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メリッサの館 〜side:リオ〜②

リオ 「…………ん、んん………。…………こ、ここは………?」  薄暗い部屋で目を覚ましたリオ。そこはトイレの個室のように狭く、正面にはこの部屋の唯一の出入り口であろう扉があり、その扉には小さなモニターが備え付けられていた。 リオ 「なっ、何なのよこの部屋、気味が悪い……。こんな所さっさと出て──!?」  何故自分がこんな部屋にいたのかも理解していなかったが、長居する必要などないため早急にその部屋を出ようとしたリオ。だが手足は全く動かせず、その部屋から出る事が出来なかった。慌てて手足の状況を確認すると、両手は斜め上に伸ばすように、両足も肩幅より少し大きく広げられた状態で、それぞれの手首と足首を金属の枷に嵌められていた。その枷はネジで固定するように壁に取り付けられており、リオは壁に背を付けた状態でX字の様な格好で磔にされており、手足どころか、身体全体動かす事など出来なかったのだ。 リオ 「くっ……!全然取れない!」  いくら手足に力を込めても、当然枷やそれを止めるネジは全く動かず外れる気配などない。完全に身動きを封じられてしまい、その恐怖に焦りを感じるリオ。 リオ 「何で、よりによってこんな体勢なのよ…。うっく……、さっきのあいつの責めで、まだワキがムズムズする…。」  先程まで責められていた余韻が残っているのか、はたまたこの両腕を頭上に上げる体勢が原因でその責めを思い出したのか、ただ腕を上げた体勢で拘束されているだけなのに、勝手に身体がむず痒く感じてしまうリオ。 メリッサ 『あら、ご機嫌よう❤目が覚めましたのね?』  そんな時、リオの目の前にあるモニターに突然メリッサの姿が映り、リオに声をかけてきたのだ。 リオ 「なっ…!あんたっ…!何なのよこれっ!さっさとこれ外しなさい!」 メリッサ 『それは先程のゲームで敗北した貴女へ、今度は罰ゲームですの❤』 リオ 「ば、罰ゲーム!?」 メリッサ 『はい❤敗者に罰は付き物ですの。本当は私が直接罰を与えたかったのですが、私はこれでも忙しい身ですので、拷問マシンが代わりにお相手しますわ❤』 リオ 「ごっ、拷問マシン……!?」  拷問という恐ろしい言葉を聞き、リオはゾッとし思わず身震いしてしまう。 リオ 「な、何よ拷問って。私に何をするつもり……?」 メリッサ 『あら?お気付きではありませんの?わざわざ分かり易い格好で拘束して差し上げましたのに❤』  両手足を斜めに伸ばした格好で拘束されたこの状態が、罰ゲームとして行われる拷問のヒントだと言うメリッサ。その言葉に、リオはすぐに自分が何をされるのかを理解した。 リオ 「もしかして、またあれ?」 メリッサ 『うっふふ……❤あれ、とは一体何の事でしょうか〜?』 リオ 「何を惚けてるのよ。また私の事くすぐる気なんでしょ?馬鹿の一つ覚えみたいに、くすぐりばっかり。随分発想がお子様なのね!」  先程そのくすぐりに耐えきれなかったリオだが、それはあくまでくすぐったい状況で腕を上げ続ける事が物理的に難しかっただけ。そう考えていたリオは、くすぐったいという感覚に屈した訳ではないと、再び強気な姿勢でメリッサに余裕を見せていた。 リオ 「しかも、拷問マシンだなんて大袈裟な事言って、やる事が結局くすぐりって……。」 メリッサ 『もしかして、何か勘違いをしておりませんか?』 リオ 「はぁ?勘違い?」 メリッサ 『えぇ、貴女が今お子様の発想だと仰っているそのくすぐりは、立派な拷問ですのよ?』 リオ 「えっ……?くすぐりが……、拷問?」  メリッサの思いもよらぬ発言に、思わず困惑するリオ。実際、くすぐりという幼少期のじゃれ合いというイメージの行為が、拷問に使われるなど想像も出来なかったのだ。 メリッサ 『私達は他国から拷問の知識や技術を学び、そこでこのくすぐり拷問を取り入れましたの。貴女の様に油断した相手にうってつけの拷問ですのよ❤』 リオ 「くすぐり拷問って……、その他国の人間も大概だけど、くすぐりの何が拷問だってのよ。」  他国から得た拷問と聞いても、やはりそれが拷問に使われるような恐ろしさはなく、強気に振る舞い続けるリオ。それに対し、メリッサはその恐ろしさを懇切丁寧に説明していく。 メリッサ 『貴女、今どういう体勢ですか?』 リオ 「は?何よ急に……。」 メリッサ 『この拷問の恐ろしさを解説して差し上げようとしておりますの。貴女は今、腕を上に伸ばした状態で拘束されてますでしょう?』 リオ 「えっ、……まぁ、そうだけど。」 メリッサ 『全く動けませんよね?その体勢のまま。』 リオ 「そう、なるわねぇ。」 メリッサ 『なら無防備ですわね。貴女のワキ❤』 リオ 「んぐっ……!!だ、だったら何よ……!」  先程まで責められていた敏感なワキ。そのせいで未だむず痒い感覚が残っており、ワキを無防備に晒すこの体勢がその効果を高めているように感じていた。そのワキを改めて指摘されたリオは思わず動揺してしまう。 メリッサ 『貴女、そのワキをくすぐられて耐えられますの?』 リオ 「ふんっ……!別にくすぐったいだけでしょ?くすぐられながら自分から腕を上げるのが辛かっただけで、今回はただくすぐられるだけでしょ?それの何が耐えられないって言うのよ。 メリッサ 『まだ分かってませんのね。身体を全く動かせずに、ワキや身体をくすぐられ続けるのですよ?くすぐったくて溜まりませんわよね?』 リオ 「だから、くすぐったいだけでしょ?ただくすぐったいだけなのに、何が辛いって言うのよ。」 メリッサ 『先程はくすぐったかったから腕を下ろしたのですわよね?』 リオ 「だってくすぐったかったし。」 メリッサ 『それはつまり、くすぐったいという感覚が苦痛だったという事ですわ。ワキがくすぐったかったから、そのワキをくすぐりから守った訳でしょう?それが今回は拘束されて、身動きが出来ませんわよね?』 リオ 「くっ……。」 (一切……、抵抗出来ない、のよね……。) メリッサ 『どんなにワキがくすぐったくても、そのワキは絶対に守れませんのよ❤』 リオ 「…………。」 (どんなにくすぐったくても……、逃げられない……。) メリッサ 『貴女がどんなにくすぐったいと笑いながら叫んでも、その機械は貴女のワキをくすぐり続けますわ❤』 リオ 「うぅっ……。」 (くすぐったくても、ずっとワキをくすぐられ続けるの……?) メリッサ 『くすぐったくてくすぐったくて溜まらないワキを貴女は晒したまま庇う事も出来ず、ただひたすら笑い悶え苦しみ続けるのですわ❤』 リオ 「く、くぅ…………!」 (ずっとくすぐったいまま、笑わされ続けるの……?) メリッサ 『きっとくすぐったくて堪りませんわよね❤ずっとワキを見せつけるように晒し続けるのですから、ね❤』 リオ 「ひっ…………!」  さっきまでリオがバカにしていたくすぐり拷問。その拷問がこの状況でどれ程の苦痛を与えるのか、それを理解させられてしまったリオは、メリッサの思惑通りくすぐられる事に恐怖を感じ始めた。 リオ 「んんっ……!」 (やばいっ……!意識しだしたらまたワキがムズムズしてきた……!)  自分がくすぐられる事を想像してしまったリオは、またワキに意識が向いてしまいむず痒く感じてしまった。 メリッサ 『大丈夫ですわよ。貴女が仰ったように、くすぐったいだけですから❤』 リオ 「い、いや……、それは……。」 (待って……!?今ワキはダメ……!!)  ここで目が覚めてからずっと晒され続けているワキ。ずっとむず痒いワキをこの状態のままくすぐられる事に恐怖したリオ。せめて一度腕を下ろし、そのワキを擦って痒みを取りたい。これからくすぐられるのだと覚悟を決めてからワキを晒したかった。  仮にそれを許されたとしてもくすぐったさは変わらないのだが、少なくとも気持ちの余裕は生まれたかも知れない。少なくとも、今のままくすぐられるのが怖くて堪らなくなってしまったのだ。 メリッサ 『では私は失礼致します。覚えていたら後で様子を見に戻りますので、それまでどうぞ楽しんで下さいまし❤』 リオ 「えっ、ちょっ……!覚えてたらって何よ!!ま、待ちなさい……!!」  突然その時を告げられ慌てたリオはメリッサに静止を求めるが、そんなリオの言葉など聞かず、メリッサはそのモニターを切り会話を遮断してしまう。そしてそれと同時に、すぐに部屋の壁から何かの機械が作動するような音が聞こえ始め、いよいよその恐ろしい拷問が始まりの合図を告げた。 リオ 「う……。なっ、何なのよ……、一体……。」  無防備な体勢で拘束され一切身動き出来ない状態のリオ。その音の正体も、これからどんなくすぐりが始まるのかも分からず不安な気持ちを隠せずにいた。そして、ついにリオへの罰ゲームが始まるのだ。 リオ 「ひぃ…!?なっ、何よこれ……!!」  突如左右の壁からケーブルに繋がれた複数の“手”が現れた。何本ものケーブルが自在に動き、それぞれに1つ取り付けられた手が指をわしゃわしゃと動かしながらリオの身体に近づいてくる。 リオ 「ちょっ、こっち来ないで!んっ……、また…!」  リオの無防備な身体めがけ、ジリジリと少しずつ近づく無数の手。徐々に迫るその手の動きを見て、リオはまた身体がむず痒く、そしてくすぐったく感じてしまった。 メリッサ 『あ、そう言えば、良い忘れておりましたわ❤』  そんな様子を見ていたかのような絶妙なタイミングで、またリオの目の前のモニターが映りメリッサが再び声をかける。 リオ 「なっ、何よ……!んんっ……!」 メリッサ 『先程私が貴女のワキに塗ったボディクリーム。そして、めまいを誘発し一時的に気絶させるあの部屋のガス。それらには、身体を敏感にさせる効果がありますの❤』 リオ 「はぁ…!?それ、どういう──」 メリッサ 『他国の有名な技術者である“如月 茉姫”という女性と、くすぐりを研究していた“滝 音葉”という女性が作られた物ですわ。そのお二人からくすぐり拷問を学んだ私は、彼女達の様々な技術を買いましてね?これは相当くすぐりに弱くなる代物だとか❤』 リオ 「なっ!?まさか、この痒みって…!」  身体に感じるむず痒さ。もし自身の身体が敏感になった事が原因で感じているのだとしたら?もし、自分が異常な程くすぐったがりになっていたとしたら?そう思った途端、リオは大きな焦りと恐怖に苛まれてしまった。 リオ 「ま、待って……!ここに忍び込んだ事は謝るから…!」 メリッサ 『それではごゆっくり❤』 リオ 「ひっ…!?い、嫌ぁ…!!」  両サイドの壁に加え、背後からもニョキニョキと生えてきた手、それらがいよいよリオの身体に触れる寸前の距離まで近づき、リオは青ざめながら恐怖する。 リオ 「くっ、来るなっ……!んっ、ふふふふふふふ…!待って…!その指、っひひひひ、やめっ……、見てるだけで、くすぐったい…!」  リオの身体にギリギリ触れない所で指を動かす無数の手。その指の動きを見るだけでくすぐったく感じてしまい、笑い声が溢れ出てしまう。だがこれはまだ罰ゲームの始まりですらない。 リオ 「んいぃいいぃいぃぃ……!?」  そして、複数の手の内の2つがついにリオの身体へと触れた。1つは右側の脇腹、もう1つは左の二の腕にスッと触れただけだが、敏感になったリオにとってはこの些細な刺激ですらくすぐったく感じてしまう。 リオ 「んぁ…!あひひひひひ、ちょっ、無理……!いひひひひひひひ、んんっふふふふふ…!これ、っひひひひひひひひ、くすぐったい……!」  そんな手が次々にリオの身体に触れ、すでに笑いの限界を迎えようとしていた。だが、無数の手はリオの弱点であるワキにだけは未だ触れていない。だが、もうすでにくすぐったい。その事実がリオを更に追い込み恐怖させる。 リオ 「まっ、待って…!!きっひっひっひっひっ、この状態で……ワキはダメ……!」  そして遂に複数の手がワキに触れようとしているのに気付き、静止を求める。だが手はリオの言う事など聞く訳がない。 リオ 「うひぃいいいいぃぃいぃ!!?」  左右2つずつ、合計4つの手がついにワキに触れ、堪らずリオは悲鳴を上げる。ガスによって全身敏感になってリオ。それに加え、ワキにはクリームまで塗られ二重の効果を与えられている。つまり、触れられただけでその刺激は相当なくすぐったさになってしまうのだ。 リオ 「あひひひひひひひ、んんっふふふふふふふ!!いぃいぃいいいっひっひっひっひっひっひっひっ!!」 (無理無理……!くすぐった過ぎる!こんなの、絶対耐えられない……!)  だがこれだけでは終わらない。リオの身体に触れられた無数の手が、いよいよその指を動かすのだ。 リオ 「んふぅうあぁあああぁっはははははははははははははははは!!ひぃいいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  リオの身体に触れた手が一斉にその指を激しく動き始めた。一気に体中に送られる“くすぐったい”という刺激。堪らずリオは笑い出してしまった。 リオ 「ひゃあはははははははははははははははははダメぇぇえ!くすぐったい、っはははははははははははははははくすぐったいいいぃぃいぃ!」  我慢ゲーム中、どれだけくすぐられても、何度も腕を下ろしてしまっても、口を開けて笑うという事だけは耐えていたリオ。1度笑い出してしまうと、くすぐりという責め全てに耐えられなくなる気がしていたからだ。強気な態度を貫いていたのも、くすぐりに少しでも耐えるべく我慢する為だ。だが、無防備な体勢で拘束された挙げ句、敏感にさせられてしまったリオの身体が、この激しい指の動きに耐えられる訳がなかったのだ。 リオ 「あぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっ無理ぃいぃいい!!いゃぁあっははははははははははははははははははははは!!」  両サイドの壁からから出てきた手に脇腹をグニグニと揉みほぐすようにくすぐる手。引き締まったくびれをくすぐられる度に、リオの身体がビクッと強く反応してしまう。 リオ 「うひひひひひひひ、それっ!あっはははははははははははきつっ……うははははははははははははははははははははは!!」  背後から伸びた手はリオの肋を捉えていた。そこへ指を立て、コリコリとくすぐっている。力強い責め方のようだが、敏感になったリオは痛み以上にくすぐったさを感じてしまう。  だが、これらの責めはまだマシな方だった。 リオ 「やめ、ひっひひひひひひひひひ、あぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ手、入れないでっ!っはははははははははははは!!」  リオの服装は腹部が露出するデザインだが、極端に丈が短いという訳でもなく脇腹や肋をくすぐる手は服越しであり、その衣服によって多少なりともくすぐったさを軽減出来ていた。  しかし、服の裾から強引に入り込んだ手はリオのお腹を直接くすぐっており、素肌に直接送り込まれる刺激は半端ではない。 リオ 「そこっ……、んあはははははははははははははははははははは、いはははははははははははははそこやめてぇ!」  更に、元々衣服に守られていないリオのへそもくすぐりのターゲットとなっている。人差し指でへそをほじくる様に引っ掻いたり、その周りで円を描くようになぞったりと、優しいくすぐり方で責めていた。 リオ 「あっ…!っははははははははははは、そこぉ、っひひひひひひひひそれヤダぁぁあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  斜め上に伸ばされた状態で拘束された腕。二の腕も人並み以上に敏感なリオにとって、指をモゾモゾと動かしながら二の腕を移動する手もまたくすぐったくて堪らない。腕の付け根方向へ手が移動すれば更にくすぐったく、優しい刺激でも耐え難いくすぐったさを感じるのだ。 リオ 「きゃぁあははははははははははははははははははははははははそこぉ…!ぁああぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっわき、わきぃいいぃいっひひひひひひひいはははははははははワキ嫌ぁあ!!」  体中くすぐったいのは間違いないが、その中でもワキはやはり特別だった。ただでさえ特別弱いのに、ガスとクリームの相乗効果でずっとむず痒さを感じるほど敏感な状態になっているのだ。当然段違いにくすぐったさを感じてしまう。 リオ 「ひやあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっくすぐったいぃ、くすぐったいいいひひひひひひ、あはははははははははははははははは!!ワキっやばい…!ひゃははははははははははははくすぐったいってばぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  ワキには2つの手がそれぞれ違う方法でくすぐり責めを行っている。いや、正確に言えば左右それぞれに配置された4つの手全てが別々の動きをしている。  ワキの窪みの部分、そこを親指以外の4本の指で激しくくすぐる手と人差し指でこちょこちょと引っ掻くようにくすぐる手。これらが最もくすぐったく、ワキの敏感さを痛感させる一番の要因だ。人差し指だけのくすぐりなど、4本の指によるくすぐりに比べれば大した事はなさそうだが、その人差し指はピンポイントでリオの最も敏感な部分だけを刺激しており、数の暴力で無造作にくすぐられるより実はくすぐったいのだ。  残りの2つ、人差し指でツンツンと突っついてくすぐる手と、つぅ〜っとなぞるようにくすぐる手。これらの優しいくすぐりもまたワキに襲いかかっている。激しいくすぐりの中に、こういう優しい刺激を送られる事で強弱が付き、くすぐったさとむず痒さが同時に与えられる。またそのメリハリが、くすぐりに慣れないように、常に強いくすぐったさを与え続ける要因となっているのだ。 リオ 「ひははははははははははははははははぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっく、苦しっ!っひゃははははははははははははははははははははははやめ、やめてぇええぇえっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっ!!」  くすぐったさに耐えながら腕を上げ続けるのは勿論辛いが、身動き出来ないように拘束された状態でくすぐられるのはそれ以上に辛かった。 リオ 「これ、っはははははははははははははははははは外してっ!いひひひひひひひ、ぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっワキやだぁあっははははははははははははははははくすぐったいからぁああぁ!!」  我慢ゲームの時とではくすぐるのレベルの違いはあるが、根本的に自分の意思ではそのくすぐりを防ぐ事が出来ないという点が何より辛いのだ。どれだけくすぐったくても、ただくすぐられ続けなければならない。どれだけ訴えてもこのくすぐりは終わらない。そんな苦痛と絶望でリオは必死に暴れ抵抗しようとするが、X字に拘束された身体は絶対に動かない。リオは、ただ笑い続けながらくすぐったさを受け入れるしかないのだ。 リオ 「きゃはははははははははははははははははははははははだめ…っははははははははははははは死ぬっ!!ひははははははははははははははははくすぐったくて、死ぬぅぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」  くすぐる手から逃げようと必死に身体を左右に捩って抵抗するが、その身体を僅かに捻るので精一杯だった。両サイド、背後から伸びた手からは当然逃げられず、無駄な抵抗となってしまっていた。だが無駄だと分かっていても、無意識に手から逃げようと身体が動いてしまうのだ。 リオ 「あっはっはっはっはっはっはっはっ、わかったぁあははははははははははははははははははははわかったからぁあぁ!!ひゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははワキはっ!あはははははははははははははワキだけでも止めてぇええぇぇぇ!!」  せめて最も弱いワキだけでもくすぐりをやめて欲しい。そんな思いをそのまま声に出すが、当然誰も返事などしなければ、そのくすぐる手が止まる訳でもない。 リオ 「お願いぃ…!っきゃははははははははははははははははははははは私が悪かったぁははははははははははははははははははははははははは悪かったから、んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!もう泥棒はしなぁっ!っははははははははははははもうしないからぁぁあ!ぎゃははははははははははははもう反省したからあぁあぁああっはははははははは助けてぇえぇぇへへへへへへへへへ、んぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、も…、もう許してぇ!!」  この部屋にはリオ以外誰もいない。外で自分の声を聞いている人がいるのかも分からない。メリッサがこの状況を見ているのかも分からない。だが、このくすぐりから解放されるには、誰かに助けて貰うしかない。 リオ 「誰かぁ、あっはははははははははははは誰か助けっ、ひゃぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっお願いだからぁぁあぁ!んあははははははははははははははははははははははははくすぐったいくすぐったいぃぃいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっ」  だからリオは必死に助けを求めた。だがこのくすぐりは終わらない。数時間後に満足したメリッサが部屋に入るその時まで、その笑い声は地下に響き続けるのだった。

Comments

ありがとうございますm(_ _)m 別の作品のキャラが登場するというのは一度やってみたかった試みでしたので、そこが出来て良かったです✨ くすぐり前のやりとりあってこそのくすぐりですよ(笑)

こーじ

世界観繋がってるの面白いですね。 あとくすぐり前のやりとりホント好き

ガリタル


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