腕の付け根にあたる部位であるワキ。普段の生活では肩や腕によって閉ざされたその場所は、ノースリーブの服を着用した状態で、尚且つ腕を上げなければ見る事すら殆どない場所だ。つまりその場所こそ、私とロゼの弱点なのではないかと推測したのだ。 ロゼ 「……えぇ、ようやく気が付いたようね。私とあなたの弱点は、この無防備に晒されたワキよ。」 カレン 「む、無防備って……。」 確かに袖の無い服を着た状態で、このように腕を真上に上げていれば無防備なのは間違いない。だが、「無防備に晒された」なんて言われ方をすると、くすぐったさの想像もできないのに、ゾクッと身体に寒気が走ってしまう。 その言葉を聞いてから妙にワキという部位を意識させられてしまった私は、普段人に見せないこの場所を大胆に晒している事に羞恥心を覚えた。そして同じように嫌々晒されているロゼのワキにも目が向いてしまい、その魅惑的な部位に背徳感のようなものを感じてしまう。 ロゼ 「腕を目一杯 頭上に伸ばしたこの姿勢での拘束、これこそワキが弱点の私達にとって最も無防備な状態でしょ?そんな状態でワキをくすぐられたらどうなるか……、まずはその目に焼き付けるのね。」 自らの意思でくすぐられる事を選んだロゼは、大きく深呼吸を行いこれから自分の弱点をくすぐられる覚悟を決めたかのように、その言葉を発した。 ロゼ 「……実演役ティックルハンド、ステージ4、起動。」 新たに現れた2つのティックルハンド。二の腕をくすぐったティックルハンドより下、真上に伸ばされた腕の両サイドから現れたそれらは、ロゼのワキの直ぐ側までゆっくりと移動すると、今までのティックルハンドと同じように指定された部位に狙いを定め指をワキワキさせている。 普段こんなにまじまじと見る事などない人のワキ。そんなワキが弱点だと聞かされた挙句、今にもくすぐられようとしているその姿を見せられ、私のワキもゾクゾクッと震え寒気を感じてしまう。 ロゼ 「はぁ……、ふぅ……。…………ステージ4、開始。」 再び大きく深呼吸し心の準備を整えたロゼは、いよいよ自らへのくすぐり責めを開始させる。そしてティックルハンドが一斉に動き出しロゼの身体をくすぐり始めた。 ロゼ 「んぁあぁ、っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!ひあぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 ワキを含めた上半身全体へのくすぐりが始まった瞬間、ずっと我慢していたロゼがあっさりと笑い出してしまった。まるで、楽しそうにはしゃぐ子供のように口を大きく開けて笑わされている姿は、冷静沈着なロゼからは想像もつかず、みっともないものだった。 カレン 「へぇ……、あんた、随分可愛らしく笑うのね。」 ロゼ 「ひははははははははははははははははははははう、うるさいわねぇえぇぁぁあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 冷静に立ち振る舞っていたロゼがみっともない姿を見せ、私は思わず無様なロゼを嘲笑い挑発してしまった。だがすぐにそれが間違いだった事に気が付いてしまった。 ロゼは私と似た感度を持ったが故にくすぐられる事となった実演役。いわば彼女は未来の私自身を映し出した姿と言って良い。つまりどれだけ強気に振る舞おうが、すぐに私も同じようにこの無様な姿を晒す事になってしまうのである。 ロゼ 「あっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははくすっ、くすぐったいぃい!んあぁあはははははははははははははははワキくすぐったいいぃいひひひひひひひひ!!」 ロゼのワキを4本の指で激しくくすぐるティックルハンド。ワキの窪みにあてがわれたその指が、ワシャワシャと動く度にロゼの身体がビクビクと反応するのが見て取れる。それはロゼの弱点であるワキが如何に敏感なのかを体現していた。 ロゼ 「無理っ、無理いぃいぃひひひひひひああっはははははははははははははははははははははこれくすぐったぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 ロゼはワキを守ろうと必死に腕に力を込めているのが、壁にガッチリ固定されたフックに繋がれた頑丈な枷が壊れる筈もなく、身体を捩り腰を必死にくねらせ抵抗している。だが、真上にピンと伸ばされたワキを責め立てるティックルハンドからは逃れられない。 ロゼ 「きゃあぁぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっじ、実演……っひははははははははははははははは役ぅうう…!んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっステぇええへへへへへへへひあはははははははははははははははジ4……っははははははははははあっははははははははははははははは!!」 おそらくロゼは自らのくすぐりを停止させる指示を出そうとしているのだろう。だが、そのあまりのくすぐったさに笑い声が耐えられず満足に喋る事も出来なくなっていた。その無様に笑い悶える姿とその暴れっぷりに私の不安もどんどん大きくなる。 ロゼ 「ひあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっす、ステージ4、っんああぁはははははははははははははははははははは停止いぃいい!!」 笑いながらも必死に発した言葉を読み取った装置がティックルハンドの動きを止めた。弱点へのくすぐりから解放されたロゼは、笑わされた事によって体内から吐き出された酸素を必死に取り込もうと大きな深呼吸を繰り返した。 ロゼ 「っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ……、じ、実演役……っはぁ…、っはぁ…、ワキ、感度……、表示……。」 荒い呼吸を繰り返しながら、ロゼは自らの弱点であるワキの感度を表示させた。思わず私はモニターを見てその感度を確認した。 カレン 「えっ……?」 それを見た瞬間 私は思わず絶句してしまった。その感度の数字はなんと88。今までの感度の中で群を抜く高い数値である。あまりにも急激に高い数値を見せられれば、言葉を失うのも仕方がない。 ロゼ 「はぁ…、はぁ…、どう……?っはぁ…、はぁ…、はぁ…、私の弱点のワキ、とても数字が高いでしょ?つまり、それだけ敏感って事よ。」 ロゼと似た感度を持っている私も、弱点のワキが極端に高いという事だ。まだ私のワキの感度も見ていないのに、もうすでに不安で心臓がバクバクと激しく動いているのが分かる。 ロゼ 「……急に黙っちゃって。ふふ、ようやくこの拷問の恐ろしさに気が付いたかしら?」 カレン 「くっ……!ふ、ふん……!どれだけ感度が高かろうが、どれだけくすぐったくて笑わされようが、結局はくすぐったいだけじゃない……!くすぐりなんて、子どものじゃれ合いよ?どういう状況であれ、子どものじゃれ合いが拷問に値するとは思えないわね。」 ロゼ 「よく喋るわね。図星なのがバレバレよ?」 図星を突かれた私は、焦って誤魔化すように言葉を並べ口数ばかり増えてしまい、結果的に私に余裕が無くなっている事を証明してしまったのだ。 ロゼ 「まあ良いわ。どうせいざ拷問が始まったらそんな余裕も無くなるだろうし。スパイ ワキ感度、表示。」 私に恐怖を植え付けるため、ロゼは私の弱点であろうワキの感度を表示した。 カレン 「くっ……!」 そこに表示されたのは92という、とんでもない数字だった。ロゼよりたった4高いだけと表現すれば感度はやはり同じようなものだが、90という明らかに高い数字を見せられると動揺せざるを得ない。寧ろ4も高いのかと絶望感を抱いてしまっている。 何より、89と90の間には感度に絶対的な大きな差があるような、そんな感じがしてならないのだ。 ロゼ 「90を超える感度なんて私も初めて見たわ。相当ワキが敏感なくすぐったがり屋なのねぇ?」 自分もワキが敏感で散々苦しい思いをしたクセに、私の感度の異常なまでの高さに気を良くしたのか、私を嘲笑いながら煽ってくる。 カレン 「う、うるさい……!別にくすぐったがりだったら何だって言うのよ。」 勿論その高すぎる感度がどれ程のくすぐったさを生むのか、実際どれ程くすぐったいのか、正直想像も出来ない。だが、くすぐりを拷問としているここの連中からしても相当くすぐりに弱い私のワキ。耐え難い苦痛なのは間違いないだろう。 しかし、だからと言って今から弱気になってはいけない。そう自分を鼓舞し、あくまで「所詮はくすぐり」というスタンスで強気な態度を取る。 ロゼ 「ならくすぐったがりがどれ程 辛い思いをするのか、実際に体感させてあげるわ。スパイ ティックルハンド、ステージ4、“パターン2”、起動。」 すっかり気を良くしているロゼは、口調こそ落ち着いているが先程までの冷静な表情からは想像できない、楽しげな表情で機械に指示を出す。それより、いつもの文言に加え、パターン2という新しい指示が追加された。 新たに追加されたその指示により、私の腹部と二の腕の近くで指をワキワキさせていた、今までのティックルハンド達が全て壁へと帰っていった。そしてそれに代わり、私の胸の横辺りから新たに現れた2つのティックルハンド。それらはすぐ近くに位置する私のワキの側まで移動した後、指は動かさずじっと待機していた。 カレン 「こ、今度は何……?これが、パターン2ってやつ……?」 ロゼ 「そうよ。ステージ4のパターン2は、弱点だけをじっくりと、じわじわ責めるモード。これであなたの特に敏感なワキだけを責めて、弱点をくすぐられる事の苦痛を思い知らせてあげるわ。」 確かに、ワキに触れる寸前でただ待機しているティックルハンドを見ているだけで、私の人生において今まで一度もくすぐられた事がない筈のワキがムズムズして堪らない。 カレン 「それは楽しみね…!くすぐったいだけの責めで私を屈服できるもんなら、やってみなさいよ……!」 ロゼの目的は、私を拷問して屈服させる事だ。ならば私は、どんなにワキがくすぐったかろうが屈しなければ良い。まあ、私のワキの感度は数字だけ見れば相当弱いのだろう。流石に笑わずに耐えるのは無理かも知れない。だが、笑わされたら負けという訳ではない。どれだけ笑わされても、この身を預け何時間でもくすぐられ続けていれば良い。 だから私は、これが虚勢を張っているだけだと思われようが、気にせず最大限の強がりを見せた。 ロゼ 「勿論そのつもりよ。スパイ ティックルハンド、ステージ4、パターン2、開始。」 私のワキに触れる寸前のティックルハンドが、ロゼの合図によってついに動き出した。私の背後からワキを包み込むように構えられたティックルハンド、その親指を除く4本の指が、まずは私のワキに触れる。 カレン 「んぃっ……!!?」 ただ指が触れただけなのに、ゾワゾワっと全身に鳥肌が立つような寒気を感じると、それが今度は私の口を無理矢理こじ開けようとし、笑いを誘発させてくる。 カレン 「っひひひひ、きひひひひひ……!!」 それを必死に耐えて我慢するが、ワキに指が触れているだけで強いくすぐったさを感じてしまう。これで私のワキがどれだけくすぐりに弱いのか、それをすぐに察してしまった。もしこの指が少しでも私の肌を撫でるように動けば、そのくすぐったさは何倍にも膨れ上がり、我慢など到底出来ないだろう。 カレン 「いひひ、んんっふふふふ…!な、なんの……つもり……?くっくっくっ……!」 ワキにすっと触れた指がそのまま動き出すと思い刺激に備えていたのだが、ティックルハンドは私のワキに触れたまま、いつまでたっても指を動かす事はなかった。 ロゼ 「どう?触れてるだけでも相当くすぐったいでしょ?」 カレン 「んっく……!っふふふ……、ど、どうかしら……ね?」 今にも笑い出してしまいそうな程くすぐったいが、それを悟られないよう私はあくまでくすぐったくない振りをして強がった。 ロゼ 「別に強がらなくても良いわ。どうせこれであなたもくすぐり拷問の恐ろしさを知る事になるのだから。実演役ティックルハンド、ステージ4、パターン3、起動。」 今度は自らの方のティックルハンドにも別の指示を出す。そしてその指示はまたしてもパターン3という今までにないもの。一体今度は何が起こるのだろうかとロゼの方を見ていると、私の時と同じように今までのティックルハンドが全て一度壁に戻る。そしてロゼの胸の横付近から新たなティックルハンドが出現する。 ロゼ 「……開始。」。 ロゼは新たなティックルハンドを起動させるや否や、すぐさま開始の宣言をする。ロゼのワキのすぐ側で待機していたティックルハンドもすぐに行動を開始する。 ロゼ 「んっ……!!」 私の時のパターン2と同様に、親指以外の4本の指をロゼのワキに触れさせるティックルハンド。だがパターン2とは違い、パターン3はそれだけでは終わらなかった。ワキに触れた4本の指が、ゆっくりとその指先だけを動かしそのワキを撫でるようにくすぐり始めたのだ。 ロゼ 「うはぁっ……!?あっ……、ふふふふふふ、んぃいぃっひっひっひっひっひっひっ!!」 ボールを優しく握る、というより何かを指先で掴もうとするような、指先だけを引き寄せるような動きでワキを撫でた後、またワキを撫でながらその指を開き元の位置へ戻る。この単調な動きを、しかもゆっくりと優しくしているだけなのに、ロゼは笑いを堪えるのに必死だった。 ロゼ 「んぐぅうっ……、ふふふふふふ、あっは!はぐぅううぅ……っくくくくくく!んあっ……ははは!んくっ…!ふっふっふっふっふっ……!!」 時折 我慢しきれず笑い声を出しては、また歯を食いしばり笑い声を抑える。あんなちょっとした刺激に翻弄され悶える姿を見せられたら……。 カレン 「んっ……、くぅ……!ふふふふふ、うぐぅ……!っくくくく……!!」 同じようにワキに指を添えられた私までくすぐったさをリアルに感じてしまう。それに伴い、私はくすぐられている想像を無理矢理させられ、笑い声を出そうになってしまう。 ロゼ 「んぁああぁ……っぁはははは!んんっふふふ…!ひあっはっはっはっ!!くぅっふふふふふ、んあっはは!」 そんな中、ロゼは何度も我慢して口を閉じてもその努力を嘲笑うかのように、ワキを撫でるだけの行為により強引に口を開けさせられてしまい、何度も笑い声が溢れ出ていた。 ただちょっと指先が動いているだけなのに、ロゼは苦しそうに笑わされている。私のワキに触れているティックルハンドも、ロゼの一言で動き出す。そうなれば、私もあんな風に笑わされてしまう。そう考えるだけでワキがよりむず痒くなってしまい、私はそのロゼの姿から目を逸らそうと思わず身体を捩ってしまった。 カレン 「うひゃぁあ!?」 ティックルハンドは私のワキに触れたままの状態から一切 動いていない。だが、笑わされているロゼから目を逸らそうと私が身体を動かしてしまった事で、ティックルハンドの指先が私のワキの触れていた部分からズレてしまい、まるで私のワキをなぞるようにかすれたのだ。 カレン 「っぁあはははははっ!!」 指先がその肌をかすめただけで、触れていた時とは比べものにならない程のくすぐったさがワキに襲い掛かった。不意に訪れてしまった予期せぬ刺激に、私は我慢する事もできず笑ってしまった。 カレン 「はぅんぐっ……!!んっふふふふふ……!くっくくくく……!」 それに屈辱感を覚えた私は、自らのプライドの為に必死に笑い声を抑え込んだ。そしてそれと同時に、身体を動かさないように我慢した。 このティックルハンドは、私のワキに指先が触れる位置で固定されている。だから私が身体を動かさなければ、その指先は私のワキに触れているだけの状態に戻る。 カレン 「んっ……、っくくくくく、んんっ……!!」 だが、一度ワキを動く指先の感覚を知ってしまうと、触れている状態の指先がよりくすぐったく感じてしまう。その指が急に動き出して私のワキをくすぐってくるのではないか、と想像してしまい、それにより身体がむず痒くなってしまうのだ。 ロゼ 「あっははは……!きひひひひひひ、んあっはっはっはっ!!」 ただでさえワキがむず痒いのに、すぐ側で実際にワキをくすぐられているロゼの姿を見せられ、その必死に我慢しようとする笑い声を聞かされてしまい、余計にワキに触れるティックルハンドの指先を意識してしまいくすぐったくなる。 ロゼ 「ひあっははははは!!やははははははははははは、はぅううっ……、くぅあぁあっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 そんな中、突然ロゼの笑い声のトーンが一段階上がり、笑い声を抑え込む事も殆ど出来なくなった。その理由は、ロゼのワキをくすぐるティックルハンドの動きが変化したからである。 4本の指でゆっくりと擦るようにただ動いていたティックルハンドが、今度は人差し指1本だけを使い、その指先でワキの窪みを引っ掻くように撫であげていたのだ。 一見すると指の数が減った事でくすぐったさが減少するかと思えるが、その指の動きは先程よりも素早く、その動きは明確に“くすぐり”と呼べるものである。それ故、たかが人差し指だけの責めだとしてもそのくすぐったさは本物なのだろう。 それにしても、何故 急に責め方が変わったのだろうか?ロゼは新たな指示など何も出していない筈だが……。 カレン 「いひひ、あっは……、くぅっ……、ふふふふふふ……!何、その指の動き……!ぃひひひひひ!何でくすぐりの、パターンが………っふふふふ!か、変わったのよ……!」 ロゼ 「あっははは、この、ティックルハンドは、ひははははは!!1つのパターン内に、んぐぅぅうぅっふふふふふ……、ふひひひ!複数の責め方が、登録……っははははは!されてる、のよ……!対象が……、っくふふふふ、刺激に慣れないようにぃ……っひひひひひ!!ランダムに、ひはははは、責め方を……、変えるのよ……!」 そういえば、さっき脇腹をくすぐられた時も私とロゼくすぐり方に違いがあった。あれも1つパターンに複数の責め方が登録されていたからか。 ロゼ 「ひゃはははははは、これっ……、すごく……、んあっはっはっはっはっ、くすぐったいわよ……!いっひひひ、あっははははは、窪みのとこ……、引っ掻かれたら……、くすぐったいぃいっひひひひひひ!!」 カレン 「やめて、うっくく……!そんな感想、言わなくていいわよ……!くっふふふふ、ダメ……!ワキ……、ムズムズする……!んふふふふ!くっくくくくく……!」 ワキの窪みを撫でるように引っ掻く指を嫌がりながら笑わされるロゼ。その姿を見せられ私も余計にワキがくすぐったくなってしまう。それに耐えきれなくなってしまった私は、思わず同じ過ちを繰り返してしまった。 カレン 「ふあっはは……!!」 またしても顔を逸らしてしまい、それに伴って身体が斜めに動いてしまったのだ。それはつまり、ティックルハンドの指先がまたワキの上を移動してしまったのだ。 カレン 「んぐっ……、ぷふふふふふ、いっひっひっひっひっ……!」 たった一瞬ワキをかすめたティックルハンドの指先。だが、ロゼがあまりにも苦しそうに笑い悶え、そのロゼのワキを責め立てるティックルハンドがあまりにもくすぐったそうで、私は無意識に身体を背けずにはいられなかった。 カレン 「あひゃっ!?ひはははは!んんっ……!んひひ、あっはははは!!」 そのくすぐったさに身体が拒否反応を起こし、勝手に身を捩る。すると逆側のワキをティックルハンドの指先がかすめてしまい、また新しいくすぐったさを引き起こしてしまう。だからまた反対に身体を捻ってしまい、逆のワキにくすぐったさが走るという、負の連鎖が引き起こされてしまう。 カレン 「いっひひひひひ……!んあっはっはっはっ!」 身体を左右に捩らないように耐えても、ワキに触れたティックルハンドの指先がくすぐったくて堪らない。それにより身体が小刻みに震えてしまい、まるでティックルハンドが私のワキをコソコソと上下に擦るような刺激を受けてしまう。 カレン 「ひっひひひひ…!やだっ……、ぁはははは!」 これではワキを小刻みにくすぐられているのと同義であり、そんな状態で身動き1つせずに耐えるなど不可能だった。一度ワキをくすぐられた感覚を知ってしまったせいで、もうワキに指先が触れているだけでくすぐったいのだ。だから身体を動かさずにはいられず、私は間接的にくすぐられ続けてしまうのだった。
こーじ
2025-09-06 11:07:13 +0000 UTC炙り蜻蛉
2025-09-06 10:36:59 +0000 UTC