STORY
蛮族の少女フィアナは、幼いながらも数々の武勇を打ち立てた戦士である。
しかし、純心無垢な彼女は、奴隷商人の卑劣さを知らなかった。連中は彼女達の水源に毒を混ぜ、それを知らずに飲んで苦しんでいるところを金で雇った傭兵団に襲わせ、部族の民をまとめて捕らえたのだった。
武装の面で言えば、傭兵たちは青銅の武器で武装しているのに対し、石と木の棒と己の肉体くらいしか武器がない蛮族の戦士達より勝っている。
だが、傭兵達の実態は、地方から寄せ集めた取り柄のないチンピラ集団にすぎない。
戦いの練度は低く、戦士としての誇りも無い。幼いとはいえ、武神の血を引くフィアナが万全の健康状態であれば、まとめて相手にしても、素手で十分に撃退できただろう。
しかし弱い者イジメに関しては一流で、今も捕らえた蛮族の民を一列で縛り上げ、鞭や槍で打ちながら、清潔な水も与えずに、延々と灼熱の砂漠地帯を歩かせる。力尽きて倒れた者に対しては、あざ笑いながら殺すという救いようのない卑劣っぷりだ。
しかし傭兵たちは“本当の砂漠の危険”を知らない。部族の掟の中には、「常に高潔さを保ち、いかなる時も誇りを忘れるな」というものがあるが、それは“本当の砂漠の危険”が、人間の邪な負の感情に引き寄せられ、それを力の源としているからだ。
突如、周辺の砂地が流砂のように崩れ始め、気味の悪い触手が地面から生え出した。それらはまるで飢えた獣が極上の餌を見つけた時のように、驚き逃げ惑う傭兵達に纏わりつき始めた。
やがて流砂の奥底から鋭い牙と特徴的な三つ目、そして巨大な口をもつ砂虫が姿を現した。
その正体は、原初の時代、創世の神々に討伐された際に世界中に爆散したとされる古の邪神の細胞の一つである。それが砂漠の環境に適応し、もっとも捕食に長けた姿へと変性していたのだった。
古の邪神の触手は、捕らえた傭兵達を次々に巨大な口に放り投げる。傭兵達は死の絶叫と共に邪神の闇に落ちていった。
その混乱に乗じ、捕らわれた蛮族の民は逃げ出すことに成功した。
言い伝えによると、古の邪神に喰われた者の魂は、輪廻転生の輪から外れ、無限に続く苦痛と共に邪神の胎内に捕らわれ続ける。苦痛はやがて生者への妬み、恨みの感情に変わり、それは邪神の力の源になる。哀れな魂に出来る事といえば、暗く冷たい邪神の胎内で、誰かが邪神を討伐してくれる奇跡を祈るくらいだ。
稀に、古の邪神の眷属が、彼女らの悲痛な叫びを夢で見る事があるという。
わずかな手間賃欲しさと、卑小な嗜虐心を満たすために手を出した人間狩りのツケとしては、あまりにも大きな代償を支払う派目になったようだ。
DIARY
2枚目の構図が結構上手く描けた気がします! あと、以前も少し言ったのですが、3枚目のような、女の子が裸で密集してるのっていいですよね♪
本当はハリーポッターに出てくる魔法省の石像みたいな感じにしたかったのですが、いまいち永遠の苦痛を与え続ける仕掛けが思いつかなかったので、今回はとりあえず密集させました♪
あと、坊主頭(スキンヘッド)もお気に入りなのですが、表ではちょっと描きづらいですね……
↓差分(2枚)↓
ばんぐ
2022-08-31 14:43:53 +0000 UTC八島藤忠
2022-08-30 12:54:38 +0000 UTCばんぐ
2022-08-30 05:07:04 +0000 UTC八島藤忠
2022-08-29 13:29:35 +0000 UTC