ティックリー・アドベンチャー 5-4
Added 2024-06-02 03:16:34 +0000 UTCアカネ「あっ!あれクスグの森じゃない?」 ジェットボードで海上を進んでいると、木々が生い茂る陸を確認できる所まで辿り着いたレディナイツ。それこそ間違いなくクスグの森であり、その先がこの旅の目的地、魔女の住む古城である。 ライカ「見えてきましたね。」 アイナ「あとちょっとだね!」 ミツキ「あぁ。一気に行こう…!」 このまま海上という戦い辛い場所での戦闘を避けたいレディナイツだが、やはりそう上手くはいかなかった。 キュバス「行かせないわよ……!!」 ミツキ達の背後から聞こえたキュバスの声。だが敵が背後にいるなら止まる必要はない。キュバスの動きに警戒しながらも、ミツキ達はジェットボードで先を急ぐ。 ミツキ「随分遅い登場だな。相方は負傷して転移していったぞ?」 キュバス「ジエルには申し訳ない事をしたと思ってるわ…。まさかあなた達が海上であそこまで戦えるなんて思っていなかったわ。」 自分の失態を悔やみながらも、戦う意思を見せるキュバスは、指をパチンと鳴らし自らが従える魔物をミツキ達の前に呼び出した。 アカネ「うえぇっ!?何、こいつら!」 ライカ「これはまた……、厄介そうですね。」 海面からは無数の触手だけがウネウネと動いていた。その正体は不明だが、先程倒したタコとイカの魔物の脚とは比べ物にならない数で、それがどれ程の脅威になるのかは安易に想像できてしまう。 アイナ「また、タコとかイカの魔物なのかな……?」 ミツキ「海に潜られていてはわからんな……。だが──」 槍を構えたミツキは、魔力を一気に解放し技を放つ。 ミツキ「アイシクル!」 無数の触手が漂うエリア全体に魔力を注ぎ、その触手と海面を一気に凍らせた。 ミツキ「海中に潜む魔物はもう私の敵ではない。諦めるんだな。」 キュバス「海中……、ねぇ……。確かにそこ一帯を凍らされると厄介ね。でも、もうその戦略は通用しないわよ!」 キュバスが再び指を鳴らすと、凍らされたエリアの外側から同じ触手が無数に現れ、ライカとアカネに襲い掛かる。 アカネ「んあっ…!?」 ライカ「くっ…!トルネード!」 自分がいるエリアを中心にして竜巻を起こすライカ。 その竜巻が盾となり触手の接近を阻む事が出来たが、触手の猛攻は止まらない。 ミツキ「アイシクル!……くそっ、どれだけの数の魔物を従えているんだ!?」 ライカとアカネを助けようと、再びアイシクルで海上を凍らせるミツキ。それによりまた触手は凍りつき動かなくなるが、次から次へと、別のエリアから触手が襲いかかってくるのだ。 アカネ「うわぁ…!?」 ライカ「くっ、しまった……!」 自身を中心に展開した竜巻。つまり、その真下は無防備で、海中から忍び寄る触手を防ぐ事は出来なかったのだ。足元から現れた触手により、両手、両足を狙われたライカとアカネは、空中でX字に拘束されてしまった。 ミツキ「アイシクル!」 すぐに二人を解放しようとするミツキ。海面を凍らせ、そのまま触手も一緒に凍らせようとしたのだが── ミツキ「んひぁあ…!?」 真っ直ぐ伸ばした右腕は無防備になっており、ミツキの足元から伸びた触手がそのワキをくすぐった事で妨害され、海面を凍らせるだけに終わってしまう。 ミツキ「くそっ…!こいつ!」 アイナ「あれ…?ミツキさんがさっき凍らせてた筈なのに……。」 ミツキ「そういえば…、一体何が……。んなっ…!?」 ミツキとアイナの周りは全て海面を凍らせ、触手が海上に現れないようにしていた筈だったが、どういう訳か海面の氷は全て無くなり、ミツキとアイナの周りを再び無数の触手が覆う。 ミツキ「アイシクル!」 再び海面と触手を一瞬にして凍らせるミツキ。それによりどうにか触手による攻撃を防げたが、魔物の攻撃は終わらない。 ミツキ「何…!?」 海面の氷が激しく割れ、やがて粉々に砕かれ消えていってしまったのだ。 アイナ「そんなっ…!」 ミツキ「別の魔物か…!」 キュバス「その通りよ!この2種類の魔物を探し手駒にするのに時間が掛かってしまったけど、それに見合った能力でしょ?」 アイナ「2種類の魔物?」 ミツキ「おそらくこの触手はイソギンチャクの魔物だ。」 キュバス「そうよ?そして氷を割ったのは、サメの魔物。ヒレをチェーンソーのように変化させ、その斬撃により氷や、海面と一緒に凍りついたイソギンチャクの触手を切断、破壊したって訳。」 アイナ「イソギンチャクの触手も切ってるの!?」 ミツキ「イソギンチャクには再生能力があるからな。それより驚いたのは、魔物に“くすぐる事に特化させる”以外の強化が施された事だ。」 アイナ「どういう事?」 ミツキ「今までの魔物は、姿形、能力が相手をくすぐる事のみに特化させた物に変えていたが、チェーンソーの能力などくすぐりには全く関係ない、戦闘に特化した能力だ。」 キュバス「相変わらず察しが良いわね。能力者として強い力を持つレディナイツにある程度対抗するために、私にはダークレイという闇属性の技があるわ。私は元々相手をくすぐる為に生まれた使い魔だけど、くすぐる事以外にも戦う能力があるって訳。そして、度重なるくすぐりによって得たエネルギーで、私のチャームの能力を更に応用出来るようになり、戦う能力を魔物に与える事が可能になったのよ。」 何度触手を迎撃し海面を凍らせようとも、攻撃性能に特化した魔物がそれを全て壊す。その繰り返しに、やがてミツキが押されてしまう。 ミツキ「くっ……!」 (氷を壊されるスピードが早い……!) 攻撃性能に特化したサメの魔物は、ただ氷を割るだけ良い。一方、ミツキは魔力消費を抑えるために触手が出現したエリアと触手を凍らせているのだが、この方法は魔力を抑える代わりに常に神経を研ぎ澄ませていなければならず、それが結果的にミツキを疲弊させていたのだ。 アカネ「んあっ!?あっはははははははははははははははははははは!!」 やがてミツキの迎撃が追いつかなくなり、アカネはイソギンチャクの触手により上半身をくすぐられてしまう。 ミツキ「アカネ……!」 アカネも決してただ捕まっていた訳では無い。拘束を解こうと魔力を込めたり、技を発動しようと試みていたのだが、その都度触手の妨害が入っていた。そしてその触手をミツキが封じ込めていたのだが、それが追いつかずアカネはくすぐられてしまったのだ。 そしてそれはアカネに限った話ではない。ライカもまた、今まさに拘束を解こうと魔法を使おうとしているのだが… ライカ「んひぃっ!っくくくくく、んんっふふふふふふふふふ……!!」 ワキをくすぐられ、その集中力が乱れてしまい、魔法の発動は叶わなかった。 ミツキ「くそっ、ライカまで……!今助けるぞ!」 ライカ「いひひひひ、いえ…、っくくくくくく、私達に構わず……、んふふふふふふ、魔物を倒す事に、集中して下さい……!」 ミツキ「し、しかし……!」 ライカ「このままでは、あひっ!?っひっひっひっひっひっひっ…!ミツキも捕まってしまいます…!んふふふふふふふ、私達の事は気にせず、自分自身と、くっくくくく、アイナさんを、守って下さい!」 アイナ「ライカさん…!」 (やっぱり、私が足を引っ張ってる……。) ミツキ「わかった…。しばらく我慢してくれ!」 アイナ「せめてサポートだけでも!パワーフォース!」 少しでもくすぐりに耐えられるようにと、ライカとアカネにパワーフォースを使い支援するアイナ。だが、ライカとアカネを根本的に助けられる訳ではなく、アイナは責任を感じていた。 ライカ「ありがとう、ございます…!んっふふふふふふ、きひひひひひひひひ…!!」 ミツキ「アイナ、私にも頼めるか?」 アイナ「う、うん!パワーフォース!っはぁ、っはぁ、ごめんミツキさん、もう魔力が……。」 まだ能力者として目覚めたばかりのアイナ。その才能は感じられたが、当然魔力もまだまだ多いとは言えない。度重なる支援魔法で、アイナの魔力は底を尽きてしまったのだ。 ミツキ「この海を越えたら回復薬を使おう。もう節約している場合でもないしな。全力でいくぞ!」 仲間を少しでも早く解放する為、ミツキは魔力を抑える戦い方を止め、一気に勝負を仕掛けた。 ミツキ「アイスニードル!」 海水を使い、大きな氷の槍を作り出したミツキ。イソギンチャクの魔物は海底に潜んでおり、どこを狙えば良いかも分からなければ、そもそも場所を特定できても技が届かない。となれば、狙う相手はただ1人。 キュバス「ふんっ!無駄よ!」 魔物を従えるキュバスを倒す事でしかこの魔物を止める事は出来ないと考えたミツキは、その槍をキュバス目掛け放つが、それを読んでいたキュバスは空中であっさりと回避してしまう。 ミツキ「くっ…!!」 キュバス「ブラックカーテン!」 ミツキ「しまっ──」 アイナ「なっ、何……!?」 その技がどんな効力をもたらすのか理解していたミツキだったが、気が付いた所でどうする事も出来なかった。ミツキとアイナを包み込むように黒い霧が掛かり、2人は視界を奪われてしまう。 アイナ「ミ、ミツキさん……!」 ミツキ「心配するなアイナ。私が守ってやる…!」 アイナが攻撃されないように、ミツキは辺りを警戒し魔物の攻撃に備える。だが、ブラックカーテンは視界だけでなく、魔力の気配も遮断しており、魔物の気配を全く感じない。 ミツキ「そこかっ!?」 ブラックカーテンの内部、つまりミツキ達がいる空間に魔物の触手が入った事で、ようやくその気配を察知する事が出来たが、当然間に合う訳などなかった。その触手は勢いよく伸び、ミツキの右手首に絡みついてしまう。 ミツキ「くっ、アイシクル!」 拘束されればアイナを守る事も出来ない上に、抵抗出来ずにくすぐられてしまう。そうなっては、キュバスの魔力の限界までくすぐられる事になる。右手首に触手が絡みついた瞬間にその最悪な事態を想像してしまい、慌ててその触手を凍らせる。だがそれも魔物を操るキュバスの作戦だった。 ミツキ「しまっ──」 アイナ「きゃぁっ……!」 自身に絡みついた触手に気を取られ、新たに接近した触手に気付くのが遅れてしまったミツキ。その結果、今度はアイナの右手首が触手に絡みつかれてしまう。 ミツキ「アイナっ……!!」 アイナの右腕を掴もうと左手を伸ばすミツキ。すると、その瞬間を待っていたかのように複数の触手が一斉に襲い掛かる。 ミツキ「くぅっ…!」 アイナの右腕とミツキの左腕、それらを一括りにするように巻き付き拘束した最初の触手。そしてその後から一斉に現れた触手に四肢を捕られ、ミツキとアイナは向かい合わせにさせられ、両手足を広げるように拘束されてしまったのだ。 アイナ「ミツキさん、ごめん…。」 ミツキ「大丈夫だ。すぐに拘束を──」 魔力を込めて触手の拘束を解こうとするミツキ。ただし、それが出来るのは何の妨害も無ければの話である。つまり、当然この機を逃す筈もなく魔物は無防備なミツキを攻撃し妨害する。 ミツキ「んっ……!?っくぅ……!!」 1本の触手がミツキの服の裾から入り込み、その腹部に巻き付いた。そして粘液を発生させながら腹部に巻き付いた触手を擦らせるように動かす。 ミツキ「やっ、やめろ……!んんっ!集中、出来ない……!」 笑い声を上げる程でもなかったが、ぬるぬるした触手が腹部を滑るように擦りながら移動するだけで、誰でもくすぐったく感じてしまう。ミツキはそのくすぐったさに耐えながら体内で魔力を込めるが、そのむず痒さにすぐに魔力が乱されてしまった。 アイナ「うひゃあ!?」 ミツキ「ア、アイナ…!?」 ミツキが腹部のむず痒さに耐えている中、今度はアイナにも触手が攻撃を仕掛けた。X字に拘束され無防備になっている腋に1本の触手が伸び、撫でるように優しくくすぐり始めたのだ。 アイナ「あはははははははははははははははは、やだっ、それ……!っひははははははははははははははははは!!ワキやめてぇええっへへへへへへ!!」 責め方こそ優しく軽いものだったが、その伸びきった腋はアイナにとっての弱点であり、刺激が軽いものであろうとそのくすぐったさは耐え難いものだった。 ミツキ「んくっ…!やめろっ、んん…!アイナをくすぐるなっ!」 アイナのくすぐりを止めるよう触手に訴えるが、触手がそれを簡単に聞き入れる訳が無い。 アイナ「あっはっはっはっはっはっはっはっ、ワキ、いひひひひひひワキいやぁあぁぁあっはははははははははははは!!」 ミツキ「んんっ…!くふふふふふ、それっ、見せるなぁあ!あっひひひひひひ、私までくすぐったく……、っひひひひひ!」 ミツキとアイナは向かい合わせになるように拘束されているため、アイナが腋をくすぐられている姿がミツキの視界に入ってしまう。それにより、笑い悶えるアイナを見せられる形となっているミツキもくすぐったく感じてしまっているのだ。 勿論、ミツキがつい笑ってしまいそうになっている原因はそれだけではない。腹部に巻き付いて擦る触手のくすぐったさも相まって、ミツキに思わず「くすぐったい」と感じさせているのだ。 アイナ「ひはははははははは、ミツキさん、っあははははははははははははごめんなさぁぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」 ミツキ「んんっ…!いや、っくくくくく、アイナのせいじゃない…!ふひひひ、くそっ……!アイナを解放しろぉ…!っくぅ、代わりに、私をくすぐれ…!」 実際にくすぐられて苦しんでいるのはアイナだが、そのアイナが罪悪感でミツキに謝罪する。そんな事をさせたミツキは自分が情けなく感じ、自分が身代わりになると訴えるが、やはり触手はミツキの言葉を受け付けない。 アイナ「んあっ!?ははははははははははははははははははははははははそれ止めて、きゃぁははははははははははははははははははカリカリしないでぇええぇえ!」 アイナの腋を撫でるようにくすぐっていた触手が、今度は敏感な窪みの部分をほじくるようにくすぐり始める。 当然、撫でるだけの責めより遥かに強い刺激であり、そのくすぐったさは比べ物にならないだろう。 ミツキ「くそっ!アイナをこれ以上くすぐるなっ!!んふっ、くぅうぅっふふふ……!」 (くっ…、アイナの腋、すごくくすぐったそうだ……。あのくすぐり方、私が特に苦手なやつだ。絶対にくすぐったい……!) アイナのくすぐられている姿を間近で見ているミツキは、無意識にそのアイナの姿を自分自身に置き換えてしてしまう。 ミツキ「くひっ…、いっひひひひひひひ!それ、やめてくれ…!んんっふふふふふふ!!腋がむずむずしてしまう…!」 こんな状態で拘束され、自分の腋もあんな風にくすぐられてしまったら……。そう想像してしまったミツキは、いつの間にか本当にくすぐられているかのように、腋にくすぐったさを感じてしまう。 そんな中、ミツキの腹部に巻き付き移動しながら擦るようにくすぐっていた触手の行動に変化が起きた。 ミツキ「うひぃっ!?な、何だっ…?」 腹部に巻き付きながら、ミツキの身体を登ったり降りたりを繰り返していた1本の触手。そこへ2本目が襲い掛かり、2本の触手がミツキの身体に巻き付いた。 更に、その移動の仕方が変化し、2本の触手がどんどん上へと登って来たのだ。服の裾に入り込んでいた触手は、肋を通り過ぎ、胸を更に登り、やがて服の襟から先端を覗かせそのまま外に出る。そしてその先端は、ミツキの左右それぞれの腋に狙いを定めていた。 ミツキ「くっ…!んっふふふふふふ、私の腋も、くすぐる気か…!いぃっひっひっひっひっひっ…、だったら、アイナのくすぐりを、っくくくくくく、やめろぉ…!」 自分がくすぐられる覚悟は出来ていたが、アイナにも辛い目に会わせる訳にはいかないと、自分が犠牲になるよう交渉する。 ミツキ「んんっ!?っふふふふふふふふ!お、おいっ…!きっひひひひひひひひひひひひひ、何のつもりだ!?」 ミツキの両腋に迫る触手は、その腋に触れる寸前のところで、クリクリと先端を動かしくすぐる真似をする。まるでミツキに更にくすぐったくなるような錯覚を与えるかのように、決してその肌には触れずくすぐるアピールだけを行っていた。 ミツキ「くひひひひひひ、あひひひひひひひひ…!それ、やめろぉ…!んっふふふふふふ、くすぐるなら、いっひひひひ、さっさとくすぐれ!」 目の前でアイナがくすぐられている姿を見せ、自分に迫る触手は実際にはくすぐってこない。これが“焦らし責め”と呼ばれ、自身の腋をより敏感にさせる手法だと、この旅で学んだミツキ。だが分かっていてもそれを回避する事が出来ず、ミツキは自分の腋が敏感になっているのも感じ始めていた。 ミツキ「んぐっ!っふふふふふふふ、あひひひひひひひ…!くそぉっ…!んいっひっひっひっひっひっひっ…!!」 腋をくすぐられ笑わされているアイナを見ると自分もくすぐられている感覚に陥ってしまう。かと言ってアイナから目線を逸らしても自分の腋を常に捉えくすぐる真似をする触手が気になってしまう。そしてその触手もまたくすぐったいという錯覚を与え、目を瞑って見ないようにしても、いつかくすぐられるかも知れないという恐怖が頭を過ぎり気が気でない。 アイナ「あひゃははははははははははははた、助けてっ!あっはははははははははははははははははくすぐったいぃいいぃいいい!!きゃはははははははははははははははははははははははははワキ、ワキ嫌ぁぁぁああぁ!!」 ミツキ「うぅ…、んっふふふふふふふふふ、おい、もうアイナをくすぐるのはやめてくれ!あっひひひひひひ、きひひひひひひひひひひ代わりに、私がっふふふふふふふ、くすぐられるから…!」 何より、目を瞑っていようともアイナの笑い声は嫌でも耳に入り、その姿を脳内で想像させられてしまう。 自分の不甲斐なさで仲間がくすぐられた挙げ句、自分を決してくすぐらず焦らし続ける触手。そのもどかしさと焦れったさに耐えきれなくなったミツキは、自身が身代わりになるように、また触手に訴える。 アイナ「ミツキさぁぁあっははははははははは!魔力で、ひははははははははは何とか…、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 ミツキ「わ、わかっている!っくくくくく、わかっては、いるんだが……。んんっふふふふふふふふふ…!」 アイナ(そうか…、くすぐられてる私を見てるだけでくすぐったくなって、集中出来ないんだ……。) 腹部に巻き付く触手の動きは止まったものの、目の前でくすぐられるアイナを見せられ、自分の腋に今にも触れそうな触手が蠢いていれば、くすぐったがりのミツキは魔力の操作になど集中出来なかった。 アイナ(それなら、せめて私が笑うのを我慢して、ミツキさんが集中出来るようにしなきゃ…!) 「んぐぅうぅう…、ぅあっはははははははははははははははははははははははは無理ぃいぃいいっひひひひひひひひひ、あぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっくすぐったあぁぁああぁい!!」 少しでも笑い声を出さないように我慢しようと試みたアイナだったが、元々くすぐったがりな上にこの旅に同行したばかりのただの女性が、拘束された状態でくすぐられて笑わずにいられる訳が無い。 ミツキ「んっふふふふふ、くそぅ…。っくくくくくくくくくく、何とか、しなければ…!あひひひひひ、んんっふっふっふっふっふっふっふっ…!!」 アイナのその行動の意味を理解したミツキ。自分の為に努力しているアイナの為にも、この状況を打開しなければと思っていた時だった。 ミツキ「んひゃあぁぁあぁあ!?」 ミツキの腋に触れる寸前の所でくすぐる真似をしていた触手。その内の1本、左側の触手がついに、目の前に位置していたミツキの左腋に触れたのだ。 ミツキ「ひはははははははやめっ!あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっくすぐったいぃ…!!」 焦らされ続けたミツキの腋はくすぐりに耐えられる程強くはなく、呆気なく笑わされてしまった。 ミツキ「んあははははははははは、んんっ…!っはぁ、っはぁ、何、だ……?」 いよいよ本格的なくすぐりが自分にも襲いかかってきたのかと思ったミツキだったが、そのくすぐりはすぐに止まった。いや、正確に言えば、触手はまだ動いており先程と同じように腋に触れる寸前の所でくすぐる真似をしていたのだ。 ミツキ「んっく…!何なんだ…!くひひひひひひ、一体何がしたいんだ…!?」 アイナ「きゃぁあっはははははははははははははははははははは!!もうやめてっ、ひははははははははははははははくすぐったいってばあぁあ!!」 ミツキ「んいぃっ!!ま、またか……!っくふふふ、なっ、また腋から離れた……?」 相変わらずアイナへの責めは変わらぬまま、ひたすら腋をくすぐり続けていた。一方、ミツキへの責めは再び開始されたかと思われた直後にまた腋から触手が離れたのだった。 ミツキ(一体この触手は何が目的で……。そうか…!!) ミツキを責める触手は、一切近づいたり遠のく事はしていない。常にそこで先端だけを動かし、ミツキの腋がそこへ近づいたからくすぐられる事となったのだ。しかし、ミツキは自ら近づいてくすぐられた訳では無い。 アイナ「うひゃあぁぁああっははははははははははははははははははははははははそれヤダぁあっはははははははははははははははは激しくしないでぇええぇええ!!」 アイナとミツキは向かい合わせになるように互いの手首、足首を括られ拘束されている。その結果、アイナがくすぐったさに耐えきれずその刺激から逃れようとも暴れれば、ミツキの身体も同時に揺れて動いてしまう。 ミツキ「んひゃああ!?っははははははははははははははははははは!!」 そしてミツキの身体が動いて空中で揺れれば、自然とその場にいる触手にミツキの腋が触れる仕組みとなっていたのだ。 ミツキ「あははははははははははははははは、んあっ…!!っはぁ、っはぁ、っはあ、っはぁ……!」 激しく暴れたアイナによってミツキはアイナと共に空中で揺れ動き、ミツキは腋をくすぐられる。その揺れが収まれば、ミツキはくすぐりから解放される。 ミツキ「んぎぃいいあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、ちょ、早いっ!あはははははははははははははははははは!!んあぁ、っはぁ、っはぁ、はぁあぁあ!?っはははははははははははは!!」 だが、ミツキと違いアイナは常にくすぐられている。揺れが収まってもすぐにアイナが暴れだしてしまえば、また揺れる事となり、ミツキもまたくすぐられる事となる。 ミツキ「っはぁ、っはぁ…、んぁあっ!?っはははははははははははははははははははははははは!んぁっ、はぁ、はぁ、んいぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!これ嫌っ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、んぎぃいやあぁあぁははははははははははははははははは!!辛いぃいいっひひひひひひひ、っはぁ、んあっ!!っはっはっはっはっはっはっはっこれ辛いぃいいぃい!!」 ほんの一瞬の休息を与えられ、息を整えようとすればどうしても身体から力が抜けてしまう。そこへすぐにまたミツキの腋が触手に触れてしまいくすぐられる。くすぐる強さは変わらないが、刺激を予測して力んでいる時と、力を抜いた無防備な状況では感じるくすぐったさも多少なりとも変化する。 だからと言ってくすぐられた後も精神を研ぎ澄ましながら次の刺激に備える余裕などない。 ミツキ「あっはははははははははははははははははははははは、んぁっ、はぁ、んあぁああぁっははははははははははははははは!!」 少しくすぐられては一瞬解放され、またすぐにくすぐられる。この繰り返しにミツキは魔力の集中など当然出来る筈などなく、拘束を解けぬまま、ただひたすらくすぐられ続けるしかなかった。 ミツキ(アイナ、すまない……。今の私では守ってやる事が出来ない…!ライカ、アカネ、どうか無事でいてくれ……!!) 無力な自分を嘆きながら、ミツキはこの生殺しのようなくすぐりに翻弄されるのだった。
Comments
ありがとうございますm(_ _)m そうですね、僕が今まで描いてきた触手そのままをイメージしております。
こーじ
2024-06-04 08:53:53 +0000 UTCとにかく責め手の触手の数が多いという点に状況の妄想がはかどり、楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。 もしよければ教えてほしいのですが、今回の触手も頭足類のそれをイメージすればいいですかね・・・?
炙り蜻蛉
2024-06-04 08:47:14 +0000 UTCありがとうございますm(_ _)m
こーじ
2024-06-03 02:55:15 +0000 UTC今回も素晴らしかったです! 今後の展開も楽しみにお待ちしております。
オッカ
2024-06-02 22:21:13 +0000 UTC