以前にデザインした、スタイル:虫 のキャラの解説になります。
スタイルにそって描くキャラの「悪」から続いての2回目になります。
当時の意図を振り返ると、まずテーマを虫にするという事はかなり最初期から決まっていました。羽など外見的要素がわかりやすくも、女の子と合わせての例が少なく、また羽が付く例としてポピュラーなドラゴンと違いマイナー感、マニアック感が違った魅力を出せるなと思いました。
このキャラのテーマである「虫」のイメージには、ネガティブなイメージを持つ方が大多数だと思います。僕も今は虫を手掴みするのは難しいです。小さい頃は手でトンボやバッタを捕まえたりしていたんですけどね…。
そういう本来持つ不快さは一切取り払った、虫としてどこまで綺麗に出来るかというギャップをイメージしてデザインしています。
その為蟲ではなく虫となりました。蟲ならばまた違った形になると思いますね。
話を戻して、今回は綺麗さのアプローチとして透明さをデザインとして取り入れています。虫は羽や羽化したときに透明だったり、さなぎの抜け殻が透明だったりと虫のテーマとも合うためこれを積極的に見せています。
今回では白背景の立ち絵なので、透明の一番の見せ場である羽を色の変化や、尻尾を羽の後ろにも透かすことで形にできたかなと思っています。髪に関しても色を変化させ、透け感を演出しました。
また透明感を演出するために、もう一つ意識したことはライティングです。ここをかすかな逆光にすることで光と透明さの繊細さをだせるようにしています。かすかな逆光というのがポイントで、強い逆光ですとダークな印象にもなってしまうと判断したためです。
ここの表現は全身を通して最後まで調節をして四苦八苦しましたが、綺麗な光と透明さの残るイラストになったかなと感じています。
各種表情。この時点で表情差分を制作するようになりました。
また、スタイルに関してもテーマとのギャップを出すために肉感を強調しています。服ごしにもわかる胸の大きさや腰のベルトでウェストを細く見せたりすることで印象ずけています。(虫の接合部も細いのでその意味でも。服に関しては透明感と虫の構造をイメージしたほかに、腰のヒラヒラも折りたたんでどこかエルフ的というかフェアリー的な雰囲気にしています。この複雑な構造が気に入っています。アホ毛は蝶のストローからきており、触角としっぽはトンボの羽のディティールを組み込んでいます。また髪に関しては細いハネ毛を虫の足のような形をイメージしてデザインしています。
ポーズに関しては虫=本能で動く面が強いとのことから、
生物的な欲求が強い=いつも寝たり食べたりしているというキャラ性に落とし込んだ結果、休憩中のポーズとしています。しかし虫そのものではないので傾向程度で、文化的なものに対しての楽しさなどの好奇心も旺盛なイメージを持っています。今回描いた海辺のイラストでもそうですが、楽しそうな雰囲気が多いかもしれないですね。
ざっくりとですがこのキャラについて意識している点を記載しました。
最近制作した海辺のイラストについても後日タイムラプスや解説などを記載していきます。
見ていただいてありがとうございます!
引き続き制作していきますのでよろしくお願いいたします。