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(僕なり)キャラクターの作り方<内面編>

ほぼ備忘録なので長い!!!と思ったらスクロールして実践編だけ見てください。


<いいキャラとは何か>

 まずは「良いキャラ」の前提条件について定義しておきます。

「良いキャラ」とはつまり、設定の文章と見た目だけでそのキャラクターの動きや行く末、ゴールまで見通せるキャラです!!!


 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のヴァイオレットちゃんを例として挙げると、「義手のおかげで作業は超効率&正確なのに、感情が欠如している女の子」このキャラが他人の思いを汲み、脚色して手紙にする職業をするという時点で、最終回まで見えてきます。一話見ただけで最終回まで想像して泣きました。

 ルフィやナルト・エレンなどは初期から目標を宣言するので、ゴールという点は確実にクリアできるように作っていると思います。

 最近のキャラクターを上げると、チェンソーマンのデンジ君もいいキャラです。デンジ君は少し難しく、最初に普通の生活がしたい!と宣言しますがマキマさんの下に入った時点でクリアしてしまっています(本人談)。作中の初期のデンジ君は頭の中が中学生といっても差し支えないくらいエロで埋まっていて、子供っぽい描写が多いです。でもこの子供っぽさこそが問題提起として働き、少しづつ大人になりパワーちゃんの誘惑?にも負けなくなっていくというゴールが最初から提示されているという仕組みになっています。

 このようにいいキャラは最初からゴールが想像できるようになっていますが、それに必要なのが「テンプレ感」です。少しバカっぽいキャラが壮大な目標を宣言した時点で王道少年漫画だとわかりますし、無口なヒロインがいれば主人公の働きよって心を開くというような感じに。テンプレは読者の中で共通言語として存在していて、新しいキャラクターを受け入れる障害をなくしてくれます。しかしそれだけではどこかで見たことのあるキャラの組み合わせ、パクリのような空虚さが発生してしまいます。

 チェンソーマンのキャラクターはほぼすべてがテンプレで構成されていますが、どこかにしっかりと軸を通していて、その軸がめちゃくちゃ尖っています。テンプレで構成されているから受け入れやすい「あるあるキャラ」ですごく共感できますし、そのキャラだからこそという部分もしっかり演出しています。こういう人いるよね、というレベルの親近感があってめちゃめちゃ感動して、一日で全部読んじゃいました。


<実践編>

 思い出話が長くなってしまいました、、、、僕がやっているキャラクターの作り方を紹介します。


1、「完成されたキャラを作る」

2、「どこか一つを引く」

3、「勝手にキャラが動き出す」

こんな感じです!


 基本的に物語というのは登場人物が何かを成し遂げる過程を描くもので、「成し遂げたい目標」を作る必要があります。昔の僕の考えだと上から足していくようにしてキャラクターの属性を重ねてしまっていたのですが、今となってはそれは間違いだったことに気づきました。キャラクターの性格や設定というのは上から重ねるものではなく、一番大事な目的(僕は軸と呼んでいます)に沿ってブドウのように育ってくっついていくようなイメージが近いです。

 最終的にキャラクターが到達する目的を決めるには、最終回のキャラクターを想像してそこから逆算するようにするのが早いです。これが一つ引くという事なのですが、例としてはツンデレもその一つです。完璧な女性から素直さを引いたものがツンデレになります。今ではツンデレという属性になってしまっているので上からくっつけてしまいそうですが、そのキャラがなぜツンデレになったのかという理由や、素直さを得る過程であったり、欠けている・埋めたいものとして捉えるとそのキャラクターにとっての軸が見えてきます。

 目的や軸が見えてくればあとはその状況でこのキャラがどういう行動をするのか、というのは作者が決めるものではなく、キャラが決めることになっていきます。それが漫画などでよく言われている「キャラが勝手に動く」という事だと思っています。面白い作品はそれが徹底されていて、作者が「こういう展開にしたい」と思っていても、キャラが動いてしまうのでそうならないというのが感じられます。キャラがバンバン死ぬ作品が面白いことが多いのは、このまま生きられてしまうと作者が望む展開にはならない、しかしキャラクターの軸は尊重したいという葛藤の結果じゃないでしょうか。人気のキャラは植物状態にしたり作品の行く末を変えない程度にまで能力が落とされるのが常ですね。(喰種のシノハラさんやリヴァイなど)

 

<まとめ>

 これが僕の考えるキャラの作り方です。基本的は自分の世界を最初に作って、そこにテンプレのキャラを当てはめるのが良いと思います。それだけだと軸がぶれるので、何が足りないキャラなのかは自分で考える必要はあります。

 この記事を描いている最中に庵野監督のプロフェッショナルを見たんですが、欠けているキャラの方が愛おしいとおっしゃっていてすごく安心しました。といってもこの内容は世の中の作品を見ていたら思いつくものなので、長く携わっている方からすれば当たり前のことなのかもしれません。

 長くなりましたが僕のキャラ論でした。もう一度僕の設定を見ていただけたらちょっとだけ面白いかもしれません。僕も見返してもっと推敲していこうと思います。


(読んでくださりありがとうございました)



おまけなのですが、最近のうちの「あぜなちゃん」を可愛いと思ってくれている方が多くて非常に嬉しいです。個人的には可愛いが前面に出ているイラストは物語全体の中盤~ラストあたりを想像しています。昔のような無表情・クールなあぜなちゃんは初期の状態で他のキャラの影響をあんまり受けていない状態を想定して頂けるとありがたいです。





(僕なり)キャラクターの作り方<内面編>

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