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今書いてるのの進捗⑦

時間が空いてしまいました…。

申し訳ありません。

続きになります。


前回はコチラ


 久々に高校時代の後輩から連絡が来る。別の大学に行ってからも、たまに飲みに行くことはあったが、社会人になってからはめっきり連絡を取っていなかった。


 彼女からはシンプルに「会えますか?」という短文だけが送られてきた。可愛い後輩に時間を割けない女にはなりたくない私は空いた日を見つけて、約束を取り付けた。

 約束の場所は古風な雰囲気があるイタリアンにした。昔付き合っていた彼氏によく連れられて、別れてからもちょくちょく誰かを連れて飲みに来ていた。

「樹さん、お久しぶりです。今日はお時間を作ってくれてありがとうございます」

 彼女の名前は衣奈だ。高校の一年後輩で、何かと顔が広く、人の懐に入るのも上手い。私は彼女が仲良くしていた女の一人が非常に苦手だったが、折角のイタ飯が不味くなるから、あの女のことを思い出すのは止めよう。


「別にいいのよ。っていうか、久しぶりじゃない。どうしたの?結婚でもするの」

 私ももう26歳。ある程度の年齢になったら結婚するなんて古い価値観だと思っているが、久々に会った人にはついついこういった質問を口走ってしまう。もしかしたら、私の中である人との思い出を消化しきれていないからとか青春めいた気持ちがあるせいなのかもしれない。

「私が結婚ですか。いやいや、当分は無いですよ。今はとにかく仕事が第一ですから」

「仕事ね……。あ、そういえばアイツどうしてるの?」

 衣奈は私がアイツのことを聞くのを分かっていたかのように顔をニヤつかせる。「気になりますか?」衣奈はそういった人の感情を読み取るのが上手い。もしかしたら、単純に私の顔に出ているのという線もあるが。

 「まぁね。一応幼馴染だし」私がそう言うと衣奈は決まってこう言う「それだけですか?」と。彼女は私がアイツと付き合っていた事も、私がアイツに処女を捧げた事も知っている。私から話したわけではなく、衣奈の方から突然聞いてきたのだ。彼女曰く、そういった処女とか非処女は匂いで分かるそうだ。前に会った時と匂いが違うという所から、バレたらしい。


 そこから衣奈とは仲良くなった。彼女は年が一つ下という事もあるのか、何かと気が付くが、それでいて嫌味というか、コチラに気を使わせない立ち振る舞いをして、一緒に居て疲れなかった。

 ただ唯一衣奈と仲が良くなって後悔したのは、彼女と仲が良い沙也という女との距離が近くなった事だ。沙也は見た目は正直に言うと悪くない。衣奈情報だが、学年の中では私と一、二を争うとまで言われていた。

 沙也はルックスは良いが、壁を感じる冷たさを持っていた。クラスの中でも容姿だけを見ればひときわ目立つ存在ではあるが、キャラクター的に目立つ子では無かった。

 私と彼女に直接的な衝突はなかったが、特段好いていたわけではなく、むしろ嫌っていた。沙也は大学生と付き合っているという噂があって、子役が大人の中で仕事をしていると周りが幼く見えるように沙也も私たちを引いた目で見ていた。

 本人としてはそんなつもりが無くても、周りの人間はそうは受け取らない。いつの間にか彼女は周りの女の子たちから目の敵にされていた。

 そんなことは慣れっこなのか沙也は気にする振りもせずに学園生活を送っていた。私はそんな彼女と常に比べれられていた。別に自分からどうこう言ったわけではないが、周りにとっては沙也を攻撃するには丁度いい存在だったのだろう。何かにつけて「樹の方が沙也より可愛い」だの「沙也と樹なら樹の方がモテる」とかしょうもないおだて方をされたのを覚えている。


 でも学生時代と言うのはそれだけで気が大きくなってしまうものだ。私もバカみたいと思いながらも褒められて悪い気はしなかった。沙也の方も事あるごとに周りから私と比べられていて良い気はしていなかったのだろう、気づいたら私と沙也の間には大きな溝が出来ていた。

 そこからの構図は簡単だった。私と沙也は事あるごとに衝突するようになった。私自身、幼稚園の頃から血の気の多い人間だったこともあり、一度沙也と口喧嘩してからは些細な事で口論になった。

 そして喧嘩が多くなった理由はもう一つあった。アイツにその喧嘩の話をすると、セックスがいつもの数倍気持ち良かったのだ。アイツは私の話を聞いて興奮をして、私も喧嘩したことを思い出してアドレナリンが出て、いつもより激しく求めあった。その快感のために沙也と喧嘩をしているのではないかとすら思った事もある。

 私自身どうやら性欲が普通の女よりもあるようで、アイツとセックスは最初の内は満足できたが、次第に気持ち良さに気付いたころから少しずつ物足りなさを覚えることがあった。それが喧嘩の話をするだけで解決できるし、溜まった鬱憤も発散できるのだから、しない理由が無くなっていった。


 アイツとは卒業と同時に疎遠になって、自然消滅をした。その後、衣奈からアイツと沙也が付き合っていると聞かされた。正直相当ムカついた。アイツに沙也の名前は出さなかったが、どこかで気づけよとも思った。それでも私には別に付き合っていた相手も居たし目指していた目標も有った。嫉妬心やイラつきは心にしまったまま、大学生活を過ごしていた。

 「結局、先輩と沙也さんが結婚してからも会ってないんですか?」

 「ああ。会う理由もなかったしな。それに学生時代に付き合っていた女が結婚式に顔出したら、新郎も新婦も良い気がしないだろ」

 もっともらしいこと言っちゃって。衣奈は笑いながら、運ばれてきたパスタを頬張るとそのままワインで流し込む。

 「その新郎と新婦はあんまりうまくいってないみたいですよ」

 「そんな事を言われてもな。そこはもう夫婦間の問題だろ。赤の他人の私が出る幕じゃないよ」

 優等生のような言葉が自分の口からスルスルと出てくる。自分で言いながらもこれが大人になるという事かと思った。

 「樹さんは本当につまらなくなっちゃいましたね。やっぱり仕事がお固くなると、頭も体も固くなっちゃうんですか?」挑発的な言葉を掛けてくる。

 「そう言わないでよ。誰だって昔のままじゃいられないのよ。アンタだってそうでしょ」

 「どうですかね。皆そうやって言い訳をしているだけだと思いますよ。沙也さんも樹さんも怖いだけなんですよ。本当の自分を見たくなくて、誰かのせいにしたり、何か理由をつけて目を背けているだけなんですよ。でも、沙也さんは今回目を背けなかった。結婚しているからですかね。樹さんはまだ結婚していなかったですよね。やっぱりそういうところなんですかね」

 この言葉にはかなりイラついてしまい「何が言いたいの」少し誤記が強くなった。

 「やっとちゃんと話を聞く気になってくれましたね。なんで私がわざわざ樹さんを呼び出してまでこんな話をしているかといいますとね」


 衣奈の話はとてもじゃないが簡単に呑み込める内容では無かった。沙也とアイツはいわゆるセックスレスの状態で、アイツは女同士の喧嘩や性行為のアダルト作品を見ると勃起をする。女同士の喧嘩については私の話を聞いてやたらと興奮していたので何となくそう言うのが好きなのは知っていた。

 だがEDを治すためにアイツの目の前で沙也が私と喧嘩をしたいなんて言い出すとは俄かには信じられなかった。

 「衣奈。アンタ私に適当なこと言ってないよね。私と沙也の仲がそんな突拍子のない話を言うとは思えないんだけど」

 「なら見方を変えましょう。アナタが今でも好きな人と結婚をした女と後先を考えずに喧嘩が出来るとしたら」

 想像する。沙也のあの奇麗な黒髪を思いっきり掴んで苦痛の声を出させるところを。私と同じくらいの大きな胸に爪を突き立てて赤く染まる所を。アドレナリンが自然と出る、アイツの目の前で沙也をズタズタにしてやりたいという感情とアイツとのセックスをあの女に見せ付けてやりたいと言う欲求が湧いてくる。私に泣かされて、更に男も取られる。あの女には相応しい仕打ちだ。


 「あの、樹さん?聞いてますか」衣奈の言葉で素面に戻る。想像の中で痛みと悔しさで顔を歪ませる沙也を想像しただけで股間が熱くなっていた。

 私の中でこの話を断るという選択肢は消えていた。衣奈に日付が決まったら連絡をするように伝えて、イタリアンを堪能した。後日衣奈から日程と、あるファイルが送られてきた。中身は女同士が感情をむき出しにして戦うCFと書いてある動画ファイルと、レズセックスをしながら髪の毛を引っ張り合って、どちらが女として上かを競い合っているようなLBというファイルだ。

 沙也が私をやり込めてアイツに見せ付けたかったのか、アイツの性癖を知った衣奈のチョイスなのかは分からない。でも、この動画でボコボコにされて犯されている女を沙也だとイメージして股間を触るだけで私は直ぐに果ててしまった。


ここからキャットファイト・レズバトルとなって終わりです。

ピッチを上げていきたいです。




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