひ、じゃあ…あっはは!!もっとくすぐったい方がいいぃぃっはははは!!これ、きっしし…嫌ぁぁああっはは!」 紀子「じゃあお望み通り~!」 紀子と薫は人差し指によるくすぐりから、すべての指を使った激しいくすぐりに変えた。 聡美「きゃああああっははははははははははははははははくすぐったぁ~い!!あははははははははははははははダメぇぇぇっへへへへへへへへへ!もうやめ、っははははははははははははははは苦しい~!!」 薫「でも先輩、くすぐったいほうが良いんですよね~?」 聡美「あ~っははははははははははははははそれはぁぁっはははははは!どちらかって、きゃははははははははは意味でぇぇっへへへへへへへへ!!くすぐったいのが良いわけじゃあはははははははははははははは!!」 紀子「じゃあ~、さっきみたいなじれったいくすぐりに戻そっかな~?」 聡美「ひゃははははははははははははははははははそれは嫌ぁぁぁああっははははははははははは!くすぐったいのももうダメぇぇぇええあははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「おっ!やってるわね~!!」 美雪「聡美、つい最近まで笑う所すらみたことなかったのに、ホントにくすぐったがりになったのね。」 薫「皆さんお揃いですね!」 香里奈「あれ、真唯さんはまだくすぐってないんですか?」 紀子「皆が揃ってからにしようと思ってね~!」 薫「拘束して聡美先輩のくすぐられてる姿を見せてるので、そうとう腋の下は敏感になってると思いますよ?」 美雪「真唯、今どんな感じ?」 真唯「…腋やばいっす。」 智恵「流石に元気ないな。反省したのか。」 真唯「薫に黙ってろって怒られました…」 沙紀「それで静かだったんですのね…」 玲「薫、真唯が落ち込んでるわよ…?」 薫「めんどくさいな~…」 聡美「きゃはははははははははははははははいいから、あっはははははははははははははははははもうやめてぇぇぇぇ!!」 紀子「そうだね~。もう皆来たしね~!」 紀子と薫はくすぐりを止めた。 聡美「はあ…、はあ…、はあ…(身体がむずむずする…、もどかしい…)」 薫「じゃあ次は真唯ですね!」 聡美「薫…」 薫「はい?」 聡美「もう少しぐらいなら…くすぐられてても良いかなっとは…思ったわよ…?」 美雪「!?ちょっと…聡美、あんた…」 薫「やっとくすぐられ好きって認めてくれましたか!」 香里奈「いや~まさか聡美がね~!意外だわ~!!」 聡美「だから、別にくすぐられ好きな訳じゃないってば!…ただ、もどかしいっていうか…」 早乙女「とりあえず、まずは真唯さんのお仕置きをしないとね!」 真唯「全員でくすぐるんですか…?」 智恵「まあお仕置きだからね…。これに懲りてしっかり集合しなさい。」 沙紀「でも全員で腋をくすぐるのは難しいですわよ?」 早乙女「一人ずつ順番にくすぐりましょう!時間は…一人につき10分で良いわね?」 玲「思ったより短いですね。先生なら一人につき1時間とか言うかと思いましたけど。」 早乙女「さすがに明日も仕事だし、時間があまりないわよ。それに、他にもやりたいことあるし。」 紀子「最初は誰がやる~?」 聡美「あの…私はこのままですか…?」 早乙女「外す時間もったいないから後でね!」 聡美「……?…わかりました。」 薫「じゃあ私からやっていいですか?」 智恵「さっき散々聡美をくすぐってて、指疲れてない?」 薫「平気です!」 早乙女「まあ薫さんは合宿では受け専門だったけど、実はくすぐり力はある方だし、いざとなったら攻め側に入ってもらえるからいいんじゃない?今くすぐるスタミナを付けておくのもありよ。」 智恵「じゃあ、うちはくすぐるの上手くないし、うちの分も続けて20分やってみなよ薫。」 玲「私の分もやっていいわよ?辛い思いして反省してもらえれば誰がやっても一緒だし。」 早乙女「いっそのこと皆が許せば全部薫さんがやってもいいけど、みんなどう?」 美雪「まあ先生がそう言うなら構いませんが、正直くすぐる気で来てしまったので…」 薫「誰かくすぐりたいんでしたら私がくすぐられますよ?」 沙紀「さすがですわね。本当は風紀委員として見習わなければならないのでしょうけど…わたくしやはり、くすぐられるのは好きにはなれませんわ…」 香里奈「じゃあ今回は薫さんに任せましょうか!真唯さん、いつでも寝坊していいわよ?」 真唯「遠慮しときます…」 薫「じゃあ真唯、くすぐるよ~!」 薫は真唯の正面に立ち、真唯の弱点である腋の下ではなく、二の腕に人差し指だけを当て、ゆっくりなぞるようにくすぐりだした。 真唯「い~っひひひひひひひひ…!ちょっ薫ぅ…ひゃぁっははは!!や、やめてぇぇっへへへ、まだ…じらすのぉ…?きっしし…嫌だってばぁあ!!」 薫「やっぱり真唯はくすぐったがりだね~!」 真唯「きひひひひひひ…!くすぐったいぃ…、うっふふ!ひぃぃいいっひひひ!!何それぇぇえっへへへへ!それいやぁああっはははは!くっくくく…、腋ぃいやっははは!!」 薫は、真唯の二の腕をただじらすようにくすぐるのではなく、肘の方までなぞってはゆっくり指を下げていき、腋の下まで行き、ギリギリのところで指をクニクニ動かしてはまた上に登っていくような動きを繰り返すこと数十分。真唯の腋の下はどんどん敏感になっていった。 薫「うわぁ…!自分でやっててもくすぐったいねこれ!(そろそろ頃合いかな?)」 真唯「ひひひひひ、だったら…あっははははは!!もうやめてぇぇぇ…!!ふふふふふふ、くすぐったいぃ…!」 薫「どうします~?先輩?」 智恵「まあ、朝早く起きるのが苦手なのもわかるし、真唯にはこの罰の辛さがよくわかってるだろうし…最後に思いっきり腋の下くすぐって許してあげようか!」 真唯「ちょっだめ…!あっはは、今腋くすぐられたらぁあっはは!!いひひひひひひひマジで死ぬ…ぅっふふふ…!!」 薫「まあちゃんと罰与えないと反省しませんしね!」 薫はその言葉が終わると同時に二の腕からスル~っと人差し指を降ろすと、5本の指で真唯の腋の下をこちょこちょくすぐり出した。 真唯「ひぃぃぃいいやあああっははははははははははははははは!!腋ぃぃいいひぃいやああああああああっはははははははははははははははくすぐったぁぁぁあああっははははははははははははは!!」 あまりのくすぐったさに、暴れ出し、抵抗しようとするが上半身は全く動かせず、足首も固定されているので、足が少し内股になる程度の抵抗しかできず、くすぐったさを緩和させることはできなかった。 美雪「あの拘束の仕方いいわね…!」 香里奈「えぇ…。足くすぐりたくなるわ…!」 早乙女「録画しておいてよかったわ…!」 智恵「先生いつの間に…?だからくすぐり役薫に任せたんですね…」 真唯「きゃはははははははははははははははははごめんなさいぃぃっひひひひひひひひひひごめ、っははははははははははごめんなさぁぁああっははははははははははもう許してぇぇぇあっははははははははははははははははは!!」 薫「ちゃんと反省した~?」 真唯「あっははははははははははははははしたからぁぁあああっはははははははははは!!もうやめてぇぇぇええええっへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 薫「もう遅刻しない?」 真唯「しないしないぃぃぃひぁははははははははははははははははは!!だめ、っははははははははははははくすぐったいくすぐったいぃぃぃいいっひひひひひひひひひひひひひ!!」 薫「今度私をくすぐってくれる?」 真唯「あはははははははははははくすぐる、くすぐるからぁあああっはははははははははははは!!好きなだけくすぐってあげるからぁぁぁぁぁぁあああっははははははははははははははははは!!」 沙紀「それ、反省と関係ない約束ですわよ!?」 薫「じゃあ今度絶対くすぐってよ~?」 薫は真唯を解放した。 真唯「はあぁ…、はあぁ…、はあ…、マジ、っはあ…死ぬぅ…」 薫「何でそんなくすぐったがりなの~!?羨ましいな~」 真唯「はあ…、他人事だと思ってぇ…っはあ…、はあ…」 智恵「まあ、次からは気をつけなよ真唯?」 真唯「は~い…、しっかり反省しました…」 聡美「あの…、そろそろ拘束外してもらっても…?」 紀子「そもそも薫ちゃんだけがくすぐるならその間に外してあげればよかったね~!ごめんね~聡美ちゃん!」 早乙女「いや、外しちゃダメよ!」 紀子「え?」 聡美「あの…先生、何を…?」 早乙女「さっきもう少しぐらいならくすぐられてもいいって言ったじゃない?」 聡美「それはくすぐられた後の気持ちでして、今はくすぐられたいなんて…!それに、くすぐられ好きではなく…!」 早乙女「ん~でも、聡美さんにも罰を与えなきゃいけない理由があるんだけどな~」 聡美「えぇ…!?私、何かしました…?」 早乙女「何で上着を着ていないのかしら~?」 智恵「なるほど。確かに与えられた服を着てないのは問題ですね!」 美雪「お仕置き決定ね!」 聡美「そんな…別に腋が見えてへそ出し衣装なら問題ないはずじゃ…」 早乙女「あれとセットで初めてあなたの風紀委員の衣装として成り立ってるのよ?制服だって、違う柄のセーラー服やスカートを着て良いわけじゃないのよ?」 聡美「…その通りですね…」 早乙女「覚悟はできたかしら~?」 聡美「どうぞくすぐってくださぁぁあああっははははははははははははははははははは急にぃぃいやあああっははははははははははははははくすぐったぁ~い!!」 その後数時間くすぐられ続けるのであった。そして、次の日から脇腹に襲い掛かるくすぐったさに耐えながら上着をきて過ごす聡美であった。