カレン 「はぁ……、はぁ……、はぁ……、はぁ……。」 ロゼ 「っはぁ…、っはぁ…、っはぁ…、っはぁ…、っはぁ…、っはぁ…、っはぁ…、っはぁ…!」 ロゼがお互いのティックルハンドの動きを停止させた事で、2人ともくすぐりから解放され呼吸を整える荒い息づかいだけが部屋に響いていた。 私は、自らが動いてしまった事でワキに添えられていたティックルハンドに間接的にくすぐられていただけなのに対し、しっかりとワキをくすぐられていたロゼは、私以上に苦しい思いをしていたのは言うまでもなく、その荒れた呼吸が悲痛さを物語っていた。 ロゼ 「っはぁ……、っはぁ……、っはぁ……、どう、だった……かしら?はぁ……、はぁ……、随分、くすぐったそうに……してたけど……?」 カレン 「し、仕方ないじゃない……!私のワキ、あんたより敏感なんだから……。」 ロゼ 「そうね。……だったら、この拷問の恐ろしさを理解したんじゃないかしら?」 カレン 「ふん……!別に平気よ、あんなの。」 確かにくすぐりがどれ程の苦痛を与えるものか理解した。そして私のワキがどれ程そのくすぐりに弱いのかも。だが、私はそれでもスパイとして黙秘し精一杯強がる道を選んだ。 カレン 「言った筈よ?所詮は、くすぐったいだけだって。どんなにくすぐったくて笑わされようとも、私は絶対に屈しないし何も喋らない。だからあんたの気が済むまで、私の事を好きにくすぐれば良いわ。」 私は自らのプライドにかけて、その苦しみと戦う覚悟を決めて挑発した。仮に私がこの場で情報を吐いた所で助かる保証もない。ならばせめて、スパイとして最後の仕事を全うするため強気に立ち向かおうと決意したのだ。 ロゼ 「……そう、わかったわ。スパイ ティックルハンド、ステージ4、パターン3、開始。」 カレン 「くっ……!」 私のワキのすぐ側に待機していたティックルハンドが、小さな駆動音を立てて再び動き始める。その音でこれからくすぐられる事を想像してしまい、恐怖で身体が震えてしまう。だが私は、そのくすぐりを受ける覚悟を決めたのだ。刺激を想像しただけで恐怖を感じてはいられない。気を引き締めなくては……。 カレン 「ひぃっ……!?」 ゆっくりと私のワキへ近づくティックルハンド。それらは、人差し指だけをピンと立てるとその指先をクニクニと動かし、これから私のワキをどうくすぐるのかを示してくる。その動きがまたくすぐったさを私に想像させ、思わず悲鳴を上げてしまった。 今さっき覚悟を決め直したのに、くすぐったさを想像させられるその動きを見せられてしまうとやはり恐怖が勝ってしまう。 カレン (来る……!) いよいよその指先がワキに触れようとしている。今の内にしっかり心構えをしておかないと、簡単に笑い出してしまい無様な姿を晒す事になってしまう。そう考えた私は、刺激に備えワキに意識を集中させる。 カレン 「ひぃいいっ!!?」 今までで一番、くすぐりに備え心の準備を整えた。だがその指がワキに触れ、ただ一掻きされただけで想像を遥かに超えるくすぐったさを受けた。それは、私の心の準備など一瞬で崩壊させる程だった。 カレン 「ぃいゃあぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!それ、やだぁぁぁっはははははははははははははははははははははははははくすぐったいいぃ!!」 実際にワキをくすぐられる刺激は桁違いだった。他の場所をくすぐられた時、そしてワキに触れられていた時とは比べものにならない、とてつもないくすぐったさに私は無ず術なく笑わされてしまう。 カレン 「ぷふぅう……ぅああぁっははははははははははははははは無理っ、無理ぃいぃひひひあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 容赦なくワキを引っ掻くティックルハンドの人差し指。一点に集中したくすぐったさは、その刺激をより強調させるかのように私のワキに襲い掛かり、我慢のしようもない強烈なくすぐったさを与えてくる。 こんな拷問に負ける訳にはいかない、と必死に笑い声を抑えようと試みるも、たった1本の指によるくすぐりにすら耐えきれず、我慢はあっさりと崩壊してしまう。 カレン 「ひはははははははははははははははははははははははははもうそれやめてぇえぇっへっへっへっへっへっワキ、引っ掻かないでぇええ!!嫌ぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっこれ止めてぇええぇぇ!!」 たった1本の指で皮膚を引っ掻くだけの責めが何故そこまでくすぐったいのか、ロゼがくすぐられているのを間近で見ていた時も感じていたが、実際にくすぐられるとその感覚はより顕著に表れた。 カレン 「くすぐったいくすぐったい!!あっははははははははははははははははははははははははははははははそれくすぐったいぃい!それやめてぇええぇっへへへへへへへへ!!」 ティックルハンドの人差し指は見事に私のワキの中でも特に敏感な部分を探し出し、徹底的にくすぐってくるのだ。何故、人差し指でワキを触られているだけなのにこんなにもくすぐったいのだろうか?何故、このただ“くすぐったい”だけの刺激にこれ程まで苦しんでいるのだろうか? そんな思いに脳内が支配されてしまい、ただただワキを引っ掻くティックルハンドの静止を求め叫んでいた。 カレン 「ひゃあぁ……!?」 私の願いを叶えてくれたかのようにティックルハンドは人差し指で引っ掻くくすぐりをやめた。だがそれはくすぐり責めそのものをやめたのではなく、責め方を変えただけであった。 カレン 「いいぃぃいぃあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっそれ待って……!いやぁぁあぁっはははははははははははははははははははははははははははははは!!」 先程ロゼに行っていた、4本の指をゆっくりと動かすくすぐり。ただゆっくりと4本の指がワキの皮膚の上を動いているだけなのに、たったそれだけなのにそれも私にとっては堪らなくくすぐったい。 カレン 「やっははははははははははははははははははははははははははぁぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっそれもヤダっ、んあはははははははははははははははははははは!!」 刺激が変わろうがワキがあまりにも敏感な私にとっては耐え難い刺激に変わりはなく、寧ろ刺激の変化により更なるくすぐったさを味わう事となってしまった。 カレン 「それもやめっ……、ゃあはははははははははははははははははワキ、ワキぃいいぃいひひひひひひひ、ワキくすぐったぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 人差し指でのくすぐりと違い、ワキの窪みをティックルハンドの指が覆い敏感なワキ全体がくすぐったさを感じている。 だがこれはどちらの方がくすぐったいとか、そうやって比較できるようなものではなかった。苦痛を伴う事そのものに変わりはなく、くすぐったいという強い感覚だけが脳内を埋め尽くしてしまう。 ロゼ 「どう?くすぐったいでしょ?」 カレン 「くすぐったい!っははははははははははははははははははははははははははくすぐったいからぁぁぁははははははははははははははは!!ワキやめて、やははははははははははははははワキもう無理いぃいい!!」 ロゼの問いかけに対し、私は必死にこの辛い状況を訴えかけ懇願し助けを求めた。彼女ならばこのくすぐったさを身に沁みて理解している筈であり、私の苦しみを理解する、ある意味唯一の理解者だからだ。それに何より、このティックルハンドを止められるのも彼女だけなのだから、他にすがる相手などいないのだ。 ロゼ 「ならあなたの情報と目的を全て吐きなさい。」 その言葉を聞いた私はようやく思い出した。私のプライドにかけて、こんな拷問には決して屈しないと誓ったのだ。ならば私の答えはやはり1つしかない。 カレン 「ひははははははははははははははは言わ、ないいぃ!んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ絶対に言わないぃいいぃっひひひひひひひひ!!」 危うく屈してしまう所だったが、所詮はくすぐったいだけ。勿論そのくすぐったさがあまりにも苦痛なのだが、その感情を忘れずに精神を強く持てばこの私が拷問に屈する訳がない。だから私は、今この瞬間がどれだけ辛くとも精神で負けないように強気な姿勢だけは貫こうと改めて心に決めた。 ロゼ 「…………そう。ここで屈服してくれれば良かったのだけど、仕方ないわね。スパイ ティックルハンド、ステージ4、パターン3、停止。」 このくすぐり拷問と私の情報を天秤にかけられ、私はくすぐられる方を選んだのにどういう訳か、ロゼは私をくすぐるティックルハンドを停止させた。 カレン 「っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ…!な、何の……、つもり……?っはぁ、っはぁ、っはぁ……!」 ロゼ 「これから辿る本当の地獄をあなたに教えてあげるわ。…………実演役としてね。」 カレン 「っはぁ、っはぁ、なるほどね……。っはぁ…、っはぁ…、でも、私は絶対に屈したりしないわよ……。はぁ……、はぁ……、はぁ……、やるんなら、好きなだけやれば良いわ……!」 またロゼが次のくすぐり拷問を実演する為、一時的に私へのくすぐり責めを止めたようだ。だが、もう何をしようが同じ事だ。すでにワキをくすぐられる事の苦痛は十分に理解した。これ以上 何をするのかは知らないが私は絶対に屈しない。 ロゼ 「実演役ティックルハンド、ステージ4、“パターン5”、自動停止モード、起動。」 新たにロゼが出したパターン5という指示。まだ見ぬパターン4を飛ばしたこのモードがロゼの言う本当の地獄なのだろう。一体 次はどんなくすぐり方で責めてくるのだろうか。 パターンの指示が何もなかったステージ4は、ワキを含めた上半身全体を激しい指さばきでくすぐるものだった。これはあくまで私の予想だが、刺激の強さで言えばおそらくあれが一番くすぐったいのだろう。ただ私とロゼはワキだけが極端に敏感な体質だ。つまり、このパターン5というのは、ワキだけを激しくくすぐるモードなのだろうが、果たしてそんな単純な事なのだろうか……? 何より、飛ばされたパターン4もどんな動きをするのか未知であり、パターン4がただワキを激しくくすぐるモードなら、パターン5にはそれを超える動きがあると考えられる。 何より、自動停止モードというまた今までになかった指示。それは単純にある一定の時間が経つか何かしらの条件をキッカケに停止する、いわば実演役への安全装置なのだろう。だが、何故突然そんな指示を出したのだしたのだろうか? カレン 「えっ……?」 ロゼの指示に従い動き出したティックルハンド。しかしそれは予想外のものだった。新たな責め方でロゼのワキをくすぐると思われた2本のティックルハンドが壁へと戻っていったのだ。そして私は察してしまったのだ。パターン5は今までのティックルハンドではない“別の何か”によるくすぐり責めを行うモードなのだと。 カレン 「……っ!!?」 それはティックルハンドと同じような人の手を模した物。だが、その大きさは今までのティックルハンドより遥かに小さく、数は片方の穴から3本、合計6本もの手が新たに現れたのだ。そのサイズは赤子の手ほどのサイズだがその指は異常に細長く、見るからにくすぐったそうな雰囲気を醸し出している。 カレン 「うぅ……!っくく、んふふふふふふふ……!!」 それぞれの小さなティックルハンドは、その細長い指を虫の脚のようにワサワサと気色悪く蠢きながら一斉にロゼのワキへと迫っていく。片方のワキに群がる3本のティックルハンドが一気にそのワキをくすぐるのを想像してしまった私は、身体がゾッとしむず痒さを超えた強いくすぐったさをワキに感じてしまった。 ロゼ 「んっ……、ふふ……、スパイ ティックルハンド、ステージ4から5へ、うぅ……っふふふ、自動スライドモード、……起動。」 流石にロゼも蠢くティックルハンドにくすぐられる想像をしてしまったのか、笑い出しそうに我慢していた。だがそんな中でもロゼは新たな指示を機械へと送った。それは私側のティックルハンドに向けられたもので、私のワキの側で待機していたティックルハンドが小さな機械音を立てて、私をくすぐる準備を始める。 今回のロゼの指示も、ステージ4から5へ自動スライドモード、という聞き慣れない特殊なものだった。言葉の意味どおりならば、ステージ4での拷問を行い、時間が経過するとステージ5へ移行する、という事なのだろう。 そして今回の新たな指示で理解してしまった。ステージ5の責めにより、もうロゼは指示を出す余裕がなくなるのだ。自分を責めるティックルハンドに自動停止モードという指示を出したのも、私の方のティックルハンドに自動スライドモードを導入したのも、彼女がもう指示を出せなくなるからこそ、“自動”にせざるを得ない事を意味しているのだ。それ程までに、ステージ5によるくすぐり責めは地獄のような苦痛を伴う拷問なのだろう……。 ロゼ 「スパイ ティックルハンド、10分後に開始。」 カレン 「っ!?」 突如聞かされた開始の指示。その言葉に思わず驚いてしまったが、10分後という指示が同時にされていた。つまり今より10分後、私はこのティックルハンドに再びワキをくすぐられる事になるのだ。そして── ロゼ 「…………ふぅ。実演役ティックルハンド、んうぅ………、か…………開始。」 心の中に「くすぐられたくない」という感情が強く表れたのか、葛藤しつつも自身の存在意義を示すように、ロゼは自身のティックルハンドに行動開始の指示を出した。その指示に合わせ、ロゼのワキ周辺に群がっていた6本ものティックルハンド全てが、一斉にくすぐり始めた。 ロゼ 「んいぃいいぃゃぁああぁあっはははははははははははははははははははは嫌ぁぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 カレン 「んんっ……!!」 ロゼのワキを埋め尽くすように大量の細い指で激しくくすぐるそのティックルハンドに、私は強い恐怖を感じてしまった。そしてそれと同時にくすぐったさが体中を駆け巡りゾクッと震えてしまう。 ロゼ 「ひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははあぁあぁははははははははははははははははははははははははは!!」 そのあまりに強烈なくすぐったさに、ロゼが必死に身を捩ろうとしているのがひしひしと伝わってくる。だが肝心のワキはどんなに暴れても閉じる事を許されず、ただ必死なだけで無防備なままのロゼが、私の目の前で笑わされ続けていた。 カレン 「んっ……、うぅ……!っくくく……!!」 ロゼのワキを余すこと無くくすぐる小さなティックルハンド達。ロゼをくすぐる前のティックルハンドの指は、その動きから虫の脚がワサワサと動くような気色悪さを連想していたが、今まさにロゼのワキを、まるで複数の虫が這うかのようにくすぐっている。その悍ましさとくすぐったさが私にも伝わり、敏感になったワキがピクピクと反応してしまい、こっちまで笑い出してしまいそうになる。 ロゼ 「きゃぁぁぁあぁぁあっははははははははははははははははははははははははははははははやめ、いひゃははははははははははははははははははははははははははははははは!!わきぃいいぃいあはははははははははははははははひはははははははははははははははははははは!!」 まともに喋る事も出来ず永遠に笑い続ける事しか許されないロゼ。そんな中でも「ワキはやめて」という必死の訴えが伝わってくる。それがあまりにも哀れな姿に思えてしまうが、彼女に同情している場合ではない。この後、私もその運命を辿ることになってしまうのだから。 カレン 「ぷっふふふ、んぐうぅぅっふふふ……!いひひひひ……!」 そう言えば、ロゼが私への拷問開始の指示を出してからどれぐらい時間が経ったのだろうか……?そろそろ、10分が経過しくすぐりが開始されてしまうのではないか……? カレン 「い、嫌ぁ……!んぁあっ……くふふふふふ、いひひひひひひ……!!」 もうすぐ自分のワキもくすぐられてしまう。その恐怖に加えこれから訪れる刺激を想像してしまい、更にワキが敏感になるのを肌で感じてしまった。ましてや私の目の前で無数の指にくすぐられ笑い悶えるロゼの姿を見せられているせいで、ワキへ与えられる刺激を想像しむず痒くなってしまうのだ。 ロゼ 「ひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははんぁぁあぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!やだ、ひははははははははははははははははははははやだぁぁっははははははははははははははははははははは!!」 カレン 「くっくくくくく……!んんっ……!ふふふふふふ、くぅ……、ふふふふふ……、きひひひひひひひひ……!!」 こんな、ただくすぐるだけの拷問になど屈しないと決意した筈なのに、私に迫るティックルハンドを見るだけで、ロゼのワキを埋め尽くす小さなティックルハンドとその細長い指の動きを見るだけで、苦しそうに笑い悶えるロゼの声を聞くだけで……、心臓が壊れてしまいそうな程 激しく鼓動し緊張と恐怖に押し潰されてしまうようだ。 そして先程の、人差し指でカリカリとワキの皮膚を引っ掻くような動きと、ワキ全体をゾワゾワッと優しく責めるあのくすぐり。本当は想像もしたくないのに、私のワキに迫るティックルハンドが目に入ってしまうせいで、あの時のくすぐったさを思い出してしまいその刺激が脳裏にフラッシュバックしてしまうのだ。 そしてもうすぐ先程のようにワキをくすぐられてしまう。いや、パターン4はあれを越えたより激しいくすぐったさに違いない。そんな考えを巡らせてしまい、余計にワキが敏感になってしまう。そんな状況に耐えられず目をギュッと閉じていた時だった── カレン 「んひゃあぁあぁ!!?っははははははははははははははははははははははははははははははちょっ、やめ……!あっはははははははははははははははははははははははははははははははははあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 再び私へのくすぐりが開始された。同じように4本の指によってワキの窪み全体をくすぐるものだったが、今回はそのくすぐったさがまるで違う。ワキに触れた親指以外の4本の指が、優しさの欠片も感じさせない激しい動きで窪みを掘り起こすようにくすぐり始めたのだ。 カレン 「んあぁっ、あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!やめてっ、ひはははははははははははやだぁあぁっはははははははははははははははくすぐったぁぁあぁあぁい!!」 4本のそれぞれの指がまるで独立した意思を持つように私のワキの窪みをほじくり返す。だがその指の動きに痛みは感じず、ただひたすらくすぐったさだけを与えてくるのだ。 カレン 「いっひひひひひひひひひひあははははははははははははははははははははははははははははははははははははワキやめてぇええぇへへへへへへへ!くすぐったいのぉおお、やぁははははははははははははははははははははははははははははは!!」 先程までの責めが如何に優しいものだったのかを痛感してしまった。パターン3の人差し指で引っ掻く責めと、4本の指でじわじわと責めるくすぐり、くすぐったい事に変わりはなくどちらがよりくすぐったいかという判断など出来なかったが故に、パターン4もくすぐったさに変わりはなないのでは?と、どこか期待をしていた。が、これは明らかに先程とは比べものにならないくすぐったさだ。 カレン 「いやああぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっやめてええぇえええぇへへへへへへへへんあぁぁはははははははははははははははははははははははははははははは!!」 責め方でくすぐったさがここまで強くなると知ってしまった事で、これすらもくすぐり拷問においてはまだ本番ではないと悟ってしまった。目の前ではロゼが小さなティックルハンドによって激しくくすぐられている。こんなにくすぐったくて堪らないのに、これ以上くすぐったさが強くなるなどまるで想像がつかない。もう嫌だ、これ以上くすぐったい事なんてされたくない。 カレン 「やはははははははははははははははははははははははははくすぐったいぃいいっひひひひひひひひ、ワキくすぐったいい!!あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 ロゼ 「ひあぁぁぁああぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっワキぃいぃっひひひひひひひひひひ、あはははははははははははははははははははははひぎぃいいぁあはははははははははワキぃいいぃいいっひっひっひっひっひっひっひっ!!」 くすぐったさに苦しむ私に追い打ちをかけるように聞こえてくるロゼの笑い声。その声で自分がくすぐられている時すらロゼの悶える姿が気になり、強い恐怖を感じてしまう。私よりも辛そうに悶え苦しむその笑い声が、私の恐怖心を更に高めてくるのである。 更に、あの数多くの指によってくすぐられているロゼのワキ。見てるだけでくすぐったそうなあの指が私のワキをくすぐってくる未来を想像してしまい、どんどんワキが敏感になりくすぐったさも増してしまう。 カレン 「やだっ、やだぁぁぁあぁっはははははははははははははははははははははははははワキやめてぇぇえへへへへへへへへへへへへ!これ以上、っはははははははははははははははくすぐらないでぇぇええぇ!」 実演役という存在がこれ程までに私の身体を敏感にし、恐怖を与えるとは想像もしていなかった。その実演役のせいで、これから私のワキにどんなくすぐりが行われるのか知ってしまっている恐怖、ロゼよりくすぐったがりな私があんな責めを受けたらどうなってしまうのかという不安が、くすぐりには屈しないと決意した私の心を揺るがし壊そうとしてくる。 カレン 「あはははははははははははははははははははははひぎいぃぃいぃぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ待ってぇ!んあぁぁあぁああぁっははははははははははははははははははははははははは!!」 そんな時、ついに私のティックルハンドがパターン5へ移行しようとしているのに気がついてしまった。ロゼが自らにパターン5の指示を出した時は、今までくすぐっていたティックルハンドが壁へと戻り代わりに小さなティックルハンドが複数現れた。 だが今回は現状のティックルハンドが壁には戻らず、先にパターン5の小さなティックルハンドが私のワキに迫ってきていたのだ。 カレン 「あぁっははははははははははははははははははははははははは来ないでっ!ひははははははははははははははははははそれ嫌ぁあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 いよいよあの小さなティックルハンドがその細長い指を怪しげに動かしながら、私のワキに触れようとしている。そして私をくすぐるティックルハンドがようやくワキから離れたと同時にそれは始まった。 カレン 「ひやああぁああぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!やめ、っはははははははははははははははははははははははははははははははやだぁあぁぁあっはははははははははははははははは!!」 4本の指を暴力的に引っ掻く責めから、無数にも感じる多くの指が様々な刺激を与える責めに変わる。窪みの部分だけには収まらず、腕の付け根や窪みの更に少し下の方まで、“腋”と括られる部位を余すこと無くくすぐってくる。 カレン 「きゃああぁああっはははははははははははははははははははははははははははははははワキだめっ、んあはははははははははははははははははははははははははワキいいぃっひひひひひひひひひやあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 比喩表現などなく、本当にワキがおかしくなってしまう。ハッキリ言ってくすぐりを侮っていた。 カレン 「いぎぃいいぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、やだ、やだぁぁぁあぁっはははははははははははははははははははははははははワキやだああぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 そもそもパターン4より指の数が増えた事でくすぐったさが増している。それに加え、この細長い指は更にそれぞれの指を素早く動かし、それでいて強すぎずワキの表面を刺激してくる。しかも片方のワキだけでも、指先だけをソフトタッチにコソコソと責める指とカリカリと強めに引っ掻く物、更には指の腹で撫でるようにくすぐるなどの複数のパターンで同時に責められる。それぞれのティックルハンドが、各々のタイミングでそれらの攻撃をランダムに送ってくるせいで、ワキだけを永遠責められているのに刺激に慣れる気がしない。 カレン 「ひやああぁああっはははははははははははははははははははははははははくすぐった、っははははははははははははははははははははははははははワキくすぐったいぃいぃ!!んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっくすぐったぁぁあい!!」 腕の付け根から胸の横辺りまで、ワキという部位が掻き毟られるように素早い指の動きでくすぐられている。だがそれは痛みを与えるものではなく、くすぐったさだけを与える滑らかな動きであり、まさに“こちょこちょ”という擬音に相応しい動きである。 だがそれは、とても子どもがじゃれ合う時に用いられるこちょこちょとはかけ離れていた。本当にこちょこちょという音が聞こえてくるような、そんな地獄のようなくすぐったさだけを無慈悲に与えてくるのである。 カレン 「やめ、んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ苦しいぃいいひひひひひひひひひひあっはははははははははははははははははははははははははくすぐ……、っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっくすぐったいぃぃい!!」 人体はこんなくすぐったくて堪らない刺激を受け続けられるのだろうかと感じてしまう程、拷問としてとてつもない効果を発揮していた。苦しくて堪らない。何分も受けていられる刺激ではない。今すぐ解放して欲しい、と心の底から願ってしまう。 ロゼ 「嫌あぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっくすぐった、あははははははははははははははははははははは止まってぇえぇぇへへへへへへへへへへ!!」 私へ恐怖を与える為だけに同じくすぐりを受けているロゼもくすぐったくて堪らないのだろう。だが今回、ロゼのティックルハンドには自動停止モードという指示が出されている為、ロゼがいくら辛かろうがその時がくるまで終わらない。 実際、ティックルハンドに止めるよう訴えてもロゼはくすぐられたままである。たがそれでもロゼは、自動停止モードによりいつかは解放されるのだろう。それならば、そういうモードになっていない私の方のティックルハンドは、いつ止まるのだろうか?こんなくすぐったくて辛い拷問を、いつまで耐えなければならないのだろうか? ロゼ 「いぎゃあああぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!ひゃははははははははははははははははははははははははははははははは……、んあっ、ははははははははははははははははははははやめて……、いひひひひひひひひひ苦し、んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!……んああっ!っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ、っはぁ……!」 カレン 「ひゃはははははははははははははははははははははははははははははははやめて、っはははははははははははははははははははははもうワキやめ……、っはははははははははははははははははははははくすぐったあぁぁあぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 ついにロゼはそのくすぐり地獄から解放された。だが私は解放されず未だくすぐり拷問を受け続けている。 カレン 「きゃははははははははははははははははははははお願い、ぃっひひひひひひひひひああぁぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっもうやめてぇえええぇ!!嫌あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 ロゼ 「っはぁ、っはぁ、っはぁ……、あなたの、ティックルハンドは、止まらないわ。っはぁ……、っはぁ……、私が、停止の指示を出さなければね。」 カレン 「だったら止めてえぇええ!!ひあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!ひははははははははははははははははははははははははははこれ、外してぇえぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっ腕下ろさせてぇえええ!!きゃははははははははははははははははははははははははははくすぐったいのぉぉお!!」 ワキがくすぐったくて堪らないのに、ロゼはもうくすぐりから解放されているのに、私は未だに一人苦しい思いをしている。ロゼが停止の指示を出してくれれば解放されるのに、私はくすぐられ続けている。 ロゼ 「それなら、あなたが何故そんな思いをしているのか……、どうしてこんな事になっているのかを、思い出す事ね。」 カレン 「きゃあぁあっはははははははははははははははははははははははははははははははははははひははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 私が何故こんな思いをしているのか?どうしてワキを無防備に晒してくすぐられているのか?そんなの簡単だ。こいつらが悪趣味な拷問を私に施しているからだ。 それなら、どうして私は拷問されているの?……そうだった。この組織へ潜入したが敵の罠に掛かってしまった私は、こちらの組織の情報を喋るように言われ、それを拒んでいるからだ。という事は、私が自らこんなに辛い思いをする事を選んだというの……? カレン 「もう嫌あぁあぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ助けてぇえ、ああぁあぁっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははもうくすぐり嫌ぁぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 こんな拷問受け入れた事を後悔した。だが今更そんな後悔をしても遅い。こうなる運命を選んだ自分を恨む他ないのだ。 だがしかし、たかがくすぐりだとこの拷問を馬鹿にした事、くすぐったいだけの拷問になど屈しないと挑発した事、どんなにくすぐったくても絶対に情報を喋らないと抗った事、自分のワキの敏感さを甘く考えくすぐられる事を受け入れた事、そんな過去の自分をどれだけ恨んでも、結局はもうどうにもならない。 私に残された道は、もう一つしかないのだ。 カレン 「喋る、んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ何でも喋るからああぁあっははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!もうワキやめ、ひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 寧ろもっと早く、いや、最初からその道を選んでおくべきだった。そうすれば、こんな辛い思いはしなくて済んだのだ。 だがもうそんな事はどうでも良い。これで私はやっと解放される。やっと、くすぐったさから解放されるのだ。 ロゼ 「……そう。でも残念だわ。」 一体何が残念だと言うの?私を解放してくれるんじゃなかったの? カレン 「何が、ぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは良いから、いっひひひひひひひひひひひひひひひひあははははははははははははははははははははははこれ止めなさいよぉおおぉ!!」 ロゼ 「あなたを拷問すると同時に、こちらからもあなたの組織へスパイを送り込んでいたの。そして、あなたの組織の情報を盗み出す事に成功したわ。」 何を言ってるの? ロゼ 「これであなたの組織はもう終わり。私達の組織が完全に制圧しやがて崩壊するでしょうね。」 私達の組織が崩壊……? ロゼ 「だからあなたはこのまま私達のくすぐり奴隷として、日々くすぐり拷問の実験材料になる訳。」 くすぐり、奴隷……?実験材料……!? カレン 「嫌あぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっそんなの嫌ああぁぁぁあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!助けて、ひはははははははははははははははははははははははははは何でもするから助けてえぇえっへへへへへへへへへへへへへへ!!」 ロゼ 「何もしなくて良いわ。ただくすぐられてくれるだけで良いのよ。」 カレン 「やだやだぁぁああっははははははははははははははははははは!!お願いだからあぁぁあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっもうワキくすぐらないでえぇええ!!」 やっぱり……、どうせくすぐりに敗北するならもっと早く屈しておくんだった。もういくら負けを認めようとも、私はこのくすぐりからは決して逃れられない。いや、組織が崩壊すればどちらにしろ私に帰る場所なんてない。私がこいつらに捕まった時点で……、私はくすぐられ続ける運命だったのかも知れない。 終わりのないくすぐり責め。やっと解放されてもワキを晒したままの拘束は解かれず、再びくすぐられる。何時間も、何日も、何週間も……。こいつらの気が済むまで、絶え間なくくすぐられ続ける日々が、たった今から始まったのだ。終わると思って屈したら、この絶望のくすぐり地獄が、始まってしまったのだった……。
こーじ
2025-10-07 12:56:19 +0000 UTC炙り蜻蛉
2025-10-07 10:44:58 +0000 UTC